2019年09月29日

2019 スプリンターズS レース回顧

 疾風の逃げを蹂躙せし重戦車――――。

 幸いにも雨の影響なく、好天下での開催となった今年のスプリンターズSは、この馬らしい逃げで後続先行馬の脚を削ぎ、百舌の速贄とばかりに追い込み勢への壁を作って軽快に逃げ込むモズスーパーフレアを、最後の最後で力強く外から伸びたタワーオブロンドンが差し切り、悲願の初GⅠタイトルを獲得しました。レースを振り返っていきましょう。


 まず今日の馬場ですが、結局ほぼほぼ雨は降らなかったようで、終日良馬場での開催となりました。
 ただ昨日でもその傾向は感じたように、開幕当初の超絶高速馬場からは脱していて、サフラン賞が47,7-46,6=1,34,3、ひとつ前の勝浦特別は、34,4-34,0とかなりのスローとはいえ1,08,4止まりで、時計の出やすい馬場なのは間違いないですが、それでも常識的な範囲には収まっていたと思います。
 その中での1,07,1はまず妥当なラインだと思いますし、結果的にGⅠの厳しいペースにも耐えられる経験やセンスがある馬、または純粋に絶対能力が高い馬しか上位に来ていないので、ある意味想定通り、ハイペースになれば順当に程近い決着ではあったのかなと見ています。

 レース展開は、大方の予想通り好発を決めたモズスーパーフレアが、自分のリズムで楽にハナを切って軽快に飛ばしていきます。
 その後ろにセイウンコウセイ、外からマルターズアポジー、イベリスにファンタジストと追走していって、その後ろにミスターメロディとラブカンプー、ダノンスマッシュも悪くは無いスタートでしたが、少し外の馬の勢いに合わせず下げたところで中団のインのやや窮屈な位置取り、ディアンドルも外から被せられ続けて終始苦しい中団寄りのポジションになりましたね。

 逆にタワーオブロンドンは、この大一番でこの馬史上最高のスタートダッシュを決めることに成功し、そこから流れに合わせて少しずつ下げていきますが、自分より外の馬がこぞって前目に入っていったので、スムーズに勝負所から外目を通す事が出来ていました。
 ダイメイプリンセスやリナーテもこのあたりで、更にインにアレスバローズ、後方寄りにかけてノーワン、レッツゴードンキあたりは出負けもありマイペースの追走になって、更にポツンと離れた最後方に大きく出負けしたハッピーアワー、という隊列になりましたね。

 ラップは32,8(10,93)-34,3(11,43)=1,07,1(11,18)という推移でした。
 テンの32,8はモズスーパーフレアとしては決して速すぎる、という程ではないものの、ある程度現実的な馬場の中でニュートラルに引き出してきた数字としてはやはりいい快速ぶりで、特に外目から頑張って前に取りつこうとした馬は、前半の追走で相当に脚を削がれてしまっていた感はあります。
 その上で後半も11,3-11,2-11,8と微妙ながら加速ラップは踏めていて、文字通りこれはモズスーパーフレアのレースが出来ていると言い切っていいですし、この流れ、ラスト1F11,8の展開でもきっちり差し込める強い馬がいた、という見立てでいいでしょう。
 ここまで流れれば中団やや後ろくらいまではかなり質の高い追走を問われていて、タワーオブロンドンでも33,6-33,5ですから、結果的にそれより後ろで、追走で無理せず自分の脚を引き出すことに徹した馬が、地味に掲示板一桁台にゾロゾロ並んでいるのが象徴的ではあるかな、と思いますね。

