2020年05月24日

2020 オークス レース回顧

 不撓不屈――――。

 絶好の初夏の陽気の中、無観客での開催となった今年の優駿牝馬・府中2400mの決戦は、無敗の桜花賞馬で圧倒的な支持を受けたデアリングタクトが、道中やや後方の苦しい位置から、直線馬群を割って鋭い脚で一気に差し切り、見事に史上2頭目の無敗の牝馬二冠を達成しました。
 レースとしては3歳牝馬の一戦らしく中々トリッキーな展開にはなっていて、その中でのレベルや能力関係など難しい内容にはなっていますが、多角的なファクターで丁寧に回顧、していきましょう。


 今日の府中の芝ですが、昨日を上回る超々高速馬場レベルだったのではないかと感じます。
 正直散水すると思っていたのですが、どうもやらなかったようで、含水率的にも明らかに昨日より低い13%台、より乾いてスピードが出る馬場になっていたのは間違いないでしょう。
 3歳1勝クラスのマイルが45.5-46.2=1.31.7、古馬2勝クラスの1800mで1,44,8、フリーウェイSもややスローバランスで1,19,7ですから、時計勝負の見本市みたいな状況でしたね。

 馬場のバイアス的には、少しずつ外からの差しも決まりつつはあったものの、それでも総合的には前目内目が優位なのは揺るがず、外からと言っても同中はタイトに、ずっと外々からという競馬ではかなり苦しかった馬場だと判断しています。
 その中での勝ち時計2,24,4は、近年のオークス、というより府中2400mのトレンドとしてははっきり遅く、ラップ的にも淀みが大きくて、昔ながらのオークスに回帰したイメージではあります。
 その分だけ台頭してくる馬も違ってきたイメージではありますけれど、それにしてもウインウインとは……ですね。

 正直あの形でクラヴァシュドールがあんな負け方をするとは微塵も思わなかったですし、正直昨日のヴェンジェンスくらい余裕を持って見ていたので目が点でもありましたが、結果論的にやはり本来の形とは違う、超タフな馬場での桜花賞の消耗ラップは、並の馬には厳しかったと思うべきなのでしょう。
 実際にデアリングタクトは除くと、桜花賞上位組は、桜花賞でいい着順だった馬の方がここで適性関わらず走れていない感じですし、結局この世代の牝馬では、デアリングタクトとレシステンシアだけが化け物だったという判定で良さそうですね。

 レース展開は、注文通りのスマイルカナの逃げでスタート、それを内からクラヴァシュドールとアブレイズがかなり積極的に追いかけていき、それを外から果敢にウインマリリンも先行して、1コーナーで交わし切って単独の2番手、内目を取り切る辺りが流石の横山Jでした。
 その後ろにホウオウピースフルとフィオリキアリが続き、ウインマイティ―ん゛クラヴァシュドールの後ろ、最内を取り切って3列目、リアアメリアとウーマンズハートが中団のやや外目にいて、注目のデアリングタクトは五分のスタートからニュートラルに流れに乗っていくものの、1コーナーで少し狭くなって中団よりは後ろの内目からの競馬となります。

 その辺りにミヤマザクラ、意識的に抑える競馬だったマルターズディオサが続き、デゼルはやはり二の足つかずに後方から、少し外に持ち出してデアリングタクトを見る位置、スタートで煽ったサンクテュエールも折り合いを意識しつつデアリングタクトに蓋をする意識は持っていた感じです。
 その後方にマジックキャッスルと大きく出負けしたリリーピュアハート、最後方にチェーンオブラブ、という隊列でした。

 ラップは35,4(11,80)-37,1(12,37)-37,7(12,57)-34,2(11,40)=2,24,4(12,03)という推移になっています。
 近年は馬場の高速化と騎手の意識の変化で、牝馬戦でもタイトに流れるパターンが多かったのですが、今年は一昔前のオークス、という感じで、テンこそ速いものの第2、3ブロックでかなり明確に緩み、そこから後半の3F特化のヨーイドンに近い競馬になっています。
 後半5Fが12,6-12,1-11,2-11,2-11,8なので、正直今年の場合あまりコーナーでのロスは問われていないはずなのですが、結果的に前目内目にいた馬が上位、というのも含めて、なんともレースレベルとしては煮え切らないところはある内容です。

