2020年05月23日

2020 オークス

 明日はいよいよ牝馬クラシックの第二弾、三歳牝馬には過酷な府中2400mでの決戦ですね。
 今週は久しぶりに土曜から馬場が安定していて、馬場状態にヤキモキせずに素直に予想できそうですし、力のある馬がしっかり能力を発揮できる状況ですので、改めてどういうレースになるのか本当に楽しみです。


★展開別想定

・ハイペース(波乱度B-)

<危険な人気馬>
  デゼル

人気薄特注馬>
  アブレイズ・ホウオウピースフル

・スローペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  デアリングタクト・ミヤマザクラ

<人気薄特注馬>
  マルターズディオサ・ウーマンズハート


★展開予想

・馬場想定……良馬場(超高速馬場)
・ペース想定……平均~ややスロー
・推定勝ち時計……2,23,5~24,0

 今日も朝方の雨が不安視されましたが、ほとんど降る事なく、スタートから良馬場での開催になっています。
 時計的にはやはりそうなると超高速馬場そのもの、という感じで、未勝利マイル戦が46,6-46,6=1,33,2、カーネーションCが34,9-36,4-34,6=1,45,9と、やっぱりかなりの時計が出ています。
 正直高雄特別は、34,4-12,0-34,3=1,20,7で、あれっ?って数字ですけど、だから逆に差しが決まったのかな、とも思えますし、メイSは1,44,3の好時計でアイスストームのイン差しでした。
 馬場バイアスとしては、先週よりはまだ外からの差しも決まっているイメージですが、流石に後方一気は難しく、ある程度の位置からならば、くらいの感覚にはなるでしょうか。

 おそらく明日も晴れ予報なので、今日は夕方にそれなりに散水するのではないか、と思います。
 だから流石にもっと乾いて極限的に軽い馬場、までは行かないと思いますけれど、午後には乾いてしまうので、今日と同じくらいの時計の出方を想定しておきたいですね。
 今年は先手を主張しそうなのが、スマイルカナにウイン軍団と、岡田総帥の息のかかった馬ばかりなので、逆にどういうレースを作っていくのか読みにくかったりもします。
 馬の適性的にはある程度飛ばした方がいい、けれど有力馬を閉じ込めるという意味ではスローの団子も悪くない、という中で、実質番手以降はスロー、というパターンもありそうで、少なくとも去年のように、レース全体で平均ペースまで上がっていく確率は低めかな、と想定しています。

 ともあれ、よほどゲートでとちらない限り、スマイルカナがハナを切っていく可能性は高いでしょう。
 それを追いかけていくのがウインマイティ―とインターミッション、後はピンク帽の3頭が比較的先行力を持っていて、騎手の顔ぶれ的にもある程度腹を括って位置を取りに行くかな、と見ています。
 おそらくテンはそこそこスマイルカナが出していって、ウインマリリン辺りが外から最内に潜り込むスペースを作っていく作戦になるのでは?と見ていて、それに乗じてマルターズディオサやサンクテュエールも前目に入っていけるチャンスはあるかも、と思っています。

 というのも、内枠の馬に出足が速い馬が少ないのですよね。
 アブレイズはそこそこですが、前走も大外から二の足で、という取り方でしたし、クラヴァシュドールやホウオウピースフルも一歩目から速い、というタイプではありません。
 デゼルとデアリングタクトもここ一番でいきなりスタートをポンと決めて前目、というイメージは持ちにくく、リアアメリアも最序盤は折り合い専念でしょうから、総合的には外主導、その中でも枠の並びでアブレイズとクラヴァシュドールはソコソコの位置は取れるのかな、と考えます。
 逆に外の馬が思い切って、となると、5~7枠勢は前に行きにくくなりそうですが、ミヤマザクラやウーマンズハートくらいは中団外目を取れれば、という感じでしょうか。

 オークス、というレースの性質上ある程度縦長にはなりますし、馬場傾向としても先週同様にあまり道中から外々を通したくない、という意識も働くでしょう。
 スマイルカナの柴田大Jのペースメイク自体は正直、この馬の適性に噛み合わせて、という部分まで信頼するのは難しいとは思いますけど、バランスはともかく全体としてはそこそこ飛ばしていくと思うので、後続は早めにそれを追いかけていく形にはなりそうです。
 ある程度は分散しつつも、やはり直線、坂地点での切れ味は求められるレースでしょうから、そういう器用さと操縦性、そして能力をしっかり吟味して組み立てたいレースです。

