2019年09月14日

2019 ローズS

 さて、明日の日本の競馬は、秋華賞の最重要トライアルのローズSですね。
 今年は秋華賞本番に、桜と樫の女王の不在が決定している混戦模様であり、その中で春の実績馬が威厳を示すのか、それともこちらも上がり馬が下克上を果たすのか、本番を占う意味でも大注目の一戦になると思います。


★展開別想定

・ハイペース(波乱度B)

<危険な人気馬>
  ウィクトーリア

<人気薄特注馬>
  アルティマリガーレ

・スローペース(波乱度C)

<危険な人気馬>
  スイープセレリタス

<人気薄特注馬>
  メイショウショウブ


★展開予想

・馬場想定……良馬場
・ペース想定……スローペース~ややスローペース
・推定勝ち時計……1,45,4~7

 今日も阪神は良馬場で、相当な高速馬場だったのは間違いないと思います。
 今日は外回りのレースが少ないのはあるのですが、2歳の未勝利マイルで46,2-47,4=1,33,6、野路菊Sでもスローで1,47,4が出ていますし、土台は先週同様に、ペースが上がればいくらでも時計が出てしまう馬場なのは間違いないでしょう。
 ただ今回のメンバーですと、まず絶対に逃げたい、という馬がいませんし、トライアルでみんな権利を、という思惑も出て来るでしょうから、ガンガン流れてしまうイメージは持ちにくいです。

 流石に極端なスローまではないとは思いますが、時計的には36,0-35,5-34,0=1,45,5くらいの尻上がりラップを軸に考えていきたいですね。
 中盤からある程度じわっと引き上がるとは思いますが、おそらく今の馬場なら残り400-200m地点で10秒台後半の切れ味を問われると思いますし、ポジショニングに加えて瞬発力の質と持続性能は高いレベルで欲しいかな、と思います。

 レース展開は読みにくいですが、逃げ候補としてはまずラシェーラ、或いは内からメイショウショウブにビックピクチャ―あたりも思い切った競馬をしてくる可能性はありそうですね。
 外のスイープセレリタスやアルティマリガーレあたりも、短い距離からの組なのでその分先行出来る可能性は高く、ダノンファンタジーはある程度出していきつつ、外目から強気に入ってくる馬がいれば少し下げて、くらいのポジショニングになるでしょうか。

 ウィクトーリアはスタートが当てにならないのですけど、出来れば中団くらいは欲しいですし、シャドウディーヴァも二の足はそこまで速くないので、中団の内目に潜っていく岩田Jの競馬になるかなと見ています。ビーチサンバもこのあたりが有力でしょうか。
 シゲルピンクダイヤは基本出負けしますし、ここも外枠なので後ろからじわっと取りついていく形になると思います。

 一応ラップ的な観点で見た時に、馬場がこんななので、この位のレベルになれば極端な中緩みはしないと踏んでいます。
 ある程度淡々とスピードの持続力を問われつつ、そこからのもう一脚、という勝負になりそうで、差しも決まる馬場ですけれど、この展開の中でですと相当に絶対的な質量を保持していないと、というイメージで考えていきたいですね。


◎ダノンファンタジー

 正直結構迷ったんですけれど、勝ち切れるかはともかく3着内の軸としてなら、という感じですね。
 距離はこの位は問題ないと思うのですが、不安点は超高速馬場での瞬発力の質不足で、桜花賞でもグランを早めに追いかけて下りから一気に10秒台のラップを踏んでいった事で、最後がかなり甘くなっていました。
 それまでの2戦からすると、この持続面での甘さは意外であり、ただ逆にタイプ的にはある程度分散しつつ11秒前半を踏み続ける方が得意なタイプになるのかな、と思うのですよね。
 今回も多分10秒台は踏んでくる、と思いますが、それでも桜花賞程仕掛けが速くならないとも思うので、好位からスッと動ける加速力と、高い持続力を備えているこの馬であれば、何かにやられるシーンはあっても大きく崩れはしないかな、という見立てです。


○シゲルピンクダイヤ

 この馬は秋華賞本番より絶対にこの舞台の方がいい、とは思うのですが、やはり本命に推すには出負けが不安ですよね。
 ただ超高速馬場の桜花賞でパフォーマンスを上げているように、こちらは質も伴いつつ長く脚を使える強みはありますから、上手く外から強気に押し上げる競馬が出来るようであれば、やはり実力は最右翼になってくるのではないか、と見ています。
 気性的な面など難しさもあり、序列としてはダノンファンタジー&川田Jの安定感を上に取りましたが、純粋な勝つ確率、という意味ではこの馬の方が、とは思っているのですけどね。


