2018年01月30日

2018 川崎記念

★展開予想・ポイント

 明日は2018年最初のGⅠ格レース、伝統の川崎記念ですね。
 去年は結局コパノリッキーの勝ち逃げを許し、未だ混迷の中にあるダート中長距離路線、若い世代に古豪、新興勢力が絡んで、ここから飛躍を遂げる馬が出てくるのか注目の一戦になりそうです。


 現在の川崎の馬場は稍重発表になっています。
 これは未だ先週の雪の影響が残っている、という事でしょうし、明日も良まで戻るかは微妙ですが、少なくとも明日までは天気は崩れないようなので(また木金雪予報とかぞっとしないのですが)、ほぼ今の馬場状態が維持されてのレースになると考えておきます。

 今日のレースは、1400mのCクラスで1,32,0を切るか切らないかくらい、マイル戦で1,44,0前後の時計推移になっています。
 これは大体去年一昨年の川崎記念当日の数字と同じくらいで、なので極端に重い、というほどではなく、今年も大体2,14,0~15,0くらいに収束してくる条件だと思っておけばいいかなと。

 そして当然川崎ですので、レース全体の緩急は大きくなってくるでしょう。
 今回は逃げ馬不在という面も難しさを助長していて、どうあれ最初のスタンド前から1~2コーナーまではペースダウン、そして向こう正面の残り800mあたりから一旦大きくペースアップして、再度3~4コーナーでは減速し、直線でもう一度加速が問われるのが川崎の上級レースの基本パターンです。

 今日のレース傾向を見ていても基本的には前目内目の馬が強く、外もそこそこ伸びますが直線までは内、という馬がほとんどで、後方から大外捲りで差し込むのはかなり厳しい条件でしょう。
 南関でも屈指の急コーナーですので、そこでの器用さや加減速に対する適性は大きく問われますし、ある程度ポジショニングの意識、或いは緩むスタンド前や向こう正面で一気に動いていける自在性がある馬を狙いたいところです。

 展開予想ですが、これは本当に何が逃げるのでしょうね?
 一応ケイティブレイブが逃げる可能性が一番高そうで、アウォーディーもそこそこ出足は良いので包まれないように主張していきつつ番手外まで誘導出来ればベスト、しかしそれをさせじと外からアポロ、グレンツェント、メイショウスミトモあたりもそれなりに積極的に前に入ってくるかな、とも感じます。
 ディアドムスは外の中央勢を見ながら中団の外目くらいで、サウンドトゥルーも序盤は無理せず中団のイン、向こう正面から内を通して押し上げていく形を取るのではないかと思います。

 正直向こう正面での前の並びが読み辛いメンバーになってしまいましたが、ある程度外目から動いていける位置を取ったほうがいいと思いますし、全体のペース的にも序盤から上がっていくイメージを持ちにくいので、後半の加速幅は結構大きくなるんじゃないかな、と踏んで、その辺を総合的に考えていきたいですね。


◎アポロケンタッキー

 川崎ははじめてですけど、意外とこの馬にとってベスト条件なのではないか、という感じはあります。
 元々左回りの方が走りがスムーズな馬ですし、馬格のイメージから裏腹に存外器用さで勝負するタイプで、むしろ一貫した持久力特化戦などは苦手にしています。
 川崎ですとそのあたりコース形態的にほぼ確実に緩みは生じますし、そこからの加速性能を強く問われますので、そこで比較的スッと動けて質の面でも高いものを持っているあたりは狙い目になるのかな、と。

 理想を言えばもう少し外目の枠がベストでしたが、川崎は最初の3コーナーまでにリカバーしやすいですし、最悪スタンド前や向こう正面でも外から早めに上がっていくオプションは作りやすいコースです。
 そのあたりの意識をはっきり持ちつつ、3コーナーで好位の外目に取りつけていれば、日本テレビ盃のように最後までしぶとく脚を伸ばしてこれると思って本命視します。


〇サウンドトゥルー

 この馬も器用さ自体はあまりないと言えばないのですが、ことこのコースに関してはそこそこ悪くない立ち回りが過去にも出来ています。
 枠的にも向こう正面から内目を立ち回りそうで、そこからスッと外に出して、という形からしっかり再加速に繋げられている実績はあり、ここも堅実に差し込んでこられる条件ではないかと思います。