 一応3F勝負での持続戦ですけれど、他のレースのラップを見てしまうともう少し後半だけでも引き上がっていい感じで、実際にそこまで爆発的な切れはまず持っていないウインの2頭がここまでスタミナと操縦性で頑張れてしまったレース、とは感じます。
 ただ当然、そういう前が支配するレースで後方からびっしりマークにあって動くに動けず、直線も窮屈な位置取りから猛然と差し切ってみせた勝ち馬だけは次元の違う競馬でしたね。

 しかし本当にデアリングタクト、しみじみとすごい馬ですね。
 レース前のテンションの高さはかなり不安でしたし、レース中も少し間違えると折り合いを欠きそうな中で、松山Jが返し馬から本当に丁寧に丁寧にエスコートしていたのが印象的ですし、道中出来る限り無理をさせず、最後の脚に賭けた胆力も含めて素晴らしかったですが、それにきっちり応えた馬がやはりえげつなかった感じです。
 インタビューでも馬に助けられた、コメントは出ていましたし、実際祖母のシーザリオみたいな厳しいレースでしたから、それだけ馬の絶対能力と精神力が抜けていた、という事にはなると思います。

 この馬としては内枠で下げ切るわけにはいかない、でもある程度出していきたいところでブロックに遭い、外に出そうにも出せない苦しさは道中ずっと続いていましたし、レース全体のレベルに寄与できる状況ではなかったので、そこは考えなくていいでしょう。
 ただ凄かったのは、今までこの馬が見せた事のない切れ味勝負でもしっかり対応してきた事で、特に直線、中々進路が見つからず、外に出そうとしても狭くなって、そこからようやく内に進路を見つけて切れ込んでからの爆発力は見事でした。
 残り400mでは確実に前と6馬身くらいはあり、それを200mで3馬身ずつ詰めている感じなので、この馬自身の上がりは大体11,0-10,8-11,3くらいになると思います。

 これまで問われた事のない坂加速と10秒台の切れ味をいとも簡単に引き出してきたその加速性能と絶対スピード、更にそれを最後まで高いレベルで維持してくる持続性能と、後半要素の全てが文句なしに特級品で、着差は僅かですが本当に強い競馬でした。
 勿論この馬の場合、淡々と流れて底力勝負になってくれた方がもっと楽だったでしょうし、これで追走面も不安なしなのですから手が付けられませんね。
 ただ今日は直線の長いコースで良かった、というのも確かで、今後高いレベルで戦う事を考えると、やはり前半のポジショニングは少しずつでも改善していきたいでしょう。
 秋華賞は直線が短いので、あまり後ろからだと厳しいのも事実ですし、まあこの馬の能力ならアーモンドアイみたいな勝ち方してしまいそうですけれどね。

 ともあれ同世代ではもう簡単には負けないでしょうし、牡馬や古馬との戦いでどこまでやれるか、にはなるでしょう。
 やはりコントレイルやアーモンドアイとの激突は一度くらいはあって欲しいですね。まだまだ伸び代もあるでしょうし、本当に先々が楽しみ、種牡馬エピファネイアの未来も大きく切り拓いてくれた孝行娘です。

 2着のウインマリリンは、もうこれは横山Jの胆力勝ちというべきか、あの位置を外枠から取り切った時点でやる事はやった、という感じでしたね。
 スマイルカナのレースメイクも、ある程度やはりウイン2頭が前目にいて、淀みを作って底力勝負にはしない、機動力と操縦性、スタミナ面を上手く噛み合わせる為に敢えて、という点もあったのかなと思いますし、馬自身それでもここまでスローバランスの競馬は初めてながら、しっかり一定ライン引き上げてきたのは素晴らしいです。
 この馬とてフローラSがかなりのハイペースで苦しい競馬だったはずですが,タフで素直でいい馬だなと思いますね。
 強いて言えば直線少し待たされるところがあったのと、最内に潜っての最速地点で流石にスパッと切れる脚は使えなかった、それが最後に差されてしまった要因にはなりますが、ラストの持続、しぶとさも見せていますので、これは秋華賞の舞台なら、今日くらい完璧に立ち回ればワンチャンス、というイメージは持てる馬になってきたと言えるでしょうか。

