2018年11月12日

2018 マイルチャンピオンシップ プレビュー

★はじめに

 今週は秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップですね。
 今年は絶対的な王者こそいないものの、マイルの舞台がベストの馬が各路線からこぞって参戦してきて、それこそあとここにサングレーザーがいれば文句なし、くらいにメンバーは出揃ったなと感じます。
 世代レベルが高そうな3歳勢、同じくVM以降からの流れで見ても、こちらもレベルが高そうな牝馬路線からの参戦馬がレースにどのような息吹を吹き込んでくるか、現時点で出走可能馬の中で、絶対にいらないだろう、と断言できそうな馬がほとんどいない大混戦で実に楽しみですね。


★レース傾向分析

 まずは去年の記事をご参照ください。


 全体的な傾向としては去年綴った通りでいいと思いますが、あと付け加えるとして、序盤のポジション争いの中で内外から出していきやすいコース形態の分か、総合的に真ん中くらいの枠の馬は割を食ってポジションを下げる傾向がありますね。
 今年は去年ほどは明確な逃げ馬がいない組み合わせではありますが、最序盤の立ち回りでやはり出来るだけいいポジションを確保できる馬が勝利に近づく構図はあるはずですから、枠の並びはしっかり吟味したい条件です。

 今年は去年のように台風などの影響を強く受けたわけではないですが、その割には開催序盤から重めの馬場で推移してきて、エリ女の時点で去年より1秒分軽い馬場、と考えても、少なくともCコース替わりで一気に超高速、となる可能性はほぼないでしょう。
 Bコース替わりの時一時的に軽くなったイメージもありますが、その程度の変化があったとして平均レベル、勝ち時計で言うなら1,32,5前後の条件までだと思いますし、まして今週は関西地方に、金・土とかなり高い降水確率が出ています。
 土曜に馬場が渋って、そこから回復していく渦中、となると、やはり最低でも今週並のタフ寄りの馬場にはなるかな、というイメージでいいと思いますし、パンパンの良で時計勝負・高速決着向き、という馬には向かい風のレースになる可能性は高いでしょうね。


★有力馬所感

・アエロリット

 牡馬相手の毎日王冠を強いレースで制して、もっとも得意とするマイルの舞台で二つ目のGⅠ奪取を狙うアエロリット、果たしてブルーメンブラッド以来の牝馬戴冠はなるでしょうか?

 一先ず言えるのは、基本的に後半の絶対的なトップスピードが不足気味のこの馬にとって、時計が掛かる馬場になるのはマイナスではなく、ただし道悪が残るとどうか難しい、という点ですね。
 毎日王冠では今までにない10秒台の切れ味も披露していて、馬が更に成長している事もうかがわせましたし、前半の追走力が非常に高く、どんなペースでもしっかり後半加速できる幅の広さが最大の武器ですので、今なら平均くらいのペースメイクでも充分勝ち負けには持ち込めるでしょう。

 気掛かりになるのはやはりテン乗りのムーアJが果たしてどういうレースプランを組んでくるか、特にムーアJは毎年来日初週は馬場の様子見、という感じで控えめに入ってくる傾向ですので、基本的には飛ばしていきたいこの馬とのコンビでプラスかは悩ましい点です。
 後は、3歳時の話ではあるにせよ、関西圏の競馬では桜花賞・秋華賞と、どちらも道悪が残る馬場で結果が出ていない、というのもあります。
 無論桜花賞は出負け、秋華賞は距離と明確に敗因は求められるので気にし過ぎない方がいいかもですが、京都特有の坂の上り下りからの競馬でどこまで早仕掛けから持ち味のしぶとさを引き出せるか、理想的には外枠から番手くらいで、前の馬が46くらいのペースで飛ばしてくれるのについていく形なんですけれどもね。
 今のところ本命候補の一頭にはなりますが、馬場や枠を踏まえて総合的に考えたい馬です。まあ好きな馬ですから多分最低でも重い印は打つのでしょうけど。。。

