2019年11月17日

2019 マイルチャンピオンシップ レース回顧

 黄金旅程の最終章――――。

 馬も人も豪華なメンバーが出揃った今年のマイルチャンピオンシップは、福永Jの騎乗停止で急遽の代打騎乗となった池添Jが駆るインディチャンプが、直線抜群の手応えで馬場のど真ん中から突き抜け完勝、見事に春秋マイル統一を果たしました。レースを振り返っていきましょう。


 きょうの淀の馬場は良でしたが、やはりかなり時計は掛かるコンディションだったのと同時に、昨日よりも少しずつながら外差し優位が進行していた感はありますね。
 時計的には、午前中の1800m未勝利が35,7-37,9-35,2=1,48,8、秋明菊賞が35,7-12,0-35,2=1,22,9、内回りですがひとつ前の嵯峨野特別が62,3-59,6-2,01,9となっていました。
 このあたりからも、前半ペースが落ち付いてもそこまで後半速い脚を長く使える感じではなかったですし、ペースが上がってもその分後半が落ち込んで速い時計は出にくい状態になっていたのかなとは思います。

 また昨日から傾向的にスパッと外差しが決まる事もありましたし、今日もどちらかと言えば後半になるほど直線は外目が伸びていました。
 ただ道中に関してはそこまででもなく、基本的には前目内目、せめて中団までで脚を残しつつ、直線だけ外に出して一気に弾けさせる形が一番噛み合うコース取りだったかな、という感覚ですね。
 馬場的にもペース的にも想定の範囲内ではあり、47,2-45,8=1,33,0ですからマイルチャンピオンシップらしい中距離型の決着ではあって、その中で上手く流れを味方につけられた馬が上位に来たレースなのは確かだろうと思います。

 レース展開は、まず内のグァンチャーレとマイスタイル、外のダノンプレミアムが好発進を決めて、そこにフィアーノロマーノ、クリノガウディーも絡んでいく中で、グァンチャーレはすぐに引いてポケットを選択、マイスタイルがマイペースの逃げを打っていきます。
 フィアーノロマーノが番手外まで押し上げていき、その後ろにクリノガウディー、ダノンプレミアムはやや外目を通される形になりつつ、じわっと押し上げていって2列目、そして内からはインディチャンプが先行して斜め前にダノンプレミアムを見る絶好のポジションを確保しました。
 ダノンキングリーは少し出負けしたものの前走ほどではなく、二の足でリカバーしていって3列目のイン、プリモシーンとモズアスコットがその後ろに続き、GⅠ初騎乗岩田望Jのレッドオルガも、おそらくは指示通りの中団インで脚を溜める形を選択しました。

 中団あたりに、明確に出負けしたもののリカバーして内目を掬っていったペルシアンナイト、出足からイマイチ覇気がなかったアルアインが続き、ダイアトニックが前にスペースを残しつついつの間にか最内に誘導、その後ろにエメラルファイト、カテドラル、レイエンダがいて、最後方にタイムトリップ、という隊列になりましたね。

 ラップは35,3(11,77)-23,5(11,75)-34,2(11,40)=1,33,0(11,62)という推移でした。
 ハーフで取っても47,2-45,8と1,4秒の後傾バランスなので、マイルGⅠとして考えればかなりのスローバランスと見ていいですし、後半の仕掛けも実は遅く、11,6-11,5-11,0-11,7と、坂の下りからじわっと分散してはいますが、前半が緩い分だけ前にも余力があり、直線向いて11,0と明確にこの馬場ではかなり高いレベルの瞬発力と加速力を問われています。
 この日の馬場ですと、直線でそういう鋭さを引き出すにはやはりある程度外目への誘導が必要だったのかな、とは思いますし、2年前もこんな、道中は内、直線は外という馬場で、大外からのミルコJのファンタジックな騎乗が炸裂したものですけれど、今日のインディチャンプもそれに近しい完璧な噛み合わせ方が出来ていたんじゃないかな、と感じます。
 基本的には内枠で、少しでも前目内目にいた方が総合的には有利であるレースでしたが、内しか選択できないポジションにいるとトータルでは少し難しかったのではないかな、と思いますね。

