2020年05月25日

2020 日本ダービー プレビュー

★はじめに

 いよいよ今週は競馬の祭典、牡馬クラシック第二段の日本ダービーですね。
 コロナ禍により無観客競馬が続きますが、逆にその分有力馬が気性面の問題を露呈せずに強い競馬を見せてくれている、という側面もあり、それでもやはり、そろそろファンファーレの後の大歓声、直線でのどよめきが画面越しでも懐かしくなってきます。

 今年は皐月賞上位2頭が明らかに抜けて強く、ダービーでもその牙城を脅かすのは容易ではない、と思われていますし、私も基本線としてそこは揺らがないとは考えています。
 けれど近年は、超高速府中の2400mという条件で、いきなりパフォーマンスを上げてくる馬も増えてきていますし、去年とてレース前はほぼ3強で絶対、と思われていたのが、枠のバイアスと適性の噛み合わせであっさりと覆されました。
 また2強並び立たずも競馬の格言ですし、今週は出来る限り広い視野で、2強を打倒できる可能性のある馬を探っていけたらと思います。


★レース傾向分析

過去のプレビューも参考までにどうぞ。


 過去3年のダービーは、レイデオロの年がマイスタイルの逃げで超スロー、ワグネリアンの年がエポカドーロの逃げでややスローの王道的展開、去年のロジャーバローズの年がリオンリオンの暴走逃げで超ハイペースと、中々極端な振れ幅を見せています。
 まあそれぞれの逃げ馬に乗っていた鞍上を鑑みると、しっかり個性が感じられて面白いところではあり、今年もどの馬が逃げるのか、そしてどのようなペースを作ってくるかはまず一つ焦点になりそうですね。

 キメラヴェリテが出てくるなら話は早かったのですが(ノースヒルズのラビット的な意味でも)、今のところ賞金順で19番目となっており、回避がない限りは出られない状況です。
 そうなると前に行きそうなのがウインカーネリアンやビターエンダーあたりで、それだと正直流れが読みにくいなぁ、というのが率直なところです。
 或いは二冠ジョッキーとなった松山Jコルテジアが、それこそノースヒルズのラビットとしても、この馬自身の好走率を上げる意味でも果敢に逃げて淡々とした流れを刻んでいくか?とも思いますし、下手するとサリオスレーンJが逃げるまで想定してもいいかもしれません。
 馬場条件(超高速馬場とCコース替わり)を踏まえても、ある程度前目の意識は強くなるでしょうし、コントレイルとて本来はソコソコ先行できる馬ですから、伏兵としては強い馬がどっしり前に構えて動きようがなくなる前に、出来れば序盤で勝負を賭けて2強より前目を取り切ってしまいたいところでしょうね。

 例年通り枠のバイアスは強く出るでしょうし、もっとも運のいい馬が勝つ、という格言が空々しく響く皮肉さも毎年のようにあるとはいえ、それでも生半可な馬が勝てる舞台ではないのは間違いありません。
 今週も雨予報は明日くらいで、現時点では良馬場開催が濃厚ですので、基本的にはポジショニング性能と高速持久力適性、いわゆる一瞬の脚ではなく、11秒前半から半ばくらいを長く踏んでいける性能を持ち合わせているかはきっちり吟味しておきたいところですね。


★有力馬所感

・コントレイル

 デアリングタクトに続き、非ノーザン馬による無敗の二冠馬誕生なるかは非常に注目で、馬自身その期待に応えられるだけのスケール感と、このレースに対する適性はここまで十分に見せてきました。

 とにかくこの馬は2戦目の東スポ杯が異次元の一言で、いくら超高速馬場とはいえ、2歳の秋に毎日王冠と見紛うような時計とラップで突き抜けていったのは、絶対能力に加えて適性面の噛み合いも最高だった、と見立てるしかないでしょう。
 その意味で距離が伸びるとはいえ、中山から府中に替わるのは間違いなくプラスですし、近代ダービーは基本的に後々の中距離馬にとってベストの舞台ですので、基本的には死角はない、と思います。

 皐月賞に関しては、思いの外出足で苦戦してああいう競馬になり、外捲りは豪快でしたけど、あの日は外の方が伸びる馬場ではあったので、同じ条件で幾度か戦えば、サリオスに苦杯を喫するパターンもあったかもしれません。
 ただ府中の2400mに替われば、相手もさしたるもの、とはいえ、加速力、切れ味の質、持続性能の全てで超一級品であり、特に切れ味ではサリオスを明確に上回っていると思えますので、余程直線でポジション差がない限りは差し届くと勘定していいでしょう。

 勿論外差しが効きにくい馬場になると思うので、万が一出負けして、去年のサートゥルナーリアのような競馬を強いられると楽ではないかもしれませんが、それでもあの馬よりははっきり馬場適性と持続性能は見せているので、それでも何とかなるレベル、だとは感じています。
 本来そこそこ先行力もありますし、スムーズな競馬がベストなのは間違いないので、レース質としては内枠絶対有利ですが、この馬としては極端な外でなければいい、むしろ真ん中からやや外くらいの方が競馬はしやすいかもしれませんね。
 少なくともこの馬を差す、というのはまず無理な芸当なので、勝ちを考えるならこの馬より先行できる可能性があるかは大切な指標になると思います。


