2019年12月16日

2019 有馬記念 プレビュー

★はじめに

さて、今年も中央競馬ファンにとっての一年の総決算となる、グランプリ・有馬記念ウィークが到来しました。
 毎年のように、一年が経つのが早い、など書いてしまいますが、今年も思い起こせば印象深い競馬シーンの連続で、非常に充実した年だったな、と思いますし、その総決算にここまでの豪華メンバーが集うというのもやはりワクワクが尽きません。
 大抵プレビューは執筆前に、過去のプレビューをサラッと読み返すのですが、それと比較してもやはり今年はメンバーの厚みが違う感じで、同年の古馬王道路線のGⅠレース勝ち馬が、全て出走してくるなど、少なくとも21世紀では史上初ではないでしょうか(寡占していたオペラオーに関しては例外として)。
 現時点での雨予報は気掛かりですが、メンバーは文句なしに秋天と並んで今年の最強馬を決めるレース、と言えますし、ここで引退の馬も多いので、なんとか綺麗な馬場で、正々堂々の真っ向勝負になってくれると最高ですね。


★レース傾向分析

 過去2年のプレビューも是非ご参照ください。


 去年の有馬記念は、外枠からやや苦労しつつキセキが逃げて、向こう正面からロンスパを仕掛けるタフな競馬になりました。
 馬場も稍重で、ラップが42,1-37,6-35,6-36,9=2,32,2なので、過去傾向からすると第2、第3ブロックが速く、全体の仕掛けも早くなっての持久力・底力勝負という色合いで、改めて振り返ってもいいレースだったなと思います。

 今年の場合、比較的強力な先行馬が揃ったのがひとつポイントにはなりそうです。
 キセキは言うに及ばず、今まではマイル~中距離路線を主戦場にしていたアエロリットが引退レースにここを選び、個人的にここ2年あまりの競馬を非常に質の高いものにしてくれた2頭が同じ舞台に立つ、というだけでもワクワクするものがあります。
 加えてエリ女3年連続2着のクロコスミアに、力をつけてきているスティッフェリオ、当然サートゥルナーリアも先行策を目論んでくるはずで、枠の並びもかなり注目ですが、果たしてこのメンバーでどういうラップが刻まれるのか、その点も非常に楽しみなところです。
 今回はキセキがムーアJなので、余程枠が外にならない限り逃げるのはアエロリットなのかな、と踏んでいますが、距離不安があると言えど最後の最後でこの馬のスタイルを崩すような腰砕けの逃げにはならない、と信じていますし、去年同様に全体でタフなレースになってくるとは考えておきたいです。

 勿論レースの中心がアーモンドアイである事に間違いはなく、そのアーモンドアイの動向を見つつ有力馬も動き出しを意識する形にはなりそうですが、といって前の馬を遊ばせてしまうとあれよあれよもあり得る、という中で、ズラッと揃った名手たちの駆け引きにも大いに注目したいところですね。
 馬場状態も、ターコイズSが45,4-46,8=1,32,2と、この時期としては破格の時計でコントラチェックが勝ち切ったように、現時点ではまだかなり高速寄りを維持しているとは思います。
 Aコースも4週目になるので、内外のバイアスがどうなるか?というのと、金曜・日曜に傘マークがついているので、金曜の雨の影響を受けて土曜に馬場がどう変遷していくか、日曜にどのくらい降るのか、そのあたりも出来ればギリギリまで見極めをしっかりやっていきたいところですね。

 そして当然ながら、枠順が相当に大きなファクターを占めるレースでもあります。
 今年も公開抽選になるのでそれ自体が非常に楽しみですし、これだけ有力馬がひしめいているとなると、流石に1~2頭は人気上位馬が不利な外枠に入ってしまう事も有り得るでしょうが、去年もなんだかんだでシュヴァルグランが外枠から3着まで食い込んだように、いざレースになれば展開ひとつでどうなるかはわからない、その展開の振れ幅の大きさも、有馬記念という独特の舞台の魅力といえるでしょう。
 必ずしも強い馬が強い競馬で勝ち切りやすいレースではない、とは言えますが、近年は1番人気馬がほぼ圏内を外していないように順当傾向も強いですし、今年も能力の絶対値で言えば抜けた軸がいるので、アーモンドアイを負かすとすれば?という観点と、馬場・コース適性などを加味しつつ、個々の分析を進めていきましょう。


★出走予定馬所感

・アーモンドアイ

 秋天で改めて現役最強を圧倒的なパフォーマンスで誇示したアーモンドアイ、香港Cを軽度の熱発により無念の回避となったものの、矛先を変えての有馬記念参戦は、日本の競馬ファンにとって何よりのクリスマスプレゼントでした。
 初の中山、初の2500mと克服すべき課題もありますが、全ての危惧を跳ね飛ばし、自らの実力で引退していく先達に引導を渡し、スッキリとした形で2年連続での年度代表馬を勝ち取る事が出来るか、大注目の一戦です。

