明日は札幌での牝馬限定重賞・クイーンSですね。
GⅢではありますが、涼しい北海道のレースで、3歳馬も参戦しやすい時期という事で、比較的メンバーが揃うイメージの一戦であり、今年もそれなりに秋に向けて楽しみなレースになりそうです。
逃げ・先行馬が多く、展開やペースなど非常に読みにくいところもありますが、綺麗な馬場での開催になりそうですし、なんとかしっかりと的中させたいところですね。
★展開別想定
・ハイペース(波乱度B-)
<危険な人気馬>
特になし
<人気薄特注馬>
リープフラウミルヒ・アロハリリー
・スローペース(波乱度B)
<危険な人気馬>
フェアリーポルカ
<人気薄特注馬>
レッドアネモス
★展開予想
・馬場想定……良馬場(かなりの高速馬場)
・ペース想定……ややハイ~平均ペース
・推定勝ち時計……1,45,8~46,2
今日の札幌は晴天に恵まれて、先週に引き続き非常に綺麗な馬場でしたね。
当然その分時計も出ていて、かつ基本的には前目内目有利ではあるのですが、札幌らしく向こう正面からの展開ひとつでは差しも決まったりしていて、やはり面白い競馬場だなと感じます。
時計的には1500mの新馬でも1,29,4が出たり、礼文特別は33,4-35,4=1,08,8と好時計だったりしますが、1勝クラスの1800mがスローで1,47,6なのに、3勝クラスのSTV杯が、道中からの乱戦とは言えスローバランスで1,47,8止まりと、ややわかりにくいところもあったりしますね。
ただ基本的には、ある程度流れればそれだけ時計が出やすい、逆にスローで落ち付けば顕著に前目内目有利で、決め手のある馬の台頭も目立つ、という印象です。
レース展開は、出来れば逃げたい、という馬が4頭もいて難しいですね。
内からナルハヤ、タガノアスワドは、若手騎手でもありかなり出していくかな、という感じで、それに対してルメールJとコントラチェックがどう出るか?というのが序盤のポイントになりそうです。
勿論更に外のモルフェオルフェも逃げたい馬なのですけど、こちらは大ベテランの善臣Jで、枠の並びを考えても無理はしないんじゃないかな、というイメージで見ていて、もしナルハヤが最初から控える競馬を選択、となったりすれば、思ったほどペースが上がらないパターンもあるかもしれません。
もっとも流石に顕著なスローまではならないと思いますし、よほど前がやり合わない限りは後続もある程度ついていく形にはなるはずで、基本的にはやはりある程度の位置から馬群を割れる馬がいいのかな、というイメージです。
好位につけられそうなのはカリビアンゴールド、レッドアネモス、アロハリリー、リープフラウミルヒあたりで、この並びですとフェアリーポルカはあまり前に行けず内に潜る感じ、スカーレットカラーも後ろからで、ビーチサンバはスタート次第ですけど、基本出負けする馬なので後方からのイメージが妥当かなとは思っています。
札幌なのである程度向こう正面からの動きもありそうですし、追走も問われつつの総合力勝負で、そこからもう一脚、最後は持続力と底力勝負、という見立てでいいのではないかと思います。
まあ展開ひとつでガラッと変わってしまうレースでもあると思いますし、ある程度柔軟に、強い馬は強い、というスタンスは最前線に置いておきたいレースかな、と踏んでいます。
◎スカーレットカラー(11P)
展開的に利があるか?は微妙なラインですけど、この馬がこのメンバーでは一番強いと思うので、素直に本命に推します。
去年はこのレースをインから最後外に持ち出して鋭い脚で追い詰めての2着、その後府中牝馬Sを快勝と、1800mに非常に高い適性を見せていて、56kgとはいえ今年もかなり期待できるはずです。
そもそも一昨年もこのレースと府中牝馬Sを連勝したのがかのディアドラで、コース形態はまるで違うものの、力のある馬が緩いコーナーで長く脚を使って力を出し切りやすい、速い上がりを踏みやすい、という面では共通項があるので、よしんばペースが落ち着いても決めての質の高さがあるこの馬なら、と思います。
乗り慣れた岩田Jに戻って、道中はタイトに立ち回りつつも、最後はしっかり出し切る形は作ってくれると思いますし、ゴール前一気の強襲に期待します。