・サリオス

 こちらは皐月賞で無敗馬の冠を剥がされてしまったものの、それでも負けて強しの2着だったのは間違いなく、コントレイルの逆転候補として現実味を持って想定できる数少ない一頭なのは間違いないと思います。
 この馬はスピードが豊かで、ゲートも抜群に安定しており、素晴らしい先行力があるので、枠の並びにもよりますが、今回もコントレイルよりは前々での競馬を摸索できるだろうと考えています。

 その上で、この馬の持ち味は特に持続性能にあり、ある程度出し切ってからの減速地点での踏ん張りがいつも見た目以上に素晴らしい馬です。
 そう考えると、必ず早めに動いて出し切るイメージを持ってくるレーンJとの相性はかなりいいはずで、皐月賞はその武器が少し立ち回りで窮屈になった事で削がれた部分もありました。
 ですからここは出来る限りレースの展開に関与できる枠とポジションが欲しいですね。個人的には、ここまで明確にどれが逃げるかわからない、という中で、内枠を引いた場合、包まれてポケットから、となるくらいなら自分で逃げてしまってもいいと感じます。

 コントレイルも踏み遅れの競馬は嫌でしょうから、それを意識してのポジショニングになる公算は高いですし、そうなるとやはりそれを上回ってくるには4コーナー出口で2列分のアドバンテージと、そしてこの馬自身がコーナー中間からしっかり引き上げていって、横のポジション差でのロスを相手に踏ませるという、緻密な戦略性が必要になってくるのではないでしょうか。
 少なくともサリオスという馬には、それが可能な自在性と絶対能力がありますし、レーンJも去年の雪辱に燃えているでしょうから、ここは強気強気に出し切る競馬を試みて欲しいところです。

 個人的には距離不安は、この時期の同世代戦であれば全く歯牙にかけなくていい馬だと思っていますし、この馬も怪物ではあるはずです。
 前段では2強を負かす馬を探っていく、とは書きましたけど、それでも多分本命を打てるのはこの2頭のどちらか、にはなってしまうと思いますね。


・サトノフラッグ

 皐月賞ではスケールの違いを見せつけられた格好のサトノフラッグですが、改めてダービーの勝ち方を知悉する武Jを鞍上に戻し、距離を伸ばしての乾坤一擲を狙います。
 少なくともこの馬は多分瞬間的な切れ味はあまりなくて、持続性能はそこそこ高いですけれど、機動性も微妙なため、理想を言えばある程度淡々と流れてしまって、けれど自身はややスローからのロンスパ、という形にはなるでしょう。

 前走の敗因は難しいところではありますが、向こう正面の緩んだあたりでも忙しそうだったように追走面の課題はあるので、ここもレースが絶対的に59秒前半とかで入っていった時に、2強より前のポジションで勝負できる先行力と追走力を見せられるか?となると疑問符の方が大きいです。
 そうなるとやはり枠と展開利がかなりないと、とは思えて、内枠でそこそこ位置を取れて、かつ向こう正面でヴァルコスあたりが捲っていって隊列が動き、そのスペースを縫ってこの馬も早仕掛けに食らいついていく、そのくらいでないと2強に肉薄、というのは難しそうですね。

 少なくとも府中の未勝利の走りと時計だけでははっきり足りないですし、そこからこの馬も成長はあるでしょうが、ディープ産駒としてはパワー型なのも見えているので、この超高速適性自体もそこまで期待できるか?とはなります。
 ダービーが乗り替わりでは勝てないジンクスもありますし、雨でも降れば少し浮上してきますが、良馬場ならば今のところはあまり狙いたくない一頭になりますね。


・ワーケア

 こちらは皐月賞をパスしてダービー一本という異例のローテを組み、その分鞍上ルメールJを堅守したのがせ果たして吉と出るか?となります。
 少なくともこういう、間隔を空けてのローテーションでダービー制覇した馬はいないだけに難しいですが、近年は年明け皐月賞での好走がトレンドになっているわけですし、その延長線上で考えれば、全くダメと決めつけられないのは確かです。
 ましてこの春クラシックで大不振のノーザンの威信も掛かっていますし、生半可に状態不安を論うよりは、フレッシュな状態でエントリーできるとプラスに捕えていいのではないかと考えています。

 その上で能力的に足りるのか?となると、まあ少なくとも府中適性が高いのは確かです。
 アイビーSは重でもかなり軽い馬場だったとはいえ、要所からかなりのギアチェンジを伴いつつの持続戦でラストまで流し気味に突き抜けつつ、自身11,2-10,7-11,2くらいでまとめていますし、超高速馬場での後半特化なら2強相手でも食らいつけるラインには立てると思います。その点だけで言えばサトノフラッグよりは確実に上で、弥生賞は逆転できる範疇でしょう。

 ただこの馬の場合も、あまり前半から位置を取れる馬ではないのですよね。
 ここ一番のルメールJで、ポンとゲートを決めて前から勝負してくる可能性も頭には入れておきたいですけど、そうなったらなったで、この馬の場合はまだ明確に追走面、特に質的な部分をクリアしていない、というのはあります。
 ある程度淡々と流れて、それを前目で追走しても、2強は追走で殺がれる不安が全くない、というのもすさまじいところで、それと同じ土俵に立って戦えるか、仮にそれが可能であれば後半要素は足りていると思うのですけど、まあ難しいラインですね。

