2020年01月09日

2020 1月第1週3歳戦 レース回顧(日曜編)

 それではサクサクと日曜の3歳戦回顧を進めていきましょう。
 しかしこの日、中山で取り上げるレースは全部マーフィーJですね。改めて見ても、本当にポジショニングも仕掛けも積極的で、脚を余さずしっかり最後まで伸ばしてくるのが凄いです。


★1/6(月) 京都2R ダート1800m

 このレースに勝利したのは、マジェスティックウォリアー産駒のリュクスウォリアーでした。
 ダートはこの日は良に戻っていて、それなりに時計は掛かるようになっており、古馬1勝クラスが、スロー、かつレベルも微妙とは言え1,54,5という時計なので、新馬戦で1,54,8は中々インパクトがあります。
 ラップは37,9-39,5-37,4=1,54,8でややスロー寄りのバランス、中盤で大きく緩んだことで早めの仕掛けになり、ラスト4Fは12,-12,6-12,3-12,5と、少し波はありますけど淡々と12秒半ばを踏み続けるロンスパ戦になっていて、そういう形の中で上位3頭は中々に強い競馬をしてきたイメージですね。

 勝ったリュクスウォリアーは、スタートもポンと出てすんなり2番手を確保できましたし、向こう正面過ぎから動く馬がいてもしっかりペースアップに対応してずっとスムーズ、直線では一度2着馬に交わされているのですが、最後の100mでもう一回差し返す根性も見せています。
 現時点では総合的なレースセンスに能力、そして根性まで含めてかなり素晴らしいものを見せていますし、時計的にもまだ出し切った感じではないので、上のクラスでも通用する走りは出来るんじゃないか、と思いますね。

 2着馬もやはりスタート良く、道中勝ち馬とは1頭分外のロス、かつ早めに仕掛けていった分だけ最後少し甘くなりましたけど、これだけ走れれば上々ですし、未勝利はそこまで苦労せずに抜け出す事が出来るのではないでしょうか。
 3~4着馬までは水準レベルで走れていますし、ここから伸びしろがあればこちらも未勝利は勝負できると思います。


★1/6(月) 中山4R ダート1200m

 このレースは、ヘニーヒューズ産駒のトウカイエトワールが、好位外目からスッとセンス良く抜け出しての勝利でしたね。
 ダートは良でそこそこタフ寄り、古馬1勝クラスが1,11,8なので、新馬で1,14,1は非凡ではないですけれど、まあ水準かちょっと下か、位の感覚にはなりますね。
 ラップも35,6-38,5=1,14,1でかなりの前傾、一貫消耗戦なので、伸びしろという意味でもそこまで高くは見積もれないレースではありました。
 勝ち馬はその中で、外枠から二の足もよく好位に取りついて、マーフィーJらしい早め進出からの押し切りなので、その競馬センスはかなりいいですけど、流石にダートで上のクラスになると、前半後半共に質的に苦労しそうだな、とは思います。伸び代や、条件を工夫してどこまで、ですかね。


★1/6(月) 中山6R ダート1800m

 ここはケープブランコ産駒のヒラボククイーンが、4コーナー先頭からそのまま押し切りました。ここもマーフィーJで、国枝厩舎とのコンビがこの年明けから大爆発していますね。
 ラップは38,8-38,8-40,4=1,58,0で、向こう正面最速でそこから消耗戦、ラストは13,9まで落としていて、ほとんどバテてからの粘り合い、というレースではあり、ここもマーフィーJのポジショニングと動き出しの速さが功を奏している感はあります。
 2勝クラスで1,53,2なので、正直新馬としても時計はかなり平凡ですし、上でどこまでやれるかというと疑問視するところは多いですが、このレースに関しては勝ち馬はいいスタートも切れていますし、レースぶり自体は評価出来るでしょう。


★1/6(月) 京都6R1勝クラス(ダート1800m)

このレースは、キズナ産駒のヴォルストが、捲りがあり仕掛けの速い展開の中、ワンテンポ遅らせての差しがきっちり嵌っての勝利になりましたね。
 ラップが37,8-39,0-36,8=1,53,6で、かなりのスローバランスなのですけど、古馬の1勝クラスが1,54,5でしたから、時計的にはそこそこ優秀なレベルかもしれません。ただもちのき賞や、イモータルスモーク戦の敗者復活みたいなメンバーではあったので、そこをどう評価すべきか悩ましい一戦でもあります。

