2020年05月19日

私的名馬列伝 第三十一話 ドゥラメンテ

★はじめに

 今週も海外の大レースがなく、1枠記事枠が余るのですよね。
 なので列伝書くか、とは思ったものの、予定順序なら次はカリクロなんですけれど、彼はアメリカ馬としては異例なくらい沢山レース走っていて、下準備がとても大変なのです。
 流石にそこまで時間の余裕がなかったので、現役生活が短めでサラッと書ける、それでいて丁度今年から新馬デビューともなるドゥラメンテをやってしまおう、という話になりました。

 現役時代は物凄く好きな馬だったので、どうしても贔屓目、色眼鏡で見てしまっていた面もあり、なんだかんだでもう5年前の馬ですから、改めてしっかりこの馬の強さと本質を見極めて、産駒傾向の読み解きにもつなげていければ、と思います。
 生涯通算成績は9戦5勝2着4回https://db.netkeiba.com/horse/2012104511/と、一度も連対を外さなかった堅実な数字とは裏腹に、現役生活はどこかしら破天荒なイメージが付き纏います。
 同時に志半ばでの引退を余儀なくされた事で、底を見せないイメージも色濃いこの馬の、レース質から見た実情とは如何なるものだったでしょうか?


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posted by clover at 12:49| Comment(2) | 名馬列伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月30日

私的名馬列伝 第三十話 ビワハヤヒデ

★はじめに

 牛歩のような足取りですが、ようやくこの名馬列伝も三十頭目まで辿り着けましたね。
 今日紹介するのは、1993年のクラシックシーズンで3強の一角を担い、そこから現役最強馬まで登り詰めていった異色の名馬・ビワハヤヒデです。

 この馬の生涯通算成績は16戦10勝https://db.netkeiba.com/horse/1990103355/、故障の為現役最後のレースとなった秋の天皇賞に至るまで、15戦連続連対という非常に堅実なもので、GⅠも3勝しているのですが、その実績の割に、世評に上がる事が少ない馬ではあると思います。
 それはこの年の3強の他2頭にドラマ性が強かったのに対して、全てにおいて堅実な優等生ぶりが目立たず、また要所要所でヒール的な扱いであった事と、更にはひとつ下の半弟に、ナリタブライアンという希代の傑物がいた事も影響しているでしょう。

 いつもの事ですが、私の列伝では、そういうこの馬には直接関係しない外側のドラマの部分は最低限に留めます。
 あくまでもこの馬のレースでの実相、どういう強さを保持していたのか、何が苦手だったのか、などを浮き彫りにさせて、その強さを再検証するのがメインテーマになりますので、愚直で無味乾燥ではありますがお付き合いください。
 ちなみに馬齢表記は、当時のものをそのまま使っていますので、今とは1歳ズレています。


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posted by clover at 14:24| Comment(6) | 名馬列伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月23日

私的名馬列伝 第二十九話 インヴァソール

★はじめに

 春のGⅠの谷間の週、という事で、久し振りに記事枠に余裕があるので、ついぞ停滞しまくっていた名馬列伝を少しずつでも進めていきましょう。

 今日紹介するのは、ウルグアイでデビューし、三冠を達成して北米に移籍、そこでもトップに上り詰めた異色の名馬・インヴァソールです。
 生涯通算成績https://ahonoora.com/invasor.htmlは12戦11勝と、僅か一度しか敗北を喫しておらず、特にバーナーディニとの一騎打ちになったBCクラシックの走りは後々まで語り草になるほど素晴らしいものでした。
 現役時代に見せた強さの割に知名度が低いのは、種牡馬としての活躍が全く見られなかった事に起因しているでしょうが、そのあたりの背景なども含めてこの列伝で自分なりの解釈を掘り下げていけたら、と思います。


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posted by clover at 08:12| Comment(2) | 名馬列伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする