2020年08月23日

2020 北九州記念・札幌記念 レース回顧

 今日の二つの重賞は、どちらもGⅠ馬の威厳を、そして父の威厳を見せつける、見応えのあるレースになりましたね。
 それでも夏競馬、やはり一筋縄ではいかない、というところで、しっかり回顧して次に繋げていきましょう。


★北九州記念

 今日の小倉の馬場ですが、午前中にかなりまとまったゲリラ豪雨があったようですね。
 スタートは良だったのに、あれよあれよと稍重に替わって、そのままメインまで回復せず、という状況でした。
 勿論一気に悪化しきったわけではなく、1勝クラスで33,1-35,3=1,08,4、2勝クラスで33,4-34,9=1,08,3が出ています。
 なのでこのメンバーなら7秒半ばは出るかな?と思って見ていたところで、超ハイペースでの1,07,8は、全体時計としては少し物足りなさは出てきますね。
 結果論的に、やや雨の影響の残る馬場でのゴリゴリの一貫消耗戦で、ピタリと噛み合う適正を持つ馬がほとんどいなかった、というイメージです。
 その中で上位2頭は、単純にここでは地力が抜けていた、という見立てでもいいのかな、と感じています。

 レース展開は、まず超抜のスタートだったのがジョーカナチャン、しかし二の足はモズスーパーフレアもえげつなく速く、やはりこの2頭がレースを先導していく形になります。
 その後ろにラブカンプー、ゴールドクイーン、カリオストロ、メジェールスーと続き、トゥラヴェスーラも先団やや後ろの内目といい位置を確保しました。
 それを見るように、丁度中団のインにレッドアンシェルがいて、その外にダイメイプリンセス、タイセイアベニールなどが続きます。
 アウィルアウェイが中団よりやや後ろ、アンヴァル、クライムメジャーあたりはほぼ最後方列に近い位置からの進出になっていましたね。

 ラップは32,4(10,80)-35,4(11,80)=1,07,8(11,30)という推移でした。
 この馬場で前傾3秒、かつ一切淀みがない落差の大きい減速消耗戦であり、ほぼどの位置にいても質の高い追走力を問われているでしょう。
 馬場が少しパワー寄りにも変貌する中で、ただ軽さだけでは足りない、けれど質も必要になる、という難しいバランスが求められていて、その要素で良さを発揮出来た馬はおそらくほぼいなかったのだろうと見ています。
 ただ結果的に、上位に来た馬は内目か後方、という形であり、少しでも道中足を温存する余地があった馬と、純粋に能力が抜けている馬が最後はしぶとく食い込んできた、と考えていいのではないでしょうか。

 勝ったレッドアンシェルは、これは単純に前走で復活の兆しを見せ、今回で完全復活、という考え方でいいのかなと思っています。
 元々時計勝負でも強く、それでいてタフ馬場でもしっかり脚を使える馬で、またある程度追走が問われても立ち回り次第ではやれる馬ではありました。
 なので今回は枠が良かったですし、スムーズに内目から、直線も無理なく馬場の真ん中に持ち出せて、走りやすいレースが出来ていたのではないか、と感じます。
 この馬自身でも33,6-34,2と前傾ではありますが、それでも極端ではない中できっちり最後まで脚を使ってきたのは底力だと思いますね。

 この馬にとっては、少し時計が掛かったのも今の時点ではプラスだったかもしれません。
 勿論今日の状態と展開なら、良馬場でも勝負けはしていたと思いますが、良ならおそらくモズがもっと手強かったとは思うのですよね。
 実質斤量差もありましたし、普通に秋の中山の超高速馬場ですと、モズを捕まえるのはまだちょっと難しいかも?とは感じます。
 ただ確実に復調してきたのは間違いないですし、高速馬場の後半特化でも強い、幅の広い馬なので、本番でも好枠が引ければきっと好勝負できるのではないでしょうか。

 2着のモズスーパーフレアも流石GⅠ馬、という素晴らしい競馬でした。
 とにかくスタートも二の足も抜群に速く、それをこの斤量でも削がれずに引き出せるのは頭が下がります。
 テンの11,5はえげつなく速いですし、むしろ楽にハナを取れた分だけ2F目は自分のリズムで進められていて、前半32,4ではありますがこの馬にとってはマイペースだったでしょう。

