2020年11月19日

2020 ジャパンカップ プレビュー

★はじめに

 それでは予告通りに、前のめり過ぎるタイミングになりますが、無事に登録メンバーが揃うだけで既に世紀の一戦となる事が確定している、今年のジャパンカップのプレビューを進めていきましょう。

 私も競馬観戦歴はそろそろ三十年に届こうか、という話ですけど、ここまで圧倒的なステータスを持った名馬が一堂に会する、というのは当然に初めてです。
 今年の場合、無観客開催や、観客を入れても少数、という開催がずっと続いていますので、それもある意味では、強い馬が強いレースを見せる事が出来る一助になっているのかもしれません。

 勿論これまでも、超豪華メンバーが出揃って、終わってみればあれ?という結果になった事も多々あります。
 ジャパンカップで言えば、三世代ダービー馬の激突となった2008年とか、スローペースからの捲りが噛み合う展開の中でスクリーンヒーローが勝った、なんて事もありましたね。
 往々にして、強い馬が常に強いレースを見せられるわけではない、それは承知しています。

 今年にしても、同着というレアケースでない限り、無敗三冠馬二頭のどちらか、或いはどちらも、無敗の冠が剥がされる事はほぼ確定しています。
 でも、負けるにしても強かった、そう思えるレースをやはり三冠馬三頭には見せて欲しいですし、伏兵陣はその強い相手を更に上回るものを見せてくれる、実力伯仲のフェアなレースになってくれることを切望しています。

 前置きが長くなりましたが、ファン目線と客観的な予想では、やはり見るべきものも違ってきます。
 まずはしっかりと個々の適性・蹄跡を振り返って、今回の舞台で力を発揮出来る馬を丁寧に探していきましょう。


★レース傾向分析

 去年までのプレビューもご参照ください。


 近年のジャパンカップは、ダービーと並んで内枠先行馬が強いレースになっています。
 重馬場になった去年でさえも内枠の馬が上位を独占し、1枠1番の馬に至っては6年連続で馬券圏内に入ってきています。

 それは当然、馬場保全の能力が極めて高くなっている事と、前の週からのCコース替わりで内の馬場が良くなっている事が相乗的に絡み合ってもたらしているものでしょう。
 雨が降らなければ最低でもやや高速、位の馬場にはなっていますし、外枠の馬はかなり思い切った戦法や戦略を立てないと難しいレースでもあります。

 ただ今年の場合、ちょっと馬場が例年より良くないんですよね。
 今回先走って書いてしまっているため、今週末からのCコース替わりで馬場の伸び所がどこになるか?というのはわかりません。

 でも、少なくとも先週までの競馬を見る限り、Cコースで内3mを隠したとして、いきなりイン伸びになるとはちょっと考えにくいです。
 それだけ既に内は荒れ果てて、それこそダービー後のDコース開催みたいにみんなが外目を、というレースが増えていますので、今年は馬場バイアスの見極めがかなり大切なポイントになりそうです。

 府中の馬場造園課は本当に優秀なので、晴天が続く限りは、腕の見せ所とばかりに奮い立って、現状可能な限りの綺麗な馬場・高速馬場を作る意識は持っているかな、と見ています。
 それでも路盤の凹凸を全て、というのは流石に無理筋でしょうし、先週は時計そのものは出ていても、やはりそういう特殊なアンジュレーションでしっかり走れる馬だけが、という雰囲気はありました。

 最低でも、アーモンドアイが二年前に勝った時の様なスピード最優先の馬場ではないでしょう。
 程度がどこまでかはともかく、パワー兼備の馬でないと難しい、という馬場・レースになる可能性はそれなりに高い、と現時点では思っています。

 その点で、例年はスピード型血統が圧倒的に有利ですけれど、今年は少しそちらの観点でも紛れがあるかも、という話ですね。
 もっとも、明確なパワー型の馬がそんなに多くはないので、極端に気にする事でもないかな、とは思いますけれど。



 ラップ的には、1角までの距離が短いので、スタートから2F目はポジション争いで10秒台に入る事も結構あります。
 が、続く3~4F目がほぼ丸々1~2コーナーなので、ここでペースがいったん落ち着いて、全体のバランスとしてはスロー寄りになる事が多いです。

 過去に関して言えば、未知数の外国馬もそれなりに参戦してくる中で、入りが手探りになったり、という面もあったでしょう。
 ただ最近はほぼ全く外国馬の出番はなく、今年も辛うじてフランスからウェイトゥパリスの参戦はあるものの、そろそろダートと同じく、ジャパンカップ、という看板そのものが形骸化しつつあります。
 一度でいいから、ガイヤースみたいな強い逃げ馬の外国馬が参戦してくれないかなぁ、など、海外競馬ファンとしては思ってしまうのですけどね。

 ともあれ、今年のメンバー構成を見渡しても、実質的なハイペースの可能性は、余程馬場がタフにならない限りは低いでしょう。
 トーラスジェミニが中1週でも参戦してくれれば、当座のペースメーカーとしてはうってつけですし、是非に出てきて欲しいところですが、もしもこの馬がいないと、さて何が逃げる?からのスタートになってしまいます。

 キセキは前走ちゃんとゲートを出ましたし、それなら一昨年の再現を、と期待したくもなります。
 が、今回は浜中Jに戻りますし、そうなるとゲート、そして逃げられたとしてもペースメイクの部分で信頼度はやや下がります。

 カレンブーケドールやコントレイル、サートゥルナーリアに、ゲートが決まればアーモンドアイも前には行くでしょうし、実質的に変なペースにはならないとは思います。
 少なくとも序盤はゆったり入って、そこから中盤で一昨年のようにタイトな流れになるか、それとも緩みが生じてより後半特化に近い形になるか、その辺りの読みがポイントのひとつです。



