2020年09月12日

2020 セントウルS・京成杯AH

 明日はサマーシリーズの最終戦がふたつ、とはいえセントウルSはスプリンターズSに直結するレースでもあり、大注目ですね。
 今年は関西が中京開催でもあり、天気予報もやや不安定と、また予想ファクターとしての揺らぎが大きく難しい一戦になりますが、なんとか頑張っていきましょう。


★セントウルS 展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  クリノガウディ―・シヴァージ

<人気薄特注馬>
  クライムメジャー

・スローペース(波乱度B-)

<危険な人気馬>
  ビアンフェ

<人気薄特注馬>
  トゥラヴェスーラ


★展開予想

・馬場想定……良~稍重(かなりの高速馬場)
・ペース想定……ハイペース~ややハイペース
・推定勝ち時計……1,07,3~7

 中京の芝は本日は稍重スタート、ただ午後には良に回復して、全体的には時計も出ていたと思います。
 新馬の1400m戦も、勝ち馬が強かったとはいえ1,21,5が出ていて、木曽川特別も超スローだったので全体時計はともかく、後半5Fは57,7と中々のラップを踏んでいます。
 最終の1勝クラスマイルもややスローで1,34,6なので、流石に超高速とまでは行きませんが、やや高速くらいの水準にはあるでしょう。

 一応明日の中京は、天気予報が微妙です。
 ただピンポイントで見る限り、降っても降雨量はたかが知れている感じで、おそらく散水もしないと思うので、むしろ程よく湿って走りやすい程度に収まる感じなのですよね。
 一応稍重まで幅を見ておきますが、基本的には良馬場と考えておきたいです。
 クッション値は9,6と、中山よりは柔らかい設定になっていますが、馬場のバイアスはほぼ内伸びですね。
 外差しが決まったように見えても、道中はインから直線だけ外、という馬ばかりで、ずっと外々の馬は大抵伸びあぐねているので、基本的には前目内目の立ち回りが重要になってくるのではないかと見ています。

 レース展開は、ビアンフェとラブカンプーのどちらかがハナを切る形になりそうです。
 共に外目の枠なので、その分テンのペースはそこそこ上がるかなと思いますし、馬キャラ的にも騎手意識としても、スローにコントロール、という可能性は低いでしょう。
 無論中京なので、コーナーで緩んで多少の再加速、というパターンはあるでしょうが、その場合でも偏差は小さめ、大体33,3-34,2くらいを中心に見ておきたいところです。

 前の2頭の後ろに外からダノンスマッシュがつけて、その内にセイウンコウセイとミスターメロディ、クリノガウディーとトゥラヴェスーラが中団くらいになるのではないか、と思います。
 シヴァージはいつも通りに後ろから、クライムメジャーはペースを踏まえても、1200m慣れと外目の枠で、前走よりは少し前につけられるかな、位のイメージで見ています。
 基本的にはスピード勝負前提での総合力勝負、という感じで、中京なので坂でスッと動ける適性を見せている馬はやはり期待値が高いですよね。
 枠の並び含めて悩ましいレースではありますが、だからこそ強気に、トライアルならではの見立ても踏まえて進めていきたいところです。


◎セイウンコウセイ(11P)

 7歳になりますが、力は落ちていないと思いますし、このコースは得意ですからね。
 時計勝負も、6秒台とかになると流石に、ですが、7秒台半ばくらいなら実績もありますし、ある程度馬場が渋ってもやれるのは強みです。
 今年の宮記念は、この馬にとっては少しペースが遅かったし、縦のポジショニングも積極性が足りなかった感じで、まあそれはモズのスピードの幻影にやられた部分もあったでしょう。
 クリノガウディーあたりと比較しても、明らかに坂地点での反応の差で負けている感じでしたし、もう少しペースが上がって、追走面とのバランスが問われた時には、この馬のしぶとさが生きてくるのではないか、と感じます。

 枠も内目で、行く馬を行かせてタイトに立ち回れそうですし、主戦の幸Jに戻りますから強気の仕掛けはしてくれるはずで、このメンバーでも圏内には飛び込んでくれるのではないか、と期待します。


○ミスターメロディ(11P)

 路線が迷走気味でしたが、この秋はこの路線に絞って入念に調整を重ねていますし、トライアルでも本気度が一番高く感じます。
 ある程度内目の枠も引けて、インで流れに乗っての立ち回りは上手な北村友Jなら、福永Jからのチェンジでもそこまでマイナスにならないと見ています。
 勝った宮記念は強い競馬でしたし、セイウンコウセイを評価するなら当然この馬も、という事にはなりますね。馬場バイアスも含めてここは素直に行きます。


▲トゥラヴェスーラ(9P)

