2020年09月17日

2020 9月第2週2歳戦 レース回顧(日曜編)

 今日は色々雑用が多くて、バタバタしていたらいつもより初動が遅くなってしまいました。
 まあ私基準で、ではありますけど、いつもより巻き気味でサクサクと進めさせていただきますね。


★9/13(日) 中山1R ダート1200m未勝利戦

 このレースを勝ったのは、サクラゼウス産駒のリルブラーヴでした。
 サクラゼウス?Who?ってなりましたけど、バクシンオーの直仔で、ゴリゴリのサクラ所縁血統の馬なんですねー。

 この日のダートは稍重で、時計は出やすかったと思います。
 1勝クラスが1,11,4と1,11,2なので、34,4-39,0=1,13,4は、流石に2歳戦でもイマイチな時計です。

 レースも一貫消耗戦で、ラストが13,9という地味さです。
 勝ち馬は外枠から上手く番手で流れに乗って、この馬としてはしっかり力を発揮するレースにはなったでしょう。
 ただ現状、更に上で、となると流石にパンチが足りないと思いますね。


★9/13(日) 中京2R ダート1800m未勝利戦

 このレースは、ジャスタウェイ産駒のレイニーデイの逃げ切りでした。

 中京もダートは稍重で、こちらも時計はそこそこ出やすかったと見ています。
 1勝クラスが1,51,9ですが、これはハギノリュクスの時計で、正直あの馬は1勝クラスのレベルではありません。
 2着基準で見れば1,52,8なので、そこと比較した時に、平均からややスローバランスで1,54,4は、2歳戦としてはかなり優秀だと思います。
 まあ実際に2歳のコースレコードでもありますしね。

 細かく見ると、38,0-38,6-37,8=1,54,4なので、序盤を上手くコントロールしつつ、中京らしい坂地点での出し抜きが光ります。
 後半は12,9-12,0-12,9なので、坂での加速度と切れがかなり凄いですし、これは今後も大きな武器になるでしょう。
 勝ち馬は、圧倒的人気のカスカポレイを前に出さない、という意図を持っての逃げでもあったと思いますし、その形でこれだけのパフォーマンスを見せられたのは望外の結果でもあったのではないでしょうか。

 シンプルに強かったのは間違いないですが、前半楽な競馬、ではあります。
 やはりより前傾型のダートらしい競り合いの中でどこまで踏ん張れるか?は出てきますが、素材的にはダートでもかなり高いレベルでやれる力は持っていそうですね。

 2~3着馬は、要所での加速で明らかに切れ負け、という面はあるでしょう。
 特にカスカポレイはゆったり構え過ぎて、新馬でタイトな流れからしぶとく、という持ち味を生かし切れていなかったとは感じます。
 そのあたりを踏まえれば、巻き返しの余地はあると思いますし、未勝利レベルでは力上位なのは確かだと思いますね。


★9/13(日) 中山2R 芝2000m未勝利戦

 このレースは、モーリス産駒のアドマイヤハレーが、好位のインからラスト鋭く差し込んでの勝利でした。

 中山の芝は良になっていましたが、京成杯AHが1,33,9でしたし、開幕週とは思えないタフ寄りの馬場だったとは思います。
 その中で62,6-61,1=2,03,7は、水準レベルには走れている、と思いますね。
 レース後半はずっと12秒前半を続ける形で、最後も12,1-12,1なので、全体としてそこまでばててはいない中、決め手と持久力の差がものを言った一戦、という位置づけでしょうか。

 勝ったアドマイヤハレーは、距離伸ばしてしぶとさが生きるタイプのモーリスだったのかな、という感触です。
 最内からスタートは微妙でしたが、ある程度コーナーワークで前目に取りついて、3~4コーナーも最短距離を通す形を取りました。
 残り200mで外に持ち出して進路確保すると、そこから2馬身ちょっとの差をきっちり詰め切って、なので、この馬はラスト11,7~8くらいの加速ラップフィニッシュだろうと思います。

