2020年05月31日

2020 日本ダービー レース回顧

 威風堂々――――。

 戦時中以来となる無観客での開催となった今年の日本ダービーは、無敗の皐月賞馬・コントレイルが、道中先団のインから直線悠々と抜け出し、後続を全く寄せ付けない完勝で見事に父以来の無敗の二冠を達成しました。
 これでまだキャリア5戦ながらGⅠも3勝目と、ディープ牡馬の記録に並ぶ事となり、下馬評通りにディープインパクト産駒最高傑作への地歩をがっちりと固める素晴らしい勝利でしたね。
 まずはそのレース内容、しっかりと振り返っていきましょう。
 ちなみに目黒記念は別記事で、ご飯食べてから書きます。


 まず今日の府中の芝ですが、これが不思議な事に思ったほど時計が出ていなかったように感じました。
 前日の夕方に散水はしている、と記載があったのですけれど、それでもむしろ含水率としては土曜より2%ほど低く、府中としてはかなり乾いている12~3%台でした。
 なので、今日一日曇り空で、ほんの少し雨がぱらつくシーンがあったとはいえ、ここまで全体的に時計が出なかったのは正直解せない部分も大きいのですよねぇ。敢えて芝を刈らなかったのか、どうにも昨日から比較的スタミナ血統が頑張れる条件になっていたようにも思いますし、このダービーも少なからずそういう部分が出ていたかもしれません。

 時計的には、未勝利の2000mが61,1-59,7=2,00,8、7Rの古馬1勝クラスマイルが47.8-46.0=1.33.8、青嵐賞が49,4-48,2-47,0=2,24,6、むらさき賞が35,9-36,2-33,9=1,46,0となっています。
 こう並べていっても、先週までよりは明らかに全体時計が上がってこない感じで、勿論スローばかり、というのはあるにせよ、後半4~5Fのラップでもそこまで目立つものはない、3F勝負でもさほど極限の切れまでは問われていない……というイメージなのですよね。
 正直目黒記念でどんなタイムが出るかは見ておきたいですけれど、そういう馬場でかなりのスロー、とはいえ、近年のダービーで2,24,1、後半4F46,1は、正直勝ちっぷりほど目立った時計ではない、というのは正直な所感です。

 レース展開ですが、まずいいスタートを決めたのはコントレイルとウインカーネリアンで、大外から決め打ち気味にウインがハナ、コントレイルはそこからも妥協せずに少し出していってスッと2列目ポケットに入っていく絶好の最序盤となります。
 それを追いかけていったのがコルテジアとディープボンドのノースヒルズ軍団で、サリオスも悪くないスタートでしたが、その2頭に挟まれるような形で出していけず、コーナーワークもあって中団の外目というやや苦しい位置取りになりました。
 内からはヴェルトライゼンデもいいスタートから果敢な先行策、ヴァルコスもコーナーで押し上げて先団の後ろまで取りつき、コントレイルの後ろにはアルジャンナとワーケアが虎視眈々と続いていましたね。

 その後ろにサトノインプレッサ、ビターエンダーはスタート決まらず中団後ろからで、ダーリントンホールもやはり後ろ寄り、ガロアクリークはある程度前にいたのですが、向こう正面で少し下げる形になって、ちょっと勿体ない立ち回りでした。
 ブラックホール、レクセランス、マンオブスピリットあたりが後方で、サトノフラッグも後方寄りの外々と枠なりの苦しい位置、スタートから下げていたマイラプソディの横山Jが2コーナー過ぎから必殺の横ポツン発動して先頭まで押し上げていったものの、全体の流れとしては緩いまま、一段のままで進んでいきました。

 レースラップは、36,8(12,27)-36,7(12,23)-36,3(12,10)-34,3(11,43)=2,24,1(12,01)という推移でしたね。
 見ての通り序盤がかなり緩く、そこからも極端な淀みはないものの、道中ずっとペースが上がらないまま淡々とレースが進んでいった形になっています。
 マイラプソディが押し上げた1000-1200m地点だけ11,8と少しペースアップしたのですが、その後もすぐに前の隊列が決まって12,2-12,3と落ち着いてしまいましたし、そこから11,8-11,3-11,3-11,7と、コーナーでじわっと引き上がっての3F勝負に近いレースになっています。