 勝ったタワーオブロンドンに関しては、もう一言、ルメ様完璧過ぎですね。
 スプリント戦で最大の懸念材料だったスタートとそこからのダッシュの悪さを、まさかのこの大一番でスッと克服させて、前走のようにある程度促していくのではなく、むしろ抑え気味に入ってあの位置、というのは正直この時点でうわぁやられた、という感はヒシヒシとしていました。
 かつ、概ね想定通りに自分より外の馬が前掛かりに入ってくれたことで、この馬は悠々と自分のリズムで追走しつつ外に持ち出す機を窺うだけで良く、そしてその過程の中で、内枠でやや厳しい競馬になったダノンスマッシュが狙っていた外目の進路を、一瞬早く仕掛けてサッと奪い取るクレバーな立ち回りまでついてくれば、これはもうダノンとはここで勝負あり、という感じではありました。

 後はシンプルに前を捕まえられるか、というところで、この形に持ち込めたモズスーパーフレアはやはり相当にしぶとかったですけれど、それでもこの馬の最大の武器は何といっても持続力、あれだけコーナーから早めに動いていってもきっちり坂でさほど減速せずに、大体11,0-11,1-11,4くらいで抜けてきましたから、やはり高速馬場ではモノが違いましたね。
 こういうタフなローテーションも、ある意味欧州型の馬にとっては大した労苦でもなかったのか、という感じで、まあここから一度緩めるとどうなるか、とは思いますけれど、レース経験を積み重ねるごとにシンプルにスプリンターとして研ぎ澄まされ、どんどん強い競馬を見せられるようになっていった、という感覚です。

 この馬は後半型の競馬になりやすい香港は合っていると思いますし、ポジショニングが改善された今なら是非に挑戦して欲しいですね。
 その上で、出来る事なら来年の宮記念以降は、ヨーロッパの短距離路線を転戦する、なんて形になればすごく夢があっていいのですけどね。

 2着のモズスーパーフレアも、この馬の競馬はやってくれた、松若Jとしてはこれ以上ない騎乗は出来たのではないか、と感じます。
 とにかくスタートに集中が感じられましたし、馬自身もそこまで馬体が減り切ってはいなかったものの充実感はみなぎらせていて、しっかり騎手の思惑通りにこの馬らしいスピードを披露してくれたなと感じますね。
 ラップを見ても、一応コーナーからの仕掛けで再加速が踏めているように、これだけのペースで削がれないのは最大の持ち味であって、ラストも11,9でまとめて自身の走破時計が1,07,2なのですから、これはもう勝った馬を誉めるしかない、というしかありませんね。

 個人的に、この馬も是非香港に挑戦して欲しい馬です。
 基本最近の香港は高速寄りの馬場ですが、それでも洋芝なので日本より多少は時計が掛かる、そういうパワー寄りの高速馬場はマッチすると思うのと、あと香港にはこの馬のようにテンからガンガン飛ばして、後続の脚をなし崩しにしていくパターンの強い馬ってほとんど出てこないのですよね。
 その意味で、向こうでもこの馬らしいペースを作れれば、一流馬でも流れに戸惑いパフォーマンスを落としてくる可能性はそれなりにあって、逆にこういうペースはどんとこいのタワーオブロンドンと2頭で行ければウインウインな感じになれるのではないか、と妄想しています。
 もっとも今年の社会情勢的に、香港国際レースが開催できるかが最大のネックではありますけどね……。

 3着のダノンスマッシュも、馬の出来は本当にメイチで凄いオーラを放っていたのですけれど、レースの綾の中で挽回しようと試みるも、最後まで少しずつ後手後手になってしまったのが最後響いた格好ではあります。
 スタートは良かったですが、外枠勢がかなり果敢だった事で結果的に中団のインまで下げる形になってしまい、前の馬が当てにならない中で、道中も少しずつ縦のポジションを調整して、どこかで上手く外に持ち出そう、という意識は感じられました。
 ただ最大のチャンスだった3~4コーナー中間で、一歩先に果敢に仕掛けていったタワーオブロンドンに被せられてしまった事で、エンジン全開に踏み切るのが一歩遅れてしまった事は否めず、結果的に加速地点で少し置かれてしまいます。

