2018年05月29日

2018 安田記念 プレビュー

★はじめに

 玉突き的に一日遅れになってしまいましたが、安田記念のプレビューを進めていきましょう。
 例年リピーターが多めのレースではありますが、今年は去年の出走馬がレッドファルクスのみ、マイル界も着々と新陳代謝が進む中で、別路線組からの参入なども多く今年も中々に難解なレースになりそうですね。


★レース傾向分析

 一先ずいつも通りに去年の記事です。


 今年は週中が雨予報ですけれど、土日は今のところ晴予報ですので、土曜は渋りが残るかもですけれど、日曜には良馬場に戻るのかなと思います。
 ただ土曜に少し荒れ気味の馬場でレースが行われる事で、先週の露骨なまでにイン有利のバイアスは少し変化して、例年通りに外差しもそこそこ効く条件になる蓋然性はそれなりに高くて、その辺はコンディションの推移も含めて土曜の競馬を注視したいですね。
 どうあれ、良馬場に戻る前提なら32秒を切る高速決着は必至だと思いますし、その時計面に対処できる馬を探っていきたいところです。

 このレースそのものの概要としては去年の記事そのままでいいので、ここでは少し幅広く、春の府中マイルGⅠで1,32,0より速い時計で決着したレースのみをピックアップして、その傾向を考えてみましょう。


・2010年 NHKマイルC(勝ち馬ダノンシャンティ 勝ち時計1,31,4)

 この年あたりからかなり府中の高速化が目立ってきていましたが、それにしても衝撃のレコードでしたね。多分これ以前の改装後府中マイルのレコードは32秒台だったはずなので(正確には調べてません、あしからず)、この時計を後方一気でぶっちぎりで出したのも含めて異次元の競馬、個人的にはフジキセキの最高傑作はこの馬だと思っています。

 このレースの推定ラップバランスは、ダノンシャンティ(46,6-44,8=1,31,4)、ダイワバーバリアン(45,7-46,0=1,31,7)、リルダヴァル(45,9-45,9=1,31,8)、サンライズプリンス(45,2-46,7=1,31,9)くらいでした。
 ダノンの後傾バランス1,8はケタ違いですが、2、3着馬はやはりかなりフラットに入って時計を詰めてきている印象です。サンライズプリンスは素材は物凄かったと思いますが、このレースに限ってはやはり追いかけ過ぎましたし、その後まともに走れていないので能力の底が見えなかったのも含めて評価が悩ましいですね。


・2010年 安田記念(勝ち馬ショウワモダン 勝ち時計1,31,7)

 ここも好時計決着だったのは、去年にも被りますがダービーが超絶スロー決着で、その反動もあったのかなと思います。
 メンバー的にも地味な年でしたが、それでもかなりの馬が32秒の壁を破っています。やはりかなりハイペースになって、大半の馬がフラットに近いペースで走れた事が要因でしょう。

 このレースの推定ラップバランスは、ショウワモダン(45,7-46,0=1,31,7)、スーパーホーネット(46,6-45,2=1,31,8)、スマイルジャック(46,5-45,3=1,31,8)、トライアンフマーチ(45,2-46,7=1,31,9)
という感じです。
 ここでは一番フラットに入れたショウワモダンが勝ち切り、後傾型の2頭は後半44秒台には入れず善戦まで、そして前々で前傾ラップを踏んだ馬はやはり最後の最後で甘くなるイメージでしょうか。


・2011年 ヴィクトリアマイル(勝ち馬アパパネ 勝ち時計1,31,9)

 このレースもオウケンサクラの暴走で超ハイペースになった事で、後半型の馬でも必然的に追走が問われたレースになりましたね。

 このレースの推定ラップバランスは、アパパネ(46,3-45,6=1,31,9)、ブエナビスタ(46,6-45,3=1,31,9)、レディアルバローザ(45,7-46,3=1,32,0)という感じです。
 やっぱり本質的には極端でない程度の前傾後傾が一番時計を出しやすいのは明らかですし、ブエナビスタクラスでも後半45秒を切れないあたりは、そこに特定の適性がないと、というのは感じられますね。ちなみにその前の年のブエナビスタは(46,9-45,5=1,32,4)というバランスでしたし、マイルでは前半を詰めて辛うじて32秒の壁を破ったものの、それでもここが本格派の限界ではあったと見て取れそうです。