 勝ったインディチャンプは、とても強かったと思いますし池添Jの騎乗も完璧でしたけど、道中全く阻害要因もマイナス要因もないスムーズ過ぎるレースだったのも確かで、安田記念同様にそういう位置に入っていける自在性が武器になったとも言えますし、内過ぎない内枠、というのも結果的にべストでした。
 スタートは先ず先ず出て、そこから前に行く馬がそれなりにいるのでフラットに出していって壁を作り、いいポジションで折り合いをつけられたのはまず素晴らしいところで、かつそこで斜め前に格好の目標であるダノンプレミアムがいてくれたのが僥倖でしたね。
 まずダノンの後ろなら要所で進路に困らない、と、そこでもはや迷いなく乗れる形が完成していましたし、道中流れを壊しに来る馬もおらずに下りからもスムーズ、更には直線、わざわざ綺麗にダノンがこの馬のための進路も空けてくれました。

 そこでの馬自身の反応は抜群で、むしろ早めに抜け過ぎないように少し我慢しつつ、残り200mから追い出す余裕があったくらいですから、道中内目を通せたとしても後半の機動力と持続性能で総合的にダノンプレミアムを上回ってきたと言えますし、血統的にもこういうタフな馬場にも適性は高かった、と言えるのではないでしょうか。
 前述の通り、安田に続いて完全に噛み合った競馬なのは間違いないので、着差以上に強い、とまではいいませんが、マイルの総合力で図抜けた能力と成長ぶりを遺憾なく見せ付けた内容であったのは間違いないですね。
 この馬の場合流れても強いですし、もはやマイルの負けパターンは超ドスローからの極限の切れ味勝負くらいしかないかもしれず、それでいてまだ4歳ですから来年以降もマイルの絶対王者として君臨できるのではないでしょうか。
 ステイゴールドも色々な強い産駒を出しましたが、こと種牡馬としての将来性と需要、という視座では、マイルでこれだけ強い競馬が出来るこの馬が最良かもしれず、それも含めて本当に先々が楽しみですね。

 2着のダノンプレミアムは、相変らず綺麗すぎる正攻法の競馬で綺麗に負けるなぁ、というべきか、今週の川田Jはいつも以上に2着病がヤバかったですが、ここでもやっぱりこうなるのか、というもどかしさ付き纏う内容ではありましたね。
 結果論的に言えばやはり外枠が少し仇となった部分はあって、後半の4F勝負で坂の下りからずっとそれなりのラップ、そういう形の中で外々から捻じ伏せに行く、という中で、一瞬の切れ味では非凡なものを見せたものの、やっぱりラストの持続面で甘いのだな、というのを露呈してしまっていたと思います。

 まあそれでも2着には粘り込んでいますし、決して弱い競馬ではないのは間違いないのですけど、敢えて言えば4コーナーから直線、確かに馬場の伸びるところは外目だったとはいえ、内の馬に簡単に進路を与えすぎている感じはなくはなかったです。
 実際すぐ後ろにインディチャンプがいたのはわかっていたはずで、フィアーノロマーノはこういう流れなら甘くなるだろう、というのも騎乗経験がある馬ですしわかったはずで、あの位置からなら合法的に内を締めてインディチャンプを更に外に切り替えさせる形は作れた、とは思うのですよね。
 無論それが出来たとしてこの日のインディチャンプに勝てたか、と言えば厳しかったかもですけど、少なくとももう少しは接戦になったはずですし、この馬自身綺麗なところを通しても持続で良さは出ない、けど力のいる馬場でも極上の瞬発力は引き出せる、というのなら、あそこまで外に拘らなくても…………とは感じました。
 少なくともこの馬にとっては得意なペースパターン、ラップ構成で完敗でしたから、中2週で多少パフォーマンスを落とした面も考えた方がいいとは思いますが、高いレベルまで来ると立ち回りでもう少し内目を楽に進める形でないと苦しいのかな、という、素材の底はいよいよ見せてしまった一戦と言えるかもしれません。

