2021年01月08日

2020JRA賞所感

 今日は2020年のJRA賞についてサラッとお話していきましょう。
 まぁ全体的に強い馬が揃い過ぎて、大体の部門で無風&納得の状況だけに、改めて語る事も大してないと言えばないのですが、毎年の恒例ですしサクッと進めていこうかなと思います。

 それにしても、仮にも牡馬混合GⅠを含めてGⅠ2勝のラッキーライラックが、賞どころか1票も貰えないという空前のハイレベル感はヤバいですね。
 クロノジェネシスの特別賞は納得として、ラッキーライラックにも功労賞とか作ってあげられないものかって思ってしまいますね。

 あと本日は、動画限定で淀短距離Sの予想も出していますので、よろしければそちらもご覧になって下さいませ。





★年度代表馬 アーモンドアイ

 もう少しコントレイルと票が割れるか、と思いましたけど、予想以上に圧勝でしたね。
 やはり直接対決できっちり完封した事と、最後の最後で中3週を克服しての完璧な勝利が、大きな要因にはなったのだろうと思います。

 3歳馬達の戦績からしても、連勝締めでなければこのタイトルは有り得なかったわけですからね。
 本来衰えが出てきて不思議ない5歳の秋に、実際最盛期にはなかったとしても、それを糊塗して余りあるレースセンス、プロフェッショナルの競走馬としての矜持をしっかり見せての引退は天晴れ、の一言に尽きます。

 適性的には高いレベルでわかりやすい馬ではありましたし、ある意味で有馬記念で嫌い切れなかった事がむしろ残念、という、予想の上でも隙のない希有な馬ではありました。
 ローテーションという意味でもより無駄のない新境地を切り拓いた馬になったと思いますし、その辺りも含めての総合票が入ったのかな、というイメージですね。

★最優秀2歳牡馬 ダノンザキッド

 一昨年はタイトル数でコントレイルとサリオスが同数だったので、その点でも難解でしたが、今年はこの馬の方がGⅢを一つ多く勝っている分順当に、というのは納得いくところです。
 やはり無敗での戴冠、というのも、去年のクラシック戦線を思えば楽しみが増すところで、それも牡馬牝馬共にですからね。

 グレナディアガーズの勝ちっぷりも見事だった分、流石に少し票は流れましたけど、妥当なタイトル獲得ですし、その冠に恥じない今年の活躍を大いに期待したいですね。

★最優秀2歳牝馬 ソダシ

 見た目のアイドル性のみならず、しっかり実力も兼ね備えているのが素晴らしいですし、JFもハナ差で制したように、名馬としての「持ってる」感が凄くある馬だなと思います。
 総合成績としては、例えこのハナ差が逆転していても一定の票は流れたと思いますし、無敗で勝ち切ってきたのであれば、能力的な評価はともかく、このタイトルの上では満票は妥当、文句なしというべきでしょうね。

 やはり他の馬に比べて完成度の高さが目立つ馬ですし、ラッキーライラックのように、春のクラシックで逆転される可能性は普通にあるとは思います。
 クロフネ産駒で距離の壁、という問題もありますし、ここからも勝ち続けていくのは簡単ではないですが、せめて気性面で難しくなり過ぎずに、常に強い競馬を見せられる馬に育ってくれれば、と感じています。

★最優秀3歳牡馬 コントレイル

 牡馬三冠馬が年度代表馬を逃したのは史上初らしいですが、世代レベルの微妙さもありましたし、やはり直接対決で敗れた以上、状態云々はあるにしても仕方ないとは思います。
 ある意味ではこの馬に残された宿題として、今年こそ、というのはありますし、アーモンドアイスタイルでGⅠのみしか使わず、かつ基本国内専念のスタンスっぽいので、国内競馬を盛り上げてくれることは間違いないと感じます。

 どの王道路線レースでも、それぞれに骨っぽい牝馬が待ち構えているので、この馬とて勝ち続けるのは至難の業には思えます。
 それでも牡馬の筆頭として、去年のような牝馬の猛威を許さない堂々たる走りを期待したいところですね。

★最優秀3歳牝馬 デアリングタクト

 こちらも全く異論の余地のない満票で、改めて今年真価が問われる年になるでしょう。
 実はこの馬はコントレイル以上に、まだ私の中で確固たる適性イメージが固まり切っておらず、ベスト条件がどこなのかも見えにくいところはあります。

 その辺りも含めて本当にどこまで伸びていくのか、強くなるのか楽しみしかない馬ですし、やはりエピファ産駒ですから応援にも熱が入るというものです。
 この馬にとってもライバルの壁は中々に分厚いですが、類い稀なる根性と脚力の持ち主である事は疑いの余地はないので、どこまでやれるか本当に楽しみですね。