 まあ正直なところ、このレースはノースヒルズ軍団の戦略勝ち、という感じではあり、その中であえて厳しいレースにする必要はなかった面と、思いの外馬場がタフ寄りだったのが噛み合っての、こういう推移になっているのかなと感じます。
 当然この流れですと基本的にはポジショニング勝負ではあり、コーナー外目から押し上げて、という競馬だと苦しくはなるのですが、ただそれにしては内目を立ち回った馬がさほど上位に来ていなくて???って感じなのですよね。
 馬場の分だけそこそこスタミナも問われた故に、最後はその点でアドバンテージがあった馬だけ伸びてきているのかな?というイメージでもあり、コントレイルは確かに強かったですが、これ以上なく楽な競馬をしているのも事実なので、さてどう評価を位置づけるべきか?とは悩みどころです。

 とにかくコントレイルとしては、あのスタートで2列目ポケット、サリオスより前を取れた時点でもう負けない、という感じでしたね。
 その上きちんと外目からコルテジアとディープボンドが押し上げて、ノースヒルズ軍団で前目の壁を形成していましたし、もしもコントレイルが後ろの位置になったら2頭が早めに動いて隊列を長くする、前が取れたなら逃げ馬がどうあれ無視して、実質スローに落としこむ、という二段構えの戦略が、最高の形で嵌っていたと思います。
 それをさせじと勝負に行ったのが横山Jしかいなかったのが物足りないレースになった一因でもあり、そして1頭分だけの押し上げですと、シンプルにコルテジアが番手に上がり、その後ろのスペースにコントレイルが上がっていける、というフォーメーションもあらかじめ想定されていたようにスムーズでした。

 正直なところ、このペースだったらヴァルコスとかはマイラプソディに合わせて前々まで押し上げて欲しかったですし、サトノフラッグとかも動くべき展開だったと思います。
 せめて2~3頭まとめて前にプレシャーをかければ、ノースヒルズ軍団の戦略に対しても罅は入れられたと思うだけに、正直ノーザン側に一貫した戦略性を感じず、みすみすサリオスに苦しいレースをさせてしまったな、とは感じましたかね。

 なのでコントレイルとしては直線余裕綽々、仕掛けを待つ余裕があったのは確かなのですが、ただそれでもこの馬の上がりは11,3-11,0-11,7くらいにはなるのですよね。
 段階的な加速が問われたとはいえ、正直この馬ならもっと切れて、もっとラストも伸びるイメージだったので、ラップ推移からするとあれ?って所ではあり、やっぱり実際比較的タフ馬場だったのかもしれません。
 少なくとも東スポ杯のラストから比較すると目立っていないですし、楽に勝てたことに問題も文句もないですけど、更なる距離延長がプラスになるか?という部分は少し疑問符を残したレースではあったと思っています。

 とはいえこういう器用な競馬が出来るのも強みですし、父ディープインパクトほどの外連味・派手さはないですけど、本当に高いレベルでまとまった強い馬だなとは思います。
 ベストは2000m前後になっちゃうとは思いますけれど、それでも出来れば三冠は取りに行って欲しいですね。超高速馬場の2000mでアーモンドアイと激突して欲しい気持ちもなくはないですけどね。

 2着のサリオスとしては、こちらは逆にノースヒルズ軍団の戦略、思う壺にピタッと嵌ってしまった感じですし、むしろこれでも2着に来るのだから流石、とは思います。
 コントレイルと4コーナーの位置が逆でも勝負けできたか?というラインである以上、あの形で最後突き放されるのは仕方なく、それでもコーナー外々から長く脚を使って、最速地点では確実に10秒台の脚で差を詰めてきたあたりは貫禄を感じる内容でしたね。
 ただこの馬自身はラスト12,0くらいまで落としていますし、やはり少し距離は長い、特にこういうそれなりに力の要る馬場だと、という面はあったのかなと感じますね。
 ベストは超高速馬場の2000mの気はするので、この馬は秋天で古馬と激突して欲しいです。ここで着差は開いてしまったものの、普通の年ならこの馬が無敗の二冠馬なのも確かですし、コントレイル以外には負けなかった事がこの馬の底力を示していると素直に感じるレースでした。

 3着のヴェルトライゼンデは、スタートからいい位置を取れて、上手くコントレイルに蓋をしつつ、という競馬だったんですけれど、マイラプソディの押し上げで隊列が動いた時に、スッとあっさりコントレイルに前を取られてしまったのが痛かったですね。
 あそこで更にブロックしつつ進めていればもう少し粘れたのですけど、1列下がってしまった分だけコーナーで外々を回す羽目になりましたし、最後はスタミナ面の優位性を見せて伸びてきたものの、要所での反応の差が結果にも反映してしまった感じです。
 このあたりも微妙にノーザン勢の意思疎通が細やかではなかったのかな?と感じるところですが、この馬としては距離が伸びての良さは見せましたし、そこまで速いラップを踏まない条件なら安定してくるのは見せられたでしょうか。
 菊花賞は向いていると思いますし、今日くらいのポジショニングが安定して出来るなら、ワールドプレミアに続く兄弟制覇もワンチャンス期待できるのではないでしょうか。

