2019年04月20日

2019 マイラーズC・フローラS

 さて、今日から開催が府中・淀に替わって、更なる大舞台に向けて飛躍したい馬が伸び伸びと勇躍するステージとなりましたが、まずはGⅠの谷間の今週、それぞれのGⅠに向けて期待感が高まる勝ちっぷりを見せてくれる馬が出てくるか、実に楽しみですね。


★マイラーズC 展開予想・ポイント

 開幕週の淀は綺麗な良馬場で、例年通りにかなりの高速馬場だと思います。
 一応エアレーションは処置されているようですが、今日は午前中の未勝利マイル戦でも47,0-47,4=1,34,4、六波羅特別が47,3-45,5=1,32,8と後傾バランスで相当早い時計がでており、メインの彦根Sも34,3-33,0=1,07,3と後半の切れ味が強く生きる馬場になっています。

 この馬場ですと、たとえかなりのスローでも31秒台決着になる可能性は高いのかなと思いますし、イメージとしては46,5-45,0=1,31,5くらい、後半速いラップを踏み続けつつも、直線で更にもう一段10秒台の切れ味を問われるような展開になるのではないか、と思います。
 こうなると追走面はさほど武器にはならず、ポジショニングと後半の機動性、絶対的な後半要素は問われるはずで、その中で少頭数、基本的にはみんな力を出し切れるレースになってくるだろうとは思いますね。

 レース展開は、典型的な逃げ馬がいないのでちょっと読み辛いところがあります。
 ダノンプレミアムは川田Jですし、誰もいかないのなら自分で、という可能性は充分ありますが、その外からグァンチャーレ、内からコウエイタケルあたりが思い切って出していくかもで、どうあれテンからハナ争いが激しくなってペースが上がる、というシーンはまず考えにくい組み合わせでしょう。
 その後ろに内からパクスアメリカーナ、インディチャンプ、モズアスコットも続いていって、ケイアイノーテックは相対的にやや後ろからのポジションになるかなと思います。
 ダノンプレミアムは逃げるにせよ番手からにせよ、動ける位置はしっかり取ってくるはずなので、下りからじわっと仕掛けていって4F勝負、それでも直線更に切れ味を問われる形なので、やはり勝ちまで意識するなら先団、中団前までのポジションは欲しいですかね。


◎ダノンプレミアム

 厳密に言って、まだ最上位レベルでのマイル適性は見せていませんし、後半要素としてもロンスパでどこまでやれるか、未知数の部分は未だに多い馬ではあります。
 ただマイルならガンガン流れていくより、後傾型の競馬をポジショニングを生かして立ち回る方が楽なのは間違いなく、敢えて負かしに来る馬がいるか、となると、みんな前哨戦ではあるのでそこまでシビアにはならないでしょう。

 高いレベルでの瞬発力や持続力、後半4Fで44秒台の脚を問われて少し甘くなる懸念はあり、その意味で他の馬を頭に持ってきての馬単勝負はアリっちゃアリかな、とは思うのですけれど、それでも総合力とスケールでここは圧倒して欲しいですし、連軸としては信頼度は相当に高いので素直に本命を打ちました。


○モズアスコット

 インディチャンプとどっちを取るか、なのですけれど、顕著に高速馬場なので、こちらの適性を信頼する形にしました。
 海外明けなので調整としてもどうか、ですが、中身はそれなりに仕上がっていると思いますし、枠の並びとしても下手に出負けしなければ、内のパクスアメリカーナやインディチャンプにプレッシャーをかけていきやすい、というのはあるので、58kgでもこの馬の競馬が出来ればここはチャンスがある一頭、と見てのこの位置ですね。


▲グァンチャーレ

 正直言えばインディチャンプにこの印でいいのですけど、流石に面白くなさ過ぎるので、単騎逃げで上手くコントロール出来た時の出し抜きに期待しましょう。
 この馬は基本的に後半型の競馬でもそれなりに戦えますが、持続力は甘いので仕掛けが遅くなる方が良く、その点今の、直線で切れ味が引き出しやすいコンディションはプラスだと思います。
 あまりスローにし過ぎると絶対性能差が出てしまいますし、出来れば46,0前後まで引き上げて、上手くバランスを取りつつ進められれば、ダノンプレミアムと並んで出し抜けるチャンスはあるかな、という評価です。