 今年は明確にノーザン勢でペースメイクに関与してきそうな馬がいないんですよね。
 まさかサートゥルナーリアにそれをさせる事もないでしょうが、非ノーザンの無敗三冠馬二頭が仮想敵、と考えた時、実はサートゥルナーリア向きの緩い流れの方が、というのはあったりします。

 おそらくデアリングタクトは有力馬の中では後ろから、になると思うので、まずコントレイルを包み込んで踏み遅れを誘発させる、というパターンでのレースメイクは頭の隅に入れておきたいところです。
 枠の並び次第ですけど、グローリーヴェイズやパフォーマプロミスは、少なからずそういう包囲網構築の役割も担っていると考えた方がいいかな、と見ています。

 レース傾向としても、ある程度は前目にいないと勝ち負けまでは難しいレースです。
 その中で、中盤タイトになって、一昨年の様な高速持久力戦型になるか、それとも緩んでより瞬発力&加速力型の競馬になるか、基本線としてはこの両面の適性を吟味していくのが妥当だと思います。

 天気に関しては、週間予報がまだ出ていないタイミングなので、良馬場になってくれると信じて書いています(笑)。
 流石にこのメンバーでズブズブの不良なんて嫌ですしね。一応木曜までは晴れマークが続いていましたし、この時期の安定した天気に期待したいと思います。なんならテルテル坊主でも作りましょうかね。。。


★出走馬所感

・アーモンドアイ
 万全の態勢を敷いての秋天で、見事に芝GⅠ8勝目を金字塔を打ち立てた事が、引退レースをここ、と定めた大きな要因のひとつにもなるでしょう。
 勿論今年は海外情勢が色々不安で、香港にも行きにくい、というのはあったでしょうが、それでもこの馬の参戦がJCを最大限に盛り上げる最後にして最高のスパイスになった事は間違いありません。
 改めて、その決断を下した陣営と、走れる態勢でいてくれるアーモンドアイに最大限の敬意と感謝を示したいですね。


 とはいえ、いざレース予想、という観点では甘口になり過ぎるわけにも行きません。
 一先ず近年の府中でのパフォーマンスをざっと見渡しても、まず思うのは、結構この馬は馬場状態に左右される面はあるな、という点です。

 去年の安田は例外としても、敗れたレース、苦戦したレースは基本少し時計の掛かるコンディションでした。
 有馬でビックリするほど大敗したのも含めて、この馬にとって大切なのは距離<馬場なのではないか、と感じています。

 その意味で、今の府中の荒れ馬場ははっきり不安要素ですね。
 パワー要素を求められても相当に強い無敗三冠馬二頭に対しては、今の府中はあまりアドバンテージにならないと思います。

 同時に、力のいる馬場である分だけ、距離の不安も出てくるでしょう。
 オークスもJCもかなり綺麗な、スピード最優先の軽い馬場でしたし、なによりまだ可塑性の高い3歳時の話です。

 当時よりビルドアップして、よりスピード色は強くなっていると感じるので、2400mが少し長い、というのはおそらくあると思います。
 当然、中3週のローテーションも不安材料ですが、そこはここを最後、と見定めて、百戦錬磨の陣営が決断した事ですから、極端に落とすことはない、と信じましょう。


 そのあたりを前提に、ではこの馬の場合どういうレースが一番いいのか?ですね。
 シンプルに一番強いのは、それこそJCや去年の秋天の様な、高速持久力特化戦だろうと思います。

 今年の秋天の場合は、あれでも道中かなり緩めで、結果的に見ても精々4F戦なので、去年よりは瞬発力と加速力が強く問われていると見ています。
 その中で、しっかりその要素でも良さは見せていたものの、意外と持続でパワー&スタミナ型の2頭に詰められたのが気になります。

 少なくとも、明確に瞬発力の質を問われて、そこからの持続力特化に近い形になると、距離が伸びるほど甘くなる危険性は感じ取れますね。
 前受して、よりギリギリまで仕掛けを我慢する形になればともかくですけど、流石にJCでそんな甘いレースにはならないでしょうからね。

 この形の場合は、コントレイルが内目の枠で、それを外からサートゥルナーリア、グローリーヴェイズ、アーモンドアイなどで囲んでしまって、坂加速の出し抜きでセーフティリードを作る、という戦略がベストになるでしょう。
 コントレイルもギアチェンジは鋭い馬ですけど、瞬発力の質そのものが図抜けている感じではなく、とにかく持続面が非凡な馬なので、ポジション差を作って仕掛けのタイミングで出し抜く形は有効なはずです。

 そういう展開ならデアリングタクトも出し切るのが難しくなりますしね。
 流石に緩いと決め打って、府中で3~4コーナーで動いていくのはリスキーですし、レースとしてはあまり面白くなくなりますけど、戦略としては計算が立ちます。

 この場合、セットで走りそうなのはコントレイルとサートゥルナーリアで、デアリングタクトとカレンブーケドール、グローリーヴェイズはやや噛み合わない、という事になるでしょう。
 穴目で面白くなるのは、道中内々でそこそこポジションが取れた時のユーキャンスマイルやミッキースワロー、あたりではないか、と思います。


 逆に、中盤も淡々と12秒を切るくらいで流れての、高速持久力戦ならば、この馬自身は当然強いのですけど、それでも馬場と距離で少し削がれる危険はあります。
 そしておそらくですが、その形だとコントレイルが鬼のように強いと思います。

 三冠の内容を見ても、やや適性外~かなり適性外のレースの中で、パワーを含め多彩な要素を求められても、全てを高いレベルでこなす優等生ではあります。
 それでもやはり、この馬のベストは東スポ杯であり、次いでダービー、なんですよね。