 目立って強い、という程ではないですが、レースセンスの良さと、この馬場なりの反応の良さは光りました。
 新潟での瞬発力勝負ではやや足りなかったように、より質的に加速を求められて、というのはありそうなので、現状は2000m位の距離が一番フィットしそうです。もっと伸ばしてもやれる感じはしますね。


★9/13(日) 中京3R 芝1600m未勝利戦

 このレースは、ハーツクライ産駒のシャドウエリスが、後方から鋭い差し脚を伸ばして初勝利を挙げました。

 中京も芝は良、時計的にも中山よりは軽いものの、それでも開幕週としては時計の掛かるコンディションだったと思います。
 バイアス的にも少し、外差しが決まりやすい傾向は出ていたように感じますね。

 その中でのラップは48,4-47,8=1,36,2でした。
 セントウルSがハイペースで1,07,9と考えれば、未勝利レベルでは悪くはない、ですけど、前日の新馬戦より見劣るのでその辺りでどうかな?というラインです。
 あのレースが逆に相当ハイレベルの可能性もあるのですけどね。

 ラストは11,9-11,7-12,0なので、レースラップ的にはそこまで加速と切れは問われていません。
 ただ勝ち馬は後ろからの差し切りなので、そのあたりで違いを見せてきた、と見ていいでしょう。

 スタートは大きく出負けし後方からでしたが、少しずつリカバーして、4コーナーは中団外目から押し上げています。
 その勢いのまま坂の登りであっという間に先頭列に並びかけて突き抜けており、この馬は11,7-11,3-12,0くらいのラップは踏めていると思います。

 新馬戦は小倉の1200m、アールラプチャー戦でしたけど、やはりあのレースは1200mというより、総合力勝負だったのですよね。
 血統的にも距離伸びて良さが出た格好で、出負けしたのはいただけませんが、走りの質そのものは高いレベルにあったと思います。
 これを見ても、アールラプチャーもまともならかなり強いはずなんですけどね。

 2~3着馬は、それなりに流れに乗った競馬でしたし、その割に後半要素で今一つ、とは感じましたね。
 今後も血統的に人気しちゃうタイプでしょうけど、あまり信頼は置きにくいかも、というイメージは持つ負け方でした。


★9/13(日) 中山3R ダート1800m

 このレースは完全に2頭の一騎打ちで、勝ったのはリオンディーズ産駒のティアップリオンでしたね。
 ダートの1800mは1勝クラスで1,53,0が出ていますが、ここも上位2頭だけ抜けていて、3着で1,54,2という時計です。
 そこ基準で比較するなら、平均くらいの流れで1,56,2は、新馬としては悪くないラインに入ってくるとは思います。

 ラップは38,2-39,3-38,7=1,56,2で、レース後半はじわじわとですが加速してのゴールになっています。
 まあ誤差程度とは言え、少なくとも脚を出し切っての時計ではないのと、3~4F目が不必要に遅いので、その辺も全体時計の足枷になってはいるのかな、というイメージですね。

 その中で勝ち馬はまずまずのスタートから、外枠を活かして好位の外でレースを進めます。
 三分三厘から2着のレッドウッドヒルと一緒に進出、直線では馬体を並べられますが、そこからがしぶとかったの一語になります。
 新馬なので2頭ともややフラフラする面もあって、一概には言えないですけど、とにかく交わされそうになるともうひと踏ん張り、という感じの勝ち馬の走りは目立ちました。
 時計的にもそれで加速ラップなら、と思いますし、こういうタイプは上で、相手が強くなっても食らいつける可能性は高いと思います。

 勿論2着馬も普通に強かったですね。
 外枠でスムーズなレースが出来たのはあるにせよ、こちらも最後までしっかり伸び続けていますし、未勝利レベルなら問題なく勝ち上がれるでしょう。


★9/13(日) 中京4R ダート1400m

このレースも、リオンディーズ産駒のケイサンフリーゼが番手から抜け出しての勝利でした。
 しかし同じシーザリオ一族のはずなのに、リオンディーズ産駒は結構普通にダート走るんですよねぇ。やっぱりキンカメの血の賜物でしょうか。

