2021年02月13日

2021 クイーンC レース回顧

 豪華メンバーが揃った今日のクイーンCは、しっかりゲートを決めて先行策から堂々アカイトリノムスメが押し切りましたね。
 ゴール前の接戦は色々な意味で熱が入りましたが(笑)、相変わらず持ってない私っぷりを発揮しつつのこのレース、しっかりと振り返っていきましょう。


★馬場・展開回顧

 今日の府中は良馬場、クッション値は9.2と、先週と変わらない数字で推移していましたね。
 時計的にはやや高速継続、という感じで、3歳の1勝クラス1400mが1,21,6、箱根特別が2,24,2と、まともに流れたレースはそれなりの時計が出ていました。

 馬場バイアスは、見た目通りに少しずつ外差し優位にシフトしていると思います。
 今日もほとんどの芝レースは、最後真ん中から外に出した馬が勝ち切っている感じですし、明日もこの傾向は加速していくと見ていいでしょう。


 レース展開は、まずエイシンヒテンがしっかりとハナを主張、その後ろにサルビアとインフィナイトが続きます。
 カイトゲニーは出遅れから慌てて巻き返して先団外目、その後ろにリフレイムが常識的な競馬で前目から、アカイトリノムスメはスタートイマイチでしたけど、しっかり押してリカバーして先団の後ろまで上がってきました。

 ククナもスタート一歩から少しリカバーしてその後ろ、その外にアールドヴィーヴルがいてこのあたりが中団前後になります。
 イズンシーラブリーは後方から、ステラリアもスタートで煽って、道中もスペースなく下げながらの苦しい競馬で、レッジャードロは最後方の外目ですけど、なんというかうーん、まともに走れていなかった印象ですね。

★ラップ分析

 レースラップは34,6(11,53)-23,8(11,90)-34,9(11,63)=1,33,3(11,66)という推移でした。
 ハーフだと46,5-46,8なので、思ったよりはしっかり前半が流れたな、と思います。

 中盤もバランスで見れば少し息が入っていますが、決して極端ではなく、この時期の3歳牝馬戦としてはタイトな流れ、と考えていいでしょう。
 後半も11,6-11,4-11,9と、しっかり坂でそれなりの切れ味も問われつつの総合力勝負、という感じで、実にフェアなレースラップだったと思いますし、その結果としての激戦は戦前のハイレベル戦の評価を裏付けるようで良かったなと思います。

 追走面もそれなりに問われていますし、といって後ろからズドンも厳しい形でした。
 時計も想定よりかなり速かったですし、上位勢はそれなりにしっかり評価していいレース内容だったかなと見ています。

1着 アカイトリノムスメ

 本当にしっかり一戦ごとに成長を見せていて、ここはセンス抜群の競馬を見せてくれましたね。
 スタートはまだ素晴らしいという程ではないんですが、そこからリカバーしても折り合い不安なく、前に壁がなくてもスムーズな競馬が出来ていました。

 これだけ追走が問われたのもはじめてなのですが、そこはやはりアパパネの仔というべきか、むしろ総合力勝負でより良さが出た印象です。
 好位から余裕を持って追い出しを待つ形でしたし、最後も詰め寄られはしましたけど、着差以上にレース全体像で見れば完勝だったかな、と感じています。

 勿論リカバー出来る枠の並びが良かったですし、これから桜花賞を目指す上ではまだ課題はあります。
 けれど府中の淀みない真っ向勝負で、ククナを楽に撃破してきたのは大きいですし、能力的には本番でも足りる、阪神JF上位勢と互角にやれる素地は見せたといえるでしょう。

 国枝厩舎はサトノレイナスもいますし、アーモンドアイがいなくなっても牝馬のヒロイン候補が続々出てきますよね。
 やっぱり牝馬の厩舎、というイメージはますます強くなるのですが、今後がとても楽しみな一頭です。明日はお兄ちゃんにも頑張って欲しいです。。。

2着 アールドヴィーヴル

 正直-18kgを見た時には頭を抱えたのですが、私の呪い(笑)を跳ね返してしっかりここまで走ってくれたのは、やはり素材的には抜けて素晴らしい馬なんだな、というのを見せてくれたんじゃないかと思います。
 パドックでも流石に細く見えましたが、レースでは新馬よりはスタート決めて、軽く促されてスッとこのペースでも中団を追走できたのは大したものでしたね。

 道中は斜め前にククナを置いて、これに蓋をするような格好で馬群の中を進んでいましたが、そこから直線もやや狭いところをしっかり抜けてくるセンスの良さを見せました。
 最後詰め切れなかったのは、やはり状態面が万全ではなかったのはありそう、と考えると無念ではありますが、賞金を詰めたのはプラスですね。