・モズアスコット

 前走は休み明けでいつもより行きっぷりが悪かったですし、一叩きして型どおりに良化、斤量も軽くなるので当然ここは怖い一頭です。
 ただ前走の敗因を休み明けだけに求めていいのか?という観点はあって、去年の冬から今年の春シーズンにかけて、ずっと強い競馬を見せてきたのが高速馬場ばかりの中で、普通レベルの前走の馬場でパフォーマンスを落とした、と考えられる向きもあります。
 フランケルの仔はサンプルが少ないのでなんともですが、少なくとも日本で活躍する馬は高速馬場で総合スピード勝負がベスト、というイメージですし、渋りが残って33秒後半、くらいのレースになってくるとこの馬も苦戦する可能性は出てくるかなと思います。

 後はそこそこ先行力もある馬ですが、そこはレースによって安定しないので、ある程度自由度のある外目の枠の方がいいかな、とは感じています。
 後半要素としては全てにおいて高いレベルにありますが、突き詰めれば最大の武器は持続性能で、如何に出し切れるかがポイント、勿論そんなのは乗り慣れたルメールJには釈迦に説法かもですが、ようやくGⅠ連勝も止まったところで改めてこの馬をどう駆ってくるかは注目でしょう。
 ただ現時点で、よほど条件がいい、つまり雨が思ったより降らずに高速寄りの馬場で外枠、くらいでないと、重い印は打たないつもりでいます。近年はそこまで顕著でもないですが、基本的には距離短縮馬が強いレースでもありますからね。

・ペルシアンナイト

 去年のこの時期はまだマイラーとしての適性に半信半疑でしたが、その後の一連のレースを見ればその点に不安はないですし、なんといっても去年の覇者ではあるので当然叩いてのココは勝負掛かりでしょう。
 この馬自身としては、極端な高速決着よりはある程度タフな馬場で差しが効きやすい展開の方がプラスに転じると思いますし、今週の天気予報や今の馬場傾向からもそこは噛み合ってくる可能性が高いですし、今年はポジショニングもそこそこマシになってきていますから楽しみは大きいです。

 といってもそこまで出足がいいわけではないですから、内か外か、あまり半端さのない枠で決め打つ形が望ましく、真ん中くらいでポジションを下げていく入りにはしたくないかな、というイメージです。
 後は、去年のこのレース前まではミルコJがGⅠ絶好調で、ここも条件的には厳しいか、となるのを神がかった騎乗で制した経緯はあり、けれど今年は真逆と言ってもいいスランプ気味の状況なので、去年ほど華麗に捌いてこられるか、という不安は出てきます。
 ただモズカッチャンの騎乗を見ても、勝ちを取りに行く為の嗅覚やポジショニングは全く淀みがないとも言えますので、馬の能力が追い付いてくれば当然勝ち負け、と考えたいですね。本命、まではともかく、重い印候補の一頭には入ってきます。

・ステルヴィオ

 純粋にマイル路線で出し切る形になれば、古馬相手でも充分に太刀打ちできるレベルにあるのは、前走でもその一端は示せていたかなと思います。
 ある程度スローバランスなら切れ味の質に転化でき、かつペースが流れても追走面で不安はほぼなくて、純粋にポジションを取れるかどうかはありますが、マイルで良馬場なら確実に後方から伸びてくるイメージは持てます。
 ただ今年の淀は少しタフな馬場で、時計が掛かること自体はスプリングSの内容からもそんなにマイナスではないでしょうが、コスモス賞からすると渋った馬場自体はプラスにならないと感じます。