 まあ少なくとも、どれだけ不利な条件になろうと、この馬が大きく崩れる心配はまずないかな、というのはあります。
 矢作調教師のインタビューにもありましたけど、本当にレースに行くと、レース前には一切無駄な事をせず、エネルギーの全てをレースに注ぎ込むプロフェッショナルな競走馬です。
 それこそ、シンボリルドルフがはじめての敗戦を喫した時に、それを察して悔し涙を流していた、なんてエピソードを思い起こさせる、絶対の不屈の闘志を秘めた稀代の名牝と言っていいですし、スムーズに走りさえすれば結果はついてくる、そのレベルの馬になっているとは思います。

 過去の戦績と走りっぷりを見ても、タフな馬場になろうが、どういう展開になろうが、最後はしっかり脚を伸ばして勝ち負けに食い込んできています。
 無論理想としては高速馬場で直線の長いコース、そこでの高速持久力戦や持続力特化戦が一番強いのは確かですけど、コーナー加速も出来る馬で、また加速性能も図抜けているので、中山の短い直線でも問題なく差してこられるでしょう。
 距離に関しても、正直マイルよりは2500mの方が適性の方向性としてはマッチするんじゃないか、とは思っていて、特に中山2500mは、コーナーの立ち回りひとつでマイラーも活躍できる舞台ではあるので、そのあたりのバランスはルメールJとの人馬一体で、しっかり整えてくれると思います。

 最近はスタートも先ず先ず安定、二の足も早いので、内枠ならある程度出していきつつ前に行く馬を行かせて好位後ろ、外枠なら枠なりに入ってやや後方から、スタンド前や1~2コーナーで動いていく自在性があり、ルメールJもこの馬でなら一切の躊躇いなくそういう機動性を生かす形を取れると思います。
 それこそピンク帽まで行ったら流石に微妙かもですけれど、ある程度の外枠なら、むしろ脚を全て出し切りやすいという意味でプラスかもで、逆にこのレベルの馬なら、府中ならまだしも中山で最内などは逆に嫌かもですね。
 みんながこの馬を負かすつもりでマークしてくると思いますし、簡単に勝てる相手ではないですけれど、それでも出てくるからには現役最強のプライドに賭けて強い競馬を見せて欲しいですし、今のところは素直に本命を打つつもりで考えています。


・リスグラシュー

 4歳の前半まではどうしてもGⅠに手が届かない善戦ウーマンでしたが、4歳秋の覚醒から段階を踏んでどんどん強くなっていき、今年は宝塚記念で一流牡馬を撃破、返す刀でコックスプレートまで制覇する圧巻の躍進ぶりを見せてきました。
 正に脂の乗り切った絶頂期での引退レースは本当に勿体ない、という気持ちは強いですが、最後の最後で一世代下の最強馬・アーモンドアイと、自身の土俵で激突できるのは僥倖、レーンJとのコンビで最高のパフォーマンスを引き出し、引退の花道を飾る事が出来るでしょうか?

 余談ですが、今年の年度代表馬争いは文字通りこのレース次第、という感じではあります。
 アーモンドアイとリスグラシューは共に国内外でGⅠを1勝ずつなので、ここを勝てば文句なしにタイトル獲得となるでしょう。
 そして、既に今年GⅠを一つ勝っていて、この舞台でアーモンドアイとリスグラシューをまとめて負かす馬がいれば、その馬が年度代表馬で全く異論はない、と言えますし、近年は海外転戦など含めて彼我の比較が難しい面もある中、本当にこういう年はレアで楽しみが尽きませんね。

 さてリスグラシューですが、今の充実度と絶対能力に関して言えば、アーモンドアイがいなかったら素直に本命でいいかな、と思っていた位のレベルには達していると思います。
 宝塚記念は、阪神2200mという1コーナーまでが長いコースで、レーンJが会心のポジショニングからキセキを突き放す圧巻の勝ちっぷり、コックスプレートも相手がそこまで強くないとは言え、ラストにまだまだ余力を残しての完勝は戦慄させる強さでした。
 まああのレースは、マジックワンドのムーアJがレースメイクをミスった感はあるのですが、それでも香港でウインブライトと大接戦だった馬をなんなく突き放している、という一点においても、今の強さは手が付けられないレベルにある、とは言えると思います。

 ただこの馬も中山は実ははじめてで、2500mもはじめての距離にはなります。
 舞台適性としては、リンクしやすい宝塚記念を勝っていてアーモンドアイよりは高いだろう、とは言えますが、ポジショニング性能や道中の機動性などは、流石に何でもできるアーモンドアイと比較するとやや足りない、という評価にはなり、展開次第の面はどうしても出てくるでしょう。
 また、宝塚記念では問題なく先行出来ましたけど、あのコースはその気になればゴールドシップですら前に行けるので、1コーナーがすぐにくる中山2500mでは、流石に中団より前をすんなり取り切る、というわけにはいかないとは考えています。

 あと、レーンJ騎乗は諸刃の剣でもあると言えます。
 勿論この馬の力を十全に引き出してくれる、という点で不満はないんですが、やはりレーンJが当日はじめて中山で騎乗する、というのは、まだ若いジョッキーでもあり気掛かりな材料です。
 小回りコースの経験は豊富でしょうが、それでも中山も結構特殊な舞台ですし、当日せめて芝のレースにどれだけ乗っているか、そういう部分も丁寧に見ておきたいですね。
 香港マイルのインディチャンプなんかは、珍しくダメやんレーンになってましたし、この馬自身の特性を考えても、極端な内外は避けたいところで、7~10番枠くらいが欲しいところです。