 3着のペルシアンナイトは、結果的に出負けが凄く勿体なかったですが、それ以外の部分ではほぼ理想的に乗ってこられたと思います。
 道中も促しつつも馬はリラックスして走れていたと思いますし、枠なりに内目を通しつつ直線も前のインディチャンプとダノンプレミアムが早めに抜けていった分クリアで、存分にこの馬らしいしぶとい持続性能を引き出せたのではないでしょうか。
 敢えて言えば少しペースが遅すぎて、上位2頭とは瞬発力の質で差がついてしまった分はあり、ラスト1Fはインディチャンプ比較でもジリッと差を詰めているように、本当に淀の中距離型のマイル戦なら俄然走るな、というのは見せられたと思います。
 まあ一年に一回しか狙えない馬、というのもどうか、とはなりますけど、出負けがなければ2着まではあったかもしれない競馬ですし、マーフィーJも流れに合わせた形とは言え、外回りで最後まで伸ばす競馬が出来てひとつ自信には繋がる騎乗だったのではないでしょうか。

 4着マイスタイルも、やはり単騎ならしぶとい、と言う所を遺憾なく発揮してくれましたし、ラップバランスも中々良かったですけれど、敢えて言えばやはり前半、もう少し引き上げて平均近くまで持っていきたかったですね。
 結果的に好位の有力馬がこのペースだと余裕綽々の追走になりますし、この馬も総合力はありますが、後半要素のどの要素を取っても最上位には少し足りない器用貧乏タイプでもあるので、結果論的に言えば最速地点で一気に交わされてしまった分、持ち味のラスト1Fのしぶとさが十全に生かし切れなかった、とは思います。
 それでも騎乗としては90点はつけられる形で、特にしっかり坂の下りからブレーキを外して分散させていったのは良かったですし、この馬もハーツ産駒でようやく完成期に入ってきたのかな、と思える連続好走、まだまだ来年以降も楽しみな一頭になりましたね。

 5着ダノンキングリーは、度々くどいながら結果論的に言えば、枠が内過ぎた事と、直線も内に決め打つのがちょっと早過ぎたきらいはありました。
 まあ多少出負けしてリカバー、という形の中ではあれ以上のポジションは望めませんし、ただある程度みんなが直線は外、を意識する中では、やっぱり最内の列になってしまうと中々出していくのは難しいところはあったと思います。
 ただインディチャンプが斜め前にいたわけで、上手くスペースを作りつつ誘導すれば意外とすんなり持ち出せるタイミングもあったと思うのですが、それはダノンプレミアムが敢えて自分の馬の競馬本意のコース取りをしたからで、普通はあそこまで簡単には開かないのも確かですので、あの時点でインに決め打ったのを責められませんね。

 馬自身馬体減りはなくいい雰囲気に見えましたけど、やはり初の遠征競馬で少し委縮する面もあったかもですし、よりパワーの要る直線のインで、これだけの加速ラップの中、それに準じる切れ味を引き出すのは難しかったのかもしれません。
 これが軽い馬場だったらまた話は違ったでしょうけど、昨日のコントレイルもそうですが、やっぱり今の府中は府中専用的な適性が強く出やすい面もあるので、力のいる馬場でどこまでパフォーマンスを維持できるか?は馬本位でしっかり見極めていかないといけないとは言えるでしょう。
 この馬の場合ひいらぎ賞が強かったとはいえ、やはり相手は弱かったのは確かで、この馬場でやや不利なコース取りを強いられる中、それを覆すだけの爆発力と適性は足りなかった、と見做すべき負け方で、馬自身の評価をそこまで落とす必要はないかなと思います。
 横山Jもそつなく丁寧に乗っていたとは思いますし、戸崎Jでもこの枠でこの馬場なら似たような競馬にはなるはずで、少し運もなかったですかね。

 6着カテドラルは、武Jらしいコース取りでの一発狙いに、コース適性も噛み合った感じですが、流石にまだ地力とポジショニングの悪さから勝ち負けまでは難しかったのかな、という内容でしたね。
 7着クリノガウディーは、前半少し力んだのと、ダノンプレミアムほどではないにせよ外目外目の競馬になった事で、最後持ち前の一瞬の切れを引き出すまでに消耗してしまっていたのかな、という感じでした。