 もう少しテクニカルに見ると、中盤がかなり緩く、13秒台を3連発してから12,6-11,9-12,2-12,7と、捲りがあって一気にギアが上がるトリッキーな展開になっていて、この捲りに踏み遅れて、外から被せられる形になった先行馬には苦しい流れではあったのかなと思います。ショウナンナデシコやレッドブロンクスは諸にそんな感じでしたしね。

 勝ったヴォルストは、ハクアイウィンザーの捲りに合わせて進出しつつも、外目になり過ぎるのを嫌って一列後ろで我慢したのが、ラストの消耗地点で生きてきた感じで、しぶとく長く脚を使ったな、というイメージです。
 キズナ産駒は本当に素直にレース経験をプラスにコツコツ強くなっていく感じで、流石にまだこの時点でOPで勝ち負け出来る力はないでしょうが、色んなレースが出来ていますし、大崩れせず戦っていく内にいずれ、というのはあるかもしれません。
 2着のハクアイウィンザーも、思い切った自分の競馬で健闘しましたし、タイプ的にスタートからの出足は良くなく、追走面も甘そうなので、こういうスローバランスになりやすい、ステイヤーコースの方が本領は発揮しやすいかもしれません。


★1/6(月) 中山10Rジュニアカップ(芝1600m)

 このレースはキングカメハメハ産駒のサクセッションが、道中中団のインから早めにコーナーで押し上げていく積極果敢な競馬で完勝、再び重賞路線に挑戦するための賞金をきっちりと確保してきましたね。

 芝自体は水準レベルかな?とも思うのですが、このレース以外の芝戦はあまり時計が出ていなくて、確かにハイペースだったんですけど、内容としてもかなりレベルが高かった可能性は頭の片隅に置いておきたいところです。
 ラップが34,0-23,7-35,7=1,33,4とかなりのハイペース、ハーフだと45,6-47,8なのでより前傾で、その分後半は緩んで仕掛けも遅く、12,0-11,3-12,4と結構波の大きい推移になっています。
 全体としては当然高いレベルで追走が問われ、かつ直線で加速が求められているので、それは勝ち馬のように、中団から早めに押し上げて、という競馬が噛み合うのは必定ですけれど、それでも強かったですね。

 サクセッションはスタートも五分でしたけど、前が飛ばしていったのを察知したのか、マーフィーJとしてはゆったりした入り方で道中は中団のイン、ただ横に馬がいない、リラックスできる位置を意識的に取って、いつでも動ける準備はしていたように思います。
 なので、残り600m手前から、前が落としてきたのを察知し、すぐに外に持ち出すと馬も軽く反応、スッと外目から捲って先団に取りついていく形になっています。
 デイリー杯もそんな感じで結構早仕掛けで甘くなったので大丈夫か?と思ったのですが、このレースに関してはコーナー地点のラップが緩かったので、そこまでマイナスにはならず、むしろ12,0-11,3のレースラップに対し、高いアドバンテージを持って直線を向けた、という感じですね。

 また馬のタイプ的にも、これくらい追走が問われてしまった方が競馬しやすいのかもしれず、この馬としても間違いなく400-200m地点最速ラップではあるので、総合力勝負の方が強かったとは言えます。
 デイリー杯はなんだかんだでバランスとしてはスロー、かつ一気に自分から動いての4F戦に持ち込んで、持続面での良さは感じなかったので、距離を伸ばしてプラスになるイメージはあまりなく、春はマイル専念でいいと思います。
 結構器用に脚は使えるので、内枠から全体で淡々と流れる形なら、重賞レベルでも十分戦える素材だとは思いますね。

 2~4着馬辺りでも34秒は切ってきていますし悪くないですけど、レースの形が一番悪かったのは5着のドゥーベでしたかね。
 この馬は前々に入っていくもコーナーでブレーキ、そこから直線再加速という一番窮屈な競馬になってしまっていて、それでも一瞬食らいつくところは見せて圏内争いには加わってきましたから、能力的には自己条件は勿論、OPでもそこそこやれるものはあると感じる内容でした。


posted by clover at 18:53| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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