2020年11月27日

2020 11月第4週2歳戦 レース回顧(東京編)

 よくよく考えると、一日計算間違えてたー!と気づいたんですが、まあ書かないのもどうかなので、昨日の続きの2歳戦・東京編を進めていきます。
 京都2歳Sの予想も夕方に出します。


★11/21(土) 東京4R ダート1400m新馬戦

 ここはヘニーヒューズ産駒のホワイトクロウが先に抜け出し、差を詰めるトップヴィヴィットとの接戦を制してデビュー勝ちとなりました。
 このレースは横山親子の叩き合いだったんですよね。さぞ横山典Jは楽しんでいた事でしょうねぇ。

 東京のダートは三日間通じて良馬場、概ねそれなりに乾いた水準レベルの時計だったかなと見ています。
 この日は未勝利が1,26,1、2勝クラスのマイルが1,36,9ですから、新馬で36,0-12,9-37,6=1,26,5なら、少なくとも前2頭は水準級でしょう。

 一応ラストは13,0-12,3-12,3とまだ出し切っていない推移ですしね。
 かなり中緩みがきつかったので、その中で勝ち馬は外からスムーズに抜けてこられたのが良かったと思います。

 2着馬の方が逆に、内枠で出遅れ、リカバーしつつスペースを残して、直線加速地点で外に、だったので、レースそのものとしては厳しい内容です。
 その辺りを踏まえても、この2頭はそれなりのレベルだと思うので、次以降楽しみですね。

★11/21(土) 東京5R 芝1600m新馬戦

 この週の東京はもう文句なくこのレースですね。
 ディープインパクト産駒のレフトゥバーズが、直線素晴らしい脚で他の馬を置き去りにしての圧勝でした。

 芝は三日間通じて良でしたけど、順調に土曜>日曜>月曜と、少しずつタフ化していたようには感じます。
 この日はまだ未勝利の1800mで、ハイペースとはいえ1,47,1が出ていましたし、1,21,7とスローペースの奥多摩Sも上がりは結構速い馬が多かったです。

 ただその辺りを差し引いても、新馬で47,6-46,9=1,34,5の勝ち時計と、勝ち馬の上がり33,4は出色、と呼んで差し支えないと思います。
 新馬にしては全体で流れ、中緩みも最小限で、そこから11,9-11,1-11,5というラストの推移の中、坂地点での突き抜け方がちょっとえげつなかったですね。

 スタートは五分でしたが、二の足がイマイチだったのか無理せず後方の中目、コーナーも馬群の中を通していたのですが、前にスペースが出来た瞬間スッと自分で潜り込んでいきます。
 残り400mで3馬身はあったのを、あっという間にゼロにしていて、この馬は11,3-10,7-11,4くらいの上がりなのかな、と見ています。

 上手く段階加速の中でしっかり踏んでこられたとはいえ、馬群の中からですし、それでいてあれだけの反応速度・鋭さを見せてくるのは非凡です。
 ラストは落としているとはいえ遊び遊びなのを修正しつつですし、正直これは強いですね。

 ディープ×タピットなので、血統的にはグランアレグリアとよく似ていて、良質なスピードタイプ、ピュアマイラー、という感じです。
 まともなら桜花賞路線の有力馬になると思いますが、まあ後は萩原厩舎、というのがどうか、ですかねぇ。どうにも遠征競馬はてんでダメ、というイメージが強いですし、クイーンCあたりは楽に勝てても、という感覚にはなります。
 順調に育てばクラシック級なのは間違いない、というラップの踏み方ですし、頑張って欲しいものです。

 2~3着馬も水準以上では走れていますし、このレースはそこそこレベルが高かった感じで、その中に一頭化け物がいた、という評価です。

★11/21(土) 東京6R 1勝クラス(芝1400m戦)

 このレースはリーチザクラウン産駒のニシノアジャストがしぶとく差し切りました。
 ラップが35,0-12,0-34,9=1,21,9と綺麗な平均ペースで、ラストは11,5-11,5-11,9とそれなりにまとめてはいる、という内容ですが、ひとつ前を見てしまうと……ですよねぇ。

 その中で勝ち馬は、やや後方寄りの外目から進出を開始するも、坂地点ではまだ伸びは目立たず、ラスト1Fでグンときて、という感じでした。
 この辺も血統通り、切れ味はないけどしぶとく長く伸びる、というところでしょうが、しかし最速11,5と考えると、流石に切れが足りないだろう、相手も弱かったかな、というイメージにはなっちゃいますね。

 2着のブルメンダールもセンスのいい競馬を新馬に続いて見せていますけど、やっぱりこの距離だと忙しそうで、あの位置からここまで切れない、となると中々難しいとは思います。

 そしてブエナベントゥーラは逆噴射……。
 正直未勝利勝ちの内容から、どうして距離短縮を選んだ?とは思うのですが、それにしてもやっぱりどうにもブエナの仔は良くないですねぇ……。