 ラストの坂下から坂上にかけては猛然と素晴らしい脚を使っていて、対タワーオブロンドンで考えても、仕掛けが遅れた分はあるにせよラスト1Fでこの馬を詰めていく、というのは並大抵では出来ないはずです。
 結果的に脚を余した、とまでは言いませんが、ベストのタイミングで踏んでいけなかった僅かな瑕疵が、この大一番では致命傷になってしまったのかな、という印象ですね。
 結果的に内枠の利を生かし切れず、レースパターン的にもあまり活きない形にはなってしまいましたし、それでも馬は完全に本格化していると思うので、タワーオブロンドン相手でもこの先展開ひとつで勝ち負け、というレベルには上がってきたでしょう。
 時計も自己最速は更新してまだ余裕を持てていましたし、偉大なる父の足跡を追いかける事は失敗しましたけれど、改めてまた来春(或いはこの馬も香港はアリかなとは思いますが)、この馬らしいレースを見せて欲しいものです。

 4着のミスターメロディも流石GⅠ馬、流石GⅠの藤原厩舎、というところは見せてくれましたね。
 ある程度スタートは決めて、ただ前走ほど前の流れに乗せては行かずに前半は上手くじっと我慢、そして4コーナー手前で前の馬の手応えが怪しいのを見て取り、その外から果敢にスパートしてただ一頭だけモズに接近していけたあたり、ここは流石の機動力と操縦性を感じさせました。
 そこから坂下までは食らいついていたものの、でもやはりこの馬は持続力面は少し甘くて、ラストの1Fは逆にモズにも引き離されているくらいなので、一瞬の決め脚で先頭に躍り出る、宮記念的な脚の使い方でないと勝ち負けまでは苦しかった感じです。

 やっぱりあと右回りでは、最後苦しくなったところで凭れ気味になったりと、まだ左回りに比べてぎこちなさはあり、その中でもこれだけやれたのですから、一応GⅠ馬としての沽券は守った、と言えるのではないでしょうか。
 今日にしても枠は苦しかったですし、仮にセイウンコウセイ位のポジションで競馬が出来ていればもっと際どかったはずで、今後が楽しみな一頭なのは間違いありません。
 個人的にはアメリカの小回り左回りとかマッチしそうに感じるのですけどね。国内での最適鞍はやはり宮記念くらいしかない、とは言えるので、地力を強化しつつ色々なパターンを摸索してくれれば、と思います。

 5着レッツゴードンキは、結果的に流れを無視して自分のリズムに徹した差し込みではありますが、そういう組の中で最先着、というあたりは、やはりGⅠの流れに慣れている強みを生かせたのかなとは思いますね。
 ただ最近は本当にスタートからの行きっぷりが悪いので、どうしてもスプリント戦では後手後手に回ってしまいますし、今日も結局内目の枠の利をさほど生かせない立ち回りにはなってしまいました。
 流石にもう現役生活もあと少しではあるでしょうが、それでも頑張り屋のこの馬、最後にどこかで一花、は期待したくなるのですけどね。

 9着リナーテは、単純に1200mの高速決着ですと、絶対的な質で追走に苦慮した感はありますし、あまり内々で、という競馬自体もベストではない、というのはあったかもしれません。
 もう少しスムーズな形なら、とも思いますが、やはりコーナーからはある程度外に持ち出して、ダノンスマッシュの後ろからほとんど脚を使えていない以上、この馬場とペースの中では完敗だったというしかないでしょうね。

 13着ディアンドルは、あんな風に揉み込まれる競馬になってしまうと、流石にキャリアの浅さと若さが出てしまいますね。
 どうしても一歩目が微妙な分、この枠だとこういう形になるのでは、と懸念した通りでしたし、藤岡佑Jも昨日とは裏腹に、行くところ壁、って感じで後手後手の立ち回りになってしまっていました。
 まあこういう経験が次に繋がるか、それとも心折れてしまうか、ラブカンプーみたいな馬もいるので中々読みにくいところではありますし、素材的にも高速決着の1200mが本当にベストか?というところはあるので、次は軽い相手のところでしっかりもう一度土台を作り直して欲しいかな、と思います。


posted by clover at 17:04| Comment(10) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。

2日連続の本線的中おめでとうございます!