 コントレイルもポジショニングはいい馬なので、もしこの2頭が同い年で、3歳時のJC馬場でレースをやったとしても、どっちに転ぶかわからないレベルだと思います。
 となると、現状では斤量差・馬場&距離適性の幅と差で、最後の持続部分でコントレイルに軍配が上がる可能性は高い、と見ています。

 逆にデアリングタクトは、この展開では未知なんですよね。
 今までに見せている才能からすると、実はこの馬もそういう形が一番強いかも、という期待はあるのですが、それでも対デアリングタクトなら、ポジション差なども含めて互角にはやれるかなと思います。

 その上で、この中盤以降の展開を、全体バランスではかなりのスロー、でやるならば、3歳の2頭以外には流石に負けないと思います。
 でも、少し前半も流れて、追走面など含めた総合力勝負に近くなると、俄然グローリーヴェイズとカレンブーケドールが手強くなります。


 そんな風に細かくパターン分けしてみていくと、実はアーモンドアイが勝ち切れる、と思えるパターンの幅って地味に今回広くないです。
 理想はスローでいいポジション、その上でややロンスパだけど二段階加速、仕掛けは遅めで出し抜く形かな、と思いますが、中々ここまで噛み合い切るのは難しいです。
 基本JCは4コーナーの600-400m地点最速で持続型に寄りやすい傾向が強いですし、馬場も踏まえると余計に、ですからね。

 なので、現状の所感としては、多分本命は打ちません。
 対抗か連下か、という中で、状態と枠の並びをしっかり健闘した上で決めていきたいですね。

・コントレイル
 過去の無敗三冠馬2頭は、菊花賞の次のレースで共に生涯初の敗戦を喫しています。
 この馬も、菊花賞はかなりタフなレースでしたし、そこから中4週あるとはいえ、本質的には使い減りするディープインパクト産駒だけに、どこまで本領を発揮できる状態に戻せているか、そこは大きなポイントになってくるでしょう。

 ただ今回、適性面だけで言えば、一番不安材料がなく、素直に本命を打ちたいのはこの馬です。
 基本的にゲートが良くて、楽にいいポジションを取れる上に、後半要素は馬場の程度に関わらず、様々な形で質の高さを披露してくれています。

 ある程度流れても、神戸新聞杯のように一瞬の加速を悠々引き出せる強みもありますし、当然軽い馬場で高速持久力戦なら、むしろ更にパフォーマンスを上げてくる可能性は高いでしょう。
 仮に上記のように、ノーザン包囲網で少し踏み遅れを食らったとしても、それをリカバー出来るだけの基礎性能と競馬センスがありますし、直線の長い府中2400mなら、正直まず崩れるイメージはないんですよね。


 力関係は当然やってみないと、という部分はありますし、そこは今週のサリオスの結果を見てから書ければ色々説得性は強くなったと思うのですが、基本的には充分足りると思っています。
 デアリングタクトと違ってラップ的な面での裏付けはしっかりありますし、なによりそれがベストではない、と判定出来る内容ですから、まだ伸びしろに溢れている馬と言えます。

 アーモンドアイ相手でも、真っ向勝負、後半型の総合力戦なら、捻じ伏せられると思います。
 斤量差もありますし、状態面ではこの馬だけ秋3走目なので、流石に懸念は出てきますけど、それでもこの馬なら、と考えています。

 流石に極端な外枠は嫌で、レースセンスを生かす上でも内枠の方が基本的にはいいと思います。
 この馬もベストの距離は?と言われれば2000mっぽいのはあるので、馬場バイアス次第ではありますけど、ある程度は距離ロスなく立ち回りたいでしょうからね。

 直前の追い切りやコメントなどもしっかり吟味しつつ、基本的には今のところ、本命は八割方この馬で、と考えています。
 本当に牝馬ばかりの活躍が目立つ年ですし、牡馬もここで一矢報いてもらわないと、という気持ちもありますしね。

・デアリングタクト
 今回、一番扱いに悩む馬ですね。
 勿論私御贔屓のエピファネイア産駒の出世頭、大スターですし、この相手でも好走して欲しい気持ちは山々です。

 ただやはり、細かい適性や能力で見ていくと、ここでは上記2頭に総合力と絶対能力で少しずつ見劣るのは否めません。
 どうせ人気としては圧倒的な3番人気でしょうから、バッサリ切るならこの馬、というシビアな判断もアリ、とは思ってしまうのですよね。


 基本的にこの馬は、特にこの位の距離になると折り合い不安が大きいので、どうしても位置取りが後ろになってしまいます。
 まあアーモンドアイも、JCの前は位置取りでどうか、と言われていたのが、蓋を開ければ先行策で、3歳牝馬の可塑性と成長力を見せつける形でした。

 でもあれはルメールJだからこそ出来た芸当、とも言えて、いくら成長株とは言え、松山Jにあそこまで大胆なレースメイクと、その中できちんと馬のリズムを守って、というのを期待するのは過剰ではないか、と感じます。
 その点せめて内枠を引いて、他の2頭が外とかで、ポジション差が少しでも縮まる形ならばいいのですけどね。

 適性としては、いい意味で未知の部分が大きいです。
 少なくとも秋華賞は、タフな馬場のハイペース戦として凡戦だったとは見ていて、オークスは逆に中緩みが大き過ぎて、底力の面が読みにくい内容です。

 あの位置から上がり33,1で差し切った脚と、要所の一瞬の反応の鋭さは大きな武器になりますけど、それくらいは当然他の2頭も保持しています。
 この馬の場合、高速持久力戦は完全に未知数なので、そこで底力を発揮し、パフォーマンスを上げてくる可能性はあります。
 が、高速持久力戦でも2頭とも凄く強いのは確かなので、それを後ろから上回る、というのは現実的に感じないのですよね。

