2020年10月18日

2020 秋華賞 レース回顧

 王道直進ーーーー。

 曇天続きの今週、ようやく日曜午後になって日差しも見えるようになりました。
 雨上がりのターフが金色に彩られる中、漆黒の馬体を堂々と光らせ、無敗の三冠に挑んだデアリングタクトが、中団外から堂々早め先頭の王者の競馬で押し切り、史上初の快挙を見事に成し遂げてくれましたね。

 馬場状態や展開など、いかにも秋華賞らしい難しさと面白さが詰まった一戦、きっちりと回顧、していきましょう。


展開&馬場回顧

 今日の京都の芝は、スタートが重馬場で、クッション値は8,2と、昨日に引き続きタフな条件でしたね。
 今日は一切雨は降っていないので、馬場は徐々に回復していき、午後には稍重まで戻ってきました。
 ですがそれ以上の回復はなく、時計の出方からしても、少なくとも内回りはかなりタフな馬場のままだったイメージです。

 内回りと外回りって、共通する部分とそうでない部分がそこまで大きくないので、そんなに違いは出ないのでは?とも考えられます。
 ただ基本的に、外回りの場合みんながここからスパートしたい、という地点の馬場が温存され、かつ回復も早まる傾向が強いんですよね。

 今日の馬場もそんな感じで、午前中の時点でも外回りと内回りで、時計の出方にかなり差はあったと思います。
 細かくはラップ分析でやりますが、その辺りを差し引いてもこの条件下、かなりのハイペースで2,00,6は、正直時計として抜群にいい、とはお世辞にも言えないのは確かですかね。


 レース展開は、何が逃げるか注目でしたが、ポンっと完璧なスタートを決めたマルターズディオサがそのまま逃げの形に持ち込みました。
 番手には、返し馬からかなり制御できないレベルでテンションが上がっていたホウオウピースフルが取りついていき、その外からウインマリリンも強気に被せていきます。

 リアアメリアはスタートですこし後手を踏み、かなり促しながら先団に入って外目に誘導、その内にミヤマザクラが滑り込んでいきました。
 その後ろにフィオリキアリ、サンクテュエール、ミスニューヨークと続いて、アブレイズとウインマイティ―が丁度中団くらいだったでしょうか。

 注目のデアリングタクトは、ゲートで少しバランスを崩して一歩目は遅く、そこからリズム重視でじわっと取りついていきます。
 2コーナー出口では後方寄りでしたが、向こう正面でじんわりと進出して、丁度中団の後ろ、馬群の外々を進む形になりました。

 マジックキャッスルはいいスタートでしたが、こちらもリズム重視で中団に下げ、途中からは斜め前にデアリングタクトを見ながらのマーク戦法を取ります。
 オーマイダーリン、ムジカ、パラスアテナが後方で、最後方にダンツエリーゼと、スタートで飛び上がってしまったソフトフルート、という隊列でした。

ラップ分析

 このレースのラップは、34,9(11,63)-49,3(12,33)-36,4(12,13)=2,00,6(12,06)という推移になっています。
 ハーフで見ても59,4-61,2なので2秒近くのハイバランスであり、三分割でもテンの入りが相当に速くなっています。

 これは上で触れたように、ホウオウピースフルとウインマリリンが相当果敢に競りかけていったのも要因で、結果的に先団の馬は、タフ馬場の中でかなり強烈な追走面を問われています。

 中盤は坂の登りで少し緩んで、下りからもペースが上がり切らず、12,1-12,4-11,9-12,1という推移です。
 特に3~4コーナー中間で12,4と前がブレーキしているので、ここで労せずに後ろの馬がフラットに取り付けていて、レースメイクとしても後ろの馬に優位な形をむざむざと作り出してしまっている感はありますね。

 結果的に、序盤無理せず後方で脚を残し、中盤からロングスパート気味に進出してきた馬が上位独占ですから、馬場バイアスも含めてかなり偏ったレースにはなったな、と感じます。

 時計的に言えば,7Rの1勝クラスが、59,6-61,8=2,01,4という時計でした。
 まだ7Rの方が乾いていなかった、と考えると、似たようなペースバランスで、1勝クラスと0,8秒差は、この時期の3歳GⅠとしてはちょっと物足りないです。

 外回りだった大原Sが圧巻だったのも確かで、レイパパレが自分で逃げて、35,8-35,5-35,0と淀みのないラップで1,46,3は、52kgとは言え相当のパフォーマンスだったと言えます。
 ただ内外の馬場差は確実にあったと思いますし、レイパパレも馬場はこなしたものの、これでもスローバランスなのは確かです。