 3着のウインマイティ―も、正直この渋い血統で今の府中でどうなの?と思っていたのですけど、クラヴァシュドールの早仕掛けで進路取りが楽だったとはいえ、きっちり出し切る形でいい競馬を見せてくれましたね。
 この馬はこういう機動力が一番の武器に思いますし、その為にも序盤出来る限りいいポジションを、という中で、結果的にはウインマリリンより一列後ろだったのが最後の差とは言えますが、それでも大健闘でしょう。
 ここで軽い馬場でも一定やれるのを見せたのは今後の展望が開けますし、明らかにステイヤーなのでその辺りを踏まえてどういう路線を選ぶかも注目です。個人的にこういうタイプ、菊花賞を狙って見てもいいと思うのですけどね。

 4着のリアアメリアは、高速馬場の後半勝負に徹して自分の良さは出してきたのかな、とは思います。
 珍しくそこそこ落ち着いてレースに臨めていましたし、道中も中団、あまり揉まれない位置で、けれどデアリングタクトには楽をさせない、蓋をする位置にずっといたのが川田Jらしいいやらしさではあり、その分道中から外々でしたけど、このラップならそこまでロスはなかったはずなんですよね。
 ただ直線外に出しての仕掛けで、坂地点で少しもたもたし、最後はもう一伸び、という感じで、ここはアルテミスS同様少しエンジンの掛かりが遅い、坂で切れる脚を引き出せなかったと見て取れます。
 正直このラップなら3コーナーから勝負に行ってロングスパートでも良かったのかなとは思いますが、そこはデアリングタクトマークの意識がちょっと強すぎた面はありそうですし、そこまでしっかりブロックしきっても相手が隙間から格の違う加速と切れを見せてしまうわけですからね。

 結局のところ絶対能力そのものもやはりそこまだ高いわけではなく、このレースは結構噛み合っていると思うので、その中でのこの結果は素直に受け止めるべきでしょう。
 ただ距離はマイルは短い、と思いますし、気性面のコントロールをしっかり身につけてこないと、高いレベルで安定して、というのは望めないタイプでしょうね。それとどうも、中内田厩舎は長い距離を走る馬を作るのが上手くないのかな、とも感じますね。

 5着のマジックキャッスルも後半特化に徹して、この馬の持ち味は引き出せていましたね。
 勿体なかったのは直線、1頭分の隙間にほんの一瞬の差で先にデアリングタクトに入られてしまい、1~2秒待たされてしまった事で、そこがスムーズだったらもう少し際どく肉薄できたかもしれません。
 まあそういう部分も含めて歴史的名馬との勝ち運の差、とも言えますし、この馬自身は道中はインでじっと我慢して、溜めて溜めての形なので、やはりこの距離がベストとは言い難いのでしょう。

 10着マルターズディオサはやっぱり前行かんのか、に尽きますね。本当に今の田辺Jは勝負勘がまるで冴えてないなぁ、と思いますし、距離不安はあるとしても、ウインマリリンと五分のスタートを切っておいてですからやっぱり残念でした。
 11着デゼルは、どうしても一度下げて外を回してでは苦しいですし、この馬自身の脚は引き出せる淀みはあってこれですから、やっぱりローテーション的にも厳しかったのでしょう。
 素質は間違いなくあるので、長い目で期待したい馬ではありますね。

 15着クラヴァシュドールは、正直あの位置にいてこの失速はもう状態面、としか思えないですよね。
 実際すぐ近くのウイン2頭が2~3着で、ミルコJらしい勝負に行くスタンス、3コーナーの淀みに合わせず1頭分外に出して追いかけていったのも正着だと思いますし……。
 まあハーツ産駒でも距離が長い、という可能性はありましたけど、それにしても最後ここまで止まってしまうのはガッカリで、リアアメリアのところでも触れたように、中内田厩舎の長距離仕様のつくりは信頼が置けないのかなと。
 結局馬体も更にマイナス体重で、桜花賞で厳しいレースをした反動もあったと見るしかないですね。その辺りやっぱりレシステンシアが走れたからと言って、一律に考えてはいけないと反省しきりです。