 なので現実的に言うなら、内枠を引いて好位のインでじっと息をひそめ、後半型の競馬で、特に加速要素をしっかり生かして脚を温存しつつ進めていく方が好走の確率は高いはずで、外枠だとかなり難しい競馬にはなるでしょう。
 2強に伍する武器を持っている馬ではあると思いますが、それが可能になるレース質の幅はそこまで広くないので、枠の並びでかなり評価を上げ下げする事になる一頭だと思います。


・ガロアクリーク

 この馬は正直、皐月賞の距離と馬場と展開であそこまでやれると思っていなかったので、この季節にしっかり着実に成長してきている、というのはあると思います。
 キンシャサ産駒で2400m、というのもシビアではありますが、イメージとしてはドリームパスポートみたいに、血統を超えて踏ん張ってくるタイプになるかもしれませんし、少なくともあのまともな展開の皐月賞でそこそこ頑張れた以上は、距離をこなせないと断じるのはナンセンスだろうと感じます。

 ただこの馬の最大の武器は加速性能と一瞬の切れではあり、多分持続性能はそこまででもないと思うのですよね。
 それは新馬の勝ち方からしても、スプリングSの内容からも見えるところで、このレベルになるとラスト1Fの甘さは出てきてしまうと思うので、そこはシビアに考えたいところです。
 ついでに言うと、あまり馬群の中から鋭く、という競馬が出来ている馬ではなく、外をスムーズに、という中で結果を出しているので、この舞台に対する精神面での適性もやや不安視しています。

 当然テン乗り川田Jというのも、ダービーの舞台ではプラスにはならず、どこまでも正攻法のジョッキーなので、その点でも一発の期待を賭けるのは逆に難しい、という面はありますよね。
 理想はこちらも内枠で好位、そして展開が淀んでスローバランスから、加速とトップスピードを存分に求められる、レースラップで言えば11,2-10,9-11,6みたいなラスト3Fになったらちょっと怖いですけど、普通に考えてそうなる前に2強が動いてきそうですからねぇ。
 成長力は魅力ですし、ワンチャンスの武器はある馬ですけれど、多分今回は狙わない馬になるのではないかと見ています。


・ヴェルドライゼンデ

 皐月賞ではそれまでの安定感が嘘のように崩れてしまいましたが、競馬の内容が噛み合わなかったのは確かです。
 折角外枠だったのに、ある程度出していって馬群に潜り込んでペースダウンに付き合い、かつ仕掛けで後手を踏んで伸びないインに切れ込むしかなかったのは良くなかったですし、その点でまともならもう少し頑張れたレースだったとは見ています。

 府中も左回りもはじめてで、超高速馬場も初なので、その点は本当にやってみないとわからない、という難しさはあるのですが、距離が伸びるのはプラスで、そこそこ先行力もあるので、並び次第で2強の前を取る戦略は敢行出来ます。
 その上でそれなりの加速性能と持続面も萩Sあたりで見せてはいますし、勿論それをこの馬場なりに総合的に高めてくれないと厳しいものはあるのですが、噛み合えばそれなりに上位巻き返しが出来るだけの力は持っている筈です。
 ただしスプリングSを見ても、一瞬の切れの質はまず足りないと思うので、早仕掛けで高速持久力性能がある事を祈る、という強気の乗り方で活路を見出して欲しいかな、と考えています。

 理想としてはサリオスと前後する位置で、その仕掛けに合わせてついていく形ですかね。ある程度その点で内枠がいいのは当然ですし、並び次第では勝ち切るまではともかく、圏内に突っ込んでくる可能性はある一頭だと踏んでいます。


・アルジャンナ

 こちらはサトノアーサーローテで戴冠を狙うのですが、まあローテ自体はあの当時より更に問題視しなくてもいいとはいえ、そもそもの素材的に足りるのか?というところではあります。
 どうしても前半はポジションが取れない馬で、後半もエンジンの掛かりが遅く、またそこまで切れる脚は持っていない持続特化型に近いので、全てを兼ね備えているコントレイルとの東スポ杯での差が、この距離延長だけで縮められるか、となるとやはり現実的ではないかなと思っています。

 そもそも過去2走で僅差とは言え苦杯を喫した馬がここにも出てくるわけで、それに対するアドバンテージも高くはない、というあたりから、ブランドと未知の魅力的な部分でヘタに人気するならばバッサリと切ってしまいたいですね。
 勿論東スポ杯のように、レースレベルそのものが高くなった時にポテンシャルが生きるパターンはあるかもですけれど、その形でももっといいポジションから頑張れる馬はいる、という判断にはなります。


・ダーリントンホール

 前走はスタートが全てではありましたし、ミルコJとなるとこのリスクは大きいのは否めないのがネックですよね。
 ただ共同通信杯で勝ち切った舞台に戻り、スタートが決まればそこそこは先行できる可能性はある馬で、それこそ内枠から昨日のクラヴァシュドールくらい積極的に競馬をしてくれた時に、追走面の良さと後半のしぶとさが生きてくるチャンスはあるかもしれません。
 でも現実的に超高速馬場ですと、後半のスピード負け、上がりが出せないタイプにも思えますので、出来れば一渋りくらいは欲しいところですし、距離延長もそこまでブラスになるとは思えないので、内枠なら迷いますが、外枠なら切ると思います。