 果たして先行馬がごった返して、ハイペースバランスの秋華賞で、同じように自分のリズムで進めて何処までやれたか?
 それは永遠の謎ですが、少なくともこの馬の単純な実力は、この世代の2番手グループには確実に匹敵する、とは言えそうですね。

1着 デアリングタクト

 展開面でかなり恩恵があったのは確かですが、それでも自分で勝ちに行く競馬をして、きっちり勝ち切った事は大いに評価できると思います。
 本当に、エピファネイアの初年度からこんなスーパーホースが生まれるとは感慨深いですし、レースそのものの冷静な評価とは別に、心からの惜しみない賞賛と感謝を送りたいです。

 この馬自身は、今日はいつも以上にパドックからテンション高めで、中々怖さはありました。
 それでも大事に返し馬をこなして、レース中は冷静に走れていたと思いますし、松山Jもこの馬の力を信じた強気の騎乗でしたね。

 道中からかなり外を選んで、絶対に足を出し切れない形には持ち込まない、という意思が見えましたし、それはひとつの正解でしょう。
 実際4角で緩んだところで、外から一気に押し上げがありましたけど、この馬はそれを少し前で受けて、しっかり即座に抵抗する余力と機動力がありましたしね。

 直線は流石に大きく突き放す、とまでは行きませんでしたが、地味にラスト100mは全ての馬に対してジリっと差を広げています。
 この辺りが底力の違い、と言えるでしょうし、文字通り、あと100m走っても絶対に詰まらない着差、とはこの事を言うのでしょう。



 ただあくまで厳密に、ラップ的に見た時に、タフ馬場の消耗戦、後半の持久力戦で、抜けて強い、と言う程ではなかったのは確かです。
 秋華賞そのもののパフォーマンスとしてもクロノジェネシスの方が?という気はしますし、素材的に言うと極限まで突き抜けているわけではないのかな?というのは今日も感じた面はあります。

 多分この世代は全体的に低調なので、その中では相対的に凄く強かった、のは間違いありません。
 ただ対古馬、特にタフ馬場のクロノ、逆に超高速馬場のアーモンドアイを念頭に置いた時に、現時点でそれを凌駕する武器があるか?と言うと、そこは少し厳しいものは感じています。

 ですが、この馬は非ノーザンですし、本来ぶっつけでGⅠを勝つのは至難の業です。
 その意味で、今日も出来は悪くは見えませんでしたが、まだまだ伸び代はあるでしょうし、更にここから成長の余地もあるでしょう。

 理想を言えばもう少しレースの流れにスッと乗れるようなスタートセンスが欲しいところです。
 その上で、いい意味で言えば、まだこの馬にとって最高の条件、というのはあまりはっきりとは見えていません。

 個人的には、少しタフ馬場でのスローからの瞬発力戦が一番いいような気がしていますので、昨今の馬場情勢はこの馬に追い風でしょう。
 この後はエリ女に行くのかJCに行くのか、注目を一身に集める馬になりますが、素晴らしい馬である事は間違いないので、強い相手と切磋琢磨し、更に末脚に磨きをかけて欲しいと思います。

2着 マジックキャッスル

 この馬の真の武器は総合力である、というのをまざまざと見せてくれるレースでしたね。

 2歳時は先行、一転3歳春は追い込みと、極端な競馬をせざるを得なかった中で、結局それはこの馬の良さを半分しか生かせていなかったと言えます。
 でも前走から、出たなりにそこそこのポジションで競馬が出来るようになりました。

 紫苑Sはかなりのスローで、決め手勝負の比重が強い分足りなかったですが、改めてここで、追走と後半の決め手をバランス良く問われてしまえば、これだけの走りが出来たというのは、強いと思っていた馬だけに嬉しいものがあります。

 レースとしても、いいスタートから大野Jらしく無理に出していかず、流れに合わせている内に、すぐ外にデアリングタクトがいる、という絶好位に入り込めました。
 みんなが動き出す4コーナーでも、デアリングタクトの真後ろを取れた事でも、進路取りの不安を一切持たずにワンテンポ待てましたし、その分動かしてからの直線半ばの脚色は素晴らしかったと思います。

 一瞬はデアリングタクトに半馬身強くらいまで詰め寄っていたと思いますし、タフ馬場でも余程酷くなければ問題なくこなせましたね。
 ただラスト100mは逆にじりじりと引き離されていて、そこは流石に素材の違いだったでしょう。
 明らかに勝ちに行くアクションの競馬をしたのがデアリングタクトで、それを待ってお誂え向きに噛み合わせたのがこの馬と考えれば、着差以上の力の差があるのは確かです。