 後は、基本的にエンジンの掛かりはすごく悪い馬で、狭い所からスッと動かそうとしても中々難しいので、馬群の中で我慢しがちな欧州型のジョッキーであるテン乗りビュイックJが噛み合うか、と言えば、少なくとも流石に乗り慣れたルメールJ継続よりはマイナスに評価せざるを得ないでしょう
 ビュイックJも来日初期と違い、今は押しも押されぬゴドルフィンの主戦ジョッキーですし、外人ジョッキーらしく後半出し切るイメージは持って入ってくれそうですが、動き出しのタイミングがそれでもワンテンポ遅れる懸念はあり、総合的に見ると外枠でロスを構わず動いていける形の方が望ましいでしょうね。
 この馬も良馬場見込みならば本命候補には入ってきますが、枠の並びや、前日のビュイックJの乗り方などしっかり見極めて判断したいとところです。

・アルアイン

 久しぶりにマイル路線に帰ってきた皐月賞馬のアルアイン、秋天でも好位からしぶとく粘り込んで4着と能力のあるところは示していますが、2000mですとどうしても最後の一押しが足りないのを、この距離短縮で克服できるでしょうか?

 個人的にこのマイル挑戦は大歓迎したい一頭です。
 元々2000m路線ですと追走力を生かしたいのに生かし切れない歯痒いレースが続いていて、加えて上がりの脚に限界があるタイプですので、マイルの平均ペースで見てみたい馬ではありました。
 無論超一線級のマイル路線で、それこそ45秒台後半の前半に乗っかっていって絶対に大丈夫、というレベルの追走の担保はないのでそこはギャンブルになりますが、ある程度力の要る馬場自体も得意にしていますし、31秒台決着ならともかく、32秒後半から33秒くらいのレースと考えれば普通にこなしてくる範疇だと思います。

 不安なのはマイルの距離で入りが消極的にならないかで、スタートダッシュもポジショニングも上手な馬ですから、ペースを怖がらずに好位列までは出していって欲しいですね。
 この馬より上に書いた4頭は全て外人ジョッキーの手綱になりますが、GⅠでも外人無双が続く中で、日本人ジョッキーとして数少ない気炎を吐いている川田Jの意地にも期待したいところです。先週騎乗自粛していたのは気掛かりではありますが、この秋に見られる積極性をそのままぶつけて、そこぢから勝負に持ち込んで何処までやれるかは非常に楽しみにしています。

・エアスピネル

 マイル界のリスグラシューというべきか、去年のこのレース含めてGⅠでの惜敗数知れず、今年こその乾坤一擲で臨むエアスピネルですが、去年以上に相手が骨っぽくなったこの舞台で果たしてどうなるでしょうか?

 基本的に、シンプルに想定するならこの条件はプラスしかない、とは言えます。
 前走は休み明けでそこまで得意でない時計勝負、かつ要所の反応が鈍かった辺りからも出来はやはり相応だったでしょうし、叩いてココがメイチの目標になっているのは間違いありません。
 また去年もタフな馬場のそこそこの流れの中から、相対的に鋭い脚を繰り出せているように、時計の掛かる馬場での後半勝負では普段より甘さが目立たなくなりますし、去年にしてもテン乗りムーアJの動き出しの合図に反応が良過ぎて、先頭に立つのが早過ぎた分の負けですから、この相手でもチャンスはあるでょう。

 普通に想定するとアエロリットがそこそこペースを作ってくれるのも、追走力が武器になるこの馬としては大歓迎でしょうし、後は出来れば内目の枠で福永Jらしくそつなく立ち回れれば、というところでしょうか。
 堅実な馬だけにここでも大崩れは考えにくく、新興勢力などとの比較で力負けの可能性は当然ありますが、ノーマークにするのは怖い一頭ですね。並び次第では重い印も視野に入れたい馬です。

・ロジクライ

 長期休養明けから着実にステップを踏んで、遂に前走では復帰後初の重賞制覇、それも今まで乗り越えられなかったマイル32秒の壁を突破して、強敵相手に完勝と、ここでも通用するだけの素材を改めて発揮してきました。
 元々多少力の要る馬場の方が相対的に強いイメージはあったので、前走の強さはちょっと意外ではありましたが、ハーツの仔で左回りがプラスになった可能性も高く、改めて淀で真価が問われとる思います。