・ビターエンダー

 展開の鍵を握る一頭ですし、明らかに左回りの方が走りはいいので、その点で更に距離伸びての可能性は感じさせます。
 が、やはりそれでもダーリントンホールに競り負けるレベルで、前走もメンバーレベル・レースレベルともに平凡、その中で攻めて明確に高い持続性能を見せて突き放してくれていればなんですが、ポタジェレベルに持続で肉薄されるとなると、ここではスローでは足りないでしょう。
 といってハイペースでいい馬でもないですし、上手くバランスを取って平均くらい、同時に自身で逃げていて、2列目が少し離れていてくれる、みたいな特殊な展開の恩恵がないと、圏内まで粘り込むのは相当に至難ではないかな、と見ています。
 津村Jも初のダービーらしいので気合は入っているでしょうが、逆に空回りする懸念もありますし、前に行ける、というだけで拾うにはちょっと色々足りない人馬ではないかと見ています。


・サトノインプレッサ

 前走は明らかに高速マイルの流れに戸惑っていましたけれど、それでも中緩みのあるラップで、後方外目から一切爪痕を残せなかったのは流石に不満材料ですね。
 せめて上がり最速とか、ラスト1Fの持続地点での目立った伸びがあれば、この距離に伸びてガラッと変身、という期待も持てなくはなかったのですけど、あの内容では流石にそもそもの高速馬場適性に疑問符を打たざるを得ません。

 またポジショニングも常に後手をゲートで踏む馬ですから、この距離になっていきなりポンと前につけられる可能性も低いです。
 敢えて言えば馬混みは苦にせず、馬群を捌いて差してこられるので、イン差しが好きな坂井Jとのコンビは悪くなく、内枠で前半は現実的な後方内目、そこから仕掛けが早くなってみんなが外に行った時にがっぽりインが開いて、みたいな形で一発があるかもですけれど、それでもあくまで県内レベル、2強云々を問い沙汰できる武器は持っていないと言えます。
 実際アルジャンナ比較でもコントレイル相手にどうにかなる可能性は感じませんし、ここは静観が妥当ではないでしょうか。


・ディープボンド

 いかにもキズナ産駒らしく、レースを使うごとにじわじわと力をつけていく叩き上げの馬で、それだけにローテーションが過酷である事も克服してくる可能性は持っているかなと思います。
 ここまでの走りから、超高速馬場がベスト条件の可能性は低いのですけど、それでもある程度分散する形なら長くしぶとく脚を使えますし、近走は特にゲートも安定してきて、楽に前に入っていけるのはここでも武器になるでしょう。
 流石に3Fに集約してのヨーイドンでは厳しいのですが、和田Jが昨日のウインマイティ―のようにある程度3コーナーから動かしていく強気の意識を持って進めてくれれば、4~5Fでならそこそこいい時計で走れる馬かな、と思います。

 ここは前目にコルテジアも居て、ノースヒルズとしてある程度チームプレーを組みやすい状況でもありますし、どの道コントレイルの為にもあまりスローからのヨーイドンになり過ぎない方がいい、というのはあるので、その部分もこの馬にとって追い風になるパターンはありそうです。
 個人的にはローテーションが嫌われるなら、ここはそこそこ強気に狙って見てもいい条件なのではないかと感じています。皐月賞も馬場の悪いところを通った割に踏ん張っていて、2強以外との比較なら遜色ない内容でしたしね。


・ヴァルコス

 前走は一頭だけ外々をロンスパで押し上げて最後まで踏んばるという、中々にタフネスな競馬を人馬ともに見せてきました。
 勿論馬場が速いとはいえ時計面も優秀で、ただこの馬場でも最速地点の切れはさほどではなく、とにかく向こう正面から11秒後半を淡々と踏み続けてくる形が噛み合ったのも事実なので、今回も同じような思い切りいい仕掛けを敢行できるかは鍵になるでしょう。
 スタートからのポジショニングは流石に当てに出来ませんので、むしろ2コーナー出口から動くつもりで入れるやや外目の枠の方がこの馬にとってはプラスかもで、中盤以降の展開の鍵を握る一頭としてかなり注目しています。

 でも前走あんな厳しいレースと時計で走って、また輸送もあり、2400m3戦連続となると、流石に消耗が不安視されますし、またダービーの舞台で同じように動ける保証もありません。
 後方からの競馬では足りないのははっきりしていますし、直前の気配とコメント、枠の並びはしっかり吟味したうえで、印を打つかは考えたいですね。とはいえ流石に、この武器だけで2強を崩すのは容易ではないでしょうね。


マイラプソディ

 この馬に関しては単純に2歳時の評価が過大だった可能性は高くなってきましたね。
 ミヤマザクラのクラシックの内容を見ても、最上位相手では足りていない競馬でしたし、この馬自身ここ2走はまるでいいところがありません。
 前走などは馬場のバイアスを考えれば噛み合った形に見えてああですし、この時期の成長が期待しにくいハーツ産駒で、ダービーの距離でガラリ一変も難しいでしょう。
 基本スタートも良くない馬ですが、強いて言えばそこでギャンブルが出来る横山Jになって、ワンアンドオンリー宜しくポンっと前目からの競馬をしてきたら……それでもテン乗りでそれを期待するのも酷で、それが出来ても後半要素で足りるか?となると、まず狙えないラインになってしまいますね。


・コルテジア

 この馬の場合、多少タフ寄りの馬場だったとはいえ、きさらぎ賞の後半4Fが悪くないのですよね。
 スローからの持続戦ではっきり良さを見せてきていて、あの感じなら距離は伸びてもいい、というところでの皐月賞は、そこそこ流れて淀んで、という形で内枠が仇になったイメージでもあり、それでも最後はしぶとく食らいついていました。
 また、この馬本来の先行力を活かせなかったのも事実なので、今度こそ内枠を引いていいスタートを決めれば前々の競馬は出来るはずですし、ノースヒルズチームとしてのオーダーも出るかもしれません。