▲メイショウショウブ

 正直この枠ならば、逃げてクロコスミアをやって欲しいのですけどね。
 基本的に強かった2戦が、スローペースで前目内目を取っての瞬発力戦であり、基本的にいい脚が一瞬しかないのですが、それを引き出せるペースであれば、質そのものはこのメンバーに入ってもトップクラスだと思っています。
 そういう馬なのでポジショニングが肝であり、でもこの枠なら最悪でも2列目ポケットは狙えるはずで、でもやっぱり勝ち切るところまで考えるなら逃げて欲しいレースです。

 前走やチューリップ賞のように、外目から自分で動いて勝ちに行くと本当に甘い馬なので、その辺りを踏まえつつのバランスをうまく取れれば、潜在能力そのものでは引けを取らないとは思うのですけどね。


△ウィクトーリア

 この馬も出負けせずにコンスタントに前目につけられれば、と思うのですが、こちらは末脚の質もかなりいいものは持っており、リカバー出来そうな枠でもありますのでやはり警戒はしたいなと思います。
 こちらも超高速馬場で後半の要素をバランス良く引き出せるのは強みで、しっかり栗東滞在で順調に調整されていますし、先週のパッシングスルーを見ても、今年のフローラS組はそれなりのレベルではあるはずなので、ここでも良い競馬は出来ると思っています。


×シャドウディーヴァ・ビーチサンバ・ビックピクチャ―

 シャドウディーヴァは距離が少し足りない気もしますが、どんな相手でも堅実ですし、内目から上手く進路を作れれば怖い一頭です。
 ビーチサンバも外枠なので勝ち切るラインまでは難しいかもですが、クイーンCのように末脚に徹する競馬で切れを引き出せれば、この相手なら圏内はあってもいいでしょう。
 ビックピクチャ―は古い話ですけど、新馬戦での切れ味が結構鮮烈で、あれからあまり瞬発力特化戦をやってきていないので、この舞台で内枠、上手く先行して脚を溜められれば、意外とスパッと切れてくる可能性はあると踏んで拾っておきます。


※消した人気馬 スイープセレリタス

 なんか最近無駄にルメ様に逆らってばかりの気もしますが(笑)、こちらはハーツの仔でもスピード色が強いな、とは思うのですよね。
 強い競馬が出来ている時は大抵流れているレースですし、外枠からどこまでポジショニング出来るか、また右回り自体もはじめてではあるので、この相手でここまで人気するなら様子見したいな、という感覚です。


※疑似的な買い目(自信度A-)

馬単
○ー◎
1000

▲ー◎
500

三連複
◎ー○▲△
500×3

◎ー○▲△ー×
500×12

計9000


posted by clover at 16:35| Comment(2) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いよいよ、ローズステークスから秋競馬の気配が漂い。
これから、秋によるG1祭りの足音が聞こえそうな面子が出揃ってくる番組が目白押しとなるから良いですね。
また、蹄の炎症により二冠を狙ったオンリーユーが秋華賞回避は残念ですね。
更にコントラチェックは、すっかりノーザン必勝フルコースとなった外厩仕上げから直行みたいだから。(苦笑)
それだけに、今回のローズステークスは注目したいところであり。
それと仰る通り小島陣営は不気味ですね、栗東滞在で馬体もガレてない仕上がりだと切る切れないところです。(苦笑)
また、今回は主人さんと重い印は被ります。
ピンクダイヤが、秋を越しフラットコースで調教が可能となった体質の成長曲線は一番期待出来そうな一頭であり馬体も銭形の斑点が浮き上がり新陳代謝も良さそうで体調に問題なしに見えて。
それに、相変わらずオッズも美味しいので。(苦笑)
今回も、和田にはラビットランagainを期待します。
そして、チーム中内田による仕上げっぷりは無視出来無いですね。(苦笑)
エースの川田だから、好位から動ける馬を強気に乗せたら馬券内の確率が高いジョッキーなだけに対抗にしてしまいます。
その西のチーム中内田に対して、すっかり十八番として定着した外厩舎仕上げのフルコースで挑む東のチーム藤沢も連下で入れておきます。
これまた、ノーザンのエースジョッキーであるルメールで挑むだけに逆らえず。(苦笑)