 マイラーズCでは崩れていますが、あのレースは質的に相当に高い追走力を問われる中で、自分からそれを主導する形になってしまいましたし、理想としては平均からややハイ、けれど馬場が軽すぎない条件で、となってくると思いますので、46-46,5くらいの流れを想定するなら、好位追走からしっかり自分の脚は使えそうで怖さはありますね。
 ただこの馬はOPレベルでの定量戦は初ですし、ずっと夏から使ってきた強みもありましたから、ペルシアンナイトやエアスピネルとの比較でここでも優位性を保てるか、となると悩ましいところではあります。

 C・デムJですので今までのように積極的な競馬もしてくれるでしょうが、総合的なスピード勝負の土俵でアエロリットより強いか?となるとそれもですし、流石に重い印までは打てないな、とは思います。
 基本的に包まれない枠が理想の馬でもありますし、外枠ですんなり好位に取りつけそうなら連下くらいは考えますが、ここは流石に上位勢が強いのではないか、と見ています。

・ケイアイノーテック

 この馬もNHKマイルの覇者としてはレベルが高い方ではあると思いますが、ただこのメンバーに入ると少し難しそうですね。
 この馬の最大の武器は後半の持続力ですが、瞬間的な切れはそこまでなく、過去のレースを見てもイメージ程上がり3Fで速い脚は使えていませんので、良馬場で互いに出し切れる状況の中ではステルヴィオよ上に取りにくい、というのは前走同様に見ています。

 ただし今回斤量が軽くなるのは当然プラスですし、また渋った馬場でも、こぶし賞で相手がパクスアメリカーナあたりとはいえ、それなりに後ろから強い競馬が出来ていたので、相対的に馬場が重くなった時に浮上できる余地は残しているかなと思います。
 藤岡佑Jも今年は大分躍進して、特に昨日も最終で外人ジョッキーの12R全勝をストップさせるなど気迫ある騎乗は目立ちますし、また戦績的にも勝ち星の4割くらいを京都で稼いでいるように、このコースでこそ上手さが光るジョッキーですので、どういう乗り方をしてくるか楽しみではありますね。
 流石にこの馬のレベルで外々から、ですとやや厳しく感じますので、出切れば内枠で道中はやや後方寄りのイン、そこから直線上手く外目に誘導してという、去年のペルシアンナイトみたいなレースメイクが出来ればノーチャンスではないと思います。なので現状では、内枠なら拾うかも、くらいの判断ですね。

・ジャンダルム

 強い3歳世代からはもう一頭、改めてマイル路線に舵を切って2戦目のジャンダルムも参戦します。
 タイプ的にはこの馬は穴目でかなり面白いとは見ていて、まずある程度スタート上手で先行力がある事と、デイリー杯を見てもわかるように、ややタフ寄りの馬場で相対的な切れ味の質を高められる可能性があるのはかなり注目ポイントです。

 前走は結果的に一切淀みないスピード勝負の中で、延々外を回される形になったのは苦しかったですし、それでも時計的にそこまで負けておらず、マイルでの追走面とスピード勝負に一定の目途は立ててきました。
 今回も同じように外枠からですと厳しいかもですが、逆に内枠で好位の2~3列目インくらいをすんなり取れるなら、馬場状態も含めて浮上のチャンスはあると思います。この秋はGⅠ3着ゲッターとなっている武Jですが、ここも完璧に立ち回って内からひょいっと最後顔を出して3着、くらいは有り得そうな条件ですね。

・ミッキーグローリー

 京王杯AHではワントゥワン・ロジクライ相手に完勝して、いよいよ本格化をアピールした上昇一路のミッキーグローリーが、その勢いそのままにGⅠでも強さを見せてくるでしょうか?

