2020年06月22日

2020 宝塚記念 プレビュー

★はじめに

 さて今週は、上半期の総決算となる夏のグランプリ・宝塚記念ですね。
 毎年同じ週にダート路線の総決算たる帝王賞があるのが勿体無いと言うか、特に今年など、時間があれば帝王賞もプレビュー書きたいくらいの豪華メンバーで、本格的な夏競馬が始まる前に密度の高い一週間となりそうです。

 そして今年の上半期は、古馬牡馬にとっては非常に体裁の悪いシーズンにもなっています。
 何しろここまでの古馬混合の芝GⅠは、ほとんど有力出走馬自体がいなかった春天を除き、高松宮記念、大阪杯、安田記念と全て牝馬が制しているのですよね。
 牡馬の沽券に賭けて、このタフなパワー勝負になりやすいグランプリで一矢報いることはできるのか、それともここすらも協力牝馬の攻勢の前に屈してしまうのか、そういう視座でも楽しみな一戦だと思います。
 どうあれ適性がかなり明確に問われやすいレースですし、きっちりと分析、していきましょう。



★レース傾向分析

 過去のプレビューはこちらです。


 総合的なレース傾向は大きな変化はなく、1コーナーまでが長いので相対的に入りのペースが上がりやすい事、梅雨の時期でタフ馬場になりやすい事、結果的に上がりは掛かるものの、その中で相対的な切れ味を引き出せる馬が強い事は一貫しています。
 なので基本的には追走力と後半の持久力ラインでの持続性能、すなわち有酸素運動状況での、12秒そこそこのラップを長く踏み続けられる馬が台頭しやすいレース、という事になります。

 正直馬場予想は、過去3年のプレビューを見てもこの時点で想定決め打ちが当たった試しがありませんので、あまり決めつけずに直前にしっかり考えよう、としか言えません。。。
 少なくとも先週は、開催3週目で少し高速化したかな?という傾向は出ていて、米子Sなども後半型の競馬で1,32,7まで出してきていますから、このまま一切雨の影響を受けないならば、去年くらいの時計は出てもおかしくないとは思います。
 が、やはり週末は普通に雨予報もチラホラ混じっていますし、土台そのものも例年よりややタフに作り込んである印象ですので、平均ペースでも2,12,0前後、後半もあまり速いラップは求められない、宝塚記念らしいレースになるのではないか、と一応の想定はしておきましょう。

 今となっては、2200mと距離区分で言えばギリギリ中距離分類ながらも、このレースで問われる適性は明らかにスタミナ寄りの異質な方向性で、少なくとも府中2400mより圧倒的にタフネスが必要なレースになるのは確かです。
 両グランプリの連関性が強いのも、時期的なものもありますが、やはりラップ構成が似通る部分は大きいので、その辺りも意識しつつ、個々の適性としての期待と不安を把握しておきましょう。


★有力馬所感

・サートゥルナーリア

 有馬記念では3歳ながら2着を確保、前走の金鯱賞も58kgで圧勝と、古馬になって一層の充実ぶりを見せているように思えるこの馬は、果たして牡馬代表としてきっちり牝馬を返り討ちにする事が出来るのか、それとも有馬同様に牝馬に屈する事になるのか、注目ですね。

 一先ず適性として、有馬記念であれだけ走れた以上、ベストではなくても最低限対応できる素地はある、とは見做せると思います。
 ただし有馬記念の2着が果たして強かったのか?となるとまた難しいところで、リスグラシューが化け物で、かつ完璧に噛み合った競馬をしていたとはいえ、ラスト1Fだけで5馬身突き放された内容はやはり物足りなさはある、とはなります。
 この馬の場合タフな馬場でも瞬間的に相対的な切れ味は引き出せる、というのは証明済みですが、同時にそれを持続させる能力は、どういう馬場コンディションでもそこまで得意ではないイメージを持っています。

 実際に高速持久力ラインで甘くなったダービーもありますし、有馬記念にしても自身は11,4-11,2-12,8くらいの推定で、ラストはっきりと落としている、というのは見て取れます。
 なのでやはり本質的には、前走の様なスローから加速と切れ味の質の絶対値を問われる競馬がベストなのだろう、と思いますし、けれど宝塚記念という舞台はそこはほとんど求められないのですよね。
 シンプルにリスグラシュー比較で言うなら、スムーズに逃げられた時のキセキは手強い、となりますし、当然ですが大阪杯の牝馬2騎もそれぞれに武器を持っていて、それに対してこの馬がこの舞台で何を武器に出来るか?というのは出てきます。

 一つポジショニング面は武器になり得るのですけれど、同時にこの馬自身は前傾バランス向きではない、というのもあります。
 なので、去年くらいの流れをキセキが淡々と刻んだとして、それを追いかけていく競馬で良さが出るのか?というのは出てきますし、有馬記念もレース自体はハイペースとはいえ、後方寄りでこの馬は足を温存できた部分もありました。
 といって、後ろからでは後半の絶対量、特にラスト1Fで物足りず、また同じようにそこそこ位置を取れるキセキや牝馬2頭に対してはマイナス要素になってしまうのですよね。