私は見事にガミりましたwうーん、ルメールJ上手い。

スプリント路線も実力馬が揃って来た感じで、タワーオブロンドンとダノンスマッシュはその日の鞍上の出来で結果が変わって来そうなイメージですね。

今日の中山の観客が前年比140%だったように、レベルの高いレースはやっぱりワクワクして良いですね!!

天皇賞秋も回避無ければ最高に面白そうですし、年末に向けて期待感が高まって来ましたね( ´∀` )
Posted by リュシュトゥ at 2019年09月29日 17:43
こんばんは★

お久しぶりです★

昨日までは内枠重視の予想で組み立てしてたのですが、今日のレースを見ててオヤッと思い直して色々と思案したのですが結局外れました(笑)

それにしてもタワーオブロンドン×ルメールには参りましたね。

ミスターメロディも買い目に加えたので熱かったのですが、福永Jも勝ちにいっての4着なので悔いはないです。

個人的にはレッドアンシェルがいなかったのが残念なんですけど、さすがに今日のメンバーで勝ち負けするには厳しいかなあ...

秋のG1いきなり面白くて年末まで楽しみたいですね★
Posted by J.N at 2019年09月29日 17:50
cloverさんこんばんは♪

あそこまで行ったら
松若君に勝たしたかったですね
そしてルメちゃん上手過ぎです
川田君は勝ち運無いというか
目の上たんこぶルメールですね

気持ち切り替えて~
東京開催に挑みましょう
Posted by カズ at 2019年09月29日 18:10
>リュシュトゥ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 昨日はガチガチだったとはいえ、とりあえず秋最初のGⅠで恥ずかしくない程度の結果は出せてホッとしています……が、相変わらず春から続いて本命が勝ち切れない病なんですよねぇ。
 正直ゴール前は、ルメ様空気読んでぇ!って気分でしたが(笑)、レース後のルメ様いつも以上にやたらと嬉しそうでしたし、それだけ会心のレースだったのでしょう。

 松若Jとしてもやれることはやった、という中での悔しい2着でしたが、これを糧にまた次のチャンスを虎視眈々と狙って欲しいですね。
 というより、馬に合わせたペースでレースを作る事の大切さをちゃんと学んでくれたなら、今週のダンビュライトはわかってるよね?と個人的には言いたいところです。
 この相手くらいなら、上手く平均寄りに持ち込んでくれれば勝ち負けになってもと思うんですけどね。

 今のスプリントの勢力図は、何処でも強いタワーとダノンに、中山特化のモズ、中京特化のミスメロ、という感じでしょうか。
 仰るように4歳からこぞっていいスプリンターが揃って、きっちり世代交代してきた感はありますね。後は3歳勢から来年どこまで伸びてくる馬がいるか、中々楽しみな路線になってきました。

 秋天は本当に楽しみですねー。ロードカナロア産駒頂上決戦がここで見られるとは。
 他もかなりの豪華メンバーですし、むしろメンバーが強力過ぎてフルゲートにならないパターンはありそうですが、真っ向力勝負が見られれば最高ですね。それでも勝つのはアーモンドアイかな、とは思いますけど。
Posted by clover at 2019年09月30日 03:03
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 結局モズが軽快に速い流れを繰り出す中で、外枠から無理して先行した馬が内に寄ってきた事で、かえって内側は当てにならないコースになってしまった感はありますね。
 バイアス自体はまだ内有利だったと思いますけど、レースの綾もありますからそのあたりは本当に難しいものです。

 タワーオブロンドンはしかし本当にタフですねー。パドック見ていても覇気充分で、連戦の疲れとか微塵も感じさせませんでしたし、この馬は普通に海外転戦とかしてもやれそうなタイプなので、来年の走りがとても楽しみです。

