2020年10月19日

2020 菊花賞 プレビュー

★はじめに

 果たして競馬史に残る伝説の三週間になるか?
 そんなファンの期待を一身に背負っての昨日の秋華賞は、まず第一関門のデアリングタクト・無敗牝馬三冠が見事に達成されました。

 そして今週は、史上空前の、親子二代に渡る無敗の牡馬三冠を目指して、コントレイルが満を持して登場します。
 アメリカで一度だけ親子二代の三冠達成があるものの、無敗での達成はおそらく世界の競馬史の中でもはじめてとなるでしょう。

 またしても日曜日、歴史は塗り替えられるのでしょうか?
 それともステイヤーの血を存分に生かしたライバル・伏兵が台頭し、野望を打ち破る事になるのでしょうか?

 様々な可能性をしっかり絞り込み、吟味していくべく、まずはきちんとプレビューで、それぞれの馬の特性と未知の可能性を探っていきたいと思います。


★レース傾向分析

 過去のプレビューもご参照ください。

 実はこのレースに関して言うと、過去3年範囲で言えば、それまでの定石やペースパターンがあまり適応できない特殊条件になっています。
 3年前極悪馬場、2年前超スローからの仕掛け遅れで究極のヨーイドン、そして去年は例年にないタフ馬場でリアルなスタミナ勝負でした。

 今年も、昨日までの京都の馬場を見る限りは、まず力のいるタフ馬場で、時計もそこそこ掛かっています。
 これが4~5年前までの超高速馬場なら、距離適性が怪しい馬でも折り合いがきちんとしていれば誤魔化せた面はあったでしょう。
 しかしここまでパワー馬場となると、本質的にステイヤー適性がないとより苦しい、という面は出てくる感じですね。


 そういう馬場傾向を踏まえてなのか、近年は昔よりもテンの入りが遅めになっています。
 だからと言って後半のラップが5F単位で速くなっているか?と言えばそうでもありません。

 要するに、ペース如何に関わらず、この特殊な距離を走り切ることそのもので削られてしまう馬もそれなりに出てくる、という話ですね。
 元々春天とは違い、適性外の馬もワンチャンスと未知の可能性に賭けて出走してくるレースなので、その意味では振り分け自体はしやすい、とも言えます。


 更に今年の場合は、バビットと言う面白い逃げ・先行馬がいて、そして密かにコントレイルのラビットをしそうなキメラヴェリテも出走してきます。
 コントレイル自身がこの舞台に抜群の適性がある可能性は低いにせよ、それでも紛れのあるレースにするよりは、紛れのない力勝負を、という意図は少なからず出てくるでしょう。

 その意味では例年よりも少し厳しめのペースになる可能性も見ておきたいところです。
 デアリングタクトと違い、コントレイルは比較的スムーズに先行できる馬です。
 なので、どちらかと言えばその近くにいる先行馬よりも、コントレイルが抜け出したところに中団やや後ろからしぶとく差し込んでくる馬、というのが一番好走パターンに嵌りそうなのかな、と今のところは見ています。

 ラップ的にも、キメラヴェリテがどこまでやり切れるかは別として、バビット自身もセントライト記念がそうであったように、変に溜めてヨーイドンよりは、コーナーから分散させて粘り込むタイプです。
 その意味で、今年はきちんと淀らしい4F戦にはなるのかな、と思いますし、力のない馬はどんどん振り落とされていくサバイバル戦を想定しておきたいです。

 今のところの天気予報は、土日は晴れですが、木金に雨マークがついています。
 その影響がどうなるか、も悩みどころですが、少なくともパンパンの良、いきなり綺麗な高速馬場、という可能性はかなり低いと思っていた方がいいでしょうね。

★出走馬所感

・コントレイル
 現時点でも既に、ディープインパクトの牡馬の最高傑作と呼んでいい実績と能力を誇るコントレイルですが、ここを制して、牝馬も含めての産駒最強馬、更には歴代最強馬論争に名を連ねるような馬となっていけるでしょうか?

 とりあえず、能力的にこのメンバーで二枚抜けているのは間違いなく、それを今更論じる必要性もそこまでないでしょう。
 ただ、あくまでも重箱の隅をつつく感覚でケチをつけるとして、この馬の過去のレースを改めて見ても、実は一番強かったのって未だに東スポ杯に見えてしまったりはします。

 本当にあのレースは、馬場も異次元に軽かったとはいえ、それ以上にラップ推移が2歳戦としては有り得ないレベルでした。
 それ以降、流石にあのレースほどのインパクトあるラップは踏んでいませんし、どちらかと言えばレースセンスの良さでしっかり磐石に勝ち切ってきた印象はあります。

 特にホープフルSと皐月賞を比較して考えた時、タフ馬場でもある程度後半型にシフトした方が、機動力や持続性能を生かし切れていた感はあります。
 神戸新聞杯も楽勝、ではありましたが、着差自体は小さくなっていて、そしてあのレースも全体としては結構流れていました。