 力関係的にも、スローからの後半特化に近かったエリ女で、ウインマリリンがラッキーライラック以下に完敗、ではありました。
 そのラッキーライラックの、適性はともかく絶対能力面での上位互換がアーモンドアイなわけですから、いくら斤量差が大きくとも、流石に見せているだけのもので太刀打ちするのは簡単ではないと思います。

 少なくとも後半型の競馬で、ポジショニングで優位性を作れる可能性が低い以上、2頭より上の評価は適性的にはし難い、となります。
 どちらかと言えばタフ寄りの馬場で、平均くらいまで上がってしまえば、コントレイルはともかくアーモンドアイはパフォーマンスを落とすはずなので、そのラインなら、とは思います。

 でも多分、そういう質のレースだと、カレンブーケドールとグローリーヴェイズが相当に強いはずなんですよね。
 後半特化でもカレンは勿論、サートゥルナーリアも侮れませんし、色々考えていくと、今回は圏内を外しても不思議はないな、という結論になってしまうのが悔しいですねこれ。

 プラス要素は当然秋2走目で、一番ゆとりのあるローテーションを組めている事と、53kgの斤量でしょう。
 力のいる馬場そのものはそんなに苦にしないと思うので、例年通り馬場バイアスが発生する条件で、内枠を引ければ印は打つでしょうが、それでも重い印は……ですね。
 心情的に消しにはしたくないので、現状紐評価になるのでは、と思っています。

・サートゥルナーリア
 この馬も本当に扱いが難しいですよねぇ。
 少なくとも一貫戦で概ね崩れている以上、底力という観点では三冠馬たちに及ばないのは間違いない、とは思います。

 ただこの馬は、瞬時の加速とトップスピードの質、という一芸においては、三冠馬たちを上回るものを持っています。
 それって要するに、流れの緩いレースじゃないと出せないのでなんとも、なんですけど、少なくとも金鯱賞ではそれが出来た以上、これまで結果が出ていない府中だから無理、と決めつけるのは早計でしょう。

 実際今回は観客は入るとはいえ、ダービーや秋天に比べれば格段に静かで、テンションを上げずに行ける環境ではあると思いますからね。
 この馬もスタートと出足は基本的にいいですし、本質的にはステイヤー寄りなので、スローでいい位置を取り、後半特化に持ち込めればかなり手強いと感じます。

 あとノーザンの思惑・戦略としても、アーモンドアイが負けるのであればこの馬に勝たせたい、というのはあるはずです。
 高速持久力戦ですとこの馬の脆さが露呈する可能性は高いですし、コントレイルがパフォーマンスを上げてしまうので、それは避けたい、と考えるなら、アーモンドアイ項で書いた囲い込みスロー戦略は普通にあり得ると思うのですよね。

 このあたりも枠の並び次第なので、現時点では一概には言えませんが、例えばペースを引き上げる、或いは高速持久戦に持ち込むにしても、誰がそれを?というノーザンの手駒ではあるのですよね。
 その辺りを踏まえると、トーラスジェミニや、或いはキセキが前に行けたとしても一定無視して、3~4コーナーでも前を追いかけ過ぎず、観客が沢山いたらどよめくような、そういうレース質になる可能性はあります。

 逆に言うと、この相手でこの馬が勝ち負けするにはそれしかない、と思います。
 それしかない上に、シンプルに府中はダメ、という可能性も皆無ではないので、実際人気の割に分の悪い賭けになる馬なんですよねぇ。

 正直このメンバーでスローのヨーイドンは見たくないので、その意味では消したい馬です。
 ただ、そうなる可能性自体はそこそこあるとも思えるのが難儀ですね。ともあれ枠の並びを見てから判断したいところで、印を打つなら単穴か消しか、だと思います。

・カレンブーケドール
 ミス安定株、という意味で、今回まともに考えて三強の一角を崩す可能性が一番高いのはこの馬でしょう。
 基本的にどんな条件でもしっかり走ってきますし、先行力もあるので、この相手でも大きく崩れる不安はありません。

 絶対能力的にもオークスはかなり強く、クロノジェネシス比較でもタフ馬場でも問題なく強い、スローからの上がり勝負でも一定はやれる、というのは凄い事です。
 ただ、やはり敢えて言うなら切れ味特化では一枚落ちる感じで、総合力勝負向きなのは確かだろうと思います。

 三冠馬3頭は、突き詰めればみんな後半型の馬ではあるので、少し時計の掛かる馬場の中で、全体のペースが平均くらいまで上がれば、絶対的にも相対的にも好走確率は高まると思います。
 絶対能力そのものはちょっと足りないとは思うので、そこを補うアイデアを持てるか?という部分になりますね。


 地味に、この馬の立ち位置が読みにくい面はあるのですよね。
 社台の馬なのでノーザン戦略にはあまり関与しないと思うのですが、ただアーモンドアイと同厩舎でもあり、その意味でアーモンドアイの不利になるような展開を自分から作りに行けるのか否か?

 この馬なら、その気になればトーラスジェミニを自分でつついて、前々からタイトな流れを作り出す立ち回りも十分可能だと思います。
 ただ津村Jは基本的には待ちの騎手ですし、そこまで大胆な戦略を描けるか、同時に馬主や調教師側がそれを良しとするか、その辺りも読みにくいところです。

 これだけ勝ち味に遅い馬ですから、ここも勝ち切るのは難しいでしょうが、それがあるとしたら上記の、トーラスジェミニについていって前半59秒台、そして後ろがノーザン戦略もあってスローで離れ、仕掛けも遅らせてきた時ですね。
 まあトーラスはともかく、カレンがそれだけ前にいたらノーザン勢も追い掛けざるを得なくなるでしょうから、色々な意味で展開の鍵を握っている馬とも感じています。

