2020年09月30日

2020 日本テレビ盃 レース回顧

 今日の日本テレビ盃は、地方交流も重賞も初挑戦のダノンバラード産駒・ロードブレスが、好位4番手から直線堂々と突き抜けての快勝でした。
 正直、一体今日のルメ様は何がしたかったの?と言いたくなるレースではありましたが、キチンと回顧、していきましょう。


 今日の船橋も馬場は回復しきらずに稍重、でしたね。
 Cクラスの1200mが1,14,2、Bクラスのマイル戦で1,43,3なので、時計の掛かり方は水準並みだったと思います。
 なので勝ち時計の1,50,5は相当に速いのですけど、それだけこのレースが異常にハイペースだった、というのもありますね。

 レース展開は、まず内からサルサディオーネがハナを取ります。
 しかし外からアナザートゥルースも積極的に並びかけていって、道中は2頭が後続を引き離してのレースになりました。

 三番手に追い通しのダノンファラオが続き、そこから3~4馬身離れてロードブレスが追走します。
 その後ろにアングライフェンとミューチャリー、その後ろにデルマルーヴル、ストライクイーグル、という隊列になりました。

 ラップは33,8(11,27)-37,2(12,40)-39,5(13,17)=1,50,5(12,28)という推移になっています。

 如何に1コーナーまでが長い船橋1800mとは言え、テン3F33,8と、2F目の10,2は突っ込み過ぎ、と言わざるを得ません。
 正直アナザートゥルースは、あんな躍起になってサルサディオーネに並びかけていく必要はあったのか?とは正直思いますね。

 勿論サルサディオーネはマイペースならしぶとい馬ですけど、それでもこのメンバーで、標的を前に絞ってというのは現実的ではありません。
 どうもこの夏以降のルメ様はペース配分が微妙と言うか、時々変なレースをしますよね。
 毎年秋口からは絶好調、という事が多かっただけに違和感ですし、今後のGⅠ戦線に向けて気掛かりな要素です。

 ともあれ、レースとしては超・追走特化戦と言っていいでしょう。
 中盤もペースが落ちているとはいえ、12,4付近で波のない流れですし、道中ハッキリと息の入る場面はなかったと思います。

 なのでここまで行くと、余程追走面で強みがない限りは、ある程度後ろで脚を残した馬の方が楽だったでしょう。
 そう考えると、前目から抜け出し、全体時計も優秀なラインでまとめてきたロードブレスが、この条件で更に覚醒したレース、と捉えていいかもしれませんね。



 正直、ロードブレスがここまで強い競馬をするとは露とも思っていなかったです。本当に三浦Jとは相性悪いですね私……。
 前走のBSN賞は確かに強かったですけど、これまでの連勝の内容を見ても、どちらかと言えば後半型と判断していました。

 実際にある程度流れたレースの方が苦戦している傾向はありましたので、その点でここは……と思ったのですけど、むしろより強い、までありましたね。
 左回り巧者の可能性と、タフ馬場が得意、という可能性も踏まえつつ、それでもこれだけの走りが出来るなら、型に嵌れば最上位相手でも、という見立ては出来ます。
 勿論ここまで極端なレースは中々ないですけど、レースセンスの良さは確かなので、JBCクラシック本番でも軽視しにくい存在にはなってきますね。

 2着のデルマルーヴルは、この馬らしい切れずバテず、という感じの差し込みでした。
 この距離で前半あそこまで速いと、物理的にポジションが取れないのは仕方ないと思います。
 ただ位置取りはともかく、潜在的な追走力は保持しているのがこの馬の強みで、だからこそ崩れない、のはありますね。

 戸崎Jもある程度しっかり伸びるコースを意識しながらの丁寧な立ち回りでしたし、この馬の力は発揮出来ていると思います。
 ただ思った以上に時計も早く、ステイヤー寄りのこの馬としては総合スピードでちょっと足りなかった、という感覚ですね。
 こちらもJBCクラシックに出られるなら、圏内候補くらいには挙げられますが、相手も強くなる中でどうか?ですね。まだドサ回りコースの方がいいのかな、という気はします。

 3着のストライクイーグルは、内枠で難しいかなと思いましたが、流石森Jが上手く乗ってきましたね。
 この馬も潜在的追走力はあるので、内枠から下げて、砂を被らない位置で進めたのはファインプレーでした。
 結果的に最後まで自分の脚は使えていますし、持久力面での強みをバッチリと発揮したいい競馬だったと思います。

 流石にトップランク相手には厳しいと思いますけど、南関重賞なら今後もいくつか取れそうですね。
 負けパターン自体ははっきりしているタイプでもあるので、その辺りを上手く見極めつつ、噛み合いそうなら交流重賞でも、というイメージは今後も持っておきたいです。

 4着ミューチャリ―は、本質的に後半型の馬なので、ここまで上がり切ってしまうと、ですかね。
 ただ道中は距離ロスを減らして、4コーナーもロードブレスの後ろからスムーズでしたし、それで最後止まったのはちょっと残念です。
 予想的にも、3着残してくれればまたギリギリトリガミかー、で済んだのになぁとは思いつつ、それでも噛み合った時の爆発力は本物なので、今後も期待したいと思います。

 5着のアナザートゥルースは、流石に自滅、としか言いようがないんですよねぇ。
 確かに近走はポジショニングで勝負できる馬になっていますけど、自在性が武器なのに、ポジションありきの競馬をしてどうする?というのはあります。

 サルサディオーネが譲らない事は並びからも一目瞭然で、力関係としても、完全ノーマークは無理としても、あそこまで積極的に潰しに行く必要性は感じません。
 この馬自身も本質はステイヤー寄りで、1800mで前傾スピード特化だと忙しい、というのはあったはずです。
 それでも5着に粘っているあたりは流石の能力ですけど、昨日今日と本当にルメールJが乗れてないのが気になりますねー。グランアレグリアどうしましょう?