 完璧に噛み合えば、アーモンドアイを負かす可能性のある数少ない一頭だと思いますし、まともな枠であれば正直一点勝負も視野に入れていますけど、色々なファクターを加味してじっくり考えていきたいですね。
 しかし、ここでもしレーンJが大金星を挙げるような形になれば、来年益々重宝されるでしょうし、それこそ皐月賞ウィークから参戦して、サリオス辺りに乗っていそうなイメージですね。。。


・サートゥルナーリア

 前走は最強メンバーの秋天で真っ向勝負を挑むも、レース前の若さから不完全燃焼、しかしGⅠ2勝の得意舞台の中山に代わって、改めて世代最強と現役最強の座まで虎視眈々と狙うべく、スミヨンJと共に牙を研ぐこの馬はどうでしょうか?

 この馬も前走同様に、嵌ればアーモンドアイを撃破できる可能性を僅かなりとも保持する一頭、という評価はしていいと思っています。
 前走は苦手の府中で、レース前の消耗が激しく力を出し切れなかった、というのが公式な敗因コメントの総論になると思いますが、ラップ的な観点で言えばああいう高速持久戦に対する適性があまり高くなかった、という見立ても持っています。
 またここまで強い競馬をしている時は顕著にスローバランス、絶対的にも前半無理をしない競馬で、ではあるので、基本スローバランスにはなり、また段階加速になりやすい有馬記念のレース傾向にはマッチしている馬だと思えます。

 ただ今年の場合は、ロングスパート型の逃げ先行馬がズラッと揃ってしまって、たとえば去年みたいなラップ推移になると、ある程度勝負所で早めに追いかける形をとって甘くなる、というシーンは出てくる可能性が強く危惧されます。
 個人的にはこの馬の場合、出来る限り本仕掛けは待ちたい、そしてタフな馬場でも相対的に瞬間的な加速と切れは引けを取らないと思うので、勝ちまで見込むのであれば、オーバーペースの可能性に目をつぶって、先行するグループにぴったりついていく方がいいと思います。
 第2集団の先頭列とかで、3コーナーで前と5~6馬身、という競馬ですと、どうしても後ろの馬の動きとも呼応して、内目を通せるとは言えロンスパ、仕掛けの速い競馬を強いられるでしょうし、そうなると絶対的な後半の質でアーモンドアイやリスグラシュー相手には分が悪いと判断しています。

 あと、今のところスローでしか結果が出ていないいとはいえ、個人的には追走力がない馬ではない、とは思うのですよね。
 実際のところ、速い流れに乗っかっていって、というレース自体はまだした事がないですし、こういうギアチェンジに秀でているタイプは、同時に息を入れるのも上手なはずで、当日落ち着きさえあるのであれば、とはなります。
 この馬の場合は絶対的に内枠必須だと思いますし、そこからどこまでリスクを負いつつ前々で、有力馬に対しポジション差を作りながら競馬が出来るか、そのあたり週中のコメントなども加味しつつしっかり考えたいですね。
 ただどうしても人気が落ちない馬で、今回の展開を踏まえて考えると、ダメな方に転ぶ確率も相応に高いので、外枠なら消しまで考えます。今回も触れ幅の大きい一頭になりますね。


・スワーヴリチャード

 空き巣メンバーだったとはいえ、JCで久々の勝利の美酒を手にしたスワーヴリチャードが、若き俊英マーフィーJとのコンビ継続で有馬記念に参戦、宝塚と秋天で後塵を拝した女帝2頭に改めての挑戦状を突きつけます。

 前走は色々馬具や調整過程を変えるなど、背水の陣で臨んでしっかり結果を出してきましたが、舞台としてはベスト、展開もバッチリで、騎乗含めて全てがパーフェクトなレースだったのは間違いなく、相手関係も流石にここと比較すると雲泥の差、とはなっています。
 馬自身もともと左回りの方が上手ではあり、この馬も5歳ハーツで成長力は感じますが、ただここまで、本当に強い相手になるとそこそこまでしか来られていないのも否定できない事実ではあるのですよね。

 2年前の有馬は外枠からそこそこ健闘していますけど、あの年はメンバーも弱めでしたし、このメンバー相手となると流石に簡単ではないでしょう。
 勝ちの目があるとすれば、内枠を引いてスッと先行、前のグループについていって総合力を生かす競馬しかないかな、という感じで、少なくともアーモンドアイやリスグラシューと同じ列にいたら末脚で凌駕してくるのは無理だろう、と思います。
 マーフィーJも中山は手の内に入れていますし、先行意識が強い乗り手なので、内枠なら連下は打ってもいいと思いますが、それでもここで重い印を打つ決め手にはちょっと欠けるかな、という見立てです。


・ワールドプレミア

 春クラシックは故障で断念したものの、秋は見事に菊の大輪を咲かせ、3歳馬の中でも上昇度と勢いは一番のこの馬が、有馬記念の舞台でも古馬相手に大きな飛躍を見せる事が出来るでしょうか?