 なのであくまで相対的に、ではありますけれど、基本的にはスローペースの方が強い馬、という認識ではあります。
 勿論追走力も保持していて、ポジショニングも巧いので、流れる競馬で前々でも今までは問題なくこなせていました。
 ただ、このタフ馬場の3000mで、ある程度前半流れる形になった時に、無難に前目を取りに行って最後の最後で甘くなる、という可能性は僅かに残されている、とは感じています。


 後は状態面ですね。
 ディープ産駒らしく、ぶっつけローテを苦にしない馬ですが、流石に菊花賞に向けては常識的に一叩きを選択してきました。
 結果、はじめて在厩調整での続戦ですし、中3週も当然初になります。

 勿論それを踏まえて、神戸新聞杯も出来る限りダメージなく勝つ、をテーマにしていた感はありますし、それは最低限達成できていたとは思います。
 けどやはり、詰めたローテでも問題なく万全の体調で出走できる、と断言できる担保はなく、そこはトップステーブルの矢作厩舎の調整力にどこまで信頼を置くか、という事にもなるでしょう。

 加えて、やはりこのレースは枠も重要になります。
 基本的にレースセンスのいい馬で、馬群の中からでも競馬が出来ますし、この舞台なら内枠に越したことはないでしょう。

 外枠でも極端でなければ、と思いますが、流石に大外とか引くとギョッ!とはなりますね。
 その場合は前半無理せず、皐月賞のように後ろからでもいい、と個人的には思いますが、ついいつものポジション競馬を企図してしまうと、難しさが出てくる場面もありそうです。

 おまけで、地味に京都コースもはじめてではあるのですよね。
 まあこのレベルの馬ですからそこまで不安はないとはいえ、やはり二度の坂の上り下りをどうこなすかはポイントです。
 頭のいい馬だけに、はじめての2周レースで、父同様に1周目の3~4コーナーで張り切り過ぎてしまう、という懸念も零とは言えませんかね。


 細かく粗探ししてみましたけど、それでもまともな流れで、まともに折り合いがつけば、どの位置からでも勝ち切れるだけのポテンシャルの差はあるかな、とは思っています。
 デアリングタクト同様に、どういう展開になってもしっかり勝ち負けはしてくれる馬でしょうから、枠次第でどういう立ち回りを選ぶか、それに付随してどういうタイプの馬が台頭しやすいか?そういう部分はしっかり見ていきたいところです。

 親子二代の無敗牡馬三冠も大いに期待していますし、印としても絶対に対抗以下にする事はないでしょうね。

・ヴェルトライゼンデ
 打倒コントレイルの旗頭として、抜けて二番人気になりそうなのがこの馬ですね。
 実際、怪しさ満点の二番人気だったリアアメリアとは違い、この馬はプラス要素がかなり多い数少ない馬だろうとは思っています。

 前走はやや急仕上げで、かつ大外でポジションも取れず苦しい競馬でしたが、流れが噛み合った面はあるにせよ、最後の差し脚は中々のものでした。
 コントレイルほどではないにせよ、そこそこ前に行けるレースセンスも持ち合わせつつ、後半型の競馬にシフトしてもきっちり帳尻を合わせてくるのは、この舞台では強みになると思います。

 切れ味勝負では甘い馬ですけど、今回の条件ではまずそれは問われませんし、血統的にスタミナ面も信頼できます。
 去年のタフ馬場菊花賞を制したワールドプレミアの半弟、という時点で、母系からもこのレースの相性の良さは感じますし、父がステイゴールド系になるのもプラスでしょう。
 基本的に菊や春天は、日本古来のプリンスリーギフトの血を持っている馬が比較的走りやすい舞台ですから、そこも強調材料にはなります。


 強いて言えば、この馬もどちらかと言えばレース間隔を空けた方がしっかり走れてはいるのですよね。
 皐月賞は爪を痛めて色々バランスを崩していた、とは言われますが、それでも後の2戦からすれば負け過ぎの感はありました。
 あの時もスプリングSから中3週ではあったので、今回急仕上げでそこそこ走った反動がないか?は気になります。

 あとやはり、この馬も外枠は引きたくないでしょうね。
 少なくとも勝ち切る絵図を持つなら内枠から中団くらいに入っていきたいですし、コントレイルを見る位置を狙えるのがベストにはなるでしょう。

 タフ馬場の末脚比べで、後ろからコントレイルを差せる可能性がある、数少ない一頭なのは確かだと見ています。
 でもそこまで噛み合うには諸々条件が必須ではあり、少なくとも馬場レベルはこの馬に追い風と思いますが、それだけではまだ足りないとも思っています。

 その上で枠の並びが上手く噛み合い、状態面も万全と判断したなら、微かに本命の可能性もあるかも、くらいです。
 まあ最低でも連下は打つと思いますし、伏兵で面白そうな馬がいなければ素直に対抗格かな、と考えています。
 三冠トレーナー&騎手の池池コンビには、レースを盛り上げる周到な作戦を期待したいですね。