 8着グァンチャーレは、勝負できる態勢は作っていたと思いますけど、結果的にこの日の馬場傾向が見えていなかったというべきか、やっぱり内に決め打つしかない進路に早めに決めてしまうのは勿体なかった面もあります。
 スタートからの出足はこの馬の方がいいくらいで、逃げて直線コースを選ぶ形も選択出来る余地はあった中で、すぐに下げてしまって決め手勝負の中で絶対量が足りなくなって、なので、まあこの馬の形と言えばそうですけど、この馬がマイスタイルを制して逃げる形ならもう少しペースも上がったはずで、その方が今日の条件では面白かったのかな、とは感じる内容でした。まあそこまで望むのは贅沢なのはわかってますけどね。

 9着レッドオルガも自分の競馬はして、ただこの馬も持続型なのでこれだけ直線で加速する形は苦しかったですね。ただ岩田望Jにはすごくいい経験になったでしょうし、こういう抜擢をちゃんしと下拵えしてくる藤原先生も素晴らしいなと思います。
 10着ダイアトニックは、敗れはしたもののスミヨンJの騎乗そのものはゾクッとするくらい完璧だったと思います。
 この枠ですから出して前に、というのは流石に無理ですし、前半無理せず、スペースを置きつつ下げて最内に潜り込んだのは、今日の馬場傾向を読み切っていてこその動きであり、コーナー手前から外に持ち出す形も完璧だったと思います。
 ただレース質として、ここまで後半型で加速が問われる形は合わなかった、というだけで、最後甘くなっているのもおそらくは距離、やはり適性してはスプリント寄りの馬ですね。このコンビで阪神Cに出て来るなら強気に狙っていいと思いました。


posted by clover at 17:09| Comment(10) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です
プリモシーンとアルアインはどうしちゃったんですかね〜
春の走りが嘘みたく酷いことになってますけど
Posted by BEAMS at 2019年11月17日 17:22
こんばんは。
お疲れ様です。

いやー、あっさり負けましたよ。
cloverさんも仰っていましたが、今日の馬場状態で最内は伸びてこなかったですね。
それとやはり今の府中マイルと京都外回りマイルじゃ適性がかなり違うから、その辺の読み違いもあったかな。
とにかく今日はインディチャンプに流れがあったということでしょう。

それにしても川田Jはなかなか浮上してこれないですね。インディチャンプの進路のことも川田Jらしいですけどね。

そして川田J以上に不運だなぁと感じたのが福永J。
昨日も今日もお手馬が勝利して、これでワグネリアンが勝っちゃったら……
川田Jは久々のG1勝利となりますけどねぇ。
ジャパンカップはワグネリアンで勝負してみようかな(笑)
Posted by hetare at 2019年11月17日 19:16
お疲れ様です。
いや~、ダノン2騎はダメでしたね。かなりワクワクして見てましたが(^^;
前半あれだけスローで直線はあれ?って感じましたが、回顧を拝見し納得しました。
両馬ともにデキ落ちもあったように思いますが、さすがに前哨戦とは違うんですね。
両馬とも、特徴的に適鞍はどのG1になるんでしょうか??
Posted by のぶ at 2019年11月17日 21:38
>BEAMS様

 いつもコメントありがとうございますー。

 プリモシーンはある程度絞ってきて、道中の前進気勢も悪くはなかったので、ビュイックJのコメント通り4コーナーでごちゃついたのと、直線で一気に加速する展開、それにかなりタフ寄りの馬場がフィットしなかった面が大きいと思います。
 この馬も典型的な高速馬場巧者には分類されると思いますので、立て直しての来年の春はまた楽しみは充分にあると思いますね。

 対してのアルアイン、こちらはちょっと深刻ですね。
 ローテーションも厳しかったとはいえ、昨日は馬自身に覇気がなく、馬体も緩くて、前に進んでいく意欲が感じられませんでした。
 比較的旬が長く維持されたディープ産駒だとは思いますが、やはり前進気勢がなくなってきてしまうと難しいな、と感じますし、少なくとも次のレースは様子見したいですね。
 休みを入れて、叩きのレースで前に行ける形が取り戻せていれば、まだ頑張れる余地はあると思うのですけどね。
Posted by clover at 2019年11月18日 03:16
>hetare様

