2020年04月13日

2020 皐月賞 プレビュー

★はじめに

 快速の2歳女王レシステンシアから、無傷の戴冠で桜の女王の座を奪い取ったデアリングタクトの衝撃から一夜、今日からは牡馬クラシック第一弾・皐月賞の話題が沸騰していく事でしょう。
 牡馬戦線は、去年の2歳戦に2頭のチャンピオンがいた、という形で総括していいと思いますが、その2頭がそれぞれ去年のサートゥルナーリア同様の直行ローテを選択した事で、彼我の力関係が掴みにくいままの本番、という事になります。
 2頭が鋭気を養っている間に成長し、実績を積んで牙を研ぐ主役候補・伏兵も多々おり、桜花賞に続いて非常に盛り上がる一戦になりそうですね。


★レース傾向分析

 いつもながら、過去のプレビューもご参照お願いします。


 大枠の傾向自体は2017年に検証したもので特に問題ないと思います。
 去年はギリギリ雨を持ちこたえての良馬場で、59,1-59,0=1,58,1という決着時計でした。
 ここ3~4年だけの傾向を見ても、やはり多頭数でそれなりにマイラータイプの馬も出てきて、前半のペースは上がりやすいレースなのは間違いなく、一昨年も含めて馬場を問わず、絶対的な追走面で前半59の流れをクリアするのは勝ち負けの為の必須条件になってくる、と言えるでしょう。

 ただ、超高速に近い馬場になれば、59で入っても平均的なバランスになって、そこからの後半要素もそれなり以上に質の高さを求められますし、タフな馬場であれば持久力寄りのまた少し違った適性が問われるので、馬場バイアスとコンディションの見極めは、他のレース以上に大切になってくるのではないでしょうか。

 今年の場合、Bコース替わりした先週が思った以上に高速化していて、雨が降って稍重だった日曜日でもそこそこ持ちこたえていましたし、皐月賞に向けて馬場造園科が本気を出してきた感じではあります。
 一方で、昨日から今日にかけて関東圏は土砂降り、そして今のところ金・土曜日に雨予報がちらついており、その度合いによっては渋った馬場での開催も視野に入れねばなりません。土曜のバイアスも含めて、じっくり見極めておきたいところです。

 コースデータ的には、1コーナーまでの距離が長い、というのもあるのか、内有利の印象とは裏腹に、外枠の方が好走率が高いという面白い結果になっています。
 この辺りの理由づけはシンプルには決めつけられないですけど、やはり18頭立ての多頭数になって揉まれ弱さを露呈する馬が出てきたり、或いはBコースになってもそれなりに内の馬場は掘れてきているのが普通なので、最初の直線を内目で走る馬より、馬場の綺麗な外目からダッシュを効かせる馬の方がポジショニング争いで優位になりやすい、という面もありそうです。

 ペース次第では、ディーマジェスティの年のように差しも決まりますけど、ただあの年はラップがちょっと特殊で、3~4コーナーで緩んで再加速、というのが噛み合っていた面も強いです。
 少なくとも平均ペースくらいで流れた場合は、今のトレンド的にもコーナーで緩まず淡々と、というパターンになりそうですし、ましてや2歳王者2頭がどちらも安定した先行脚質から、強気に仕掛けていく可能性も高いので、良馬場の場合は後ろから差すのは簡単ではない、と見ておいた方がいいと思います。
 ともあれ、ある程度位置が取れて追走面でも担保があり、決め手もしっかり持っている総合力のある馬がやはり強いレースだと思いますし、基本線としては、コントレイル・サリオスを負かす事が出来る馬がいるかどうか?という視座で検討していくべきレースではあると考えます。


★有力馬所感

・コントレイル

 東スポ杯での異次元の突き抜けから、全く別の適性を問われたホープフルSも余裕をもって快勝、史上初めてポープフルSの勝ち馬で最優秀2歳牡馬に輝いたディープ産駒の真打・コントレイルは、去年のサートゥルナーリア同様に直行ローテを克服して無敗の皐月賞馬として君臨する事が出来るでしょうか?