 一先ず前走に関しては、前半ゆったり目から途中でウインガニオンが動いてペースアップ、後半分散されての持続力特化戦と、この馬にとってはかなり恵まれたレースにはなっていて、その中でのルメールJの立ち回りも流石の一言でした。
 渋った馬場もそこまで苦手にはしておらず、上昇基調のディープ産駒、かつディープ得意の淀のマイルではあるので怖さはなくはないのですが、ただ淡々と流れてのマイルの底力勝負ならまだ斤量差を踏まえてもロジクライの方が上かな、と思いますし、そのロジクライとてここに入れば若干家賃が高いか?という力関係には思えますので、定量戦のここで一気に正攻法で勝ち切るまでは流石にないかなと感じます。

 戸崎Jも先週のサンライズノヴァあたりでは思い切りのいい仕掛けを見せてくれましたけど、関西圏の競馬でテン乗りの馬をしっかり出し切る騎乗をしてくれるかとなると半信半疑にはなっちゃいますし、総合的に考えて印を回す余裕はないかな、というイメージです。

・ロードクエスト

 前哨戦でモズアスコットを撃破し、改めて力のあるところは示した同馬は、この勢いでこのレースでどこまでやれるでしょうか?
 少なくともスワンSより前のレースではそこそこポジショニングもよくなっていて、けれどその分後半の爆発力も削がれていた、という感覚なので、タフな馬場で下りの勢いを使って出し切りやすい淀のマイルで、今回も溜める競馬を選択してくれば一定の怖さはありますね。

 今回は横山Jに替わるので、むしろより極端な競馬(つまりポツン)をやってくる可能性もあるのですが、どうあれある程度平均気味で流れる競馬、やや力の要る、相対的に切れ味の質がそこまで問われない馬場などは確実に合っていますので、自分の力は発揮できる条件だと見ています。
 そこでポイントになるのは、モズアスコットの禅僧に対する評価ですね。
 もしもあのレースを、前哨戦仕様とはいえモズがちゃんと走って、と見るなら、斤量差で再度の先着は難しいにしても、とはなりますが、モズが渋った馬場向きでないと判断するなら相対的にこちらの序列も下がることになるでしょう。

 私は今のところモズタフな馬場不得手説論者ですので、前走はそれに乗じた差し切りと判断します。
 なので、モズがここでちょっと足りないと考えるなら、当然この馬までは印は回せないですね。逆にモズが強いと重い印を打つならば、相対的にこちらも浮上させていいのでは?という感覚です。

・レッドアヴァンセ

 前走は外目から自分で動く競馬で3着と上々の内容で、ここで改めてGⅠに挑戦となります。
 この馬の場合は、追走面もそこそこは持っていますが理想はややスロー、そこからポジショニングを活かしての一脚の鋭さで勝負するタイプですので、個人的には府中マイルがベストだと見ていて、淀のマイルで4F分散される形ですと甘くなりやすいかな、とは思っています。
 ただ並び次第では2列目まで狙える馬ですし、アエロリットもムーアJなのでそこまで飛ばさないパターンも有り得て、そうなった時には阪神牝馬の内容などからも一定の怖さはあるでしょうか。

・ジュールポレール

 こちらも質の高い牝馬マイル路線におけるVMの覇者ですし、負傷した幸Jが乗れるのか、という心配もありますが、ここでもチャンスはある一頭だとは思います。
 ただこちらもタイプ的にレッドアヴァンセと似ていて、レッドよりは持続力はあるもののVMをみても流石にリスグラシューレベルではなく、渋った馬場もこなせるにせよ、それがプラスになるほど得意ではないと読み取れます。

 基本的には良馬場でややスローがベストですし、その時に内枠で好位ポケットを狙っていけるようなら楽しみは出てくるでしょうが、流石にこの豪華な相手ですとそれ以外の条件での食い込みは難しいかもですね。