 色々考えていくと、個人的にはこの舞台、余程バランス良く入っていけないと苦しいのではないか、と踏んでいます。
 出来ればこの馬としては雨が降らずに、少しでも軽い馬場で後半要素が問われて欲しいだろうと思いますし、それならばある程度考えるのですけど、タフな馬場になった時は正直消して勝負してもいいのかな、と考えています。
 枠的にはこの馬は内枠が理想で、逃げ馬の後ろ、丁度神戸新聞杯の様なレースでスロー、後半速いラップを踏む展開なら勝ち目も出てきますが、そういう限定的なスポットに綺麗に嵌り込める確率はそんなに高くないだろう、というのが現時点での結論ですね。


・ラッキーライラック

 こちらは大阪杯を制して充実一途、5歳にして完成期と言える強さを見せており、終生のライバルとしてアーモンドアイとの再戦も熱望されるのですが、その前にまずはライバルを一掃、とばかりにこの宝塚記念にエントリーしてきました。

 ただ、個人的な適性判断としては、ここはこの馬に取ってベストの舞台ではないのではないか、というのは正直あります。
 大阪杯と宝塚記念って、同じ阪神内回りで200m伸びるだけなのですけど、求められる適性はかなり違ってきて、特に去年のように大阪杯がタフな馬場、宝塚で良馬場となればまだしも、大阪杯が高速馬場、こちらがタフな馬場となるとその差が顕著に出やすい、と思っています。

 血統イメージからはタフな馬場でもやれそうなのは確かですが、厳密に言うとこの馬はまだ、タフ寄りの馬場で持久力ラインのロンスパ戦、と戦った事がないのですよね。
 エリ女はそこまで軽い馬場ではなかったですけど、ただ超スローで完全に瞬発力戦でしたし、大阪杯も軽い馬場で後半特化の高速持久力戦でした。
 敢えて言うと香港ヴァーズがタフ寄りの馬場で平均ペースからのロンスパ勝負、という像に合致するのですが、するとそこで、後方から外目を通す苦しい競馬になったとはいえ、グローリーヴェイズに千切られているのをどう考えるか?なのですよね。

 細かくは後で分析しますけど、このグローリーヴェイズの能力序列をどこに置くか、が的中の大切なヒントになると思っています。
 先に軽く結論だけ言えば、あの競馬でラッキーライラックはともかく、エグザルタントを千切ってきたのは正直破格で、この舞台でもまともなら最上位ではないか、と見ています。
 その点で、立ち回りでアドバンテージを作れないとグローリーヴェイズ相手には分が悪いか、と思うのと同時に、それでもあの形でエグザルタントにも互角にやれたのだから、ここも一定の評価は必要、という感覚です。

 ただし、やはりこの馬も現状のベストは瞬間的な爆発力を活かす形の方が強い、とは思っていますし、大阪杯は序盤のポジショニングが最高に上手くいったのもあります。
 どうしてもミルコJの場合、いつ出負けするか、のリスクは付き纏いますし、枠の並び次第ではリカバーも難しくなるので、その辺りは悩ましいファクターです。
 中山記念も地味に少し出負けはしていたものの、外枠から二の足で追いかけて現実的なポジションに収まっていますし、ミルコJの特性とコース適性からすれば、この馬は逆に外枠の方が総合的には崩れにくい、と言えるかもしれません。

 でも勝ち切るならやっぱり前目内目、とはなりますので、その辺りのバランスの取り方が難しいですね。
 どうあれ、多分今回は打っても対抗までで、本命は打たないと思います。この舞台ならこの馬を凌駕できる可能性のある馬は結構多いと思うのですよね。


・クロノジェネシス

 実のところ直観的に言うなら、この馬本命でいいんじゃないかな、とはずっと大阪杯の時から思ってはいるのですよね。
 2歳時はやたらと加速&瞬発戦で強かったのですが、馬体が成長して重厚になっていくにつれて、血統通りのパワー型に変貌してきている感はあり、勿論今でも一定軽い馬場はこなすのですが、決してベストの舞台ではなくなってきている、というイメージです。
 なので、外枠で序盤に脚を使い、かつコーナーも外目、という形になりつつあれだけ肉薄した大阪杯はかなり強い、と思っていて、タフ馬場でより追走が問われやすい宝塚記念ならもっと強いだろう、というイメージは非常に持ちやすい馬なんですよね。