 ラップは35,6-12,6-37,9=1,26,1という推移です。
 一応中緩みがあって、若干直線再加速、ではありますが、ラストは13,3とかなり落としています。
 1勝クラスが1,23,7、2勝クラスで1,23,4という時計水準から見ても、新馬としても少し物足りない時計・ラップかな、とは感じています。

 まあそれでも勝ち馬は、内枠から外の馬を行かせて、上手く切り替えて番手外と、器用な競馬が出来ています。
 前半のスピードの乗りも良かったとは思いますし、この感じですと1200mでもやれるのではないか、と感じます。
 この馬場でこの後半要素だと、距離延長は今のところプラスに感じないですかね。全体レベルも高くないので、基本的には上では苦労すると思います。

 2~3着馬もそこまで目立つ内容ではないので、未勝利レベルでも簡単ではないイメージですね。


★9/13(日) 中京5R 芝2000m

 ここはジャングルポケット産駒のテリオスルイが、後方から鋭い捲りで一気に先頭に立って押し切る、中々に強い競馬でした。

 ラップは62,4-61,2=2,03,6で、スローバランスではありますけど、新馬としては流れている方だと思います。
 後半は12,6-12,1-11,6-12,2と段階的な加速から坂地点最速、後半の総合力が強く問われた内容ではないでしょうか。

 その中で勝ち馬はやや出足鈍く後方から、向こう正面で外に出して、残り800mから動いていきます。
 この800-600m地点は12,6なので、捲りのタイミングとしてはとても噛み合っており、その勢いを活かして直線入り口で先頭から、しっかり自身で11,6まで持っていったのは評価できると思います。
 この馬自身は4Fのロンスパで、ラストまで寄せ付けない形ですし、如何にも血統通りのスタミナと持久力を感じさせるレースでしたね。

 タイプ的にも、馬場が重めだったのはプラスだと思いますし、上手く言った面も強いです。
 ただ動かしてからの機動力と迫力は中々のもので、実戦タイプ、という感じですし、次が楽しみではありますね。

 2着のジオフロントも、内枠から好位内目で綺麗な競馬が出来ていました。
 直線は少し待たされた分だけ、加速度の差で置いていかれた感じですが、ラスト1Fもさほど詰められていないので、勝ち馬には完敗でしょう。
 でもレースセンスも能力もありそうなので、未勝利レベルでは安定して高いラインで戦えるはずです。


★9/13(日) 中山5R 芝1600m

 このレースを勝ったのは、ダイワメジャー産駒のアヴァノスでした。

 ラップが49,0-48,7=1,37,7と平均ペース、ただ三分割だと35,8-26,2-35,7と、相当に中緩みが大きいトリッキーなレースです。
 馬場を考えれば、テンはそこそこの追走力が問われ、後半はその分仕掛けが遅れて12,1-12,0-11,6と加速ラップでのフィニッシュと、ちぐはぐ感は否めません。
 時計的にも、タフ寄りの馬場とはいえ目立つほどではないでしょう。

 ただ勝ち馬は、外枠からスッとそれなりの位置に入っていって、馬群の中でギアの上げ下げにもスムーズに対応出来ていました。
 直線も少し進路取りにもたつくところはあり、残り200mで前と2馬身半位の差はあったと思います。
 けれどそこからの伸び脚が圧巻で、おそらくこの馬は12,1-11,9-11,2と、坂地点で強烈な加速と切れを引き出せているはずです。

 当日の馬場は、風の影響もあり、後ろから差しにくい条件でもありました。
 それを踏まえると、このラスト1Fは中々価値が高いとは思いますし、確実に脚は出し切っていないので、伸びしろはかなり見込める馬だと思います。
 ダイワメジャー産駒なので、もう少し追走が問われてもやれると思いますし、素材的に楽しみな一頭ですね。

 2着馬も上手な競馬で、こちらも加速ラップでクリアしてはいるので、時計と見た目以上に上積みはある、と考えていいのではないでしょうか。


posted by clover at 19:00| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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