2021年01月20日

2021 TCK女王盃 レース回顧

 本日のTCK女王盃は、捲土重来を期すマルシュロレーヌが、最後先に抜け出したレーヌブランシュを差し切り、改めて今年の牝馬ダート路線の主役の座をアピールしました。
 レーヌブランシュもここは頑張りましたね。やはり父クロフネの後押しがあったのかもしれません。レース回顧をしていきましょう。


★馬場・展開回顧

 今日の大井は良馬場で、風も弱くなり、走りやすいコンディションだったと思います。
 ただ昨日一昨日よりは乾燥が進んだのか、少し全体的に時計は掛かっているな、という感じでしたね。

 それでも、ひとつ前のB3クラスの1800m戦が1,56,3だったので、53秒前後は出るかな、と見ていたのですよね。
 しかし、思った以上にスローに近い流れになっての1,53,7は、全体としてはやや物足りなさはある内容だったでしょうか。


 しかしローザノワールは躓きが癖になりつつあるのですかね……。
 レース展開はローザが一歩目で遅れ挟まれて前に行けず、マドラスチェックもそこまで良くはない、という中で、上手くスタートを決めたプリンシアコメータが何が何でも、と気迫を見せて押していきます。

 マドラスチェックの二の足は速く、すぐに取りついてどちらが行くか?というところ、マドラスが譲ってプリンシアコメータが単騎逃げになりました。
 その外からじわっとレーヌブランシュ、内からはやはりスペースがっぽりのマルカンセンサーが労せず2列目を拾えていましたね。
 その後ろにジェネラルエリアとローザノワール、マルシュロレーヌはじっくり脚を溜める競馬でやや後方から、サルサレイアとエースウィズは後方からでした。

★ラップ分析

 レースラップは38,7(12,90)-37,4(12,47)-37,6(12,53)=1,53,7(12,63)という推移になっています。
 ローザノワールが前に行けなかったのと、マドラスチェックが早めに控えた事で、実は前半の3Fが最も緩いスローペースバランスになっています。

 大井らしく向こう正面からじわっと引き上がってスローロンスパ、後半は12,6-12,0-13,0なので、大井らしい加速も問われています。
 全体としてはステイヤー色の強い競馬で、あまり前半型の馬の持ち味が生きるレースではなく、その意味ではちょっと前の2頭はどちらにしても、少しペースメイクが消極的だったんじゃないかなぁ、というイメージですね。

 結果的に前半無理せずに入って、後半要素で勝負できる馬が上位に来た、という感じです。
 しかし本当に、この少頭数でも真逆の展開想定になるのですから競馬は難しいですね。

1着 マルシュロレーヌ

 苦労はしましたけど、結果的にスローで決め手勝負になってくれた分、最後は何とか届いた、という感じですね。
 本質的にはもう少し軽い馬場向きなのと、同時にスロー向き、という面はありそうで、その意味ではかなりレディスプレリュードが噛み合い切っていた、という面はあるのでしょう。

 勿論今日も展開を考えれば強い競馬ですが、もう少しスパッと切れても、というところはありますし、状態そのものもまだ上がり切ってはいなかったのだろうと思います。
 軽い馬場で万全ならかなり面白い馬で、果たして追走の質的に足りるか?とは思いますけど、地味にフェブラリーSとか合いそうな気もしますね。

 勝ちに行くと甘いタイプなのですが、今日は人気でも川田Jは腹を据えて乗っていたと思います。
 ここで賞金を積めたのは大きいと思いますし、今年の牝馬重賞路線では確たる存在に羽ばたいて欲しいですね。

2着 レーヌブランシュ

 能力的にここはどうかな?と思っていたのですが、この馬自身の成長と、ライバルのボーンヘッドなどにも助けられての好走でしたね。
 やはりクロフネ産駒という事で人気していましたけど、結果的にスローでゆったり入って、そこから要所の加速を引き出す形で良さが出た、という事は、この馬の見立ても少し間違えていて、スロー向きの馬だったのかもしれません。

 レースとしては、流れの中でこれ以上なくスムーズだったと思いますし、上手く自分からマドラスチェックにプレッシャーを掛けていって、松山Jも非常にバランスのいい乗り方でした。
 最後は勝ち馬の決め手が一枚上だったとはいえ、この斤量で結果を出せたのは自信になりますし、こからのさらなる成長が楽しみですね。