 それを裏付けるものとしては、当然先ず秋華賞の快勝があります。
 あのレースはタフ馬場でかなりのハイペースになり、この馬自身ほぼイーブンペースくらいの走破の中で、ラスト1Fをほとんど落とさずに突き抜けてきたのは圧巻でした。
 そして今年初戦の京都記念、こちらは重馬場でかなりタフな中でのスローロンスパ、個々でも好位から長く脚を使い、他の馬と相対的に見てラスト1Fでの踏ん張り、しぶとさはやはり目立っていたなと感じています。
 要するにこのレースで問われやすい、持久力ラインでの持続性能が相当に高く、それを追走が問われても引き出せる、という点で、この舞台の適性としては理想的に感じますし、よしんば去年くらい軽い馬場になっても普通に戦える武器はありますからね。

 立ち回りも上手な馬ですから、出来れば内枠でスムーズにタイトに、と進められれば、鞍上の適性(インから捌く我慢の競馬の方が絶対的に上手い)も含めてかなり信頼度は高いと思いますし、外枠でも前走あれだけ位置が取れたなら、今回も不安要素にはならないでしょう。
 こうして見ていくと、ローテーションなど含めてやはり総合的には軸としての信頼度が一番高いですし、よほど変な枠の並びにならない限りは本命を打つんじゃないかなぁ、という気はしています。なんだかんだで今年のトレンド的に、牝馬が勝ってしまいそうな気もしますしね。


・ブラストワンピース

 この馬も感覚的に言うならこの舞台では重い印を打ちたい、とは思うのですよね。
 やはり基本的にはタフ馬場のロンスパ持久力全こそがベスト、というのはこれまでもはっきり見せていますし、高いレベルでは好走レンジが狭いので、戦績的にはピンかパーかになりやすいのですが、今回はピン寄りの舞台なのは間違いないと思います。

 ただし、他の上位勢に比べると器用さが足りないのは確かで、それなりに前に行ける二の足は持っていますけど、内枠だとそれを引き出しにくい、という面はあるので、この馬が勝ち切るための絶対条件としてはまず外枠、は上げておきたいところです。
 外からなら、多少出負けしてもAJCCみたいに、或いは去年のリスグラシューみたいな競馬が出来ますし、川田Jとしても出し切れない形は嫌でしょうから、前目は意識してくれるはずで、そうなると俄然怖い存在に浮上してきます。
 加えて言えば、去年ほど軽い馬場になるとちょっと嫌でしょうね。大阪杯よりはマシとは言え、やはりコーナーで11秒半ばを前が踏むような形で、外目から押し上げていくのは簡単ではなくなりますし、それが12秒そこそこの持久力ラインでなら問題なく、とはなるので、このあたりの微妙な分水嶺をどう嗅ぎ取るか、というのがこの馬を狙う時の秘訣にはなるだろうと思います。

 結論から言えば、ある程度雨が降ってよりタフな馬場になり、前目が取れそうな外枠を引ければ、流石にここは人気も少し落とすでしょうし本命まで考えてもいい馬、という評価にはなります。
 でも正直それだけ揃っても、クロノジェネシスの方が強いんじゃないかな?という感覚ではあるのですよね。今年の川田JのGⅠにおける存在感のなさも中々に深刻ですし、ギリギリまで扱いに悩む一頭になると思います。


・グローリーヴェイズ

 この馬も勝ち切るチャンスはあると思いますし、ひょっとすると力関係では抜けて強い可能性まである、と思っています。
 やはりそれだけ香港ヴァーズは鮮烈で、あの時計で後半あのラップを悠々踏み、しっかりと相対的な切れ味まで引き出してきたのは素晴らしく、追走を問われても崩れないステイヤー、という理想形を見たイメージではありました。

 実際に日経新春杯なども、超ハイペースを中団で追走してラストまで極端に落とさない、持久力ラインでの持続性能もきちんと見せていますし、適性面で言えばあまり不安がない一頭になります。
 むしろ不安があるとすれば高速寄りの馬場で時計勝負の度合いが強くなった時に、質的に足りないものが出てこないか、シンプルに距離不足にならないかくらいですけれど、新潟2000mの勝ち方からしても、仕掛けの意識さえしっかりしていれば問題はないかな、というイメージです。

 後はやっぱり状態面ですよね。
 ドバイへの空輸送があっての半年ぶりの実戦でどこまで仕上がっているのか、まあ天栄仕上げでしょうからそこまで不安視しなくてもいいとは思いますけれど、流石に順調に使ってきた組と比較して理想的か?と言われれば疑問符がつくのは致し方ないところです。
 そのあたりは直前の追い切りの気配なども見極めたいですし、後はそこまでポジショニングが素晴らしい、という馬でもないので、枠の並びも重要にはなります。レーンJ、という事を踏まえても、やはり積極競馬が組める方が信頼度は上がるかなと思いますし、極端な内枠はちょっと嫌かな、というイメージです。

 今回どのくらいの人気になるかは読みにくいのですけど、適性と能力的に言えば、ここはサートゥルナーリアやラッキーライラックあたりに引けは取らないと思っていますので、攻める予想をするのであれば重い印候補にはなるのかな、と考えています。
 現状の本命確率としては、クロノ7割、グローリー2割5分、ブラスト5分くらいで、この3頭の中からチョイスするのはほぼ間違いないと思います。