 基礎的なスタンスとしては、私は今回普通に王道路線組重視ですね。
 正直フローラSもスイートピーSも、どちらも真逆の極端な適性しか問われないレースだったので、ここで総合力勝負になった時に元から強い馬に対してどこまでアドバンテージが作れるか?は疑問視しています。
 その中でもポジショニングなどの面でプラスアルファがあるなら紐では、というラインで、軸としては桜花賞組で勝負したいと思っています。


◎クラヴァシュドール(11P)

 正直枠が出た時点で、ほぼ即決に近い本命ではあります。
 この馬のいいところはある程度ペースの幅を許容出来て、現実的にポジションも取れて、スローに振れても一瞬の加速と瞬発力の質を高めてこられる部分にあると思っています。
 阪神マイルでの3走は、それぞれ違うパターンのレースでやや不完全燃焼のところもありましたが、やはりチューリップ賞から判断すればスロー寄りの方が爆発力は生きるでしょう。

 加えてやはりこの馬の場合は、サウジアラビアRCで超高速馬場と高速上がりに対応したレースが出来ているのが強みになります。
 内枠で、周りの馬もそこまで速くない並びなので、多少の出負けならリカバーして3~4例目のインは取れるかな、と思いますし、馬群全体で前を追いかけていく形ならコーナーのロスはない方がいいので、そこで上手く温存して直線隙間を見つけられれば、ここは勝ち切るチャンスまであっていいと踏んでいます。
 馬体減が不安でしたが、一応輸送前とは言えそこそこ戻していて、力は出せる状態かなと追い切りを見ても感じますし、爆発的に強い馬にやられるパターンは当然あるでしょうが、なんとか圏内は死守してくれるのではないか、と期待します。


○デアリングタクト(11P)

 正直この馬に勝って欲しい、とは思いますが、あまり枠の並びは良くないなと感じます。
 どうしても馬群に入ると力んでしまう、というコメントもあり、実際に過去3戦とも、外目に出したタイミングからスムーズに走れているのは間違いなく、今回マークがきつくなる立場で、やや後ろの位置からすんなりそれが可能か?とはなります。
 また当然初輸送、超高速馬場に左回りと初物尽くしにはなるので、気難しさが出てしまうと怖い、というのはあり、この人気で本命を打つのはちょっとためらわれました。

 ただ現実的にエルフィンSで見せた後半要素の絶対値は一枚抜けていると思いますし、ある程度分散して、それこそ10秒半ばが問われるようなパターンでない限りは大きくは崩れないと見ています。
 内目をクラヴァシュドールに上手く立ち回られて、というパターンで差し届かずはあるかもと踏んでいますが、ここでモノが違う競馬をまた見せてくれれば本当に嬉しいのですけどね。松山Jの渾身のタクトに注目・期待です。


▲マルターズディオサ(10P)

 今の田辺Jにこの枠で重い印を打っていいのかは相当悩んだのですけど、色々シミュレートしても、この馬が一番巻き返しの余地はあると思えるのですよね。
 前走追いかけ過ぎた反省で下げてしまう懸念はあるのですけど、ここまで極端な枠で、両隣が横山JルメールJとなると、それなりに怖がらずに出していく公算は高く、それに合わせてじわっと押し上げつつ好位外目、というポジションは可能ではないか、と感じます。

 きちんとポジションが取れて、後半型の競馬に徹する事が出来れば、チューリップ賞の内容はやはりこのメンバーでもかなり高いレベルですし、クラヴァシュドールを評価するならこの馬も、とはなるのですよね。
 関東馬で輸送がないのもプラスですし、地味に府中は初なので坂加速は鍵ですけれど、それでもスムーズに流れに乗って力を出し切れるなら、この距離とメンバーでも大きく崩れる不安はあまりないのでは?と考えました。

 基本的にこの馬とのコンビでは、田辺Jは想定外の積極性を見せてくる事が多いので、ここ一番でヘタレないでくれ、と祈っておきます。。。


△ミヤマザクラ(11P)