 この馬自身府中は初で、血統的に超高速馬場が合うか?と言うと微妙ですけど、トニービンの血で左回りを上手くこなせれば、前々からややスローくらいのバランスでしぶとく脚を伸ばせれば、勝ち負けは流石に、ですけど、圏内候補の一頭としては残ってきていい馬だと踏んでいます。
 勿論その為には内枠必須ではあるでしょうが、松山Jも今は乗りに乗れていますし、その勢いは侮らない方がいいかな、というイメージです。


・ウインカーネリアン

 皐月賞ではあっと驚かせる粘り込みでしたけど、少しタフな馬場とペースが噛み合ったのは事実だと思います。
 高速馬場ですと、セントポーリア賞と芙蓉Sが非常に淡泊で、少なくともスローの3F勝負ではどうにもならないのは目に見えています。
 ただスタミナはあると思いますし、ある程度現実的にペースを引き上げつつ、それでいて仕掛けもしっかり分散させて、後続に楽に取りつかせないようなバランスを取っていけるか、そうなれば多少は粘り込みの余地はあるでしょうか。
 でも今の積極性が足りない田辺Jにそこまで出来るか?となるとかなり信頼は置けないですし、この馬が何とかなる展開で強い馬もゾロゾロいますから、流石に選択肢として浮上してこないかな、というイメージです。


・マンオブスピリット

 いい馬だと思っているのですけど、超高速府中の適性はあまりないだろうな、とも思う一頭です。
 まずやはりポジショニングは上手くないですし、エンジンの掛かりが遅く、まだ現状決定的な切れ味の質や持続面も高いレベルでは見せていないので、この相手で、となると、まだ馬場適性を見せているアルジャンナの方が、とはなってしまうでしょう。
 あるとすればハイペースの前崩れくらいですけれど、そもそもハイペースバランスになるのが難しい馬場で、例え58,5くらいで入っても、コントレイルあたりは後半58前半でまとめてしまいそうですから、そういう意味でも中々出番を見出すのは難しいですかね。キンカメの年のハーツみたいな競馬にならないと厳しいと踏みます。


・レクセランス

 この馬は舞台設定でワンチャンスガラッと変わってくる余地はあるとは思いますが、やはりいかんせん序盤の出足のなさがネックですね。
 仮にポンと出て中団のインで我慢し、後半が持続特化戦になると、ラスト1Fで必ず突っ込んでくるこの馬の武器も怖さは出てくるのですけど、そこまでのポジションを狙える馬ではなさそうですし、昨日のチェーンオブラブ的な競馬が現実的には精一杯なのではないか、と感じます。
 マンオブ同様、極端に前崩れになった時にマイペースを守っていたら、の漁夫の利はあるかもですけれどね。


・ブラックホール

 ここ2走を見ても、溜める競馬の方がまだこの馬としては走る感じで、そうなるとここもポジションを犠牲にせざるを得ません。
 流石に速い上がりが使える馬ではないので、そうなると距離延長のプラスアルファだけでどうにか、とは流石に思えず、明確に重馬場になってどこまで、程度でしょうね。
 賞金を稼いできた馬に対しての物言いとしては失礼は承知ですけど、この馬よりはキメラヴェリテの方がまだ出てきた時の面白味はあったかな、というイメージにはなってしまいますね。








posted by clover at 17:30| Comment(8) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です!
いよいよですね!わくわくが止まらないです(笑)
今年は2強と心中かなと思ってます。
3着が迷いそうなら馬連1点かな。
あんまり安くならないといいけど。
Posted by ブソン at 2020年05月25日 18:44
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 両雄並び立たず、とは言いますけど、本当に今年の2頭は臨戦態勢も適性もなにもかもが他の馬に比べても磐石なんですよねぇ。
 今年2戦目で余力もあり、鞍上もそれぞれ手が合っていて継続騎乗、超高速府中での実績もあり、走りの適性から距離不安もほぼないわけですから。

 去年の3強はそう考えると、サートゥルナーリアは超高速府中適性、ヴェロックスは年明けからの臨戦過程がネックでしたしね。
 ともあれ、あらゆる角度から見ても、他の馬が優位に立てる部分があるとしたらそれこそ枠くらいしかなさそう、という中では、中々無謀な穴狙いはすべきではないのかなと感じます。

 正直馬連は300円つかないかもしれませんねー。
 それでも一点勝負はアリかな、と普通に思いますし、ちょっと穴目が3着に飛び込んできてのそこそこの配当狙い、くらいが現実的な券種選択にはなりそうです。
Posted by clover at 2020年05月26日 05:43
競馬新聞っぽい予想をして見ました。少しでも皆さまの参考になればと思い、cloverさんからのコメントお待ちしております。今週は的中したいので
方向性が合ってるのかずれてるのか修正したいです。

なお基本線は今年の皐月賞の稍重のタイムが2年前のエポカドーロの走破タイムと同じくらいなので、最低ラインとして、上がりタイムや適正等を考慮し厳選6頭で決めました。今回は2強対決とはいえ買い目を絞るの苦労しました。去年のロジャーバローズが影響してますね。