 まあ普通にスローからの高速持久力戦でも、デアリングタクトあたりとなら互角にやれると思います。
 この馬が飛ぶとしたら、上記のノーザン戦略に巻き込まれて内目でスロー、ヨーイドンで切れ負けになるでしょう。

 その点で、この馬としては程よく楽に前に行ける真ん中くらいの枠がいいのかな、と思います。
 扱いとしては基本線対抗か連下、アーモンドアイとの関係性で上げ下げしつつ悩んでいきたいと考えています。

・グローリーヴェイズ
 この馬も嵌れば強いだけに難しいところですが、勝ち切る事を考えれば平均ペースにはなって欲しいですね。
 時計勝負にも一定対応する馬ですが、あまり上がり特化は向いておらず、分散してからの一脚、或いは流れての一脚が最大の武器になります。

 馬場もどちらかと言えばタフ寄りが良く、でも雨降りは嫌、という微妙な馬ですけど、今の府中は比較的この馬向き、という感覚もあります。
 上がり33秒前半とかは苦しいので、やはりスローだとしても分散して高速持久力戦の方がいいでしょう。少なくともスロー戦略に従わざるを得ないとなれば、あまり狙いたくない馬にはなります。

 川田Jなのでポジショニングありきの競馬にはなりそうですし、その点は好感が持てるのですけどね。
 その上で、全体で流れるパターンを想定するなら重く狙ってもいい馬なのですが、流石に後半型の競馬になると、アーモンドアイとコントレイルには届かないと思います。

 ベストの適性はカレンブーケドールに近いと思うので、この2頭は重く狙うならセットで、というイメージです。
 逆にこの2頭がサートゥルナーリアと一緒に来るパターンはあまりないと思うので、その辺りはしっかり意識しつつ、最後まで馬場や展開などしっくり考えて決めたいですね。
 少なくとも普通の展開ならかなり強いとは思うので、紐には入れたい馬です。

・ワールドプレミア
 この馬の場合、いい意味で未知数の部分も大きいんですけど、まぁ常識的には厳しいですよね。
 有馬からほぼ一年の休み明けになりますし、ポジショニングがいい馬でもなく、ヨーイドンならサートゥルナーリアに完敗、タフなレースですらサートゥルナーリアに負けているとなると……。

 菊花賞勝ちから有馬3着と戦績の絵面はいいですけど、菊は低レベル戦でしたし、有馬もリスグラシュー以下は微妙でした。
 あの時はフィエールマンとキセキも凱旋門賞明けで万全ではなかったと思いますし、その辺りを踏まえても、よほど休みの間に成長していて、ポジショニング面も一気に改善出来て、とかでない限りは、この相手で圏内に食い込む絵図を描くのは難しいかな、と見ています。

・ユーキャンスマイル
 前走の負け方で一気に人気を落とすなら、穴目では狙ってみたい一頭にはなります。
 この馬もそこまでポジショニングが良くないのはネックですが、去年の秋天は高速持久戦でかなりいいものを見せていますし、ヨーイドンでも結構加速性能と持続力が高い馬です。

 岩田Jなのでどうせイン狙いになりそうですし、今の府中でそれが有利かは難しい判断ですけど、内枠を引けば噛み合った時の怖さはあると思います。
 スローからの高速持久力戦ならば、アーモンドアイとコントレイルはともかく、カレンブーケドールやデアリングタクト相手なら足りていいと思うので、内枠必須での紐候補、としておきます。

・キセキ
 この馬はどう考えても、一昨年のJCが高速馬場でのベストパフォーマンスなのは間違いないのですよね。
 ただ年を経て、そもそもあれだけのスピード・軽さを維持できているのか?というのと、やはり気性面の問題があり、ちゃんと前に行けるのか、行けたとして、浜中Jが腹を括って、あれくらいタイトな流れを刻んでいけるのか?と課題は多いです。

 使ってよくなるタイプではあるので、前走よりも進境はあっていい、とも思いますし、適性としては怖さはもちろんあります。
 ただ、当然ながらスローではダメ、ハイペースも厳しいので、その幅は狭く、そしてその土俵ではコントレイルとアーモンドアイという規格外の化け物がいます。

 なのでやはり、最大限嵌ったとしても紐、という扱いにはなりますね。
 枠の並び次第でもありますが、後ろからになったらまずノーチャンスですし、多分このメンバーだと、印を打ちたいけど回し切れない可能性もあるのかな、と感じています。

 正直ここは武Jに乗って、堂々逃げる競馬をチョイスして見て欲しかったんですけどねぇ。
 一番適性的にはチャンスがあるレースで、よりにもよってこんな超強力メンバーが揃ってしまうとは、つくづく運のない馬です。

・ウェイトゥパリス
 まずは唯一、この情勢の中でも参戦してくれてありがとうございます、といいたいですね。
 馬としては7歳なので、中々伸びしろ、という面は見出しにくいと思いきや、実はフランスでの戦績は今年がキャリアハイ、という面白い馬でもあります。

 タイプ的にはある程度全体で流れての持続型、という感じで、カレンブーケドールに近いかもしれません。
 今年は平均ペースのガネー賞で、凱旋門賞を勝ったソットサスを最後際どく追い詰める競馬が出来ていますし、2100mでこの時計、この競馬なら極端にスピード負けすることはないと思います。
 ただフォワ賞のように、極限の上がり特化ではやはり足りないので、全体で流れるか、スローでも仕掛けが早く、分散しての高速持久力戦なら、この馬なりの脚は使えるだろうと感じています。

 ただし、この馬派ゲートは致命的に下手です。
 今年の4戦も全て綺麗に出遅れていますし、日本よりはゲートにルーズな欧州競馬で常にポジショニングが出来ない馬ですから、日本でいきなりゲートを決めて前付けする、という期待を持つのは酷でしょう。