・2011年 安田記念(勝ち馬リアルインパクト 勝ち時計1,32,0)

 時計的にはこの一覧に入ると地味ですが、ストロングリターンとスマイルジャックの比較で面白いところもあるので拾っておきましょう。

 このレースの推定ラップバランスは、リアルインパクト(45,9-46,1=1,32,0)、ストロングリターン(46,6-45,4=1,32,0)、スマイルジャック(46,8-45,3=1,32,1)です。
 ここもフラット型が勝ち切っていて、そしてスマイルジャックは前の年より前半少しだけゆっくり入って、けれど後半要素でその分を詰めきれていないのがわかります。ストロングリターンにしても、この年はやや後傾になり過ぎた分届かなかったと評価出来そうです。


・2012年 安田記念(勝ち馬ストロングリターン 勝ち時計1,31,3)

 このレースの1,31,3が今も残るレコードですし、歴代でも一番32秒の壁を破った馬が多いレースです。
 この時期は大抵マイル~中距離のGⅠにシルポートが出ていて、ここも44,9-46,4というレースバランスを形成、秋天の1,56,1なんて驚愕レコードの立役者にもなっていますし、やっぱりハイペースを楽に作れる個性派の逃げ馬がいると面白い、というのは看取できますね。

 このレースの推定ラップバランスは、ストロングリターン(46,1-45,2=1,31,3)、グランプリポス(46,0-45,3=1,31,3)、コスモセンサー(45,4-46,2=1,31,6)でした。
 ちなみにリアルインパクトが(45,1-46,8=1,31,9)で、スマイルジャックが(46,9-45,1=1,32,0)ですので、前半後半どちらの要素でも、馬固有の時計の限界ってのは出てくるのかなと思えますし、ストロングリターンなんかは逆に前半詰めてもなお同じくらいの上がりを繰り出せた(レースの噛み合い方もこの年の方が良かったのは間違いないですが)わけで、それでも後半44秒台には入っていないのはひとつポイントと言えますね。


・2013年 安田記念(勝ち馬ロードカナロア 勝ち時計1,31,5)

 このレースは直線での不利などやや後味の悪い部分もあるのですが、時計的にもメンバー的にもちょっと異色のレースになっています。

 このレースの推定ラップバランスは、ロードカナロア(46,5-45,0=1,31,5)、ショウナンマイティ(47,0-44,5=1,31,5)、ダノンシャーク(46,7-44,9=1,31,6)となっていて、軒並み上位が後傾バランスで好時計を出してきています。
 特に初のマイル戦だったショウナンマイティのバランスは出色で、後傾2,5秒バランスでここまでの時計を出してきたのは凄まじいと言えるでしょう。そのあたりの価値と特性は後でまとめて検証します。


・2015年 ヴィクトリアマイル(勝ち馬ストレイトガール 勝ち時計1,31,9)

 個人的には21世紀の高速府中マイルでの牝馬最強はこの馬だろう、と思っていますが、その根拠となるVMの二連覇、一年目の勝ち方も凄まじいところがありました。

 このレースの推定ラップバランスは、ストレイトガール(47,5-44,4=1,31,9)、ケイアイエレガント(46,5-45,4=1,32,0)で、実のところケイアイエレガントの位置でもかなり後傾バランスではあり、もう少し前半この馬が詰めていたら勝ったのはこっちかも、とは思うのですが、それにしても後傾3,1秒での差し切り、後半44,4はえげつない、の一言でしたね。


・2015年 安田記念(勝ち馬モーリス 勝ち時計1,32,0)