 4着サトノインプレッサは、ディープ血統でも母系欧州型で、本来ダービー向きではない部分はあったと思うのですが、今日の馬場と展開面が最大限噛み合ったのはありそうです。
 この距離でスタートもマシ、この馬としては比較的ポジションが取れましたし、直線は少し外に持ち出してから内に切り返すロスがあり、腹を括って最初からインに決め打っていたら3着はあったかも?というレースでしたけど、それでも力は出し切れていると感じます。
 この馬も高いレベルで見ると要所の切れ負け、という感じで、ただゆったり入っていけば後半そこそこ速いラップを連続出来るのは見せていますし、ステイヤー色は強いので、ポジショニングがマシになれば菊花賞戦線でも?という所でしょうか。

 5着ディープボンドとしては、コントレイルがあそこにいると敢えて早仕掛けする理由がなくなるので、その点でこの馬の持ち味を最大限には活かせなかったかもしれませんね。
 ただ一応4F分散する中でジリジリ脚を使っていますし、最後の1Fはしぶとく盛り返していて、やはり坂地点での切れ負けにはなると思うので、勿体無いと言えば勿体なかったです。
 本当にキズナ産駒はタフなうえに順調に成長曲線を描いていって、この馬もまだまだ強くなりそうですし、こちらもポジショニング性能など含めて菊花賞戦線はかなり魅力を感じる一頭ですね。でもコントレイルが出てくるとまた立場として微妙になってしまうのですが。。。

 6着ガロアクリークは正攻法の立ち回りで、サリオスとの差が皐月賞より詰まっていると思えば、この距離でかなり頑張っているとは思いますね。
 やはりスローからの後半特化の方がいい馬ではあり、その点皐月賞はやや適性外のところでも頑張れた成長分もあったはずで、道中少し位置取りで苦慮して下げるシーンがあったのが惜しかったです。あそこがスムーズならこの馬も3着はあったかもですね。

 7着ブラックホールは、4コーナーのコース取りこそ微妙でしたが、道中はインでじっくり溜める競馬でスムーズでしたし、けれどこの馬がここまで差しこめる馬場、という考え方も出来そうなんですよねぇ。この馬なりにじわじわ成長はしているのかもですけど。
 8着ワーケアは逆に正直、この立ち回りと展開であそこまで止まるのか、という感じで、やはりぶっつけローテは並の馬では辛いのか?というのも感じました。
 9着マイラプソディは、負けはしたものの唯一勝負に行った騎乗で、そこは流石の横山Jでしたし、現状の精一杯でしょう。

 逆に11着サトノフラッグは何もせず淡々と負けた感じで、正直印象は良くないですね。
 14着ヴァルコスも、思い切った競馬=ポジショニングで止まってしまうあたりがまだまだ三浦Jでは……となってしまう点で、あのペースならこの馬があの位置からでも向こう正面でつついていくくらいして欲しかったです。
 勿論ローテーション的にも苦しかった面はあるでしょうが、それでもほとんど爪痕を残せなかったのは残念ですね。

 券種的にはまぁ、ヴェルトライゼンデかぁぁ……となりますね。
 正直超高速馬場想定だったので、そこでもっと速いラップを連発する形では苦しいだろうと踏んでいたのが、想定よりタフ寄りの馬場で、分散されつつも現実的なラインでラップが収まってしまったのはありますし、前走やっぱりちぐはぐだったのは確かなのですよね。
 総合的に今年の牡馬クラシックは、早期デビュー組、2歳時に結果を残していた組がそのまま強かった、という希有な年でもありましたし、少し評価を下げ過ぎてしまったと反省しないとです。
 まあ一応、誰でも当たるガチガチとは言え、連敗ストップできただけ良しとしましょう。なにせダービーですし、当たるのがなによりの薬です。





posted by clover at 17:06| Comment(14) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
見事な無敗での二冠でした。
スタートしての位置取りでコントレイル勝ち確を確信しましたね。サリオス、ポジション逆やろと。
ただサリオスも外回して2着にきてるわけですからやはり抜けて強い事は証明したとは思いました。秋はマイル~中距離路線にシフトするんでしょうかね。
ディープインパクトが旅立って初の春クラシックで父と同じ無敗での春二冠とか久しぶりのドラマを見せて貰いましたね。史上初の父仔無敗三冠馬なるか本当に楽しみですし、デアリングタクトとともに順調に勝ち進めばアーモンドアイと夢の夢の三冠馬対決が実現してくれたら最高ですね。
Posted by ブソン at 2020年05月31日 21:58
お久しぶりです、いつも素晴らしい回顧ありがとうございます。