 とりあえず去年もサートゥルナーリアで触れたのですけど、2歳戦以来の直行ローテを選んだ場合、それまでもっとも重い負担重量が55kgから、一気に2kg増になります。
 これは当然サリオスにも言えることで、去年のサートゥルナーリアはそれをものともしませんでしたが、特にそこまで馬格があるわけではないこの馬の場合は、ひょっとすると結構な負担になるかも、というのは。頭の片隅に入れておいてもいいとは思います。

 ただ正直、パフォーマンス的にはこの舞台で、高速馬場になってくれるなら死角はかなり少ない、と考えていいでしょう。
 ホープフルSは勝つには勝ったものの、やはり年末の中山のタフな馬場で、東スポ杯と比較すればパフォーマンスは削がれていたと思いますし、先週くらいの軽い馬場で時計勝負の色合いが強くなるほどに優位性は高まると感じます。
 今のところスタートも安定していて二の足も良く、スムーズに先行できるのは強みになりますし、ペース自体も東スポ杯は自身スローバランスにしてしまったとはいえ、自身も59秒半ばの通過で問題なく脚を引き出せており、追走面での不安がほぼないのも強みですね。

 軽い馬場になれば切れ味の質、加速性能、持続力と全てが高い水準でまとまっており、後半分散される可能性も高い中山2000mでも問題なく長く脚を使ってくると思いますし、福永Jがスムーズなエスコートを心がけてくれさえすれば、距離・コース経験なども含めて人気通りに最右翼、と判断していいはずです。

 不安があるとすれば渋った馬場になった時、相対的に自身ハイペースの追走になってどこまで踏んばれるか、雨馬場を無難にこなせるかではあり、信頼度という意味では当然良馬場の方が上です。
 枠も外過ぎない外くらいが、レース傾向から踏まえてもいいと思いますし、内枠・重馬場とかなら評価を下げる可能性はありますが、基本的には重い印候補と考えていいでしょう。


・サリオス

 こちらは朝日杯を圧巻のパフォーマンスで制覇し、やはり無敗での皐月賞戴冠を狙う立場、鞍上に今の世情の中でもレーンJを確保、堀厩舎らしい一戦必勝態勢で、いざコントレイルとの雌雄を決します。

 この馬の場合、めっちゃ馬格があるのでコントレイルより斤量不安はないと思いますが、一方でやはり今までマイルしか走った事がない、というのは一つの大きなネックとはなります。
 正直血統面や走りのスケール、ラップの踏み方などを見ると、マイルでもやたら強いけど、本領はもっと長い距離にある、というイメージはあるのですが、こればかりはやってみないとわからない部分もあります。
 昨今の皐月賞はスピード勝負になるので、前走2000mよりは1800mからの馬の方が活躍する傾向にありますが、マイルから、となるとペルシアンナイトくらいしか好走例がないですし、最後の坂での踏ん張りがこの距離でどう出るか?というのは見所ですね。

 ただ純粋能力としてはこちらもコントレイルと互角のものはあると思っていて、スローからの後半勝負でクラヴァシュドールを捻じ伏せたサウジアラビアRC、そして超ハイペースを前々から押し切った朝日杯と、違った形で勝ち負けが出来ている事、追走面の課題が一切ないのはやはり強みになります。
 戦ってきた相手としても、桜花賞上位組と遜色ないものは見せていて、この世代は全体的には牝馬優位だと思っているので、並の牡馬相手に負ける姿はあまり想像しにくいのが正直なところですね。

 脚質としてもスッと楽に先行できる感じですし、コントレイルより若干スタートに危うさは感じますが、それでも二の足の速さなど見ればある程度挽回は出来るでしょう。
 この馬もあまり包まれた経験はないので、出来れば外目の枠からある程度自分のリズムで前に取りついていく形が望ましいかな、と思いますし、馬場も良馬場の方がいいかな、と思います。

 ハーツクライ産駒は皐月賞ではどうにも振るわないイメージですが、この馬は今までのハーツクライ産駒の常識を覆す性能を保持している可能性が高い、と感じますので、枠の並びでアドバンテージが作れるならこちらを本命、というのも視野に入れています。
 鞍上も、このご時世にまだ競馬を開催しているオーストラリアの主要レースをいくつか蹴ってまで、自主的隔離に応じて早めの来日を果たしたレーンJの意気込みは確かだと思いますし、腕も確かなのは証明されていますから楽しみですね。
 正直なところ、高速馬場で良馬場になれば、2歳王者2頭の牙城を崩すのは並大抵ではない、と考えていて、馬場が渋った時にはじめて色々悩む、という皐月賞になるかなと思っています。