 いつもコメントありがとうございますー。

 この時期の淀の馬場の変遷は本当に読みにくいですね。土曜の時点では、まだ内も頑張れるかな?ってくらいには走れていたと思うのですけど、日曜は一気にダメになりましたしねぇ。
 こういう部分は教訓として、と言いたいのですが、来年はもう淀改装で阪神開催ですし、改装後に傾向が通用するかも不透明ですからね。

 インディチャンプは安田記念も自身はかなりの後傾で勝ち切っているように、元々適性としては万能寄りですし、終わってみれば現時点でマイラーとしての素材が一枚抜けていたのかなと思います。
 このあたりがステイゴールドの成長力ですし、香港マイルも絶対王者だったビューティージェネレーションに陰りが見えてきているので(昨日の前哨戦も3着でしたしね)、一気にアジアマイル界統一も夢ではないと思います。

 ダノンプレミアムの進路取りは、川田Jらしいと言えばそうで、考え方のひとつとしては当然正解なので難しいんですけど、結局あれで勝てる馬は力が完全に一枚抜けていないと、というところではあり、そこまでの馬には乗っていない、というのが、この2~3着続きの要因ではあるでしょうね。
 ワグネリアンも堅実な馬で府中は当然走りますし、ポジショニングも良くなってきているので川田Jにはそこそこマッチしそうなんですが……でもここまで来ると、2~3着固定で狙った方が美味しいのかも、なんて考えてしまいますね。。。
 福永Jも本当に痛恨の想いでしょうが、その無念は復帰後の手綱で示して欲しいですね。
Posted by clover at 2019年11月18日 03:24
>のぶ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 いやぁ本当に今年のダノンの呪いは強力ですよねぇ。
 こうやって勝てそうな条件でも馬場運やレース展開で難しさが出てしまいますし、あとやっぱりシンプルに、ディープ産駒は叩いて良化するイメージは基本持たない方がいい、という所に尽きるのでしょう。
 ジェンティルドンナみたいな例外もいますけど、あの馬はある意味ディープ産駒としては規格外でしたからねぇ。

 ダノンキングリーに関しては、遠征をこなせるなら当然さしあたりのベストコースはドバイターフになるでしょうね。
 府中も勿論最重要ターゲットですが、改めて昨日の負け方を見てしまうと、なんで秋天に出ていなかったのかが悔やまれます。
 安田記念は近年45-45のバランスになる事が増えていて、少し前半で質的に苦労する懸念もありますし、国内ならアーモンドアイ同様に府中2000mがベストだと思ってます。

 ダノンプレミアムの場合、序盤の立ち回りが一番大切な馬ですし、今なら2000mの方が競馬がしやすいように思えますね。
 その上で仕掛けが遅れやすいコースやレース、と考えると、やはり今年回避していた大阪杯は主要ターゲットになりますし、阪神でのマイルチャンピオンシップもプラスでしょう。
 海外ならオージー遠征でドンカスターマイルやクイーンエリザベスSは狙い目だと思いますし、夏のアメリカ、アーリントンミリオンなんかは先行力とコーナーでの機動力があるこの馬にはピッタリだと思いますね。香港も勿論アリです。
Posted by clover at 2019年11月18日 03:33
先ずは余談、マイル戦で大直球競馬から名勝負を見せてくれるアエロリットがクラブ馬の規定から引退するのが非常に残念ですが。
来シーズンの安田、アーモンドアイは海外路線から回避もあるから。
ノースヒルズ陣営には、早々とダービー戦線を降りて貰い。
プレミアム、キングリー、インディ、期待のバキバキ米国スピード血統のコントレイル参戦から、日本のマイル路線を大いに盛り上げて欲しいところですね。
良いタレントがガッツリ揃い面白いとは思うところですが、前田オーナーもダービーを狙いたい思いから無理か。(苦笑)