まずはコントレイル無敗の二冠を祝福したいですね。皐月賞と違ってダービーは展開もかみ合い余裕も余裕でしたね(^^♪

ただパフォーマンスとしてはやはり東スポ杯よりは落ちているので、ベストは1800辺りで皐月もダービーも絶対能力の違いだけで勝ってる感じがします。まぁ、これだけ余裕なのにベストな条件では無いと言うのもおかしな気がしますが(笑) ドバイターフとか出てくれれば、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると思います♪

後は日曜になって急に馬場が重くなったのは疑問ですね…。どんな大雨が降っても数時間後には乾くのが東京競馬場クオリティなのに………。
Posted by Claire at 2020年05月31日 22:45
圧巻!の二冠でしたね。1,2着とその他大勢の力関係は戦前の予想通り、いやー馬連3.5倍予想で組み立てていたのに最後2.7倍、G1ではここまで安いのは久々かと?

馬券はサリオスが頭で来た時のみ馬単がっぽりでしたが、さすがに道中あそこでは無理でしたね。でも買っていた方としては直線叩き合いまでいかなかったのは残念でしたが納得はしています。

やはり堀厩舎がデビュー以来マイル中心に使っていたのは距離不安があるのでは、という推測があったのが合っていたのか?騎手も強気にはいかず折り合いに専念して直線どれだけはじけるか、に賭けていたような感じでした。

サリオス今後どの騎手を確保して、路線どうするか悩ましいですね。個人的にはできれば短期外外国人ではなく、継続して乗れる日本人がいいと思いますが。シルクが選ぶ誰か手が合いそうな騎手はさて?(でもムーアならいいか?)

馬券は馬連どんどん下がり急遽3連複の相手2頭、思い付きと直感で6と17だけ200円ずつ追加したら約5000円戻ってきて助かりました。

Posted by のんぽり at 2020年05月31日 23:14
お疲れ様ですー。 
コントレイルは、先行抜け出しで、まったく危なげなかったですね。

東京芝は、土曜日はサンデー系がまったく走らなくて、「あれ?」って思ってました。今週より時計出てた先週も、比較的そうでしたよね。
オークスもそうでしたが、時計は少し謎ですよね。
ダービー&オークスまでのレースは時計面含めて優秀だったから、なおさらそう感じます。
まぁ、全ては古馬とやってどうかですから、1レースの内容を切り取っても仕方ない気もします。

コントレイルは遊びながら走っていたそうで、素直に秋が楽しみですし、なんとか無事に行って欲しいですねー。
今回は先行しましたが、個人的には気持ちもう少し控えて、強い馬を見る形が理想なのかな、とも思いました。

サリオスは、秋は距離短縮するかもと陣営が談話を出したようですね。
今日は外外を回しての苦しい形でしたが、決め手勝負になると強い馬には一歩及ばない。阪神開催のマイルcs狙いでしょうか。

ヴェルトライゼンデは菊花賞で前進期待ですね。

ブラックホールもホープフルからよく立て直してきました。ポジショニングは如何ともしがたいですが。サトノフラッグも、先行できれば、菊花賞でも買えるのですが。

来週は、アーモンドアイ再登場。スタートを無事に決められるか。
Posted by ハル at 2020年06月01日 00:41
ちょっとよく分からない馬場でしたね~。ダービー当日にわざわざタフに造ること今まであったかな?。この世代のノーザン勢が冴えないが故に
レース自体のレベルは高くないこと、だからといってコントレイルが名馬であるということに疑いはないという、オークスと同じような結果に落ち着いたように思います。

ノースヒルズはチームとしてやるべきことを完璧にやってきましたね。和田と松山はボーナス出るんじゃないかなw

ノーザン勢はサリオスやワーケアがコントレイルの前を取りに行きませんでしたね。これはもう、そういう戦略だったのだと思いました。
この例年と若干違う馬場と世代レベルの低さでオークスがスタミナ型が台頭したように、同じような中盤の加速を入れることで全体が消耗して
後続が追い上げきれず先行勢のなだれ込み→馬群を外から閉めてコントレイルを閉じ込める→後ろで温存しておいたエース格たちがその隙に外から…
みたいな感じだったのでは?。そう考えると、加速役はマイラプソディで仕事はしている、ヴァルコスとヴェルトライゼンデは外に張り付いて
少なくとも3~4角で外に出そうとするコントレイルのブロックには成功、サリオス、ワーケア、サトノは中団後方で温存、割と納得できる各馬の動きにはなります。