 ただ、この馬にとっては午前のゲリラ豪雨がマイナスでしたね。
 これで7秒そこそこを出せる軽い馬場なら間違いなく勝ち負け出来ていたと思います。
 この馬の場合は、平坦コースでも最後坂のあるコースでも、止まり方があまり変わらない、という特色もあります。
 他の馬が相対的に、最後平坦で伸び脚を引き出しやすい点からするとそこはデメリットでもあり、やはりこの馬にとってのベストコースが中山である事には異論はないでしょう。
 この斤量でこの競馬なら完全に完成期に入った、と考えてもいいですし、超高速馬場である限りは重い印を打たないわけにはいかない一頭だと見ています。

 3着のアウィルアウェイは、どうしてもこの展開ですと、質的に前半ついていけないのが辛いですよね。
 この馬にとっても雨はプラスで、上がりの掛かる競馬になってのラスト1FズドンはシルクロードSと一緒です。
 ただ当時よりは幾分軽かった故にモズには届かなかったという感じで、潜在的な追走力はそれなりにあるだけに、ポジショニングで食い下がれないのが改めて勿体なさは感じますね。
 どちらにせよ、これ以上の時計勝負は厳しいと思いますし、個人的には一度1400m、特に阪神1400mを試して欲しいですね。少なくとも1200mで7秒そこそこの競馬では狙わなくていい馬だとはまだ思っています。

 4着のクライムメジャーも、スプリント2戦目で進境を見せてきましたね。
 勿論前半はかなりついていけず、内々を我慢して、前の馬がスッと抜けてくれたのでスペースもあって、と恵まれたのは確かです。
 ただ最後の最後は、馬群を縫っての進出になっていて少し窮屈であり、真っ直ぐ追えていたら2着まであったかも、という脚色は見せていました。
 今回は枠と展開、立ち回りのほぼ全てが噛み合っていますから、あまり次に向けて鵜呑みにはしにくい結果ですけど、この距離での目途は立ててきたと言えるのではないでしょうか。

 4着同着のアンヴァルも、やっぱり質的に前半が足りないですよね。
 追走力はあるので、最後しぶとく食らいつけるのですが、今ははっきりタフ馬場の方がフィットするタイプになってしまったと見るべきでしょう。
 その点ではもう少し走って欲しかったですけど、この馬としては外枠も苦しかったかなと思います。

 6着トゥラヴェスーラは、やって欲しい競馬はしてくれましたし、これでダメなら力負けですね。
 勿論少し前に入り過ぎて質的に苦しかったのはあるかもですけど、時計勝負になり切らなかった中で完璧に近い立ち回りですから、正直4コーナーでは来る!と思ったのですけどねー。難しいものです。
 7着ジョーカナチャンもギリギリまで番手でも踏ん張っていますし、スプリントでは安定して強いので今後は楽しみです。でもモズは目の上のたん瘤になりそうですね。
 内外枠が逆になった時は、むしろモズにとって厄介、とも言えるでしょうし、その意味でもスプリンターズSに出てくるなら盛り上がること請け合いでしょう。

 9着タイセイアベニールも、結果的に前半の質が足りず、かつ枠なりに外々でダラダラと脚を使ってしまった感じですね。
 もう少し前後半でメリハリの付くコース向き、という事になると思うので、やはり狙いは京都なのですけど、この先改装に入ってしまうのでその点この馬にとっては不幸ですね。

 予想・券種的には、うーん、大ヒットは無理でも、当てるチャンスはあったレースでしたけどねぇ。
 まあ雨が降ったのは馬場予想的には誤算でしたけど、それでも極端にズレが生じた、というほどではなく、シンプルに能力だけならレッドアンシェルは強いのだから、その復活を信じ切れるかどうか、が最大のポイントだった気はします。
 買い方的にもある程度保険を効かせてのボックスでしたから、せめて△をレッドに打てていれば馬連だけは拾えた算段ですしね。そのあたり色々詰めが甘かったと思います。

 まあこの馬場想定でもアウィルアウェイは悩んで拾わない、というあたりに落ち着いたと思うので、その点で三連系は割り切れるのですけど、モズが馬場に恵まれずとも最高に強い競馬をしてくれただけに、失敗したなぁという気持ちはどうしても強いレースです。