・キセキ

 この馬も去年と同じだけ走れれば、リスグラシュー比較で言ってもかなりやれるのは間違いないのですよね。
 ただやっぱりかなり条件が整わないと、というのはあり、まず馬場は去年くらい軽い事、そして逃げの形をスムーズに作れること、つまり出負けせずにすんなりハナを切れるかどうかで、形としては逃げていても、無理せずマイペースかそうでないかで違ってきてしまう馬ですからね。
 その点で、去年は最内からなんとか五分に出して、押して押してのハナでしたけど、理想は外枠から自分のリズムでスーッと、になりますし、最悪少しの出負けならリカバー出来る形の方がいいでしょう。

 ただし、この馬も高速持久力ラインならともかく、持久力ラインまで下がってきてしまうとそこまで長く維持できないイメージで、去年もかなりうまく運んだものの、ラスト1Fは自身12,8くらいと大きく失速しています。
 一昨年の有馬もそんな感じですし、去年は出負けして差す競馬でしたけど、やっぱりラスト1Fの伸びは地味で、減速地点に坂がある形はベストではない、とも思うので、やはりここで去年くらい完璧に運べたとしても、ラスト1Fで甘くなったところに食らいついてこれる、適性の高い強敵が去年よりも多い、というイメージはあるのですよね。
 去年は正直あの展開で強敵はリスグラシューしかいなかったと思うので、その意味では恵まれていましたし、今年は相対的に苦しいのではないか、とは感じています。

 ファンとしてはどこかでもう一花、というイメージは持っている馬なのですけど、色々気性的な難しさや不安定さも露呈してきましたし、流石にここで重い印を打つのは躊躇われますね。
 一定条件が揃って、さほど人気しないようなら単穴までは考えても、ですけれど、基本武Jですし、この馬自身も人気があるからそこまでこれなら!ってオッズにはならない馬なんですよねぇ……。


・ワグネリアン

 こちらは毎年恒例の悩めるダービー馬ですけれど、さてこの舞台でどうかな?とはなります。
 やっぱりディープ牡馬で、古馬になって固くなり切れる脚が使えなくなってきているのは確かなので、相対的にタフな馬場でパワー寄りの競馬の方が、同厩舎の悩める先輩・マカヒキと同様にマッチしてくる可能性はある、のですが、それでもこのメンバー相手に、となると容易くはないでしょう。

 実際そういう競馬だった去年のJCも悪くないとは言え、スワーヴやカレンはそれぞれキセキにクロノジェネシスに似たような競馬の中で完敗を喫している力関係ですから、その2頭に多少の立ち回りの差で見劣った、となると、ですよね。
 意外と追走面は持っている馬なので、勝負するとすれば内枠から思い切ってポケットくらいまで出していく形で、かつ仕掛けが遅れる形で上手く立ち回れればですけれど、やはりそこまで恵まれるイメージは持ちにくく、今の福永Jの好調ぶりは怖さはありますが、多分印は回らないと思います。


・スティッフェリオ

 前走はあっと驚く激走でしたが、裏を返すと今はああいう、前半ゆったり入っての後半勝負で良さが出る比重が強くなっているとも言えます。
 その意味でここもスロー寄りになってくれれば、なんですが、去年くらいのペースでもソコソコ甘くなっているあたりから簡単ではないかな、とは思いますし、勿論だからと言って差す競馬でこの相手に、というのは簡単ではないでしょう。
 前走はニュートラルに、控えてもいい意識で入ってもあの位置が取れた、というのが好走の大きな要因になっていますし、どちらかと言うと積極性が強い幸Jに替わって、ここで更に評価するというのは難しいのかな、と今のところは考えています。
 まあグランプリのステゴ産駒の強さは確かですし、一抹の怖さはあるのですけど、正直春天とはメンバーが違い過ぎるというのもありますから、多分印は回さないでしょう。


・カデナ

 前走は無欲の追い込みで中々に驚きましたが、改めて馬が充実期に入っているのは確かなのでしょう。
 ある程度タフな馬場でも走れますし、追走面もソコソコ持っていて、むしろ上がりには限界があるので、小倉記念のように相対的な切れを求められるのは悪くなく、その意味ではこのレースはちょっと面白さを持ってはいます。
 無論ポジションを取れる馬ではないので、前半スロー寄りから向こう正面でロンスパ、最後にかなりラップが落ちるような展開で、後方から内々タイトに、という二番煎じが嵌れば、くらいの恵まれは必要でしょうけど、人気しないなら紐に入れるくらいは考えてもいい馬だと思います。
 特に有力馬がみんな外に入って、外捲りが発動しそうな流れの場合は要注意ですね。