 それでもこの馬の健闘は素晴らしかったですし、大野Jもらしいと言うか、腹を括って待ちに徹する事が出来るのも武器のひとつではありますよね。
 秋華賞と言うレース質はそれが嵌りやすいとも言えますし、このレースで二頭の三冠牝馬を輩出している国枝厩舎の仕上げも流石、というべきでしょう。

 今後は1800m~2000mくらいで堅実に走ってくると思いますし、まだ成長の余地はあると思うので楽しみです。
 ただ上に書いた通り、特化型の競馬だと強みが活かし切れないので、レースチョイスによって上げ下げをしっかり見極めたいですね。

3着 ソフトフルート

 本来そこまでポジショニングが悪い馬ではないのですが、この距離とペース、そしてあのスタートでは最後方も致し方なし、でしょうか。

 こちらも藤岡康Jらしく、後ろなら後ろで腹を括ってメリハリを利かせた競馬はしてくれたと思います。
 ただ本当にこの馬は大外も大外をぶん回したので、いくらラップが緩んだ地点と言え、デアリングタクトやパラスアテナ比較ではロスは大きかったはずで、それでも最後までしぶとく踏ん張ったのは中々のものでした。

 前走後半の高速持久戦で圧巻の強さだったように、タフ馬場で持久戦ラインとなるとどうか?というのはありましたけど、普通に強かったですね。
 明らかに長距離型なので、牝馬路線ですと中々狙いどころが難しく、逆に2200m以上の牡馬路線でもやれる素材ではあるのかな、と思います。
 こちらも今後の伸びしろ含めて非常に楽しみですね。いい馬だと思います。

4着 パラスアテナ

 この馬も外枠から自分のリズムに徹して、最後も頑張っていたのですけどね。正直パッと見は3着と思ったのですが。

 この馬としても、この距離であの位置ならギリギリ追走面で我慢できた感じですし、距離は2000m以上がフィットしている感じです。
 高速馬場の後半勝負でもかなりやれる馬だけに、今後の活躍の幅は広いと思いますが、今日に関しては輸送もあって-8kg、乗り替わりもあって少しずつ条件が噛み合わなかったのもあるでしょうか。

 この馬もルーラーシップ産駒で、長く成長していってくれると思いますし、いずれエリ女路線などで注目できる馬になってくれるのではないでしょうか。

5着 ミスニューヨーク

 この馬は、通過順を見てもわかる通り、壮絶に4コーナーで詰まって動けず、脚を余した形にはなっていますね。
 ただ比較的前にいた馬ではあり、あそこまで動けずに脚が溜まった分最後ジリっと肉薄できたとも言えるのですが。

 まあスムーズに抜けてこられていても3着争いまでは難しいかな、というイメージですが、秋華賞特有のトリッキーな流れに人馬ともに対応できなかった、とは、シビアに言えばそうなりますでしょうか。
 馬自身はやはりいいしぶとさがありますけど、勝ち切れない弱みもあるので、今後条件戦でも2~3着が続きそうな雰囲気もありますね。

その他の馬

 マルターズディオサは、あれだけスタートがいいと、余程でない限りはわざわざ下げられませんからねぇ。
 その上で2頭が暴走気味にせっついてきて、かなり苦しい立ち回りになってしまったと思います。

 少なくともマイペースとは言えないので、ペースメイクの責をこの人馬に全て負わせるのは酷ですし、それにコーナーでためを作って、この馬だけは加速地点までは踏ん張れているのですよね。
 やはり馬の素材としては総合力型で、ある程度追走が問われても一脚は使えるものの、ハイペースだと一脚の後の消耗減速が大きくなってしまう、そんなイメージです。

 能力そのものは世代でも第二グループの真ん中くらいかもですが、立ち回りは上手なので、ハイペースにさえならなければ比較的安定して走れると思います。
 牝馬重賞で一番多い、小回り1800mとかすごく得意だと思うので、その辺りでガッツリ狙いたいですね。


 ウインマイティ―は多分、あの位置でも追走で殺がれたんだと思います。
 進出の形そのものはそこまで悪くなかったですし、序盤の位置取りを考えればもう少し頑張って欲しいところでした。
 そう考えると、距離はもっと長い方が安定しますね。牝馬としてはレース選択に困る馬とも言えますが。