◉コントレイル
皐月賞前までは中山の走破タイムを基準にした場合、サトノフラッグと同じくらいの評価が、皐月賞ではサリオスとの着差は僅かだが、大外ぶん回しでエポカドーロのタイムを微妙だが上まわり、上がりは驚異の34.9なので圧勝とも言ってよい内容を評価。もはや敵なしか。

母方の血統(ダート)的には微妙な評価をしている人もいるみたいだが、これを負かす馬がいたらそれはそれでロマンがあるので無観客の記念ダービーを締めて欲しい。

○サリオス
福永が楽勝と思っていたのを半馬身差
まで粘った点を評価。血統というより今回アバラが浮く程絞った調整をどう見るか。獣医師はつなぎの状態はマイラー体質に近いのではとの見解。走破タイムからエポカドーロと同じ先行逃げ切りタイプと考えて見た場合、この距離でもギリギリ持つのではないか。ただ上がりは35.1のエポカドーロに負けているのをどう捉えるか。皐月賞で後ろにいた馬で上がりでサリオスに勝ってる馬がそもそもいないのも微妙だが皐月賞3着以下で33.1出した馬いないんですよね。

ここまでが仮想VSエポカドーロで考えた場合のダービーで2.23を切り好走できる可能性が高い馬2頭です。

▲ヴァルコス
中盤からまくり気味で出した2.23.0のレコードタイムを素直に評価。佐々木さんが三浦に思い切って乗れと言ってるだろうし去年のロジャーバローズ枠としてこの馬を基準に。

△1ガロアクリーク
サリオス基準で皐月賞上がり0.3遅いだけだしかなり頑張ったのでは。今回も人気はあまり出ないと思うがフロック視は危険な気がしたので。追い切りもかなり良かったし。ヒューイットソンも気に入ってるみたい。

△2ダーリントンホール
サリオス基準で皐月賞上がり0.5遅い。上がりはガロアに少し負けてるが、出遅れなければ3着はあったかも。葉牡丹賞の走破タイムはそこそこ評価できるのではないか。前回裏目に出たが今回こそはとデムーロの気合次第でサトノフラッグには勝って最低でも3着くらいにはきて欲しいという期待から。

△3サトノフラッグ
皐月賞はコントレイルと同様元々中山がこの馬に向いてなかったと考えれば、外枠だが前残りならヴァルコス並のタイムは出せるはず。あとダービーは皐月賞の人気も重要とのデータもあるので信頼することにする。
コントレイルと同じ日に出した東京2000のレコードタイムはやはり魅力。ただ圧倒的なコントレイルの東京1800の1.44台の時計に比べて1.59.5は地味なのが微妙。あと武さんが乗るし、お父さんの走りに近いと言っていたので頑張って欲しいが3番人気だろうしあまり馬券的妙味がないので下げました。

以上長文になりましたがよろしくお願いします。書いてて思ったのはcloverさんが毎回やってる展開予想を踏まえた考察ってかなり大事ですね。競馬新聞でもここまで詳しいのはないので予想をする上で助かってます。それではよろしくお願いします。
Posted by 独自予想に挑戦 at 2020年05月29日 19:24
JRAも、年間7000頭以上をも産まれる現状から。
もう一度、昭和に還ってダービー28頭出しは当たり前の大多頭数レースにすれば。
これこそ、運の良い馬が勝つ大レースとなる上にギャンブル性も高まり売り上げも繋がって良いと考えてしまいますね。(笑)
ダービー馬即ち運が強い馬の象徴となり、御利益商法からダービー馬関連グッズを売りまくれば良い利益になると思います。
またみんな、実力ではない運を味方に好枠順から好位をサクッと奪える馬や、はたまた下位馬による無警戒からの大逃げ残った残ったや距離延長で垂れる馬は買ってはいかんなど、色々に思い馳せながらダービーウィークを送るも悪くないので。
どうにか検討して欲しいところです、そうもいかんのか?(笑)

それでも、ここ2年は有力馬による気性や仕上げの道のりに馬場バイアスを含めた一長一短によって大波乱が待っているだけに。
更に、トライアルを消化しながら伸び代を上げてくる馬も存在するので。
ダービーは、いかに本場までガッツリと仕上げて来られるかと思うところであって。
今回、それがまたまたマイネル軍団のウイン一家でもあり。
調教を観ても右肩上がりの軽快さがあって、ただ大外枠で更に継続鞍上でも田辺となる塩梅さが悩みどころであり。
オークスからの馬場バイアスもインプットし、尚且つ内に圧倒的な逃げ先行馬がいないとなれば典やヴィクトリアマイルの松山みたいに積極策は取って欲しいところです、もうライバルからしたら無警戒の立場で挑めるだけに。
加えて、前幸軍団で手綱持ったまま猛時計を出してきたコルテジアも松山の継続鞍上となると侮れない存在であり無警戒の立場で挑めるだけに。

それと、今回もコントレイルとサリオスのレースセンス含めて実力差は埋まらずと考えてしまい。
それは、追い切りでも手前を替えずのサリオス。
ちょっと、皐月賞による手前を替えずの残像が浮き出る形となってしまって。
今、圧倒的な注目と人気を集める名牝アーモンドアイやデイアリングタクトみたい自ら手前を替えて相手を抜き去るレースセンスが欠けている分。
あとは、ダミアンによるオーバーアクションをしてでも手前を替えさせながら府中の直線勝負が鍵となってくると考えてしまうところなので。
ここに喰い下がる馬を、土曜日の馬場バイアスを眺めながらジョッキー心理も考えながら更に検討しようかと思います。