もう一回狙ってみたいです。
 前走はいいポジションだと思ったのですが、結果的に少しタフになった馬場で、追走が強く問われ過ぎた感じでした。
 高いレベルだと平均から後半型の競馬の方がいいのかな、と思いますし、中京の軽い馬場ならその点はプラスに働きそうです。
 左回りも、直線半ばに坂のあるコースもはじめてなので、そこがどう転ぶかは賭けですが、フォームとか適性を見ているとこなせそうな気はするのですよね。
 武Jも二度目の騎乗で、前走を踏まえつつバランスを取ってくるかな、と思いますし、ダノンスマッシュやクリノガウディーが外目から速く仕掛けていくような展開で、ワンテンポ待ちつつ馬群を割る競馬が出来ればワンチャンスあっても、と期待します。


△ダノンスマッシュ(11P)

 トライアル大将で、京王杯も強かっただけに、安易に左回り、というだけで軽視はしづらいのは確かです。
 ただ外枠は決して馬の性能的にもバイアス的にもプラスとは思いませんし、力関係で行ってもここで抜けている、という事はないでしょう。
 自分の外にラブカンプーがいるので、これを行かせて、という立ち回りで少し序盤の入りも難しくなりますし、変に構えて外々、となると直線伸び切れないシーンもあるかも、と思います。
 それでも強い馬なのは間違いないですし、ポン駆けには定評がありますから、素直に連下で押さえてはおきましょう。


×クリノガウディー・タイセイアベニール・ラヴィングアンサー・クライムメジャー

 クリノとタイセイは状態面で不安がありますけど、適性的には確実に好転するので紐には置いておきたいですね。
 ラヴィングは内枠でインでじっと我慢、直線も中を割って、というタイトな立ち回りが出来れば、末脚の質は素晴らしいのでこのコースならワンチャンスあってもいいと思っています。
 クライムメジャーもまともな流れの時計勝負で忙しくないか?とは思いますが、中京適性は高い馬ですし、思いの外渋ったりすれば相対的に浮上してきそうなので押さえます。

 ビアンフェは迷うところですけど、今回はラブカンプーが相当うるさいと思いますし、前に行く古馬勢も粒揃いですからね。
 今日ケープコッドが3勝クラスを勝ちましたけど、それでもやはりこのレベルでどこまで通用するかは難しく、中京コース自体もあまりフィットしていないイメージなので、ここは嫌ってみたいと思います。


※疑似的な買い目(自信度A-)

ワイド
◎ー○
1500

▲ー◎○△
500×3

三連複
◎○▲△BOX
200×4

◎○ー▲△×
100×6

◎ー○▲△ー×
100×15

計5900


★京成杯AH 展開別想定

・馬場想定……良馬場(標準~やや高速馬場)
・ペース想定……ハイペース~ややハイペース
・推定勝ち時計……1,32,5~33,0

 中山の芝は、今日の開催は一日さやかな雨に祟られての稍重でした。
 紫苑Sが61,8-60,3=2,02,1で、セプテンバーSが33,7-34,8=1,08,5なので、どちらかと言うと外回りの方が時計は出ているかな、という感触です。
 明日の天気は基本的には晴れですし、ここから乾いてパンパンまで行くかはともかく、良での開催にはなるでしょう。

 馬場のバイアス的には、今日は基本的に前目内目有利だったと思います。
 今日の開催だけでは内馬場が荒れたイメージも薄いですし、乾けばより立ち回り勝負の度合いが増してくる可能性は高いと思います。
 ただクッション値の割には全体で時計は掛かっていたと思いますし、例年の開幕週のイメージよりは明日も時計は掛かるでしょう。少なくとも去年の様なスーパーレコードの可能性は低く、45,8-46,7くらいのバランスで32秒台決着ではないかな、と予想します。

 レース展開ですが、スマイルカナが大外ですし、まずトロワゼトワルが逃げるかな、と思います。
 スマイルカナも、自分より内の馬にそこまで速い馬がいないので、トロワゼトワルの出方を見つつ出来れば番手外までは押し上げたいでしょう。
 内からはボンセルヴィーソとストーミーシー、ジャンダルム、アフランシールあたりが先行を意識してくるでしょうか。アンドラステもルメールJですし、意識的に前を狙ってくる可能性はありそうです。
 シゲルやルフトはゲートが怪しいので、入れても中団くらいまででしょうか。ラセットは秋山Jですから、いつも通りがっちり溜めて展開待ちだろうと思います。