・ウインブライト

 超大穴候補その1として、あながち馬鹿に出来ないとは感じます。
 流石に前走、マイルの一貫スピード勝負ではやや分が悪かったですが、それでも58kgを背負いつつ、あのペースで内枠があったとはいえしっかり好位を取れて、ラストもしぶとく粘っていて、着順ほど負けているわけではありません。
 こちらも休み明けを使って上積みはあるでしょうし、同じマイルでも少し時計の掛かる馬場になるのは血統的にも戦績的にも歓迎のはずで、タフな馬場だった中山記念でアエロリットを下している事も踏まえると、少なくともここで人気を過小評価される一頭であるのは間違いないとは思っています。

 無論マイルのまともな流れで勝ち負けまで持ち込むのは難しいでしょうが、内枠から好位列に取りついて、しっかりしぶとさを引き出せるなら圏内食い込みくらいは狙ってみてもいい一頭だと感じますね。

・ヒーズインラブ

 超大穴候補その2ですね。
 近走はやや頭打ちに見えますが、着差はそれほどでもなく、またそれぞれに敗因はあります。
 基本叩き良化型で秋3戦目、タフな馬場の右回りマイルはハービンジャー産駒の十八番にもなってきますし、出負けせずある程度のポジションで運べるなら、この条件で一変する余地は残していると考えます。
 それでも余程噛み合わないと難しいでしょうが、乱戦になった時に馬群を突いてこられる強みを生かしての一発狙いには警戒したいですね。

・レーヌミノル

 去年の4着馬ですが、流石に前走の内容を見ると狙いにくいですね。
 明らかに1200mを使ってから長い距離での踏ん張りがきかなくなっている印象ですし、そこそこ調教の出来が直結する馬なので、そこで伸びしろが見られれば一考の余地はあるかもですが、完璧なレースが出来た昨年でも4着とまり、とかんがえれば、今年積極的に狙う要素はほぼないかなと思います。

・カツジ

 ニュージーランドTこそケイアイノーテックに勝っていますが、マイル近辺の総合力では前走が示す通りなのかな、とは思います。
 無論切れ味特化にならない右回り淀のほうが適性は高いと思いますが、それでもジャンダルム比較でも強みは見出せませんし、流石に家賃の高い相手にはなってしまうという評価です。

・ブラックムーン

 京都金杯の勝ち馬ですし、その再現が出来れば、という狙いは出来なくもないですが、あのレースは本当に武Jが完璧なタイミングでスパートしましたし、中盤の淀みなども大きく、相手関係も含めて恵まれた一戦でした。
 去年も最後方から大外ぶん回しで6着と、タフ寄りの馬場で差し脚が活きる可能性はあるとしても流石に圏内までは、と思いますね。人気以上に走ってくる可能性はあっても、自分から勝負に出ていけない弱みもありますし、外枠で中緩みの恩恵があってようやく、くらいでしょうから、流石に印は回さないと思います。




posted by clover at 21:09| Comment(8) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様でーす。

馬場が不明瞭なのは一番困りますよねー。日曜は家で観戦できそうなので、軽く事前に予想しておいて、あとは直前のレースまで見てから馬場傾向を探る……という感じになりそうです。
個人的には、ある程度買い目を決めておいたにも関わらず、直前で迷走して馬券を外して裏目……という失敗を何度もしているので、前日に馬券を買っておきたいタイプなのですが(笑)

アエロリットに関しては、馬場もそうなのですが、関西圏への輸送問題も大きいと思うんですよね。菊沢隆徳厩舎自体が、ほとんど関西圏で結果が出ていない……というか、少し前に調べた限り、阪神、京都に今年3頭で3走しか走らせていないという……。しかも、すべて馬券外という……。ミッキースワローの大阪杯など、わざわざ滅多にしない輸送をしているのですから、3頭共それなりに勝算がある馬を連れて行っていると考えるので自然なので、うーんという感じです。
アエロリットは文句なしに強いと思うのですが、馬以外の部分で前走からあらゆる条件が暗転するので、人気なら思い切って消してみたいと考えています。想定2番人気ですからね、来たらごめんなさい! の精神です。
あと、cloverさんの好きな馬を悪く言ってごめんなさい!!(笑)

