2021年03月04日

2021 エンプレス杯 レース回顧

 今日のエンプレス杯は、大外の人気を背負ったマルシュロレーヌが、前残りの馬場もなんのそので後方から早め捲りで豪快に差し切りましたね。
 改めてまともであればこの路線で断然実力上位を証明した一戦、しっかりと振り返りましょう。


★馬場・展開回顧

 今日の川崎は良馬場でしたが、完全に乾いていた感じではなく、時計はそこそこ出ていたと思います。
 ひとつ前のBクラスのマイル戦が1.42.3ですし、午前のCクラスでも30秒台が出ていたので、走りやすい馬場だったとは感じますね。

 バイアスは昨日一昨日ほどではないにせよ、やはりある程度前目内目が粘れるイメージは持ちました。
 その辺りを踏まえても、このレースの2.14.1は中々強烈で、川崎記念よりハイペースとはいえ全体時計で0.8も上回ってきたのは驚きです。しかもそれをほぼ最後方から差し切り、というのも凄かったですね。


 レース展開は、まずサルサディオーネが楽にハナ、それをローザノワールが追いかけますが、絶対逃げるのコメントはなかったかのように無理には競り掛けず(られず)番手外、マドラスチェックがポケットに入っていきます。
 その後ろにグランデストラーダがいて、レーヌブランシュは出負けしてリカバーしつつ3列目、プリンシアコメータも今日は出足がいつも以上に鈍くて、押して押してやっと先団後ろ、という感じでした。

 ダノンレジーナが中団くらい、マルシュロレーヌもスタートは微妙で、最初のスタンド前までは最後方に近い位置にいました。
 しかしそこからじわっとリカバーして向こう正面までで中団と、細かく脚を使いながらの追走になっていましたね。

★ラップ分析

 レースラップは30.1(12.01)-25.7(12.85)-38.5(12.83)-39.8(13.27)=2.14.1(12.74)という推移でした。
 全体ではしっかりハイペースバランスなのと、地味にスタンド前でもそんなに緩んでおらず、遅くとも13秒前半、というラインでコントロールされています。

 向こう正面から12,0と川崎のお約束でペースアップ、そこからは13.1-13.2-13.5なのではっきり消耗戦でしたね。
 全体でしっかり流れて、この舞台なりに時計勝負、と言う中で、追走面と立ち回り、馬場のバイアスは大きく影響したかな、と感じるレースでしたが、それだけに勝ち馬の強さがより目立った内容でもあったと感じています。

1着 マルシュロレーヌ

 この競馬が出来るなら、やはりこの馬はステイヤー適性の方が高いのでしょうね。
 スタートからは無理せずこの馬のリズムで、最初のスタンド前でじわっと押し上げているのですが、実はこの地点12.3なので、そんなに押し上げるのに適していたわけではありません。

 向こう正面でも最速12.0で、このあたりからじわじわと差を縮めに行っているので、実はラップ的に見ると苦しいところで動いているのですが、結果的にそれでも問題なく最後まで伸びてきたのは凄かったですね。
 コーナーも馬群を縫いつつしっかり動けていて、左回りや器用さの面でも色々進境を見せましたし、56kgでこの強さとなると本当に脱帽の内容です。

 時計の2.14.1も、極端に軽いわけでもないのに凄い数字だと思いますし、この内容なら普通に大井2000mで、牡馬と戦ってもある程度やれるんじゃないか、と感じるくらいのレースでした。
 今日はまた馬体が大きく減っていたので、ある程度やはり間隔は取った方がいいのかな、というイメージですし、距離も長い方が間違いなくいいと思います。

 今年の場合、JBCレディスクラシックが金沢の1500mというカオスな条件なので、正直そこは適性的にどうか?なんですよね。
 その意味で相手次第では2100mの牡馬相手を選ぶのもアリだと思いますし、なんなら帝王賞あたり挑戦してみても、と思います。まぁその路線だと川田Jが流石に乗れなさそうなのがネックですが……。

2着 サルサディオーネ

 逃げ馬は人気薄の時に狙え、とつくづく感じさせてくれる馬ですね。。。
 今回はそれなりにつついてくる馬も良そうでどうかな、と思ったんですけど、しっかり緩みの少ないハイペースに持ち込む事で、後続につつく隙を与えず、そのまま馬場バイアスも生かして粘り込んできたのは騎手のファインプレーでしたね。

 やはりこの馬は単純なペースよりも、プレッシャーを受けずに行けるかどうかであって、その意味ではローザノワールあたりがかなり楽に走らせてしまったり、プリンシアコメータが前に行けなかったのも幸いしました。
 それでも自力でこの時計で乗り切っているのですから、やはり嵌ると強いですし、まだまだ左回りであればこのレベルでも侮れませんね。

 今回はバイアス的には噛み合うかも、と怖さを感じていつつも、やはり有力馬に早めに被せられたら苦しいかなと甘く見てしまったのは、勿体無い判断でしたね。

3着 マドラスチェック

 この馬も積極策でしっかり能力は出していますけど、やっぱりわかりやすく距離は長いですよね。
 4コーナーの手応えから最後あんなに甘くなるのですから素直に完敗ではあり、枠や道中の立ち回りは完璧だっただけに、やはり1800m以下の距離で狙うべきでしょう。

 本当に今は砂を被ってもある程度対応できますし、ハイペースなら崩れないですね。
 他の馬が力を発揮しきれなかった面もあるとはいえ、この条件で、しっかり馬体を絞ってきたとはいえ3着に粘ったのは地力強化の証だと思います。

4着 ダノンレジーナ

 序盤の入りが少し甘くなったのと、3~4コーナーで外を回した分だけ、最後伸び切れなかったのかもですね。
 この馬も最後鈍ったように、シンプルに少し距離が長い感じで、交流路線ならマイルの距離で改めて狙ってみたいなと思わせます。

 適性的にはそれこそ金沢の1500mも合うと思うので、そこを最大目標に進めてくれば面白い一頭です。
 この条件でも崩れない堅実さはやはり武器になりますし、先ずはスパーキングレディーCとか、マリーンCとか、そのあたりでひとつ勝てるとこの路線も俄然面白くなるのですけどね。

5着 レーヌブランシュ

 スタートの出負けが痛かったですね。
 あれで理想より一列後ろのポジションになってしまいましたし、最初の3~4コーナーでも窮屈にになって下げるシーンがあったり、全体としてスムーズに入っていけませんでした。

 ただ向こう正面からはそこまで不利もなく、でしたし、加速地点で反応出来ていなかったのは微妙なところです。
 最後はじりじりきていますけど、やはりこの結果を見てしまうと、外からスムーズな時の方が、という事になってしまうのかもしれませんね。

★予想・券種回顧&反省会

 ある程度前有利の馬場、とは想定していたものの、前に行ける馬のチョイスを間違えていれば世話はない、というところですね。
 まあどちらにせよ、この条件でマルシュロレーヌに本命は打てなかったと思うのですが、サルサディオーネを狙うことはできたと思うので、そこは失敗したな、という想いが強いです。

 マドラスに粘られたのも含めて、噛み合っても当てきれなかったレースの気もしますが、展開の微妙なズレでコロコロ着順が変わるので、本当に今の牝馬路線は難しいなと思います。
 3月も幸先の悪いスタートになりましたが、また週末頑張りましょう。雨予報でメンバーもカオスなので、今の流れで全く当てられる気がしないですけれど。。。


posted by clover at 17:25| Comment(0) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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