★11/22(日) 東京5R 芝2000m新馬戦

 このレースは、ワールドエース産駒のイースタンワールドが、完全に3F特化の上がり勝負を、スムーズに立ち回って制しています。

 日曜は少し時計が掛かり出していましたが、それにしても66,3-59,6=2,05,9は前半・全体ともに遅いですね。
 後半も直線までペースが上がらず、11,5-11,1-11,1と完全なヨーイドンの競馬で、上手く前を向けた馬、走りやすいコースを選べた馬が上位、というイメージではあります。

 正直ここまで特化的だとどう評価していいか、とはなりますよね。
 勝ち馬は一番スムーズにレースしてましたし、内に潜った3~4着馬や、壁の中から抜けてきた2着馬の方が後々にはつながるレースだったかも?とも思います。

 少なくともヨーイドンでそこそこ切れる、というのはわかりますけど、それでも目立って凄いほどではないので、次のレースでどうなるかすこぶる読みにくい一戦だなと思います。

★11/22(日) 東京6R ダート1600m新馬戦

 ここはヴァンセンヌ産駒のルヴィアスが、中団の内目から最後外に出して、しぶとく差し切っています。
 ペースは50,5-50,7=1,41,2なので、ダート戦としてはかなりのスロー、その割に上がりも全体時計も平凡です。

 勝ち馬は道中やや窮屈な位置でしたし、そこから外に誘導してジリジリバテずに差し込んできた、という格好で、このメンバーで力が違ったのは確かだと思います。
 ただ全体レベルはかなり低そうで、かつ流れも緩かったので、次にまともな流れで位置を取れるかなど、課題は色々ありそうですね。

★11/22(日) 東京9R 赤松賞(芝1600m戦)

 このレースは、ディープ×アパパネの超良血、アカイトリノムスメが後方から鋭く差し切りました。

 ラップは48,1-46,4=1,34,5とスローですが、全体として一団になっていて、この時期の牝馬戦としては普通に流れてはいた、と見ていいでしょうか。
 時計的に土曜より少し馬場は重かったかもですけど、ただ勝ち馬にしても、レフトゥバーズと比較するとうーん、ではあるのですよね。両方の勝ち馬に乗っていた横山武Jの率直なコメントは訊いてみたいものです。

 勝ったアカイトリノムスメはスタートで出遅れて後方から、道中もやや後方馬群の中でジッと足を溜めます。
 直線も馬群の間から、最速の坂地点でシュっと抜けてきて、最後は内で粘る馬を振り切っての勝利でした。

 レースラップが11,5-11,3-11,8で、この馬は残り200mで先頭に立っているので、11,2-10,9-11,8くらいだろうと感じます。
 まあ内容として、このクラスなりに優秀、というラインだとは思いますが、高いレベルで言えば持続で少し甘かったのは気になりますかね。

 実際ラストの余力感は確実にレフトゥバーズが上、というイメージになりますし、この馬でもOPでそこそこはやれるでしょうが、最上位にはどうかな?というレベルではあったと今のところは考えています。

 全体的に、切れ味勝負でレベルの高くないメンバーだったのも確かですしね。
 メイサウザンアワーなどは競馬センスはすごくいいので、上がりを問われにくい一周コースで見直したいです。

★11/23(月) 東京5R 芝1800m新馬戦

 このレースは、ブラックタイド産駒のタケルジャックが、好位のインから抜けて勝利しています。
 ラップは37,5-38,1-34,9=1,50,5で、うーん、出し切っていない面はあるとはいえ、このレースは時計、上がりとも平凡に感じますね。

 ラストは11,9-11,6-11,4なのですが、正直この全体時計なら34秒前半は出して欲しかったですよね。
 東スポ杯がそれなりにいい上がりが出ていましたし、特にここは600-200mのラップが遅くて、加速性能と切れ味の質が高い馬がほとんどいなかったのでは?という感じです。

 だからこそ、馬場の悪い内を突いても勝ち馬が抜けてこられた、というイメージですね。
 時計の掛かる日だったとはいっても、東スポ杯やひとつ前の未勝利の2着馬(勝ち馬はかなり強かったので)比較で、中々次は苦しいのでは、と感じる内容でした。

★11/23(月) 東京6R 芝1400m新馬戦

 このレースは、フランケル×デインドリームという夢の配合で生まれた、オンラインドリームが逃げてそのまま押し切りデビュー勝ちとなりました。

 ラップは36,6-11,8-34,8=1,23,2で、全体は遅いですけど、楽に先手を取ってまんまと序盤ペースを落とし、中盤以降淡々と進めていった武Jらしいレースメイクで、そこを勘案すれば悪くはない、と思います。
 後半も11,3-11,6-11,9と、仕掛けが早い持続勝負で、いかにも欧州血統らしいしぶとさ、長くいい脚を使う特長を初戦から生かしてきた競馬だったかなと思います。

 ただその意味で言うと、前半要素はともかく、後半要素では結構出し切っている感じなんですよね。
 やっぱり芝でスパッと切れる感じはなく、2着馬とはポジション差があったからなんとかなった、という感じなので、上で戦うなら距離は伸ばした方が無難だと思います。

 2着のリュクスフレンドは、いい切れと持続を見せていましたね。
 少しポジショニングで苦労してましたし、この馬もマイル位の方が落ち着いて入れて、いいレースが出来そうな感覚です。


posted by clover at 13:47| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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