・ダンビュライト

 前走があの流れの中で今一歩だったのもありますし、総合的にタフ過ぎるバランスはあまり向いていない、タフな馬場ならややスローくらいの絶妙なバランスの中で走れないと苦しいのかな、というイメージは現状浮かんできます。
 若い頃より追走面で余裕がなくなった気がしますし、また去勢2戦目でどこまで変わってくるかですけれど、元々一昨年の宝塚記念で、この流れなら、と思ったところで甘かったのも含めて、阪神自体イマイチ適性がない感はあるのですよね。
 今回もキセキ次第では展開の鍵を握る一頭になりそうですが、このメンバー相手には簡単ではないですし、おそらく印は回せないですかね。


・モズベッロ

 タフな馬場で相対的に切れ味を引き出せるのはいいのですけど、この馬は追走面の担保がなく、イメージ的にも速い流れについていって、というのはあまり良くない感じはします。
 タイプ的に後傾型のステイヤーなのは今のところあるかな、と思いますし、内々でじっと我慢の競馬をして何処まで、という感じで、流石にここは家賃が高いでしょう。


・トーセンカンビーナ

 この馬も前半で質的に追走が問われていいとは思えないですし、実際的にポジショニングが甘すぎるので、それも多頭数の内回りでは……となります。
 自分の形に徹して最後ソコソコ差してくるイメージは持てますけど、そこまで破壊的な爆発力があるわけでもなく、この相手に圏内まで突っ込んでくるのは流石に厳しいかな、というイメージですね。


・ペルシアンナイト

 距離は難しいところですけど、札幌記念も休み明けで外々の正攻法でそんなに負けていませんし、能力的にはそこまで足りなくはない、のかなとも思います。
 タフな馬場自体は得意な方ですし、この距離であれば流石にいつもよりは現実的な位置が取れるはずで、勿論外から勝ちに行くような競馬でどうこう出来るとは思いませんが、内目でじっと息をひそめて、後半ロンスパ戦になってくれれば、ワグネリアンあたりよりはワンチャンスあるのでは?という感覚はありますね。
 まあ終わってみれば長すぎた、となる可能性も否めないのですけど、人気次第で紐穴候補に一考していい馬だとは思います。少なくともベストの距離がマイルではない事は間違いない馬なので。


・レッドジェニアル

 爆穴候補としてはやっぱりこの馬になるのではないでしょうか。
 当然ゲートを決めて、好位から中団まででレースを進めることが最低条件ではあり、基本1/2くらいは出遅れる馬で重い印まで打つのはややギャンブルとしても正道ではない気はしますが、ただタフな馬場で強く、追走面もしっかり持っていて、相対的な切れも引き出せるのは間違いないので、適性としてはここはかなりバッチリ噛み合うのですよね。
 純粋に相手も強いのは確かなのですけど、前走の内容からも改めてこのレースの適性は感じましたし、非根幹のマンカフェの血が騒げば、で、酒井Jもこの2~3週くらい、重賞でやたらと存在感を見せていて不気味なので、こっそり紐には入れてみたい一頭ですね。


posted by clover at 17:03| Comment(10) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様ですー。

経験の浅い3歳戦では、cloverさんと自分のラップ的見解にも多少の違いを感じて、興味深く記事を参考にさせて頂いていましたが、出走馬がこのくらいキャリアを重ねた馬ばかりになってくると、まるで自分がこの記事を書いたのではないかと錯覚(何様だ!)するくらい、似通った各馬の見解です(笑)

やはり、素直に考えたら辿り着くのはクロノジェネシスですよねー。近走は、適性云々無視したくなるくらい、凄みというか、風格を感じています。

サートゥルナーリアは、有馬記念が評価されて、ここも凄く人気するのでしょうが、有馬記念はリスグラシューの強さに感動すると同時に、2着以下にほとんど印象がないんですよね。それは同じような位置から5馬身突き放された事だけじゃなくて、タフ馬場だったにせよ前半後ろで受け流していた馬達が、最後あんなにラップ落としちゃう?っていう失望の方向で、だったんです。
その上で、サートゥルは前走は本当に楽な競馬でしたし、楽→苦の流れでルメールjがかなり評価しているって事実を鑑みると前半の位置取りは中盤辺りでも強気な競馬する可能性も十分で。
妙味という観点からも推せないですよね~。

ラッキーライラックは自分も馬の適性と言う意味では、前走より条件は良くないとは思います。ただ、立ち回りは抜群に上手い馬なので、内枠に入られれば印打たざる得ないって印象です。恵まれないと勝ち切るのはどうかも、宝塚で雪崩れ込む形の好走がありえそうな馬だと思っています。

ブラストワンピースは典型的な宝塚っぽい馬ですよね。
この馬も3歳時はある程度早いラップにも対応できたと思うのですが、古馬になってからは速いラップ(特にコーナー)は押っ付けながらでしかついていけなくなってますよね。4コーナーである程度どうなるかいつも分かるので、単系の馬券で勝負するのは、馬券の楽しみ的な意味で怖いですね(笑)