・サトノフラッグ

 重馬場の弥生賞を一捲りで快勝し、今回はルメールJ騎乗、人気の上ではおそらく三強オッズの一角を形成する事になるサトノフラッグは、ここで2歳王者たちを捻じ伏せての一気の戴冠はあるのでしょうか?

 この馬も一戦ごとに課題を克服し強くなっていて、いい馬だな、とは思っています。
 ただ現状のレースぶりを見ている限り、ディープ産駒の割には持久力型の色合いが強く、59-59の流れになる皐月賞では少しスピード負けする懸念はあるかな、とも感じています。
 一応未勝利が59,3-60,2の流れを中団から追走して1,59,5の2歳レコードでしたが、あの時は超々高速馬場でしたし、その中でのインパクトとしてはやはり2歳王者2頭の府中のパフォーマンスとは比肩して語るのは無理筋でしょう。

 無論そこからの成長もあるとはいえ、ここ2戦はタフ寄りの馬場ではっきり後半型の競馬、しかも持久力戦寄りで強さを見せていますし、前走にしても前がややちぐはぐなラップを踏む中で、ピッタリ捲りのタイミングが噛み合った部分はあるので、あの勝ちっぷりをあまりこの皐月賞、という舞台で高く評価はしない方がいい、とは見ています。
 純粋な追走面もまだ半信半疑にはなりますし、ポジショニング自体もコントレイルサリオスには劣ると思うので、普通の良馬場でこの2頭を後ろから差すのはちょっと苦しいのではないか、3強の中で圏内を外す可能性が一番高いのはこの馬だろう、と考えています。

 実際に近年は弥生賞からのローテも振るいませんし、まして重馬場だったので、もしも本番もタフな馬場になるなら相対的に浮上してきますけど、良馬場なら思い切って消すところまで視野に入れたいです。
 まあそれなりに中山向きの機動力もあるので、大きく崩れない、とは思うのですけど、人気に見合う走りが出来るかは不安要素の方が大きいと踏んでいます。


・ヴェルトライゼンテ

 ホープフルSではコントレイルに食らいついての2着、前走のスプリングSはトライアルに徹する形で切れ味特化戦で敗れたものの、2000mへの距離延長はプラス、近年相性のいいスプリングSローテから逆転戴冠を狙います。
 ただ正直、タフな馬場であそこまで、となると、基礎性能的にコントレイルとは差は小さくない、と思いますし、この馬自身高速馬場の経験はほぼないので、そこは課題の方が大きいと感じています。

 また、距離延長ローテがいいのは1800mの淡々とした流れが皐月賞にマッチしやすいから、ではあるのですが、今年のスプリングSは例年と違い超スローペースだったので、この馬も実質的な追走面はまだ怪しさがあって、流れて強いかはやってみないとわからない、という面はあります。
 少なくとも後半特化でガロアクリークに屈するレベルですから、例えスローからの後半特化になったとしても、コントレイルやサリオスを凌駕出来るイメージは持てませんし、高速馬場で好走するとすれば平均ペースで追走面を克服してきた場合に限られるかな、と感じています。

 戦績の安定感などでそこそこ人気はするでしょうが、個人的にここは結構危ないと見ていて、真ん中くらいの枠からタイトに立ち回れるならともかく、外目から自分で勝ちに行く競馬を求められた時など、後半要素で甘くなる可能性は見ておきたいです。
 基本的に良馬場なら、2歳王者2頭から予想を組み立てるつもりでいるのもありますし、中途半端に人気になって、けど克服すべき課題がそこそこ多いこの馬も、出来れば消してしまいたいイメージは今のところ持っています。
 勿論この馬も渋った馬場なら相対的に浮上してくるので、そこの見極めは重要ですね。


・クリスタルブラック

 京成杯では大外一気で素質馬スカイグルーヴを一蹴、そこからの直行という異端のローテで、デアリングタクトに続く3戦目でのクラシック無傷の戴冠を狙うこの馬はどうでしょうか?