また今回、完全な全力投球で逃げる馬が不在となると、もしかしたら流石にハーフ75秒台はないと考えてもハーフ74秒台もあるかもしれないと考え込んでしまいますね。
スローな展開となると捲り競馬のヴァルコス、これまた大外で残念ですが。
母系はディープの母親とスロー展開からロングスパートのダンスインザダークなので、欅並木の向こう正面からレイデオロ宜しくな好位を奪ったら侮れない存在なだけに抑えます。
ヴァルコスの親父さんはサンデーやヘイローの米国型血統でなく、叩いて調子を上げてくる欧州血統の申し子なだけに。
短期間で関東圏輸送2度目と2400mレース2度目になるダブルのアドバンテージがあっても、カイバ喰いが減らずメイチ仕上げの上積みありで馬体重も継続は米国血統筋よりも使い減りしてないところが欧州血統の魅力であり。
キングマンボのキンカメ以来、ハードスケジュールでも余り疑いなく相手に買いたい馬です。
これが、ディープの仔サトノフラッグ同様に前回ハード稽古の反省からソフト仕上げで挑むとなると上積みなしと考えてしまい大外枠でもあるから切ってしまうところです。
サトノフラッグによるソフト仕上げには、どっちに出るのか?謎だけに馬券検討は迷うところですが本当。(笑)

とりあえず、小頭数競馬ですが、土曜日の3歳1勝クラスのレースはガン見しようと思います。
そこで、ビーターエンダやウインマリリンやウインマイティーなどに敗れた馬たちによる走破時計が気になるところです。

Posted by ギャロップ at 2020年05月30日 01:16
ダービー、気になる妄想ポイントがいくつかありまして

➀なぜルメールはサトノフラッグではなくワーケアなのか?
②なぜ川田はアルジャンナやレクセランスではなくガロアクリークなのか?
③チームノースヒルズはコントレイルを勝たせるためにどんな戦略を取るのか?

こんなところです。

➀に関しては、普通に考えればノーザンの評価がワーケア>サトノだということになりますが、現実として弥生賞でサトノはワーケアに完勝しています。
さらにレース直後、1度使ってダービーに向かいたいと手塚師がコメントを出し、その後何のアクシデントも無かったにも関わらずワーケア皐月回避
→ルメール騎乗でサトノ皐月賞参戦の流れから、少なくとも皐月賞前のノーザンの評価はサトノ>ワーケアだったことはほぼ間違いないんですよねぇ。
あと、ワーケアにルメールが決定したタイミングが京都新聞杯の前だったというのも気になっていて、例えばサトノ側がギリギリまで武豊騎乗の可能性を
探りたかったり、ノーザン側がルメールをアドマイヤビルゴに乗せる可能性を残すには京都新聞杯の結果は待つ必要がありましたが、あのタイミング。
いろいろ謎が残っています。ノーザンの各馬の序列がどうなっているかで対コントレイル包囲網の方法も変わってくるため、気になる…

②に関しては、普通に考えればガロアクリークがアルジャンナやレクセランスより上と川田側が判断したことになりますが、主戦として乗っていたノーザン馬2頭を
袖にしてまで選ぶメリットがあるのか疑問だし、上原厩舎もなぜ調教すら乗れず全くのテン乗りになる川田を選択したのか、普段の付き合いもなさそうだし、
例えば早めに動いていれば横山典とか石橋は確保できたはずで、ダービー参戦は即決めていて、尚且つヒューイットソンが乗れないのも分かっていたはずなのに、
謎です。もし厩舎側が勝負掛かりだからリーディングジョッキーに依頼+川田側もノーザンの2頭を蹴ってまでのる魅力を感じたのであれば、今回も人気無さそうで
最高の穴馬なのですが…

③に関しては、ノーザン包囲網からコントレイルをガードするための残り2頭という戦略になるのは間違いないですが、皐月賞を見直すとコントレイルは好発を決めて
コルテジアの後ろにつけたところ、コルテジアがテンピンに前に出られてしまったため位置取りが悪くなってしまっていました。コルテジアは先行馬でありながら
出足の遅い馬なので今回もこういうことが起こる可能性はあるし、ノーザン勢も誰かがコルテジアの前を取ってコントロールしていくという狙いは持っている
のではないかと考えられます。ノースヒルズ側からすればコルテジアよりはディープポンドの後ろにつけたいと考えるような気がするのですが、枠的に大分外に
なってしまいました。こうなるとコルテジアの適性は無視してスタートから押して出ていくのではないか、そうなった時に例えばビターエンダーやノーザンの
ラビット役がハナを主張して意外なほどのハイペースが展開されることもあるのではないかと思ったりしています。今回の2強は本質的な2400のスタミナが問われた
場合に不安点が無いわけでもない2頭ですから、ノースヒルズのチームオーダーが却って波乱を呼ばないか、妄想しています。

Posted by I.C.スタッド at 2020年05月30日 10:43
>独自予想に挑戦様

 いつもコメントありがとうございますー。

 基本線として、昔からダービーの穴は皐月賞で差し届かなかった馬、と言われるように、皐月賞の上がりを能力判断の基準に置くのは妥当だと思います。
 ただ、今のダービーは昔以上に縦横のポジショニング次第で、という面もあり、去年も皐月賞断然上がり最速のサートゥルナーリアが出負け一つでああいう負け方なので、コントレイルは序盤のポジショニングでどこまで妥協せずに行けるかでしょうね。