 券種的にはある程度淡々と流れての立ち回り勝負、かつ持続と切れが使える馬、という決め打ちだったのですが、その方向性で期待した馬の大半が能力を発揮出来なかったという、やっぱりまだまだ不調を引きずる結果になってしまっていますね。
 正直来週は普通に2強でいいよね、と思っているのですけど、私がそう予想するとダメになりそうで怖いです。。。
 まあ先週に引き続き、強い馬の強いレースが見られたことに満足しつつ、しっかり次に繋げていきましょう。


posted by clover at 17:10| Comment(12) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
血統の傾向からも明らかですが、牝馬同士でほぼ全馬が初の2400の舞台となると、スタミナの裏付けは必須なのを改めて突き付けられたレースでした。

ダービーはとにかくスピード、オークスは瞬発力も当然必要だけど、それと同等クラスにスタミナも必要。仮にスローでも。

馬券は的中できたからいいのですが、正直思い描いていた内容とは正反対でした(笑)
その上で狙っていた馬が来るのですから、『予想』としては褒められたものじゃないですね。事前に中盤かなり緩むよ!って聞かされていれば、まったく違う買い目を買っていたでしょうし。

デアリングタクトはこの世代の牝馬で一枚二枚抜けているのは明らかですので、JC辺りで混合戦で戦う姿を早く見たいですね。エリ女もいいのですが、エピファネイア産駒は非根幹距離の成績がすこぶる悪いので、三冠を無事に取れれば是非JCへ!
仰る通りコントレイルやアーモンドアイとの対決も見たいすが……アーモンドアイは情勢次第で香港に行っちゃうんですかねー。

来週は2強で大丈夫、だとは思うのですけれどね。2強ともスタート、レース共にそれなりに上手ですし、仮にピンク坊を引いたとしても、デアリングタクトより苦しい形になる可能性はかなり低いですよね。
相手もウインカーネリアン、コルテジア、ダーリントンホール、ビターエンダー、ワーケア、ガロアクリー辺りで十分じゃないでしょうか(笑)
けっこうな穴で来るとしたらビターエンダーかな、と思っています。
Posted by ハル at 2020年05月24日 18:02
デアリングタクト強かったですね。
あの内容で差し切れる辺り、この馬場でも馬の能力が断然でお手上げでした。
秋華賞はもちろん、アーモンドアイ含めた古馬やコントレイル等の同世代牡馬との対戦が楽しみになりました。

先行勢がウイン2頭以外壊滅したのを見ると、距離が根本的に長いか体調整わない馬が何頭かいた印象でした。
馬場とラップからするともっと前が残ってもよさそうなものでしたが…。

来週はコントレイルとサリオスの2頭で仕方ないと思いたいですが、父ハーツクライのサリオスは今日のクラヴァシュドールと重ねるところも少しあるので若干不安にも感じます。
レースで一蹴ぐらいのものを見せて欲しいところです。
Posted by が茶 at 2020年05月24日 18:06
こんばんは。またまた見事に外れです・・。外出中に馬体重見たら、2番まさかのマイナス体重で、心中を取り止めデゼルは切ってデアリングタクトに重きをおく馬連6頭ボックスに変更も7も16もなし・・。

フローラ組は負けたホウオウの方をを拾ったんですよね。でも大竹厩舎内田騎手では無理だったかなと。
7は和田騎手かぁ、確かモズカッチャン?で来たなぁとちらっと思い出し素通り。
後でよくみたら、この馬ここずっと体重増えてて、体調よくて成長期なのかと。

それに比べ中内田厩舎は、トライアル専門は知っているも、買う前に記事で2000m以上のレースあまり(ほとんど?)勝っていないというのを見て、ここでジンクス破るか期待も、やはり納得でした。

逆に杉山調教師は確か若いのに、馬体重減らさず作ってきて、なかなかやるなぁと。

反省は馬連ボックスに自分も評価してなく、プレビューにも評価いまいちとあったサンクテュをルメールとノーザンファームというだけで入れてしまったことです・・ 。地の利で関東馬1頭は絡むと読んだのですが、16でしたね。

めげずに来週頑張ります。
Posted by のんぽり at 2020年05月24日 20:05

本当、馬券買い下手なので。(笑)
先週は、本当に嫌になっちゃうよから。(笑)
桜花賞後、中内田厩舎在厩仕上げの馬体増加主体な追い切り本数減でのソフト仕上げにで、ここに来て馬体減のクラヴァシュドール。
返し馬から発汗上昇でテンション上がるデアリングタクト、ここは様子見の傍観者に回りました。
今後、厩舎による仕上がりファクターも考慮し検討しようと思います。
杉山陣営はケイティブレイブをG1で勝ち負けまでに立て直した実績が、今後も競争馬ファーストで仕上げてくる手腕に綱がったと思い信頼性ある厩舎として馬券検討をして行きたいと思うところです。