 まあ正直、ここまでの内容だけではまだわからん、というのが正直なところではありますね。
 新馬戦は超スローとは言え、ラスト2Fはレースラップからそれぞれ0,2~3くらいは速く、長くいい脚を使えていますし、前走もタフな馬場で一頭だけ引き出せた持続力が違った、という印象でした。
 一応ビターエンダーが共同通信杯でそこそこ結果を出していますし、その辺りから比較しても、純粋な力関係では第2グループには入ってくるのかな、という感覚は持てます。

 が、過去2走ともにスタートは微妙で、後方からの競馬になっており、この皐月賞の舞台で18頭立ての後方から、となると、やはりそれは余程展開の恵みがないと前まで届くのは容易ではない、というイメージにはなります。
 学習能力の高いキズナ産駒ではあり、ここ一番でスタートを決めて中団くらいからの競馬ができてしまうと怖いですが、当然ながら質的な追走の担保は皆無、高速馬場での高速持久力戦自体も未知数なので、ここで強気に狙うのは中々難しいかな、とは感じます。
 デアリングタクトの影響でいい感じに人気しそうですけど、あの馬ほどの異次元性を前走で見せているわけではないですし、自身時計を4秒は縮めてこないとならない、と考えると、やはり良馬場では狙いたくないですね。それに騎手も騎手ですし……。
 基本的に3~5番人気想定の3頭は、良馬場なら軽視気味、タフな馬場になったら浮上させるというスタンスでいいような気はしています。


・マイラプソディ

 この馬も共同通信杯でやや無様な負け方となり、そこからの直行ローテは悪くないものの、果たして2歳時の輝きを取り戻せるか注目です。

 正直前走の負け方は悲観材料で、勿論あの超スローで内が伸びる馬場を、後ろから外ぶん回しで切れ負け、というだけならいいのですが、ラスト1Fでの伸び脚すらも周りに見劣っていたのはうーん……となります。
 京都2歳Sは強かったですし、ミヤマザクラも一定のレベルにある馬なので、あのパフォーマンスだけ考えるならこの馬も第2グループではあるはずですが、この馬にしてもこの舞台で克服すべき課題は多いです。

 後半要素自体は野路菊Sでそこそこ見せていますが、追走面はやはり血統的にも難しいところですし、ポジショニングとしてもどこまでついていけるか、物理的に後方に置かれてしまうと難しいレースでもありますから、前半急かされて脚をなし崩しに使って……という構図は透けて見えてきます。
 勿論前走より状態は上げてくるでしょうが、大目標はダービーなのも変わりないでしょうし、ここは脚を溜める競馬を選択しそうで、逆に内枠からじっと我慢して、直線だけの競馬で上手く噛み合えば、位の見立てでいいような気はしますね。
 前走渋った馬場でイマイチだった辺りからも、相対的にサトノフラッグやヴェルトライゼンテがそういう場合は上位に来るでしょうし、正直強気に狙う材料は少ないと感じています。
 強みとしては、前走57kgを背負っている事で、内枠からそこそこポジションを拾えそうな条件なら紐程度に、というイメージです。


・ダーリントンホール

 今のところ単穴候補の筆頭として考えています。
 この馬を評価しているのは前走よりも葉牡丹賞で、高速馬場の速い流れを外々から強気の競馬で食らいついていけたのは面白く、全体として淡々と流れる形は血統通りマッチしているのではないかと感じます。
 新馬ではそれなりのギアチェンジも見せていたり、前走は超スローからの4F勝負で、馬群の中から長く脚を使えたりと、比較的色んなパターンに対応してきますし、追走面でも葉牡丹賞が一定の担保になるので、真ん中からやや内、くらいのタイトに立ち回れる枠を引いて、コントレイルやサリオスのすぐ後ろでじっと我慢、という競馬ができれば、直線内からスルスル、という狙いが付けやすいな、と考えています。