3着 プリンシアコメータ

 まだまだ古豪健在、という形ですけど、結局ハナに行けたのはいいとして、この馬の位置でもちょっとペースが遅かった感じはありますね。
 勿論斤量もあって難しいところですけど、元々ハイペース志向の馬ですし、斤量が重くなるほど加速って難しくなると私は思っているので、ちょっと楽に逃げられすぎて、道中緩めすぎたのが勿体無かったかなと思います。

 正直この組み合わせであそこまですんなりハナは、いくら枠の並び的に頑張れば、といっても厳しく見えましたし、そのあたりの展開の読みは、少頭数でも本当に難しいですね。
 流石にそろそろ繁殖入りの声も聞こえてくるとは思うのですが、本当にこの路線をしっかり盛り上げてくれた一頭だと思いますし、最後までしっかり見せ場を作ってくれましたね。

4着 マドラスチェック

 うーん、結果的に1コーナーまでのように、プリンシアコメータにびっしりつついていくくらいで良かったと思うんですが、敵は後ろと見たのか、森Jにしては消極的なレースでしたね。
 多少プラス体重だったので、そのあたりの影響もなかったとは言いませんが、やはりそれよりはスローペースに付き合い過ぎた方が敗因としては大きいと思います。

 実際一番遅い最初のブロックで少し前が離れて、向こう正面半ばからじわっと詰めていく形ですと、ラップバランス的にも噛み合っていませんからね。
 この馬としてはやはりかなりロンスパ度合いが高くなった中で、後半要素が足りない分だけ最後甘かったのかな、という印象です。

4着 マルカンセンサー

 こちらは期待通りの位置から期待通りの競馬をしてくれたんですけど、ここまで流れないと流石に要所で切れ負けしてしまいますね。
 基本的にスパッとは切れないけどとことんバテない馬なので、それはレースを見てもわかる通りで、12,0-13,0の最速地点でジリッと離され、そして最後にもう一回盛り返す、プリンシアコメータと全く同じような脚の使い方になっています。

 なのでここは正直、笹川Jは責められないですね。
 この枠の並びで考えうる最高の位置は取ってくれましたし、基本的にこのクラスになると展開の助けが要る馬なので、それでもここまで持ってきたのは序盤のポジション意識の高さがあればこそだったと思います。

 なんか古豪っぽいイメージの馬ですけど、実はまだ6歳ですし、今後も南関牝馬路線を盛り上げる存在になって欲しいですね。

★予想・券種回顧&反省会

 うーん、ここですら外れるか……とちょっとスランプが深刻です。
 まぁプリンシアコメータが逃げられてしまう形を全く考えなかったわけではないんですけど、その場合でもハイペースにはなるだろう、と思っていたので、そこは完全に見立て違いでした。

 とはいえ下を向いていても仕方ないですし、やれることをコツコツと、いつかは花開くと信じて頑張るしかないですね。
 メンタル的に色々しんどいところはあるのですけど、色々動かし始めてしまったし、せめて倒れるなら前のめりにします(笑)。


posted by clover at 16:51| Comment(4) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まだまだ始まったばかり!私は信じています!期待しております!
Posted by 青葉 at 2021年01月20日 19:33
こんばんは★ 私は入金だなんだって手間取っているうちに締め切られて買えませんでした(笑)

今時期の競馬は元々難しいので、あまりスランプとか考えない方が良いと思います。

大体の馬券好きがスランプだ!となる時なので(笑)

YouTubeのマイク新調は効果出てます。

cloverさんの男前の声がハッキリと聞こえてきます。

予想的中よりも、競馬ファンがうなる極上の読み物だと私は思っています。

今週末、東海S、難解ですけど楽しみですねえ。

いやあ、現地行きたかったなあ。。。
Posted by J.N at 2021年01月21日 03:56
>青葉様

 コメントありがとうございますー。
 そうですね。いい時もあれば悪い時もあるので、あくまでも丁寧にしっかり向き合っていけば、いずれ結果はついてくると信じてコツコツ頑張ります。
Posted by clover at 2021年01月21日 05:18
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 結局、軸がぶれないように、なんて口にしている時点でブレている、という感もあるのですよね。。。
 本当にリセットして、フラットに向き合うのは難しいのが競馬ですけど、増えたストレス要素とも上手く折り合いをつけていかないと、って思います。

 私は昭和的人間なので、ガジェットいじりとかも大の苦手でして。
 だからマイクもPCとの接続でトラブル起こしたり、音声調節とかノイズとのバランスとか、そういうの考えているとすごく頭が痛くなってくるのですけどね(笑)。

 そのあたりも上手くひとつずつ咀嚼して、ゆっくりでも進歩している、と思ってもらえるように頑張ります。
Posted by clover at 2021年01月21日 05:22
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