 個人的な展開予想としては、スローロンスパ濃厚とみてます。
 仰るようにヴァルコスは前走を踏襲して、外枠を引けましたし2コーナーまでは我慢、そこから向こう正面で押し上げる競馬を試みてきそうです。
 あとチームノースヒルズとしても、馬自身としても、常にディープボンドは早仕掛けで勝負する馬なので、この馬もある程度外目から強気に動いていくはずです。
 仕掛けが早くなる分、3コーナーからの隊列は少しスペースが出来ていくはずで、同時にコーナーで速いラップが問われると外々を回す馬が苦しくなるのは、去年のサートゥルナーリアを見ても明らかです。

 その辺りを踏まえると、ある程度前目内目のポジショニングが可能な2強が大きく崩れる不安は少ないのと同時に、面白くはないですがやはり内枠の差し馬、特にこの馬場でスピードの持続性が高そうな馬を狙っていきたいですかねぇ。
 外枠の馬が差せる展開だと、仕掛けが遅れて3F戦、外から勢いに乗せていった方がプラス、というパターンが常道にはなると思いますし、皐月賞の3着以下で、そのロスを含めても伸びてこられる馬がいるのか?は、力関係の読みでポイントになりそうですね。
Posted by clover at 2020年05月30日 14:08
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。
 今の時代に28頭立てとなると、セパレートスタートでないとあまりに不公平になりそうですね。。。

 キメラヴェリテが出られなかったので、何が逃げるか、を考えるのがまず難しくなりましたよねぇ。
 ノーザンとしては、コントレイルに出し切る競馬をさせたら敵わない、という意識は持っているでしょうし、逃げ馬を仕立ててトリッキーなペースに持ち込むと同時に、向こう正面緩んだところで外枠勢を押し上げさせ、コントレイルの進路を塞ぐ意識を持ってくるのでは?と感じます。

 勿論ノースヒルズ軍団も黙っておらず、こちらもコルテジアやディープボンドを先行させての適性ペース、早めの仕掛けを組み込んでくる公算は高くて、この辺りのチーム戦略攻防も非常に楽しみです。
 それを尻目に淡々と平均ペースで田辺Jが単騎逃げを打ってきたら、それはそれで面白いファクターになりますし、大外なんですから思い切った立ち回りはして欲しいですよね。

 今日の1勝クラスが47,5-49,6-47,0=2,24,1でしたし、やはり時計は平然と出る馬場で、外々からは厳しそうですね。
 まともな流れなら22秒台半ばは出そうですし、後半ロンスパになってもそこからもう一段の切れが求められそうなので、やっぱり基本線は内目でポジショニング勝負できる馬なのかなぁとは感じています。
 
Posted by clover at 2020年05月30日 14:16
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 ①のワーケアに関しては、中々迷走した感もありますよね。
 まあ馬自身府中向きなのは間違いなく、それまでもずっと間隔を空けて好走していたので、皐月賞は適性の高い(と見られた)サトノ、ダービーは速いラップを踏めるワーケアを万全の態勢で、ストップコントレイルに分散したところはありそうです。
 その上で最後はルメールJがチョイスした感は強いのですよね。サトノフラッグの場合、間に合えば戸崎Jという含みもギリギリまであったでしょうし、実際にデビュー戦から手綱を手放していない、という点も含めてやはり警戒は必要だと思います。

 ②も確かに謎なんですよね。
 軽く調べてみても、過去5年で上原厩舎に川田Jが乗ったのは3回だけですし、いきなり有力馬をポンと任せるだけのコネクション・理由があったのか?とは感じます。
 加えてこの春前くらいから、若干ノーザン本流から、特に大きいレベルでは川田Jをチョイスしない流れも出てきているのかな、という感覚ですね。

 特に、前に行ける馬ならいいんですが、アルジャンナやレクセランスみたいに後ろから早仕掛けで出し切りたいタイプを上手く乗れていないのはありますし。
 ガロアクリーク陣営の手回しの不透明さも含めて難しいところですが、正直私のイメージとしてはこの馬、川田J向きではないと思うのですけどね。

 ③は、少なくともノースヒルズとしては、外目の2頭を前に行かせて、ペースと進路を確保するための要因として機能させつつ、それぞれの持ち味も生かしてウインウインに、というのが理想像にはなるでしょうね。
 コルテジアとしては今回、自分より外にあまり前に行く馬がいないので、ある程度オーダーがあれば先行できるかな、と感じますけど、その内のノーザン勢のラビットとの兼ね合いは出てきそうですよね。

 もっともノーザンとしても、ハイペースを作ってコントレイルにスペースを与え続けるのと、スローに落として団子にして、向こう正面で外枠勢を動かせて内に閉じ込めるのと、どちらが効果的かは難しい判断はになります。
 スローでワーケアとサリオスが前目、コントレイルをヴェルドライゼンデあたりがカットして入って後ろに下げさせる、まで行ければべストでしょうし、それだけポジション差があればスローでも、とはなるでしょうか。
 ハイペースにする、となると、外枠のサトノフラッグ辺りに一番期待を寄せている形にもなりますし、総合的に見ると、ラビットの兼ね合いはあれどハイペースにはならないかな、とは思っているのですけどる。
Posted by clover at 2020年05月30日 14:31
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