2021年02月11日

2021 佐賀記念 レース回顧

 今日の佐賀記念は、人気のクリンチャーが敢然とハナを奪い、そのまま後続をぶっちぎっての大楽勝でしたね。
 これは正直、地方馬場の適性ヤバくね?というレベルで強かったわけですが、どんなレースだったか見ていきましょう。


★馬場・展開回顧

 今日の佐賀は良馬場でしたね。
 時計的にはCクラスの1400mで1,31,0、交流戦で1,29,6ですから、ほぼ例年通りくらいの標準馬場だったと思います。

 レース展開は、ある程度揃ったスタートから、外の馬が様子見をしている内に、内からクリンチャーが押して押してハナを奪い切ります。
 その後ろにメイプルブラザー、ウインユニファイド、アシャカトブが続き、少し離れてロードゴラッソ、ハナズレジェンドで、比較的縦に長い隊列になっていたと思います。

★ラップ分析

 レースラップは88,6(12,67)-36,4(12,13)=2,05,0(12,50)という推移でした。
 クリンチャーが逃げた事で、これは締まったハイペースになっているのかなとその時点で外れは覚悟したんですけど、しかしこれラップ見て鳥肌が立ちましたね。

 少なくとも勝ったクリンチャーはこれでも平然とスローバランス走破で、上がり時計の36,4はいくら佐賀とは言ええげつないです。
 全体時計の2,05,0も佐賀記念レコード、コースレコードでもあるのではないかなと思います。それを平然と良馬場のスローバランスで叩き出すとかえぐいです。

 2~4着馬は2,06,7で、これでも良の佐賀記念としては優秀なラインですし、この3頭はほぼ平均走破が出来ている、という計算にはなります。
 ただ裏を返せば、前半も絶対的には結構なペースで、そこから更に加速していく余力を持てたのは勝ち馬だけだったと言えますし、これは実のところ、地方のダートの方が適性が断然高かったのでは?という評価をしたくなりますね。

1着 クリンチャー

 この馬も本当に波乱万丈の馬生と言うか、菊花賞の激走から凱旋門賞遠征、けれど芝では頭打ちでダートに回ってきて、それでも一線級には跳ね返され続けていたのが、ここでこの競馬ですからねぇ。
 明け7歳にして新境地、かつベストの立ち位置を見出したというのもいかにもこの馬らしい感はありますが、正直このラップはすさまじいですし、川田Jと手が合うにしても驚きの結果でした。

 勿論スタートから腹を括って逃げに持ち込んだ判断も最上でしたし、人馬一体の素晴らしいレースだったと思います。
 賞金的にどうかはわかりませんが、この感じなら地方ダートであれば、GⅠの最上位メンバー相手でも普通に勝ち負け出来るポテンシャルはあると判断していいでしょう。
 帝王賞あたりには是非出てきて欲しいですね。

2着 アシャカトブ

 こちらも一度叩いて状態は上がっていたと思いますし、自分の競馬は出来たと思います。
 地方は初めてでしたけど、外目からスムーズな競馬が出来ましたし、あまり無理にはついていかずに自分のリズムで仕掛けていけたのが最後の踏ん張りに繋がったのかなと見ています。

 武藤Jも少しは去年の雪辱を晴らせたかな、と思いますし、この位のレベルであれば、勝ち馬みたいな化け物がいなければ通用していい地力はありますね。
 今後の路線と活躍が楽しみです。ステイヤーコースでも結果を出せたのは大きいですね。

3着 ハナズレジェンド

 こちらはクリンチャーが一貫したペースを刻んでくれたことで、あまり上げ下げなくこの馬のリズムを守って進められたと思います。
 基本的にワンギアなので、しっかり向こう正面からの仕掛けで結果を出せたのは今後に繋がりますし、こちらも8歳ですがまだまだダートならやれそうですね。

 適性的には中央ダートの方が、とは思うので、府中2100mとかでも見てみたいところです。
 まあでも阪神2000mが一番合いそうですけどね。シリウスSあたりでは覚えておきたい馬です。

4着 ロードゴラッソ

 うーん、この馬としてはちょっとペースが速かったのはあるのかもですし、それでももう少し食らいつく競馬はして欲しかったですね。
 まあこの馬としてはどうしようもないにせよ、あれだけ楽にクリンチャーに逃げを打たせてしまう全体像も?ではありましたし、この馬としては漁夫の利戦法でもハナズレジェンドに見劣った、というのは正直印象の悪い負け方でしたね……。

★予想・券種回顧&反省会

 今日ここまでのデータ集計やってて戦慄したんですけど、本命馬の圏内率が33%しかなくて、そして4着率が40%だったんですよね。。。
 そしてまさかこのレースですら、その4着病を継続してしまうとは……という感じで、そろそろ真剣にお祓いに行った方がいいかもしれません。

 もう少し外の馬が出していって、クリンチャーを閉じ込める意識を持つかなと思ったんですけど、ウインが出遅れた事もあって、完全にクリンチャーが支配するレースになってしまいましたね。
 その意味ではどうしようもなかったですけど、例えどういう展開でもあの馬場適性ならクリンチャーが勝っていたと思いますし、ここは素直に反省するしかないな、という感じです。


posted by clover at 17:34| Comment(4) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
clover さん、いつもありがとうございます。
私も年が変わっても「軸馬4着病」が治ってません。特に愛知杯、AJCC、シルクロードSのダメージが大き過ぎてその後のダメージコントロールができてません。
直近土曜日のデイリー杯クイーンカップはインフィナイト、ステラリア、レッジャードロに期待しているのですが、私が選ぶと1頭が4着、2頭が圏外になるか、全て圏外なのでしょうね(泣)
Posted by MOMO at 2021年02月11日 22:55
>MOMO様

 いつもコメントありがとうございますー。

 4着病きついですよねぇ……。
 人気を選んでも穴に打っても4着ってなんでやねん!ってなりますし、つくづくドツボに嵌ると難しいです。

 まぁでも自分を信じて、出来る限りスタイルを崩さないよう、心掛けてやっていくしかないですね。
 止まない雨はない、一陽来復、先人の言葉を支えに頑張りましょう!

 ……でもすみません、確かにステラリア4着になりそう、とかちょっと思っちゃいました。。。
Posted by clover at 2021年02月12日 03:48
こんにちは★ いやあ、クリンチャーの勝ちっぷりには、おったまげましたねえ(笑)

重い馬場が得意と言われ続けて、お前の居場所はここだったのか⁉︎と感じました。

地方ダート使ってきて、ここまで明確にパフォーマンス上げてくる馬も珍しいですね。

次走はダイオライト記念か名古屋大賞典になるんでしょうか?

早くも楽しみです★

今年入ってから1番の衝撃でした。

これは、色々と模索してくれた関係者に感謝ですねえ。
Posted by J.N at 2021年02月12日 16:40
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 ダートでガラッと変わる馬はいますし、この馬とてしっかり適応して新天地でも頑張れる、という感はあったのですけどね。
 でもまさか、地方ダートでここまでパフォーマンスが上がるとは衝撃でした。本当にこれは嬉しい驚きでしたね。

 出足が常に安定してはいないので、マークされて包まれて、となった時にどうかはありますけど、ライバルが少ない地方交流がエルドラドだった事は間違いないでしょう。
 普通にGⅠ制覇を意識できるパフォーマンスでしたし、順調に堅実にローテーションを組み立てて欲しいですね。
Posted by clover at 2021年02月12日 19:45
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