 ミスメロ福永Jも、この枠からではやれることはやった、という感じでしょうね。
 あれ以上待っていたら、外の馬に被せられて仕掛けのタイミングを失い、もっと苦しい事になっていたでしょうし、早仕掛けではあるにしても勝ちに行く競馬で、一瞬見せ場はありましたものね。
 馬のタイプ的に勝ち切るには注文がつくのは間違いないですけど、地力も高めてきていると思うのでこちらも今後が楽しみです。
 タワーオブロンドンもこの馬も、血統的にぜひ日本で種牡馬になってもらいたいですしね。

 レッドアンシェルは2走前の京都戦の勝ち方が、ややスローから後半ひたすら11秒そこそこのラップを踏み続ける、という、高速馬場で速いラップの連続性を高めた形でしたから、タイプ的にはタワーオブロンドン寄りだと思うのですよね。
 CBC賞はむしろ苦手な馬場で勝ち切れた、というイメージですし、この馬もトップレベルでやれる素質はあると思いますよ。今日の上位にレッド迄出てくれば、来年の宮記念は大いに盛り上がるでしょうね。

 今週も凱旋門賞に交流重賞三連発、JRA重賞も三つと中々えげつない忙しさになりそうですが、本格的な競馬シーズン到来、という所で、気合を入れ直して頑張っていきたいですね。
Posted by clover at 2019年09月30日 03:13
>カズ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 ダノンもタワーも、外の馬がこぞって前に入ってきて3コーナー付近で下げ気味にならざるを得なかったのは一緒なんですけど、そこからいかにスムーズに外に持ち出すか、となった時に、枠の差は出たようには思いますね。
 川田Jも早い段階で、まずディアンドルの手応えの悪さを見てその前にスッと出し、そこから外目に持ち出す隙を窺っていたと思うのですけど、流石に1200mとなると駆け引きの形に複層性を持たせにくいですし、シンプルに動けたタワーオブロンドン×ルメールJの老練さにしてやられた格好ですね。
 といって、ガンガン速い流れに乗っていくのも得策ではなかったでしょうし、結果的にレースの形が噛み合わなかったのかなぁとは思っています。

 ゴール直後の松若Jは本当に悔しそうでしたよね。個人的にあの頭の下げ方は、キズナの勝ったダービーでのエピファネイア福永Jをちょっと思い出しました。。。
 個人的心情としても、より即物的な面でも、ここはなんとか押し切って欲しかったのですけど、まあモズとしてはほぼ完璧な競馬でしたから文句は言えません。
 敢えて言えば、オーシャンSくらいぶっ飛ばしていればどうだったか?くらいですけど、この馬でやるべき事は全て出来ていましたから、勝った人馬を誉めるべきでしょうね。

 府中開催も楽しみですね~。開幕週から土日重賞どちらもかなりいい馬が揃ったと思いますし、どうせ超高速馬場なのでしょうから、その辺りは絞り込みやすいと割り切って、しっかり結果を積み上げていきたいところです。
Posted by clover at 2019年09月30日 03:21
cloverさん、こんばんは。
お久しぶりです。

そして2日連続的中とは流石ですね。

タワーオブロンドンのローテーションでは1着は無いだろうと決めつけて3連単を逃しました。お手上げです。

松若Jは惜しかったですね。徹頭徹尾気を緩めずに頑張ったと思います。こういう騎手が大舞台で機会を与えられ、結果を残していくのは見ていて気持ちがいいです。

今年の秋は外国人Jが凄いけれど、日本人Jも存在感をアピールしていってほしいですね。
Posted by hetare at 2019年09月30日 04:53
>hetare様

 いつもコメントありがとうございますー。

 とりあえず秋のGⅠ開幕で上手く噛み合ってくれて一先ずはホッとしてます。今週以降も、ある程度外れても納得のいく予想をしっかり吟味していきたいですね。

 モズの松若Jは、少なくともハイペースを恐れずにきちんとモズの競馬に持ち込んだ、という点で素直に評価していいと思います。
 外側から速いラップを踏めだの、4コーナーで引き離していけだの、文句を言うだけなら簡単ですけれど、騎手は微細な体内時計の感覚の中で、一瞬たりとも気の抜けないハンドリングを求められているわけですから、理想通り乗れた、というのは、関係者に対してもいいアピールになったと思います。