そして、抜けた桜花賞王者出走の場合。
桜花賞王者と勝ったレースをして王者のポテンシャルに屈し惜敗馬以外は、フローラルと忘れな草上位馬はガッツリ相手に入れて置こうと思います。
未体験ゾーンの2400mで展開もままならないことある優駿牝馬だけに、全馬の能力は実際に走ってみないと適性含めて謎ばかりだけに。

ただ、3月デビューから関東輸送連チャンで馬体も浅い戦歴も浅い自在性のないスイートピーステークス優勝馬には過酷でしたね。
「GIにチャレンジするにはキャリアが浅かった」と、ダミアンによるコメントが全てであり。
当然、しっかりトライアルレースで勝ち抜いて来た相手となると、スタートからの追走スピードも上がって素質だけでは追走もひと苦労となり厳しく。
それと、ディープの仔たち娘達は同世代の中で雄大でスケール感あって破竹の登り調子維持出来ないと立て直しが難しいと痛感なので。
今後、惜しまれたディープに代わりディープの息子たちによる仔たちの特徴を掴んで行きながら、その特徴を上手く活かせる厩舎を捉えながらG1クラシック予想を吟味したいと思います。

それにしても、マイネル一家のウイン軍団による先行好位馬に良い塩梅となった後半戦によるガッツリひと息入れられるハロンタイムの中で典が積極策から良い仕事しましたね(番手競馬からイン突き見応えありました)。
更に、和田も内経済コースから外目前のクラヴァシュドールをターゲットも良かった。
ひと息入れられる走破ラップだと、ゴールドシップ産駒もスタミナを活かし前目からの追走力も良いですね。
そこでも、やはり早目仕掛けの和田ですね。
これは、もう和田の特徴として早目仕掛けから差される気配あるジョッキーと見立て今後の馬券検討材料にして行きます。
これが、マリリンに和田でマイティに典ならばマイティの逆転があったと思うだけに。
今回、ウイン二頭出しも二頭共にレースの組み立てセンスが良いので。
秋華賞でも、急かさず押さずマイペースでテンから追走出来たら侮れないので無警戒馬せずに相手として考えようと思います。

しかし、マークもキツくなった上に初角でヘッドアップしながら折り合いを欠くデアリングタクト。
それでも、2角追加点には折り合うも終い1ハロン直線勝負で馬群を割って突き抜けにはびっくりしました。
自ら手前を替えながら、先頭集団をとっ捕まえるレースセンスと闘争心は桜花賞で目の当たりにして了解済みでしたが、掛かりながらも先行馬たちを呑み込むスタミナも十分だとロベルトやサドラーズやキングマンボの血統も良い塩梅に出て長所がしっかりと出ているなぁと。

更に、名馬がジョッキーを育てる事を確信出来たので。
今回は前が開くまでガッツリと待てる松山の胆力は、再びデアリングタクトの能力を信じての賜物だっただけに。
ウィンクスを信じきるボウマンと同様な領域なので、秋華賞はデアリングタクトの相手探しに回ります。
あとは古馬になっての馬っぷりには注目したいですね、古馬になって自己主張も強くなって馬っぷりも悪くなってドンドコドンドコと行きたがって、ポジションが上手く取れない馬にならなければ息の長い名牝になると思うだけに。

それと、今年の桜花賞組による3歳牝馬レベルの塩梅は?謎ですね。
レース後のコメントが、みんな「掛かった。力んだ。イレ込み過ぎた」などなど奥にものが詰まった言葉ばかりで腑に落ちず、ミルコによるコメントなどは理解も出来ず。
ちょっと、夏を超えてのダメージ回復は実際に走ってみたいと分からんものなので。
クラヴァシュドールによる20キロ減戻しなども、馬自体もリフレッシュ放牧なしの在厩仕上げから関東輸送となり神経もカリカリ状態と考えられるので。
それを目の当たりにすると、レシステンシアは2400mの適性とか抜きにして心肺機能が同世代の中で半端ないと改めて仰天するばかりであり。
また3月デビューで関東輸送2連チャンのデゼルにしても、秋を越し成長を促すにしても殿スタート定着だとどうなんだろうと?
古馬となってエリザベスなど出走しても、クロノたちに届かず惜敗とかありそうな気配であり。
とりあえず、前走の影響なく馬体増から距離不安とスピード脚質で行きたがり掛かり単騎逃げで沈んだスマイルカナや馬体維持で望んだデアリングタクト以外の桜花賞組は、秋の前哨戦では傍観者となりながら様子を見たいと思うところです。
とりあえず、今回のオークスは走破時計とハロンラップからして全馬に相当なダメージがないことが救いと見ます。