 今回はミルコJに替わるので出負けが不安にはなりますが、元々皐月賞は得意なジョッキーですし、馬のタイプとしても強気に動いていけるタイプはプラスだと思うので、極端な外枠でなければ印は打つ一頭だと思っています。


・コルテジア

 この馬も前走の後半4Fは中々のレベルですし、アルジャンナを退けているのは、コントレイル比較では物足りないにせよ、一定のレベルにはある、と見る事が出来ます。
 ただ、ここまでの戦績を見ていると、明確にスローバランスの方がパフォーマンスが高くなっていて、まだ超高速馬場と言える条件は走っていないのでそこはわかりませんが、あまり皐月賞の流れで良さが出るタイプではないかも、というイメージではあります。

 足を残せれば、後半の要所の一脚や、競馬センスの良さはこの舞台とはリンクしてくるので、レース全体がややスロー寄りになった時に、2列目あたりでじっと我慢の競馬ができればワンチャンス、というところでしょうか。
 鞍上の勢いは侮れませんし、枠の並びの中で、サリオスやコントレイルより前受を楽に出来そうな形であれば、紐に一考はしてもいいのかな、と考えています。


・レクセランス

 こちらも3戦無敗と未知の魅力が詰まったディープ産駒、今回は騎手のブロック調整の絡みなどもあり、北村友Jと初コンビになりますね。
 個人的に前走のすみれSは結構レベルが高い競馬だったと思っていて、その中で外を回しつつ最後まで伸び続けてきた持続性能の高さは中々のモノだと評価しています。
 ダービーで面白いタイプだと思うのですが、ただ立ち回りの器用さと総合スピードが問われる皐月賞ですと、今までまともにポジションを取れた感じもないので、流石に簡単ではないイメージです。
 鞍上的に後方インでじっと我慢して、レース全体がスローロンスパになって内ががっぽり開く、みたいな僥倖がないと圏内食い込みまでは難しいと思いますが、ダービーに向けてどういう走りが出来るかは注目したい馬ですね。


・ガロアクリーク

 この馬も前走の切れ味は素晴らしかったですが、スロー専用、かつ距離も2000mはちょっと長いイメージにはなるのですよね。
 勿論高速馬場でなら変ってくる可能性も残していますが、ホープフルSで全く見せ場なしだったあたりからも、淡々と流れてしまうとポジショニング含めて簡単ではないはずで、このメンバー相手にはちょっと家賃が高いかな、と感じています。


・ラインベック

 この馬も安定感はありますが、東スポ杯でちょっと噛み合わなかったとはいえコントレイルとあの差、ホープフルSを鑑みてもヴェルトライゼンテよりは明確に下にはなるので、スムーズに先行出来たとしても粘り込むだけの武器はまだちょっと足りていないかな、という感覚です。


・ビターエンダー

 前走は思い切った思いきった先行策で結果を残しましたけど、それでもダーリントンホールに交わされたように、まだ全体の総合力でこのレベルでは、と感じます。
 このメンバーであんなスムーズなポジショニングは望めないでしょうし、走りそのものも右回りよりは左回りの方がいい感じで、ダービートライアルで狙いたい馬ですね。


・ブラックホール

 この馬は高速馬場になってプラスに転じるイメージがまるで持てませんし、といってタフな馬場、渋った馬場でもホープフルS、弥生賞と完敗続きなので、やはりどういう条件でも強く狙う余地はなさそうですね。


・キメラヴェリテ

 大穴候補としてはこの馬になるでしょう。
 今回は明快な逃げ馬がいないので、この馬がハナを切れる可能性は高いですし、少し離した単騎逃げになって、好位にコントレイルサリオスがいれば後続の仕掛けの意識も遅れる、という展開利はまず見込めます。

 加えて、若葉Sは時計的にもラップ的にもハイレベルでした。
 この馬自身59,9-59,0=1,58,9の走破は立派ですし、後半ロングスパートに近いラップで最後まで踏んばれているのは面白く、もう少し追走面で上積みがあればここでも頑張れる余地はあると思います。
 キズナ産駒で経験から糧にするものも大きいと思いますし、ダート戦とはいえ57kgの斤量経験があるのも強みで、逃げる、と決め打つならあまり外よりはやや内目の枠の方がいいでしょうか。
 出られれば、のアメリカンシード共々、平均からややハイペースでの前残り要因としては警戒していいと思いますし、紐には確実に入れるつもりでいます。


posted by clover at 15:52| Comment(2) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。
推しのエピファネイア産駒デアリングタクトのG1制覇おめでとうございます!(笑)
エピファネイアは、後は牡馬ですね。クラシックという意味では、オーロアドーネの次走に個人的に期待してます。弥生賞はいい内容でしたから。