 後はこれをきちんと継続できるか、ですよね。
 やはりいい印象というのはひとつふたつではまぐれ扱いされがちで、継続出来て初めて、という点はどうしてもありますし、そうでない限り実績のある外国人Jに、というのが昨今の風潮ですからね。

 その意味で明日のテルペリオン、そして週末のダンビュライトは期待と注目を持って見ています。
 どちらも馬にとってのバランスが大事なタイプだと踏んでいますので、観戦者としても、そのあたりを継続的に意識した回顧を出していかないと、と思いますし、そう思わせるだけの乗り手に育っていって欲しいですね。
Posted by clover at 2019年09月30日 17:40
個人的に、小倉で1200を使ってから行き脚が良くなったファンタジストの複勝狙いで全然ダメだったが。(苦笑)

まず、個人的に驚いたのが。
ドンキの強さ、前哨戦で1200使って本番に向かったら?と思うところでしたね。
マイル戦から鉄砲で1200だと、行き脚悪くなるから。
今回は陣営もミスったか?と考えてしまいましたね。
だから、ドンキと付き合いが長い陣営だけに再びマイルレースとかでなく。
1200に絞ったプランを練った方が最善と思うところですね。
モズがテン3ハロンで連発10秒台を刻むハイペースな中山で直線だけの競馬で、5着入線は悲観する内容ではないので。
再び次走からマイルに戻した場合、掛かる恐れもあるから陣営も慎重に考えた上で次走を決断して欲しいと思ってしまいますね本当。


そして今回、ジョッキーによる判断力が明暗を分けた感じになりましたね。
G1レースチャレンジャーの立場から、川田のプランはイン突き勝負だったんだろう?と思っていたら。
3角から脚を使って進行した上に、あららイン突きを諦めセイウンコウセイの外に出すコースを選んじまったよ!で。
なんだか?焦ってたのか、川田自身が難しくしてしまったエスコートをし勿体ない競馬でしたね。
G1レースの大一番で道中、焦って急な進路変更取りしてもラスト2ハロンのところで「どうぞ。どうぞ。」とチームプレーみたいに進路を開けてくれるジョッキーもいないので。
これが端から外を狙うプランならば、ディアンドルの後ろにポジションを定めおけば外に出す進路はスムーズだっただけに。

今季、日本人オーナーによる果敢な海外挑戦のお陰で海外競馬を真剣に見る回数が例年以上に多く海外トップジョッキーによる手綱さばきも多く見れたから。
多分?オイシンやフランキーにライアンなど、道中無駄に動く事なくインで勝負を決めて低人気なマルターズアポジーなどが垂れて作り上げた空いたスペースに活路を見出した時、一気に追って追ってルメールと競り落とし勝負で火花が飛び出るマッチアップを見せてくれただろうと思ってしまった。
タワーとダノンによる力量に差はない、絶対王者なき新時代を予感させる令和元年のスプリンターズSでした。

そして、ルメールにインタビューで。
イン進行のダノンを終始ワンマークと固執しない判断力は見事でしたね。
ロスのないコーナーリングからダノン標的だったのが外に切り替え、外のダイメイが仕掛けるまで無駄に動かないエスコートぶりなどは花丸騎乗ですね。
今後も、有力馬所有のクラブと個人オーナーからの騎乗依頼に事欠くことがなさそうな気配が続きそうであり。
更に、今年はトップの外国人ジョッキー多数襲来する秋のG1祭りとなるので。
素早いポジショニングからコースロス省き活路が見出すまで道中無駄な動きもせず見出したところで一気に追い出す技術を、トップ外国人ジョッキーたちは存分に見せつけて欲しいですね。
このあたりを日本人ジョッキーも積極的に磨き上げないと、国内外レースで有力馬の騎乗依頼は先ずは外国人ジョッキーへの路線は変わりようもないと思うので。