あと、ビックピクチャーは大惑星として良いですよね。
今回、内枠も良くて前走の旧500万レースで最後5ハロンからのラップが侮れん刻み方で1着だったので。
ローズステークスの惑星は、夏の上がり馬だけに捨てがたく近年ではラビットランやタッチングが良い例であり。(苦笑)
岩田の倅も、ノーマークな立場として強気な競馬をして好位から切れる脚が使えるビックピクチャーの長所を活かすレースをして欲しいですね。

余談、今宵の愛チャンピオンS。
今更ですが、美味しいマフィンは良いね。
短期免許参戦が今から楽しみであり、彼もJRA所属ジョッキー目指して欲しいところであり。
そして、今回アイルランドの巨人であるチームオブライエンに対して、ナッソーSと同じレースプランで挑み内を選択し失敗も恐れず果敢に勝ちに行く姿勢には思わず唸ってしまいしたね。
しかし流石に、チームオブライエンによるブロックは強固だったかと。
そのオイシンも惚れ込む馬で果敢にチームオブライエンのホームへ殴りこみ健闘しただけに、橋田トレーナーと森田オーナーによる今後の決断には注目したいですね。
滞在資金は半端ないが、森田オーナーは長期滞在競馬への挑戦の良い前例を作り上げ天晴れであり。
今後、こうしたオーナーと厩舎のノウハウも活かしながら欧州競馬に果敢に挑戦する日本人オーナーも増えると良いですね、ステイタスとしても魅力的と思うだけに。

Posted by ギャロップ at 2019年09月15日 01:50
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 もうこれからのトレンドとして、GⅠ直行組の取捨をどうするかは、より真剣に取り組まないといけないテーマですよね。
 その中で更なる混沌を呼ぶトライアルになるのか、それとも改めてここから確固たる主役候補が躍り出てくるのか、実に楽しみな一戦です。

 ピンクダイヤは脚元のモヤモヤが解消されて、より成長した脚力を見せられるならば、とは思ってしまいますよね。
 まあといってもダイワメジャー産駒ではあり、他に比べての成長力がどうか、など懸念もありますけれど、ここは和田Jも腹を括って、自分から動いて勝ちに行くくらいの強気さは見せて欲しいです。

 ダノンファンタジーは適性的に絶対視はしづらいですけど、といって過程や戦績を踏まえれば、やはり軸としては、という消極的な判断はせざるを得ない所です。
 まあ私の場合、今年は基本川田Jを信頼するスタンスで構築している、というのもありますが、この舞台でどこまでやれるかで本番の是非も見えてくるかなと思います。
 それにまぁ、チームダノンは今年、基本トライアルホースが多いですからね。。。

 スイープは適性だけ見ると短距離寄りには感じますし、大外もちょっと難しいと思いますが、しかしそこはルメ様が持ってきてしまうかなぁ、と戦々恐々の扱いではあります。
 ただ先週のタワーは強かったとはいえ、関東圏でのこのコンビに比べると信頼度は落ちるとは思うのですけどね。

 ビックはディープ産駒で、こういう馬場は地味に合う可能性は高いと踏んでいるのですよね。
 ある意味やる事は決まっている枠の並びですし、出負けせずに前目内目に入っていけるならワンチャンスあっても、と思います。

 しかしディアドラは本当に悔しい負け方になってしまいましたねぇ。
 完璧にチームオブライエンにやられたというか、前4頭で上手くブロックを作ってスローバランスに支配、結果的に後ろからの馬や外目を回した馬が全滅していますから、勝つために内に拘ったマーフィーJは責められないと思います。
 形だけ見ると、ヘッドマンくらいの形で外から進められれば、とも見えますけど、最後あれだけ伸びてきたのは道中インで我慢した分、と言えなくもないですからね。
 ただスムーズであれば2着はあったな、とも思える脚の余し方ではあるので、勝負は時の運とはいえ残念でした。もう少しエラーカムが粘れていれば、インを通す余地もあったかもなんですけどね……。

 でも本当にこういう挑戦はワクワクしますし、このレースは日本馬にもマッチしていると思うので、むしろここを使ってから秋天⇒香港なんて2000mローテもアリなんじゃないかなぁと改めて感じました。
 楽しませてくれた陣営には本当に感謝、ですね。
Posted by clover at 2019年09月15日 04:27
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