・バビット
 セントライト記念まで破竹の4連勝と勢いに乗っていますし、コントレイルより前で競馬が出来る、というのは不気味さは漂います。
 前走もスローロンスパでかなり強い競馬で、タフ馬場で更に距離が伸びてもやれそうな気配はありますし、結構色々なパターンでしっかり走れているのも逃げ馬としては珍しい強みになりますね。

 ただ今回は、キメラヴェリテが何が何でもハナ、という競馬をしてくる可能性は結構高いです。
 元々番手競馬も出来ていた馬ですが、しばらく逃げに徹していた中で、この本番でいきなりスッと器用な競馬にシフトできるか?は課題になると思います。

 また、キメラヴェリテが逃げるのを無理に追わず、自分のリズムで進めたとして、内田Jがどこまでこの馬らしいレースを作ってくれるか?もありますね。
 どうしてもあまりレースメイクそのものに緻密さを感じる乗り手ではないので、そこは素直に不安要素です。

 適性的に言えば、前走同様にややスローに持ち込んで、坂の下りからスッと動いていき、後続にコーナーで脚を使わせる競馬がベスト、という事にはなるでしょう。
 ただレース展開として、前にキメラ、後ろにディープボンドというコントレイル親衛隊を置く中で、どこまでこの馬にとって適性のスパートが打てるか、となると、少なくとも簡単ではない気はしています。


 血統的には、タフ馬場はこなしそうですけど、距離そのものに対してどうか?とはなります。
 むしろこの距離でも渋った馬場になってしまった方が、相対的に他の馬より強みがあるかもしれません。
 凱旋門賞じゃないですけど、タフ馬場長距離ならリボーやネヴァーベンドがかなり効いてくる可能性が高まりますしね。

 少なくとも能力的には、中山のサトノフラッグを楽に抑え込んでいますし、世代の第二グループに入ってくるのは間違いありません。
 といってもこの世代、コントレイル>サリオス>>>その他の馬みたいな感じなので、この馬の競馬に徹するだけでコントレイル相手に足りるか?と言えば心許ないです。

 やはり競馬しやすい枠の並びや、馬場の恩恵などのプラスアルファは欲しいですね。
 個人的にや重馬場になったら重い印も考えたいですが、良馬場なら打って紐までかな、と今のところは思っています。

・サトノフラッグ
 前走は一応、ある程度春の実績馬としての沽券を示す内容でしたけど、さてそこからどこまで上積みがあるか、ですね。
 国枝厩舎は昨日もマジックキャッスルをしっかり走らせたように、前哨戦と本番できっちり作りを変えてくる老練さはあるとは思いますが……。

 シンプルに、まずこの馬、中山巧者なのは間違いないんですよね。
 特にコーナーでの機動力が武器で、あの地点でスッと動けるので大崩れはしないものの、決して直線でその勢いのまま長く脚を使える感じではありません。

 なので、個人的にはあまり京都外回り、ってタイプに思えないんですよね。
 基本京都ですと3~4コーナーで下りから加速しやすい形になり、コーナーの機動力、というのは武器としてアドバンテージが下がると思っています。
 かつそこから長い脚を使えない感じなので、もしもいつものように外々から、という形になると、直線半ばでガス欠パターンは容易に想像できてしまうのですよねぇ。

 あまり流れ切らず、かつ上がりが速くなり過ぎない方がいい、という事で、3000m自体はこなせる余地はあるとは思っています。
 ただヴェルトライゼンデやバビットに対しても、この舞台で何か秀でる一芸があるか?と言われると微妙で、コントレイルに対しては言うまでもなく、です。

 関西圏の戸崎Jも信頼度は下がりますし、実際この通りの人気するかはともかく、実績上位組の中で相対的に嫌いたい馬、とはなりますね。
 内枠を引けて、タイトに立ち回って、上手く引き込み線あたりでスッと進路を作れるような器用な競馬が企図できるならまだしも、なんですが、それでも打って紐までかな、と考えています。

・ヴァルコス
 この馬も正直出足が良くないので、立ち回りで一工夫がないと難しいかな、とは思うのですよね。
 後半はバテずに長く脚を使えるので、この舞台そのものは走り切れる体力のある一頭だと思いますけど、それでも道中後方からまとめて面倒を、というのは考えにくいです。

 だからこの馬がやるべき事は、スタートから出していくのは諦めるとして、どの地点で押し上げるのが一番合理的か?という事になると思っています。
 個人的には、最初のスタンド前での、横山典Jがよくやる横ポツンからのマイペースでの押し上げ、ああいう形を狙って欲しいんですよね。

 単純に青葉賞とダービーを比較しても、青葉賞が向こう正面からの超ロンスパで、ダービーは逆に前半意識的にかなり押していって、というレースでした。
 ペースの差などもあるにせよ、結果を踏まえて考えるに、やはり最序盤は無理せずゆったり入った方がいいタイプなのは間違いないと思っています。