 ましてテン乗りミルコJなので、まず出遅れると思っていた方がいいです。
 流石にほぼフルゲートに近いこのレースで後ろからでは、物理的にソコソコ脚を使えても届かないと思いますし、相手も強すぎますからね。


 正直なところ、この馬は出走奨励金狙いの参戦だとは思います。
 サンクルー大賞典を制した事で条件を満たし、今回来日してレースを走るだけで、この馬は2000万貰えるらしいんですよね。

 今は欧州の競馬は軒並みコロナのせいで賞金カットカットカット、ですし、となると、来日して走るだけで、仮にもGⅠのサンクルー大賞典勝ちの賞金より高い金額が転がり込む、というのは魅力なのでしょう。
 勿論上位に入れば更に上積みが、なので、ほぼ間違いなく出遅れて後方インでじっと我慢、直線で何頭パスできるか、という着狙いの競馬に徹するはずです。

 このレースを最後に引退、種牡馬入りも内定しているようなので、無理な競馬はしないようオーダーが出ている筈です。
 なので馬券的にはほぼ考慮しなくていい存在かな、と私は考えています。

・ラヴズオンリーユー
 去年も中1週で登録だけはしていましたよね。
 今年もまだエリ女が上昇途中、という中での悔しい負け方だっただけに、というのはわかりますし、今の府中2400mはフィットするとは思いますが、流石に出てこない可能性は高そうです。

 過去にエリ女からの参戦だと、エアグルーヴなどが好走していますけど、やはり中々牝馬には厳しいローテーションですからね。
 適性的には噛み合えばカレンブーケドールと互角のものはあるのですけど、それを引き出せる余地も薄いですし、そもそもミルコJがウェイトゥパリス、という時点で登録だけの可能性は高いので、もしも出てきたらその時にしっかり考えればいいと思います。。。

・クレッシェンドラヴ
 堅実ではありますし、距離もこの位がいいとは思いますが、流石に総合的に家賃が高いでしょう。
 むしろ有馬記念の方がまだ、とは思いますし、間隔が空き過ぎるのを嫌って、という面もありそうですね。

 前走は前付けできましたけど、超スローでもありましたし、基本的には位置を取れない馬です。
 流れて前崩れの展開ならミッキースワローより、くらいのラインですので、基本的にはここで狙うのは無理筋だろうと思います。

・ミッキースワロー
 この馬の場合、上手くポジションが取れて、ペースが落ち付けばの一抹の怖さはありますね。
 クレッシェンドとの比較でも、流れてしまうとやや甘い面はありますが、高速持久力戦なら一昨年のJCでも最後はいい脚を見せていて、あれを現実的な位置から引き出せるなら、という期待は持てます。

 ただ年を経て、レースもローカル周りが多くなって、この馬の適性ってかなりぼやけてしまった感はあるのですよね。
 何が得意、と明確に決め打てない器用貧乏なイメージですし、6歳以降の活躍は乏しいレースなので、内枠を引けたとしても紐を打つかどうか、微妙なラインだと思っています。

・マカヒキ
 去年は4着と頑張りましたけど、タフ馬場で完全な持久力戦と、普通府中の2400mでは問われない適性の中で、ですからね。
 たとえそれが再現されたとしてもカレンブーケドール以上では決してないわけで、まして良馬場、スピード勝負なら厳しい、としか言いようがないですね。

・トーラスジェミニ
 出てきてくれれば他の馬も序盤の入り方が楽になって、綺麗なレースになりそうなので、その点だけでも是非、と言いたいですね。
 能力的には流石に良馬場では苦しく、タフ馬場や重馬場になって、去年のダイワキャグニーくらい走れたら万々歳、というラインではないかと思います。

・パフォーマプロミス
 バランスのいい能力を持っていますが、流石にこの相手では中々、ですかね。
 強いて言えばアルゼンチン共和国杯勝ちの時の後半特化、瞬発力特化戦が良かったので、サートゥルナーリアに勝たせるためのノーザンのスロー戦略に乗っかって、一緒に雪崩れ込み、という可能性は微かにあるかもしれません。

 しかし、ノーザンの駒の割に岩田望J、というのも微妙なところではありますね。
 きちんとオーダー通りの乗り方が出来るのか?なんて部分も含めて難しさはありますし、サートゥルナーリア単穴パターンでも紐を打てるか……流石にどうでしょうね?

・ヨシオ
 流石森厩舎、実に抜け目ない出走戦略ですね。。。
 地味に先行力がある馬なので、芝でせめてテレビ馬でも、とかやってくると、レースに紛れが起きるかもですし、その意味では有難いような困るような(笑)。

 流石にこの馬が芝で覚醒はまずないと思いますし、静かに走り切ってくれれば、と思います。
 この馬が原因で不利が、なんて事になると流石に荒れそうですしね。そもそも出てこない可能性も高いですし、登録時点でクスっと笑わせてくれただけでも、充分に歴史的ジャパンカップの盛り上がりの一翼を担ったと言えるのではないでしょうか。


posted by clover at 08:18| Comment(10) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
出走表を眺めてるだけでニヤついてしまいますね(笑)
三冠馬対決はオルフェ、ジェンティル以来ですが、あれを上回る豪華さですからね、たまらないです。
予想も過去一くらい悩みそうです、難しい。。。
自分も現状はタクトが劣るかなとも思うんですが、ただオルフェ、ジェンティルの時もオルフェには敵わないと思ってましたからね、冷静に見極めないといけないですね。
しかし待ち遠しいです、歴史的レースを堪能できるように頑張って予想したいですね。
Posted by ブソン at 2020年11月19日 20:56
レビューお疲れ様です。

