2020年06月12日

2020 5月第4週3歳戦 レース回顧

 全くもって時宜を逸してしまっている記事ですが、ダービー週の、この世代最後の限定戦の回顧をサラッとやっておきます。
 やっぱりこういう宿題はお残し良くないですね。もっとも今週は記事枠が沢山余っていたので、その点でなにか企画的な記事を突っ込まずとも埋められた、という点では助かってしまっているのが、我ながらズルっぽくてなんともですけど、まあご容赦ください。
 来週は交流重賞もなく、記事枠たんまりありますので、出来るだけ雑談では済ませずに密度のある記事を書ければ、とは思っています。時間があるかは微妙なんですけどね……。


★5/30(土) 京都5R 1勝クラス(ダート1800m)

 このレースを勝ったのは、アメリカンファラオ産駒のエイシンアメンラーでしたね。
 新馬戦以来の逃げを打ち、スムーズに進めれば、やはり基礎的な身体能力は高いアメリカンファラオ産駒だけに押し切れてしまう、という感じでしょうか。
 ラップ的には35,7-38,0-37,8=1,51,5なので、やはり序盤にしっかり引き上げ、そこからも淡々と落とさずのハイペース一貫戦、と見ていいでしょう。

 同日の東大路Sが、かなりのスローとはいえ1,51,4なので、時計的にもそこまで悪くないですし、まあこの時期はもう次週から混合戦、という中で、古馬2勝クラスレベルは出してこないとなのでその点では水準級でしょうか。
 今のところ勝ちパターンがこれしかない、という馬なので、枠の並びや相手関係次第で惨敗か強い競馬か振れ幅が大きそうですけど、なんだかんだアメリカンファラオ産駒は外れはなくしっかり走ってくるので今後も注目です。


★5/30(土) 東京5R 1勝クラス(芝1400m)

 ここはレッドライデンが後方から強烈な差し切りでしたね。
 ラップパターン的には前走とそこまで変わりない感じながら、序盤前につけるよりは折り合いをしっかりつけてふわっと入る方がいいのか、と思わせる最後の伸び脚で、どうあれ基本的には流れた方がいい馬ですけれど、ここは馬場条件も含めて噛み合ったのかなと思います。
 血統的にも少し力を求められる馬場が合いそうですし、ムラはあるものの嵌った時の爆発力はかなりのものがあるので、出来ればもう少しは位置も取りつつ、そこできっちり溜めていける技術のある乗り手とだと、より強い競馬が出来るタイプではあるのでしょう。未だにスミヨンJでの未勝利はかなり強かったと思っていますし、この馬がここまで出世が遅れたのは結構残念ではありますよね。

 まあ今後の成長にも期待しつつ、ですね。


★5/30(土) 東京6R 1勝クラス(芝2400m)

ここを勝ったのはルーラーシップ産駒のアンティシベイトで、この日の府中の1勝クラスは両方とも三浦Jの鮮やかな騎乗が光りました。
 内枠からスッとハナを取って、そのままマイペースで淡々と展開、47,5-49,6-47,0=2,24,1は、ペースや馬場がかなり違った感はあるとはいえ、コントレイル圧勝のダービーと同タイムですから悪くない内容だと思います。

 前半ある程度質的に速いペースを作っても削がれなかったですし、後半も仕掛けの意識が早く、12,0-11,6-11,6-11,8と上手く分散した事で、ルーラーシップ産駒らしい持久性能を存分に引き出せたのではないか、と感じています。
 やっぱりこういう逃げ馬で前半しっかりコントロール出来た時に、そのアドバンテージを無駄にせず後半も脚を出し切る強気の仕掛けが出来るか、というのは重要で、安田記念など含めて少しずつ三浦Jのペースメイク意識は良くなってきている感はあります。
 まあそれでもダービーはちょっと残念でしたし、まだムラがある、と言わざるを得ないですが、人馬ともにここは楽しみが見出せる内容だったのではないでしょうか。馬自体は菊花賞戦線でちょっと楽しみですね。


★5/31(日) 京都5R 1勝クラス(ダート1400m)

