2019年09月19日

2019 9月第3週2歳戦 レース回顧(日曜編)

 今日のニュースで一番の驚きは、なんといってもニシノデイジーの菊花賞本番がルメールJに乗り替わり、でしょうか。
 まあ勝浦Jには申し訳ないものの、少なくとも3歳シーズンに入って、この馬の真のポテンシャルをきっちり発揮出来たレースがなく、もうそれが難しい、と見切れてしまっていたので、これは仕方ない乗り替わりだと思いますし、そこでルメールJを確保できたのは素晴らしいと思います。
 勿論ルメールJが乗っても、出していったら折り合いに苦慮して、というパターンも有り得ますけど、普通に中団やや前くらいでピタッと折り合わせて勝ち負けに加わってくる絵図も想像は出来ますので、予想の上では厄介なコンビになりそうですね。


★9/15(日) 中山2R ダート1200m未勝利戦

 このレースは、ローレルゲレイロ産駒のアイオライトが、初ダートながら抜群のレースぶりで圧勝してきましたね。
 ラップは34,7-37,2=1,11,9で、同日の1勝クラスが1,11,0と1,11,4なので、そのあたりからしても2歳戦としてはかなりいい時計での走破になっていると思います。
 また後半は12,3-12,1-12,8と、この早めの流れからでも加速ラップを踏めているのも好印象で、まだまだ余力のある勝ちっぷりに見えましたね。

 勿論芝スタートの中山1200mで、最後入れの大外というのはいい条件でしたけど、それ以上にダート適性の高さを感じさせました。
 ローレルゲレイロ×オペラハウスという非常に地味目な血統にはなりますけど、ダート短距離路線でならかなりいいいところまで行くかも、と思わせる軽快な走りでしたね。


★9/15(日) 阪神3R ダート1800m

 このレースを勝利したのは、クロフネ産駒のレーヌブランシュでした。
 ラップが38,4-39,7-38,9=1,56,0と、ややハイペース寄りの平均、というイメージであり、よりハイペースだった未勝利が1,56,0と同タイム、1勝クラスが1,53,7という馬場ですので、新馬としては先ず先ずのレベルにあったと思います。

 その中で勝ったレーヌブランシュは、最内枠から一歩目を大きく煽って2~3馬身は出負け、そこからリカバーしていくも道中は中団の内目と、あまりいいポジションではありませんでした。
 そこからも外に持ち出すタイミングなく、馬群の隙間を縫ってじわっと進出し、直線入り口でやや鋭角に外に持ち出すと、そこからの伸びは圧巻で、楽に前の馬を捕まえて3馬身以上突き放して見せたのは中々のものでしたね。

 結果的に見て勝ち馬がこのメンバーでは力が抜けていた、とは思いますし、スタートこそ悪かったものの、そこからのリカバー、道中の走りなどは安定感があって、時計的にももっと詰める余地はありそうな走りっぷりです。
 この馬の上がりからしても自身はスローバランスですし、より流れた中で、スタートがもう少し改善してしっかり好位での競馬が出来るようになれば、上のクラスでも通用するだけの素質は持っているのではないかな、と感じました。

 2~4着馬は、やや先行馬に恵まれた流れの中での雪崩れ込みなのでさほど素材感は感じませんが、時計的にペースが上がればもう少し頑張れそうで、未勝利クラスなら展開と相手次第で、というイメージでしょうか。


★9/15(日) 中山4R 芝1200m

 ここはアポロキングダム産駒のアポロニケが、先頭列から早め先頭に立ちそのまま押し切りました。

 日曜も中山は引き続き超高速馬場だったとは思いますが、その中で33,6-35,9=1,09,5は、新馬としては数字的には速く、馬場を割り引いてもそれなりのスピード感は見せてきた、と言えるのではないでしょうか。

 かつ、勝ち馬はスタートしてからずっと5番の馬と雁行状態、むしろずっと鼻づらを抑え込まれる形でのレースになっていて、新馬としてはかなりストレスのかかる展開だったと思うのですけれど、それをものともせずに楽に直線抜け出してきましたし、満を持して捕まえに来た2着馬を最後は同じ脚色で抑え込んでいますので、見た目より強い競馬はしているのかもしれません。
 血統的には地味ですけど、兄姉が色んな種牡馬で地道に走っていますし、競馬センスの良い血統ではあるのかなと思います。距離的にももう少し融通は利くかもですし、スプリンターとしての走りも悪くなかったので、それなりに次も期待出来るのではないかと見ています。