 ここも時計的には地味ですが、例年より雨上がりで時計が出にくい馬場の中では優秀ですし、時計勝負でもしっかり勝ち切ってくるモーリスの強さがその後の大活躍の証明になっているとも言えます。

 このレースの推定ラップバランスは、モーリス(46,1-45,9=1,32,0)、ヴァンセンヌ(46,6-45,4=1,32,0)で、大枠で見ればフラットで入れる有利さが見えるのですが、とこモーリスに限っては話が違うかもしれません。
 それ以外のレースと比較しても、モーリスのこのレースの前半の入り方は異質で、大半のレースが有り得ないレベルの後傾バランス、後半の爆発力で勝っていた馬なので、むしろこのレースは苦手なレースを強いられて、それでも勝ってしまった、と言えるでしょう。
 モーリスが高速府中で後傾バランスで入れた時に、どれくらいの爆発力を駆使できたのかは見てみたかったですね。


・2016年 ヴィクトリアマイル(勝ち馬ストレイトガール 勝ち時計1,31,5)

 最速牝馬ストレイトガールの真骨頂、とも言うべき圧巻のレースでしたね。

 このレースの推定ラップバランスは、ストレイトガール(46,4-44,9=1,31,5)、ミッキークイーン(46,8-45,1=1,31,9)、ショウナンパンドラ(46,9-45,0=1,31,9)でした。
 基本マイラーではないミッキーとショウナンも、かなりの後傾バランスの中で思った以上に後半要素を引き上げて32秒の壁を破ったのは素晴らしい走りなのですが、前半を46,4で入りつつ、後半45秒を切ってくるストレイトガールの破格さには手も足も出ませんでしたし、本当に強い勝ち方だったと思います。


・2017年 安田記念(勝ち馬サトノアラジン 勝ち時計1,31,5)

 ここはロゴタイプが果敢な逃げから粘りに粘って好時計・好レースを演出しました。
 このレースも31秒台に入ってきた馬が、2011年と並んで多く、近年のマイル戦線の総合的なレベルの高さを感じさせるところです。

 このレースの推定ラップバランスは、サトノアラジン(46,4-45,1=1,31,5)、ロゴタイプ(45,5-46,0=1,31,5)、レッドファルクス(46,5-45,2=1,31,7)という感じです。
 サトノアラジンはもっと後傾バランスに入れば44秒台の後半を繰り出せる馬ではありますが、それでもギリギリのラインでこの馬としてはベストに近い時計を出したのかな、と思いますし、ロゴタイプも自分の特性を完璧に引き出しての時計だったでしょう。


 以上ざっくり見てきましたが、この一連の内容からある程度明確に傾向として見て取れる部分はいくつかあります。ざっくり箇条書きにしてみますと…………

・前傾1秒以上のハイペースで32秒を切るのは至難の業
・最低でも前半47秒の追走力は必要
・前半46秒台を問われつつも、後半45秒を切ってくる脚が使える馬は一握り
・45秒台の追走力がある馬ならば、出来る限りフラットに、前傾・後傾いずれにせよ1秒以内のバランスで入るべき
・絶対的に32秒のラインで時計の壁がある馬は確実にいる

 という感じでしょうか。

 そして、後半44秒台を繰り出せる馬の特色としては、最低限の追走力がある上で、やはり持続力だけでなく瞬発力の質も兼ね備えていなくてはならない、という部分に集約されるのかなと思います。
 スプリント戦からの転戦組であるロードカナロアとストレイトガールは、どちらもスプリント路線でも後傾バランスで勝ち切れる決め脚のある馬でしたし、上がり33,0前後の脚をスプリント戦で使った経験がありました。

 ショウナンマイティも、中距離路線で常に32秒後半の上がりを繰り出せていて、瞬間的な切れと持続力のバランスが素晴らしい馬でしたし、それが最低限の追走力を持っていた事で、ああいうバランスでも時計を出せたと言えそうです。
 ダノンシャンティだけは戦歴が浅い時点ですので確実な事は言えないですが、少なくともそれまでのレースで瞬間的に10秒台の脚を使う事は出来ていて、その上で追走を問われても全く甘くならなかったのが要因だろうと思います。
 ただここまでの後傾で31秒半ばを出せる馬は本当に歴史的にも稀ですので、差し追い込みでも出来れば46秒前半の追走、45秒前半の後半要素で、後傾1秒以内で走り切るのが理想なんだろうとは感じますね。