 予想・券種的には、ある程度のハイペースは想定していたのですけど、流石にこれは……というおぞましいレベルでしたからね。
 印的に、対抗単穴が共倒れ上等の玉砕ペースで突っ込んでいってしまってはどうにもお手上げです。
 ミューチャリ―もこの流れでイマイチだったので、それも含めて噛み合わなかった面は強いです。

 まあ正直、超ハイを想定しても、ロードブレスを重く狙うのはまず無理だったのですけどね。
 ストライクイーグルは紐で結構悩んだのですけど、どちらにせよ軸がズレてしまっては厳しい、という話です。

 ただ本当にここは、理不尽なレースになったなぁ、という感覚でスッキリしないですねぇ。
 これも競馬、と割り切って、改めてまた週末頑張ります。


posted by clover at 20:47| Comment(2) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回、悪い意味合いでたまげました。
ルメール、地方交流2連戦が堪えたのか???と思う程に。
地方の若手が減量ハンデを貰った逃げ馬のような飛ばし方で唖然とする、競馬IQが低下したミステイクでしたね。

若手の瑠星が矢野を突っつき瑠星と矢野が垂れて共倒れするから、スパイラルを利した押し上げからルメールと戸崎を買っておけば大丈夫と思っていたが。
船橋によるテン3ハロンの入りが平均36秒台に対して、今回の日本テレビ盃テン3ハロン33秒台の入りとはこれには参りました。
こうした競馬を目の当たりすると、馬の能力とジョッキー判断は50:50の関係と思ってしまい。
この展開予想まで織り込むと、点数がガッツリ膨らんでしまいお手上げです。
100円賭けの一頭軸の3連単ボックスで挑むしかなく。

又、ダノンバラード産駒は良く分からないですね。
淀の桃山ステークスで藤井勘が突っ張ったハイペースから差しに来たけど、今回初のナイターと深い馬場も苦にせず共倒れとなった逃げ先行馬達を捉えてからの手応えも充分。
今回で追走力も侮れなく尚且つ起伏のないレーシング場ならば、レガリスよりも気性面も不安視なくちょっと軽視出来んロード馬ですね。

そして、強い方のファラオはシリウスステークス出走。
これは、どうですかね?上り坂3回ある中京ダート1900m。
カフェファラオ、持ち前であるエンジンの違いを魅せるバテるまで押し切る競馬で古馬を一掃出来るのか?不安感と期待感が交差するカオスです。
そこでルメールなので余計に、、、、。
そのルメールがファラオのリズムを大切に行った行ったとなると、3回の上り坂で息の入るところをカフェファラオが強気に行った行ったで追走する先行馬が共倒れとなってノーマークの差し馬が展開の利からもあり得て予想が難解です。(笑)
ここは、地方競馬界の王様である森泰斗も参戦して欲しいところです。
馬の力量と流れを読んでの騎乗ぶりは、中央でガッツリ通用するジョッキーと思うだけに。
なのでシリウスステークスの展開予想、今から楽しみにしております。
Posted by ギャロップ at 2020年10月01日 19:49
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 本当に、1コーナーの入りで目が点になりましたよねぇ。
 ルメールJが輸送疲れで精彩を欠いていた、としか思えないレースでしたし、陣営コメントも苦み走った雰囲気アリアリでしたしね。。。
 適性ベースで予想している身としては、流石にあんな暴虐的なハイペース決め打ちなんて無理ですし、勘弁して~って感じでした。

 その流れを上手く利用したとはいえ、ロードブレス、思った以上に強かったですよね。
 この馬の位置でもはっきりハイペースではあるはずで、それでいながらあの要所の反応は素晴らしく、余程コースと馬場、あと左回りがフィットしたのかな、と感じました。
 ロードは続々とダートで強い馬が出てきて面白いですね。来年の大舞台での飛躍が楽しみです。

 カフェファラオは……現時点ではあまり重く狙いたくない馬、にはなりますねぇ。
 地方競馬とはいえ、ステイヤーコースで完敗した馬なので、距離が合うとは思えないですし、揉まれた時の怖さは当然出てきます。
 中京1900mはガッツリ坂スタートなので、内枠で出負けして、のリスクは大きいですし、外からスムーズでも果たして?という感覚です。

 もっともメンバー構成も微妙なので、悩むところではありますね。
 逃げて一貫前傾戦で押し切る、なんてレースが出来るかもしれませんし、印の置き所に困るタイプの馬です。
 まあ枠が出ないとなんともですし、しっかり予想頑張ります。
Posted by clover at 2020年10月02日 04:59
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