★札幌記念

 札幌は一日綺麗な晴天に恵まれ、良馬場でのレースでしたね。
 馬場としても昨日より少し軽くなったかな?という感じで、8Rの1勝クラスが61,3-59,1=2,00,4まで出してきました。
 まあこのレースは、後続が千切られている所からも、勝ち馬がラヴズオンリーユーの全妹というあたりからも、ちょっとシンプルにこのクラスの競馬ではなかった、という気はします。
 それを差し引いて、2~3着馬が妥当なこのクラスのライン、と見做せば、札幌記念の1,59,4は妥当な範疇に収まっているのかな、とは感じています。

 レース展開は、まず外から注文通りにトーラスジェミニがハナを切っていきます。
 そしてそれを、少し前のめりに追いかけていったのがラッキーライラックで、ポケットにドレッドノータス、その後ろにトーセンスーリヤ、カウディーリョなどが先団を形成していました。
 それを見る位置で、インにジッと構えていたのがノームコアで、その外にポンテザール、中団やや後ろがブラックホールとペルシアンナイトとなり、後方にアドマイヤジャスタ、ルミナスウォリアー、スタートで少し煽った形のイェッツトという隊列でした。

 ラップは35,8(11,93)-48,4(12,10)-35,2(11,73)=1,59,4(11,94)という推移になっています。
 全体として波が少ないのは札幌記念らしいレースですが、ハーフで取ると60,3-59,1と、思いの外スロー寄りのバランスになりました。
 そしてスローの割に、向こう正面での動きも乏しく、結果的に3コーナーからの4Fロンスパ勝負になっています。
 後ろが11,7-11,7-11,6-11,9なので、極端な切れは求められていませんが、洋芝なりの高速持続力が問われた一戦で、やはりこういう展開になるとシンプルにGⅠ馬が強いな、という結果でもありました。
 ただその中でも力関係の上下に意外性はあったレースではあり、その辺細かく見ておきたいですね。

 勝ったノームコアとしては、展開そのものはこれが間違いなくベストだったのだと思います。
 紫苑Sや愛知杯もスローロンスパの形で最後まで底を見せず、という馬ですし、追走力もあるとはいえ、後半持久力ラインでの競馬は未知数だったので、その点はかなり噛み合ったと感じます。
 この馬自身は上がり34,5なので、大体11,6-11,3-11,6くらいかな、と思いますが、血統も含めて、この馬場でも持続性能はしっかり引き出せたのがまず勝因にはなりますね。

 その上で、当然ながら最内枠も噛み合った要素で、かつ久し振りの2000mでも、ある程度前にスペースを置きつつ、上手に折り合って走れていました。
 こういう競馬での操縦性の良さが元々のこの馬の武器であり、マイルでも強い競馬を見せてからはそれが武器にならない路線を選んでいましたけど、これを見る限り秋天でもいい勝負できる力はあるな、と感じます。
 VMと安田を見ても、後半要素だけで言えばアーモンドアイと遜色ない競馬は出来ている馬だけに、2000mで前半の位置取りを良く出来る可能性があれば、これは充分太刀打ちできる可能性を見出せるのではないでしょうか。
 クロノジェネシスとの姉妹対決もありますし、秋のローテが非常に楽しみな一頭になりましたね。
 そして横山パパも今年は非常に好調ですね。やはり息子二人が大活躍している中で、奮起するものがあるのでしょうし、ここは大舞台で経験の差を見せつける素晴らしい騎乗だったと思います。

 2着のペルシアンナイトも、この距離ではこういう後半特化の方が楽なのでしょうね。
 個人的に2000mならば、後ろから入れば流れてもやれる、と思っていましたし、スローなら大阪杯の競馬でなんとか、と感じていました。
 だから後は純粋に能力落ちがあるかないか?の部分で、前走無理し過ぎたとはいえ流石に内容が悪すぎたのでうーん……と迷ってしまったのはいただけなかったですね。

 結果的にこの馬も枠を上手く活かして、ある程度タイトに立ち回りつつスムーズに進路を作れましたし、やはりその点大野Jの競馬スタイルともフィットしていたのではないか、と思います。
 この馬の場合は距離があっても現実的に位置を取れるかはギャンブルになりますし、出していくと甘くなりやすいのはあるので難しい面はあります。
 それでも秋天とマイルCSは基本フィットすると思いますし、今年はマイルは阪神なので少し微妙かもですけど、まだまだ一花咲かせられるだけの力はあるのは見せてくれたので良かったです。