 うーんまぁ、勿論伸びしろがある3歳馬で斤量も軽いので、全く軽視していいか、と言われると難しいところなんですが、冷静に菊花賞のレベルを考えると、やはりそこまで強い競馬はしていないんですよね。
 枠も良く、スムーズに先行して道中ずっと内々、直線もスムーズに内に切れ込んで一足、という、武J渾身の神騎乗があってあの着差ですし、スタミナや操縦性での進境、また春に課題だったコーナリングのズブさも解消傾向ではありますが、それでもあのレースだけではワンパンチ足りない、というのは本音です。

 確かに菊花賞馬は相性のいいレースではありますが、ここで勝ち負けするような馬は、大抵春のクラシックでも成績を残している馬で、この馬の場合春は怪我の影響があったとはいえ、それ抜きでじゃあ上位に食い込めたか?と言われると、やはりそのイメージは薄いです。
 夏の上がり馬が勢いでここを、となると、マヤノトップガンやマンハッタンカフェなど、優に時計の目盛りで20年近い巻き戻しは必要ですし、特に近年は総合力・底力勝負になってトリッキーなレースにはなりにくいところからも、まだこの馬の底力と完成度ではちょっと足りないかな、と判断しています。
 勿論内枠が引ければ怖さはちょっと増してきますが、結構前に行く馬が揃ったメンバーで、内枠からでもどこまでポジショニングが出来るかは未知数ですし、多分嫌う可能性の方が大きいと思います。


・キセキ

 去年は秋の古馬王道フル皆勤で盛り上げてくれたキセキ、今年の秋は凱旋門賞で苦杯をなめたものの、改めてのこの舞台でどこまでの走りを見せられるか、朝日杯を制して波に乗るムーアJとのコンビも含めて注目です。

 この馬の場合はまず当然、凱旋門挑戦の反動がないかは鍵になります。
 角居厩舎はそのあたりノウハウがありそうですし、同じ様にフランスで2戦使ったヴィクトワールピサが、その後JC・有馬で好走したなんて例もありますから、一概にローテーションだけで嫌うのは良くないですが、それでも絶好調、とまで考えるのは流石に難しいかなとは思います。

 春の2戦は共に現実的にタフな馬場でもある程度の結果を出せていて、マイペースで自分の形ならやはり一定の強さはあり、番手でも競馬が出来たのは収穫で、今年のメンバーならば行きたい馬を行かせてそのすぐ後ろでいつでも動ける形、と取れるかなとは思っています。
 去年の有馬や宝塚を踏まえても、タフ寄りの馬場でロングスパート、となると使える脚が4Fくらいに限定される感じで、また坂の上りで少し甘くなる傾向は出ていますので、このメンバーで勝ち切れるか?となると、絶好調でも中々難しいとは思います。
 ただ上手く仕掛けのタイミングをコントロールしつつ競馬出来れば、去年の内容からも良い枠を引ければ善戦は出来ると思っていますし、理想は内枠からアエロリットの番手、タイトな流れで3コーナーから仕掛けていく形になるでしょうか。
 個人的に好きな馬でもありますし、重い印は打てないですが内枠なら印は回したいですね。


・フィエールマン

 こちらも凱旋門賞明けが鍵、アーモンドアイと似たような一戦必勝ローテで結果を出してきている天才肌・異端のディープ産駒が、代打の切り札池添Jを鞍上に迎えてどういう化学反応を見せるか、楽しみと不安が綯い交ぜになった一戦ですね。

 個体差はあるとはいえ、ディープ産駒が凱旋門賞に挑戦して惨敗すると、そこで馬が変わってしまってその後鳴かず飛ばず、というケースが多いですし、ハイペースに前目で諸に乗っかって、正に根負け、という感じで後半ズルズル下がったレースぶりは、肉体面のみならず精神面のダメージも不安視すべきであり、その点キセキより深刻ではあるかな、と感じています。
 ここに出してくる以上、体調そのものは悪くないのでしょうが、調整過程もあまりピリッとしたものは感じさせず、ましてルメールJが乗れなくなった、というのは、やはりマイナス材料と考えざるを得ません。

 無論グランプリにめっぽう強い池添Jを確保できたのは悪くはないですし、馬のスタイルとしても流石にこのメンバーで好位から、というのは難しいい筈で、ある程度決め打ちの競馬、アーモンドアイマーク的な形を取れそうなのはいいですが、この馬自身小回りが得意なタイプでもなく、色々噛み合ってもこのメンバー相手でどうか?とはなります。
 春天はあの形で、結果的に香港ヴァーズ圧勝のグローリーヴェイズを最後まで寄せ付けなかったように強い競馬でしたが、ここでも早めに動く形でどこまで粘れるか、色んな意味で試金石の一戦ですね。
 どこまで人気になるかも読みにくいところですけど、私としては多分今回は印を見送ると思います。


・ヴェロックス

 3歳クラシックを皆勤、全て圏内確保と安定感なら世代随一のヴェロックスですが、この超好メンバー相手にも持ち前の総合力としぶとさでどこまで食い下がる事が出来るでしょうか?

