2020年08月31日

2020 8月第5週海外GⅠ レース回顧

 ちょっと多忙で体調を崩し気味です。
 夏場なのでどうしても疲れやすいですし、体重も適性値から結構減ってしまって、けど食べると胃腸を壊すのが辛いところです。

 まあ幸い今週はそこまで大きなイベントもなく、なので、少しずつ療養しながら、記事も若干軽めに進めていきます。
 実際海外編もそんなに目立ったレースはないので、特に今日はサクッと終わらせてしまいましょう。



 ここは名牝ラッシングフォールが、番手追走から逃げ馬とのマッチレースを制して、今シーズン3連勝、通算GⅠ6勝目を達成しました。
 馬場は良で時計は出ていたと思いますが、アメリカにしてはかなりのスローからのヨーイドンです。
 ラップが48,38-23,54-33,98=1,45,88なので、一応5Fでロンスパ気味にペースが上がりつつ、コーナーで更に二段階加速して、上がり3F34秒を切る攻防ですから、後ろの馬が太刀打ちできなかったのもむべなるかな、ですね。

 ラッシングフォールは改めてレースセンスがいいですし、ハイペースでも、この日のようにスローからの後半特化でも安定して強いのが見事です。
 距離適性的にはベストがこの9Fという感じで、マイルや10Fだとライバルに微妙に足りない、という面も見せていましたが、一皮むけたような強さを見せている今季なら、無敗のままシーズンを駆け抜けていくかもしれませんね。

 2着のミーンマリーも、斤量が軽かったとはいえ勢いのままにいい競馬でした。
 逆に3着のシスターチャーリーは、スローペースにやられたとはいえ微妙に今年は精彩を欠いていますね。この馬のベストは10Fだと思うので、秋のBCまでには調子を取り戻してきて欲しいものです。



 去年はBCスプリントを制したミトルが勝利したレースでもある、サラトガの7FのGⅠ・フォアゴーSです。
 今年は大雨の中の開催で、文字通り水の浮くスリップ馬場でしたが、勝ったのはハットトリック産駒のウインウインウインで、画面外から一気に捲りあげての強烈な差し切り勝ちでしたね。

 ラップが22,28-22,35-24,27-12,81=1,21,71なので、この馬場でもアメリカンな超絶ハイペースです。
 上がり3Fが37秒台という、スプリントとしては強烈な消耗戦の中で、前半一頭だけ別の競馬をしていた勝ち馬が、結果的に追走で殺がれる事なく、馬場適性を味方に差し込んできた、というイメージですね。
 本当に残り600mあたりまでは画面に全く映らなかったのに、そこからコーナー外々で一気に押し上げて、相対的とは言え最後の伸びは見事でした。
 いかにもサンデー系らしい後半型の競馬で、ではあるので、常に嵌る競馬ではないですし、ここはメンバーもスプリント型が多くてやや手薄だったのは間違いないでしょう。
 でもこういう一芸を持っているのは、より強い相手でも前がやり合ってくれれば、の一発の期待は持てるのが楽しいですね。日本に所縁のある馬として、更なる活躍を期待したいところです。


★ソードダンサーS https://www.youtube.com/watch?v=vQimW6mDtjg

 このレースは、同じくサラトガの芝12F戦で、雨の影響で重馬場でのレースでしたね。
 勝ったのは古豪ソードダンサーで、淡々とした流れに持ち込んでの圧倒的な逃げ切り勝ち、やはりこの馬、自分のリズムに持ち込むと強いです。

 ラップ的にも全体で波はあれど、馬場を考えれば平均ペースくらいで、じわじわと後続の追走の脚を削ぎつつ、4コーナー手前から早めにスパートして押し切った内容は中々見所がありました。
 当然馬場適性が高かったのもあるでしょうし、基本的に毎年BCターフでは完敗している馬でもあります。
 ただ今年は欧州勢の参加が難しそうで、手薄なメンバーで、かつ馬場がタフであれば、嵌った時の一発、という魅力はやはりあるタイプなのかな、と感じる一戦でした。



 ウィンクスの引退以来、あまりオージーのレースは取り上げる機会がないので、手薄な時の数合わせと言っては失礼ですが、コーフィールドでの7FのGⅠ・メムジーSを見ていきましょう。
 勝ったのは上がり馬のベヒモスで、好位追走から鋭く抜け出しての快勝でしたね。

 ラップは35,85-11,49-35,37=1,22,71となっています。
 オージー式なので、前半は1秒差し引くとしても極端なバランスではなく、少しタフ寄りの馬場で、ややハイペースから一足勝負、というイメージでしょうか。
 後半は11,77-11,60-12,00なので、勝ち馬辺りは好位の内から最速地点でもう少しスパッと切れているのではないか、と思います。
 序盤のポジショニングや、前がクリアになってからの反応の良さなど、かなり競走馬としてのセンスがいい馬に見えますし、ラストもしっかり後続の追い込みを楽に退けていますね。
 この感じなら、今後の7F~8F路線で、トップレベルの一頭に入ってくるのではないか、と感じさせる内容でした。

 しかし心配なのはミスティックジャーニーで、今期は完全にスランプですね。
 このレースでも、勝ち馬のすぐ外でそこそこスムーズに進められていたと思ったのですが、直線は全く伸びる気配がなく内でズルズル沈んでいくのは、一時チャンピオンホースとして活躍していた事を考えれば寂しい限りです。
 まだ若い馬でもありますし、牝馬なので繁殖の道もありますが、どこかでもう一花、という競馬は見たいですね。現状はもう、追走が問われるレースよりも、前半ゆったりの方がフィットするのかもしれません。


posted by clover at 17:10| Comment(0) | レース回顧・海外競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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