★有力馬所感


・スワーヴリチャード

 大阪杯で悲願のGⅠ制覇を成し遂げ、そして得意の左回りに照準を合わせ、初のマイル戦に挑むスワーヴリチャードの可能性はどうでしょうか?

 少なくとも上記の観点からすると危ない人気馬、ではあります。
 前走のロングスパートは圧巻ではありましたが、4Fの観点で言えば45,2で44秒台には入れておらず、過去を見ても上がり3Fで33,5が最高なので、瞬発力と持続力をセットで駆使する、という視座でも適性的な確信は持てません。

 それ以上に不安なのは追走面で、この馬がまともにポジションを取った共同通信杯や皐月賞でも前半は36秒そこそこであり、4F46秒半ばの追走を問われて物理的についていけるのか、性能的にそれで後半要素が削がれないかは確実にネックになってきます。
 まだ本格化前、かつ右回りとはいえ、皐月賞での差し脚が案外だったのも前半に原因がありそうですし、共同通信杯にしても自身後傾で入れていながら、後半のラップ推移だけで判断するならかなり物足りなく、総合的に見て高速マイル適性がある、とはお世辞にも言えません。

 ミルコJが乗るようになって、ちょっと出遅れ癖も目立ってきましたし、この距離である程度前も速くなりそうなメンバー構成ですと、流れに乗れずなし崩しに道中脚を使って惨敗も有り得るとは思いますし、そのあたりを克服してきても基本中緩みがないレースですから、取り付く地点がなく後ろから最後しぶとく差を詰めるも掲示板止まり、位のイメージではあるんですよね。
 人気に対して不安点が多いという意味でも強くは狙いたくないですし、枠の並びや他の馬次第では無印まで考えています。


・サングレーザー

 前哨戦のマイラーズCを強い競馬で制して充実一路、このまま一気呵成にマイル界制圧となるか注目です。

 とりあえずここまでのレースを見る限り、高速マイル決着の適性に関しては一切不安がないのは間違いありません。
 前走も1kg重い斤量で、時計勝負に裏付けのあるエアスピネルを全く問題にしない完勝、バランス的にも46,7-44,6という後傾バランスで1,31,3という圧巻の時計を出せていて、これは過去の安田記念で好時計で勝ち切った差し馬に共通する追走力と後半要素の爆発力を兼ね備えている証左にはなるでしょう。
 少なくともマイルチャンピオンシップまでのレースでは、時計の掛かる馬場ばかり走っていた事で高速適性が未知数でしたが、むしろここ2走で、高速馬場の方が強いパフォーマンスが出せる事を証明してきました。

 粗を探せばまずは府中コースがはじめてと言う事、そして斤量も58kgになるのでそこを克服できるか?は一つのポイントになりますが、今の勢いと素材面での確かさを鑑みれば、その程度は鎧袖一触して突き抜けるシーンまでありそうです。
 人馬ともに勢いは最高潮と言えますし、前走は上手くインを立ち回れたとはいえ、ある程度は出し切りたいタイプですので極端な内よりやや外目くらいを引けたなら、素直に本命視してもいいかなと思っています。


・ペルシアンナイト

 この馬も前走の好走と、マイルチャンピオンシップの覇者と言う事で再び株が上がりそうですが、果たして高速決着のマイル戦はどうでしょうか?