Posted by ギャロップ at 2020年05月24日 22:01
今年のオークスは、岡田家の岡田家による岡田家のためのオークス、といったところでしょうかね。しかし繁幸氏⇔牧雄氏(現在のマイネル⇔ウインも?)、
この家は少なくとも大レースについては基本兄より優れた弟しか存在していないのかなぁと思ってしまいます。僕は長男なのですが悲しい現実を見せられているような…
被害妄想でしょうかね。もちろん総帥は優秀なホースマンであると思っていますが、どうも運がないというか、自ら運を手放してしまうというか…そこが愛すべき存在でもありますが。

勝ったデアリングタクトはもちろん素晴らしくて、この馬自体は名馬であることに間違いないのですが、正直このレースは低レベルだったですね。
この馬場なのにスタミナ型が台頭したのは、デムーロが13.0の区間で一気に差を詰めに行った結果、超ロンスパの2段階加速みたいなレースになったから
なのかなとも思いますが…例年なら素質の高いノーザン系がそれでも押し切る程度のものでしょうし、結局今年はノーザン不振の世代であったからという
ことに尽きるということでしょう。だからこその岡田家上位独占であったと。スカイグルーヴが順調であったならどうだったかな?、今日の展開なら
デアリングタクトを完封していたのではないかなどと思ったりもしますが、そこは持ってるデアリングと、持ってないスカイということになるんでしょうね。
運は大事だなぁ…

来週は運の良い馬が勝つというスは、岡田家の岡田家による岡田家のためのオークス、といったところでしょうかね。しかし繁幸氏⇔牧雄氏(現在のマイネル⇔ウインも?)、
この家は少なくとも大レースについては基本兄より優れた弟しか存在していないのかなぁと思ってしまいます。僕は長男なのですが悲しい現実を見せられているような…
被害妄想でしょうかね。もちろん総帥は優秀なホースマンであると思っていますが、どうも運がないというか、自ら運を手放してしまうというか…そこが愛すべき存在でもありますが。

勝ったデアリングタクトはもちろん素晴らしくて、この馬自体は名馬であることに間違いないのですが、正直このレースは低レベルだったですね。
この馬場なのにスタミナ型が台頭したのは、デムーロが13.0の区間で一気に差を詰めに行った結果、超ロンスパの2段階加速みたいなレースになったから
なのかなとも思いますが…例年なら素質の高いノーザン系がそれでも押し切る程度のものでしょうし、結局今年はノーザン不振の世代であったからという
ことに尽きるということでしょう。だからこその岡田家上位独占であったと。スカイグルーヴが順調であったならどうだったかな?、今日の展開なら
デアリングタクトを完封していたのではないかなどと思ったりもしますが、そこは持ってるデアリングと、持ってないスカイということになるんでしょうね。
運は大事だなぁ…

来週は運の良い馬が勝つというダービーですからどうでしょうね、ここまでのクラシック路線はノーザン勢にツキがないように見えますが…
Posted by I.C.スタッド at 2020年05月25日 01:29
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 正直この3F戦で、ここまで走れない馬が多かったのは意外ですよね。
 基本急⇒緩⇒急の流れだと、前半中盤フラットに入れる組の方が楽なはずなのですが、早めに動いて勝負した馬がほぼ壊滅、結局上位が前目か内目で立ち回った馬、というのも不思議なところです。
 昨日はかなり暑かったですし、レース前の消耗とか、あるいは逆にそういうギアの上げ下げをこまめに問われる展開で逆に苦労した馬が多かったのかもですね。その分ウイン勢の自在性とスタミナが生きたイメージです。

