2021年01月07日

2021 1月第1週3歳戦 レース回顧

 いやぁ、しかしこの数日でまた一気に世情の深刻度が増してきてしまいましたね……。
 いつかはそうなるとわかっていつつも、結局日本人は有事想定が苦手、特に最悪の事態を想定するとそれが現実化するからダメ、という言霊的な観念に苛まれていますから、仕方のない話ではあるとは思うのですが……。

 去年の緊急事態宣言のやり方がどんな風に効果があったのか、そういう包括的・大局的なまとめも為されていた感じはなく、結局物事の本質は、しっかり過去から学び糧にする、に尽きるのだとつくづく思います。
 なので私としては粛々と、今後もなんとか開催だけは維持される事を祈りつつ、きちんとやるべき回顧はやっていきましょう、という話に帰結しますね。


★1/5(火) 中山3R ダート1800m新馬戦

 来年からは年明け新馬戦がなくなる、という話らしいので、その意味では今年最初の新馬戦、という台詞も書き収めなのかもですが、ともあれここで勝ったのはホッコータルマエ産駒のピュアジャッジでした。
 39,8-39,7-37,1=1,57,6と、逃げてまんまとスローに持ち込んでの勝利ですが、後半は12,8-12,0-12,3と中々の加速度・切れを見せてきました。

 全体として楽に走れたのは間違いないとはいえ、それでもここまでしっかり加速出来る馬は少数、と思えば、素質の一端はきっちり見せた感じです。
 しっかり後続を突き放していますし、全体時計としては地味ですが、今の中山のダートで12,0はいいラップなので、そのあたりはプラス評価しておいていいかな、と感じています。

 ホッコータルマエ産駒も地味ですが地方中心に堅実に走っていますよね。
 この馬もタルマエ産駒らしく、気性の安定と操縦性の高さ、機動力が武器になりそうですし、中々楽しみはあると思います。

★1/5(火) 中京5R 芝2000m新馬戦

 こちらは外国産馬のポイントオブエントリー産駒・エアサージュが3番手から差し切りました。
 ラップは64,7-58,9=2,03,6なので新馬らしく超スロー、かつ仕掛けも遅く、最後は11,3-11,3-11,3と逆に珍しい3F水平ラップでのゴールとなっています。

 勝ったエアサージュは、スローが良かったとはいえ外からスムーズに入って、シンプルながらそつのない競馬が出来ていたと思います。
 母系がエンパイアメーカーなので、揉まれずスムーズに、というのも良かったと思いますが、この血統で直線これだけ速い上がりを出せたのは評価していいと思います。

 中京の芝はやや高速位ではあったので、決して目立つほどではなく、特に最速地点がぼんやりしている、というのは、持続はともかく、切れ味の面ではちょっと足りない事を示しているとは思います。
 でもそれはある意味血統イメージ通りですし、ペースが流れてもスムーズならやれるタイプだと思うので、その辺りは注目してみていきたいですね。

★1/5(火) 中山6R 芝2000m1勝クラス

 こちらはバニシングポイントの大逃げでかなりのハイペースになり、最後方から進めたドゥラメンテ産駒のワンデイモアが差し切り、未勝利に続いての連勝を決めました。
 ラップは59,5-61,8=2,01,3なので、馬場を考えれば相当にハイペースですが、全体時計はその分まずまずでしたね。

 金杯がドスローとは言え2,00,9ですし、未勝利圧勝した馬も2,02,0なので、展開が噛み合ったとはいえ、ここの上位3頭は底力があるところを見せられたと思っています。
 勝ち馬はその中でも、前走は府中の後半特化持続戦で差し切り、今回はハイペースの有酸素戦で差し切りと、違うパターンで強さを見せてきたのはいいですね。

 まぁスタートとか色々課題はある馬ですし、メンバーレベルもさほどではないとはいえ、向こう正面からかなり長く脚を使っていて、どちらかと言えばステイヤー的な適性を強く感じます。
 府中の2400Mがフィットしそうなタイプではあり、皐月賞は忙しいと思うのですが、上手くダービー路線に乗れれば楽しみはある馬かなと思いました。

 2着のスペシャルドラマも、久々でもたつく面はありつつ最後までしぶとくと、まぁエピファ産駒らしい競馬でしたね。
 次はもう少し変わってくるイメージも持てましたし、こちらも今後は期待出来る走りだったと思います。

★1/5(火) 中京6R 芝2000m1勝クラス

 こちらはノヴェリスト産駒のタガノカイの逃げ切りでした。
 ラップが62,3-59,4=2,01,7なのでかなりのスローではありますが、向こう正面入り口からブラックラテが捲っていって、ラップ的には後半6Fで11秒後半平均で分散する、ロンスパ持久力戦の見立てでいいかなと思います。

 勝ち馬としては、むしろスローでヨーイドンだと切れ負けした懸念があるので、捲ってくれて良かった、というのもあるのではと感じます。
 ただ馬自身も、ずっと張りつかれて苦しい流れでもう一度直線坂で動けていたのは印象的でしたし、持久戦での良さを感じさせるレースぶりでした。