 まあ今年の3歳が弱いとは思わないのですが、今はそれ以上に古馬の層が厚いので、そこまで器用さのないこの馬ではやはり簡単ではないかな、とは思います。
 中山自体は皐月賞がいい走りでしたし、距離も2500mならこなせる範囲かなと思いますが、基本的にエンジンの掛かりはあまり良くなく、ラストの粘りで踏ん張る馬なので、圏内を期するのであれば、坂手前で最低でも先頭列にいないと、というイメージにはなってきます。

 そうなるとやはり内枠は欲しいですし、追走面もソコソコ持っていますから、前の流れにある程度しっかりついていく、いい意味でアーモンドアイを意識しない競馬をして欲しいですね。
 川田Jも今年は躍進の年の様な、停滞の年の様な、悩ましい立ち位置にはなりましたけど、クラシックをずっと戦ってきたコンビで、最後に一発は期待したいところで、三冠全てで本命を打った愛着のある馬でもあるので、内枠なら紐くらいには、というイメージで見ています。


・アエロリット

 ここ2~3年、府中のGⅠを非常に盛り上げてくれた功労者であるアエロリットが、引退レースに有馬記念を選択してきました。

 もう本当にこのレースは御贔屓馬が多過ぎて、ご祝儀感覚で印を打ってもまだ足りない、って話になっちゃいそうなんですが(笑)、この馬とて決してノーチャンスではないとは思うのですよね。
 府中の2000mを、あのペースで引っ張ってあそこまで残せる馬なら、相対的に見てある程度道中で自然に息を入れられる、コーナー6回の有馬記念2500mは、リズムよくいければこなせる範疇だと思いますし、前走の時点でクロフネ産駒の壁は越えたと判断するならここでも、という期待は持てます。

 元々中山記念やクイーンSなど、右回りのレースでも強い競馬は出来ていて、ある程度緩急をつける形でも強い逃げ馬なので、この舞台でも大きく崩れるイメージは実はあまり持っていません。
 ただ、タフな馬場は明確にマイナスなので、この馬としては絶対に雨は降って欲しくないですね。
 先週の馬場が継続されるのであれば、キセキと一緒に淡々と進めていって、3コーナーから引き上げて後続を慌てさせる競馬も可能だと思いますし、今年覚醒気味の津村Jも、毎日王冠でこの馬の強みはわかっていると思うので、正直かなり楽しみにしています。
 キセキと比較して、距離適性は見劣るかもですが、持続性能は上だと思っていますし、坂でも踏ん張れる馬なので、単穴を打ってしまおうか、と考えている一頭です。勿論馬場がいい事、そしてやはり出来れば内枠が条件になりますけど、条件が揃えば牝馬のワンツースリーまであるかも、と思っています。


・レイデオロ

 去年はこの舞台で強い2着でしたが、今年は完全に成績が下降線、特に精神的な面に脆さが出てきていて、流石にこのメンバーに入ると、実績はともかく今の状態では、となってしまいますね。
 挙句にビュイックJが騎乗停止で、どうあれテン乗りが確実となると、ただでさえ乗り難しいこの馬では、となりますし、よしんば能力全開できても、この相手で勝ち切るまでの絶対的ポテンシャルがある、とも言えないので、やはり僅かな怖さは握りつぶして、ここは消してしまいたい一頭になります。


・シュヴァルグラン

 この馬も2年連続3着で、意外とリピーターもくるレースなので難しいところですが、さすがに能力落ちは否めないかな、とは思います。
 前走も苦しい位置取りになったとはいえ、直線でどの地点でも目立った脚が使えなかったのはやはり悲観的になりますし、元々の相棒である福永Jに戻るとはいえ、高いレベルではボウマンJ専用機、という色合いも強かったですから、流石に今年ナイスネイチャになれるか、と言うと率直に厳しい、というイメージです。


・エタリオウ

 この舞台得意のステイゴールド産駒で怖さはありますが、ただこの馬自身のパフォーマンスとしても、日経賞が案外でしたし、こういうタフな持久力勝負向きではない、というのは前走でも見せていたかなと思います。
 ある程度先行できるようになってきたのはいい要素ですが、それでもこの相手に入ると前半後半どちらも質的に少し足りないと思いますし、後方インで着狙いの競馬でどこまでか、位だろうとは考えています。


・アルアイン

 この馬も初GⅠの松山Jとの再コンビというのは味わい深いものがありますが、まあ距離もやや長く、今のこの馬の前進気勢のなさは走らなくなったディープ産駒の特色が出ている感じで、簡単には立て直しは難しいでしょう。
 本来ならある程度前に行くべき馬ですが、今のこの馬でどこまで、ともなりますし、よしんば先行出来たとして、キセキやアエロリットが紡ぐロンスパ戦に対する適性もそんなに高くはないので、やはり無事に走り切ってくれれば、くらいのイメージにはなってしまいますね。