 アーモンドアイは安田記念の結果次第では、秋は秋天JCを選ぶと思うんですよね。
 香港はコロナが落ち着いても、デモ関連でかなり危険な情勢になっちゃいそうですし、今年は国内専念で、JCで世代交代があるのか?という決戦が是非見たいなと思っています。
 
 そういうワクワクしたレースが見られるように、デアリングタクトとコントレイルには是非、無敗で三冠獲っちゃって欲しいですよね。
 正直敵はサリオスしかいないと思いますし、後は湧くと馬場を利して3着に食い込んでくる馬はどれか?とはなりそうです。
Posted by clover at 2020年05月25日 03:54
>が茶様

 いつもコメントありがとうございますー。

 デアリングタクトの体力精神力基礎性能、全てが同世代では図抜けているのがはっきりした一戦でしたね。
 おそらく太刀打ちできるのは、良馬場マイルでJFパターンに持ち込めた時のレシステンシアくらいでしょう。
 まずは無事に秋を迎えて欲しいですし、まだまだ潜在能力の底は見せていませんから、古馬牡馬相手でも楽しみは膨らみますね。

 確かにサリオスの場合、スピードレースばかりを続けているので、たとえば今日みたいに緩急を問われてステイヤー型の競馬になったら、という懸念はあるかもしれません。
 それでも前に行ける脚質と、ラスト1Fの踏ん張りの素晴らしさを見る限り、並大抵の馬は返り討ちに出来ると思うのですけどね。
 レーンJも今の府中で先行できる馬に乗れれば死ぬほど強いですし、コントレイルとの再度の直線叩き合いが見たいところです。
Posted by clover at 2020年05月25日 03:59
>のんぽり様

 いつもコメントありがとうございますー。

 やっぱりゆとりあるローテーションや、馬自身の消長、厩舎と騎手ファクターも複合的に重要ですよね。
 私もホウオウが福永Jだつたら少し悩んだでしょうけど、内田Jになったので迷いなく切れましたしね。
 中内田厩舎もマイルはともかく、中長距離では結果を出すまで危険視した方が良さそうです。

 その意味で杉山厩舎は若手なのにバランス良く安定していますね。
 勿論個々は馬の精神力に助けられた面も大きいでしょうし、実際調整過程を見ても万全ではなかったと思うのですが、それでもマイナス体重にせず出してきたのははっきり感心しました。
 私もウイン2頭は切れ負けするかなと軽視していたのでごめんなさいですね。やっぱりこの時期の牝馬の2400mは、やってみないとわからない面も大きくて難しいです。
 なんとかダービーで巻き返しましょう。
Posted by clover at 2020年05月25日 04:03
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 仰るように、結果論として今年の牝馬路線は、粒は揃っていたものの、大レースでやれるレベルの馬はそこまで多くなく、デアリングタクトとレシステンシアだけが化け物だったと考えておきたいですね。
 これに成長力と自在性でウインマリリンがどこまで加わってくるかですけど、今は古馬牝馬もべらぼうにつよいので、少なくともマイルならともかく、中距離路線ではデアリングタクト以外は苦戦しそうですね。

 やっぱり桜花賞があまり類を見ない消耗戦になった時は、そのダメージはしっかり意識しないとですね。
 例年はどちらも直線ヨーイドンになりやすいレースですし、適性が繋がるからこそ好走馬も多いわけで。
 となるとやはり、真逆の展開でも熱燗の強さだったデアリングタクトには最敬礼ですね。
 確かにこのレースの方が消耗は少なく済みそうですし、しっかり休んで秋にまた強い姿を見せて欲しいものです。
Posted by clover at 2020年05月25日 04:08
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。
 
 確かにシンプルなノーザン勢の不振、適性が噛み合わなかったというのはあるかもですね。
 正直後続としても、ミルコJが動いてある程度段階加速になったとはいえ、それでも12秒前半が精々ですから、それで脚を使ってしまう、という流れではないですものね。
 この展開でまともに差し込めたのがデアリングタクトだけ、という時点で、距離適性面で足りなかった馬、能力を発揮出来なかった馬が多かったのは間違いないと思います。

 ダービーも普通に考えるとコントレイルでいいのかな、と思いますけどね。
 ノーザン勢も流石にクラシック無冠は避けたいでしょうから、渾身の策を練ってくると思いますし、そういうレース外での駆け引きも含めて一週間、大いに事前予想を楽しみましょう。
Posted by clover at 2020年05月25日 04:11
先週コメントさせていただき、やらかしてしまったので反省を込めて。