 3着のラッキーライラックはうーん、単純に馬自身があまり早めに先頭に立つ形が良くないのかもしれませんね。
 正直ラップ推移だけ見れば、この馬が勝ち負けしないと困るレースではあり、この形で最後甘くなったのははっきり不満です。
 要因があるとすれば、調教がオーバーワーク過ぎた事と、前述したように前に目標を置く形の競馬の方がファイト出来る、というあたりでしょうか。
 宝塚記念にしても、自分から動いて勝ちに行き、一旦は先頭、というところから一気に甘くなっているのはありますからね。

 洋芝適性は正直、調教のラップを見る限りないとは全く思えなかったので、うーん……という感じにはなります。
 最低限3着は死守したとはいえ、少し秋の路線に迷いを生じさせる結果にもなってしまったでしょう。
 ただタイプ的には後半型なのは確かなので、基本線は秋天で、アーモンドアイとの最後の対決を見てみたいですね。
 内枠を引いて3列目でジッと、みたいな競馬が出来ればかなり面白いと思いますし、この負け一つで一気に評価を下げる必要はない、と思いますが、悩ましいところではあります。

 4着ポンテザールは、やはり札幌はスムーズに走れるな、という感じではありますね。
 スタートも良くて中団外目を取れましたし、ただスローの中で少しルメールJも消極的だったかな、というのはあります。
 或いはシンプルに、このペースでもこの馬にとっては追走で苦慮する速度であった可能性もあり、この馬が好走出来たのはスローバランスだったから、という面は大きいと思っています。

 現状札幌以外の競馬場では、OPクラスで太刀打ち出来ていないのですよね。
 阪神2200mのエリ女ですと、京都よりはまだチャンスがあるかもですが、その場合追走が足りないので、あくまでも漁夫の利狙いで後方インでジッと、みたいなパターンしかなさそうです。
 スタミナ性能は極めて高いとは思うので、最悪ステイヤーズSあたりでならチャンスはあっても、と思うのですけどね。

 5着イェッツトは、スタートを決められなかったのと、流れてくれなかったのが痛かったですね。
 このペースで最後方は流石に位置取りとしてきついですし、スローから仕掛けもやや遅い4F戦で、この馬自身残り800mからの進出ですので、正直あまり噛み合ってはいない、と思います。
 それでも最後長く脚を維持して食い下がってきたように、やはりこの舞台の適性は高かったはずなので、惜しいチャンスを逃したなぁ、という感覚ではありますね。
 今後も力のいる馬場で平均~ややハイくらいの2000m戦なら楽しみはあります。まだ3勝クラスの身ですけど、福島記念とか出られるようならかなりやれると思うのですけどね。噛み合った時の潜在能力なら、重賞を獲れる馬だと私は期待しています。

 トーセンスーリヤやトーラスジェミニにとっては、スローロンスパで後半型の地力勝負は流石に分が悪かったですね。
 もう少し全体で流れての一脚を活かす形を作りたかったですけど、ただラッキーライラックがあの位置に鎮座した事でレースが動かなくなったのはあるので難しいところです。
 トーラスジェミニは巴賞こそ勝ちましたけど、やっぱり基本はある程度後ろの脚を削ぐ競馬でこそだと思います。

 ブラックホールやアドマイヤジャスタは、スローの後半勝負では決め手の質が足りないのはどうしようもないかなと思います。
 ただブラックホールはプラス体重でありつつ、もう少しパワーと成長は見せて欲しかったですね。
 正直この馬が物差しとして正確に機能するかは眉唾ではありますけど、それでもここまで完敗を喫してしまうと、3歳世代のレベルも?という感覚は出てきますからね。
 少なくとも牡馬は、コントレイルとサリオス以外はあまり強気になれない布陣なのではないでしょうか。

 予想・券種的には、こちらはまずペース読みを外したのが痛かったですね。
 ただある程度そこに柔軟性を、という視座で言うなら、やはりペルシアンナイトはもっと高く評価すべき馬でした。
 ここなら流れてもスローでもやれるだろう、と感じていたのは確かですし、状態面ひとつだったので、レッドアンシェルともども、×でお茶を濁さず、もう少し重い印を打たねばならなかったと反省しています。
 ここは正直、イェッツト本命はそこまで後悔しておらず、ギャンブルとして噛み合っていればワンチャンス、見立てとして大きく外してはいなかったはずなので、今後もそういう思い切りはしっかり持っていきたいところです。