グローリーヴェイズの休み明け自体は何ら問題ないと思ってます。問題はレーンjで、ミルコjに負けず劣らず出遅れの不安がありますし、何よりディープ産駒との相性がこれまたミルコjと同じく最悪なので。
香港ヴァーズ勝馬は宝塚と繋がっていますし、そこはいいんですけれどねぇ。

個人的にはユーキャンスマイルに宝塚出て来て欲しかったです。
Posted by ハル at 2020年06月23日 00:14
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 特に宝塚は適性が色濃く出やすいレースですし、それが問われる舞台にはほとんど初めて出てくる、みたいな有力馬が今回はいないので、その点見極めやすい、というのはあった気がします。
 もっともそれが実際の競馬できっちり反映されるかは、やはり水物であり何とも言えないのですけどね。。。

 ちなみにここ2年くらい、GⅠになるとnetkeibaで細江さんがフォトパドック解説をやっているじゃないですか。
 土台の相馬眼など皆無の私ですけど、せめてGⅠに幾度も出てくるような馬はある程度雰囲気や善し悪しの違いは見られるように、と、細江さんのコメント見る前に自分なりの見解を頭の中で考えるようにしているのですよね。

 クロノジェネシスなどは、2歳の阪神JFまで遡って比較できるので、すごくサンプルとして有難い存在なのですが、正直今回のフォト、すげぇ!って一目惚れしたんですよねぇ。
 明らかに今までより、特に前肢の筋肉がモリモリで、全体的にもボリュームアップしていながら全く緩い感じがなくて、はち切れそうな馬体で鬼のように強そう……と思ってコメント見たら、似たような見解ですごく心強くなりました。

 あくまでも一般論的な視座にもなりますけど、私の感覚としても、前輪駆動の色合いが強い馬はパワー&持久力型の適性が高く、後輪駆動のイメージが強い馬は瞬発&持続型に適性を高く持ちやすい傾向はあると思います。
 なので2歳時からの馬体の変化を追うだけでも、クロノジェネシスがパワー型にシフトしているのはすごく納得がいきますし、単純に馬体だけ見るならやっぱりクロノジェネシスとブラストワンピースだなぁ、とは感じますね。

 サートゥルナーリアも出来そのものはかなり良さそうで、その点絶対能力でしれっと2~3着まで紛れ込みそうな怖さはあるのですけど、適性面だけで言えば買いたくない人気馬ですよね。
 この馬をバッサリ切れるなら、他の人気馬の組み合わせでもそこそこ手広く勝負出来ますし、後は当日の馬場次第で、でしょう。

 ラララもブラストも枠と馬場次第の面は出てきますし、グローリーヴェイズは仰るように枠次第では鞍上が不安要素にもなりますよね。
 まあ持久型のディープならまた違うかな、とも思いますが、この馬はフォト自体はあまりいい印象がなかったですし、一番扱いに困る事になりそうです。

 確かにユーキャンスマイルは、右回り、という事を除けばこの舞台はかなり適性がありそうですよね。
 少なくとも同じ厩舎ならワグネリアンよりは、と思うのですけど。
 左回りで持久型が光るGⅠ設定がないのは、この馬にとっては不幸ですよね。
Posted by clover at 2020年06月23日 05:36
こんにちは★ 私の夢はキセキです!  ...と、高らかに宣言したいところですが、天気予報や近走成績顧みると、さすがに本命には出来なくなってしまいました。

レース、イメージすると、適正高そうなクロノとブラストは上位候補に入りますねえ。

グローリーは海外→海外のローテがどうしても引っかかってしまいます。

サートゥルナーリアは有馬は何とか2着確保の競馬で、抜けた人気になるなら評価落としたいです。

個人的に輸送ない時の成績が良いペルシアンを穴で狙ってみようと思ってます。  4着5着で終わるかもですけど(笑)




Posted by J.N at 2020年06月23日 15:13
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 キセキは良馬場なら、と思うのですけど、渋ってしまうとやはり期待値は下がると思いますし、頑張って欲しい気持ちと現実との折り合いをどこで付けるかが毎回難儀ですよね。。。

 正直本当に今回は、クロノでいいんじゃない?って妙な自信があるんですよねぇ。勿論過信にならないよう最後までしかり吟味するつもりですけれど。
 ブラストも条件はいいですけど、ステイフーリッシュ比較でもクロノ相手では、って感はありますし、今の川田JをGⅠで買えるのか……帝王賞とセットで悩ましいです。

 確かにグローリーヴェイズはそのローテは嫌な要素ですよね。
 サトル君も出来ればここはダメな方に転んで欲しいな、と密かに考えてしまう条件ですね。強いは強いだけに難しいんですけど。
 私もこの条件でペルシアンナイト、ちょっと楽しみなんですよね。仰る通り追い込むも4着はキャラ的にめっちゃありそうで嫌ですが、紐には入れて楽しみたい馬ですかね。
Posted by clover at 2020年06月23日 16:32
ノーザン関連のGⅠ馬6頭の内4頭は大阪杯に出走、今シーズンGⅠに出走すらしていない2頭にルメールとレーンが配置されているということは、
ノーザンはこの2頭に宝塚記念は割り当てているということになりますかね。その中でも外様のグローリーヴェイズよりはロードカナロアの正統な後継者である
サートゥルナーリアにより勝たせたいのではないでしょうか。東京で力が発揮できないこの馬が種牡馬として箔をつけるとしたら両グランプリか
海外という選択肢になりますからね。