そして、今年の淀オータムG1レースは、みんな内をバックリ開けて走る傾向は面白かったですね。
去年と全く馬場状況が違じゃぁーねぇか!で。
それと、とにかく来年に控えた淀の改修工事から路盤整備でJRAは高速化へと弄くり回すことをすんな!と。(苦笑)

しかし、インディによる折り合いの良さには参りました。
スローの馬混み展開だと、前に追っ付けて手綱引いたレース運びとなってグァンチャーレみたいに行きたくて行きたくてかかると思ってしまってごめんなさいでした。(苦笑)
逆に、内と外の有力馬であるダノン所有馬とは違ってスタート出が良くて無理に追っ付け追っ付けで前へと促す競馬にならなかったのが功を奏したかもしれなくて参りました。(苦笑)
終始、外の川田をターゲットに最後は川田と併せ馬で持ったまま突き抜けだったので、ステゴが親だけに来シーズン更なるラップ変動にも折り合える自在性ある成長にも注目したいところですね。
好位ポジションからラップ変動にも柔軟に対応して折り合えるのは、終いで差し切るにあたり非常に良い武器となるだけに。
また、音無陣営もG1を目標に叩いてからの仕上げに、例え1800mのG2レースを叩き台に選んでも問題ない感触を掴んだだけに侮れなくて、枠順が外枠発走以外のレースでは最有力馬の一頭となりました。
しかしこれで、外枠発走でスタートから追っ付け追っ付けで前に促すポジション取りに行ったらインディもその気になりハミも噛み噛みとなって無駄な脚力を使った挙げ句に終いの脚力にお釣りがない状況になるかもで、その辺りは注意したいですね。

それにしても、今回も川田はらしい一本気競馬から、合流地点で馬場コンディションの良い外寄り真ん中を選択しライバルと大直球勝負で破れるあたりは今シーズン戸崎と一緒にフェアプレージョッキーの称号を与えたいくらいであり。
トライアル組が参戦する叩きG2以下のレースならば、直球勝負からネジにネジに捻り伏せる一本気競馬で問題ないところですが。
主砲レベルの同格クラスがバキバキの仕上げで参戦する華のG1レースになると直球勝負だけだと難儀となり、今回プレミアムと違ってテンから無駄な脚力を使わずに前目ポジション取りを決めガツンと脚を溜めさせて弾けさせた池添には参りました本当。
これが、再び枠順が違ってくると着順も違って来る混戦なマイル戦線だけに、俺の馬が絶対とか過信せずライバルの力もリスペクトしながら強気な一本気競馬を見せ続けてくれば馬券を買う側としては有難いところです連軸に信用出来るジョッキーなので。

それと、ミノル馬で御馴染みである吉岡オーナーのディアマンによる新馬戦で、典は外に出して差し切り勝利をものにしたから、やはり先週のエリザベス女王杯と同じくみんなの内馬場コンディションがアカンと判断して典もインディ池添の前を取ってムーアを壁に真ん中からズドンだったらヤバいと思い追加で相手として買ったら、典もスタートから出遅れてテンから追っ付け追っ付けのリカバーに行き脚を使い前に促す競馬となってレースプラン的に難儀になりましたね。
今回、池添の好スタートから追っ付けならず折り合いガッツリから好位で溜める競馬をされたらスタートで脚を使った分だけ斤量1キロ減を貰っても厳しくなり仕方ないと思うところです。
それと、府中の大箱舞台ならば今後は出遅れも折り込み出遅れプランも持って前走の戸崎が見せた腹を括りの殿一気競馬もありと思うところです。
個人的には、リカバーに行き無駄に脚を使い勿体ない感ある競馬をするよりはキングリーの狂気沙汰な末脚を出し切る競馬とかの方が良いと思うだけに。