誤算は、なぜかみんな外目のコース取りを選択したために内がガラ空きで、ノースヒルズの先行勢が簡単に内へ退避できたためにコントレイルの前が
あっさりクリアになったところですかね。なんかこの春の東京の馬場は変なんだよなぁ…瞬間的なキレが問われると思ってワーケアから行ったのに…
来週はアーモンドアイ仕様の馬場になると思っていますが、どうなることやら
Posted by I.C.スタッド at 2020年06月01日 02:49
泰然自若、名馬がジョッキーを育て上げる。
レース後、福永によるコメントが憎たらしいくらいに人馬共に泰然自若。
本当か?、、、典の捲り競馬も想定内だったんか?。
これ?典の捲り競馬誘発はチームノースヒルズで、、、仕組んだ芸当だったんか?と。(笑)
それにしても、余裕綽々なコメントだなぁと。
ただ、名馬コントレイルとの出逢いによって福永のジョッキーとしての成熟期には注目したいと思います。

兎にも角にも、この御時世の中で無観客開催とはいえ滞りなくダービー開催されたことは有り難いですね本当。
あとは、後々に平常な生活を取り戻した環境から大観衆の中でもテンション上がらず折り合いにも問題はないかは?
その当日になって、若き無敗二冠王の塩梅を見て確認するしかないですね。
何せ、軽く十万を超える大観衆の熱気と銭を賭けた観衆たちによる大オーラは人間でも慣れるのに一苦労なだけに。(笑)
とにかく、不利なレース展開も経験した上で底を見せないまま若き牡馬クラシック無敗二冠馬誕生は古馬になってもスーパーホース君臨の可能性が高くなるので。
それによって、今後も楽しみが増えることは競馬界にとっても良い傾向ですね。
これで、古馬になって自己主張が強くなって馬っぷりが悪くなってしまったらズッコケるしかないですが。(笑)

それと、令和時代は益々種牡馬とその受け皿になる繁殖牝馬レベルが上がり外厩の充実ぶりも向上。
コントレイルの母親、矢作トレーナーが買い付けに参加し早々に引退させ。
その後、ノースヒルズで種牡馬ディープの長所をガッツリ引き出す繁殖牝馬として管理し温めた結果がディープの傑作品が誕生した実績を残したとなると。
そんな状況から、今後もダービートレーナーに預けられた2歳G1も力の差で軽く勝ってしまう怪物級の素質馬が二頭並んだ場合には。
ダービートレーナー同士による2強対決込みで、ダービー2強決着ありだなと見ても良いかもですね。
早期デビューで使い減りさせず、ガッツリと府中の2歳重賞レースも経験させて勝たせた上で2歳G1でも軽く勝ってしまうローテーションから。
優駿に向けて気性面からも修正し、しっかり外厩と連携し仕上げて来るダービートレーナーによる有力管理馬ならば信頼度上げて構わないと。
それにしても、ノースヒルズ軍団によるジェットストリームアタック参りましたね。
思わず、『池添、マンマーク!行ったれ!行ったれ!三浦は、和田のポジション奪ったれや!なんだよ、典かっ!捲り競馬は!』などなどとジェットストリームアタック分断を応援する心境になりましたね。
そんな中で、コントレイルもコルテジアも傷んでない芝スタートならば綺麗に行きっぷりが良いから、三身一体の先行団完了。
これからも、ノースヒルズ軍団の多頭出しによるジェットストリームアタックに気を付けろであり。(笑)

ただ、今後こうした新時代となると、別に褒め殺しとかでなく勝つ馬を予測するにあたって。
先ずは、馬券妙味から組み立てる競馬記者と違って(全ての記者がとは言いませんが)。
自らの相馬眼を信じ、1番人気と2番人気の能力をガッツリと見抜き信じて最有力馬二頭による決着から馬連勝負出来るか?否かって大事だと思うところですね。
逆らわずの予想と逆らって俄然に良い過剰人気の見極め、ここが一番の要と思うだけに。
今回、俺などはサリオスに関して、最後は『森泰斗、今週もG1予想してないかな?地方トップジョッキーの森泰斗によるサリオス評価を見てから改めて検討するか』とヤフーの競馬ニュースを見ながら他力本願に走るばかりであり。(恥)

