2020年09月29日

2020 9月第4週海外GⅠ レース回顧(簡易版)

 海外編回顧は来週回しも考えたのですけど、アーク開催でGⅠ山盛りを考えると現実的ではないんですよね。
 なので申し訳ありませんが、いつもよりはボリュームダウンで、サラっとレース紹介する程度の分量でやらせていただきます。



先週のレースで最重要なのはこのレースなので、これだけはきちんと行きましょう。
 古馬現役最強と名高いマキシマムセキュリティが、BCクラシックの前哨戦に選んだオーサムアゲインSです。
 しかしその下馬評とは裏腹に、勝利したのは、道中最後方から華麗な捲りを決めたインプロバブルでした。

 レースラップは、23,33-23,03-23,43-25,86-13,36=1,49,01と言う推移です。
 舞台のサンタアニタ競馬場は、去年以来の故障馬続出による馬場改良の為、全米でも屈指のタフ寄りのダートになっています。

 その中で前半は相当なハイペース、かつ4頭雁行で、間に挟まれプレッシャーを受け続けたマキシマムセキュリティには厳しい競馬ではありました。
 なので、その3~4馬身後ろでポツンと、ノーストレスで、かつラップバランス的には楽に入れたインプロバブルの方が、展開的には噛み合っているでしょう。

 ただ、インプロバブルの位置でも、相当に追走が問われているのは間違いありません。
 捲ってきたのが、前が減速している地点なので、この馬自身も伸びている、という程ではないとは言えます。
 それでも、しっかり一頭だけ違う脚であっという間に突き抜けてきたのはインパクトありましたね。

 3歳時はクラシック路線を歩むも、マキシマムセキュリティには歯が立たない、という印象でした。
 でも今年になってのGⅠ三連勝は、成長がなくては出来ない事ですし、強い競馬だったと思います。

 無論今の競馬スタイルは、本番多頭数になった時にネックにはなるかもしれません。
 舞台がキーンランドなのもプラスではないかも、ですね。キーンランドはイメージとして結構時計が出ますし、先行馬有利だと見ています。

 その意味で、マキシマムセキュリティにも捲土重来のチャンスはあるでしょう。
 薬物問題で厩舎が変わって、その影響が抜けたら弱くなった、とは言われたくないでしょうし、距離が伸びる本番の方が適性は活かせると思います。

 3歳勢も、ティズザローがプリークネスSを回避して直行、おそらくオーセンティックがプリークネスSを制して挑戦してくるでしょう。
 古馬勢もこの2頭をはじめ、それなりに面白い馬が揃いましたし、今年のBCクラシックは高いレベルの激戦が楽しめそうです。



このレースはオーストラリアの5FのGⅠですが、レーンJ騎乗のピッビーが、好ダッシュからそのまま逃げ切りを決めています。
 2月に5,5FのGⅠ・オークリープレートを制して以来のレースでしたが、改めて素晴らしいスピードを見せつけました。

 重馬場でもあり、オージーの計測方法でテンの34,46はかなり速く、実際スタートから頭一つ抜けていましたね。
 モズスーパーフレアみたいな前傾型の快速スプリンターだと思いますし、まだ4歳なので今後の活躍が楽しみです。
 6Fまで踏ん張れるか次第ではありますが、オーストラリアの名スプリンターの系譜を継げる可能性を感じる走りでした。



 こちらもオージーの、コーフィールドでの9FのGⅠですね。
 勝ったのは、マカイビーディーヴァSで僅差2着だった、ダービー馬のラシアンキャメロットでした。

 スタートはイマイチでしたけど、やや外目の枠だったので、じわじわとリカバーして道中は2番手追走でした。
 ラップ的には明らかにスローロンスパで、重馬場でしたけどそこまでタフではなかった感じです。勝ち時計は1,50,85です。

 後半は残り800mから11秒台に入っているので、ある程度分散して持続力寄りの適性が強く問われています。
 それを番手から早めに動いて、直線入り口で先頭に立って押し切るのですから、やはり強いですし、距離伸びて安定感が出ていますね。

 間違いなく地元勢ではコックスプレート路線の最右翼になってくると思います。
 流石に今年は遠征馬はかなり少ないと思いますし、一気呵成に頂点を極めるチャンスですね。

 2着のヒュミドールも、こういうスローからの持続特化だとまだ突っ込んでこられるのですね。
 適性の幅が狭めの馬ですけど、最盛期にはコックスプレートで、唯一ウィンクスをゴール前で脅かした実績がありますから、本番でも噛み合えば、の楽しみはありますね。



ニューマーケットでの2歳牡馬6FのGⅠです。
 勝ったのはメーマス産駒のスプレマシーで、ラッキーヴェガとの一騎打ちを制しました。

 メーマスは2歳で引退してしまった馬で、2016年のミドルパークSで3着に入っています。
 世代的にはブルーポイントと一緒の様なので、まず間違いなく新種牡馬ですね。
 アクラメーションから続くスピードをしっかり活かした格好で、父の無念を孝行息子が晴らした形になります。

 しかしラッキーヴェガは、フェニックスSの鮮やかさが嘘のように、ここ2走はジリっぽいですね。
 今回は6Fに戻して格好はつけましたけど、基本後ろでジッと溜める競馬がいい馬なのでしょうねぇ。



同じくニューマーケットの、2歳牝馬限定6FのGⅠですね。
 こちらを制したのは、マーフィーJが駆るノーネイネヴァー産駒のアルコールフリーでした。

 このレースもゴール前激戦になりましたが、抜かれそうで抜かせないいい根性を見せていましたし、やはり短い距離でノーネイネヴァーは問答無用で走りますね。
 この世代の6F路線では結構骨っぽいメンバーでしたけど、距離伸びてどうか?という感じで、基本線スプリンターっぽいですね。


posted by clover at 15:50| Comment(0) | レース回顧・海外競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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