 リアアメリアは、スタートから良くなく、早い地点でリカバーして、外に持ち出せたのはいいとしても、もう4コーナーで余力がなかったですからね。
 タフ馬場、追走面、右回り、叩き二走目、どの要素が一番マイナス点だったのかはっきり判別するのは難しいですけど、ひとつ言えるのは、やっぱりこの馬の好走スポットはかなり狭い、という事です。
 今回はスローになる可能性が高いと踏んで消し切れなかったですが、やっぱり予想としてはそれはダサかったと言わざるを得ませんね。プレビューから初志貫徹すべき部分ではありました。

 ミヤマザクラやウインマリリンはハイペースで前掛かり、というのもありますけど、単純に並の馬がぶっつけローテは難しい、とも言えますね。
 クラヴァシュドールは完全に馬そのものが落ちてしまっていますねー。こんな馬ではないはずなのですが、一度きちんと走るまでは様子を見た方が良さそうです。

予想・券種回顧&反省会

 予想としては、セコく勝った、の一言に尽きますね。。。

 馬場バイアスとしても、ペース次第ではインも踏ん張れる感じでしたし、流れが読めない中でバランス良く置きに行ったのは自覚していました。
 どっちに振れてもデアリングタクトは崩れない、と言う確固たる自信があればこその采配でしたし、こういう割り切り方そのものは来週も敷衍できるかな、と思います。

 ともあれ、前目は本線で決まればそこそこプラス、後ろは紐紐で決まればボーナス、と、割り切った形で三連複を拾えたのは僥倖でした。
 昨日のセンスのなさからは一転、珍しく予想の印そのものの重さに引きずられ過ぎない組み立ては出来たかなと思いますし、こういう柔軟な発想は大事にしていきたいですね。

 改めて、デアリングタクトの強さに乾杯!です。
 酒飲みだったら、今日はいい酒が飲めそうだ、と嘯くシーンですね。。。


posted by clover at 17:11| Comment(14) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
史上初無敗の牝馬三冠、素晴らしいですね。これでダブル三冠馬誕生が現実味を帯びてきました。
ただアーモンドアイの三冠の時に感じた笑うくらいの怪物感というのを正直感じれてないというのはあって今の現状ではMAXがつかみきれない感じですが、ますますの活躍に期待です。
マジックキャッスルは思いっきり人気無さすぎてなめられすぎてましたね。美味しい馬券でした。
リアアメリアは悪い意味で川田×中内田GIというか去年のダノンファンタジーするとしか思えず、案の定やったんでほんとどうにかならんもんかなぁと。
馬券的に馬単をバッチリ取れて快勝だったのがよかったです。
菊花賞も楽しみにしてます。
Posted by ブソン at 2020年10月18日 17:43
お疲れ様です!
牝馬三冠、素晴らしいですね!
向こう正面で外からジリジリと上がっていくのを見てこれは勝つパターンか!?と思いました。
松山Jも泣いているようでしたので、私も感動しました!これからも期待!
他の馬は掲示板に乗ったのがほぼ2桁人気の馬ばかりだったんでう~んて感じでしょうか(^^;
育成段階で地震の影響があった世代?みたいなので、それだけではないんでしょうがトップレベル以外は今のところ期待できないでしょうか。
さあ来週も、ですね(^^)
Posted by のぶ at 2020年10月18日 17:46
最速回顧お疲れ様です♪

いやー、デアリングタクトお見事、史上初無敗の牝馬三冠ですか。快挙も快挙、大快挙ですね♪
エピファネイア、杉山調教師、長谷川牧場様、宇治田原優駿ステーブル様、松山ジョッキーの全員に拍手を送りたい気分です♪♪♪

特に非ノーザンでぶっつけ本番を勝ちきったのはやはりこの世代で力が抜けているという事でしょう、本当に強かったです。後私が褒めたいのはマルターズディオサですかね。馬場・展開、そしてレースメイクとして余り褒められたものではない騎乗の中、最後まで踏ん張っての7着は「やるな…」と( ¨̮ ) cloverさんが言う通りまた直ぐに勝てる日が来るはずです。

それともう一頭の無敗牝馬のレイパパレ…
私も大原Sを見てましたが、絶対にcloverさんはこの馬も取り上げるなと、私確信していました笑

いや、本当にこの馬も強かったですよね、秋華賞に出ていたら…なんてifは全く興味ありませんが、素直にこの馬の行く末が気になって仕方ありません♪ 最速地点のラスト2Fでは、サトノウィザードを全く相手にしない所か寧ろ引き離しているんですよね!追い詰められたのは完全に手前を変えて緩めたラスト1Fでの事。52kgとは言え、これはまたとんでもない逸材がでてきたかも知れません…
Posted by Claire at 2020年10月18日 18:11
お疲れ様です。
 