そのサリオス、ダミアンにしても内に潜れない状況下だったから、これぞG1優駿って感じが溢れる中で終始外を回す堅実競馬で3着以降の馬たちを突き放すのだから強い。
ただ、堀トレーナーからのオーダーで、そーっと出す折り合い重視の騎乗ぶりぽっかたので。
策士の堀トレーナーならば、ノースヒルズ軍団戦術は想定内と考えられるので。
それで田辺が行った、松山も行って、そこにダミアンも押して行っての手綱は取らなかっただけに。
もしオーダー通りならば、秋以降は堀トレーナーが再生させたモーリスと同じようにマイルと2000mの根幹距離G1レースにロックオンで良いかもですね、あのマッチョマンならばと。
更に、ノーザン傘下のシルクもダービー奪取ならずならば古馬G1ロックオンにサクッと切り替えるだけに。
加えてハーツクライの仔だから、今より筋力と心配機能が仕上がった際の伸び代は怖いものがあるだけに。

今回、サリオスのお陰で思いっきり勉強になり良い参考書となりました。
ハーツクライの仔、サリオスくらいの怪物でないとクラシックレースでは率先して買ってはアカンですね。
未完成な馬体からでも、どんなペースになっても追加力の担保があった上でガッツリ豪脚を放つハーツクライの仔でないと過信は禁物だと。
相馬眼もある細江女史も、ワーケアは内で上手く立ち回るルメール継続鞍上は怖いとネット紙面で述べていたので。
「そっかー侮れんな。来たら悔しいからなぁ」と、増し増しに買って、ルメール!やはり上手く追い出すなぁとニヤケて見ていたら。
主人さんと同感であり、これ来たー!と思ったら追って伸びるも最後は伸び切らずの案外となる脚力ぶり。
こうした案外の競馬を目の当たりすると、まだまだ未完成な馬体であってもサリオスによる筋力と搭載エンジンの差が如実過ぎると。

それと、サトノフラッグは他馬の影響に敏感かもしれないですね。
パトロールで、再三と観ても。
今回、典が捲りに行った時に武の両腕がくの字になるくらいに手綱を引いて抑え込むくらいに行きたがる前向き過ぎる気性面は。
このあたりの気性面を改めてないと、もしくは気性面を理解するジョッキーを継続鞍上のまま挑み続けるか?、何か解決策を見出せることが出来ないままだと。
国枝トレーナーによるレース後コメント通り、勝つ時と負ける時のギャップがデカ過ぎるままの素質馬で終わってしまう可能性があるので。

また、当日の馬場バイアスによる助言、ありがとうございました。
仰る通り、前日より高速化でなくても前目残りもありありのダービー馬場だったので。
加えて、むらさき賞、ガナドル、ガナドル、ウインガナドルかよっ!から。
とりあえず、もしかしたらのスケベ根性から追加でウインカーネリアンも相手に入れて。
思わず、スタートから血圧急上昇の浮雲昇り龍となってヒートアップしました。
松山も相手に入れたので、田辺や松山のいずれかが残ってくれたらと。(笑)

あと、典が引退したら美浦ジョッキーは戸崎以外は短期免許のオイシン、ダミアン、ライルなど若手外国人に委ねるしかない状況なので。
なんだか、美浦は傭兵部隊化とはなりますが。
三浦あたりは、今回のダービーを糧にヴァルコスの力を信じ早目に吹かしながら先行相手を可愛がるくらいの手練れさあるジョッキーへとなって欲しいと願うところです。
まだまだヴァルコスは見限れないので、ジョッキーは誰が鞍上するのか?を含め秋からの再スタートを楽しみにしたいところです。

また今回、競馬ファンからしたら、力勝負の追走力がいるミドルペース以上のレースで古馬になってもG1戦線を闘える素質を見極めたかったところですが。
個人的には、馬主含めて業界全体が日本ダービー制覇は名誉、最高のステイタス、夢。
そんな名誉欲の坩堝の中で、必死に走る若駒にとって、今回みたいなフカフカな芝丈も長く感じる塩梅で、逃げ馬不在でスローペースの追走劇からハーフ73秒台による走破時計2分24秒台でもありかなと思います。
しかし、これでコントレイルの底が見えたレースだったら。
この世代の頂点馬は、女帝アーモンドアイの後継者にならずと見切るところですが。
このスロー競馬によって、全馬に相当なダメージもなく夏超えてからの成長力にも注目したいところです。
もう既に、チームコントレイルは年内は国内集中と明言。
無敗三冠馬誕生の夢が続く中で、秋のビックレースも楽しみにしたいところです。

Posted by ギャロップ at 2020年06月01日 03:44
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 死んだ種牡馬の仔は走る、というのも競馬界の格言ですけれど、中々確たる後継種牡馬が出ずにやきもきさせていたところでの、キズナの活躍とコントレイルの台頭は、正にサンデーから連綿と続く血のドラマ、この血統の生命力の強さを感じさせるものでしたね。

 サリオスは厳しいレースになったとはいえ、最後かなり甘くなっていますし、距離はギリギリだったでしょうね。
 この馬が一足先に秋天でアーモンドアイに挑戦して、どのくらい戦えるのかはこの世代、引いてはコントレイルの今後を占う意味でも重要ですし、是非見てみたいです。