2頭軸は大事とデアリングタクト固定のデゼルとクラバシュドールを今回の2,3着馬を入れて3連複買って外れてしまい大変困惑しております。(笑)

今回のポイントは3つ

1.馬体重が減ってた時点で輸送に狂いが生じたデゼルを切るべきだった。
この前の輸送では増えてたから陣営の油断もあったのでは。もしくは過剰人気馬切るのが得意なcloverさんにはじめから従うべきだった。

2.
クラバシュドールの最終追い切りが微妙だった。CWで86秒台はさすがに遅いと感じてたならこの馬も切るべきだった。

※この時点で軸馬候補がいなくなる
 さあどうする。

3.はっきり言って2.22〜2.23秒台での決着だろうと思ってたら平凡だったことで皆に勝つチャンスはあった。

結論として、今回本命で当てた勇者は除き大勝負は避け馬単流しに切り替えたほうが賢明だった。

デアリングタクトはこのタイムだと青葉賞のヴァルコスにも余裕で負けてますし、距離もやはりマイラー寄りだったのを証明したのではないかと。
ウイン二頭は実力もあったが例年なら馬券に絡むか微妙な存在だったはず。

ウインマリリンはサウンドキアラと同じで外枠を嫌った7番人気。ウインマイティーは7番。なんかラッキー7を狙って3連単当てた競馬初心者の人もいたんじゃないかと。

ちなみにcloverさんのクラヴァシュ本命はあながち間違いではなく、ペースが遅く仕掛けを急いだ2.24秒台の決着でも勝てなかった調子に乗ったデムーロが悪い。マリリンの横ノリは4コーナーでもまだ我慢してますし。
今回デアリングタクトに勝つ気満々だったのが裏目に出ちゃいましたね。
今春のデムーロって余計な時に勝つし、勝って欲しい時に負けるし。川田のバイオリズム戻って欲しい。

今週のダービーは2強対決みたいですが、ハーツクライのサリオスが距離は持つのか、みんな忘れてる東京2000でレコード出したサトノフラッグの復活はあるのかを見極めたいものです。
Posted by 馬単流しは大事 at 2020年05月26日 15:52
>馬単流しは大事様

 いつもコメントありがとうございますー。

 今年のオークスは、それぞれ有力馬に別の敗因がありつつ、レースレベルとしても微妙になったので、評価が難しい一戦になりましたよね。
 デゼルはマイナス体重の時点で確かに切っていいと思いましたし、クラヴァシュドールも正直、あれだけソフトな維持の調整で、それでもマイナスは嫌な予感はしたのですよねぇ。

 デアリングタクトも勝つには勝ったけれど、もしも先団からもう少し持続力を引き出せる馬がいたら危うかった数字なのは確かですし、ウイン2頭が自分の力を出し切ったラインで粘れてしまったレース、なのは間違いないでしょう。
 判断が難しいところもありますけれど、シンプルにギアの上げ下げそのもので活力を消耗してしまう馬も多いのかな、とは今回の結果で感じました。
 特に牝馬路線の主力は、基本ずっとマイルの流れに慣れている馬だけに、あそこまで一気に中盤ペースが落ちて、我慢できなかった部分もあるのかなと思います。

 ともあれ、頭はほぼ信頼出来る、けれど2列目に置ける馬がいない場合は、そもそも三連複を選択しない方がいいのはあるかもしれませんね。
 どうしても私などは単系を狙い撃つのが苦手なので、その辺りも含めて日々精進です。

 サリオスは血統や適性からは大丈夫と見ているのですが、それでも朝日杯勝ち馬がどれだけダービーの舞台で負け続けているか、と考えると、怪しんでみる視座も必要かもしれませんね。
 サトノフラッグのレコードは個人的には眉唾なんですよねぇ。かなり流れたレースで、超高速馬場でしたから、もっと追走面と後半要素が高ければ、58秒台を出せていい条件だったと思っていますし。
 勿論そこからの成長はあるでしょうが、なまじ同じ日にコントレイルが走っているだけに……とはなってしまいますね。
Posted by clover at 2020年05月26日 16:20
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