自分の中では三冠馬同士が出を伺う中、
川田騎手の逃げもあるのではないかと、オールカマーを見る限りカレンにもその可能性あると思慮しています。まあ、津村騎手にはそんな胆力は期待できませんが。逃げた場合、ペース次第でグローリーが馬券内に残ることも考えられるでしょうか!?
Posted by かず at 2020年11月19日 21:18
まだ先ですが楽しみですね~。コロナ感染で開催中止とかないよね…

今一番気になっているのは、サートゥルナーリアはどこで本気を出すことになっているのか?ということです。当初、クロノジェネシスが香港C受諾→
JCでのサートゥルナーリア鞍上が池添に決定→アーモンドアイJCラストラン決定の流れからノーザンとしてはJCはあくまでアーモンドアイがエース、
香港をクロノ、有馬をサートゥル(あるいはフィエールマン)という割り振りなのだと思っていたのですが、ここに来てクロノが香港回避の有馬参戦決定で
それが崩れてしまった。インディチャンプも意味不明な理由で香港を回避してきたので、普通に考えればノーザンが今の状況での香港遠征は
リスキーだと思っているということになるんですが、ここで引っかかるのが香港から招待されたアーモンド、ワールドプレミアがJC出走発表時点で同時に
香港回避を発表しているのに対して、サートゥルは秋天回避時にJC参戦を発表していたにも関わらず香港に登録、未だに香港回避の情報も無い
(僕が見落としてるだけかもしれませんが)という点です。JCから戻ると同時に検疫に入れば遠征は可能と思われるので、JCはあくまで叩き台にして香港で
勝ちに行くということもあるのではないかなぁと思えたりするんですよねぇ…。逆に明確なスローに落とすここが本線である可能性もあったりでなかなか
読み切れません。本番まで、さらにここから妄想を膨らませて楽しんで見たいと思っています。
Posted by I.C.スタッド at 2020年11月20日 00:39
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 そうですねぇ、古くはシービールドルフの対決なんてのもありましたが、三冠馬同士が、というだけでレアなのに、3頭同時にですからたまらないですよね。

 ジェンティルドンナは強かったですけど、あの時は外枠から1コーナーでインに潜り込む、岩田Jの神騎乗があってこそ、だったとも思うのですよね。
 むしろ直線のタックルの悪評が大き過ぎて、そこまでの運びの完璧さはみんな忘れてしまっている気もしますが(笑)。

 仰るように、三歳馬は一気に成長する事がありますし、ローテーション的な余裕を踏まえて考えると、前走からの伸びしろだけならデアリングタクト>コントレイルだとは思いますからね。
 私としても大好きな馬だけに非常に悩んでいます。まあまだ先走り過ぎなので、一先ずはマイルCSと東スポ杯に集中しないと、ですね。

Posted by clover at 2020年11月20日 03:53
>かず様

 いつもコメントありがとうございますー。

 トーラスジェミニが回避したら、そのあたりの馬が思い切って、は充分あり得ますよね。
 グローリーヴェイズは自分で逃げたことはない馬なので、それでパフォーマンスがどうなるか、という部分は未知なんですよねぇ。

 だからあくまで先頭でも能力は発揮できる前提で、ですけど、わざわざ先導役を務めるのは誰の為?という部分で変わってきそうです。
 アーモンドアイの為に中盤タイトに引き締めて、なら、セットで粘り込めるチャンスも大きいですし、前半からタイトに平均まで持ち込めるならなおプラスでしょう。

 ただサートゥルナーリア向きにスロー団子にしたら確実に切れ負けして駄目だと思います。
 ともあれ色々な可能性が考えられますし、メンバー確定したら鬼のように一生懸命考えたいですね。楽しみ過ぎます。

Posted by clover at 2020年11月20日 03:57
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。
 コロナ怖いですよねぇ……。流石に最悪でも、入場撤回で無観客で、ラインまでに留まってくれると思いたいですが。

 ぶっちゃけこの馬がJC目標にした時点で、こんな豪華メンバーになるとは思ってなかったのは確かでしょうねぇ。
 少なくとも一週前追い切りの質の良さを見ても、これでJCをパス、という事はないと思いますが、しかし基本虚弱ローテのサトル君に、JC⇒香港というマジックワンド張りのローテーションが出来ますかね?

 一応香港にスミヨンJがいますし、コロナ感染したらしいですけど、本番の時は隔離期間も終わっている筈なので、その辺りで或いは?もあるのでしょうけど。
 今のところ私は、記事内で書いた、ノーザン勢のコントレイル囲い込みで、アーモンドアイかサートゥルナーリアに勝たせる、というバランス戦略が一番ありそうに思えます。

 有馬にクロノを出す以上、中3週のサートゥルナーリアのパフォーマンスでそれ以上、というのも厳しいですし、このあたりはノーザンとしても苦渋の選択かもしれませんけどね。
 妄想楽しいですけど、やり過ぎると本当に寝付けなくなるので(笑)、体調管理はしっかりしつつ、レースまでアクシデントがない事を切に祈りましょう。

Posted by clover at 2020年11月20日 04:05
お疲れ様です。
改めて見ても壮観なメンバーですね!