 そして仰るように、JCで絶対女王と、無敗の三冠馬2頭の激突が見られたら最高だと思います。
Posted by clover at 2020年06月01日 03:53
>Cliare様

 いつもコメントありがとうございますー。

 あれだけ強くてもケチをつけるところがある、というのも確かに凄い話ですよね。
 根源的には超高速馬場がベストにはなってくるでしょうけど、ディープ牡馬でこれからどう変遷していくかはわかりませんし、父のようにオールラウンダーな強さを見せるようになってくれれば素晴らしい、の一言なんですけどね。

 府中の芝は先週からやや異質なんですよね。
 含水率を見る限り乾いてはいるのに意外と重い、というのは、芝刈りで調整しているのかなとも思いますし、昨日は昼前に局地的な雨があったらしいのでそのせいかもしれません。
 これでまた今週末に、アーモンドアイ仕様の超々高速馬場に戻っていたらそれはそれでうーん……ですし、どうせなら今くらいの馬場で、31秒半ばくらいの決着ラインで雌雄を決して欲しいかなと思っています。
Posted by clover at 2020年06月01日 03:57
>のんぽり様

 いつもコメントありがとうございますー。
 的中おめでとうございます!最後の最後で馬場がヴェルトライゼンデ向きになってましたよねぇ。

 スタートで前に行く進路を塞がれてしまいましたし、実際折り合い専念でそこまで出していく気もなかったかもですが、ポジション差が逆になってしまったら差が開くのはどうしようもなかったですね。
 それでも2着を確保するのですからやはり並の馬ではないですし、秋天路線でどこまでやれるのかは本当に楽しみです。鞍上は……マーフィーJじゃないかなぁとは思ってしまいますが。
Posted by clover at 2020年06月01日 04:01
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 馬場は不可思議でしたよね。というか、府中もこういう馬場に出来るなら普段から平準的にそうすればいいのに、とは思わなくもないです。やっぱり時計が出過ぎるのも考えものですから。
 その上で、やっぱり3歳の若駒に府中2400mはタフな舞台で、ほぼみんな初めての距離ですから、その分パフォーマンスが落ちるのはある意味当然なのかもしれません。
 最近は超高速馬場でそういうマイナス面が見えていなかった分だけ、少しでもタフ寄りにシフトするとその差が大きく露呈してくるのではないか、と仮説を立てておきます。来年以降覚えておきたいですね。

 これで一先ずサリオスとコントレイルの道行きは別れる事になるでしょうが、サリオスとて超一線級だと思いますし、この2頭がこれからどういう蹄跡を紡いでいくかは心から楽しみです。

 アーモンドアイ、本当に中2週で出てきましたね。
 前走は本当に絶好のスタートでしたから、あそこまで完璧に行くかはなんともですし、流石に相手もかなり強くなる中での、GⅠ7勝の壁突破なるかはとても楽しみです。
 アーモンドアイを起点に、GⅠで単勝1倍台の連勝も続いていますし、この馬が更にそれを継続させるのかも楽しみですね。
 ただし、また今週だけ超高速馬場に戻っていたらそれはそれでどっちらけなので、今の馬場水準で、時計が出過ぎない中でのガチンコ勝負が見たいなあと思っています。
Posted by clover at 2020年06月01日 04:07
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 ノースヒルズは3頭とも完璧な序盤の入りで、あれでもう勝負あった、って感じでしたね。
 決してコルテジアもディープボンドも自分のスタイルを崩してまで、という露骨なアシストではないですし、けれどあの位置に2頭がいた事でコントレイルがどれだけ道中楽に走れたかと思えば、こういう戦略も大切だと感じられました。

 確かにノーザンとしてはスタミナ型を台頭させて、コントレイルを閉じ込めて、という意図はあったでしょうが、となるとヴェルトライゼンデが3コーナーで1列外に出させてしまったのは痛恨でしたね。
 とはいえあれだけ前に2頭もいれば、どういう展開でもスペースは作れたでしょうし、最序盤の攻防で勝負はついていたとは思ってしまいます。本当に色々な意味でノーザンが目立たないクラシックは久々でしたね。