 個人的にはこの馬も時計的な危うさは確実にあると感じます。
 単純に持ち時計を2秒は縮めないと勝ち負けは見込めないですし、高速馬場でも強いですが瞬間的な切れ味はそこまでない事、そして追走面やポジショニング面でもまだまだ不安はぬぐえず、少なくとも後方一気で後半44秒台の脚を繰り出せるか、となると、前走での44,8はそこそこ担保にはなりますが、絶対的な信頼が置けるほどではないでしょう。

 この馬自身が前半3F35秒そこそこで入っていけたのは過去にシンザン記念だけで、あのレースはズブズブの不良馬場でしたからあまり当てには出来ませんが、それでも後半かなり甘くなっていたことを踏まえても、高速馬場で46,5-45を考えた時の信頼度はサングレーザーには劣る、今度は逆転される可能性が高い、とは感じています。
 ただ少なくともスワーヴリチャードよりはマイル適性は持っている筈ですし、自身スローバランスで入れるなら追走面をクリアしてくる馬は比較的多いですから、積極性のある川田Jとのコンビで中団くらいのポジションが取れそうな並びなら連下くらいは、というイメージです。


・リスグラシュー

 こちらもVMは強い競馬で、後半44秒台の担保を同じ舞台で見せているのは大きいですが、やはりネックは前半になってくると思います。
 前走も外枠だったとはいえ前半47,8と、かなりゆったり入っても少し促す様子がありましたし、流石に後半要素であれ以上詰めるのは難しいはずですので、最低でもここで0,5秒は物理的に詰めてこないとなりません。
 追走力そのものはある馬だと思っていますが、それだけの流れに乗っていく事が出来るか、と言う意味でも、ある程度内枠で積極的に出していける条件は欲しいですね。

 スワーヴリチャード共々、基本的に高速マイルではハーツクライ産駒は苦戦する傾向にはあると思っていますし、こちらはある程度担保があるので軽視はしにくいものの、それでも前走のパフォーマンスで考えるなら勝ち切るまでのイメージは流石に持ちにくい、というところでしょうか。
 ローテーション的にも前走がメイチなのは間違いなく、中2週でこのシーズン4走目、余勢を駆って、という部分はあるでしょうし、堅実な馬ですから大崩れはないにしても、掲示板を外すシーンがあっても不思議はないと思います。今のところは一応連下候補ですね。


・リアルスティール

 こちらは悲願の国内GⅠ制覇を目指して二度目の安田記念、ドバイ帰りで状態面も難しいでしょうが、果たしてどうなるでしょうか?

 少なくとも言えるのは、前半要素を強く問われると甘い、という点です。
 ドバイターフだけの比較でも顕著にスローバランスの一昨年の方がいい走りですし、マイルで総合的なスピード勝負になった時に、時計面での限界がありそうなタイプだとは思っています。
 まあ一昨年の安田記念は外枠で引っ掛かってなど度外視していいと思うのですが、少なくともマイルで好走させるなら前半は溜めに溜める方がいいでしょう。

 毎日王冠では前半ゆったりだったとはいえ、後半4Fを推定44,9、かつ最速地点の10,7のところでスパッと切れる脚を使えていて、安田記念直後のサトノアラジンを末脚勝負で抑え込めていますから、その部分だけ切り取ればチャンスはあります。
 ただし前半46秒後半からそれを繰り出せるかは未知数ですし、勝ちにいく競馬をすれば甘くなると思うので、そのあたりの陣営の意識がどうか、ですね。

 岩田Jに替わるのは意外と悪くないとは思っていて、内枠を引けて道中はインベタでやや後方をじっと待機、そして直線まで足を溜めて上手く外に出せる形が作れればワンチャンスはあると思います。外枠なら印は回さないと思いますが、内枠なら一考、という評価です。


・アエロリット

 前走に引き続いての戸崎J騎乗で、果たして今度は馬の能力を最大限に引き出せる騎乗が出来るでしょうか?