★最優秀4歳以上牡馬 フィエールマン

 去年の古馬戦線で唯一覇気を見せた、といっても過言ではない馬なので、まぁ実績としての物足りなさはあるとはいえ、妥当な選出だと思います。
 特に下半期の2戦は、元々のローテーションに狂いがある中でのあの内容ですからね。本質的にベストは府中2400mだったはずで、もしもJCにこの馬が出ていたら、のifは非常に面白い妄想だと思います。

 残念ながら靭帯炎で引退となってしまいましたが、ここ2戦で決して単なるステイヤーではない所は示しましたし、潜在能力的にはこれまでのディープ後継にも引けは取らないでしょう。
 勿論この後に真打のコントレイルが控えているとはいえ、種牡馬としても活躍のチャンスは大いにあると思いますし、頑張って欲しいと思います。

★最優秀4歳以上牝馬 アーモンドアイ

 ここはグランアレグリアを年度代表馬にしたい票が少し入り込んでいて、ただそれ自体は純粋な勝ち鞍数の評価と、直接対決の結果でで言えば、なんですよね。
 そのあたりでどうしても矛盾を孕むところはあるとはいえ、それでもやはり最後の2戦の輝きを思えば、安田の二度の敗戦は不問に、という風潮も仕方ないだろうとは思います。

 それに、クロノやラッキーに1票も流れる余地がなかった、というのも逆に凄いですよね。
 過去に特別賞を貰った馬はそれなりにいますけど、流石に記者投票ゼロなのに貰った馬は初めてなんじゃないかと思いますし、どれだけ層の厚い部門だったのか、という話になってきますね。

★最優秀短距離馬 グランアレグリア

 ちょっと面白いのは、グラン年度代表馬論者の二人の内、一人はこちらもで、もう一人は分散させて、という日本人っぽい調和スタンスな部分でしょうか。
 ただ流石に最優秀短距離、という括りで考えれば、スプリントとマイルを制圧したグランしかない、という話にはなるはずで、個人的にはここは満票になるべきだったかなとは思います。

 しかし本当に、グランアレグリアが実は一番強いんじゃないか説は普通に出てきますからねぇ。
 それも2000mでも、というイメージすら持てる馬になっていますし、今年三冠馬2頭と2000mで対決がある予定なのは本当に楽しみで仕方ありません。
 春のローテーションなども含めて、ある意味で一番動向が読めない部分もあり、期待感溢れる馬ですね。

★最優秀ダートホース チュウワウィザード

 ここはやはりJRAGⅠでの実績が重視されるのは例年通りですし、その意味ではもうちょっとモズアスコットに流れても良かったんですけどね。
 ただ最後のチュウワウィザードの強さは目立ちましたし、総合的な安定感含めて妥当な選出ではないかと思います。

 この路線も本当に層に厚みがあって面白かったですが、今年はクリソベリルが脱落して、少し群雄割拠の様相も呈してきました。
 この馬も今のところ中東遠征を考えているようですが、実際に可能なのかも含めて注目ですし、こういう堅実タイプが海外でどこまで食い下がれるかは見てみたい気持ちはあるので楽しみです。

★最優秀障害馬 メイショウダッサイ

 こちらはやはり、両GⅠで安定した成績を収め、かつ最後にしっかり勝ち切ったメイショウダッサイで文句なしでしょう。
 オジュウチョウサンは確かに強いですけど、往年の圧倒的なものは流石に薄れてきたのと同時に、年末に連勝が止まってしまったのも印象が悪くなってしまいましたね。

 ジャンプ界は中々新陳代謝が難しい面もありますが、ダッサイはある意味正統派のハードラー、という感じですし、まだまだ活躍してくれそうで楽しみです。
 やはりもう一度オジュウチョウサンとの対決は見たいですし、春のグランドジャンプでの連覇を止められるかどうかは大注目になりそうですね。


posted by clover at 14:12| Comment(2) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは★ トラヴェ池添J見解ありがとうございました(笑)

ナランフレグ惜しかったですねえ。

想定よりだいぶ配当下がってましたが、馬連バッチリ的中です!
Posted by J.N at 2021年01月09日 16:02
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。
 なるほど、確かにイニシャル通りですね。。。全く気づきませんでした。

 やはり9Rが完全に前残りだったので、前目内目は一気に売れましたね。
 ナランフレグはどうしても調整で難しさはあったのと、まともな競馬をした分坂の登りでいつもほど切れなかった印象です。

 でも本当に、ロードアクア粘って欲しかったです……。
 まぁようやく当たりは出て、明日明後日も気楽に行けるので、残りの重賞二つも頑張ります。
Posted by clover at 2021年01月09日 16:10
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