 だからこそ、前のラップが落ちてくる地点で、自身は出来る限りフラットに取り付ける形が望ましい、となります。
 序盤からスローになって、スタンド前で先団後ろまで取りつけるのがベストですが、次善はゴルシパターンの2コーナー出口からの押し上げになるでしょうか。

 一番ダメなのは、後方外から坂の下りでスパートと言う常識的なレースでしょう。
 それをしたら前も引き上げる中、外々のロスを食らって置かれ、直線では前走のように物理的に届かない位置、という事になってしまうと思っています。


 いい意味で言えば、パワーとスタミナを十全に生かして、他の馬では決して出来ないスタミナ比べに持ち込む事でチャンスを作れる馬です。
 むしろ打倒コントレイルという意味ではそれは一番効果的かもしれませんし、ノースヒルズの戦略を自分から壊しに行ける数少ない一頭だと踏んでいます。

 ……が、関西圏のGⅠで、三浦Jにそんな大胆不敵な騎乗が出来るか?と言われれば、正直期待するのは酷かなぁ、とはなります。
 それこそ陣営が一致団結して、惨敗してもいいからそういう規格外の競馬を試みて欲しい、なんてオーダーでも出さない限りは中々難しいとは思っています。

 それでも、外枠を引いてくれれば少しでもその可能性が高くなるとは感じます。
 このレースは基本内枠有利ですけど、この馬に限っては外枠の方がいいと思いますし、なんなら大外を引いて欲しいくらいです。
 逆境だからこそ、負けて元々の大胆な戦法に徹する事が出来る、というのも真理ですし、この馬がどういうレースをしてくれるかは地味に注目しています。

 素材としても、前崩れの展開になれば突っ込んでくる一頭だと思っています。
 三浦Jなので流石に重い印は打てないですが、連下か紐か、出来れば印は回したいなと考えています。とにかくこの馬は外枠希望ですね。

・ガロアクリーク
 この馬も血統イメージ以上にタフ馬場適性がありますし、昔から距離が持たない、と散々言われている馬が踏ん張るのも菊花賞のひとつの醍醐味ではあります。

 ただやはり、今の馬場くらいにタフだと、より本質的なスタミナは求められるでしょうし、前走もあれだけスムーズに立ち回って上位2頭に完敗ではありました。
 また、相性の良くない関東馬でもあり、そしてミスター正攻法の川田Jでもあります。
 ここもスッと先行して、早めに外に持ち出す競馬を愚直にこなしてきそうで、その形で勝ち切るのはまず無理でしょうし、正直圏内も苦しいかな、と見ています。

 堅実な馬だけに内枠でタイトに、という時に怖さはありますけど、基本的には今回は軽視したい一頭にはなりますかね。

・ディープボンド
 この馬も一叩きして上昇はありそうですし、距離もコースも悪くはない、と思います。

 ただいつもの事ではありますが、この馬もコントレイルアシストの要素も兼ねて、常に前目から正攻法のレースを求められる立場でもあります。
 本質的には追走が問われた方が強いと思うのですが、果たしてこの距離でもそうか?というのは未知ですし、やはりある程度外目から動いて、スペースを作る競馬には、エネルギーロスも大きい面はあります。

 上手くペースが噛み合って、早め先頭からギリギリ圏内粘り込み、くらいはあるかもですが、流石に勝ち負けを望むのは酷だと思いますね。
 この馬も実際この位の人気なのか?と読みにくいところはあり、人気しないなら拾ってもいいんですが、4~5番人気になってまで狙う価値はあるか?と言われると、この条件下では微妙かな、とは思っています。

・ロバートソンキー
 前走はあっと驚く激走でしたが、結果的にペースもポジションも全て完璧に噛み合った、というのは間違いありません。
 それこそ昨日のマジックキャッスルを見ても、一番強い馬の真後ろをスムーズについていくのがどれだけ楽な競馬か、というのは一目瞭然でしょう。

 この馬の神戸新聞杯も正にそれですし、その上でコントレイルには歯牙にもかけられず、ロスの大きい競馬だったヴェルトライゼンデにも差されています。
 なので流石に、この2頭より上の評価は出来ないと思いますね。

 ただ立ち回りそのものは上手だったので、今回も内枠でじっと我慢、という形なら、距離は持つかなとも感じます。
 血統的にもルーラーシップにテイオー血脈で、プリンスリーギフトも内包しているのは面白い要素ですし、差し競馬になった時の無欲の一撃・紐要因としては頭に入れておいてもいいかもしれませんね。

・ブラックホール
 この馬にとっては、シンプルに距離が伸びるのはプラスでしょう。
 少なくとも追走面でかなり課題があり、ゆったり入ってこそ、という馬なので、菊の舞台は面白いとは思っています。

 前走などは距離や馬場を考えれば、負けるべくして負けた、と思いますが、収穫としては、春より少しとは言えポジションを取れた事になるでしょう。
 出していくと甘い馬なのは確かなので、こちらもやはり序盤はゆったり、道中のどこかで詰めていくパターンがいいと見ています。