 前走の敗因が要所での切れ負けなのは明白なだけに、やはり前半のペースメイクをどこまで強気に出来るかがポイントだと思います。
 その点ではやっぱり横山Jに戻ってくれた方が信頼は置けたのですが、一応前走の負け方を踏まえて考えるところもあるでしょうし、少なくともVM組では、純粋な時計勝負で一番勝ち負けが見込める馬だとは思っています。

 ただ前走にしても自身46,9-45,5のバランスで1,32,4、後半要素としてはこれが限界でしょうが、NHKマイルも46,2-46,1で1,32,3ですから、前半速く入っての後半要素がどこまで下落を抑え込めるか、実は時計面で32秒に壁がある可能性も皆無ではないとは言えます。
 そのあたり、前走は成長はしていてもっと走れたけれど、前半抑え込み過ぎてダメだったと解釈するか、今の力はこんなものと見做すか難しいですが、少なくともローテーション的にはここが春3戦目で明確に府中マイルに照準を合わせてきていますし、個人的にも思い入れが強い馬ですから、基本的には重い印は打ちたいなと考えています。

 理想は去年のロゴタイプの45,5-46,0というバランスですね。
 逃げを打つ可能性があるのはウインガニオンにレーヌミノルくらいですし、それでもあえてしっかり前をつついてハイペースに持ち込めるか、そこが鍵になるとは確信しています。


・サトノアレス

 この馬は追走力と後半要素のバランスだけで言えばチャンスはある馬、と思いますが、いかんせんゲートと出足が悪くポジションが取れないのがここもネックにはなりそうです。
 前走を見ても最速地点でそれを凌駕する瞬間的な脚を使えるのは強みで、ある程度馬群を割る形でもそれが可能なのは面白いですが、持続力面では少し甘いので、その脚を使えた時点で最低限先頭列にいないと勝ち負けまでは厳しい、とは感じます。

 蛯名Jも前走は試し乗り、という感じのぶん回しでしたし、今回も内枠を引けるならもう少しタイトに攻めてくれると思うので、そうなった時に警戒は必要だとは思いますが、いつもそこそこ人気する馬ですし、京王杯SC組としては上位2頭も中々適性的には面白いので、評価としては印を回すか当落線上、というイメージですね。こちらも外枠なら軽視したいかなと感じています。


・レッドファルクス

 忘れちゃいけない去年の3着馬が、今年は安田記念と相性のいい田辺Jを背に出走してきます。

 この馬も去年だけ走れば勝ち負けなのは確かですし、過去のスプリント路線からの府中マイル好走馬と似た後傾型のスプリンターですので楽しみではあります。
 ただしストレイトガールやロードカナロアに比べると一瞬の脚がちょっと足りない事と、あと最近の田辺Jはイマイチで、ここもレッドファルクスタイプの馬に乗ると必要以上に溜めて、結果的に前半のロスが多過ぎて物理的に届かない、というパターンはありそうでそこは不安です。

 去年は馬群を捌けずに外に出してからの脚色は良く、あれがスムーズだったらどうだったか?とは思わせましたし、ある程度外枠から最低限前の流れについていく、去年のサトノアラジンの様なレースをして欲しいですね。
 持続力面だけで言えばこの距離でこのメンバーでも最強クラスなのは変わっていないと思いますし、止まらないと信じて早めに外から動いていければ勝機はあるのですが、テン乗りでそこまで引き出せるかがポイントになるでしょう。こちらは逆に内枠なら評価を下げたいかなと思っています。


・タワーオブロンドン

 藤沢厩舎は三本の矢、どころか四本目も出してきそうな情勢ですが、その中でも未知の部分が多いこの馬はどうでしょうか?

 ルメールJがこの馬とムーンクエイクどちらに乗るのかな?というのはありますが、どちらにせよ少し苦しいのは間違いないですかね。
 京王杯の後半要素は中々でしたが、流石にこのクラスに入ると持続力だけでは足りず、そこに瞬発力も欲しいので、その意味では現状のパフォーマンスではちょっと足りないでしょう。
 マイルに伸びてあの時ほど脚を使えていないのもあり、前走は度外視としても、流石に54kgの恩恵があれど前に行ける馬ではなし、高速決着の実績もなしなので、未知数の部分の伸びしろに期待するしかなく、人気はしないでしょうけれどそれでもあえて拾うのはリスキーかな、と見ています。


