2019年09月21日

2019 神戸新聞杯・オールカマー

 さて、明日は秋の大舞台を占う意味でも非常に重要なレースがふたつ、となりますね。
 幸いと言うべきか、極端な天気の崩れはなさそうな雰囲気になってきましたし、どちらも少頭数で馬券的妙味はやや乏しいとは言えますけれど、しっかりと考えていきたいと思います。


★神戸新聞杯 展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  ヴェロックス

<人気薄特注馬>
  ユニコーンライオン

・スローペース(波乱度C)

<危険な人気馬>
  ワールドプレミア

<人気薄特注馬>
  シフルマン


★展開予想

・馬場想定……良~稍重
・ペース想定……スロー~超スロー
・推定勝ち時計……2,24,5~8

 今日の阪神は、多少雨の影響があるかと思いきやさほどでもなく、芝は普通に先週同様に超高速に近い条件でしたね。
 夕月特別が35,7-35,7-33,9=1,45,3と、淡々としたスローバランスからでもこの時計ですし、Bコースに替わって更にインの粘りが増した、という感じもあって、やはりある程度のポジショニングは必要になってくる馬場、というイメージです。
 明日の阪神は午前中から微妙な降水確率になっていて、このあたりはなんとも言い難いのですが、土台が超高速ですし、まとまって降る時間帯はもっと後、という気配ですから、渋っても稍重くらい、精々全体時計で1秒程度かかるかな?くらいで見ておきます。

 レース展開ですが、少頭数なのに典型的逃げ馬は不在で、中々読みにくいところはありますね。
 一応内からユニコーンライオン、外目からシフルマン、ヴィントあたりも出していく構えは見せそうで、ヴェロックスも川田Jですから基本的には先行意識、後はルメールJのサートゥルナーリアがどう出るか、でしょうか。
 元々スタートも出足も良くて先行力があるタイプですが、休み明けのこの距離で押し出される形は嫌いそうなので、ある程度じんわりと序盤入っていくイメージで、一応中団くらいを想定しておきましょう。
 ワールドプレミアは元々あまり出足は良くないタイプで、大外だけに奇襲先行もあるかもですが、基本的には2強を見ながら、レッドジェニアルもスタートが安定しませんし、こちらも2強マークの競馬が濃厚かなと見ています。

 今の阪神は本当にかなり切れ味の質と持続力が等分に問われますので、ヴェロックス川田Jあたりは基本積極的に動いていく構えは取るはずで、全体としてはスローでしょうが、後半は4Fくらいでは分散されての持続力勝負になる公算は強いです。
 それでも雨の影響がなければ最速地点では10秒台を問われる可能性は高く、そのあたりを総合的に考えつつですが、基本的には底力勝負、と考えていいのかなとは思っています。


◎ヴェロックス

 パンパンの良だと切れ負けの懸念は出てきますが、全く雨が降らない、という事もなさそうですし、ふんわりと湿ったくらいの馬場でこの馬の持続力がきっちり発揮出来れば、という所でしょうか。

 皐月賞やダービーを見ても、瞬間的な切れや加速性能は確実にサートゥルナーリアの方が上、ただ持続力だけはこちらが上、という構図は明快ですし、今の川田Jならばその辺りを踏まえて、しっかりこの馬の武器を引き出し切る競馬はしてくれるでしょう。
 サートゥルナーリアと違って折り合いに不安がないのも、サートゥルナーリアより外枠なのも地味にプラスかなとは思っていて、勿論サートゥルナーリアがサッと番手あたりにつけて折り合ってしまうと簡単ではないでしょうが、同じくらいの位置から先んじて動ける形を作れるならば、瞬間的には肉薄されても、ラストの100mで突き放せるのではないか、と見て本命視します。

 シンプルに府中よりは阪神2400mの方がタフではあると思っていますし、血統や走りからも距離延長は好ましいと思うので、菊花賞に向けて強い競馬を見せて欲しいですね。


○サートゥルナーリア

 重くらいまで悪化するとどうか、とは思いますが、今の超高速馬場が少し衰える程度の範囲ならば、2400mでも流石にこの相手でケチをつけるのは難しいのかなとは思います。
 ダービーで最後ばったり止まったので距離不安も囁かれますが、少なくともあのレースは出負けして、タイトな流れでコーナー大外ぶん回しと、あれで最後まで伸びてきたらそれはアーモンドアイ、という無茶な競馬でしたので、しっかり流れに乗って、この馬の最大の武器である器用さを行かせる形ならば普通にこなせる範囲ではあると思います。

