2020年01月24日

2020 1月第3週3歳戦 レース回顧(日曜編)

 今週末はいつの間にか晴れ~曇り予報に替わってますね。
 やはり雨雪となると、馬場もそうですが開催そのものも危ぶまれますし、それがなくなったのは有難いところです。まあ来週こそ関東は雪らしいですけれど……。
 とりあえず、予想は明日しっかりやるとして、宿題の3歳戦回顧をさっくりと終わらせてしまいましょう。


★1/19(日) 中山3R未勝利戦(ダート1800m)

このレースは、初ダートのキングカメハメハ産駒・ダノンファストが、道中好位外から4コーナー抜群の手応えで抜け出し、直線は突き放すだけの大楽勝で初勝利を飾りました。
 この日の中山ダートも稍重ではありましたが時計は掛かっていて、その中で38,2-38,9-37,8=1,54,9とスローバランス、ラスト12,7-13,0-12,1というえげつない加速ラップで突き抜けていったのはインパクト充分でしたね。

 同日の古馬1勝クラスがある程度出し切る形で1,54,9の同タイムですし、これは前日のシェダル同様に、ダート路線でかなりの出世が見込める器ではないかなと感じました。
 勿論まだ色々課題はありますけど、より軽いダートで良さが出そうな印象もありますし、非常に先が楽しみな一頭です。


★1/19(日) 中山4R 1勝クラス(ダート1200m)

 このレースは、正月開催から中1週のエントリーになったヘニーヒューズ産駒のトウカイエトワールが、直線しぶとく前を捉えて見事に2連勝を飾りましたね。
 時計的には34,0-37,7=1,11,7とかなりのハイペースで、時期的にもレースレベル的にも悪くはない時計とは言えそうです。

 その上で勝ち馬は、今回も大外枠からスムーズな競馬が出来たとはいえ、そう馬場レベルに差のない新馬戦から再度の遠征競馬で中1週、それでいてきっちり前半も後半もパフォーマンスを上げてきたのは素直に凄いですね。
 ここまでしっかり2戦目の伸びしろを見せる馬もレアですし、今回は流石に直線入り口で少し置かれて、マーフィーJがかなりしっかりと追っていましたけど、最後までしぶとく食らいついての差し切りなので価値は高いと思います。
 血統的に追走が問われて良さが出た反面、バランスのいい馬なので1400mくらいまでは戦えそうで、OPでもこのレースセンスの良さと成長度は通用するかもしれませんね。

★1/19(日) 小倉6R 芝1200m

 このレースを制したのは、ジョーカプチーノ産駒のウインバリスタでした。カプチーノからバリスタ、という発想は綺麗でいいですね。
 馬場は前日の雨が残って重馬場ですが回復基調ではあり、その中で35,6-36,5=1,12,1は、新馬とは言えやや平凡とは感じます。
 同日未勝利が1,09,9、古馬1勝クラスが1,10,1ですからタフな馬場だったのは間違いないですけれど、もう一歩このバランスなら後半にワンパンチ欲しかったですかね。

 その中で大外枠からいいスタートで番手につけて、直線逃げ馬の出し抜きに苦労しつつしぶとく、なので、センスの良さはともかく後半はあまり決定的な武器がない感じではあり、流石にこのレベルでは上では苦労するかなと思います。流れて良さが出れば、ですね。
 2~3着馬もこのペースで前々からなので、むしろ脚を余す形の4着馬のほうが面白いかも、という感覚です。


★1/19(日) 京都6R 芝1800m

 武Jが遺言によってアドマイヤの馬に乗る、というエポックメイキングな出来事があったこのレースが、土日通じて一番注目された新馬戦だった事は疑いないでしょう。
 そしてその期待馬、ディープインパクト産駒のアドマイヤビルゴが、番手から直線スッと抜け出し、後続の追撃を振り切って見事にデビュー勝ち、武Jらしいここ一番の勝負強さが光った一戦でしたね。

 まあ京都は非常にタフな馬場が続き、その中で新馬らしくかなりのスローペース、36,7-39,0-35,4=1,51,1という時計をどこまで評価していいかは難しさもあります。
 中盤がかなり緩く、仕掛けも遅くて、後半は12,3-11,2-11,9と加速力&瞬発力戦になっており、その中でのポジショニングがある程度明暗を分けた部分もありそうですね。

 勝ったアドマイヤビルゴは、好スタートからスッと番手につけて、外からプレッシャーも受けつつ上手く流れに乗れていましたが、やや道中のめったり、コーナーでもたついたりと、まだまだ完成度の低さは感じさせる走りではありました。
 それでも直線最速地点で、外目に持ち出してからの反応は流石の血統馬、という感じで、ほぼレースラップと同じ踏み方ではあるでしょうが、このタフな馬場でそれなりの切れを引き出せたのは評価していいと思います。
 馬格のない馬なのでもう少し軽い馬場向きかな、とも思いますし、一度使っての変わり身、成長には期待したいですね。
 2~3着馬も後続にはしっかり差をつけて悪くない走りでしたし、この2頭の未勝利での走りも含めて、この組のレベルなどしっかり見ていきたいです。


★1/19(日) 中山6R 芝1600m

このレースは、キンシャサノキセキ産駒のルフトシュトロームが、3番手追走からコーナー出口であっという間に抜け出し、ほぼ持ったままで突き抜ける快勝でした。

 中山の芝は、前日よりはマシとは言えタフさが残っていたはずで、その中で36,8-25,4-35,1=1,37,3という時計は、菜の花賞あたりと比較してもますまずの水準にはあると思います。
 中盤がはっきり緩んでからの後半勝負で、後半は12,8-11,9-11,2-12,0とかなり段階加速度の高いレースになっていますし、それを自分から動いて楽に突き抜けてきたのは、性能がちょっと違うイメージではありました。

