2020年01月08日

2020 1月第1週3歳戦 レース回顧(土曜編)

 今日明日は面倒な打ち合わせとかあってあんまり時間がないので、サラッと3歳戦の回顧を二日にわけて進めていきます。

 金曜日に、リーディング回顧の残りと、競走馬の方のJRA賞の所感を抱き合わせにして出そうと思っています。少しタイムリーではなくなってしまうのですけど、まぁ貧乏暇なしなので仕方ありません。。。


★1/5(日) 京都3R ダート1400m

 年明け最初の関西の新馬戦は、ヘニーヒューズ産駒のオレンジペコが、好位外目から楽に突き抜けて快勝しました。しかしこの、オレンジピールからの名前の連続性は味わいがあっていいですね。

 この日のダートは稍重で、そこそこ時計は出ていたのかな、とは思うのですが、同距離の1勝クラス戦だけ1,25,5とあまり速くないんですよね。まあここだけレベルが低かったかもで、ジャスティンあたりが1,10,1で走っているようにタフではなかったはずなので、1,26,4という勝ち時計そのものは水準くらいだと思います。
 ラップが36,2-12,4-37,8=1,26,4なので、そこまで極端に流れてはいないですけど一応加速地点のない消耗戦で、勝ち馬はそこで最後までしぶとく脚を伸ばして、切れたというよりはバテなかった、といった方が正確かもしれません。

 この時計で5馬身離れるのは後ろが弱いのは確かで、レースセンスは目立ってよかったですが、素材的に上で通用するか、となると、もう一歩伸びしろは欲しいところです。


★1/5(日) 中山4R ダート1800m

 ここはマーフィーJ騎乗のハーツクライ産駒・ミッキープリンスが、内枠から上手く馬群を捌いて直線外から差し切りデビュー勝ちを果たしました。

 中山ダートは良で、こちらは1月開催らしく年末より時計が掛かって、かなりタフ寄りのイメージでしたね。
 とはいえその中でも1,58,1は速くないですし、37,8-39,8-40,5の消耗戦、後半一度も12秒台を踏まない展開でしたから、レベルとしてはやはりお察し、というところでしょうか。
 その中で最内のハーツクライ産駒なんて危ない条件でしたけど、ただここはマーフィーJが上手く乗っていて、内からある程度ポジションは取りつつ、あまり詰めないで砂を被らずうまく外目に誘導出来ています。
 その分だけスムーズな競馬になっていますし、血統的に芝でもやれる馬だと思うので、ダートでは流石に出世を期待するのは酷ですけれど、まずはひとつ勝てた事を喜ぶべき立ち位置かな、と感じますね。


★1/5(日) 中山5R 1勝クラス(芝2000m)

 このレースもマーフィーJで、ディープインパクト産駒のサトノフラッグが、人気に応えて快勝しました。

 ラップ的には61,7-59,7=2,01,4で、金杯当日なので時計的にはまず水準ライン、古馬の1勝クラスともほぼ互角の競馬なので、この時点では合格点のレースレベルだと感じます。
 その中で、前走同様に道中はある程度馬群の中、コーナーでも馬群を縫う形でスルスルと上がってくると、直線は坂下で突き抜け、そのまま後続を悠々引き離していく圧巻の競馬で、ここでは素材が一枚違った、という感じです。
 後半は12,1-11,6-11,9のレースラップの中、最速地点でスッと動けていたのも好印象ですし、過去2走のイメージでは小回りの機動力勝負でどうか?というイメージだったのですけれど、いい意味で覆されましたね。

 まだ高いレベルで追走が問われてどうか、と思いますし、ポジショニングもこのペースでマーフィーJだからこそあそこまで、という感じなので、個人的にもやはりダービー向きなのかなとは思います。
 一応皐月賞トライアルに出すみたいですけど、弥生賞の方が距離と時期的にプラスかな、というイメージで、そこで賞金加算できないなら、3着で権利が取れても青葉賞コースでいいかも、と感じますね。府中2400mの高速持久力戦がかなり強そうで楽しみです。

 2着以下は時計的にも、ここまで離されてしまうのも含めてちょっと厳しい結果でしたね。
 結構フローズンスタイル期待してたんですけど、本当にエピファ産駒は2勝目が遠いなぁ、と。


