2020年07月29日

2020 7月第4週2歳戦 レース回顧(日曜編)

 昨日は久々に重量級の記事を書けたのですけど、基本的に不定期休なので、流石にお休みの日でないとああいうのは無理なのですよね。
 そして、横着して後回しにすると、いざ週の後半にやろうとしても面倒で書けなくなっていってしまうのです。。。私は本質的に、夏休みの宿題は気合を入れて先回りしないと駄目で、追い詰められて頑張れるタイプではないのですよね(笑)。
 というわけで、少し順序が入れ替わってしまいましたが、今日は予定通り2歳戦回顧、明日は軽量級の不定期カテゴリ記事になる予定です。来週も一本、名馬列伝は書きたいですね。


★7/26(日) 札幌1R 芝1200m未勝利戦

 このレースはラビカズマとボイオートスの同着決着でしたね。
 札幌は土日通じて高速寄りの馬場だったと思いますし、その中で34,5-35,7=1,10,2はさほど目立つものではなかったと思います。
 一応後半11,9-11,7-12,1と加速は踏んでいますが微々たるものですし、現状上のレベルでやるには2頭とも素直に役者不足の感は強いのではないでしょうか。
 まあそれぞれに、一戦ずつレース内容を良くしている、という面はありますし、ここからの成長と、距離に対する対応力がどこまであるか、でしょうね。


★7/26(日) 新潟1R 芝1400m未勝利戦

 このレースは、ドゥラメンテ産駒のファルヴォーレが後方から豪快に大外一気で差し切りましたね。
 新潟もアイビスはそこまでではなかったんですけど、糸魚川特別あたりを見ていると1,45,3と普通に高速決着になっていますし、内外関係なくかなりの高速状態になっていたと思います。
 その中で34,2-11,6-36,3=1,22,1は、同日の新馬戦に対してもあまりインパクトはない時計で、正直全体のレベルは高くなかったのであの位置からでも差し届いた、というイメージにはなりますね。

 勝ったファルヴォーレは、いつも通りスタートはもっさりで、そこから前半速い流れを促しつつ追走、ペースが落ちてきた3~4コーナー中間から馬群を縫って進出し、4コーナー出口から直線外に持ち出す進路・角度の取り方が抜群に上手かったです。
 一応前が12,2-11,9-12,2と再加速はしている中で、そこに向けてスムーズに勢いを殺さず、それでいてよく伸びる外目に持ち出せましたし、この馬は11,8-11,7-11,7くらいかな、と思いますが、ラスト1Fで一気に伸びてきた脚は見栄えがしましたね。
 ラップ的に見ると減速はしていないと思いますが、ラスト最速という程ではなく、また極端に切れたわけでもなく、この馬自身が平均走破くらいの中、追走面の良さ、そこからの持続性能を見せてきた、という格好でしょうか。

 一応前走の経験も糧になっているのかな、と思いますし、新馬はヨーイドンに近い形でダメだったので、今後の路線が難しいのはありますけど、ただ軽い馬場でプラスアルファがあったのかな、というイメージは持てます。
 というより、ドゥラメンテ産駒全体が、この新潟の馬場にはフィットしている感じですよね。
 今年は6月の阪神府中がやたらタフ馬場でしたし、勿論函館福島も相対的には重い、という中で、中々真価を発揮出来なかったですけれど、この週の新潟は5頭出して全て馬券圏内ですから(このレースの3着馬もドゥラメンテ産駒で、新馬のレベルはかなり低そうだったのですけど、ここもそこそこ頑張っていますしね)、今週末以降も注目していい傾向だと思います。


★7/26(日) 札幌5R 芝1800m

 このレースは、キズナ産駒のバスラットレオンが、まんまとスロー逃げに持ち込んでからの圧巻の後半力で快勝しましたね。
 ラップが38,6-39,1-33,6=1,51,3で、言うまでもなく超々スローからの3F特化勝負ではあるのですが、スタートを除く序盤中盤での特筆要素のなさと裏腹に、上がり3Fの凄まじい爆発力は非常に目を引くものになっています。

