2018年08月29日

2018 8月第4週新馬戦など レース回顧(日曜編)

★8/26(日) 新潟5R 芝1200m戦

 雨に祟られた新潟の日曜の新馬戦は、スウェプトオーヴァーボード産駒のウィンターリリーが素晴らしい末脚を発揮して豪快に差し切りました。


 この日は終日稍重ではあったものの、最終の1200m戦が1,08,2、朱鷺Sも1,19,7が出ていますので、実質的にはそこまで時計に影響はなかったと思いますし、その意味で1,11,1という勝ち時計そのものはそこまで高く評価出来るものではありません。

 ただレースのバランスが34,8-36,3とかなり前傾ラップになる中で、勝ち馬だけは序盤からやや追走に苦しみ中団より後ろの外目、直線に入って残り200m地点でもまだ確実に5馬身はあったのを、1Fだけで一気に交わし去った最後の伸び脚はインパクトがありました。
 ラップ的にレースの上がりが12,2-11,9-12,2なので、この馬は12,0-11,6-11,2くらいでしょうか。まだコーナー地点ではそこまで一気に押し上げられている感じではなかったですが、エンジンが掛かってからの伸びと持続性能はかなりのものを見せてきたと思いますし、イメージ的には同産駒のレッドファルクスに似た脚の使い方でしたね。

 勿論あの域に達するには前半要素や更なる後半要素など突き詰めるものは沢山ありますし、現状馬のタイプ的に明確に1200m向きではなく、新潟ならマイル戦で見たかった馬でした。
 府中で出てくるなら1400m、1600mどちらでも楽しみはありますし、確実に距離伸びてパフォーマンスを上げてくると思うのでそこは頭の隅に置いておくべき馬かな、と思います。先週のスティルネスではないですが、この時期の距離延長、特に1200m路線からは嫌われやすいですからね。

 2着のエコロトムはそつのない競馬でしたが、逆に言えばスムーズに1200mの流れには乗れてこの上がりですので、こちらは流石にあまり伸びしろを感じないところはありましたかね。
 新潟で好調を維持する藤田Jが上手く走らせた面もあると思いますし、といってまだ現時点ではスプリント戦の中での追走力なども含めて足りない部分は多いと思いますので、中山1200mあたりの未勝利で人気になるならあまり信頼はしたくないかな、というイメージはあります。


★8/26(日) 小倉1R 芝1200m未勝利戦

 ここはジャスタウェイ産駒のラミエルが外枠からスーッと好位に取りつき、番手から抜け出す横綱相撲で完勝しました。

 その前走はやや流れに乗れずルチアーノミノルに突き放されていましたが、経験を重ねる事でしっかり前半要素を高めてきた感じですし、33,3-34,8=1,08,1の時計は、1000万下が1,07,1でしかも接戦、となる高速馬場とはいえやはりいい数字だと思います。
 どうもジャスタウェイ産駒は牡馬はある程度ゆったり入った方が、というイメージ通りなんですけれど、牝馬はむしろスピード色が強い馬がバンバン出てくる感じですね。その辺ある程度性別でイメージを変えて決め打つ、というのもアリかもしれません。


★8/26(日) 小倉5R 芝1200m戦

 上記の未勝利と引き比べると、いくら新馬とはいえやや内容に乏しい一戦で、流石に開催5週目となるとこの路線での期待馬はもう出涸らし状態になっているのかな、という感覚はどうしても付き纏いますね。

 ラップ的にも34,1-35,4=1,09,5とあまり速くなく、かつ一貫消耗戦で、好位のインから外に出して最後の最後で差し届いたジュランビルですが、目立って強みを感じるポイントも少なかったかなとは思います。
 むしろ2着馬は次も未勝利ですので、ポジショニングに加えて追走面でもう少し上乗せが出来れば好勝負は出来るかもですけれど、どちらにせよその次、をイメージするにはちょっと足りないレースだったと思います。


★8/26(日) 札幌5R 芝1200m戦

 そしてこっちは小倉にも増してメンバーの揃わない低調な一戦であったと断定してもいいでしょう。
 レースレベルが3着馬、と書けばそれで済むくらいの話ですし、いくら渋った馬場とはいえ1200m戦で38,6-36,2=1,14,8なんてラップにお目にかかるとは思っていませんでしたね。
 素人目ですとある程度流れていそう、と思っても実はそうでなかったりと、ぱっと見でペースを判断するのは至難ですが、このレースはまるで2600m戦?と問いたくなるくらいスタートからゆったりもっさりで、それでいて後半見どころもなく逃げた馬のすんなり押し切りですからうーん、という感じです。

 流石に2着馬以降も含めて、次に繋がる感覚は薄いレースですし、まあこの時期はもう仕方ないですかね。


posted by clover at 19:43| Comment(2) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
札幌の新馬は、なんか…凄かったですね…

新馬勝ちって、馬主であればかなり名誉なことと思うんですが、
後のGⅠ馬でも、新馬を負けている馬はいくらでもいるし、
逆に新馬勝ったきり、あとはサッパリ…という馬も星の数ほど
いるわけで、人にしても馬にしても運って大事だなぁと思わされる結果でした。
Posted by I.C.スタッド at 2018年09月17日 18:10
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 まぁ毎年夏競馬の後半戦には、ああいう質も量も揃わない新馬戦ってどうしても出てきますし、敢えてそこを狙ってくる厩舎の戦略もありそうですが、それにしてもこの札幌戦はここ数年でも一番質が悪かったんでは?と思うレベルでしたよね。

 新馬そのもののレースレベルが後の活躍に比例しないのはよくわかっているつもりでも、流石にこのレースからは、と思うしかなかったです。
 逆の意味でその後のレースに注目はしておきたいですよね。4着以下の馬はもう出走していて軒並み二桁着順と、さもありなん、って結果ですけれど、2~3着馬がどうなるか楽しみではあります。
Posted by clover at 2018年09月18日 04:13
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