2019年12月01日

2019 チャンピオンズカップ レース回顧

 金色無双――――。

 錚々たるメンバーが出揃っての一戦となった今年のチャンピオンズカップは、ここまで無敗の3歳馬・クリソベリルが、同じ父のゴールドドリームとの熾烈な叩き合いを制して無傷の6連勝を達成、その名の通り金色の輝きをこれ以上ないほどに誇示する素晴らしい勝利となりました。
 レース質としても非常に上質な一戦となった今年のチャンピオンズカップ、じっくりと振り返っていきましょう。


 まず今日の中京のダートは良馬場、含水率も昨日に引き続き低めではありましたが、時計がそこそこ出やすい状態だったのは確かだと思います。
 6Rの1勝クラスは、全体的にややスローのバランスから1,53,5、8Rの1勝クラス1400mは打って変わって超ハイペースだったとはいえ1,24,1と、それぞれクラスの水準は越える時計を出してきていて、まあまともな流れなら49秒台決着だろう、と踏んでいたのですけど、まさかの1,48,5は強烈でしたね。
 しかも、内実は後で精査しますが、これをスローバランスで叩き出してきているのですから、上位陣の強さは紛れもなく本物だと思いますし、ダートでもこういうレースが出てくるようになったのか、という意味ではすごく意義深い一戦だと思っています。

 レース展開は、まずいいスタートを決めたインティが当然のようにハナを奪っていきました。
 その左右の有力馬、チュウワウィザードとクリソベリルもいいスタートで、そのインティを追いかけていく形でしたが、外から早めにゴールドドリーム、更にテーオーエナジーやロンドンタウンが上がってくる中で、クリソベリル川田Jはインの2列目ポケットを選択、ゴールドドリームがその隣にピタリとつけて、チュウワウィザードが3列目のインになりました。
 オメガパフュームもデットーリJがしっかりスタートを決めて、いつもより前、先団の後ろまで押し上げており、その外にサトノティターン、ワイドファラオなどが続いて、中団にウェスタ―ルンドとタイムフライヤーがいました。
 後方にかけてはミツバ、ワンダーリーデルがいて、インにキングズガード、外目からヴェンジェンス、最後方にモズアトラクション、という隊列になっていましたね。

 ラップは36,6(12,20)-36,2(12,07)-35,7(11,90)=1,48,5(12,05)という素晴らしいタイムでした。
 テンの3Fの36,6は、このレースの過去5年と比較すると4番目に遅い入り方ですが、それでも絶対的に見てそこまで緩い、という程ではなく、そして中盤から終盤にかけてずっと加速し続けていく、非常にタフな展開になっています。
 文字通りこれは武J渾身のラップメイク、という感じで、3F目の2コーナー出口あたりで12,5と少しだけ息を入れてから、向こう正面に入って12,1-12,1-12,0と、後続に捲る余地は絶対に与えない、けれどオーバーペースにならないギリギリのラインを淡々と刻み続けてきました。
 そこからの後半も12,0-11,6-12,1と一切淀みはなく、それでいながら直線坂地点ではっきり加速、後半要素も高いレベルで問われるレースになっていて、これはイメージとしてダートの高速持久力戦、と呼べるのではないでしょうか。

 実際にこういうラップバランスは、近年府中でアエロリットが十八番にしていたパターンであり、序盤で隊列が決まってしまうと、そこから突き崩す隙が後続に与えられない厳しいレースで、結果的に見ても道中前目内目にいた馬が上位、精々内から2列目に入ってきた馬が食らいつけている程度で、外を回した馬は綺麗に全滅していますからね。
 それだけ潜在的には時計が出やすい馬場だったとも言えますけれど、これだけ中盤がタフなペースになって、それでもラストここまで加速してきた上位勢の底力は相当なものですし、その中でも色々未経験の競馬を強いられながら、最後バリバリのGⅠ馬2頭の間を割って伸びてきたクリソベリルの勝負根性と能力には最敬礼を示すしかない、という内容だったと思います。