 勿論楽に行けた恩恵は大きいとは思いますし、今後は簡単にはいかないでしょうが、適性が噛み合えば、の怖さは持っているタイプですね。
 意外とハイペースでもやれそうなタイプなので、距離短縮でも一概に侮れない存在になるかも?とは感じる走りでした。

 ただまぁ、2着馬は新馬完敗の未勝利馬、というあたりで、レベルは何ともなんですけどね。
 こっちもエピファ産駒らしく、中京の2000mで長い脚を問われて良さが出た格好で、メイショウボサツみたいなタイプかなと感じます。適正条件なら未勝利は勝てる素材なのは確かっぽいですね。

★1/5(火) 中山10R ジュニアC(芝1600mリステッド)

 ここはロードカナロア産駒のヴェイルネビュラが、やや後方寄りの外目からきっちりと差し切って2勝目を飾りました。
 ラップは47,8-48,2=1,36,0で平均ペース、時計も速くなく凡戦、に見えるんですが、実は35,2-25,3-35,5と、中緩みが大き過ぎて時計が出なかったパターンになっています。

 中盤相当に緩く、そこから加速するも仕掛も遅くて、12,7-12,3-11,3-11,9と、この馬場で4コーナー出口から一気の加速を問われています。
 逆にコーナー地点は緩いので、ここで押し上げた勝ち馬や3着馬にとってはかなり有利な流れでした。正直前のレースメイクが雑過ぎる一戦でしたね。

 勝ったヴェイルネビュラは、ややスタートもっさりでしたが、リズム重視で道中はやや後方寄り、そして向こう正面の緩みに合わせず外からじわっと押し上げ、勢いをつけて直線に入っていきます。
 その分最速地点では一番の脚色で抜け出し、後続の追撃もしっかり振り切って、ロードカナロア産駒らしい総合力の高さを感じさせた内容でした。

 ただ全体レベルはどうか?というところで、ジャンカズマは高いレベルではちょっと足りてない馬で、かつここでは少し緩みに巻き込まれ、直線の進路取りも微妙でしたからね。
 この馬自身ラストは結構落としていますし、血統的にタフ寄りの中山向きではない、という面は差し引いても、ちょっとパンチの足りない内容だったのは確かだろうと思います。

 ジャンカズマは前述の通り、前に入って少し緩急に巻き込まれても、競馬センスの良さで上手くこなしてきた印象です。
 むしろ底力勝負になるより、こういうトリッキーな流れの方が良さが出るタイプっぽいですし、ことこのレースに限っては勝ち馬と互角の内容に補正できる走りでしたけど、といって能力の底値を高く見積もるのは危ういタイプ、とは感じています。

 ビゾンテノブファロも本当に堅実なんですけどねー。
 ここは噛み合った面も大きいレースでしたし、これで勝ち切れないあたりがこの馬らしいレースでもありました。

 ヴィルヘルムは逆に内枠で、外に出すタイミングもつかめず、ギアの上げ下げにもろに巻き込まれて対応できなかったイメージです。
 どうしてもスムーズさを欠くと脆いタイプなので、能力はありそうなんですが狙いどころが難しいタイプですね。



posted by clover at 15:10| Comment(4) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
YouTube1000人おめでとうございます!
あっという間でしたね、素晴らしいの一言ですね。
ブログと平行してはすごく大変だと思いますが、これからも楽しみにしてます。
Posted by ブソン at 2021年01月07日 20:22
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 チャンネル開設からは一月半、予想を出してからは半月弱なので、順調、とは言えるのでしょうね。
 やはり予想の反響の方が大きいので、最初からやっとけ、という話もあるのかもですけど、ただ私のスタンスと心持としては、きちんと下積みをしておく必要性はあったので、急がば回れになってくれていると思っています。

 まぁ本当にyoutuberとしてはようやく最低限のスタートラインに立ったところですし、ここからの戦略もしっかり考えていかないといけません。
 当面は予想強化しつつ、の方向性ですけど、やはり企画の枝を多角的にちらちら伸ばしてみて、どういうのが存外受けたりするのか?なども測りたいですね。

 今日はおそらく淀短距離Sの方の予想動画にすると思います。
 ニューイヤーSのインターミッションも捨てがたかったんですが、それ以上に中京で是非狙ってみたい馬がいますので。
Posted by clover at 2021年01月08日 03:50
こんばんは★ やはりナランフレグの出番がきたのでしょうか(笑)

枠順出るの楽しみですねえ。

シンザン記念も朝日杯組がどこまでやれるか楽しみです。
Posted by J.N at 2021年01月08日 05:07
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 速攻でバレてますね(笑)。
 まぁ適性診断派としては、ここでナランフレグ狙わずしてどうする?ってくらいの話ですし、内枠引けたので勝負してもいいかなぁとは思ってます。

 シンザン記念も左回りお初の馬が多くはなるので、その辺りが鍵ですね。
 私もここはバスラットレオンに頑張って欲しいですし、ロードマックスあたりも強いはずなので、あっさりククナに差される決着にはなって欲しくないかなぁとは思っています。
Posted by clover at 2021年01月08日 13:37
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