2020年08月12日

2020 サマーチャンピオン レース回顧

 灼熱の陽気の中、お盆の交流重賞第二弾のサマーチャンピオンは、逃げたサヴィがそのまま後続を振り切り、6歳にして嬉しい初重賞制覇となりました。レースを振り返りましょう。


 今日の佐賀は重馬場で、時計はそこそこは出ていたと思います。
 比較の難しいレースですが、一つ前のJRA交流、まぁ要するに未勝利クラスの馬が1,28,6を出しています。
 そこから比較すると、ハイペースで1,26,3はちょっと物足りない数字ですかね。人気2頭が色々な要因もあって走らなかったレース、という見立てでもいいかなとは思います。

 レース展開は、まずサヴィがスッとハナに立ちます。
 それを地元のキャプテンハウテンとメイショウテンスイが追いかけ、その後ろにナムラムートが続いていきます。
 ヤマニンアンプリメは、少し一歩目で滑るようなゲートになって、そこからリカバーしていって先団の内目でした。
 コパノキッキングもはっきり出負けして、こちらもリカバーしつつ先団外目と、やや波乱含みの序盤でしたね。
 ヒラソールが除外になった事もあり、それ以外の馬はついていけずに、という、交流戦らしい分断競馬だったかなと思います。

 ラップは48,0(12,00)-38,3(12,77)=1,26,3(12,33)という推移でした。
 前が思ったより早く、しっかりやり合う形になって、人気2頭も早めに押し上げていったので、全体的に前掛かりの消耗戦ですね。
 前半に比べて後半、特にラスト1Fは見た目にもはっきりピッチが落ちて、タフなレースになっているとは思います。
 その流れの中でパワー寄りの追走力を一番しっかり発揮出来たのが勝ち馬だった、という見立てになるでしょうか。

 サヴィは、地方自体が初めてだったのですけど、やはり結果的に逃げのアドバンテージが大きく、ハイペースに持ち込めたのもプラスでしたね。
 序盤はキャプテンハウテン、中盤からはメイショウテンスイとヤマニンアンプリメに競り込まれるきつい展開でしたけど、むしろ最後はそれを振り切って、ですから、馬場適性はあった、と見ていいでしょう。
 中央でも消耗戦で強い馬ですし、それを質的ではなく、バランス的にタフになってもこなせたのは収穫で、これは今後交流重賞でそれなりに安定して走れるのではないか、とは感じます。

 ただし、今回は正直時計は速くないです。
 去年のグランドボヌールも大概レベルが低かったですが、今年は破ったメンバーは豪華とは言え、正直2頭とも力は発揮しきれていない感は強いのですよね。
 なのでシンプルな力関係はまだ留保しておきたいですし、スムーズな競馬が出来たのも事実ではあるので、その辺りを踏まえて次の評価に生かしたいですね。

 2着のメイショウテンスイは、こちらは軽ハンデを活かしつつ、馬の成長も感じさせる内容でしたね。
 外枠からスムーズに速い流れに乗っていく、センスのいいこの馬らしい立ち回りで、コーナーでもしっかり追撃出来ていたのが印象的でした。
 高いレベルで言えばタフな馬場向きではない気はするのですけど、それでも最後まで外からしっかり食い下がれていましたから、今後のこの路線で目途は立つ内容だったのではないでしょうか。
 勝ち馬よりも好走スポットそのものは広いのですけど、タイプ的に勝ち味に遅いところはあるので、この馬もその特性は意識しつつ付き合っていくべきでしょうね。

 3着のコパノキッキングはうーん、出負けしたとはいえこのラップで負けるか、とは思ってしまいます。
 テンの速いところでリカバーして、余計に脚を使ったのはありますし、本質的にはハイペースがベストの馬とも思ってはいません。
 ただJBCスプリントでは、極限のハイペースでもコーナーでスッと反応は出来ていましたし、あれを思うとやはり今日は状態面もまだまだ、だった気はしますね。
 斤量も含めてレースチョイスも微妙でしたし、叩いて良くなるとは思うので、秋の6F路線では依然注目ではあるでしょう。
 でもこういうタイプって、結局いつも人気して勝ち切れない気もするからそこは要注意です。

 4着のヤマニンアンプリメは、こちらはずっと馬場の重い内を通らざるを得なかったのが厳しかったですかね。
 ただ正直、1コーナー手前でもう少し外を意識する格好は取れたと思うのですよね。
 内が伸びないのは佐賀のセオリーですし、乗り慣れている川田Jならそこを踏まえて、と思ったのですが、まさかコーナーで一番きつい所から進めていくとは……と、そこは正直残念です。
 馬自身も少し一歩目でリズムを崩して、タフな馬場で斤量もあったでしょうが、ハイペースで強い馬だけに、こちらももどかしい内容ではありましたね。

 予想・券種的には、ここは単勝2頭買いが正解だったなぁ、という感覚です。
 正直ここは、コパノキッキングが勝つ気はしなかったのですよね。
 ただヤマニンも枠が良くはなかったので、引っ掛かるかるところはあったのですけど、そこは鞍上込みでなんとか、と楽観視したのが良くなかったです。
 やっぱりこの馬場で逃げのアドバンテージは大きかったですし、コパノに勝つなら、の観点でのサヴィ単勝はアリだった気がするので、そこは反省ですね。

 でもぶっちゃけこのレースは、あまり買いたくないレースではありました。
 なのでレートもミニマムにしてしまいましたし、その中で手を広げる選択が取れたか?というと難しかったとも言えます。
 メイショウテンスイを評価していなかった時点で、取れる可能性は少なかったですし、ここは適性が見えない部分が大きすぎたので仕方ないと割り切りたいですね。



posted by clover at 17:49| Comment(0) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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