 しかし本当に、ここでこのレースぶりで勝てるとなると、歴代ダート馬の中でもかなり上位に入ってくる素晴らしい潜在能力であり、また競走馬としてのプロフェッショナル感が強く出てきたレースだったなと思います。
 馬体は予告通りに成長して550kgと素晴らしい雄大さ、懸念の坂スタートも後肢のパワーで難なくこなして、しっかりダッシュを効かせて入っていけましたし、行く馬を行かせつつ、ポケットで砂を被る競馬を躊躇なく選択してきた川田Jも、今日は胆力が漲っていたな、と思います。
 直線は武Jのいやらしい進路取りの中で、中々進路を確定できずに少し置かれるところもありましたけど、坂上で外から先に抜けてきたゴールドドリームと合わせ馬の形で伸びてくると、最後はそれを捻じ伏せるように突き抜けてきました。
 この馬のラップとしては11,9-11,6-11,9くらいかな、という感じで、スパッと切れたわけではないですが、このラップでもまだスピードとしては4速くらいですよ、という余裕のある走りっぷりでしたし、最後11秒台を3F続けてくる持続力性能はすさまじく、軽い馬場もまったく問題にしませんでしたね。

 以前よりもゲートも安定して、ダッシュもついてきていますし、いいポジションが取れるようになって安定感も出てきた感じで、かつ今日のように馬群の中からの競馬も出来るとなれば鬼に金棒でしょう。
 去年のルヴァンスレーヴも圧巻でしたが、あちらはそれ以降レースに使えないという残念な状況になっていて、この馬もこれだけの大型馬だけに脚元を大事にしつつ使って欲しいですね。

 今日は開催日程のトリックもあっての2kg減の恩恵もあり、まだ完全に今の強いダート世代の中で図抜けて最強、とまではいえないでしょうが、まだまだ伸び代がある馬で、これだけニュートラルにスピード競馬に対応できるのであれば、クロフネが挑戦すらできなかったドバイワールドカップや、本場アメリカのBCクラシック挑戦など、大きく夢が広がります。
 無論まだまだ克服すべき課題はありますけれど、この馬ならそれも跳ね返せる、そういう感覚を抱かせるだけのスーパーホースですね。
 川田Jも悪い流れを断ち切る覚悟の騎乗だったと思いますし、12月もまだまだいい馬が揃っていて、まずは来週のリアアメリア、そして少し水を開けられてしまったリーディングも、来週はルメールJが香港ですし、最後まで諦めない姿勢で頑張って欲しいですね。

 2着のゴールドドリームも、歴代のチャンピオンと比べても引けを取らない強さは持っているのに、何故かいつも一頭だけ敵わない馬がいる感じなのが不憫と言えば不憫ですね。
 今日は馬場傾向的にも前有利だった感はありますし、その中でこの枠から抜群のスタートを決めて、楽に2列目まで入ってきたのはルメールJのファインプレーだったと思います。
 ただそれでもインティクリソベリルに対しては延々1列分外を通す競馬になっていますし、ここまでタイトで緩みのない競馬ですと、それだけ僅かの差でも最後の最後で響いてくる、というのはあったかもしれません。斤量的にも、例年通り1kg差だったらどうか?というくらいの差ではありますからね。

 この馬の場合はやはり後半の総合力が極めて高く、あの位置からインティが出し抜きを図る坂地点でスッと加速、楽に射程圏に入れてこられるというのが本当に素晴らしいです。
 上がりはクリソベリルと互角ですが、この馬の場合は12,0-11,4-12,0と、加速地点での瞬発力の差で詰めている感じで、その分だけ最後甘くなったとも言えますが、非常に高いレベルの話なので、そこは勝った馬を誉めるしかないでしょう。
 馬はこれくらい馬体を大きく見せている時の方がいい、という感覚はありますし、まだまだ高いレベル、特に中央GⅠの舞台では一線級なのは間違いないので、またフェブラリーSで上位3頭の激突は見てみたいなと思います。

 3着インティも、自分のリズムを守れればやはりしぶとい、という所は感じさせて、春王者の威厳は保った一戦だったと言えるでしょう。
 枠の並びから、最序盤から競り込まれる不安が少なかった中、そこでだけ落とせる限り緩くして、後は機械のように精密に12秒そこそこを踏み続けていくという、馬の底力を信頼したレースメイクだったと思いますし、インティもそれによく応えたなと感じました。
 東海Sと比較すると、中盤が常に0,3秒ほど速いラップになっていて、その分底力は問われましたが、それでもしっかり直線で一足を使えるのはこの馬の強みで、ただしどうしても持続面では少し甘いので、その出し抜きでセーフティーリードを作れないと勝ち切れない、というのは、高いレベルでは今後も出てくるでしょう。
 また当然ながら、前半からリズムを崩される形になれば脆さも出てくるでしょうし、上位2頭の安定感と比較すると狙いどころの難しさはでてくる馬だと思いますが、素材が一級品なのは間違いないですし、今後もこのコンビでの走りは非常に楽しみですね。

 4着チュウワウィザードは、正直に言えば最序盤、内枠なのにクリソベリルにポケットを簡単に譲ってしまったのはうーん、というところではありましたね。
 勿論ニュートラルな脚色はクリソベリルの方が良かったのでしょうが、あれが外国人ジョッキーなら必死にしごいてでも食らいついて、2列目を死守してきたのではないか、と思うと、結果的に言えばそれが致命傷になっているだけに無念の思いは強いです。
 インからでも2列目はさばける、でも3列目になるとその難易度は一気に上がりますし、実際にこの馬の直線は、下がってくる馬を上手くクリアできず、クリソベリルも坂では地味な脚色だったせいで、進路取りに苦戦して外に切り返すロスがあり、そこが加速地点だったのも含めて、脚を出し切れなかった感は強かったですね。
 最後は一気に伸びて、インティとの差も詰めていますし、春からの成長は確実に感じさせる内容でしたけど、しかしここで福永J伝統芸の4着が炸裂してしまうのか…………と慨嘆はせざるを得ません。ネクストムーヴは上手く捌いてたんですけどねぇ、2列目を譲っちゃダメでしょう…………。

 5着キングズガードは、後方インでじっくり溜めて、直線入り口で外に出して進路取りもスムーズ、と、完璧に立ち回りは嵌ってここまでなので、それだけ今年の上位は強かった、という判定でいいでしょう。
 この馬もこの年で頑張ってますけどね。

 6着オメガパフュームは、あの位置を取れたのは流石のデットーリJ、という感じでしたけど、やっぱりここまでスピードレースになってしまうと、最速地点11,6のところでどうしても置かれてしまいますし、ラストはジリジリきていますけど、この辺は切れ味の差、としか言えませんね。
 ただポジショニングに進境があったのは評価していいですし、東京大賞典は大得意の舞台なので、巻き返してくるのは間違いないと思います。この馬なりに成長はしていますけど、どうしてもステイヤー色が強いので、個人的にはドバイとか、タフなペースでどうなるか見てみたいですけどね。

 7着ヴェンジェンスは、外を回した馬の中では最先着ですし、地力をつけてきているのは間違いないでしょう。
 どうしてもこのペースではどうにもなりませんが、今後も重賞戦線を安定して賑わせてくれる感じはしますね。
 8着タイムフライヤーは、最序盤でポジションが取れなかったですし、馬の後ろから入っていく中で坂でスッと反応できず、ラストはきていますけどタイプ的に持続型の面が強く出ていた感じで、まあシンプルに総合スピード負け、と見做すべきでしょうね。
 9着ウェスタ―ルンドは、やはり正攻法で外から勝ちに行ってしまうと、特にこのラップ推移では甘くなってしまうのも仕方ないのかな、というイメージで、今日は結果的に内枠有利の度合いが強かったですし、このレースがひとつのイメージとして来年以降のモデルとなるなら、バイアス面の有利不利はよりしっかり見極めていかないと、という事にもなりそうです。


posted by clover at 16:57| Comment(11) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
cloverさんこんばんは♪

この回顧を待ってました
いや書きたい事があります
福永君最高に…下手に乗ってしまいました
これ以上ない下手っぴに唖然でした
まぁクリソベリルの強さには壮快です
そして完敗です
川田君もこれで勢い出そうですね。
Posted by カズ at 2019年12月01日 17:18
いやぁ、クリソベリル&川田Jkお見事でした。
様々な不安をあげられてた中での勝利は素晴らしい以外ないですね。去年のルヴァンスもすごかったですが、やはりあの2頭の間を割ってきたインパクト的にもクリソベリルは驚愕しかないです。
この馬を信じきれてた人は単勝美味しかっただろうなぁ。
ゴルドリもやはり強いですね。今回はほんと枠の差が着差に響いたでしょうね。しかしゴルドリルメールコンビはキセキ川田コンビみたく何かに負けて2着が定位置ですなぁ。
インティは狙いどこがハッキリしてきましたね。今後コパノリッキーみたいに条件が揃えば極端に強く、それ以外は脆い事を頭に置いとけば大丈夫そうです。
今回のチャンピオンズCで一番物申さないといけないのがチュウワウィザード、というよりミスター4着ですね。
仮にクリソベリルと位置が逆なら勝てたまであったはずですし、2着はこれたはずですから、代打騎乗なわけですし強気に勝ちにいけば今後の継続騎乗もあった気もするんでほんともったいないですね。
騎手じゃない自分が見てても最後の直線はほんと酷かった…
主さんがおっしゃる通りインティやアエロリット並みの逃げ馬がいて、上位陣が強ければ強いほど今後ポジショニングが成否を分けるレースが増えてきそうですね。より枠順や並びに気をつけるレースが増えそうですな。
Posted by ブソン at 2019年12月01日 17:37
こんばんは★

いやあ、武J乗れていたので、保険でインティからも流したんですが、保険掛ける方間違えました(笑)

強い馬が力を出し切る好レースでしたねえ。

チュウワはやらかしちゃいましたけど(笑)

ゴールドドリーム、前付け出来た時点で勝ったな!って思ったんですけどねえ。

能力減退説だなんて、とんでもない。

クリソベリルが強いだけでしたね。

この展開、時計考えると、ゴールドドリームを撃破したのは相当強いと思っています。

チュウワは勿体無かったんですけど、この馬、春先より2段はパワーアップしてますね。

馬券は外しましたが、チャンピオンズカップが文字通りチャンピオンを決めるレースになったのが何よりです。

今年は予想の段階から本当に楽しかった。


Posted by J.N at 2019年12月01日 19:54
お疲れ様です

いや〜クリソベリルの力を見事に見誤っていました。完敗ですわ
ただ川田騎手としては前に武さんというこれ以上ない目標があってインティさえ抜ければという至極シンプルで無駄な事を考える必要のない騎乗で良かったの幸いしたかと。インティのいないもう少し緩いレースだったらエンジンのかかり具合からしてゴールドドリームとの差はひっくり返っていたかも
インティにしてみればフェブラリーでかち合わないクリソベリルはともかくまた2月に間見えるゴールドドリームに完全に攻略されちゃったのは頭痛いでしょうね
Posted by BEAMS at 2019年12月01日 20:27
あ、後噂の福永騎手ですがミスったのはともかくとして斜行してテーオーエナジーをふっ飛ばしたのは危なくてどうかと思いましたね
手綱見たら完全に故意でしたから
最近落馬多くて怪我人も出ていますしクリーンな騎乗は忘れないでほしいです
Posted by BEAMS at 2019年12月01日 20:33
今年は、ガッツリ海外トップジョッキーも集った暮れのG1祭り初戦から、ガツンと国内所属トップジョッキーによる見応えあるゴール前での競り合いの後続で。
もう御馴染みとなり、伝統芸となってしまった福永スペシャルが炸裂でガッカリでした。
冗談抜きで、今回本当に落馬発生とならずに川須とエナジーが無事入線で安堵です。

更に、「勝ち馬の位置を取りたかったけど、取れなかった。そこに尽きますね」。
このレース後コメントによる不味さにもズッコケました。(苦笑)
本当に、あまり賢くないジョッキーだと思い個人的に好きになれないジョッキーであり。
あれだけテンで外の川田よりも良いスタートを切ったのだから、ベルリが取った絶好のポジションを奪えただろうに。
ましてや、チュウワは折り合いに問題ない器用さある有力馬だから、チュウワのリズムのまま武をターゲットに番手ポジション奪っての追走で問題も起こらんだろうに。
その上、苦しく詰まった苦肉の策が福永タックルでは。
そこで被害を被った川須はたまったもんではなく、もし落馬発生ともなったら洒落にならんです。

これでは今、賢明にリハビリ中の戸崎も浮かばれんだろうと。
少しは、端から後続に行ってターゲットはゴールドドリームのみで腹の据わったイン選択でエスコートをしていたフランキーの爪の垢をジョッキー引退するまで煎じて飲めと。
あれで、パヒュームにペースの速い追走力があったら崩れ込みとなった好騎乗ぶりでしたから。
パヒュームには、再び力のいる馬場で落ちついたペースで走れる地方交流戦のステイヤーレースに期待。
それだけにフランキーをはじめトップ入線争いした3人による渾身の競馬を見せてただけに、久しぶり頭に血が上ってしまった不味い福永でした。
逆に今回、福永が勝たなくて良かったと思いくらいに上位3人が繰り広げたデッドヒートは良かったです。

それにしても、毎回強気の直球勝負が信条である川田。
それが功を奏し、今回ベルリにとって収穫となったG1制覇でした。
今回のようにJRA名物である軽くてスピードが出る馬場で、巨漢馬の宿命的でもあるズブさが致命的なところを直球勝負の川田が帝王的場チックに懸命にステッキ連打連打でもスピードが乗らないところをゴールドドリームが差しに行き1着入線へと向かう場面で勝負根性を見せて抜き返す闘争心は大収穫でした。
的場かっ!とツッコミ入れたくなるステッキ連打でもズブさを見せてアカンと思ったところで、ゴールドドリームとの競り合いでスイッチがガツンと入るところは競走馬としても必要な素質もあって今後も期待したいと思うところです。

それと比較し、競り合うと「どうぞ、どうぞ、お先に」となってしまうインティは。
今後、同型の馬が出走しないレースを上手く選びながら現役を過ごした方が良いかもしれませんね。
武の渾身による息を入れさせないラップを刻み前残り狙いのエスコートから、ベルリとゴールドドリームとのオーラスの競り合いでキタサンブラックのように、もう一度競り落とす闘志による二枚腰は見せないだけに。
本当に己が気持ち良く逃げられんと、決着順は典型的なホームランor三振の逃げ馬だと思うので。

それと、今回のルメールはジャパンCの川田とダブりました。(苦笑)
川須のエナジーがジャパンCのテンダネスみたいに、早めからバテたらルメールにとってはテンダネスな展開でなく川田と同じ厳しいレースだな、早々にバテて来たら上手く捌けるか?と思ったら。
意外にもエナジーが踏ん張り、インティとベルリに遅れをとらない形で4角を通過出来たので安堵でした。
それによって、ルメールもベルリと競り合うタイミングで追い出しが出来た上で出し切っての惜敗だったから文句もありません。

やはり、G1馬が5頭もガッツリ揃うダートのG1レースも芝のG1レースと同じように見応えあって面白いですね。
更に、今回みたいに内枠に逃げ先行の有力G1が揃う形になると上がり馬で差し追い込みタイプには分が悪くG1馬強いなぁで。(苦笑)

あと、後日に阪神JFレビューもガツンとお願いします。
今後のスターホース候補によるガチ勝負の激突には、今から楽しみですね。
Posted by ギャロップ at 2019年12月02日 03:26
>カズ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 改めてパトロールで見ても、確かに二の足はニュートラルにクリソベリルの方が速かったですけど、それにしても半馬身前に出られた時点で既に諦めていて、流石に無抵抗過ぎるよなぁ、とは感じます。
 結果的にあの位置から直線捌けず、強引に外に持ち出して戒告と、危うく多重制裁も踏みかけているわけで、そこで焦るくらいなら最初から焦ってー、って気分にはなりますね。
 その反省を生かしてか、最終で同じく3列目インから完璧に捌いて圧勝というのも、そこはかとなくイラっとさせますよね(笑)。

 まあ仰るように、クリソベリルの強さは画然としていたと思いますし、去年のルヴァンスレーヴもそうでしたが、キャリアの浅い3歳馬にあのレースが出来てしまったなら仕方ないです。
 前の3頭に限って言えば本当にフェアないいレースをしているだけに、つくづくチュウワの立ち回りだけはもやっとさせられるレースでした。
Posted by clover at 2019年12月02日 04:02
>ブソン様

 いつもコメントありがとうございますー。

 クリソベリルのあの競馬には痺れましたねぇ。
 あれだけのパワーがあって、精神的にも強いとか中々いないですし、フェブラリーは出さずに海外視野らしいですが、この馬ならやってくれるのでは、という期待感しかないですね。

 ゴールドドリームは特に中央GⅠの舞台では絶対の信頼軸、って感じですけど、色々運のない馬ですよね。
 ただまだ力の衰えはまったく感じませんし、改めてフェブラリーSでもインティに去年の雪辱なるか、昨日のポジショニングが常に出来るならまず負けないと思いたいのですが、こういうキャラはどうしてもいますからねぇ。

 インティは相手関係次第ですし、ある意味露骨でない程度にチームプレーでこられると苦しい、というのもありそうで、今後の狙い所はかなり限定されてくるでしょうね。
 時計の出るコースの方がいいのも確かなのですが、フェブラリーSで今年ほどスムーズに逃げられるか?となると疑問符ですしね。

 チュウワウィザード福永Jのポジショニングは正直がっかりしました。
 この馬が2列目を死守していれば、クリソベリルとゴールドドリームの位置関係も微妙に変わって、また結果も違ってきたかなと思いますし、大一番で勝ちに行く姿勢がちょっと足りなかった気はします。
 川田Jは逆に、前走チュウワウィザードにもインティにも乗っていて、二頭の強みと弱みをしっかり意識した覚悟のポジショニングだったと思いますし、インティの騎乗はそりゃあ褒められませんが、リーディング上位にいる、というのは、そういう部分を大一番で生かせる、とも言えるのですよね。
 ここまで拮抗したメンバーだと、ライバルの鞍上に手の内を晒さない、という点も重要になるなぁと改めて感じた次第です。

 昔のイメージとは違って、近年はこういう連続加速型のラップの方が時計が出やすい、馬もそういうつくりをしている面が強いのはあるので、これからこのトレンドは強まっていくでしょうね。
 まあこの場合、強い馬は強いレースが出来ますけど、見た目としてはやや淡泊になるところもあるので、そのあたりを割り切りつつ予想に反映させられればなぁ、と思います。
Posted by clover at 2019年12月02日 04:12
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 これだけ全体に隙のない、力のある馬でないと上位に来られないレースになるとは、ですし、そうなると本当に僅かな瑕疵でも致命傷になる、というのが、チュウワウィザードの着順に出ている感じですね。
 こういう底力勝負で、斤量差と枠の利があったとはいえ、この完璧なゴールドドリームを差し返す形で、というのはやはり凄いですよね。どこまで強くなるのか本当に今からわくわくが止まりませんし、なんとか故障せずにいって欲しいですね。

 インティも完璧な競馬だったんですけどね、ここまではっきり目標にされてしまうと、最後は甘さを見せてしまったか、という感じです。
 武Jも今年はエージェント変えて、やはりそれなりにいい馬が揃えばきっちり結果に繋げてくるんだな、というのは見せられたと思いますし、大舞台でも存在感充分で、天命を知る歳になったますます盛んなのは素晴らしい限りです。

 チュウワウィザードは、馬は本当に強くなってますよね。この安定感といい、間違いなくポストタルマエって感じで、今後もいぶし銀の活躍を見せてくれると思うのですごく楽しみにしています。
Posted by clover at 2019年12月02日 04:17
>BEAMS様

 いつもコメントありがとうございますー。

 結果的にシンプルに見えても、そこまでの過程で克服すべき課題はいっぱいあったはずで、昨日の川田Jはいい意味で開き直ったと言うか、腹を括り直した感じで良かったです。
 ここ1ヶ月くらいは結構なスランプに見えたので、これを契機に年末まで走り続けて欲しいですね。
 仰るように、あの位置でもう少し淀みがあり、加速度がより高い競馬になっていたら、機動性に勝るゴールドドリームの方が上だったかもですけど、そういうぶぶんも含めて「持っている」馬、という感じはします。

 ゴールドドリームにしても、いつもこんなスタートと前進気勢があるわけではないですし、インティとしてはこの馬に対してどこまでポジション差を作れるかが次の課題になってくるでしょうね。
 それにしても上位3頭は、惚れ惚れするくらいに強いです。

 福永Jの持ち出しはリスキーでしたよねぇ、一歩間違うと更に後続に玉突きで迷惑をかけかねませんし、騎乗停止明けであれをやってしまうというのは、まるで反省していない、と思われても仕方ないです。
 これで普段から、フェアプレー賞の獲得に重きを置いている、とか公言しているのはちゃんちゃらおかしい、って話にはなってしまいますね。
Posted by clover at 2019年12月02日 04:23
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 確かにあの騎乗で、最後馬の力だけで3着に上がっていたら、それはそれで白けるところはあったでしょうねぇ。
 色んな意味でやってはいけない事を重ねてしまいましたし、中京なら、と思ったんですけど、逆に気持ちが入り過ぎての空回りだったのか、平場の安定感と精密さを少しは持ち越して欲しいのですが。

 デットーリJもしっかり勝負には行ってましたよね。
 スローペースを敗因に挙げていた通り、前がこの流れでもスローバランスに持ち込んでしまう条件では、切れ味の足りない馬では苦しいのはどうしてもあますし、といって外から押し上げていたらもっと負けていたと思うので、所与の条件の中では精一杯やった、と思っています。

 ルメールJの場合は、きちんと馬の性能、瞬時に加速できる強みを理解してのコース取りでもあったと思いますし、結果以外は完璧だったと思うのですよね。
 ワグネリアンの場合は基本加速に手間取る馬だからこそ、あの位置ではダメだ、という事になるわけで、そのあたりは馬固有の条件の中でしっかり判断出来るルメールJの柔軟性と引き出しの多さは、流石の一言だとは思っています。

 今週はみんな香港出張で、WASJはあちらに持ち出し、という感じですけど、2歳牝馬戦も3強を軸に本当に面白いメンバーなので楽しみです。
 また夜に頑張ってプレビュー書かせていただきます。
Posted by clover at 2019年12月02日 04:31
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