・クロコスミア

 このレースは、この舞台でありながらも牝馬優位になるんじゃないか、とは思っているのですが、この馬も結構侮れないと感じています。
 エリ女のレースレベルが高いとは言わないですが、ある程度前半余力を持って入れば後半色んな競馬で結果を出していますし、この組み合わせですと、アエロリットとキセキの後ろの2列目ポケットくらいが現実的にはなりますが、それでも距離適性と血統で意外と頑張れる可能性はあるとは思います。
 ただ勿論距離は未知数で、坂のあるコースも京都に比べるとマイナスだとは思うので、アエロリットとキセキに対して先着出来るか?という観点でも簡単ではないはずで、完全に前残りを想定するなら印は打っていい馬ですが、バランスを考えてとなると前の馬では3番手、という事にはなりますかね。


・スカーレットカラー

 超大穴候補としても、やはり牝馬のこの馬をちょっと狙っています。
 前走負けて、距離がダメと思われるかもですが、あの一戦で決めるのは早計で、少なくともあれだけのスローから後半特化で、外々を回して勝ちに行く競馬で甘くなったのを、純粋なスタミナ不足とは考えない方がいいとは思っています。
 今回は完全な伏兵で勝ちに行く必要がないですし、岩田J継続で内枠なら、後方インで死んだふりで構えつつ、直線も立ち上がりまでインに拘って、という競馬が噛み合うチャンスは地味にあるかなと考えています。
 クイーンSでも見せたように、力のいる馬場で狭い所から一瞬で加速できる性能は希有であり、これだけのギアチェンジ能力があればある程度後ろからでもいいので、ここでどこまでやれるか楽しみにしている一頭です。


・スティッフェリオ

いい馬に育ってきましたが、流石にこのメンバーでは家賃が高いだろうな、というのは率直なところです。
 せめてマイペースでスローに持ち込めれば、なんですが、この錚々たる先行勢の中でそれはまず無理ですし、この馬も突き詰めると後半は一瞬の、サートゥルナーリア型の競馬向きなので、アエロリットとキセキ主導の競馬では厳しいはずです。
 敢えて言えば、その2頭が外枠で、こちらが主導権を奪い切ってしまえばですが、それでも向こう正面からつつかれてしまえばですし、流石にここではどう転んでも難しいかなと考えます。


・クレッシェンドラヴ

現時点では除外候補ですが、ステイゴールドの仔で充実期に入っており、ある程度脚質に幅も出てきたので、出走出来ればこの相手でもそこそこ頑張れるイメージは持てますね。
 とはいえ現時点で圏内まで見込めるほどの武器はないと思いますし、金杯かAJCCに出てくれば強く狙いたいですけどね。


posted by clover at 20:29| Comment(15) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも興味深く読ませてもらっています。
有馬記念、是非とも的中して新年を迎えたいですね。
タレント揃いの今年の有馬記念、心の本命はサートゥルナーリアなのですが、果たして名誉挽回となるか。
アーモンドアイは馬券内は確実かと思いますので、残りのふた席をサートゥルナーリア、リスグラシュー、スワーヴリチャード辺りが競い合うのかなと予想していますが、グランプリ男池添騎乗の天才肌フィエールマンがこわいです。
Posted by スペシャルウィーク at 2019年12月16日 22:05
正にドリームレースに相応しいメンバーが揃いましたね。過去のどんなレースよりも豪華なんじゃないかと思わせてくれるレースを令和元年に見られるとは思いませんでした。
あれもこれもと目移りしてしまいますが、アエロリット、キセキ参戦で絞りやすいメンバーだと現時点では踏んでます。特に3歳勢はこの2頭は天敵レベルやと思ってますのでおっしゃる通りサートゥルは人気するなら狙うのは危険だなぁと思いますね。
雨予報でもありますし渋るのがダメな馬もそれなりにいて、絞ってドカンといきたいですね。
天皇賞(秋)に続いてアーモンドアイと心中するつもりでいるので、あとは相手をキッチリ見極めていきたいですね。
Posted by ブソン at 2019年12月16日 22:19
お疲れ様です

毎年このレースだけは予想も何もなく好きな馬、好きな騎手、馬券的にお世話になった馬だけ買うと決めておりますので今年はもうキセキ・ワールドプレミア・リスグラシューの馬連BOXでいきます。
アーモンドアイを蹴ってしまうんで我ながら本気かよってところですが、来たら結構つくと思うので正月豪遊します(笑)
Posted by BEAMS at 2019年12月16日 22:26
>スペシャルウィーク様

 いつもコメントありがとうございますー。

 サートゥルナーリアは、流石に自分でレースを支配していくところまではこのメンバーでは持っていけないだけに、前半の入り方と、後は前の馬のレースメイク次第、という面はあるので、文字通りギャンブルではありますね。
 軽めの馬場で、有馬記念らしい二段階加速になってくれれば相当に有力なんですが、去年の様なパターンでは狙いにくいですし、先行馬の意識がどうかも今回は読みにくいのがまたネックです。
 キセキのムーアJはそこまで早仕掛けしなさそうなので、アエロリット津村Jが、距離を恐がらずにどこまでこの馬の競馬に徹してくるかが鍵でしょうね。