皐月賞は馬場がどうなりますか。天気予報の推移を見ていると、いつ日曜日も雨予想になっても不思議ではない感じですが……。

1番人気のコントレイルは、どう考えてもダービー狙いで、福永Jが次を見据えた競馬をするのでは?という疑念が拭えないので、正直単系は買い難いと考えています。ローテ的には何も心配もないですし、仮に馬場が悪くなってもホープフルSと同様に抜群の鮮度で克服してくると思うのですが、それでも、ですね。まぁ、ここを軽く負けた方が、ダービーという意味では間違いなくプラスなので、福永Jがそういう競馬をしてもダービー狙いのディープ産駒としては大正解なのですが。

個人的なサリオスの見解としては、前走こそが適性を現していると考えていて、要するに他馬が脱落している中でも踏ん張る持続力ですね。前走も最速地点で一瞬詰められかけているように、本質的には府中で見せた瞬発力にあまり引きずられすぎない方がいいのかなと。ぶっちゃけサリオス(コントレイルもですが)が走った時期の府中は、決め手に特化していなくとも、ある程度の能力があれば鬼のように早いラップを刻める馬場でしたし。
そういう意味で、正直2000で良馬場となると少し疑問視していました。
かといって道悪になった際でも、母の出している産駒は父が違うとはいえ、軽い走りをする産駒ばかりで、あの巨体で今までに経験のないコーナーでの加速がスムーズにできるかなどと考えると、ちょっと悩ましい点があるように感じています。

ダーリントンホールは仰るとおり警戒必要ですし、後は密かに、スムーズに先行できた時のウインカーネリアンを押さえておきたいな、と。追走面はまるで未知数ですが、まったく人気もなさそうですので。
Posted by ハル at 2020年04月15日 04:22
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 エピファネイア産駒は夏秋はバシバシ勝ち上がってくれて、けれど1勝クラスより上でサッパリでしたから、やはり色々難しいのかな、と思っていたのですけど、嵌った時の爆発力は本物でしたねー、本当に嬉しいです。
 仰る通り現時点ではフィリーサイアーっぽいので、牡馬でももう少し頑張れる馬が出てくるのと、新馬では強かったのにガタガタになっている馬が少しでも立ち直してきてくれれば、ですね。
 オーロアドーネは府中のダービートライアル使ってきそうですし、距離伸びてもやれそうなので楽しみです。

 コントレイルは確かにここがメイチではない、という意味では、何かにやられる絵面は警戒すべきかもですね。
 ただどういう条件になっても安定感は一番ありそうですし、今のところ土曜が100%雨予報なので、パンパンの良は望みにくい中でも、しっかり最低限の結果は残してくれるだろうな、とは思います。
 福永Jとしては、一応ダービーはもう獲った、という中で、このレースもしっかり勝ちに行く意識を持ってくれるかもですし、この馬で半端な競馬はして欲しくないですね。

 サリオスは仰るように多少器用さに不安はありますから、距離よりは中山、というコースがどう出るかでしょうね。
 個人的にはその辺りのベーシックな傾向を凌駕できる資質がある、と見立てているのですが、確かにここで強く狙うのはハイリスクローリターンではあるかもしれません。
 逆に、ここでコントレイルにしっかり勝ち切れるようならダービーも、というイメージでいいのですけどね。

 ある程度渋った馬場が上手な血統は押さえたいですよね。
 ウインカーネリアンは今のところどうにもスロー専用に見えますし、弥生賞があまりにも不甲斐無かったので触れなかったですけど、スクリーンヒーロー産駒でタフな展開は強い可能性はあるので、内枠を引ければ一考、でしょうか。
Posted by clover at 2020年04月15日 15:48
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