 正直前に行く馬がどれか、というのと、そちらがあまり当てにしづらい面があるので、相対的に、という視座ですが序列が上がってここ、というイメージですね。


▲メイショウスミトモ

 近走明確に長距離路線で結果を出してきていますし、ゆったり入って後半要素に繋げるレースが噛み合うのでしょう。
 一応前走なんかでも、ハロン平均からですと後半勝負の色合いが強い中で、コーナ―ポケットからスッと外に出して反応できているように一定の機動性も持っていて、スタミナもあるので、向こう正面一気にペースが上がった時に上手く外から押し上げて勢いをつけて入っていければ、という期待は持てます。

 内も立ち回れる馬なので、内枠なら本命まで考えていたのですが、流石に一気の相手強化で外目から捻じ伏せられるかは微妙なラインですし、コース適性としても未知数ですのでこの位置にしました。


△ケイティブレイブ

 この馬の場合、根本的に加減速が問われやすい川崎自体はあまり合わないとは思っています。
 理想が波の少ないラップでの持久力戦なのは間違いなく、ただ厳しいペースに持ち込んでも一定戦える馬なので、ここは立ち回りが難しいのは確かで、しかし調教師の考え方や相手関係的にも、ここは先行策を取らないわけには行かなくはなるでしょう。

 逃げて勝つなら、序盤からあまり緩めずに、最低でも最後の直線での加速度を低く留める、アウォーディーがJBCクラシックを勝った時の様なバランスが理想になってきます。
 ただ福永Jなので、楽にハナを切れそうなメンバーで、敢えて厳しいペースに持ち込む選択をしてくれるかは半信半疑です。

 この馬がペースを引き上げてくれた場合、アウォーディーなども合わせて上昇してくる、という意味ですごく結果に対する鍵を握っているとは思います。
 その意味で勝ち切る武器は持っているとは思うのですが、福永J的にもこの馬は控えた方がいいのでは?という想いはありそうですし、結果的にちょっと半端な、頭まではない競馬になってしまうかな、という視座でこの位置ですね。


△アウォーディー

 この馬の場合、この枠はあまり嬉しくないでしょう。
 JBCにしても内枠から外に出せずに包まれたまま直線で加速を問われて甘くなっていますし、川崎は顕著に加減速が問われるコースでもあるので、普通の流れになってポケット、とかですと厳しいとは思います。

 まず最序盤で、最悪逃げてもいいくらいで出していって外目に誘導できるかは鍵ですが、ソラを使う馬だけにどこまで積極的にいけるかも難しいところです。
 それこそここは敢えて、かしわ記念のコパノリッキーみたいに少しゆったり出して、スタンド前や向こう正面で外から一気に押し上げていく競馬の方がいい気もしますが、そこまで大胆な戦略を武Jがここで選んでくるか、流石に確信を持って推せるものではありません。

 あと全盛期に比べると、少しコーナーでの機動性も悪くなっているイメージはあって、前走も思った以上にコーナーで置かれてしまったのがあったので、そのあたりを総合して重い印を打つのはちょっと躊躇われたところですね。


△ディアドムズ

 この馬の前走は中々に鮮やかな競馬でした。
 時計的に平凡なのは、スタンド前から2コーナーまで延々14秒台と極めて緩いラップを踏んだ故もありますし、その分だけ直線の加速度が大きい競馬になっていますが、それを内目を立ち回ってしっかり引き出してきたのはインパクトがありました。
 このコーナー性能と加速性能ならこのメンバー相手でも通用すると感じますし、大外になってしまったのもある意味では前が早めに勝負に出る中で、ワンテンポ遅らせて漁夫の利を狙えるとも考えられます。

 流石に中央勢がそれぞれにしっかり力を出し切ってきた時に太刀打ちできるかは微妙なラインですが、適性的にも展開的にも色々怪しい馬は多いので、一角崩しでの圏内突入くらいは充分に期待できると思います。
posted by clover at 17:31
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