 なのでタイプ的にはヴァルコスとやや境遇が似ていて、思い切った競馬で後半のスタミナ勝負に持ち込めれば或いは、という面はあるんですよね。
 基本的に負けているレースも敗因は確かで、その中でこの馬自身の脚は使えているので、決してムラ馬ではないとも思っています。


 だからこちらも、テン乗りにはなってしまいますが、藤岡佑Jがどんな戦略を立ててくるか、というのは楽しみです。
 京都の長丁場ですと、かなり大胆な事もやってくれる騎手だと思ってはいますし、石川Jは無念でしょうが、この舞台での乗り替わりは個人的には少し期待値が上がるところです。

 このブログの著名度を上げてくれたのも、3年前のクリンチャー&藤岡佑Jの菊花賞でした。
 あの時みたいに向こう正面から強気に動いていく競馬をしてくれれば、と思いますし、その点でこの馬も外目の枠の方がいいと思います。

 馬場バイアスなども含めて、押し上げるチャンスがありそうであれば単穴まで考えても、という気はしています。
 まあ関東馬ですし、あまり特殊戦法に期待し過ぎるのもなんなので、最終的には紐程度に落ち着く気はしますけど。。。

・レクセランス
 この馬も基本ポジションが取れず、機動力も低くて、直線も凭れ癖がある難しい馬です。
 その意味では前走は比較的よく走れていて、絶好調の松山J、というのも少し怖さはある要素です。

 ただこのタイプですと捲りとかは厳しいですし、出来るのは内枠でじっと我慢、コーナーでも我慢してインから捌く形になりそうで、正直今の馬場だと厳しいかな、という印象です。
 決め手の絶対量も目を瞠るものがあるわけではないですし、一度でもブレーキを踏んだら立て直しが難しそうなので、余程嵌っての差し追い込み決着要因としても序列は低めかな、というイメージです。

・サトノインプレッサ
 中1週で本当に出てくるのか?というのはありますが、少なくともまだ毎日王冠よりはこっちの方が適性はあると思っています。
 明らかに物理的にも質的にも追走力が足りない馬ですし、一転力のいる馬場で、相対的にペースが上がる分にはそこまで苦にしないので、明らかに適性としてはステイヤー寄りでしょう。

 勿論血統的な感じからはその色は薄いので、流石に3000mまで行くと息切れする可能性はあります。
 ベストは2200~2400mくらいに思っていて、その点では神戸新聞杯を使って欲しかった馬でもありますね、

 ただ馬群を割れる馬なので、やはり内枠でじっくりからの、無欲の追い込みでの食い込み要因としては一応ピックアップは出来る範疇にいると思います。
 渋った馬場も比較的得意なので、人気はないでしょうし、その辺りが噛み合いそうなら狙ってみる価値はなくはない、とは考えています。

・ビターエンダー
 この馬は基本スロー専用機、という印象です。
 前走は期待したのですが、思いの外流れて、それを追いかけていく中で厳しくなってしまいました。

 そう考えると、テンはそれなりに速くなりやすい菊花賞も微妙な条件です。
 去年みたいに顕著に入りがスローになれば少し怖さはあるのですけど、そうでないと苦しい、というのはあるでしょう。

 主戦の津村Jに戻るのはプラスですけど、関東馬で関東騎手はやはり鬼門ですし、ここで狙うほどの強調点がないのは確かでしょうね。
 あくまでスロー決め打ち、かつ内枠で前目内目をロスなくが可能なら紐に一考、程度のラインです。

・マンオブスピリット
 この馬もポジショニングは絶望的なので、無欲の追い込みポジションがどこまで嵌るか、に限られるでしょうね。
 ただ京都コース自体の相性はかなり良く、タフ馬場も渋った馬場も強いので、全体で流れて仕掛けも早く、前崩れの形になれば最後に飛んでくるパターンはない、とは言えません。

 しかし最近のミルコJはすっかり勝負勘が狂ってしまっていますし、無意味にポツンしそうでもあるのですよね。
 やはり圏内を考えるなら、最低限は流れに食らいついていく位置は欲しいですし、その上で何頭か仕掛けていくところで無理に追い掛けない、待ちの姿勢が必要だと感じます。
 だから北村友Jだったらちょっと面白かったかもなんですけど、動のミルコJだと嵌り切るチャンスを自分から潰しちゃう懸念は強いですかね。

・キメラヴェリテ
 流石にダートからの参戦で、明らかに実質ラビット感は漂います。
 まあ敢えて言えば若葉Sは長距離的な競馬で、ややスローから後半のロンスパでしぶとく踏ん張れているので、その点でここまでがどうかはともかく、距離延長はこなせる余地はあるでしょう。

 この馬自身で言えば、芝では少なくともハイバランスでは無理、と思いますけど、ノースヒルズの思惑もあるでしょうから難しいですね。
 能力的にもスローロンスパなら素直にバビットを、となりますし、流石に狙い目には入らないと思います。