 2着馬クイックレスも3番手から外目に持ち出していい脚でしたし、この日は相手が悪かったですね。
 レース全体でのセンスの良さは感じますし、3着馬は大きく離しているように、まともなら次は、とは思えますが、しかしエスポワールシチー産駒でもあるので、いずれはダートかも?という印象でもありますね。今のところ距離伸びてプラスではなさそうで、特に府中1400mみたいに後半特化になりやすいコースでは怖いタイプでしょうか。


★9/15(日) 阪神5R 芝1800m

 このレースはディープインパクト産駒のコントレイルが、好位の外目から直線悠然と抜け出しての快勝でしたね。

 1,44,4のコースレコードが出たローズS当日なので、馬場は当然超高速ではありますが、その中で36,5-38,7-33,7=1,48,9と、新馬らしい中緩みからの3F勝負の中で先ず先ずの好時計ではあるでしょう。
 また後半3Fは11,6-10,7-11,4と、切れ味の質と持続力をバランス良く求められていて、流石にペースがちょっと違うとはいえ、前日の野路菊Sの後半3Fとほぼ同じラップを踏めていますから、勝ち馬の素材自体は間違いない、というべきでしょうか。

 やや外目の枠から悪く無いスタートを切ったコントレイルは、福永Jらしいエスコートで上手く好位外目で折り合いつつのレースが出来ていましたし、コーナーでも軽く促す程度でスムーズに進出、内のもう一頭の人気馬。レーヴドゥロワとの手応えのコントラストが印象的でした。
 直線もそこまで強く追うところなく、楽に前を捕まえて流し気味でこのラップですし、新馬戦としては申し分のない勝ちっぷりで、こちらも順調に進んでいければクラシックを意識できる素質馬だろうなと思います。
 勿論血統的にこういいう馬場は得意だったと思いますし、色々課題はまだありますけれど、このまま東スポ杯とかに使ってもいい勝負は出来るイメージは持てますね。

 2着のフレーヴォは、上手くスローに支配してからの段階加速できっちり勝ち馬以外は出し抜けていましたけれど、流石にここは相手が悪かったですね。
 ジャスタウェイ産駒なのですが、上がりが34,1止まりとこの馬場にしては切れ味が足りていないのはヴェロックス風味であり、もう少し全体でレースを作るイメージを持てればもう一段上のパフォーマンスは引き出せるかも、とは思います。牝馬でもありますし、マイルのタイトな流れでやれるか試すのはアリだと思いますね。


★9/15(日) 中山5R 芝1600m

 このレースは、超スローを番手でレースを進めた人気のキズナ産駒・ショウナンハレルヤが、直線早めに抜け出してそのまま後続の追撃を振り切りデビュー勝ちとなりました。

 ラップは38,4-26,0-34,2=1,38,6と、いかに新馬と言えど超スローであり、馬場を考えても後半は11,8-11,2-11,2止まり、というのはそこまで派手では無くて、少なくともヨーイドンの切れ味特化戦の中ですごく強い馬はいなかった組み合わせ、だとは思います。
 その中で勝ち馬は、スタートからある程度促しつつスムーズに番手外を取れましたし、そこでのペースダウンと、残り3Fからの段階加速にきっちり対応してきて、レースセンスは高いと思いますが、流石にこの馬場とペースで、一度も10秒台を意識させるラップを踏めていないのはちょっと物足りないとは言えますかね。
 勿論ラストまでほぼ加速ラップで底は見せていませんし、長く脚を使う形でより良さが出る可能性もありますけれど、少なくともこのレース一つでは評価を定めるのは難しい、どちらかというと疑問符の方が多い内容だったかなと見ています。

 2着のジュエルタワーも、大きく出負けしたものの外枠だったのが幸いし、スローペースに乗じてじわじわとポジションアップ出来ていましたから、あまり出負けが最後の伸びの差として決定的でもなかったとは思います。
 トータルで言えば瞬間的な加速と切れ味の差で負けた感じではあり、でも上で触れたように絶対的な速度としては物足りなラップでもありますので、この馬の評価も難しいところですね。少なくともスタートは改善してこないと、安定してこのクラスでも勝ち負けに加わってくるのは、とは感じました。


posted by clover at 19:59| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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