そう考えるとノーザンサイドとしては当然ペースは上げたくない、例えばダンビュライト辺りが積極的にペースを上げていくことは無いのかなと思います。
伸び伸びマイペースで走らせることができそうなキセキは復活の条件は整っているようにも思えるなぁ。

天候的にはブラストワンピースですかねぇ。この馬もハービンジャーの正統な後継者である以上もう1つGⅠは獲りたいし、適性的に可能性が高いのは両グランプリですからね
Posted by I.C.スタッド at 2020年06月24日 00:55
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 確かにノーザンサイドとしては、満を持してサートゥルナーリアが勝ち負け出来る条件にベストの状況でぶつけてきた、という意図はあるでしようね(それが正鵠を射た判断かは別として)。
 実際にエピファネイアがそれなりに種牡馬としていいスタートを切り、特にサンデー4×3の配合でデアリングタクトという大物が出た以上、サートゥルナーリアの種牡馬需要もかなり期待値が高いですからね。

 エピファネイアと違い父ミスプロ系で、飽和気味の良血ディープ牝馬でサンデー4×3を量産できるのはおおいに魅力ですし、この馬次第では10年後、アーバンシー血脈が欧州を支配したようにシーザリオ血脈が、なんて事も有り得そうです。
 その為にも古馬になっての成長力と適性の幅を見せつけるのに、ここが是が非でも欲しいタイトルなのは間違いないんでしょうね。

 そうなると仰る通り、サートゥルナーリア忖度でペースが上がらない内にあれよあれよのキセキは怖さが出てきますよね。
 正直天気予報も猫の目で、直前になるまで降るのか降らないのか、どんな馬場になるかもわからないので、良ならキセキ、稍重以上ならブラストとパターン分けして考えていくしかないかなぁと思ってます。
Posted by clover at 2020年06月24日 03:55
今年、淀改修工事を見込みJRAのカレンダー編成によって馬場バイアスは要注意ですね。
更に、この時期の天気予報も朝令暮改だけに悩みますね。(笑)
そこで今年は、宝塚記念週からBコース変更。
内枠に前目有利が、前日の土曜日開催で注目ですね。
そこで、例年通りにロングスパート戦になるとしても内前目有力となると?
ダンビュライト、面白いと思ったら。
なんで、同型が揃って3頭がオレンジ枠なのか?参りますね。
難解さが増しましとなり、予想も難儀であり。(笑)
また、アフリカンゴールドの陣営も逃げも問わん発言から前目が取りたい馬たちが揃い、逃げ先行勢力で引き締まるラップスピードになる気配ですね。
また、安田記念と同様にシルクもキャロットにも大事な顧客である出資者がいるから、各々が勝つ為の仕上げで勝つ競馬をしてくると思うので。

とりあえず、有馬記念による2着をどう捉えるか?別れるところですね。
後方に構えての追走からバテ差しによって、最後はワールドプレミアに迫られての2着入線な脚力。
3着はあるか?とは思ってしまい、ルメールも馬場に対しては分からんコメントであって。
ルメールが、馬の能力を信じて早仕掛けとかしてくれると飛ぶ可能性大となり馬券は美味しくなるだけに。
これの取捨選択から難儀であり。(笑)
とにかく、最有力馬であるサートゥルナーリアが嫌う、昨年と同様にワンペースのハロンラップを武が刻んで欲しいところですが。
いかんせん、外隣のフィリオがスタート抜群な馬なので。
キセキが、フェリオの煽りからヒートアップの暴走は勘弁であり。
ただ、今回キセキは最内にならない事が幸いなので同型の先行馬たちによってスタート出を損ねても外から被せられる可能性が低くくなったのも幸いであって。
またここに来て、ちょっと内で好位を取れるグローリーもインで胆力ある騎乗が出来るダミアンだから美味しく感じてしまい。
3頭併せの追い切り稽古も香港againとなるかもと思う、他馬を苦にしない気勢の良さは目を奪われてしまい。

それと、キセキがゲームメーカーとして淀みない流れるを作れるならば?掛かり癖からレースセンスのないワグネリアンも美味しいと感じてしまい。
ジャパンカップみたいに、みんなスタートから手綱を引かない展開となれば、大阪杯のスローペースと違い福永も手綱を腕がグッとL字になるまで引かずエスコートも可能であり、スッパと俊敏に切れる脚質でないからサートゥルナーリアを標的に追走は面白い存在であり。
更に、追い切りで川田自ら声を上げて焚きつける稽古ぶりのブラストワンピースも侮れず。
多分、幼少期から実家である佐賀の巨漢ダート馬に触れ動かして来たと思うからブラストワンピースを支配下に置き動かして来ると思うと悩ましく。(笑)