・その他抽選馬
 今回も抽選馬にかなり面白い馬が混じっていて、先週の様などっちらけの抽選にならなければいいなぁと願っています。

 というか、去年の菊花賞プレビューで、来年のこのレースにエピファネイア産駒がわんさか出てきて欲しい、なんて書いているのですけど、結局出るチャンスがあるのはアリストテレスだけになってしまいました。
 ロールオブサンダーなど期待通り長距離で覚醒気味だったのに、屈腱炎が本当に残念ですけど、だからこそせめてこの馬だけは通って欲しいなぁと切に願います。

 馬キャラとしても、ここでアリストテレスはかなり面白いと思うのですよね。
 ある程度位置も取れて、長く脚を使えるものの、ソラを使うので早めに先頭に立てないタイプです。
 裏を返すと相手が強ければしぶとくスタミナを生かして食らいついていけるので、コントレイルが目標に出来るここは絶好なんですよね。

 京都自体も勝ち鞍がありますし、真ん中くらいの枠で、中団やや後ろからコントレイルを追いかけるような形が作れれば、この舞台でも大きな仕事ができる可能性は僅かに残っている一頭だと感じます。
 ルメールJ騎乗もバランス的な意味では心強いですし、出走出来て枠が良ければ、血統的贔屓もありますけど単穴候補筆頭です。


 国枝厩舎三本の矢となるか、というところでの、アンティシベイトとダノングロワールも注目ですね。
 どちらも長く長く脚を使えますし、典型的な距離を伸ばして良さが出たステイヤータイプなので、走り切る体力・能力はあるでしょう。

 タイプ的にアンティシベイトの方が楽に先行出来る脚がありますが、追走面ではそこまで無理が効く感じではありません。
 ダービー前日の1勝クラスの勝ちっぷりはかなり良かったですが、風や馬場の違いもありますし、かなりしっかり出し切ってのものでした。

 札幌も開幕に近い時期で、現実的なタフ馬場はそこまで経験していないので、タイトに流れた時にどうか?というのはあります。
 今年は札幌開催全体が、コロナの影響で函館が使えず、結果あまり強い馬が出てこなかった面もありますし、あまり2勝クラスの勝ちっぷりを高く評価するのは、というイメージは持っています。

 武Jも腕を撫してのこの舞台でしょうし、怖さはありますけど、枠と展開次第、となりますかね。
 どちらかと言えば外目の枠を引いて、無理せず中団くらいで入っていく方が可能性はありそうな気はしています。


 ダノングロワールの方が、よりスタミナ型、バテずに長く脚を使うイメージです。
 ある程度切れ味もありますが、前走のようにタフ馬場で外々を回しつつ最後まで、という持久力が真骨頂になるのではないかな、と見ています。

 その点で言うと、待ちタイプの北村友Jはそこまで相性は良くないかもしれません。
 この馬もある程度自分から動くくらいの気持ちがあっていいですし、それこそヴァルコスやブラックホールが向こう正面から仕掛けていくような超ロンスパになったならチャンスが出てくるタイプ、と認識しています。


 ターキッシュパレスは距離延長はこなしそうですし、タフ馬場も合っているとは思いますが、能力的には他の2勝クラス組よりも少し足りないと思うのですよね。
 その点で馬場が渋るなど恩恵があれば浮上するかも?くらいです。

 ディアマンミノルも良馬場だとパンチ不足で、前走のように渋れば、とは思いますが、中1週も過酷ですし常識的には厳しいですかね。
 ココロノトウダイは流石に前走の内容が悪すぎるので、タフ馬場&距離延長は苦しいと思います。


posted by clover at 18:05| Comment(8) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です☆
そう、そうなのよ!やっぱり最高パフォーマンスが2歳戦で止まってるのは気になる(笑)強いのは間違いないんですがねぇ…
ただ、東スポから自身の適性ドンピシャなレースが無かったとも思うんです。ホープフルの時はもしかして、コントレイルにとっては大凡走で結果勝てただけなのかなとか考えてました。
なんにせよ、あと一つ勝ちゃいいだけですよね!(笑)
自身のえげつないハイパフォーマンスは古馬戦以降に期待(^^)
Posted by のぶ at 2020年10月19日 20:53
まず大前提として、コントレイルが勝つであろうことに何の疑いも持ってはいません。だから基本的には3冠を見守るレースだと思っているんですが、気になるのは

➀なぜルメールはアリストテレスなのか?
②キメラヴェリテは何のために出てくるのか?
③ブラックホールの乗り替わり

➀に関してはレイパパレの時とはちょっと違うんじゃないかなぁ?と感じています。確かにアリストテレスは良い馬なんですけど、最終的な着順の上下は
別として、今回のノーザンのエースは間違いなくヴェルトライゼンデだと思うんですよね。また、ワーケア離脱後、菊花賞トライアルでもセントライトには
非ノーザンのリスペクト、神戸新聞杯には騎乗すらなし(オールカマーにも乗り馬なしにも関わらず)で全く菊花賞に対してやる気を見せてないというのが
気になります。アリストテレスの前走時も別の馬に乗っていたし、どうにも本気度が感じられないんですよねぇ。来週に備えて今週はお休みモード
なのではないかなと…