 ただこの距離がベストではない、とは思っていますし、折り合いを考えて馬の後ろに入れる形になるとポジショニング性能のアドバンテージを行かせないパターンもありそうで、ヴェロックスが外目から主導する流れになるなら、最後の持続勝負で少し見劣るかな、と考えての序列にしました。


△レッドジェニアル

 先週の傾向を踏まえても、やはり春の実績馬の方が優位かな、と見て相手はほぼこの馬に絞っていいかと思います。
 アザレア賞が微妙なのが気掛かりですが、あのレースは全般的にちぐはぐな形にはなっていますし、ここは無理せずに2強を見る形で前半ふわっと入れるレースになるはずなので、力を出し切れるならば2強以外には引けを取らないとは思っています。
 血統的に少し非根幹巧者っぽさもあるので、勝ち切ったり、2強に割って入るまではちょっと難しいかもですが、渋った時にスタミナが活きるパターンも含めて素直に狙いたいですね。


×シフルマン

 先行勢の中では、堅実なこの馬でいいかなと思います。
 距離が伸びるのはマイナスではないはずですが、ただいい脚は一瞬タイプなので、どこまで前目内目で受けられるか、ヴェロックスが動いてくる中で最後は甘くなる可能性が高く、レッドジェニアルの踏み遅れや不発などあった時に、というイメージでの押さえ要因です。


※消した人気馬 ワールドプレミア

 ここでどういう競馬をしてくるかはいい意味で未知なのですが、基本的にコーナーでのエンジンのかかりの悪さやポジショニング性能が改善されてこないと、後半の決め手だけでは足りなかったのは確かです。
 ワールドエースの下で、阪神2400mがマッチするかと言われると個人的にはつばき賞の内容からも疑問符はつくので、ここは差し届かず4~5着のイメージで消したいと思います。


※疑似的な買い目(自信度A)

三連複
◎○△
5000

◎○×
2000

三連単
◎ー○ー△
3000

計10000


★オールカマー 展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  ウインブライト

<人気薄特注馬>
  スティッフェリオ

・スローペース(波乱度C)

<危険な人気馬>
  クレッシェンドラヴ

<人気薄特注馬>
  ゴーフォザサミット・ショウナンバッハ


★展開予想

・馬場想定……良~稍重
・ペース想定……ややスロー~スロー
・推定勝ち時計……2,11,0~5

 今日の中山の芝は良馬場、先週の雨で少し傷んだかな、と思ったのですが、基本的にはまだまだ超高速状態を維持している感じですね。
 2Rの未勝利マイルが47,0-47,1=1,34,1で、九十九里特別は超々スローとはいえ後半5Fが57,8、セプテンバーSが33,6-34,0=1,07,6ですので、ペースがちょっとでも上がれば一気にえぐい時計が出る条件は変わっていないと見ています。
 こちらも今週からCコースなので、ある程度前目内目、という意識にはなってくるでしょうし、阪神以上に雨の影響は限定的になる感じなので、基本的には良馬場でスローバランス、向こう正面から引き上がっての二段階加速戦を意識しておきたいところです。

 レース展開は、こちらも逃げ馬不在で予想しにくいですね。
 その気になれば、1200mで逃げが打てる出足がある藤田菜Jのトニーファイブが逃げるかもですが、距離を考えて控えるパターンもありそうで、その場合内からゴーフォザサミット、外からスティッフェリオあたりが押し出されていき、ウインブライトがその後ろくらい、レイデオロは序盤は折り合い重視で中団馬群の中くらいになるでしょうか。
 基本的にあまり先行力のない馬が多いので、中団以降は読みにくいですが、前走の出足が出来ればミッキースワローもある程度の位置、それをクレッシェンドラヴやグレイル、ショウナンバッハあたりがマークしていく形が濃厚でしょうか。

 逃げ馬が読めないのと、逃げる騎手の魂胆が読みにくいので何とも言えないのですが、ある程度ウインブライトは早めに動いていくと思いますし、全体としてはやはりスローロンスパで決め打ってもいいとは思うのですよね。
 ポジション差もそれなりに影響はしてくると思いますし、ある程度要所で機動力を引き出せるタイプは意識しておきたいところです。


◎ウインブライト

 まあ地味に2200mがはじめてなのでそこがどうかですけれど、高速条件なら問題ないと思いますし、後半型の競馬で常にラスト1Fで手応え以上に伸びる馬なので、中山でなら崩れる不安はほぼないと踏んでいます。
 枠的にもある程度外目で、他の馬の出方を窺いつつこの馬らしい2~3番手を狙っていくのは難しくないはずで、中山記念でもあれだけ高速ラップで分散する形でやれていますから、まず動き出しをミスしなければ勝ち負け出来るでしょう。