今回半端な枠で、どのくらいのポジションが取れるかがカギだとは思うのですけど、この舞台で長くいい脚を問われる形ならやはりしぶといだろうなと思います。
 あまり切れる脚はないと思うので、そこは鞍上がしっかり出し切るイメージを持って欲しいところですし、超高速馬場がベストの馬ではないにせよ、同世代の牝馬相手でこの距離ならやはり侮れないポテンシャルは持っていると評価しているので、素直にこの位置にしました。


×リアアメリア・マジックキャッスル・ウーマンズハート・サンクテュエール

 リアは超高速馬場はベストだと思うので、この枠で現実的な位置で折り合えればちょっと怖いですね。
 マジックはゲートが最近良くないのですが、本来ある程度位置は取れる馬ですし、クイーンCが後半型の競馬で強かったので、出足次第ではワンチャンスと思います。
 ウーマンズハートは距離延長と高速馬場、左回りで一変する可能性がありますし、この馬は極限の切れ味という一芸があるので、この人気なら押さえておく価値はあるでしょう。
 サンクテュエールは能力自体は、といつもの前置きになりますが、この極端な枠で逆にルメールJとしては自在に乗りやすい面も出てくるはずで、上手く向こう正面で押し上げての粘り込みとかやってきそうなので引っかけておきたいです。

 デゼルはもう、きたら諦めましょう。
 流石にこの特化タイプで、しかも中2週での再度の輸送は苦しいと思いますし、この枠も陣営が言うようにポンっと4~5番手を取れればそりゃ怖いですけど、さほどゲートは上手くないレーンJとこの馬でそれを期待できる確率は低いですので。


※疑似的な買い目(自信度A)

ワイド
◎ー○
000

馬連
◎ー▲△
300×2

◎ー×
100×4

三連複
◎○ー▲△
00×2

◎○ー×
00×4

◎ー○▲ー△×
00×11

計8900


posted by clover at 17:00| Comment(6) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
皐月賞以来、こんにちは。
今日も本命が被ったので、応援コメントです。
クラヴァシュドール、体重が増えていて自分も
結構いけるのでは、と思っています。

ただ競馬歴30年以上、とはいえG1専門、たまに
重賞も買うくらいで、投資も数千円ですが、
最近も全然あたりません。

自分が本命だと、逆神か?と思ってしまいます。

買わない時でも、レースだけは見ている身としては
オークス、見立てでは荒れる要素あり、ですが・・。

3番人気を本命にしているなら、1,2番人気に信頼が
置ければその2頭の馬連ワイド4点で勝負したいのですが、
2頭とも体重が減りそうで、追込みで買いづらいかなぁと。
なので、1-2-43連複1番人気決着だけは来ないはずと
決め打ちします。

4番人気以下も、展開等に恵まれれば2着まである?と考えると
買い方悩んでいます。長年みて、3番人気⇒456番人気決着
よくありますから。

2の単複オンリーで買うのがシンプルなんですが、複勝2倍以下に
なり、単勝も下がっていきそうなんですよねぇ。そうなると、
とにかく増やすなら複勝1点になるし、その買い方はほとんど
してきておらず・・。

みんなそうだと思いますが、当てても本線で、どうやったら一番
儲かる買い方をひねりだすか、直前まで悩みます。

結局当てたいのか、儲けたいのか、と言われれば儲けたいので、
最近は絞っていく方向にしています。

そうしたら、先週のヴィクトリアMはアーモンドアイ軸、
ヒモはディープインパクト産駒に2頭に絞ったのですが、
まあ見事に自分が選んだディープ産駒2頭は着外でした・・。

Posted by のんぽり at 2020年05月24日 10:45
ショウハンハレルヤが抽選除外されたのでちょっとだけガッカリしながらオークスを見ます。
三浦騎手が今日乗れているだけに見たかったなぁ…。

今日も相変わらず時計が速いので馬場に対応できそうな馬とある程度位置を取れそうな馬から狙いたいと考えています。
クラヴァシュドールは過去に適性あることを表しているので、自分も本命にしています。
スマイルカナは今日の馬場なら展開次第で残ることも考慮しつつ買い目に入れていきたいと思います。