②に関しては、一見するとコルテジアの代わりにディープボンドと共にコントレイルの先導役を務めるように思えるんですが、この馬の最近の体たらくで
2周目4コーナーまでまともに先導できるのかどうかが甚だ疑問なんですよね。下手したら邪魔にさえなるんじゃないかとも…。となるとこの馬の役割って
何だろうと考えると、バビット潰しか出走枠潰しかどっちか(どっちも?)なんじゃないだろうか。バビット潰しであればコントレイルの
相手は差し馬?などと妄想しています。

③に関しては、皐月賞もダービーもずっと所属騎手にこだわって乗せてきたものをここで替えるという勝負気配の高さ+乗り替わっても人気アップには繋がらない
上に京都巧者の藤岡佑というところで、キメラヴェリテが前を潰して差し決着になりそうな展開的にも面白いんじゃないかなぁと考えています。
Posted by I.C.スタッド at 2020年10月20日 00:32
お疲れ様です。
いよいよ菊花賞ですねー。一応京都の指定席の抽選には参加しているのですが、まぁ当たらないでしょうね(笑)

馬場は天気予報を信頼するなら晴れて、時計は多少かかるにせよ、良馬場での開催にはなりそうですかね。良まで乾いた際に内が復活するのかどうかは、気になる材料です。

展開は難しいですねー。個人的には、キメラヴェリテが逃げられるかどうかは少し懐疑的ですね。外枠に入ったらさらに怪しいですし、仮にそれなりのペースで逃げたとしても、恐らく番手につけるだろうバビットらは追いかけていかない気がするんですよね。追いかけなくてもキメラヴェリテは勝負所でもうお役御免みたいな感じになると思いますし。

だから、キメラヴェリテが逃げても、表面上のラップは平均だけど、実際はスローからのロンスパみたいになるんじゃないかと、今の所は想定しています。

そうなればコントレイルなんですが、後の枠と立ち回りでどうにでもなる力関係だと思っているので、枠順発表が楽しみです(笑)

秋華賞で内や先行馬が壊滅しているので、騎手心理にその辺りの影響が出てもおかしくないなーと。

ここはコントレイルがどういうレースをするか楽しんで、馬券は程々にしようかと思っています。
再来週には今年一番のベスト条件にも関わらず、三週で一番いいオッズで買えそうな女王も出てきますしね(笑)
Posted by ハル at 2020年10月20日 01:02
プレビューお疲れ様です。
馬券を買う上で各馬の特徴が参考になるので出走馬所感が非常に助かっています。
迷った時に所感を見直すようにしてから、穴馬が拾えていたりと的中が増えたような気がします。
秋華賞もプレビューを見直し評価が高かったので過去のレースを見た結果、マジックキャスルを相手軸に会心の当たりでした。ありがとうございます。

菊花賞ですがサトノインプレッサの勝ちは無くても2.3着には来そうで気になりますね。
母のサプレザがほぼマイルしか走っていないので血統的には不安ですが、母も京都は3.4.3着と相性は良さそうなので。

あと「3年前のクリンチャー&藤岡佑Jの菊花賞」という言葉に気持ちを持っていかれそうです。(笑)
当時からブログを見ていて荒れると予想しクリンチャー&藤岡佑Jの1頭軸で勝負した思い出のレースです。あれ以降、京都では人気薄でも藤岡Jだと期待してしまっています。。。
過去の思い出にすがり相手軸してしまうと外れそうなので1週間じっくり考えますが、藤岡Jにもあの時のような思い切った騎乗を期待したいですね。
Posted by masa908 at 2020年10月20日 12:23
>のぶ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 裏を返すと、馬場の恩恵なしにこれだけ強い、という事でもありますから、そう考えると脅威的ですよね。
 ディープとオルフェに他意があるわけではないですが、ディープは常に高速馬場、オルフェも皐月賞の府中代わりやタフ馬場開催など、適性にそこそこ噛み合った条件で戦えていたとは思います。

 その点で言うと、明らかに今回のタフな淀の3000mは、はっきりコントレイルの適性外のレース、とも感じます。
 だからこそ、ここは勝ち方まで求めず、勝ってくれればそれで充分、とは私も思っています。
 むしろここでも圧勝できるようなら、それこそ凱旋門賞でもチャンスがある馬と言えるんじゃないでしょうか。

 どうあれ、まずは菊花賞、そしてその後のレースが本当に楽しみでしかないですね。
 エピファネイアでの勝利の時からは遥かに円熟を増し、今が最盛期と言って間違いない福永Jの手綱捌きにも期待しましょう。
Posted by clover at 2020年10月20日 15:59
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 まあこの秋前半の、ルメールJの最大のターゲットがアーモンドアイの秋天である事は疑いの余地はないですからね。
 そこまでは安全運転、という意識は当然あるでしょうし、特に圧倒的な存在に乗れない三冠二つは無理せず、という差配はしてそうです。