やっぱり勝ち切るという所まで考えると、三強で惹かれるのはコントレイルになりますよねー。東京ではペースが流れていた時でもまったくラップ落としてなくて、全然底見せてないですし。

アーモンドアイは最後という事もありますし、正攻法で来そうですね。枠次第では番手での競馬もできそうですが、スタートが出るかどうか。そこが一番のポイントになりそう。

デアリングタクトは想定三番人気ですけど、直前にめちゃくちゃ買われると思うんですよ。併せ馬でコントレイルが遅れた影響もあって、最終的にはコントレイルより人気する可能性も全然あると思っています。
まぁコントレイルが併せで遅れたのは心配っちゃ心配ですが、世間のイメージ程は元々そんなに調教駆けする馬と思ってないので、個人的には必要以上に心配しなくていいような気も。

後、デアリングタクトは良馬場での桜花賞も見て見たかったなーと今になって思います。多くがベールに包まれているのも、結局は桜花賞が不良馬場だった影響が強いですよね(笑)
気になるのが秋華賞ですね。他の二強に伍する力があるならもっと強い勝ち方ができるレース質のはずではあった、と思うんですよね。
とはいえ、多くがベールに包まれているのは確かなので、人気次第ではって所ですが、はてさてどのぐらいのオッズになるか。

サートゥルナーリアは池添jというのも難しいですよね。最後まで我慢してくれるのか、ワンチャンス自分から勝ちに行く競馬をしてしまわないか、と(笑)

カレンブーケドールは、まぁ逃げたくはないでしょうね。前走も急かされて一番最初に動かされてしまった訳ですし。

ワールドプレミアの買い材料としては、長期休養明けのディープぐらいですね。でも本当に長期休養明けのディープって激走するんですよ。

トーラスジェミニが回避した場合、有力馬のどれかがエリ女のノームコアよろしく押し出されてしまう可能性ってけっこうあるんですよねー。その可能性のある中には好スタートを切った時のアーモンドアイやコントレイルも僅かながら含まれていそうで……。その辺の読みが非常に難解です。
出来ればキセキに逃げて欲しいですよね。自分もラストに10秒台が連発するような豪華メンバーのジャパンカップはあまり見たくないので(笑)
Posted by ハル at 2020年11月20日 04:28
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 コントレイルは矢作先生がきちんと、遅れたのは不満、って口にしていましたものね。
 もっとも少し三味線臭い気もしますし、馬自身も少しずつ、調教で本気出さなくてもいい、みたいな部分は出てきている気はするんですよね。

 本当の名馬は自分でコンディションを整える、とも言いますし、状態面さえ問題なければ、やはりこの馬が勝ち切るチャンスが一番大きい気はします。

 アーモンドアイはある意味今回迷う必要はない立場ですものね。
 きちんと王者の競馬をして、それで負けたなら仕方ない、という体はしっかり作りつつ、水面下でノーザンがどういう戦略を組んでくるのか、その辺りも含めて非常に楽しみです。

 デアリングタクトはまだ強さが分りにくいところはあるのですよね。
 三冠全てがハロン12を超える競馬で、その分質的なものが問われて何処までやれるのか?というのは悩ましいところです。
 オークスが展開に恵まれずとも強かったのは確かですし、エルフィンSの圧巻の突き抜けを見ても、それなりにスピード勝負の方がいいのかな、とも感じるのですが。

 どちらにせよ、立場としてはこの馬も挑戦者に位置付けられますし、ポジショニング含めて積極的なレースを期待したいです。
 本当に実際、どのくらいのオッズになるのでしょうね?その予想の方が難しいかもです。。。

 池添Jは確かに、型に嵌めて勝ちに行くタイプの騎手ではあるので、そこまで手が合うコンビとも思えないのはあるのですよね。
 この馬としては外から早めスパートでこの相手にどうこうとは言えないので、内枠を引いて必然的に我慢、という方が弾ける気はするのですけどね。

 カレンブーケドールも去年みたいな位置が理想ですよね。
 色々な意味でもトーラスジェミニには出てきて欲しいし、キセキは前々で引っ張って欲しいですね。

 確かに先週、ダノンマジェスティも2年以上の休み明けで激走してましたね。
 ただプレミアの場合、前に行ける馬ではないので、どうあれ三冠馬軍団を後ろから差すというのは……って考えてしまいます。

Posted by clover at 2020年11月20日 15:27
こんにちは。
はじめてコメントさせていただきます。
毎回、必ず拝読し、参考にさせていただいたいます。

今回のジャパンカップで、わくわくし、コメントせずにはいられなくなりました。

アーモンドアイが出走する事で俄然盛り上がっていますね。

いろいろ個性を持つ馬たちと、騎手がどうのるか、どんな結末が待っているか、
こういう話ができる今が「一番楽しい」かも、、、(当たればそっちが楽しいかな)

個人的には3強で決まるとは思えず、当然どれかが負ける、もしくかすると、3強は勝てない可能性もあるわけですから、そんな伏兵とは言えない馬がたくさんいます。あー悩む

天気はいいようですが、馬場も気になるますし、土曜のレースをしっかり見ておかないとと思っています。

現状では、デアリングタクトに期待しています。不安はアーモンドアイやコントレイルよりありますが、未知も多く。斤量はもちろんですが、牝馬最近強いし。
楽しみにしている筆頭です。

当然アーモンドアイ、コントレイルも気になりますが、
サートゥルナーリア、グローリーヴェイズ、カレンブーケドールも主役級の馬気になります。

トーラスジェミニには是非ペースを作ってもらい、各馬の激しい直線の競り合いを見たいです。

競馬大好きなので1ファンとして楽しみたいです。








Posted by えがなお at 2020年11月25日 17:12
>えがなお様

 コメントありがとうございますー。

 やっぱり事前にあれこれ検討、或いは妄想している時が一番楽しいんですよねぇ。
 最終追い切りも終わって、それぞれ順調にここまできましたし、この後何事もなくしっかりゲートインして、結果はどうあれしっかり走り切ってくれれば、まずはそれが何よりです。

 流石にここまでスポーツ・ドラマとしての側面が強くなるレースですと、より一層予想・馬券は切り離して考える、というのも難しいですよね。
 どの馬にも思い入れがありますし、少なくとも超トリガミになろうと、三強で決まる買い目は組み込んでおきたいかな、とは思っています。

 泣いても笑ってもあと三日とちょっと、この最高に幸せな時間を充分に楽しみましょう!

Posted by clover at 2020年11月26日 09:26
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