 例年よりは時計の掛かるパワー馬場なので、その点で言うと極端な立ち回り決着となるか、まではわかりません。
 ただこの並びでえげつないオーバーペースになるか?というと、流石にこの馬場で横山典Jも去年の様な快ペースは選択できないでしょうし、スマイルカナは番手でもいい馬なので、極端なハイはない、と見ます。
 その上でトロワゼトワルの特性を考えれば、中山マイルで中盤が緩むパターンは少ないと思うので、やっぱり総合的に見るとある程度の位置、内目で立ち回れる馬が優位になってくるのかなとは思います。
 無論元々の質的な追走力と、一定の後半の総合力があってこそにはなりますし、ハンデ戦で難しいメンバーですから、ある程度強気に穴を狙ってみたいレースにはなりますかね。


◎ボンセルヴィーソ(10P)

 立ち回りが抜群に上手い馬なので、この枠は絶好としか言えません。
 その上で、今回は引っ張ってくれる馬が2頭いるので、それを目標にしつつある程度バランスを意識して入れると思いますし、バランス的にそこそこのハイまでは問題なくこなす馬でもあります。
 トロワゼトワルの状態面もありますが、基本前の2頭は速い流れで行ってもそんな簡単には止まらない馬なので、その点内目を通しても進路取りが難しくならなそうなのもいいですし、少し時計の掛かる競馬がベストとも思うので、ここは積極的に狙ってみたいかな、と思います。


○スマイルカナ(11P)

 大外で人気は落としそうですけど、スタートがとてもいい馬なのでそこまで問題にならないかなと踏んでいます。
 トロワゼトワルとの間に先行力のある馬がほぼいないのも僥倖で、最後入れなのでスタートさえ決めてしまえばスッと番手まで押し上げられると思いますし、そうなれば前目内目で総合力を生かす形に楽に持ち込めるでしょう。

 多少のハイペースは問題なく、前走を見ても後半型の競馬にシフトしてもそこそこやれて、フェアリーSも一気の加速戦で快勝と、とにかく好走スポット自体は広い馬です。
 なのでポジショニングでミスさえなければ大きくは崩れないと思いますし、3歳勢が混合戦で結果を出せていないとは言え、この馬は50kgではあったにせよ米子Sでラセットを破っていますからね。
 あの時より斤量差は詰まりますけど、馬場バイアスと立ち回りのセンスを考えれば今回もこっちだろうと思いますし、前目でしぶとく踏ん張ってくるだろうとは思っています。


▲ストーミーシー(9P)

 こちらもかなりしつこく、ではあるのですけど、重賞でも圏内に突っ込んでこられる力はまだあると思っていますし、今回は枠もベストに近いです。
 ダービー卿は流石に仕掛けが強気すぎましたけど、この枠で田辺Jなら出たなりで2~3列目は確保してくるはずで、前に目標を置きつつの総合力勝負なら充分チャンスはあるはずです。
 立ち回りの上手さもここ最近は板についてきましたし、強行軍ではありますけど夏場はとにかく走る馬でもあるので、馬場バイアスと展開を味方に雪崩れ込みを見せて欲しいですね。


△アンドラステ(10P)

 正直31秒台決着まで入ってしまうと、総合スピード的に足りないから消したい、という馬ではあります。
 ただ少し渋りが残っての32秒台ならこなしてきそうですし、内枠を引けたので、ルメールJらしくある程度は位置を取りつつ、けれど無理はしないバランスをきっちり紡いでくれれば、今の勢いと能力的には県内に食い込めてもいいのかな、というイメージにはなりますね。
 常に人気過剰なので、本当は嫌いどころかな、とも思うのですが、今回は人気薄から入っていますし、2列目に置く馬としては現状一番人馬ともに信頼が置けたのでこの位置にしました。


×アルーシャ・スイープセレリタス・シゲルピンクダイヤ・アフランシール・トロワゼトワル

 基本的には内目優先で、紐は広めにとっておきましょう。まあトロワゼトワルあたりは、今回は嫌うべきかな、とも思うのですけどね。
 ラセットは流石にここで届くイメージがないので消し、ルフトシュトロームは怖いですけど、最内枠がかえって仇になりそうなタイプではあるので、人気なら嫌ってもいいかなと思います。基本的に3歳馬は、余程絶対能力か適性に信頼が置けるか、実際に古馬相手に実績がない馬以外は重んじない方が現状無難かな、と判断しています。


※疑似的な買い目(自信度C+)

ワイド
◎ー○
300

◎ー▲△
200×2

▲ー○△
200×2

馬単
○ー◎▲△
100×3

三連複
◎○ー▲△
200×2

◎ー○▲△ー×
100×18

計3600


posted by clover at 17:46| Comment(6) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
今週から秋競馬ですね。
当方名古屋在住なので、本来であればこの時期に体験できない中京開催を現場で…と思ってたので、残念でなりません。
しかしコロナが収まらない中、途切れることなく開催が続いていることだけでも有り難いですね。
早く生観戦できる日がきて欲しいものです。

