2018年08月31日

2018 札幌2歳S

 いよいよ夏競馬も最終週、着々と秋の足音が近づく中で、今週は2歳重賞ふたつにOP戦ひとつと、冬の2歳GⅠ、そして来春に向けて面白いレースが多く、あいにくの雨模様ではありますが非常に楽しみですね。


★展開予想・ポイント

 久しぶりの土曜重賞なので色々ルーチンを忘れかけていますが(笑)、とりあえずJRA公式の金曜正午の馬場は稍重、でした。
 一応今日の夕方過ぎまでは雨マークがついているものの、その後は天気が回復して明日は晴れのようなので、コンディション自体は最悪でも稍重維持、おそらく表記的には良に回復するのではないか、と思います。

 ただし先々週から、札幌は断続的な雨の影響を受けて、かなりタフな馬場に変貌しています。
 洋芝の特性的にも、この週中の天気具合からしても、そこから一気に高速状態に戻る可能性は相当に低いですので、明日も良だとしても時計の掛かる馬場だと考えておきたいですし、このレースの勝ち時計としては49秒後半が出れば優秀、50秒台になる可能性も見ておきたいですね。
 そうなりますとバランス的にはある程度平均からやや前傾になる蓋然性が強いですし、相対的な追走力とタフな洋芝適性、後半の持久力適性などが強く求められるレースになるのかな、と考えています。

 レース展開は2歳戦なのでピタッとは読み辛いですが、前走逃げで良さが出たラバストーンは、今回も若手の加藤Jですし思い切って逃げを打つ公算が高いかなと思います。
 もっともそのレースのテンは500mで30,9ですからさほど早くはなく、外の馬、特に1200mを使ってきて、前走自身34,1の追走力を発揮しているラブミーファインがその気になればこちらが逃げる形になりそうで、ただし過去2戦、ともに番手でしっかり折り合っての競馬が出来ていますので、再びの距離延長でもそのパターンを踏襲して番手、というイメージではあります。
 間のダディーズマインドもスタートが決まればそこに加わっていけるスピードはありますが、やや当てにはしづらいですし、その外にいるウィクトーリアは、今回は無理に逃げず好位の外目3~4番手を狙ってくると見ています。

 エメラルファイトやニシノデイジーは内目の2~3列目狙いで、クラージュゲリエもスタート自体は新馬で下手ではなかったので、ミルコJですし出負けも懸念はしつつ、スムーズなら無理に下げる事はしないでしょう。
 間のナンヨーイザヨイやアフランシール、外のナイママもそこそこ先行力はありますし、好位集団はごった返す可能性が高いですね。
 やはりそうなるとスムーズにポジションを取れるか、或いはスムーズにレースを進められる枠の方が、というイメージにはなりますし、馬場の悪化も踏まえていくと外目の枠の方がレース自体はやりやすいかなと踏んでいます。
 そのあたりを意識しつつ、前提としてのポイントを押さえて序列を考えていきたいですね。


◎ウィクトーリア

 この馬を評価すべきポイントとしては、当然前走の勝ち時計そのものも凄いのですけれど、自分でハナを切りつつ前半36,0の流れから一度しっかりギアを落とし、そこからじわっと後半再加速に繋げてきた自在性・操縦性の高さが一番になります。
 こういうレースが出来る馬は、例え逃げられなくてもスムーズに流れに対応できる可能性は高いですし、かつ前半の絶対的な追走力はしっかり見せてきていますので、タフな馬場で前傾戦になってもある程度平気だろう、という部分も期待が持てます。

 血統的にもヴィクトワールピサ産駒でややタフな馬場はマッチすると思いますし、今回もほぼ確実に後半速いラップを踏まない展開にはなると思いますので、馬場のいい外目を自分のリズムで回ってこられるようならすんなり結果がついてくるのではないか、と見ています。


〇ナイママ

 この馬が前走で見せたタフな馬場適性と長い脚は中々のものがありました。
 レースレベル的にどうか、というのはあるのですけど、単純に同日の最終レース500万下2000m戦でも2,03,1を要した馬場で、1,50,2という時計そのものの価値もかなり高いですし、なにより5Fロンスパで最後かなり消耗する流れを、向こう正面から自力で動いて捻じ伏せているのは強いの一言です。

 今回も幸い外枠が引けましたので、ある程度出負けしても押して流れに乗せていけると思いますし、早めに押し上げる積極的な競馬を再現できるならかなり有力だろうと思っています。
 敢えて言えば前走が3戦目でずっと馬体が減り続けており、あまりお釣りはないかも?という部分と、この馬が動いてのタフな展開でもウィクトーリアは強いだろうという信頼であちらを上に取った感じですね。


▲ラブミーファイン

 一気の再延長で折り合いがどうか、という懸念は付き纏いますが、単純に新馬戦で下した相手は強かったですし、前走を見ても34,1で追走しつつきちんと直線再加速ラップを踏めていて、ペース如何に関わらずしっかり前目から一脚を使えるのは魅力です。
 瞬発力の質や、後半要素の絶対値では少し足りないかもしれませんが、そういう面が問われにくいタフなレースになると思いますし、好位からの雪崩れ込みは十分あり得るかな、というイメージですね。
 ただ当然リスクも大きいので評価としてはそこそこ人気するでしょうけど単穴がベターかな、と考えます。


△クラージュゲリエ

 素材としてはここに入ってもトップクラスなのは間違いなく、また明快に後半型なのでしっかり出し切ってくれるミルコJというチョイスも正解だろうとは思います。
 ただしタフな馬場で流れた時のパフォーマンスは未知ですし、最内枠もある程度出し切りたいタイプのこの馬にとってはややマイナスで、外に持ち出すまでに手間取るようですと差し届かない懸念は大きくなります。

 キンカメの仔なので馬場はこなしてくるかな、とは思うのですが、5Fレベルで分散した脚を求められて前走ほどの爆発力を引き出せるかもわかりませんし、評価としては重い印はちょっと打ちにくい条件かな、というイメージです。


△アフランシール

 こちらも新馬としては中々の時計で勝っていますし、後半要素の中で底を見せていないのは馬場適性も含めて不気味です。
 しっかり伸びしろがあればここでもチャンスはあると思うのですが、ただタイプ的にウィクトーリアに比較すると総合的にどの地点も一枚足りない、というイメージにはなりますし、そこを逆転するのは難しいかなという判断での連下です。 


△ナンヨーイザヨイ

 正直このレースは結構高いレベルで混戦だと感じていますので、穴馬がどしどし台頭する余地は少ないかな、と見ていますが、敢えて言えば血統的に明確に距離延長で良さが出るはずのこの馬をピックアップしたいですね。
 前走などは完全にテンからの流れに乗れず、大外ぶん回しの無茶な競馬で終戦でしたが、この距離になればある程度ポジショニングも期待出来ますし、積極性のある藤岡佑Jなのでそこもプラスに考えられます。

 無論純粋に力が足りない可能性は高いのですが、この距離で良さがしっかり出せるなら、新馬で見せた機動力なども武器になりそうで、少し警戒しておきたいかな、という感覚です。


posted by clover at 16:24| Comment(0) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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