今だけはレース内容はともかく、史上初の無敗の三冠牝馬の誕生を祝いたいですね! 冷静な評価は、次走の時で十分ですから!
cloverさんとしても、応援していたエピファネイア産駒の快挙は感慨深いものがあるのではないでしょうか(笑)

ともかく、自分としては馬券で大きく勝てたので大満足です!
純粋に馬の素材を改めて見ていった時に、人気と自分の思う実力が最も乖離していたのがソフトフルートでした。とはいえ、週初めに想定していたよりは遥かに人気だったのですが(笑)
最後はパラスアテナに競り負けたと思いましたが、リプレイを見ると首の上げ下げのタイミングで勝っていましたね。本当に頑張ってくれました。

マルターズディオサ辺りの先行勢は、早めに外から来られて内に押し込まれたのも痛かったですね。今日の競馬を見ていると直線は先行馬も外めに誘導したかったはずですから。
仮にレイパパレがいても、内枠だと厳しかったはずです。外枠に入ってストレスなくいければ……って感じだったと思います。

三歳牝馬路線は馬場悪化などもあり難しかったですが、例年よりも波乱が起きているのは、偏に後半要素に大きな武器を持っている馬が今年は少なかった、という事になるんですかね。
例年なら何頭かいる王道の後半要素のしっかりした馬が、今年はデアリングタクト以外は小粒、あるいはクラシックに間に合わなかったという事なのでしょう。

来週はいよいよ世界初?無敗の2代三冠挑戦ですね。
正直今週の結果も相まって、コントレイルはデアリングタクト以上に人気しそうですが、どうしましょうか(笑)
余程の馬場悪化がなければ、コントレイルが馬券外となるイメージは難しいですし、ヴェルトライゼンデやハビットを連れてきてしまうとトリガミ濃厚。
コントレイルの記念馬券を買って、後は複勝一点とかが賢いんですかねー。
Posted by ハル at 2020年10月18日 18:49
今後、エピファネイアに母系キンカメとサンデーサイレンスによるカクテル。
社台ファームとノーザンファームは、鬼のように掛け合わせてくる気配が十分な秋華賞になりましたね。

個人的に好きなエアーグルーヴも、行きたがる気性面を修正しながら控える競馬もノーザンファーム天栄と木村厩舎での馴致がままらなく不完全燃焼な走りが続いてますが。
エピファネイアとキンカメとサンデーサイレンス、この配合はスタミナもパワーもあって牝馬で産まれて来た場合には柔らかな切れも生まれくる良い塩梅な掛け合わせと思ってしまいます。
牡馬はまだまだ謎ですが、牝馬ならば今後もクラシック戦線を賑わせる親の名前負けしない大物が今後も出てきてもおかしくないと考えます。

それにしても、関東馬のブッツケ初輸送関西は今後も疑問符で眉唾物で良いかもですね。
今回、ホウオウには参りました。
デアリングタクト以外は、以下同群(馬場バイアスや枠順などで順位はコロコロ変わる水準クラス)だったので。
逃げ馬不在な今回の秋華賞、ジョッキー心理が大いに要となるG1レースと思ったんですが。
ホウオウの共倒れ制御不能感には想定外であり、池添は藤岡達みたいに捲って仕掛けると考えたところで。
デアリングタクトより、後方にポジションニングするマジックキャッスルには不向きなレースだろうと思っていたが本当に参りました。
改めて初角までが短いコース形態のG1レースは、ハイペースありきで更に馬の制御不能共倒れを含め。
今後、デアリングタクトみたいスーパーホース出走もあれば保険馬券として無欲の差し追い込み馬のワイド馬券も考え二段構えで買おうと思い反省です。

そんな共倒れもあった前に行った行ったレースで、外を回す追走による横綱相撲で完勝のデアリングタクト改めてノーザンファーム馬でなくて良かったですね。
今回、前の有力馬達とも離れ過ぎの追走力もあって尚且つ手前をガッツリ替えもうひと伸びで突き抜けるのだから良いファイターです。
なので牧雄御大も、今後ノーザン馬や前幸軍団の強い馬達が出るレースにぶつけて行きたと語っていたのでデアリングタクトによる次走を楽しみにしたいですね。

Posted by ギャロップ at 2020年10月18日 20:23
春以来お久しぶりです&的中おめでとうございます。自分は仕事でライブ観戦できなかったこともありデアリングタクト堅軸も相手がわからず馬券は見でした。