あと昨年の矢作陣営然り、今回の藤沢陣営然り。
トップトレーナーによる連闘策、馬自体は既に仕上がっている状態なので陣営側も仕上げには楽であり。
その後、本当に連闘でも問題ないフィジカルまでに成長を遂げたのか?陣営側による余念のない調教からの確認作業とコンディション維持の手腕が鍵となってくるので。
今後も、G1に向いてトップトレーナーによる連闘策は侮れないかもですね。
奇しくも、連闘策G1出走で勝ち鞍ジョッキーがルメールとのオチもなんとも言えないところでもあり。(苦笑)

それとメロディが悔やまれたのが、最後は手前を変えずから力尽きだっただけに。
翌日に藤原陣営が、経過を見てBC参戦視野みたいなコメントしたので。
メロディの次走にも注目したいところです。

Posted by ギャロップ at 2019年10月01日 00:18
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。
 正直ファンタジストは、あの枠なら後半勝負に賭けて欲しかったですね。
 前走前に行けたからと、それを改めての手綱で踏襲する、というのは、百戦錬磨の武Jとしては半端な勝負手だったように個人的には思います。

 私の場合は、特に去年の秋くらいからは相当に川田Jを信頼するスタンスで見ていますので、どうしても擁護論的な話になっちゃいますけれど、やっぱり川田Jとしては基本的に、クリーンに乗りたい、というのはあるのだろうと思っています。
 元々フェアプレー賞の常連で、数年前には特別模範騎手賞も取ったくらいですし、壁の隙間から垂れてくる馬を強引に捌いて、というラフ寄りの競馬は好まないはずなんですよね。

 それこそアングライフェンみたいに、前に置いた馬が伸びると当てに出来るならともかく、思いの外外枠から無理して入ってきた力のない先行馬ばかりになってしまった事は誤算だったろうと思います。
 といって、ディアンドルの後ろまで下げてしまうと、それは結局タワーより後ろからの競馬になる蓋然性が高かったですし、それを嫌ってあの位置から一瞬の隙を狙っていたのかなと推察します。
 結果的にはその隙を、ダイメイプリンセスを上手く使いながら、ルメ様が全く与えてくれなかったのですけどね。

 ドンキは本当に偉い馬だなあと思いますね。
 仰るようにスプリントの流れに使い続けた方が、タワー宜しくもう少しは追走で苦労しないかもですが、色んな舞台で健闘を続けるこの馬のスタイルが愛されている面はありますからね。
 次走はそもそも、JBCレディスクラシックなんて話でもありますし。。。そこでもきちんと好走しそうですから恐るべき牝馬ですね。

 近年はどうしても高速馬場による1レースの負担が重くなった(といって怪我が増えたわけではないのがミソですが)、というのは事実っぽいですし、過去よりは強行軍に対するアレルギー、とまではいかないものの、疑念が強く出てしまうのはありますよね。
 私も基本セントウルSから、タワーオブロンドンのローテどうなの?論者ではありましたし、結果でぐうの音も出ないほど黙らされてしまっても、でもやはりそれは馬個体の特性で、全体に敷衍できるものではないとは思っています。
 
 それこそタワーオブロンドンもモズアスコットも、遺伝子的にタイトなローテーションが当たり前の欧州型血統、というのもあるかもですし、そのあたりを見極めて結果を出す調教師の手腕が素晴らしい、と見做すべき事象かなぁとは感じています。
 そういう馬を、より負担なく走らせる外国人ジョッキー、特に当たりの柔らかいルメールJは最適解、ってのは確かにありそうですけどね。
 正直関東中堅どころに多い、道中からコース取りからガチャガチャ動かしたがる乗り手ではそうはいかないだろうと、そこは正直思います。。。
Posted by clover at 2019年10月01日 16:11
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