 もっともこれだけで桜花賞確定とは言えないですし、でもこの馬体減からでは、もう一戦挟むというのは無茶でしょう。
 将来性ある馬だけに、馬体回復が最優先として、直行で出られないなら素直にオークス路線、でいいと思いますし、走る馬なので先々本当に楽しみです。

3着 ククナ

 こちらはしっかり自分の競馬は出来たと思うのですが、少しペースが速くなったのと、シンプルに上位2頭が強かった、というのはありそうです。
 スタートもこの馬としては出た感じで、内枠を利して最低限ポジションは取れましたし、レースもマークされる形でしたけど、極端にスムーズさを欠くとか、そういうシーンはなかったと思います。

 直線も進路確保するまで少し時間かかりましたけど、極端な加速ラップでもないので大きな不利でもないですし、ラストアールドヴィーヴルに伸び負けているのは確かですからね。
 やはりこちらは前半脚を使ってしまうと少し末脚の絶対量が削がれるのは間違いなくて、素直にオークス路線でいいと思いますが、結構強硬ローテ踏んでしまったので、色々難しくなっちゃいましたね。大きな首差でした。

4着 エイシンヒテン

 こちらはしっかり外連味のない逃げで、力は引き出してくれたと思います。
 敢えて言えばやや外枠で、ハナを取るまでにちょっと苦労した分、前半の方が速い流れになってしまったのは、この馬の特性としては少し勿体なかったですが、それでも逃げないとダメだ、という意思を感じるいい騎乗でした。

 馬自身前半で足を使っても、しっかりそれなりに坂地点での加速は見せて、残り100mまでは先頭列で踏ん張っていましたからね。
 勿論もう少しスローでも、その分上位勢は末脚を高めてきたと思うので、今日は相手も強かったと思いますが、惜しい結果でしたね。この馬も輸送で-10kgだったので、そこもちょっと響いていたのかもしれません。

5着 イズンシーラブリー

 こちらは道中後方でじっくり脚を溜めて、4コーナーで外に出す形でしたけど、上手くアールドヴィーヴルの後ろから、最後までいい脚で食い込んできましたね。
 やはりそのあたりは流石ディープ産駒という感じで、前走からかなり内容を上げてきたと思います。

 ただこの距離で総合力勝負だと前半が足りない感じで、距離はもう少し欲しいですね。
 オークス路線で楽しみはある一頭だと思います。フローラSとかでちょっと警戒したいですね。

★その他の馬

 ステラリアはスタート煽ってしまって後ろからでしたし、そこからリカバーしきれず下げて下げて、になってしまったのは苦しかったなと思います。
 途中からは腹を括って、ロスなく立ち回って直線大外でいい脚は見せましたけど、やはりこの馬も距離はもう少しあった方がいいのでしょうね。

 リフレイムは思った以上に常識的な立ち回りでそれはそれで驚きましたが、やっぱりあれだと持ち味が出ないですね。
 追走が問われたのもはじめてですし、馬群の中だと馬が走る気を起こさないような感じで、それを確かめられた、という点は収穫でしょうが、今後のローテ含めて悩ましい馬です。

 レッジャードロはまぁ、まともにレースできませんでしたね。
 パトロールで見ると顕著ですけど、スタートからもうフラフラフラフラして、まともに走らせるだけで精一杯、という感じでしたし、馬の気持ちの面でどうにもなっていないイメージでした。
 直線も形だけ追うふり、とという感じで、これもパトロールで見ると完全に空ムチですし、色んな意味で根本的な立て直しは必要だと思います。

★予想・券種回顧&反省会

 うーん、まぁまぁいい予想は出来たのに収支はトリガミ、というのがある意味一番ダメなのでは……?
 結果的にステラリアとアカイトリノムスメの、どちらに△打とうかかなり迷って、位置取りが逆になると踏んでステラリアに打ってしまったのが最大の敗因でした。
 そこが逆なら馬連は拾えて、三連複ももう少し厚く拾えたので、本当にまだまだ要所のところで詰めが甘いと言うか、今の流れの悪さを象徴しているように思えますね。

 動画の雲雀Sも、最後の最後で馬連万馬券がスルリと……。
 三浦Jは私が重賞で狙っても絶対に来ないのに、平場でだけそんな鮮やかな差し切りしなくてもいいじゃないですかー!ホント相性悪いです、はい……。

 まぁ愚痴ってもしょうがないので、明日こそ完璧な的中となるように頑張りましょう。


posted by clover at 16:52| Comment(6) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。