にしても、スミヨンは良い枯れて方になって来ましたね。
何気に内の典を後ろから突っつくのか?と思うくらいに、スタートで大外から一気に最短距離を測りインに入れるあたりはトップジョッキーの真骨頂だなとパトロールビデオを眺めながら見入ってしまいました。(笑)
馬の特徴を知り、出し切る為にはコースロスを省くに省くエスコートは間違いなく銭が取れるジョッキーですね。
俺が幸ならば、殿ポジションから「スミヨン、スゲーな!ハンパねぇ!」と驚きながら追走してしまいます。(笑)
とにかく、今からJCでは内枠を引いてくれと願うばかりであり。
だけど今後、凱旋門賞に挑める日本生産馬に再びスミヨン鞍上とかになっても、思わずそれ良いかもとなってしまいますね。(笑)
日本の馬は想定以上に良いんじゃね?と、来シーズン再び乗りに来て欲しいジョッキーですね。

そして、来シーズンは淀の舞台が休業の中で仁川が舞台となって繰り広げる古馬オータムG1祭りによる予想掲載楽しみにしております。


Posted by ギャロップ at 2019年11月18日 04:22
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 インディチャンプは内枠が功を奏したのは確かですけど、その条件を最良に生かすだけのスタートとポジショニング、折り合いに進境を見せていたのも見事なもので、陣営の努力と馬の成長が綺麗に噛み合ったのかな、と思います。
 ポジションが良かったにしても、GⅠであれだけ本仕掛けを待つ形で、ダノンプレミアムの出し抜きにしっかり食らいつき、最後に悠々持続性能の差で交わし去っていく姿には、王者の風格が漂っていましたね。

 川田Jの一本気な部分や、しっかり勝ちに行く姿勢は私も好きですし、それでもその分だけいつもいつも目標にされてしまうのは去年から変わらない傾向ではありますよね。
 正攻法の範囲内での狡猾さや出し引きの工夫があってもいい、という場面でもそれを貫くのも、ブレない、という意味では信頼できますけど、仰る通り当面はどうしても連軸向き、以上に強く評価しにくくなってしまっているのは勿体ないとは感じています。

 確かに来年の安田記念辺りは、ディープ産駒の血統適性馬にインディなど強い馬が加わって、今年に負けず劣らず豪華メンバーになる予感はしますね。
 ただ、あのアエロリットの逃げは中々真似出来るものでもないですし、ああいう競馬のスタイル自体は今後定着していく予感はしますが、それでしっかり粘り込める強い馬が出てくるかで、レース自体の盛り上がりと予想の楽しさは違ってくると思います。

 まあ来年の事を言えば鬼が笑いますし、まずは目の前のGⅠをひとつひとつ真剣に向き合っていって、その結果として息長く、楽しく続けていけるのが一番ですねー。
Posted by clover at 2019年11月18日 17:08
こんばんは★

戦前、周りにキングリーかプレミアムがアホみたいな勝ちかたしてサッカーボーイの衝撃再び!的なことを言っていたんですけど、ノーマークの近親の馬が勝つとは...

って反省してました(笑)

ステイゴールドの子孫は凄まじいですね。

親父の鬱憤を晴らすかのごとくのG1での勝負強さもさることながら、何よりタフな馬が多いですからねえ。

直仔からマイル路線制覇する産駒が出るとは思いもしませんでした。

自身も海外遠征へっちゃらでしたし、インディの今後は楽しみですよね。


Posted by J.N at 2019年11月18日 18:57
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。
 サッカーボーイとはまた古いですねぇ、昭和ですか。。。私も映像でしか見た事はないですけど、確かにあのレースの勝ちっぷりはえげつなかったですし、ダノン2騎にはああいうスター性のある競馬を期待したくなる華は確かにあるのですけどね。
 インディチャンプもその点で言うと、着差はともかく結構華のある勝ち方はしますよね。ステイゴールドの仔の勝負強さも健在で、今週もその勢いが続くか見物です。

 やはりトキオリアリティー一族は、母系の色が強く出やすいのはありますし、リアルインパクトもそこそこいいスタートを切っているように、マイルでこれだけ強い競馬をしたインディチャンプの種牡馬価値は大きいなと思います。
 ぶっちゃけドリジャやオルフェ、ゴルシあたりからでは、サイアーラインが繋がるほどのスピードのある後継馬は出ないだろうなぁ、という感はどうしてもありますし、その意味でも最後の最後で、というのは実にステイゴールドらしいしぶとさですよね(笑)。
Posted by clover at 2019年11月18日 19:06
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