 内枠からロケットスタートを決めて、行く馬もいなかったので馬なりでハナに立ってレースをコントロール、道中まくってくる馬もいなかったので文字通り溜めるだけ溜められましたし、3コーナーあたりからじわっと仕掛けていっての後半勝負でモノの違いを見せつけてきました。
 後半が12,6-11,4-11,0-11,2で、勿論スローなのだから上がり時計が出るのは当たり前としても、札幌の中距離新馬で、逃げて33,6はやはり瞠目すべき数字と言えます。
 コーナー中間で12,6-11,4と非常に高い加速度を見せているのも、コーナー出口から直線にかけて11,0と鋭い切れを見せているのも、そこからラスト11,2でまとめる持続性能も全て非の打ちどころがなく、後半要素だけなら今シーズンの新馬でも三指に入るパフォーマンスだったと思います。

 勿論これは前半ほとんどジョギング程度だった、という前提なので、じゃあペースが上がってどうか?どこまでこの後半要素を引き出せる幅を持っているか、というのが今後の注目点にはなるでしょう。
 また逃げてしまっているので、速い流れで前に馬を置く形になって我慢が出来るかなど、課題はいくらでもあるでしょう。
 ただ学習力が高く、気性面も素直なキズナ産駒ですし、この馬自身の走りを見ても操縦性がかなり高そうなので、余程極端な展開に巻き込まれない限り大きく崩れるイメージはないですし、これは本当に楽しみな一頭が出てきましたね。

 2着のモリノカンナチャンも、上がりは勝ち馬と同じ33,6を引き出せていて、それをコーナー外目からで、というのは価値があると思います。
 この馬はスタート悪く、道中も後ろからで、ポジショニング面や追走力に課題はより強く出てきそうな感じはしますけど、それでもこの後半要素という武器はかなりのものですし、余程ハイペースに巻き込まれない限りは、未勝利レベルならすぐに勝ち負けしてきていいのではないでしょうか。

 逆に3~5着馬辺りは、極端な切れ味特化で持ち味が生きなかった部分もあるでしょうし、それでも一定のものは見せてきていますから、適性などで底上げが期待できる状況なら、改めて狙えるのではないかと思います。


★7/26(日) 新潟5R 芝1800m

このレースを勝ったのもドゥラメンテ産駒のドゥラヴェルデでしたね。
 ラップは36,4-39,5-33,6=1,49,5で、テンはそこそこ流れたものの、中盤で非常に大きく中緩みし、そこから一気の加速を伴いつつの3F勝負、という様相になっています。
 後半は13,1-11,5-10,8-11,3なので、外回りと言えど直線向いての加速度はかなり高く、瞬発力の質も新潟とは言え応分に高いレベルで問われた一戦、と見ていいでしょう。

 勝ったドゥラヴェルデは、内枠から少し煽り気味のスタートでしたが、二の足はそこそこ効いて中団までリカバー、ただそこで外の馬が前に入ってきたので控えて、道中はほぼ中団のイン、という位置でした。
 そこから直線まで内目を通し、残り400mあたりまでは進路を探り探りになりましたが、前が開くとスッと楽に反応、残り200mであっさり先頭列に並びかけ、そのまま後続を千切り捨てる強い競馬だったな、と思います。

 この馬もペースの上げ下げに対しての操縦性の高さは見せましたし、最速地点で仕掛けて、トップスピードに乗るところでやや内に凭れる感じはあったものの、手前を替えてからまたグンと伸びたように、底知れない後半要素の高さは見せてくれたと思います。
 この馬自身は11,3-10,5-11,3くらいかな、というイメージで、持続が高い、というよりは、一瞬の切れと加速が素晴らしい感覚で、この辺は父親のドゥラメンテらしさが受け継がれているのかな、とも感じます。
 血統的にペースが流れてもやれるタイプだと思いますし、高速馬場適性、とりわけ瞬発力の高さは素晴らしいので、クラシックに乗ってきても不思議ないレベルの馬ではあると見ています。
 ただあくまで個人的には、素材面で言えば土曜マイルで2着に負けたギャリエノワールの方に魅力を感じてはいますけどね。どちらにせよ、本当に新潟でのドゥラメンテ産駒は特注です。