中々楽しみなメンバーが揃い、内容的にも先に繋がってきそうなレースでしたが、馬券的な噛み合いは難しいところでしたね。

私はステラリア本命だったのでそれ以前でしたが、間隔あけた割に前走で減った馬体が戻っておらず、今日大きく減っていたアールドヴィーヴル共々、戻しつつ権利得て出てこれればオークスでもとは考えています。

アカイトリノムスメ、毎年そこまで桜につながらないレースですが、JF1,2着が直行ということもあり、また色々悩みそうです。。



Posted by waka at 2021年02月13日 17:19
>Waka様

 いつもコメントありがとうございますー。

 やはりこの時期の牝馬は繊細ですし、馬体の維持が難しいんでしょうね。
 実際2頭ともそういうイメージのコメントは出ていましたけど、アールはよく-18kgで走ってくれたと思います。
 ステラリアはオークスは出て欲しいですよね。素材的にはかなりのものですが、やはりマイルの馬ではないと思います。

 現状はまだ、桜花賞は混戦だと感じますね。
 明日のレフトゥバーズ次第では全てが塗り替えられる可能性もありますが、この馬も例え明日勝ったとして、遠征苦手な萩原厩舎ですから悩みそうですしねぇ……。
Posted by clover at 2021年02月13日 19:21
今週は土日ともクラシック路線を占う重要な重賞になりましたね。なかなか良いレースになったけど、こちらはやはりレフトゥバーズが出ていたらという感覚にも
なるような結果でしたかね。物差しっぽいアカイトリノムスメに勝てなかったアールドヴィーヴルは、万全なら勝っていたとも言えるし、-18kgになってしまっていた
こと自体がクラシック路線で主役を張り続けられるほどのスケールを持っていないと言えるのかもしれません。クラシックで活躍するとしたら、桜花賞ダメで忘れな草
→オークスとかでしょうか。
Posted by I.C.スタッド at 2021年02月13日 21:27
こんばんは。お疲れ様ですー。
ブログと動画に大忙しですね。今日は欲張って3連単勝負して外しました(苦笑)
cloverさん予想のおかげで、ある程度までは狙いを絞れるんですが、最後の取捨選択と馬券の買い方が下手で勝ちを逃してます。
ところで以前から思ってたんですが、1日24時間の中で競馬関連にかける時間ってどのくらいですか? 毎日のブログと動画の他にも様々な情報収集の為の時間も必要でしょうし。。。 やっぱりJRAのホームページとか毎日チェックしといた方がいいんですかね?
Posted by hetare at 2021年02月13日 23:29
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 アカイトリノムスメも着実に強くなっていますし、レースレベルも高かったですけど、阪神JF組にアドバンテージがあると感じる程ではなかったですからね。

 アールドヴィーヴルのレース後コメント見ると、減るのは想定内だったみたいですけど、それでも一気に減った次のレースは難しいと思うのですよね。
 桜花賞でもやれるレベルの馬だと思いますが、ミッキークイーンローテの方が活力度、という意味ではより期待が持てるのかもしれません。

 なんにせよ今日のレフトゥバーズ次第、ですね。
Posted by clover at 2021年02月14日 05:35
>Hetare様

 いつもコメントありがとうございますー。
 それはもう基本永遠の悩みですよね。大枠が嵌っても、一頭の上げ下げだけで全然バックが違うパターンなんてザラですし、いつか噛み合うと信じて粛々とやるしかないです。

 今はなんだかんだ、平均して一日4~5時間くらいは競馬に費やしてますかねぇ。
 ブログの時でも、何を書くかによって当然準備の時間は変わってくるので、その方向性をしっかり見定めた上での予習復習が必要にはなってきますね。

 別に毎日見る必要はないというか、サイトごとに有益性の方向が違うので、そこをうまく活用してですかね。
 JRAだとやはり余裕があれば、気になったレースのパトロール映像は見ておいた方がいいです。普通に見る時とはイメージがガラッと変わったりもしますし、そういう蓄積が後々生きてきますよ。

 週中のデータ・ラップ分析とか血統分析とかは、netkeibaさんの方がやりやすいので、私が日参しているとしたらこっちですかね。
 特に抽選がなくて、出走馬が絞りやすいレースなどは、早い段階で全体のイメージを予習しておくと週末が楽なので。

 例えば京都記念なんかは、重い印打つ候補は最初から4頭くらいに絞れたので、後は馬場と枠次第、とセッティングしておけば本予想自体は10分くらいで完結しますしね。。。
 私の動画のコンセプトとしても、週中の隙間時間を上手く利用して、競馬を毎日の趣味にしましょう、ですし、出来る範囲でちょこちょこと、ただし明確な意識を持って組み込んでいければいいと思います。
Posted by clover at 2021年02月14日 05:47
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