△インディチャンプ

 敢えて言えば、有力馬の中で一番後ろにはなりそう、というのと、持続力特化にはならないと踏んでいるので、その最速地点でそれを凌駕する切れで突っ込んでこられるか、そのあたりを懸念しての評価です。
 ただこの馬もスローバランスになればしっかり瞬発力の質を高めてこられるクチですし、要所の反応の良さ、トップスピードに乗るまでの速さもすこぶる優れていますので、高速馬場条件で崩れる不安はまずないかな、と見ています。

 逆にパクスアメリカーナは高速過ぎる馬場がどうかな?というところはあり、枠の並び的にもスムーズな競馬が出来るか難しく、最速地点で置かれてしまう懸念が強いので、敢えてこの馬は消して4頭で勝負したいレースですね。


※疑似的な買い目(自信度A-)

馬連
◎ー○
2000

◎ー▲
1000

三連複
◎ー○▲△
1000×3

◎○△
2000

計8000


★フローラS 展開予想・ポイント

 府中の芝も非常に綺麗に生えそろった絶好の良馬場で、こちらもエアレーションは為されているようですが、ほとんど関係なくバンバン高速時計・上がりが計時されていますね。
 メインの府中Sが60,3-58,0=1,58,3で例年になく速い時計、かつ後半要素も高いレベルで前が止まらない状況になっており、新緑賞などは逆に珍しく後方一気が決まりましたが、このレースでの2,19,3は相当に速く、余程流れれば差しも効くけれど、基本的には好位で立ち回るのがベスト、その上で速い上がりに対応できないと苦しい感触ですね。

 例年このレースはあまりスピード型の実績馬が活躍しない特殊な舞台ですけれど、ここまで軽いと皐月賞ではないですが、総合スピードの方がより問われる可能性も出てきそうで、どうあれある程度いいポジションで立ち回れる器用さは欲しいところです。
 このレースのレコードが1,59,7ですが、今年の馬場ならこのメンバーでもそれに肉薄するくらいは出してきて不思議はないかもしれませんね。

 レース展開ですが、逃げ宣言をしているのがウィクトーリアとジョディ―です。
 内に入ったのはウィクトーリアなのですが、この馬は微妙にまだスタートが安定しておらず、テン乗りの戸崎Jできちんとスタートを決められるかはポイントになるでしょう。
 ジョディーは、ウィクトーリアがしっかり逃げを主張するなら番手でも、という柔軟性は持って入るでしょうし、勿論相手が躓けばこれ幸いとハナは切ってくるでしょうけど、流石に序盤から競り合って流れるイメージはあまり持てないですね。

 この時期の3歳馬なのでまだポジショニングは決め切れないですけれど、やはり府中2000mで内枠有利は当然ですし、ポジショニングでもそれは顕著に出ますから、内のエトワール、ペレ、ウインゼノビア、パッシングスルーあたりはそれなりにポジションを確保できると考えます。
 人気のセラピアも、前走だけでは何とも言えませんがゲート自体は悪くなかったので、理想形としては内のジョディ―についていく格好で好位外目くらいでしょうが、自分の外からもエアジーン、フォークテイル、フェアリーポルカあたりはそこそこ出してくるかなと思うので、未勝利とは違う流れの中で動けるポジションが取り切れるかはひとつポイントになるでしょうか。

 シャドウディーヴァは中団のインくらいで岩田Jらしくじっと我慢、アモレッタもここに入ると中団が取れればいい方かな、と思いますし、相対的に外枠の馬が後ろ寄りになってしまうのは必然のコースですから、それを踏まえつつ、内枠から動きやすいポジションを取れる馬、そこからしっかり切れ味と持続力を引き出せる馬が狙い目になってくると思います。


◎ペレ

 こんなレースですから大振りしてみましょう、という所で、この馬を本命に抜擢しました。
 前走はウィクトーリアに逃げ切られていますが、あのレースは仕掛けがかなり遅く、後半12,0-11,2-11,4と加速度が高く問われる中でのポジション差はかなり大きかったですし、その中でしっかり最後差を詰めているのは評価したいところです。

 また府中でのレース内容も悪くなく、流石にマイルですとポジショニングで苦労していましたが、後半エンジンが掛かってからの持続力、総合的な後半要素はそこそこのレベルにあると見ていて、それをこの距離で、前々からしっかり折り合いをつけて運べるなら、チャンスはあっていい舞台かな、というイメージです。
 血統的にもエタリオウの下で、ハーツ産駒ですから距離は伸びていいはずですし、堅実さもありますので、スムーズに進路さえ作ってくれれば楽しみはある一頭ではないか、と踏んでいます。
 あと上にも書いたように、今年は馬場がかなり軽いので、少し短い距離からの馬の方が嵌る可能性が強いとも思っていますので、その辺りを総合的に見ていくとこの馬になった、という感じですね。