さて、こちらは朝早くから雨が降っていて、今日はこのまま断続的に降り続きそうです。
メインの時間帯には馬場への影響はあるのかなと思います。

渋った馬場が良さそうなシヴァージ、クライムメジャーを中心にいこうかと思います。
Posted by サイクロ at 2020年09月13日 10:13
>サイクロ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 近年存在感をどんどん増しているとはいえ、中京がほぼ完全に主場として開催されるのはやっぱり珍しい事ではありますからね。
 特に今年はコントレイルもいますし、滅多にない機会ではあったでしょうから、御無念お察しいたします。
 とはいえワクチンの話も遅々として進まず、これから感染拡大が戻ってくる冬に向けて、となると、やっぱり現実的に来年の春くらいまでは難しそうですね……。

 中京は一応ギリギリ良馬場みたいですね。
 ただ知多特別のラップを見ても、やや高速位ではあると思うので、ペース次第ではズバッと差しが決まる展開もありそうです。
 血統的にもややパワー型優勢に見えますし、実はクッション値10って、例年よりはこれでも柔らかい馬場なのかもしれませんね。
Posted by clover at 2020年09月13日 14:57
京成杯的中おめでとうございます。
私は自信Cになってたんで、セントウルだけ真似して買いました。
トホホ。
まあ、中央戻って早速的中されたので、これからもっと真似します。
Posted by ハゲピカつるまる at 2020年09月13日 16:04
こんにちわ。
コメントを書いてから少しずつ雨が止み、晴れ間まで見えてきまして…
時計も出てて高速馬場でしたので、ミスターメロディからいきました。
しかしメイショウグロッケは思い切りノーマークでした。残念。

中山お見事です!
スマイスカナからいきまして、cloverさんのお陰でボンセルヴィーソも押さえることができました。

コントレイル見たかったです(涙)
通常の中京開催の番組では来ることはまずないですからね。ついてないなぁ。。。
Posted by サイクロ at 2020年09月13日 16:26
>ハゲピカつるまる様

 いつもコメントありがとうございますー。

 うーん、それは申し訳なかったです。
 ただ、レース前に自信があったのは間違いなくセントウルSだったんですよね。
 今回の本命2頭は、どちらも2列目ポケットでの競馬を想定していて、その形なら人気はどうあれ大きく崩れないとは踏んでいました。
 その上で、○~△までの圏内軸としての信頼性と自信が、明らかにセントウルSの方が高かったので、ああいう設定になったんですよ。
 正直中山は、蓋を開けてみないと馬場やペースも読みにくかったですしね。

 実際に2列目の馬が安定して走っている、という視座で言えば、セントウルSもそこまで的外れではなかっだですが……あの逃げですよねぇ。
 幸Jのレース後コメントですと、陣営から何が何でも逃げてくれの指示だったようですが、放っておいてもハイペース必至のメンバー構成でそれはナンセンスだなぁと嘆息してしまいます。
 まだ適性の固まらない若駒ならともかく、セイウンコウセイですからねぇ。ハイペースはある程度こなせても、質的に前半無理が効かないのは戦績が物語っていますから、尚更疑問符はつきます。

 まあ休み明けは一度ガス抜きしないと駄目な馬、という観点もありますし、熱中症もあったようなので、今回は状態的にも厳しかったのかもしれません。
 どちらにせよ、なにより読みにくいのは陣営の意図と騎手意識だったりするのが難儀ですね。
 とりあえずひとつは当てられて息が入ったので、来週からまた心機一転、しっかり頑張っていきます。
Posted by clover at 2020年09月14日 03:48
>サイクロ様

 私もメイショウグロッケを拾っていなかったのは最大の痛恨でした。
 流石に再度重い印は無理でも、前走高く評価している馬に無印で走られるのは、パラスアテナもそうですがすごく自分にガッカリしてしまいますね。
 どちらにせよ本命間違えているので、的中はしていないレースですけど、それでも結果も過程も大切にしたい中では勿体なかったです。

 せめても中山は少しでもお役に立てて良かったです。
 本当に不思議なくらい、ボンセルヴィーソっていつも人気にならないんですよね。適性のある条件ならほとんど崩れないいい馬なんですけどねぇ。

 今年の春も、サートゥルナーリアが金鯱賞をチョイスして、結構話題になりましたものね。
 なんだかんだで超一線級が中京で走る機会は少ないですし、ましてコントレイルですからねぇ。せめて来年にはなんとか、ファンが直にあの迫力ある素軽い走りをライブで堪能できるようになっていてほしいものです。
Posted by clover at 2020年09月14日 03:53
コメントを書く
コチラをクリックしてください