 ただ、だからと言ってアリストテレスでは全く足りない、という事もない気はしています。
 むしろ今の馬場で、安全運転でゆったり中団外目から、くらいの競馬の方が噛み合ったりしないかなぁ、とは密かに期待しています。

 キメラヴェリテに関しては、臆面もなく言ってしまえばバビット潰しの面が強いでしょうね。
 やはり自分のリズムで進められると嫌、という中で、ある程度淡々と流れる形を作り、その分コントレイルが無理にいいポジションに拘らなくてもよくする、というイメージでしょうか。
 勝負所から道を作るのはディープボンドにバトンタッチと、明確に役割分担が内々では決まってそうな気はします。

 ブラックホール自身距離伸びていい馬ですし、メリハリをはっきりつけた方がいいので、その点鞍上の相性はいいと思います。

 ただ基本的に関東馬が走らないレースですからねぇ。
 特に初輸送の馬は壊滅的で、ざっと調べてみても、21世紀の菊花賞19回で、関東馬が圏内に絡んだのが5頭のみ、その内輸送未経験は1頭だけ、となると、少なくとも重く狙うのは無理かなぁ、とは考えてます。
 大舞台は特に、厩舎力も重要ですから、最終的な上げ下げでシビアにいかないと難しいレース、というイメージですね。
Posted by clover at 2020年10月20日 16:09
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 この最後の京都開催は、コース替わりがなしなんですよね。
 2週でBコースにするのか、と思っていたらそうではないので、流石にここまで雨に祟られてしまうと、内の馬場は乾いても果たして伸びるか……?という感じです。

 そもそも、去年からの淀で言うなら、長距離戦での前目内目絶対有利神話そのものが崩壊している可能性は高いんですよね。
 去年もそこまで流れていなかったのに、結果的に比較的差し馬が台頭していましたし、出来る限り前半無理せずリズムよく、というのが必勝スタンスになりそうな気はします。

 その意味で、少しでもキメラヴェリテの流れについていく形で殺がれる馬がいればシメシメ、というくらいではないでしょうか。
 コントレイル自身は、一周目で折り合いだけは欠きたくないでしょうから、馬のリズムで先団の後ろから中団、だとは思うのですよね。
 そこで窮屈になり過ぎない、という部分も含めて、一周目の入りは色々注目したいです。

 馬券的にはもう一度、後ろからの無欲の人気薄の差し込みに賭ける手もありそうですよね。
 流石にヴェルトライゼンデだけはちゃんと走りそうですけど、二頭軸で薄めに流して眺めるくらいが妥当な気はします。
 まあコテコテのギャンブラーなら、コントレイル2~3着狙いも決して完全に無理筋ではないか?という想いもなくはないですけれど。

 秋天は、登録見る限りでも、普通にアーモンドアイに勝ってください布陣ですよねぇ。
 クロノジェネシスが今の府中でどこまでやれるかと、スカーレットカラーの無欲の追い込みが楽しみですが、しかしもうここで、牝馬の混合GⅠ新記録はあっさり達成されそうですねぇ……。
Posted by clover at 2020年10月20日 16:21
>masa908様

 いつもコメントありがとうございますー。

 私も色々試行錯誤しつつ書いていますし、そういう形で上手くプレビューの見解を有益に用いて頂けるのは嬉しい限りです。
 勿論その見立てが大きく外れてしまう場合もあるのでそこは申し訳ないですけど、思考の取っ掛かり、ヒントになってくれれば、というのは常に念頭にあるので。

 今の京都の馬場は本当にタフなので、余程抜けた馬でもない限り、早めに動いてそのまま、というのは苦しいと思うのですよね。
 私の基本的な今年の菊花賞イメージとしては、セントライト記念組が勝ち気に逸っての早仕掛けで直線苦しくなり、外からコントレイルとヴェルトライゼンデ、そして最後に一頭変な馬が飛び込んでくる、って感覚です。

 なので、サトノインプレッサもその最後の一頭になり得る馬だとは見ています。
 結局欧州型のノーザンダンサーをどれだけ持っているかが鍵になりそうで、どの道後ろからしか行けない馬ですから、坂井Jには去年同様に、じっくり構えての直線勝負に徹して欲しいですね。

 ブラックホールは、上のコメントでも書いたのですけど、関西圏の輸送未経験の関東馬、と言うのがどうしても引っ掛かってしまうのですよね。
 今の馬場ならバテないゴールドシップ産駒は押さえておいて損はないと思いますけど、それでも二軸の相手とか、重い印に抜擢するには物足りないんですよ。

 せめて神戸新聞杯を使っていて、そこから乗り替わっていたらもっと面白かった気はするのですけどね。
 だから間違いなく×は打ちますけど、それ以上重用できるか?となると、かなりギャンブルになってしまう気はしています。楽しみではあるのですけどね。
Posted by clover at 2020年10月20日 16:32
コメントを書く
コチラをクリックしてください