○パッシングスルー

 マイルからの転戦組はあまりいい結果の出ていないレースですが、上でも触れたように今年は少し様相が変わるかも、というのと、この馬自身の府中適性の高さ、瞬発力の質と持続力のバランスの良さを見るに、ここは狙っていい条件かな、と見ています。
 今日に引き続き石橋Jなので、この枠の中でそれなりにポジションは取ってくれるかな、と期待出来ますし、新馬のラスト1Fの持続性能は非凡だったので、血統的にもルーラー産駒、この距離で更に良さが出てくれれば、というイメージで対抗評価ですね。


▲エトワール

徹底的に内枠に拘ってもいいかな、という中で、ウィクトーリアやジョディ―も捨てがたいのですけれど、どうしても逃げた馬が残りにくいコースではあるので、その後ろから競馬出来そうなこの馬の自在性と後半のしぶとさをチョイスしてみました。
 この馬もこのレースに適性の高いハービンジャー産駒で、かつタイトに立ち回ってもしっかり自分の脚を引き出せるタイプなので、上手くポケットに入っていければかなり楽しみはあると思います。
 若干上位の馬に比べると切れ味そのものでは劣るとは思うのですが、少なくともエアジーン比較で言うとこちらの方が機動性と切れ味はあるはずで、ウィクトーリアに対しても3~4F11秒台を踏んでいく形なら逆転は可能ではないかな、とみて、立ち回りが完璧に嵌れば勝ち切ってもいいイメージは持っています。


△ジョディ―

 この馬の場合はセオリーとは逆ですが、逃げてしまった方が結果が出るタイプっぽいので、ウィクトーリアの出方次第になってしまうのは難しいところですね。
 正直ウィクトーリアより内なら重い印を打っても良かったのですが、番手からの競馬でどこまで本領が発揮できるか、前走を見る限り大きく崩れはしないでしょうけど、こちらもすごく決め手がある、というわけではないのでバランスの取り方が難しいかな、とは感じます。
 勝ち切るチャンスはある一頭だと思うのですが、シンプルに切れ味で担保のレベルが高い本命対抗の方に妙味を感じたのでこの位置になりました。


△シャドウディーヴァ

 この舞台なら大きく崩れるイメージはないのですが、ただ内枠でもこの馬の出足ですとせいぜい3列目にはなるでしょうし、そこからスムーズに捌けるか、そして時計面で詰めてこられるかはポイントです。
 個人的にフリージア賞がちょっと気に入らなくて、あの位置から入って持続面で良さを引き出せなかったのが、あのペースでも追走の問題だったら、という懸念はあり、その意味でかなり時計が出そうな今の馬場で、少しでも動き出しが遅れたり、或いは前目に入っていって削がれたりするとどうかな、と、人気ほどの信頼度は感じないのでこの位置にしました。


△セラピア

 あまり信頼度はない一番人気なのですが、前走の上がり・持続面での良さは確かなものがあり、その点だけでも警戒する余地はあるかなと思います。
 正直血統的に見てもあんな風に切れるイメージはなくて、坂加速が問われて甘くなりそうな雰囲気が強いので、それでも絶対能力が違ったり、外目からスムーズに競馬出来た時は、という意味での保険の押さえですね。


疑似的な買い目(自信度C+)

馬連
◎○▲BOX
500×3

◎○▲ー△
200×9

三連複
◎ー○▲△
100×10

◎○▲ー△+④⑬⑯
100×19

計6200


posted by clover at 17:10| Comment(2) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
馬場速いな~。マイラーズCはスーパーレコードが出ても不思議ない。

無事に終わることを祈ります…
Posted by I.C.スタッド at 2019年04月21日 14:44
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 8Rの時点でこれはヤバい馬場だなぁと思いましたが、9Rではまさかの日本レコード、超ハイだったとはいえ、今年の関西圏のイメージを瞬時に覆す超絶レベルの高速馬場でしたね。
 むしろあまりに時計が出過ぎて自重したのか、ってくらいマイラーズCは超スローになりましたけど、それでも後半ラップはえげつないですし、なんとか無事に次のステップに進んで欲しいところですね。
Posted by clover at 2019年04月21日 16:33
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