★1/5(日) 京都6R 芝1800m

 ここを勝ったのは、母父についこの前天国に旅立ったダンスインザダークを持つ、キングカメハメハ産駒のルビーカサブランカでしたね。
 馬場はかなりタフ寄りで、金杯は1,34,0でしたけど、個人的にはこれ、結構上位が強くてこの時計なんじゃないかとは解釈していますので、1,52,4はそれでも平凡ですが、まあ新馬としては許容範囲だろうと思います。
 ラップ的にも37,0-39,2-36,2=1,52,4と、かなりのスロー&中緩みから、後半も12,7-11,7-11,8と相当仕掛けが遅れての加速戦なので、中々素材を測りにくいレースだったのは間違いあません。

 その中で勝ち馬は、内枠からある程度しっかりポジションを取り、直線も内目からスッと進路を作ってしぶとく伸びてきた感じで、着差は小さいですが完勝の部類には入るのかなと思います。
 血統的にユーキャンスマイルに近しくて近しくて、走りの雰囲気や操縦性からも、もう少し距離があっても良さそうな雰囲気は持っていますし、もう少し出し切る競馬で見てみたいですね。地味ですけどセンスはいいですし、結構強いと思います。

 その他上位勢では、この日は内有利バイアスだったのは間違いないので、その中でもしっかり追い込んできた3着馬アドマイヤベネラが、やはり血統面から見える素質も含めて期待すべきでしょうか。
 まあ2着のホッコ―ラプラスも、エピファ産駒なのに内から馬群を捌いて伸びてきたのは珍しく、人気もなかったですけど次もある程度しっかり走れるかも、と思わせる内容でしたね。


★1/5(日) 京都9R 福寿草特別(芝2000m)

 少頭数ですが地味に素質がある馬が揃ったな、と思って注目していた一戦ですけれど、勝ったのはディープインパクト産駒のレクセランス、最後は非常に見た目にインパクトの強い豪快な追い込みでしたね。

 タフな馬場の中でもかなりのスローバランスで、63,6-59,9=2,03,5という後半勝負、ただし後半は仕掛け早く、12,6-11,9-11,4-11,6-12,4と坂の下りからの4F戦でコーナー最速、横のポジショニングが結構大切な一戦だったと思います。
 この流れの中で、少し出負けしたレクセランスはじっくり後方から折り合いをつけて進み、コーナーでは外に出さずに馬群を縫ってインから進出、直線入り口では先に抜け出した2着馬とかなりの差がありましたが、ラスト1Fで4馬身くらいの差を一気に捕まえる、中々の持続力性能を見せてきましたね。

 勿論レースラップから逆算しても、この馬も減速してのフィニッシュなのは確かですが、コーナー最速の持続戦でラストまで11秒台でまとめてくるのはやはりかなりのものですし、新馬よりはタフな馬場になったここでもしっかり鋭い脚を引き出せたのは見事でしたね。
 馬個体としては、もう少し直線長いコースで見てみたいですし、右に張る感じが強いので、左回りの方がマッチする可能性も高く、府中での競馬が見てみたいところです。共同通信杯あたりでマイラブソディとどこまでやれるか試して欲しいですかね。

 2着のアメリカンシードも、手応えが良過ぎて早めに抜け出した分最後甘くなっていますけど、この血統でここまで波のあるラップにしっかり対応、機動性を見せてきているのは中々だなぁと思います。
 この馬も過去2走スローバランスのみなので、流れて良さが出るのかは未知なのですが、この持続型のラップ推移でもあの手応えで上がっていけるというのは、タフ寄りの馬場で相対的に切れを引き出すのは大の得意、と見てもいいかなと感じます。
 地味ですけどかなり強い走りで、今のところは直線短いコース向きだとは思うので、スプリングSあたりに出てきたら狙ってみたいタイプですね。

 3着以下はポジショニングも含めてもう一息、というところですが、上位2頭は結構強かったと思うので、このクラスで相手次第では巻き返しはある、素質のあるメンバーではあったと思います。レッドフラヴィアはマイル辺りで見たいですね。



posted by clover at 19:41| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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