 やはり夏競馬は難しく、どうにもじり貧傾向が留まりませんが、また気を取り直して来週、頑張っていきましょう。


posted by clover at 17:10| Comment(2) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確実に気象変動が進み、梅雨から始まる夏競馬は宝塚記念然りスコールが襲うサマーシリーズとなってしまい馬場バイアスから難儀となって。
難解なハンデ重賞のサマーシリーズが(笑)、より一層に難易度が上がりトラウマになりそうです。(笑)
ただ、こうした難易度高い重賞ハンデレースだからこそ将棋の感想戦よろしくなレース回顧は良いですね。

北九州記念、主人さんと同じく平坦で然も高速化馬場の小倉ならば。
スピード米国血統のゴーンウエストの血が騒ぎモズフレアの庭と思ったんですが、スコールによってヒヨリ見に回りました。
ゴールドクイーンを含めると逃げ4頭で出走レースで、ガッツリ斤量背負ったモズフレアは突っつきターゲットにされたら後続に呑み込まれシルクロードステークスのトラウマが蘇ってしまい。(笑)
そして、差し馬はどんぐりの背比べで何が来てもおかしくないメンバーだったので。(笑)
それでも、モズフレアの逃げに付き合った逃げ馬達が殱滅してしまい。
その中でモズフレア、馬場バイアスがフィットした場合は改めて強いですね。(笑)

そこで、仰る通りレッドアンシェルはシルクロードSによる脚の塩梅も克服しブリンカー効果も炸裂で復調と見て良い感じですね。
道中インで福永が手綱を引きながら折り合いに気を使って垂れた先行馬を見ながら、終い外に出してインで溜めた脚を重い斤量背負って爆発させた脚力を目の当たりすると秋のG1では溜めた脚からの脚力は侮れず穴に一考したいですね。
また逃げてペースを支配するG1馬が出てくると、もう馬場バイアスも絡み何が差して来てもおかしくない、然もG1では期待も出来ずとなるからカオスのG3短距離戦は本当に難儀ですね。
そして、時計が出難い淀の短距離重賞レースに再びアヴェルウェイは相手に必ず入れて置きます。
あの画面死角となる大外からの手ごたえ十分な強襲、まだまだ侮れません。(笑)

それと比較し、定量戦に加えて気象が安定し馬場バイアスによる難易度が下がる札幌記念は助かります。
主人さんも考察していたノームコアの最内は怖いに同感し、お陰様で3連複2頭軸流しから来週の軍資金を確保出来ました。
展開予想は相変わらず駄目でしたが、思いっきりの良い坂井がドレッドノータスで突っつきペースは上がると思ったんですが。(笑)
それでも、VMでリカバリーで脚を使った追走でも先行馬を捕らえに行った良い脚を見せたのでノームコア格上でだなと。
しかし、仰る通り思いの外に早仕掛けをするジョッキーもおらず落ち着いたスロー寄りの札幌記念でした。
マイル戦とショック療法のスプリント戦を走って来たから、掛かってしまうのが不安でしたが。
インで壁を作って折り合いライラックライラックをターゲットの追走劇から、馬群を縫って外に出せる競馬も出来るから良かったですね。
なので、ノームコアも歳を重ねてアーモンドアイと同じくスタートの塩梅にばらつきはあるけど完成度が高くなって来ましたね。
まだまだ錆び付かない典は、少頭数となったG2レースで有力馬に乗せてしまうと己の描いた競馬して結果を残すので。
今後、典との継続コンビで挑む秋シリーズが楽しみな一頭です。
結局、アーモンドアイ世代の牝馬は強いと言う事で。(笑)

そして、ペルシアンナイトは逃げ馬が後続の脚を削る様なワンペースで残れる脚力が無くて道中が忙しくならい格下が揃った中距離の重賞レースではまだまだ侮れない馬ですね。
コースロスのないエスコートから、ガッツリ脚を溜めた際の手ごたえは天晴れでした。
そこで、再び後傾戦になりそうなマイルチャンピオンシップで出走し真ん中から内枠のゲートに入ったら相手に入れようと思います。