 ラストはそこそこ落としていますけど、ほぼ馬なりでコントロールしつつでもありましたし、京成杯あたりとの比較でも馬場は軽くはないので、その中でこれだけの切れ味を引き出してきた事はやはり高く評価していいと感じますね。
 マイル位がベスト、という走りではありますし、血統的にもそこはイメージできるので、上手くこの路線で台頭していければ、という感じでしょうか。まだ底は見せていない勝ち方で先が楽しみですね。


★1/19(日) 京都9R 白梅賞(芝1600m)

 このレースは、レッドスパーダ産駒のソウルトレインが番手からきっちりと抜け出して、強敵と戦ってきた強みを見せての2勝目となりましたね。
 タフな芝の中で36,6-24,8-34,8=1,36,2とかなりのスローバランス、ハーフですと49,1-47,1で、後半の仕掛けも遅く、基本的には前目内目の出し抜き競馬でしたね。
 それを覆せるほどの馬が後ろにいなかった中で、きっちり前の馬の中で力上位の勝ち馬が勝ち切ったというイメージでいいでしょう。
 後半は11,9-11,2-11,7と、馬場の割に加速度と切れが問われる展開にはなっていますし、基本的には見た目通りの評価でいいと思います。

 勝ったソウルトレインは、かなり発汗が目立っていましたし、レース後コメントでも精神的にギリギリ、という話でしたが、それでも競馬に行けば真面目に走り切るのが流石ではありますね。
 川田Jらしいポジショニングでもありましたし、最速地点では2着馬の出し抜きですこし苦戦していましたけど、最後はしっかり底力を見せてくれたのかなと思います。
 とはいえやはり内容として特段秀でたところはなく、一度休養を入れるのでしょうが、それでもう一回りパワーアップしてこないと、改めての重賞戦線ではまだまだ厳しいイメージにはなりますね。

 2着のスマートリアンは、台風の時の京都以来で人気していませんでしたけど、タフな馬場の適性が高かったですし、出し抜く脚はかなり光っていて悪くない馬ですね。
 総合力はありそうなので、もう少し引き上げてもそれを使えれば面白い馬になれるかな、と感じますし、こういうセンスの良さとしぶとさはキズナ産駒の持ち味、という感じでいいですよねぇ。

 3着オーロラフラッシュもポジションとしては悪くなかったですけど、こういう一瞬の加速が問われる展開向きではないですね。
 6着クラヴェルは期待して見ていたんですけど、スタート悪く後方からで、しかも折り合いに苦労して消耗、全体的に溜め殺し感もありつつ、それでも後半にひとつも見せ場を作れなかったのは流石に残念です。まあ軽い馬場で見直したいですね。


★1/19(日) 小倉10R ネモフィラ賞(ダート1700m)

 このレースは、未勝利で強い勝ち方をしたミヤジコクオウが、やや追走に苦労しつつも最後は地力で捻じ伏せて2連勝を飾りました。

 小倉のダートは重馬場で、ただ時期的に極端に軽くはなかったはずです。
 ローカル開催はレースレベルが読みにくいですが、未勝利が1,46,3、古馬1勝クラスが1,46,5の中で、超ハイペースとはいえ1,45,4はかなりいい時計だと思いますし、上位3頭は素直に強かったですね。

 ラップが29,5-37,7-38,2=1,45,4なのでかなりの消耗戦、また後続も向こう正面から一気に差を詰めているので、特に展開利、というよりは、全体で厳しい流れからの底力勝負をしている感じです。
 勿論追走面が高いレベルで問われたのは間違いなく、適性的にはそれぞれに面白いものを見せてきたとも言えるでしょう。

 勝ったミヤジコクオウは、スタートはまずまずでしたが流石にテンの流れにはついていけずに中団やや後ろ、そこから向こう正面で押し上げていって先団に取りつきますが、またコーナーで置かれ加減になります。
 ただ前も減速基調だったので、直線内に潜り込んでしぶとく脚を伸ばし、最後は能力だけで内から捻じ伏せた、というイメージでしたね。
 向こう正面での機動力とコーナーでの反応を見ても、小回りでコーナーで動いていく競馬があまりマッチはしていない感じでしたし、その意味では広いコースに戻って、外からスムーズに、という競馬が出来た方がベターなのは感じるところです。
 能力は高く、適性の幅もしっかり見せていますが弱点もある、という感じなので、そこを上手くフォローする騎乗が出来れば、力そのものはOPでも通用すると思いますね。

 2着のショウナンナデシコは、このペースを最初から前目で受けてラストまでしぶとくなので、追走特化で良さがより強く出た、という感じでしょうか。
 元々初戦がすごく強かった馬ですけど、道中緩急があったり、揉まれたりすると脆いので、今のところはこういう、ハイペースの中でスムーズに先行、という形が一番マッチしているのでしょう。
 自分で逃げてもいい馬ですし、そういう意図を持って進められればこのクラスならいずれ勝ち上がれると思います。

 3着のメイショウダジンも、結構致命的な出負けをしていて、1コーナーでは前と10馬身差くらいあった中で、向こう正面からじわじわさを詰め、ラストまで外からしぶとく伸びているので、潜在的な追走力と持久力はかなりのものがありそうです。
 勿論ゲートを改善するのが大前提にはなりますけれど、まともな競馬が出来るならばこの馬もこのクラスは勝てる力はあるでしょうね。


posted by clover at 19:04| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください