2019年11月23日

2019 ジャパンカップ・京阪杯

 さぁ、明日はいよいよ令和最初の、外国馬がいないジャパンカップになりますね。
 元々大混戦の上に、生憎の秋の長雨が直撃、どうにも悪馬場開催はさてもの府中でも避けられない情勢であり、本当にこういう年こそ外国馬の出番なのに……………とは思ってしまいます。
 京阪杯も含めて正に混迷のレースにはなりますが、それを気持ちよく切り裂く人馬コンビはいずれか、しっかりと考えていきたいですね。


★ジャパンカップ 展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  ユーキャンスマイル・スワーヴリチャード

<人気薄特注馬>
  ルックトゥワイス

・スローペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  カレンブーケドール

<人気薄特注馬>
  ダンビュライト・タイセイトレイル


★展開予想

・馬場想定……重~不良
・ペース想定……平均~ややスロー
・推定勝ち時計……2,27,5~28,0

 今週の府中は、月曜付近ではほとんど雨予想ではなかったのに、不思議と日を追うごとに雨予報が濃くなっていって、結局昨日今日と止むところのない断続的な氷雨に見舞われてしまいました。
 一応明日の午前中まではかなり高い降水確率になっていて、気温もそこまでは上がらなさそうなので、いくら特殊ステータス超回復がついている府中の馬場だとしても、速い時計が出る馬場に戻る可能性はまずない、と考えていいでしょう。

 とりあえず今日のレースも軒並み時計は掛かっていて、まあベースが軽いので不良でも極端に重い、というほどではないのですが、1勝クラスの2400mがかなりのスローとは言え後半も時計が掛かって2,31,5、メインのキャピタルSが46,9-48,9=1,35,8と、実質的には平均ペースくらいからこの時計までなので、マイルで3秒近くはタフになっているとみていいでしょう。
 馬場が同じくらいで推移するとすれば、2400mではやはり4~5秒プラスで考えたいところですし、少なくとも切れる脚を問われる確率は相当に低いと考えています。

 馬場のバイアスとしては少なくとも今日の時点では内外拮抗、というイメージですね。
 先の2400m戦も内目を通しての圧巻の逃げ切りですし、メインのドーヴァーも内目を捌いての差し切りで、勿論外目から相対的に鋭い脚を引き出して飛んでくる馬もいますが、基本的にはあまり後ろからだと、余程馬場の適性が抜けていない限りは厳しいかな、と感じます。
 勿論今日この馬場を使った事で、明日は内がより悪くなり、外差しにシフトしていく可能性はそれなりに高いですが、現時点でそう決めつけるのはまだ怖いですね。なにせ府中、ですからねぇ。

 レース展開ですが、逃げ候補としてはダイワキャグニーとダンビュライトあたりになるのではないか、と思います。
 勿論こんな馬場で、あまり中途半端な位置になりたくない、という意識は出てくるでしょうし、最内カレンブーケドールや大外のジナンボーあたりも強気に主張してくる可能性はあり、国際色豊かな騎手が揃って隊列なども決めつけにくいところはありますね。
 ただまぁ、内のワグネリアン、ムイトオブリガート、スワーヴリチャードあたりは先行策、中目から外枠の馬は枠なりにある程度流れに合わせつつの入り方になるかなと見ています。
 ルックトゥワイスあたりはデットーリJでどのポジションを取ってくるのか、実に興味深いですし、全体としてある程度は馬群が詰まった形で、みんなそれぞれに色気を持っての入りにはなるはずで、馬場を踏まえれば極端なスローにはならないかな、と考えます。
 大体ペースとしては61,5-25,5-60,5くらいを想定、後半はそれなりに動いていく馬もいるはずで、12秒そこそこのラップを踏み続ける持久力勝負を想定したいと思いますし、そういう展開と馬場で頑張れそうな馬を思い切って狙っていきたいですね。


◎ダンビュライト

 この馬にとっては千載一遇の好機到来ではないか、と思います。
 基本的に持久力タイプで、高速馬場でもそこそこやれますけど、やはりそうなるとペースをある程度引き上げていかないと切れ負けする、というのはありますし、後ろの決め手が削がれるこの馬場はそれだけでプラス、純粋に馬場適性も高いので、スムーズに前目につけて早めに動く強気の形を作れれば非常に楽しみです。
 並び的にダイワが行くなら番手でもいいですし、勿論内がまごまごするなら自分で逃げてもOK、枠入りまでに不安のある馬ではありますが、相性のいい松若Jとのコンビで、雨上がりの虹の彼方まで逃げてしまえー、という所です。


○ルックトゥワイス

 やっぱりデットーリJで半端に人気はしちゃってますけど、この条件は狙い目にはなってくると思うのですよね。
 本来的にそこまでポジショニングが悪すぎる馬ではなく、最近の乗り手が意識的に下げ過ぎていた部分、枠が恵まれなかった面などもありましたし、前走は明確に叩き台の競馬で、あの内容は度外視していいでしょう。
 とにかくタフな馬場でも高速馬場でも、仕掛けが早くなって長く脚を問われる条件ならどこまでも伸びていくスタミナ無尽蔵のイメージの馬ですし、デットーリJならコース取りや仕掛けは間違えないだろう、と思うので、この馬場で相対的に切れる脚も引き出せれば勝ち切るチャンスまであるかな、と見ています。


▲タイセイトレイル

 この馬もステイヤー型で、後半ロンスパ勝負にとても強いので、渋った馬場は歓迎のクチになるでしょう。
 今年に入っての安定感は抜群ですし、前走はそれまでと少しイメージの違う競馬ながら、しっかり切れ味も引き出して充実を感じさせており、ここで本来のある程度前に行く競馬から、後半スタミナが活きる展開になれば普通に面白いのではないか、と見ています。
 ミルコJも道悪は非常に得意ですし、尊敬する同郷の大先輩・デットーリJの前で奮起してくるでしょうから、人気薄のここで本来の強気強気の競馬を取り戻してあっと言わせてほしいですね。


△レイデオロ

 良馬場なら本命にするつもりだったのですけど、流石にここまで渋ってしまうと違う適性が問われるので、少し評価を下げました。
 ただ去年の有馬記念でもいい脚で伸びているように、力のいる馬場がダメな馬ではなく、コース適性も高い、そして道悪を走らせるのが上手いビュイックJというのも面白い材料で(今日のドーヴァーは鮮やかでした)、気持ちが途切れないようなスムーズな競馬が出来れば上位に食い込んできても、というイメージですね。


×ワグネリアン・ムイトオブリガート・スワーヴリチャード

 このあたりは、本来プラスに転じるはずの内枠がどう転ぶかわからなくなったのと、基本的には良馬場で切れを活かしたいところはある、という面を踏まえて、能力と勢い、適性は買いつつもこのあたりまで、という評価に留めたいですね。


※消した人気馬

 カレンブーケドールは、斤量で怖さはありますけど、流石にこの距離の道悪のパワー勝負になって、牡馬を蹴散らすほどのポテンシャルはないだろう、という判断です。
 ユーキャンスマイルも馬場適性が未知数なうえに、ポジショニングが甘いので迷ったけれど消しました。


※疑似的な買い目(自信度B+)

複勝
4000

馬連
◎○▲△BOX
1000×6

計10000


★京阪杯 展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  アウィルアウェイ

<人気薄特注馬>
  フミノムーン・エントリーチケット

・スローペース(波乱度B+)

<危険な人気馬>
  モズスーパーフレア・エイシンデネブ

<人気薄特注馬>
  ビップライブリー


★展開予想

・馬場想定……良~稍重馬場
・ペース想定……ハイ~ややハイペース
・推定勝ち時計……1,09,4~7

 今日の淀はそこそこ時計の掛かる良馬場で、最終のマイルでも1,35,6止まりでしたから、このままなら8秒半ばから後半くらいの勝ち時計になるイメージではあります。
 ただ明日の淀近辺は、午後を中心に雨予報が出ているのですよね。今の淀なら少しでも降れば影響は避けられないと思いますし、更に時計の掛かるタフな馬場を想定しておきます。
 ペース的には、モズスーパーフレアが外枠を引きましたので其の分前半から流れるイメージではあり、馬場を踏まえてもまずハイペースになりそうな組み合わせと見ています。

 展開としてはまずそのモズがハナを狙い、内からラブカンプ―、アポロノシンザンも抵抗していって、それをライトオンキュー、カラクレナイ、フミノムーン辺りが追いかけていきそうです。
 外目の人気馬は枠なりにある程度中団寄り、リナーテ、アウィルアウェイあたりはまだ中団くらいで、アイアンテーラー、エイシンデネブあたりはかなり後ろからになる可能性も高いかなと見ています。
 外差しは効く馬場ですが、ずっと外々だと苦しいのはありそうですし、ある程度いいポジションから直線外目に持ち出しやすい形を作れる馬、かつタフな馬場で追走負けしない馬を狙っていきたいレースですね。まあ人気が示す通り、一筋縄では収まらないレースだろうとは思います。


◎ライトオンキュー

 ある程度先行力があるのでこの枠はいいですし、行く馬を行かせて好位の動きやすい位置につけられれば、今の充実度ならば、と思います。
 前走もややポジショニングで甘くなりつつ、最後までしぶとく伸びてあの強い相手に肉薄していますし、対リナーテで言えばタフな馬場と枠の並びで逆転できるかな、というイメージで、前が詰まったりしなければ堅実に圏内には差してきてくれるイメージでみています。


○カラクレナイ

 こちらも最近はゲートが安定してそこそこポジションをとれますし、内過ぎない内目、というのは昔ほど懸念材料にはならないと思います。
 出たなりで中団くらいを取りつつ、上手くコーナーから外を意識していければ、この舞台では堅実な馬ですし、勝ち切るチャンスもある一戦かなと考えています。


▲フミノムーン

 基本行き脚の悪い馬だっただけに、前走休み明けでいきなり逃げる競馬はたまげました。
 流石に結果オーバーペース気味でしたけど、それでもしぶとく粘っていますし、一度使われての上昇度と、今回はいく馬が多いのでそれを見つつ中団内目くらいで我慢できそうで、自身平均くらいで力のいる馬場での差し勝負はすごく適性があると思うので、ここは一発狙ってみたい条件ですね。


△リナーテ

 馬は強いと思うのですが、スプリンターズSの後、というローテがあまり良くないレースなのとやや外枠、関西圏と重症では存在感の薄い三浦Jというところで、総合的に少しずつ評価を落としました。
 ただ時計の掛かる1200mは合うと思いますし、スムーズに流れに乗って外から出し切る競馬さえしてくれれば走破圏なのは間違いなく、警戒はしておきたいですね。


△アイラブテーラー

 こちらは素直に素材と勢いを駆って拾っておきます。
 前走などは外々の追走で結構苦しいパターンだったと思うのですが、力の違いで捻じ伏せてきており、能力的にはここで通用してもいいとは感じています。
 まあキャリアの浅い馬で、多頭数でごちゃつかずに上手く走れるかなど不安は大きいので、重い印は難しかったですが、ここを突破できるようなら来年が非常に楽しみになる一頭ですね。


×エイシンデネブ・ビップライブリー・エントリーチケット・パラダイスガーデン

 ここは紐は手広く、ただモズスーパーフレアだけは敢えて嫌う形で攻めていきたいですね。


※疑似的な買い目(自信度C+)

ワイド
◎ー○
2000

▲ー◎○
500×2

三連複
◎ー○▲△
300×6

◎ー○▲△ー×
100×22

計7000



posted by clover at 17:12| Comment(6) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回、天も府中のレーシング場はあまりにも時計が出過ぎると思ってか、今年は更に予想をカオスとさせる天候馬場となりましたね。
それと、今年はディープの冠レースともなりましたが。
改めてダービー馬は、燃え尽き症候群含め突き抜けた余程のポテンシャルがないと古馬戦でもスターホースにはなれんと痛感するところです。
個人的的に何が1番悲しいかと言うと、外国馬不参加の歴史よりも歴代ダービー馬が3頭も揃うビックレースとなっても、そのダービー馬たちが国内で一つ負けてから破竹のビックレース連勝とか風雲昇り竜のアーモンドアイと大接戦の名勝負製造機とかでない残念感が漂ってしまったところです。

そこで、今回ワールドオールスタージョッキーシリーズ化となったジャパンC。
今年は、ジョッキー狙いで挑もうかと思うところです。
土曜日メインレースのキャピタルSでは、岡田軍団による御約束である強気な前目ポジションのオーダーから丹内は差し有利となる前潰れな大逃げをやらかしてしまいましたが。
そこで、悪路な土曜日に2勝したビュイックを軸にと思うところですが。
馬場コンディションもゲームメーカーも石橋なのか松若なのか難儀なので、ひよってボックス買いで挑もうと思います。
また、ケイデンスの見せ場もなしを目の当たりするとカレンも着内は厳しいと見て。
更に仰る通り、今回ベイビーフェイス松若は海千山千のトップジョッキー相手に、前走みたいに押し出させる形でなく腹を据え強気にポジションを奪って、丹内とは違う末脚殺しの後半から後続を更に突き放すラップを刻みながら前目残りを企てて貰いたいですね。
でないと、何のために淀のモズよりダンを選んだだろうって話しになり、参加賞気分ならばジョッキー辞めて音無厩舎の調教助手をやっていろとなりますからね。

なので、好位タイプの有力馬で内枠をゲットした川田、テンの流れから展開を読み届くポジションを柔軟に取ってくるであろうフランキー、午前中から午後にかけて馬場読みもアジャストしてくるであろうスミヨンとオイシンに曲者の典を含めたガミり上等でワイド7頭ボックスを当日のテンションを見ながら挑みます。
ここで岩田が漢になって、流れの中で思いっきり好位付けから突き抜けたらごめんなさいで。
やはり、欧州のナチュラルコースで勝機を見いだしたらゴイゴイに追い出し動かす競馬が日常化の外国人ジョッキーは狙って行きます。(苦笑)
何か、悪路の道のりでも馬群の中で無駄に動かずガッツリ脚を溜めてくるトップジョッキーによる追い出しの腕は侮れんだけに。
Posted by ギャロップ at 2019年11月24日 02:56
cloverさんおはようございます♪

この不良馬場だったら
ダンビュライト有りですね~
自分はこの秋競馬さっぱりですから
乗らして貰います(笑)

あとワグネリアンがどの着順に
なるか注目してます
川田君か福永君のどっちが運無しか
それとも×2なのかですね(笑)
Posted by カズ at 2019年11月24日 10:04
いつもお疲れ様です。
東京競馬場は先ほど雨が上がってこれから晴れるらしく、
超回復する東京馬場がどれぐらい回復するか気になるところです。
流石にここからディープ馬場になるとは思えないですが、
応援したいダンビュライトに影響出ないか悩ましいです…。

あと京阪杯ですが、
アイアンテーラーとなってますがアイラブテーラーの間違いかと…。
確かにややこしい名前ですよね。
Posted by OT at 2019年11月24日 11:02
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 メンバーも大混戦、馬場も微妙に回復してきて、内でも外でも頑張れる不思議な状態ですし、こうなると馬の適性+騎手の道悪で頑張らせる技術がセットで浮上しそうではあるのですけどねぇ。
 意外とディープ産駒も今日走ってるので、基本全部たたき切った身としては冷や冷やするところですけど、一先ず伏兵はしっかり強気の競馬で、臆せず戦って欲しいなと思います。
 とりあえず今ダンビュライトが慎重に本馬場に出てきて、なんとか出走には漕ぎ着けられそうなのでほっと一安心です(笑)。

 どうしても近年はダービー馬がそれ以外で勝てない症候群が深刻ですし、このあたりでそれを払拭するようなダービー馬同士の叩き合いになってくれればそれはそれで、と満足できるとは思うのですけどね。
Posted by clover at 2019年11月24日 15:27
>カズ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 とりあえず前目に行った馬がしぶとく残るレースが多いですし、なんとか落ち着いて本馬場までは来られたようですから、この馬場なりの平均ペースをしっかり刻む意識を持ってくれれば、ですね。実に楽しみです。
 ワグネリアンもそこまで極端に重でダメ、とは思いませんし、インも伸びているので、川田Jがどんな競馬を選択するかは見物ですね。
Posted by clover at 2019年11月24日 15:29
>OT様

 いつもコメントありがとうございますー。
 ご指摘もありがとうございます!

 重馬場までは回復しましたけど、流石に速いラップを踏めるのは精々1F、という感じで、近年の府中ではかなりレアのタフ寄り馬場ですね。
 時計的には流れれば26秒くらいは出るかもですが、やはりそれなりに適性は問われると思うので、ダンビュライトにはまだ追い風は吹いていると信じたいですね。

 アイラブテーラーありがとうございました!つい予測変換でポッと出てくると思わず……………お恥ずかしい限りです。
Posted by clover at 2019年11月24日 15:32
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