それと、まさかラッキーライラック番手競馬は想定外でした。
あーなると、みんなラッキーライラックを警戒して力でねじ込む強き策は打てんですね。
クラシック戦線からトップランカーで追走力あるG1馬なので、行ったら行ったで垂れるのがオチなだけに。
そのメンバー相手にも、最後は早目先頭だと甘くなってしまい唖然でした。
終いミルコのムチ猛連打から、グッと首を沈めてのもう一伸びが欠けてしまい残念。
個人的に、調教も時計と汗のかき具合と掛かりがないかの節穴程度しか見分けられずですが。(恥)
今回、パンデミックの影響で函館の調教施設は使えず札幌の芝での最終調教なって掛からず馬なりでG1馬らしい時計も出してだから良いと思っていたので。
ただ、ミルコのレース後コメント眺めるとスロー寄り競馬を嫌がる判断から番手策。
しかし、府中牝馬も残り400m過ぎから先頭に立ってスカーレットカラーとフロンティアクリーンに捕まってしまい唖然とした記憶が残っているので、本当に推測でしかないですが。
今回、トーセンスーリアあたりのポジションが良くて終いノームコアとの叩き合いになるような競馬が最善と思ってしまいますね。
トレーナーも、溜めた競馬の方が活きるみたいなコメントしただけに。
とりあえず、次走に向けて立て直しどこをターゲットに出走するのか注目します。

最後にブラックホール、4コーナー入口からムチ連打も手ごたえ無しは案外でしたね。
円に近いレーシング場なのでコーナーも緩くなり、機動力が低くても内から外へ出て捲れば馬券内もと思ったんですが。
札幌2歳ステークスの様に前傾ラップになりそうなメンバーが揃い、尚且つ舞台が大箱でのレース出走になった場合には注目してみたいところです。

余談、来週の新潟2歳ステークスによる考察からの予想と回顧録を楽しみにしてます。
節穴の自分にとっては、どれがずば抜けててどれが穴としてノーマークな立場から激走するのか?全く予想がつかないので。(笑)


Posted by ギャロップ at 2020年08月23日 23:08
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 小倉は想定外の雨でより難しくなってしまいましたね。
 その中でも自分の競馬を貫き切ったモズと、ブリンカー効果で往年の強さを取り戻したレッドは、やはりGⅠクラスの馬らしい走りだったなと思います。

 結果的に内を通した方がまだ楽、という競馬になった面はあると思いますし、それで外から差し込んできたアウィルアウェイは強い競馬、ではあるのですけどね。
 ただこのタイプはどうしても展開待ちですし、時計勝負だとスピード質的に向かないのがネックです。
 淀はフィットしていただけに、秋からの改修は痛いところで、やはり私としては1400m路線にシフトして欲しいかな、と思っています。

 札幌記念は結局、ラッキーライラックが想定外に番手外まで行った事で、ペースや展開に蓋をしてしまい、挙句それでやや自滅気味に負けてしまったレース、とも言えそうですね。
 やっぱりCコース替わりで内馬場が良かったのも、GⅠ馬達にとってはよりプラスになる要素だったと思います。

 横山典Jの、内枠からの完璧な捌きは痺れますねー。
 折り合いに難しさがあるときは、どうしてもスペースを詰めてしまいたくなるところ、あくまでも馬の脚を引き出し切る形を本位に、きっちりスペースを置いて進めていく職人芸は流石でした。
 ペルシアンナイトも、そんなノームコアの後ろをそのままなぞっていく競艇的な立ち回りでしっかり結果に繋げてきましたし、珍しく関東圏の騎手が大きなレースで存在感を見せてきたな、という感じです。

 ラッキーはやっぱり位置取りなんでしょうねぇ。
 スローでも溜めれば爆発力がある馬ですし、前を追いかける形が今はベストなのでしょう。
 その辺りを今後どう意識するか、ですが、ミルコJも本当に空回り気味なので、そこも含めて色々悩ましい位置づけになってしまったな、という感覚です。

 ブラックホールは例えスローでも、極端に切れ味を問われていないのですから、もうちょっとやれて欲しかったのですけどね。
 まあ私はバッサリ消していたように、多分足りないと見ていたのですが、それにしても3歳勢が強くないと秋競馬が盛り上がり切らないですからねぇ。
 トップクラスは流石に話が違う、と思いたいところですが、結果的にコントレイルが三冠獲ったとして、ディープインパクトの年のように、世代レベル自体は低かったから楽に獲れたんだ、なんてオチにならなければいいのですけど。

 新潟2歳はぱっと見シュヴァリエローズで軸は問題ない、と感じますけどね。
 ただミルコJが本当に今は……なので、そこが悩みどころです。
 いえまぁ、今の重賞で川田Jのままでも、それはそれでうーん……なのですけど。。。
Posted by clover at 2020年08月24日 04:04
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