デアリングタクトは能力はあるものの位置と馬場、輸送がこなせるか不安があるので、1倍台だとリスクの方が大きく正直あまり買う気にはならないです。
(ただ、現在1倍台と2倍を往復してるので更に悩む…)
こなせたら素直にごめんなさいです。
Posted by が茶 at 2020年05月24日 14:50
>のんぽり様

 いつもコメントありがとうございますー。

 馬体重の変動はあまり一喜一憂すべきではないとは思うのですけど、やはりこの時期に連戦の中でマイナス続きになると嫌な感じではありますね。
 クラヴァシュドールは戻してきたかな、と思ったのですけど、少しとは言え輸送で減らしてマイナスがちょっと怖い一方、きちんと±で持ってきたデアリングタクトの馬自身の精神力がモノを言うか、とは感じますね。
 もっとも馬場が高速過ぎるので、適性面の問題もあるから難しいのですけど。

 トータルで考えると絞った方が大負けはないイメージではあるのですよね。
 ただその時の自信度と軸の的中率がどこまでか、がやはり大切になると思いますし、本当に券種の選び方も奥が深いファクターだと思います。
 クラヴァシュドールから流すならそこそこ手広くてもいい、と私は今回判断していますけどね。仰る通り1~3番人気では流石に決まらないだろうと感じています。
Posted by clover at 2020年05月24日 15:00
>が茶様

 いつもコメントありがとうございますー。

 確かにこの馬場で、内枠を引けていたらかなりショウナンは面白かったと思うのですけどね。
 これだけ軽い馬場になると、今まであまり前に行かなかった馬でもここ一番で、という思い切りはありそうですが、レース傾向としてはあまり前の馬が残れない面もあるので難しいですね。
 私もスマイルカナは拾おうかかなり迷ったんですけど、大地Jがこの馬の武器を活かし切るレースメイクが出来るか?と考えると厳しいかな、と見切ってしまいました。
 全体でペースを引き上げつつ、坂の上りでもう一脚、というバランスが作れれば侮れない馬だとは思うのですけど、オークスは逃げ粘りが本当に難しいですしね……。

 デアリングタクトはまず序盤のポジショニング、そこから外に出すタイミングをどこまで我慢するのかなど、こちらもバランスは問われる上に、ペース次第では切れ味を求められて苦しむかも、とはなるのですよね。
 まだ比較的差しも決まりつつある馬場は望みですけれど、ここでしっかり勝ち切ってしまったら本当に本物でしょうね。
Posted by clover at 2020年05月24日 15:06
お疲れ様です。
狙っていた一頭であるウインマイティが来てくれて、デアリングタクトとのワイド、三連複ゲットできましたー!

でも今改めてレース見直してみると、時計めちゃくちゃ遅いですし、持久力型のマリリン以外の先行馬はほぼ全滅しているしで……一体どう考えるべきなのか……(笑)
この世代の牝馬はレベルけっこう高いと思っていただけに、ちょっと謎ですね。単純に距離延長で良さが出る馬が少なかったのか、それにしても時計遅いですよねー。

その中でも、デアリングタクトはやはり抜けて強いという感じで、苦しい展開の中勝ち切るのは見事でしたね。
Posted by ハル at 2020年05月24日 16:08
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。
 的中おめでとうございます!まさかのウインウイン、岡田一族大勝利のオークスでしたね。

 今年は正直、一昔前のオークスってラップなんですよね。
 明確に向こう正面から3コーナーで緩んでいて、そこで取りついていった好位勢がそのまま雪崩れ込むポジション競馬なんですが、仰る通りそれにしても走らない馬が多かったです。

 面白いのは、デアリングタクト以外の桜花賞組は、ここでほとんど綺麗に着順が逆転しているのですよね。
 要するにあのレースがそれだけタフで、並の馬ではダメージが強く残ってしまうところ、デアリングタクトとレシステンシアだけが世代の中で能力・精神力共に抜けていた、という事になるのかと思います。

 それにしてもデアリングタクト、あれだけびっしりマークされて、直線も外に出せず苦しい競馬なのにあの脚は痺れましたね。
 まるで祖母シーザリオのような、能力だけで捻じ伏せたレースでしたし、史上初の無敗牝馬三冠、おおいに期待できると思います。
Posted by clover at 2020年05月24日 16:18
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