結果を見ると外枠がよかったですね。少し後方かと思ったら4角で前にとりついた足をみて、休み明けにも拘らずちゃんと競馬がわかっていて賢いなぁと。パドックでカリカリしていたようですが精神力も見事です。
中内田厩舎は仕上げ下手なんですかね。リアアメリアではなくクラバシュの方ですがブービーとは。まあ前哨戦厩舎の評判ですが(昨日の府中牝馬ダノンもさっぱりですが)、川田騎手とセットで買いずらいですね。

さて除外されたレイパパレが話題になっておりレースみて確かに強い、と思ったところ「高野厩舎」とあり思い出すことがあります。

ショウナンパンドラの印象ありますが自分はあの「ファンディーナ」なんですよね。
フラワーカップを軸で買って馬券は相手外しましたがこれは強い、と思って皐月賞買ってやられました。
でもよく覚えているのが楽な形で連勝していたので牡馬に揉まれる展開は避けた方が気分よく走れると思ったら微妙な8番、レースも4角先行で見せ場作りましたが力尽きました。当時は強行ローテもありいま思ったのですが勝ち馬アルアイン、今日の松山騎手なんですよね。その後は立ち直ることなく秋も人気背負っては飛んでました。

当時は岩田騎手と合っていないような、戦法も先行より父のように道中のびのびで3角からまくりとかで走ればなぁなんて思っていました。

そんな印象がある高野厩舎ですがいまは中堅どころ?で経験値もそこそこあるでしょうから、レイパパレが唯一同期で未対戦&勝てる可能性のある馬として無事に成長してほしいですね。いま改めて成績見たら6月に今日6着のオーマイダーリンに完勝してますしね。

来週も堅軸いますし馬券買うのでプレビュー楽しみにしています
Posted by のんぽり at 2020年10月19日 00:08
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。
 的中おめでとうございます!

 現代競馬では、相対的に牝馬三冠の方が達成しやすいとはいえ、牡馬より調子の変動が大きい牝馬での、史上初の無敗三冠は素晴らしい、感無量の一言です。

 正直、世代レベルと相手関係に恵まれたのはあると思います。
 特に平年レベルなら、オークスと秋華賞は危なかったでしょう。

 その意味で、松山Jのコメントのように、これから先敗北を知らずに、というのは流石に困難だと思います。
 オーナーも強い相手に果敢にぶつけていくのが信条、と明言していますし、ここからデアリングタクトの新たなる挑戦・第二章という感じでしょうか。

 古馬と切磋琢磨し、削られて、その中で更なる成長と、真の適性をしっかり詰めていければ、当然まだまだ大舞台で活躍できる馬と思いますし、期待しています。

 マジックキャッスルはやっぱり、乗り替わりでしかも関東の大野J、というのにみんな引っ掛かっていたっぽいですよね。
 実際関東圏の騎手が殆ど来ないデータはありますけど、こんな風に流れて、かつ強い馬が前を掃除する展開なら話は別、と杓子定規に構えずに入れたかどうか?という点に尽きるのでしょう。

 川田J×中内田調教師コンビも、波長は合うのでしょうが、いかにも杓子定規に感じますよね。
 枠順コメントを見ても、いつも判を押したように、与えられたところで頑張ります、なら、取材に行く意味ないやん!ってなりますし(笑)。

 勿論正攻法で勝つのが一番強い、という信念そのものは正しいですけど、余程抜けている馬でないとそれで安定して勝ち続けるのは難しいですからねぇ。
 馬場はともかくとして、あのスタートで、もし序盤無理せず下げて、後方外からを選んでいたら、リアアメリアでどのくらいやれたのかはちょっと見てみたかったです。
Posted by clover at 2020年10月19日 03:39
>のぶ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 オーマイダーリンの動きに触発されて、坂の登りから動いていたので、少し早いかな?とも感じましたけど、それだけ馬の力を信じていたのでしょうね。
 松山Jはこの未知のプレッシャーの中、好騎乗、とまでは言えないにせよ、無難に乗ってくる事は出来ましたし、この経験はかけがえのない財産になるでしょう。

 というより、普通なら大舞台での責任を果たして気が抜けそうな所、最終でも逆に力が抜けて丁度いい、とばかりにあっさりいつもの先行抜け出しでしたね。
 そういうある意味で自然体に強みがあるのが凄いな、と思いますし、そこで初の年間100勝達成を決めてしまうのもカッコいいと思います。
 今後の松山時代の到来を予感させる秋華賞デーだったと感じました。