ペルシアンナイトは一度叩いたハービンジャー産駒という事で、買うしかないですよね。基本的に休み明けは走りませんからね。
ただ、モズアスコットと比べると器用さがないので、取りこぼしは十分に考えられますねー。

アルアインは純粋に楽しみです。今年の馬場ですと、前走から距離短縮組のアルアインに有利に働く可能性も。それでも連絡みは厳しいとみていますけど。

エアスピネルは本当に悩ましくて、去年より先行馬が明らかに強力になったにが吉と出るか凶と出るか。中間の熱発に気になりますねー。

ミッキーグローリーはヒモでもいいので、個人的には絶対に買っておいた方がいいと思います。たとえ戸崎騎手でも(笑)
むしろアルアインを買うぐらいなら、こっちじゃないかと。
そこまで早い上がりや時計は求められないでしょうし、初G1で生涯最高の走りを見せる可能性は十分あると思っています。
Posted by ハル at 2018年11月12日 22:38
こんばんは★

サングレーザー不参戦は残念ですが、もう一頭、サトノアレスはどこ行った??

な、私です。

マイル路線は絶対王者こそいないものの、レベルは高いと思っていて、枠順、馬場を見てから嵌る馬を探すことになりそうです。

アエロリットは、弱点克服が著しいので今なら関西遠征でも問題ないのでは?と考えています。

楽しみなのは、やっぱり川田J×アルアインですねえ。

この馬も高速馬場が良いのは間違いないんですけど、マイルだと求められるものが違いますもんね。

イスラボニータなんて、実はスプリント路線走らせたらメチャクチャ強かったんじゃないか?

説も根強いですからねえ。

高速馬場ならモズを軸に、でも相手探しに難儀しそう。

出来れば時計はそこそこ掛かってくれた方が馬券は買いやすい(笑)

秋華賞勝ち馬がやたらと強いの件ですが、私もブゼンキャンドルやらティコティコタックの印象が強くて、時代は変わったなあと思ってたんですが、調べたら初回の勝ち馬は、あのファビラスラフインなんですねえ。
Posted by J.N at 2018年11月13日 05:23
お疲れ様です。

改めて超混戦ですね。
予想は枠順、馬場状態を確認しないと難しいですが個人的にはエアスピネル推し…というか応援したい。

リスグラシューの次はやっぱりこの馬でしょ!
モレイラJと同じことを福永Jに望むのは酷かな?

あと外国人Jが、Mデム Cデム ルメ ビュイ ムーアと豪華ですが『どーせ外国人ジョッキーで決まりでしょ!』の流れをぶった切りたい。

どっかの競馬番組じゃないけど『3連単5人ボックスでだいたい当たる。』なんて言われたらどうしよう。
Posted by hetare at 2018年11月13日 13:54
>ハル様

 いつもコメントありがとうございますー。

 天気予報も直前を参考にしたってピンポイントではない以上そこまで当てにならないですしね。
 ギリギリまで見極める方がトータル的な勝率は高いと思いますけれど、そういうのって大抵失敗した記憶ばかり焼き付くんですよね、わかります(笑)。

 アエロリットに関しては、関西圏への輸送と道悪、って書こうとしてスルッと輸送の懸念が抜けちゃってましたね。
 ただ厩舎自体がそこまで遠征に実績がないというのは調べていませんでしたし、実際総合的に見て不安要素が大きい一頭になるのは確かでしょう。
 その点で消して妙味と考えるのも、鞍上による過剰人気も踏まえれば、ですね。私としては「それでも」を期待するばかりです。