 フィエールマンも春天の内容から適性は噛み合うと思いますし、今回はある意味負けても言い訳が効く立場だけに、メリハリある競馬が可能なのは怖いですよね。
 後は凱旋門賞のダメージをどう見積もるか、そこは本当に傍目からでは読み切れない部分ですし、狙うなら強く、狙わないならはっきり切る、くらいの割り切りは必要になってくると思います。
Posted by clover at 2019年12月17日 18:38
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 平成の後半は総じて、メンバーレベル的にはJC>有馬の事が多かったですから、まさか令和になってそこでここまではっきり逆転現象が起きるとは驚きですよね。
 勿論有馬記念にこれだけのメンバーが揃ってくれるのはファンとしては垂涎ですし、文字通り水を差すもののない、真っ向力勝負になってくれれば、記録にも記憶にも残るレースになってくれるのではないか、と期待しています。

 基本的にキセキ&アエロリットが作るペースは、経験の薄い若駒には鬼門、というパターンは多いですし、そのあたりはシビアに判定したいところですよね。
 3頭の中でそういう持続力勝負に一番マッチするのはヴェロックスだとは思っているのですが、しかしこの辺も贔屓目が入ってないとは言えないので悩ましいところです。
 これだけのメンバーで、掲示板に乗れるのが5頭しかいないというのも中々想像しがたいものはあるのですが、やはりその中でも強い馬が残念な負け方はして欲しくないですし、私も最終的にはアーモンドアイを信頼する形にはなりそうですかねぇ。
Posted by clover at 2019年12月17日 18:44
>BEAMS様

 いつもコメントありがとうございますー。

 私など好きな馬だけに印を打っても7~8頭になってしまって収拾がつかないので、そのあたりはある程度割り切っていくしかないなと覚悟しています(笑)。
 例え着順という結果が伴わなくても、その馬らしいレースをして負けたなら納得はいきますし、勝っても負けても爽快、というレースになって欲しいですね。

 実際アーモンドアイに関しては、前走の条件に比べれば死角はある、と見做す事は極端に無理筋とは思いませんし、見返りが大きいのは間違いないですからねぇ。
 まずは最終追い切りと枠順を注視して、その上で天気予報とも睨めっこしつつ、ギリギリまでワクワクしながら色んなパターンを予想(妄想)して楽しみたいところです。
Posted by clover at 2019年12月17日 18:48
僕が競馬を見始めたころは、有力馬がJCをスキップしての秋天→有馬が主流だったですが、今年は久々にその当時を彷彿とさせるメンバーの揃い方ですね~。

ただ、めちゃくちゃ揃ったレースに限って大凡戦みたいなイメージが個人的にありまして、あの当時のおそらくもっとも盛り上がったオグリ復活の有馬とか、
エイシンフラッシュのダービーとか。まあ、期待に違わぬ大熱戦になることももちろん多いので、あくまでイメージなんですが、なんか今回の有馬が
そんな感じになるんじゃないかと思えてならないんですよね。アエロリット→距離不安、キセキ→ムーア、クロコスミア→ドスロー大歓迎で
まさかのただの前残りレースみたいな…。別にスロー=凡戦というわけではないんですけどね。
Posted by I.C.スタッド at 2019年12月18日 00:31
cloverさんおはようございます♪

さあ~師走競馬
中央競馬最終…来週も再来週ありました(笑)
まぁ今回は歴史的史上最強牝馬に王手を
掛けたアーモンドアイの走りに注目ですし
他のメンバーも今年の競馬を賑わした
お馬さんばっかりで、迷いますね~
でもアーモンドアイは二着までは外さないでしょうから、穴党は来週勝負ですかねって言っても来週堅そうです。
金杯に照準です(笑)
Posted by カズ at 2019年12月18日 06:47
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 90年代は、GⅠにぶっつけ本番、という概念がほぼなかったのもありますよね。
 トライアル含めて4戦はちょっとタフ、ならばどこをスキップするかの比重で、秋天からじっくり間隔を取れる有馬の方が需要があった感じでしょうか。
 近年は強い馬ならぶっつけが当たり前、かつ府中適性が高いレベルで別物になりつつあるので、その時代の趨勢を覆すこのメンバーの揃い方は、来年以降も続くとはとても言えない以上今年たっぷり堪能しておかないと、と思いますよね。

 ただ、好メンバー程凡戦の法則もあり得るから怖いですよねぇ。
 有馬で近年好メンバーが揃ったのは、オルフェーヴルの3歳時とジェンティルドンナの引退レースだった年だと思うのですけど、どちらもまともな逃げ馬がいなくて、超スローからのヨーイドン過ぎてえぇぇ……となった記憶はまだ新しいですし。。。
 今年も下馬評としては、タイトなレースに持ち込む逃げ馬が揃って、となりましたけど、蓋を開けてみないと騎手心理含めてわからないですからねぇ。