 ここは初ダートのクロフネ産駒・メイショウベンガルの圧勝でしたね。
 ラップが34,1-12,2-38,1=1,24,4なので、超々ハイペースの一貫消耗戦ですけど、それを好位の外から追走して楽に突き抜ける強い競馬でした。
 時計的にもこの週はそこまで軽くはなかったので悪くないと思いますし、やはりクロフネ産駒はダートで走るなぁ、と関東オークスとセットで改めて感じるところです。
 勿論ここはかなりスムーズなレースが出来ましたし、内枠などのリスクはありますが、出足も良く追走で殺がれない強みははっきり見せてきたので、上のクラスでも通用するだけの能力は確実にあるだろうと見ています。


★5/31(日) 東京5R 1勝クラス(ダート1600m)

 ここはゴール前の大混戦から、横山親子の叩き合いとなり、最後は頭ひとつ抜け出したゴールドブリッツが勝利しました。
 ラップ的には47,1-49,9=1,37,0なのでかなりのハイバランス、同日の薫風Sが48,2-48,4=1,36,6なので、そことの比較で言うともう少しで、それでも2勝クラスで好走出来るラインの能力は上位は見せてきているのかな、というイメージですね。

 ゴールドブリッツは、過去2走は出負けなどもあり力を発揮出来ませんでしたが、ここはいいスタートから、6番枠でしたけど内に未練を残さず、馬の気持ち優先で外目をスムーズに進めていって、ハイペースバランスも上手く噛み合い、この馬らしい末脚を引き出せたのかなと思います。
 ここは鞍上が上手かったなと感じましたし、この日は横山Jかなり乗れてましたからね。今年は本当に随所に存在感を見せていて素晴らしいですし、馬も力を発揮出来る展開ならかなり面白い能力はあるのかな、と感じました。


★5/31(日) 京都11R 白百合S(芝1800m)

 最近はあまりこのレースを残念ダービー、とは呼ばなくなってきた感があるのですが、実際のところ近年はこのレース、牝馬の活躍が顕著なのもあるでしょうかね。
 ここも一旦は番手からショウナンハレルヤが抜け出しかかって、けれど最後は牡馬の意地で内から差し返したヒュッゲが勝ち切ったレースになっています。

 京都の芝は最終週らしくそれなりにタフだった、とは思うのですが、それにしてもこのレースはラップが酷くて、37,7-37.8-34,4=1,48,9という超スローバランスになっています。
 しかもこの流れで仕掛けも鬼のように遅く、後半が11,9-10,6-11,9と、残り2F地点で極限の加速と切れを求められる2F特化の変なレースなのですよね。そりゃ道中1~3番手の馬がワンツースリーするわ、って感じです。

 ヒュッゲは勝つには勝ったんですけど、こんな超絶ヨーイドンの競馬がマッチしている馬か?と言うと正直違うとは思うのですけどね。
 単純に1800mは少し短いので、前半スローに落としたのは正解でしたし、結果的にこれでも勝ち切ったのだからいいのかもですけど、でも明らかに最速地点ではショウナンハレルヤに切れ負けしていました。
 勝てたのは馬場がそこそこタフで、この2F勝負でもラスト11,9まで落ちて、その分最後の二枚腰で踏ん張れた、という感じですし、正直コーナーから淡々と引き上げる形ならもっと楽に勝てていたとは思います。
 個人的に、菊花賞で淡々と進められたら結構面白い馬だと思っていますので、そこまでのローテーション含めて賞金を加算出来た事は大きいですね。

 ショウナンハレルヤもこの馬らしいセンスあるいい競馬ではあるのですけど、こちらも流石に落とし過ぎに付き合って、あまりに瞬間的な切れを問われ過ぎて、総合力という持ち味を活かし切れなかった気はしています。
 やっぱりこの馬はオークスに出て欲しかったなあと思いますし、馬場もやはり軽めの方が良さそうなので、紫苑Sとか結構噛み合うと感じています。

 ミスニューヨークもタフな馬場でしぶとく勝ち上がってきた馬だけに、もう少し強気なレースを仕掛けても良かったですよね。
 メイショウボサツは右回りでも一定やれたのは収穫ですが、この距離だとポジショニングが厳しいので、中京の神戸新聞杯でコントレイルが突き抜けた後にじわっと差し込んでくる、マジェスティハーツパターンを期待しておきましょう。


posted by clover at 16:17| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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