 ペルシアンナイトは三連系の軸としては一番無難な気はしますよね。
 ただ今のミルコJのバイオリズムからしても、馬自身の適性からしても、去年ほどには流石に噛み合わない中で、地力で勝ち切れるかは焦点になりそうです。

 エアスピネルは体質が弱いのか、それとも厩舎力に問題があるのか、アエロリットにせよ、あまりGⅠで実績のない厩舎の馬が人気する場合の取捨は悩ましいですね。
 条件としては去年に続きここしかない!って感じなんですけどねー。

 やっぱりディープマイスターとしては、実績はあれど頭打ちのアルアインより、上昇一途のミッキーグローリーの方が、配当含めて妙味アリと見ますか。
 確かに前走強い競馬してるんですよね。全体が流れた上で、かつ前の仕掛けが早くなる展開なら戸崎Jでも出し切ってくるでしょうし、一考させてもらいます。
Posted by clover at 2018年11月13日 17:53
>J,N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 そう言えば、ジャックルマロワ賞断念のニュース以来とんと沙汰がないですね。私もすっかり忘却の彼方でした(笑)。
 確かに安田記念ではサングレーザーに先着したほどの馬ですし、ここで元気な姿が見られないのは残念ですね。

 どうしても総合的に若い頃の成績、特にクラシックの内容にイメージを引きずられる部分は大きいですよね。
 アエロの輸送×道悪にしても、アルアインの距離短縮にしても、やってみないとわからない部分はあるので怖いですが、成長と適性の噛み合わせをしっかり見切れて、そこを当て切れるとすごく嬉しいですよねぇ。

 秋華賞は時々大穴をあける一発屋が出たというだけで、レース創立時あたりから比較・総合すれば、桜花賞やオークスに引けを取らない勝ち馬が揃っていますよね。
 ファピラスラフィンも結果的にNHKマイルCの惨敗のせいと、JC後レースに復帰できず引退したせいで印象が薄いですけれど、まともに適性通りのレースを走り続けていたらどこまで強かったかとは思います。

 近年はジェンティルドンナ除いてそこまで圧倒的な馬はいないにせよ、少なくとも古馬になって鳴かず飛ばずの馬は全くいなくて、そのあたりが茫洋とした印象論として良く走る、と結実している感じですかね。
 アーモンドアイがJCも勝つようなら、そのイメージに拍車は掛かりそうですし。
Posted by clover at 2018年11月13日 18:03
>hetare様

 いつもコメントありがとうございますー。

 少なくともエアスピネル自身にとっての条件は最高だと思いますし、福永Jもしっかり流れる中でいいポジションを取って、一瞬の機動力を最大限に生かす競馬はとても上手なので、相性はいいと思うんですよね。
 前走がこの馬としては坂地点であまり動けなかったのが不安であり不満でもありますが、私も内枠なら強く狙ってみたい気持ちはあります。

 冗談抜きで外人の掲示板独占もありそうな布陣だけに怖いですが、せめて圏内の一角崩しは期待したいですよね。
 面白い穴馬も結構いるレースですし、私も予想を出すギリギリまで悩みたいと思います。
Posted by clover at 2018年11月13日 18:07
ペルシアンナイトからエアスピネルとアルアインのワイドを買って勝負します!
皆さん他の外国人騎手騎乗の馬を買うので妙味あるかと。
Posted by スペシャルウィーク at 2018年11月13日 19:38
>スペシャルウィーク様

 いつもコメントありがとうございますー。

 その三頭は基本的に走りがすごく堅実ですし、ポジショニング面もコース実績も信頼度は高いですよね。
 どうしても京都はリピーター向けのコースではありますし、馬場も含めて噛み合ってくれば安定感はありそうです。
 でも枠は見たいですけどねー、流石にこぞっと外枠とかですと、器用さが生かせない条件になって最後甘くなる懸念もありますからね。
Posted by clover at 2018年11月14日 19:17
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