 仰る通りほとんど切れ味を引き出せない馬場になっていて、その意味では実は先週のデアリングタクトってえげつなく強かったのかも、と感じてきました。
 それはともかく、これでまた今週VM週馬場に戻ったらうーん、となりますし、この馬場でも強い、という所をアーモンドアイには見せてもらいたいところです。
Posted by clover at 2020年06月01日 04:13
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 昨日の福永Jは最初から最後まで冷静沈着、非常に無理のない丁寧なエスコートでしたね。
 まあ捲りに対する対処の想定に関しては、ノリさんの可能性が高い、くらいのニュアンスで、がっつり限定してのものではなかったでしょうけど、動く馬がいた時に横より縦のポジショニングを優先する、というイニシアチブがチーム内で共有されていたのは確かでしょうね。

 コントレイルは、一応ホープフルSまでは観客の前でも堂々走れていましたし、秋に大観衆に戻っていきなりイレ込みマックス、とはならないと思いたいですけど、折り合いが何より大切な3000mだけに慎重に仕上げて欲しいですね。
 今回同様にある程度身内でレースを作っていく想定もしやすいと思いますし、ここまで上手くいくのは稀だとしても、心理的に楽になる要素なのは間違いないので。
 この世代からの育成強化が、こういう大舞台できっちり花咲くのは素晴らしいですし、ここまで一切の無駄足なしでのGⅠ3勝ですからお見事、と絶賛するしかありません。

 でも本当に、サリオスも相当なレベルの馬のはずなんですよねぇ。
 あの皐月賞を見てしまえば誰もが強い、と思うとはいえ、実のところ皐月ダービーで1~2着が順番通り同じ馬だったのは、グレード制導入後は史上初でもあるわけで。
 まあその一年前のミスターシービーの年は同じワンツーなのがご愛嬌ですけれど8笑)、やはりそれだけ二冠の舞台は問われる適性が違い、2頭が揃って力を発揮するのも難しいはずですので、今後のサリオスみ本当に楽しみです。
 正直ちょっとマッチョすぎますよね(笑)。最終的にはハーツの仔ですけど、マイル路線ベストになるのかもしれませんし、やはり成長力はまだあるはずなので、長くコントレイルのライバルとして頑張って欲しいものです。

 ワーケアとサトノは微妙でしたけど、力関係通りと言えばそうとも言えますし、やはり難しいですね。
 昨日、というかVM週以降の府中の芝は微妙に変なタフさがあって、観客がいない事で風の影響が強く出やすいのか?なども考えてしまいます。
 今週がどういう馬場になるかも注視したいところです。

 本当に美浦の生え抜きは現状、横山Jと息子辺りが一番目立っていてなんだかなぁ、ですよね。
 戸崎Jも流石にまだ勘が取り戻せていないのか、ダノンキングリー大丈夫か?って感じで、年がら年中短期外国人の狩場と化すのか、と思えば、三浦Jはもう一段の奮起、胆力の精製が期待されますね。
Posted by clover at 2020年06月01日 16:07
初めまして。こんなに素晴らしい回顧ブログがあったのかと感心しています。速報性も高く精度も高いブログに感心させられています笑

このブログを見つけさせてくれたコントレイルに感謝したいです。内容も素晴らしかったですね。

ただこのペースなら僕も減速せずに行って欲しかったなと思ってました。ただmahmoudさん独自のラップによると加速ラップだったらしいですね、コントレイル。ストライド的にもかなり余裕があったらしいので、もしそれが本当ならば更にコントレイルの今後が楽しみになってきました。
Posted by Kid at 2020年06月01日 22:55
>Kid様

 コメントありがとうございますー。

 個人的主義で広告とか宣伝とかを好まないので、現状新規流入の間口がとても狭いブログなんですよね。。。
 そのフィルターをくぐって発見して頂けた事は感謝ですし、どこまでも趣味レベルの稚拙なものですが、宜しければ今後も御贔屓にしてくださいませ。

 ダービーが終わって数日、当日の速報性重視の回顧ではまだ見えてこなかった要素なども総合して考えると、コントレイルはかなり強かったと改めて言えますね。
 やはり少し集中的な雨の影響を受けて馬場が重くなっていた事と、直線向かい風のファクターはあったようですから、その中でもしっかりラストまで遊びながら伸び切った事は、モノの違いを見せた、と言っていいのでしょう。

 ラップに関しては中々扱いが難しいのですよねぇ。
 マームードさんの長年の地道な研鑽と蓄積は絶賛に値すると思っていますし、確かにJRA公式のラップに違和感を感じる事も多いです。
 といって、じゃあ公式を完全に無視してそちらを丸呑みする、というのも、速報性やモラルの観点から微妙ですし、今は参考程度に拝見させていただいている、というラインですね。

 個人的にはやはり、予算の関係などから難しいのかもですけれど、ドバイやオーストラリアの様な一頭毎のトラックチャート、機械計測の導入を期待したいところです。
Posted by clover at 2020年06月02日 05:22
コメントを書く
コチラをクリックしてください