 2着のレッドルーベンスは、中盤の緩いところで外からじわっと押し上げる理想的な形でしたし、ただ一瞬の切れ、持続ともに少し足りない感じで、結果的に中盤、もっと思い切って前をつつく形でも良かったかもですね。
 3着のゲンパチリベロもドゥラメンテ産駒の人気薄でしたが、こちらもやや外枠から上手く流れに乗っていましたし、この馬も最速地点で内に刺さる癖は見せたものの、立て直しての最後の伸びは良かったので次走注目です。
 4着ヴェルナーも流れに合わせた悪くない競馬ですけど、やはりクルーガー・サクセッションの下ですから、こういうヨーイドンで決め手の絶対量比べになってしまうと最後が甘くなってしまうのは仕方ないですね。改めてマイルで挽回して欲しいです。


★7/26(日) 札幌6R ダート1700m

このレースは、番手追走したディープブリランテ産駒のショウリノカンパイが、直線堂々抜け出しての楽勝でしたね。
 札幌ダートは良馬場で、時計の出方も水準級、1勝クラスが1,45,6ですから、新馬でハイペースの中1,48,2はまあ悪くないレベルではないか、と思います。
 ラップは30,5-39,4-38,3で、ある程度前が飛ばしていって、3コーナー辺りからペースが落ちてきたところで後続が取りつき、その中で追走面と後半要素で余力があった勝ち馬だけがしっかり再加速を踏んできた、というイメージにはなります。

 後半は13,1-12,4-12,8なので、取り付く形の中で数字ほど加速度は見せていないかもですけど、追走面と総合力はしっかり見せていたのではないか、と思いますね。
 勝ち馬はゲートも悪くなかったですし、この30,5のペースにある程度はついていけているので、距離の融通は上下どちらもそれなりに効くんじゃないかなと感じます。
 ラップがそこそこ淀みがある中で、まだ余力を感じさせる勝ちっぷりでもありますし、1勝クラスレベルならそれなりにやれる馬ではないかと見ています。

 2着以下は結構離されてしまいましたし、評価が難しいところですね。
 少なくとも逃げて3着のレガーメダモーレは、緩めてからの再加速はしっかり反応出来ていたあたりからしても、距離短縮すれば結構やれるのではないか、1400mくらいで見てみたい感じですね。


★7/26(日) 新潟6R 芝1400m

このレースを勝ったのはダイワメジャー産駒のサルビアで、フランケル産駒グレナディアガーズとの一騎打ちを鋭く制してきましたね。
 ラップは35,2-12,2-34,9=1,22,3と平均ペースで、それでいながらほぼ未勝利と同タイムという点でもそこそこ評価出来ます。
 ただこのレースの真価はそれ以上に、この流れで仕掛が遅く、後半12,3-11,3-11,3と強烈な加速戦&2F特化戦になっていながら、という部分にあり、上位2頭は素材的にそこを見せない中でのこのレース、というのが面白い点です。

 勝ったサルビアは、まずまずのスタートから内枠なりに好位のイン、直線入り口で上手く進路を作ると、そこから鋭く伸びてきて先頭列、外から襲い掛かるグレナディアガーズをしっかり競り落としてと、とても大人びた内容のレースを披露してくれました。
 ダイワメジャー産駒らしい総合力でありつつ、要所の加速と切れはこの産駒としてはかなりのもので、自身は12,2-11,1-11,3くらいでしょうから、かなり面白い競馬が出来ています。
 前半流れについていけたところからも、血統的にも、追走がより強く問われても、という面はありそうですし、もっと全体で淡々と流れた時にどれだけやれるか、それでも要所の加速が引き出せるようなら、レシステンシアのようなタイプに成長できる可能性を感じさせる一頭になりますね。
 勿論現時点では見せていない部分も多いのでわかりませんが、牝馬ですし桜花賞戦線でかなり期待出来る一頭になるのではないでしょうか。

 2着のグレナディアガーズも、外枠で好位の外から、4コーナー中間から出口にかけてじわっと進出していき、直線前半での一瞬の切れはかなり目立ちました。
 ただラストは脚色が一緒になってしまって、勝ち馬もかなり強かったと思うので悲観はしなくていい負けですが、結果論的に言えばもう少し早く動いて、直線までに捲り切るくらいの競馬でも良かったのかもしれません。
 こちらもこの距離がそこそこフィットしている感じですけど、マイルまでは問題なくこなせそうで、後は一度競馬を使っての気性面、ですね。やはりフランケル産駒だけに、レース選択と間隔は慎重にしないと難しいものはありそうですが、素質だけならOPレベルでもやれそうな雰囲気はあります。




posted by clover at 19:10| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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