○レイデオロ

こっちも極めてつまらない予想になってしまうのですけど、ただ去年を踏まえても、基本的に超高速馬場巧者ではあるので、今の条件が維持されて長く分散する形で大きく崩れるイメージは持ちにくいのですよね。
 乗り替わりで折り合い不安がなくはないですが、福永Jもそのあたりはそつなくこなしてくるはずですし、枠もやや外目で、ある程度壁は作りつつも、要所からはスッと動けるイメージは持てますので、去年のようにタイトな立ち回りになってもやれたのなら、多少能力的に目減りがあってもこの相手なら、とは思ってしまいますね。


▲ゴーフォザサミット

 状態面が戻っているかはありますが、条件としては絶好だと踏んでいます。
 この馬は前走こそ後ろからでしたが、基本石橋Jになってからは先行力を生かせていますし、高速馬場で分散する形、そこからもう一段加速という展開の中で器用に一脚を繰り出せる性能も保持しています。
 目黒記念なども超高速馬場で全く淀みのない流れで結構やれていましたし、軽い馬場の方がいいのは間違いないので、日経賞位のポジショニングと機動性が見せられれば、この相手なら一発あってもいいのではないか、と踏んでいます。

 まあ勿論2強は手強いと思いますが、斤量差もありますし、理想は少し離れた2番手で、後ろがウインブライトマークで牽制してくれるような、中山記念のラララパターンの粘り込みを期待しています。


△ミッキースワロー

 この馬は前走こそタフな馬場のハイペースで勝つという、今までのイメージにない競馬を見せてくれましたが、本質的には高速馬場で瞬間的な爆発力を生かしたいタイプではあるはずです。
 どうしてもポジショニングで後手を踏みやすいのと、リカバーが難しい最内枠なので、今の前絶対有利な条件で重い印は打ちにくいですが、団子からのヨーイドン的な競馬になれば噛み合うチャンスもあるはずで、地力としても2強に2kg差があるならば、ここはなんとか肉薄して欲しいですね。


×ショウナンバッハ

 この馬の場合常に自分との闘い、的な部分もあるわけですが、シンプルに、この頭数なら差せる、と思います。
 意外と色んな好走パターンを持っている馬ですが、中山の場合コーナーの立ち回りの上手さとそこからの機動力はいいものがあって、かつそれがロンスパ戦になってくればより、という面はあるので、この相手でもある程度ポジション差がない形になってくれれば、ワンチャンスはあっていいと見ています。
 馬群を割る競馬も出来るので、上手く4コーナーをタイトに回ってくれれば、先に仕掛けて坂で少し苦しくなった人気馬に冷や汗をかかせることは出来るかも、と見てのこの位置ですね。


※疑似的な買い目(自信度A-)

馬連
◎ー○
3000

ワイド
▲ー◎○
1000×2

三連複
◎○ー▲△
2000×2

◎○ー×
1000

計10000


posted by clover at 16:50| Comment(2) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。

今週の2重賞は全く買う気が出ないですね(苦笑)

両レース共に人気馬以外で馬券になるとすれば先行馬だと思いますので、神戸新聞杯はシフルマン、オールカマーはスティッフェリオに期待だけしておきます。オールカマーはレイデオロが怪しいと思っているので、前のスティッフェリオと後ろのミッキースワローをウインブライトにぶつける馬券を少しだけ買おうと思います。


それにしても、ニシノデイジーのルメールJは驚きました。これで菊花賞も2.3番人気になりそうですね( ´∀` )
Posted by リュシュトゥ at 2019年09月22日 10:05
>リュシュトゥ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 どちらも上位磐石のメンバーかと思いきや、片一方はこれ以上ない銀行レース、もう一方はきっちり中波乱と、なんだかんだで難しいものですね。
 敢えて言えば、妥当なペースとスパートで行ければ先行馬、という馬場の中で、神戸新聞杯はあまりにもドスロー過ぎたかなとは思います。

 ただあれで番手からきっちり折り合ってレース出来るなら、サートゥルナーリアは普通に菊花賞でいいのにねとは思ってしまいますよね。
 少なくともルメールJが乗らない以上は菊ではないわけで、でも秋天に出るなら流石にアーモンドアイでしょうから、そうなると短期の外国人ジョッキーが濃厚のはずで。
 それは時代の趨勢とはいえやはりなんとも世知辛い感じはするのですけどねぇ。
Posted by clover at 2019年09月22日 16:16
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