○リープフラウミルヒ(9P)
この馬も洋芝巧者、非根幹巧者で、小回り1800mがベストでしょうから、前走の負けは度外視して狙ってみてもいいかなと思います。
福島ではフェアリーポルカに差されていますけど、コース取りの差もありますし、こちらの方が枠の並び的に、行く馬を行かせて前目は取れそうなので、立ち回りでの逆転は期待できると思います。
去年の藻岩山特別がかなり強かったように、この舞台はよりフィットするかなと感じるので、丹内Jに戻って上手く流れに乗ってくれれば、その上である程度ペースも流れてくれれば楽しみです。
▲レッドアネモス(8P)
時計の出る馬場で小回り1800m、最内枠はかなり条件として面白いと思うのですよね。
本質的にはスローからの加速を活かす競馬がベストの馬ですが、古馬になってヴィクトワールピサ産駒らしい追走面としぶとさも備えてきていますし、ここ最近は不得意の道悪競馬や、不利を受ける競馬が続いているので不完全燃焼と感じます。
調教も動いていると思えますし、滞在競馬の方がいいタイプだとも思うので、今季好調の吉田隼Jで、スッと好位を取って内目でタイトに、という競馬が出来れば、一発があっても驚けないなと見て単穴で勝負します。
△カリビアンゴールド(10P)
この馬も洋芝はほぼパーフェクトに近い戦績ですし、脚質にも幅があるので、このメンバーでも大きく崩れる心配はなさそうです。
ただベストを言えばスローパターンだと思っていますし、去年の3着はスローで仕掛も遅いのを、早めにうまく外から押し上げられたのが功を奏した面は大きいので、ある程度淡々と流れて、底力勝負になった時にワンパンチ足りないイメージではあるのですよね。
ポジショニングも信頼出来るので、上位勢が崩れた時に序列は上がってくるタイプだと思うのですが、強い馬がしっかり強い競馬をしたり、穴っぽいタイプが完璧に噛み合わせてきた時には、その分下がって圏外もあるかな、という感覚での連下です。
×フェアリーポルカ・アロハリリー・ビーチサンバ
フェアリーポルカは、確かにここ2走強かったですけど、綺麗にインを捌けてではありますし、今回は斤量も楽ではありません。
相手関係もワンランク上がるとは思うので、ここで勝ち負け出来ればいよいよ本物ですけれど、枠の並びも微妙で少し下げておきたい条件に感じます。
アロハリリーは洋芝はじめてなので、そこの適性は未知ですが、個人的にはマッチするかなと思いますし、夏馬なのでタイトな流れで自分のリズムで進められれば復活があっても、と見ています。
ビーチサンバは消すか迷うラインですけど、スタートが決まってしまうとハイペースでも強いですし、血統適性からもかなり怖いのですよね。
今日は福永Jが絶好調でしたし、その辺りも含めて一応拾っておきます。
コントラチェックは、逃げられれば怖いですけど内の2頭も簡単に譲ってくれると思わないですし、リズムの作り方が難しいんですよね。
ある程度加速戦がいい馬なので、どちらかと言えばペースを上げ切って、仕掛けが遅れる方がいいわけで、自分でレースを作れないとそういう構図にもなりにくい、と思うので、ここは嫌ってみたいです。
※疑似的な買い目(自信度B-)
馬連
◎ー○▲△
300×3
三連複
◎ー○▲△ー×
200×12
計3300
単穴推奨参考にさせてもらい、三連復いただきました。岩田さんもう少しスムーズでしたら、楽に2着で馬連もゲットでしたね....
いつもコメントありがとうございますー。
レッドアネモスは前が飛ばしてくれて、いい位置で進められましたね。
かつ前にスペースはある、という絶好のお膳立てになったのが良かったと思います。
ある程度は古馬になって追走面と揉まれ弱さも解消してきた感じで、元々強い馬なので今後が楽しみです。
2~3着の2頭は、どちらも騎手が反省コメントでしたね。
結果的に少しロスのある乗り方でも、地力がある馬は差してくる、というのが、このレースの教訓かなと思います。
ホントスカーレットカラーにはハラハラさせられましたが、なんとか届いてくれて助かりました。