 個人的に、前に行く馬がスローで支配して加速性能や瞬発力の質で勝負したい馬なら、スローになってもそれは当然、と思うのですけど、流石に今年のメンバーでそれをやられてしまうとガッカリ度半端ないので勘弁してほしいものです。
Posted by clover at 2019年12月18日 14:22
>カズ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 まあ結局競馬は毎週続くのですけど、一区切り、と思わせてくれるレースはやっぱりダービーと有馬記念だけですからね、しっかり有終の美を飾る気持ちで頑張りたいです。
 有馬週なのでいつにも増して色々な記事が乱立して目移りしてしまうのですけど、私も今まで見せてきた力と適性的に、アーモンドアイが圏内を外すとは思えないので、そこは枠とか天気でも揺らがせずに行きたいです。
 どちらかと言えばコントレイルの方が危ないので、ここは手堅く仕留めて来週場合によっては、でいいんじゃないでしょうか。勿論金杯の方がより荒れるチャンスは狙えそうですけどね。
Posted by clover at 2019年12月18日 14:25
こんばんは★

ん〜。なかなかレイデオロの鞍上が決まりませんね。

JCの時の馬場が全く合わなかったっていう評価を鵜呑みにしてノーカウントにすると、結構美味しいかなあと私も妄想しています(笑)

しかし、ここまでメンバー揃うとほとんどの馬に圏内のチャンスがあって良い意味で悩んじゃいますね。

個人的には、やっぱりキセキ、アエロリットには頑張って欲しいですねえ。

ただキセキはムーアJとは合わないと思ってます。

私の中では福永Jの上位互換のイメージですね(笑)

アエロリットは雨が降ったとしても相手には入れようと思ってます。

しかし、今年の有馬はヤバいですよ。

普段競馬をやらない、毛嫌いしてた人達まで興味持ってますからね。

cloverさんのブログに出会うきっかけになった、あの有馬のような熱戦、激戦を期待してます。

それにしても、1年早いですね(笑)
Posted by J.N at 2019年12月18日 17:57
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 ここまで鞍上が決まらないのも不穏というか、水面下でどういう動きがあるのか気になりますよねぇ。
 この馬も間違いなく去年の今頃は現役最強クラスの名馬でしたし、最後くらいはしっかりらしさを発揮して欲しいものですし、実際に人気の盲点にはなりそうですね。

 やはり馬場改修後の有馬記念は、1頭は前に行く馬が残るイメージにはなりますよね。
 キセキの場合、ムーアJが主導的に向こう正面からは行かないでしょうけど、アエロリットが動けば一緒に、のパターンではありそうですし、フランスの馬場を経験してパワー寄りの走りに磨きがかかっていれば、今まで弱点だった上り坂も踏ん張れないか、なんて思いはあります。
 アエロリットは私も雨が降っても、ある程度度外視で印は打とうとは思ってます。この馬のラストランで、印を打たずに激走されたら絶対に後悔するので。

 アーモンドアイの出走が決まってから、報道もボルテージが一気に上がった感じで、本当に例年以上にニュースが矢継ぎ早に出てきますものね。
 ディープインパクトの時ほどの社会現象化ではないにせよ、ある程度スポーツとしての競馬が市民権を得てくれるのは嬉しいですし、それに見合う結果になるかも含めて本当に楽しみです。
Posted by clover at 2019年12月18日 19:05
cloverさんこんばんは♪

有馬記念の枠順決まりましたね~
アーモンドアイやリスグラシューの枠を見て波乱は…無さそうですね。
ただ前に行きたい口の馬達が外枠になって
前半のペースが読みずらいぐらいですね
アーモンドアイは内の有力馬を見れて
自在に動けそうですからね。

ただ気になるのがサートゥルナーリアです
このお馬さん相手に合わせるより
自分で動いて早めの仕掛けが良いと思うですが、スミヨンJは有力馬をマンマークするタイプに思えて、隣のアーモンドアイに合わせた騎乗をするのかどうか、気になってます。道中2・3番手に付けれたら、
波乱の主役になれるかも~ですかね。
Posted by カズ at 2019年12月19日 21:45
あっ後~
逃げるのはスティッフェリオで決まりそうな並び順ですね。
Posted by カズ at 2019年12月19日 22:16
>カズ様

 後は当日どんな馬場になるか、ですけれど、この枠の並びなら牝馬2強が揃って崩れるシーンは流石に考えにくいですね。
 レーンJも当日はグッドラックハンデとこのレースしか乗らないので、試走出来るとは言え多少不安は残りますが、馬は強いですし大丈夫でしょう。

 サートゥルナーリアは仰るように前半のポジショニングでどこまで妥協しないか、だと思います。
 この並びですと、外から最低でもキセキ・クロコスミア・アエロリットは前に入ってきて、アルアインも頑張って出してくるかもですし、当然内の馬も折角の枠の利を捨てるのは、というところである程度は積極的になる中で、折り合いを意識してたら相対的に中団、とかですと苦しいかなと感じますね。

 前半のペースはそこそこ上がると思うのですよね。
 スティッフェリオが意地でも逃げるつもりなら、ここしかない、ってくらいの枠ですし、キセキとクロコスミアはそこまで前半無理しない気はしますけど、アエロリットだけは、半端な外目を走るくらいなら、と最序盤に勝負を賭けてくる気はします。
 ダイワスカーレットみたいにポンと外枠からでもハナを切れてしまえば、ですし、そのあたりの駆け引きにも注目ですね。
Posted by clover at 2019年12月20日 04:17
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