それに加え、馬場読みとギャンブル騎乗に定評あるミルコも侮れず。
再び、キセキたちを行かせて桜花賞に戻った先行好位策を取って来ると思うと。
ただ、石橋みたいに早仕掛けもしまいと考えてしまうと悩ましい存在であり。(笑)
ラッキーライラックも気性から身体と充実期から、陣営も叩き台のレースでないから当然にメイチ仕上げ、ノーザン信楽もラッキーライラックを遊ばせない外厩仕上げて松永陣営に渡したと考えられるので。
更に、繋ぎも他馬と違って立ち気味だから抜き脚が良いと思うので悪化した馬場も想像以上に苦戦しまいと思ってしまい悩ましく。

あとは、北村友による腹の据わった騎乗。
淀の天皇賞でダンビュライトがキセキが行った、そこでフェリオを掛からせずに折り合えた騎乗ぶりならば。
クロノも大外から出して行って、ギリギリで折り合い付けてくると考えられるので悩ましく。

とりあえず、京橋特別で斎藤新が逃げての馬場バイアス傾向を確認してから思案し直します。
Posted by ギャロップ at 2020年06月27日 05:15
はじめまして。
かなり初期の頃からブログを拝見させていただき、毎週参考にさせていただいております。
グローリーヴェイズについてですが、これまで関東馬とは思えないような、直線平坦コースばかり使うローテですが、阪神コースに不安はありませんか?
美浦の坂路調教の動きも微妙ですし、お母さんのメジロツボネも平坦巧者でした。
二戦目の中京コースでも、坂での反応がイマイチで、カフジバンガードも差し損ねてます。アメリカ遠征して、ブリーダーズカップのターフ辺りなら勝負になりそうですが。
国内G1ですと、春天くらいしかチャンスがない気がします。
今回は、レーンジョッキーですし、消して妙味ありかと思っています。
Posted by アパ at 2020年06月27日 05:26
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 今年は変則開催の影響でBコース替わりが遅いのと、例年より多頭数なので、データ上での外枠有利はかなり軽減されるだろうな、とは思いますよね。
 それに加えて前に行く馬が外目に多いので、基本的に長いホームストレッチを使っての外主導の先行争いになりそうで、そこそこのテンのペースアップはありそうです。
 その中で内目の馬がどこまでポジションを確保できるか、はポイントになってくるでしょうね。

 馬場のバイアスは正直読みにくいですよね。
 少なくとも現時点ではまだ内がいい、のは確かですが、今回の雨予報ははっきり深夜から朝にかけてなので、その影響でガラッと変わってしまう可能性もありますから。
 現時点での降雨量だけ見ると、それなりには降るみたい(20mmくらいでしょうか)なので、レース時点でも稍重くらいの馬場かな、と思うので、そこまでのレースで読み解くのが一番妥当にはなるのですが……前日予想の身ですとそこは悩ましいところです。

 状態面や本気度はかなり高い有力馬が揃ったと思いますし、タフな馬場の中でも好レースを期待したいですね。
Posted by clover at 2020年06月27日 11:43
>アバ様

 コメントありがとうございますー。

 仰る通りの可能性は当然考えられるとは思います。
 そもぞも陣営もある程度そういう認識で、馬が固まるまでは兵站コースを意図的に選択していたというのは表明されている事実ですし、古馬の5歳になって弱点が克服された、というのが一種の希望的観測なのも確かでしょう。

 ただあくまで個人的見解ですと、坂が苦手、というのと、坂加速が苦手、というのはまたベクトルがちょっと違うと思うのですよね。
 そもそもグローリーヴェイズの場合は急加速そのものがあまり得意ではないのと、瞬間的な切れ味の質が秀でているわけではない、という前提はあります。
 得意とされる京都でも、最速10,7なんて馬鹿げたラップが問われた菊花賞は最速地点で甘かったですし、一概にこうやまき賞が坂だから、とは思わず、あくまでも10秒台の質を、一気の加速の中で問われて甘かった、という認識です。

 厳密に言えば新馬戦の中山でも、ラスト1Fの坂地点で加速ラップは踏めていて、このあたりからも極端に適性不安を考えずともいいのではないか?とは見ているのですよね。
 阪神の場合はほぼ間違いなく坂は減速地点で来ますし、ずっと登りの坂路とは違って、そこまでの流れの中でしっかり加速する脚を引き出せていれば、それを持続する形は大丈夫かな、という見立てで、今回も評価したいなと思っています。

 確かに内枠ディープでレーンJは嫌なパターンのひとつではありますけどね。
 実際の適性などやってみないとわからない部分もありますが、私の見解としてはこんな感じになります。
Posted by clover at 2020年06月27日 11:51
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