 今年の3歳はどうにも、マックスの能力はともかく、好走スポットが狭い馬が多い感じですよね。
 デアリングタクトがその中では図抜けてどんな条件でも安定して強かった、という感じですけど、そのタクトにしても、本質的に得意でない条件で古馬相手に、は楽ではないと思います。

 クラシック路線の3歳馬って、基本的に古馬牝馬重賞路線に参入してきて、当初は人気しますから、余程適性で嵌る、と思えない限りは軽視でも良さそうです。
 ただその世代的な弱さが完全に浸潤した時に、逆に適性でパチッと嵌る条件で狙えれば、というところで、それぞれの武器に関してはしっかり頭に入れておきたいですね。
Posted by clover at 2020年10月19日 03:45
>Claire様

 いつもコメントありがとうございますー。

 生産自体はノーザンとは言え、そこから都落ちした馬でこの快挙、というのは中々痛快ですし、色々な意味で馬産が活性する期待を持てる勝利だったのではないでしょうか。

 この難しい条件で、きちんと走れる状況に持ってきた杉山調教師の確固たる信念と手腕も絶賛されていいと思いますし、調教師界では時代のエース候補に一気に躍進した感はありますね。
 2年くらい前は、その役割を中内田調教師が担うか?と思っていたら、微妙に壁にぶち当たっているので、今後も浮き沈みはあるでしょうが、芯の通った育成を貫いて頑張って欲しいです。

 デアリングタクトもまだまだこれからの馬ですからね。
 血統的にプチンの危うさが皆無とは言えないので、強い相手とぶつかってどうなるかですけれど、古馬になっても活躍するスーパーホースに成長していって欲しいです。

 マルターズディオサはワンスケール小さいとはいえ、この世代では数少ない総合力型だと思うのですよね。
 田辺Jのコメント通り、クラシック三冠は全て運にも恵まれませんでしたし(そこを引き寄せてあげるのが騎手の仕事じゃないの?というツッコミはさておき)、適性条件なら古馬相手でも結構やれる馬だと思ってます。

 マジックキャッスルも、常に普通にスタートして、無難に流れに乗る競馬が板につけば、それなりにはやれると思いますね。
 それ以外の馬は一芸要素がかなり強いので、噛み合う、と読み切れるシーンでしか狙いたくない感じでしょうか。

 レイパパレは文句なく強かったですね。
 秋華賞とは問われる適性が全然違うレースですので、一概の比較は当然出来ませんけど、2F目からずっと11秒台を踏み続けて、それでいて直線でぬぬねぅまで馬なりで加速、は並大抵の芸当ではありません。

 ラストも流さなければ11秒台でまとめていたでしょうし、少し力のいる馬場での総合スピードの持続性能が図抜けていました。
 追走面をクリアできるなら、VMとかでも見てみたい馬になりますし、今後多彩な条件の中で頑張って欲しいですね。
 この世代の真なるエース候補の一頭なのは間違いないと思います。
Posted by clover at 2020年10月19日 03:56
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。
 改めて的中おめでとうございます!

 本当にエピファネイア推しとしては感無量の瞬間でしたね。
 こんなに初年度から強い馬が出て、アベレージもそこそこいいので、今後の種牡馬生活はしばらく安泰でしょう。
 これから幾年も、沢山のエピファ産駒がデビューしてくれると思うと、楽しみは尽きませんね。

 やはりこの世代は、後半要素が弱点、或いはそれを引き出すスポットが狭すぎる馬が多いですかねぇ。
 勿論今後の成長などもあるでしょうし、世代レベルを今の時点で総括するのは早計ですが、少なくともこの秋冬シーズンで、古馬に伍してこの世代が躍動するイメージは持ちにくいです。

 コントレイルもまともなら堅軸でしょうしね。
 こちらは二列目を絞って、三頭目に変な馬来い!か、ワイド一点とかで絞り切るかが狙いになるかなと思ってます。
 とりあえずアリストテレスに抽選通って欲しいです。なんだかんだで、デアリングタクト以外は重賞勝ち馬が出ていないのも事実ですが、菊の舞台はこの血統、合うと思うんですよねぇ。
Posted by clover at 2020年10月19日 04:01
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 やはり春の牝馬クラシック時点で輸送経験がない関東馬は疑ってかかるべきなんでしょうね。
 特に直行ローテも、近年成功しているとはいえ基本的には無理筋、というのもありますし、やはり図抜けた馬でないと狙わない方が、と言うのは教訓になると思います。

 エピファ産駒は本当にサンデークロスばかり走るのですけど、その中でも細かな幅はつけられそうですし、ディープ牝馬もわんさかいる中で相手にはしばらく困らないでしょうからね。
 時々こういう大爆発があると思えば、中小の生産者でも励みになると思いますし、色んな意味でデアリングタクト様様です。

 券種的には、これだけ前に人気馬が揃っているなら、後ろの馬だけの組み合わせは保険程度でも充分武器になる、というバランスのとり方が今回は上手くいきました。
 是々非々ですけど、条件を見ながら色んな戦略の引き出しを作っていかないと、と改めて思いましたね。
Posted by clover at 2020年10月19日 04:05
>のんぽり様

 いつもコメントありがとうございますー。

 確かに大舞台での厩舎力、というのは大切ですよね。
 中内田厩舎は前哨戦向き、と言われるように、前哨戦と本番での上げ幅が小さいのは確かでしょうし、その点のバランスのとり方はやはり老舗組に一日の長がある感じです。
 クラヴァシュドールはショックなので、なんとか立て直して欲しいのですけどね。ハーツ産駒で成長力自体はあるはずなので。

 高野厩舎も確かに、ぬるま湯ローテからいきなり強い相手になって面食らう、というシーンはそこそこありますね。
 ノーザンお抱えで素質馬が多く入ってくるだけに、大事に使いたいという意図はわかりますが、レースで鍛える、という観点とのバランスが難しい、というのもありそうです。

 レイパパレも結果的に削の方向に進んでいますが、そろそろ次は強い相手と厳しいレースを企図して欲しいですかね。
 それをクリアできるだけの素質馬だと思いますし、それこそファンディーナのノウハウ、反省も生かして頑張って欲しいと期待しています。

 菊花賞も楽しみですね。
 登録が多いので吟味が難しいですが、今夜中に頑張ってプレビュー仕上げます!
Posted by clover at 2020年10月19日 04:09
デアリングタクトが余裕残しで前哨戦を快勝!、という見出しがつきそうなレースでしたね~。このくらいの仕上げで走れば勝てるだろうという想定通りに走って、
想定通りに勝てたという感じがしました。余裕残しで秋華賞⇒JCは理想的なローテですから、次でデアリングの真の実力が見られるという楽しみがありますね。

秋華賞単体で言えば、7Rの結果を見て外目の方が伸びるにしても基本的に内が頑張れる馬場だとみんな判断したと思うんですよね。その見立てで正解だと
思うし、ノーザン勢なんかはホウオウピースフルを進路確保兼だれも行かない場合のラビット役にして軒並み積極的に好位の内を取りに行ったことも、
それは休み明けで安全策を取るデアリングを出し抜く策として正解だったと思うんだけど、結局肝心の走る馬たちがこの馬場・ペースで2000m走り抜くだけの
スタミナを誰も持ってなかった、その結果の差し決着ということになるのかなと思いました。

レイパパレが除外になったことも含め(出てても勝てなかった気はする)、この世代のノーザンを象徴する結果と言えるのかな。
となると、菊花賞もこの流れを引きずるのかなという秋華賞だったように思いました。
Posted by I.C.スタッド at 2020年10月19日 22:55
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 まあ少なくとも、単純なレースレベルが褒められたものではなかったのは事実でしょうね。
 デアリングタクトにとっても、先を見据えた仕上げではあったでしょうし、その中で安全策で勝ちに行く競馬をした、となると、あまりここでの内容そのものをいい意味でも悪い意味でも重視しない方がいいかもです。

 馬のタイプ的にも、堂々と自分から勝ちに行くというより、強い馬の後ろで我慢して、一瞬の加速で出し抜きに行くのが一番フィットしそうなタイプですからね。
 最終的に2400mが距離適性としてどうか?というのもありますけど、JCなら目標を作る競馬は出来そうなのでとても楽しみにしています。

 ノーザンはやっぱり、この世代は育成段階で色々頓挫があったのかもしれませんね。
 私も普通にそこまで内が壊滅する馬場とは感じませんでしたし、あのペースでもマルターズディオサは普通に一脚は使えていますからね。

 後はやはり、去年後半から少しずつでも、馬場が平均してタフ化しているのも影響はありそうです。
 リアアメリアの極端に乾いた馬場でないと、なんてコメントが、如何に軽い馬場前提で馬づくりをしていたかの証左でもある気はしましたし、これを踏まえての次世代からの対応にも注目したいですね。
Posted by clover at 2020年10月20日 15:53
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