・ムーンクエイク

 むしろ藤沢勢ではこの馬の勢いを買いたいですかね。
 前走は思ったより後ろになりましたが、そこから高速馬場なりの素晴らしい持続力を発揮して、サトノアレスやキャンベルジュニアをしっかり競り落としてきたのは新境地、という感じでした。
 マイルに戻ればもう少しポジショニング面も期待出来ますし、超高速馬場でパフォーマンスを上げる傾向が強いアドマイヤムーン産駒で、時計的にも前走がそれなりの裏付けにはなります。

 無論はじめての強い相手と斤量で簡単ではないと思いますが、自身フラットのバランスを意識して前半攻めていければ、46-45,5くらいの競馬で更に素質が開花する可能性を感じますし、上手く逃げ・先行馬を見ながらスムーズに入れる並びを貰えるようなら重い印まで考えています。


・キャンベルジュニア

 この馬も近走はようやく走りに安定感が出てきましたし、高速馬場でハイラップを踏んでの粘りは魅力があります。
 前走は結果的にあれでも後ろ過ぎたかな、という感じで、ただ1400mですと物理的に最初の出足の差でポジションが取れなかった面はあるでしょうから、今回マイルに戻って、内枠でポケットあたりをスッと取れる、或いは外から先頭列に楽に入っていけるようならかなり楽しみになってきます。
 これまでの走りからも後半要素に限界はありますので、こちらも45,8-45,8くらいのフラットイメージを持ちたく、まあ前のペースメイク如何ですが、最近の石橋Jは非常にせっきょくてきに乗れていますし、そこに期待すれば面白い一頭にはなってくるでしょう。


・ヒーズインラブ

 前走はキャンベルジュニアを楽に差し切り重賞初制覇、元々高速決着は比較的得意にしており、その勢いのままにここでも好走を狙います。

 まあ餅時計があるといっても、このレベルに入ると更に縮めないといけない、かつタイトに流れやすい中で色々厳しいとは思いますが、馬自身は確実に充実期に入っていますし、馬群の中での立ち回りも上手い馬です。
 なのであまり無理に先行争いには加わらずに、中団のインくらいでじっと足を溜める形になれば、現実的な後傾バランスで時計を詰めてくるチャンスはあると思いますし、勝ち負けまではともかく他の馬の伸びしろ次第では圏内食い込みくらいはあっても驚けません。

 流石に外枠から正攻法では厳しいと思いますし、馬場のバイアスなども含めてですが、今のところは流石に印が回る余地は薄いかな、というイメージです。


・ウインガニオン

 典型的な夏馬ですし、速い時計の決着も苦手とはしていないので、コスモセンサー的な競馬が出来るとしたらこの馬かなと思います。
 ただ本質的には前傾戦で強いタイプではないと思っていますので、自身平均くらいのイメージでポジジョンを前後したいですし、あくまでも逃げに拘る形ですと難しいかもしれません。
 理想はレーヌミノルあたりが逃げてくれて、その番手で46秒そこそこで入っていく形でしょうし、スムーズな競馬が出来れば侮れない、とは思いますが、前傾戦にはちょっと弱い、という部分が他の馬を削ぐ、と言う観点でネックになるとは思うので、多分印は回せないかなぁと思います。


・レーヌミノル

 こちらもハイペースの高速マイルでどこまでやれるかの期待感はありますが、どうしてもそういう競馬ですとアエロリットに勝てるイメージはないですし、どうあれラスト1Fは甘くなりますから、このメンバーでそれでも圏内に残る、というのはちょっと現実的ではない気がします。


・ブラックムーン

 地味にこの馬は穴として面白いかも、とは思っています。
 まあいつ走るかわからないタイプではありますが、時計面では米子Sが裏付けになり、かつあのレースで見せた後半推定43,8という爆発力は脅威ではあります。
 あと府中では、キャピタルSがかなり強くて、少し荒れ馬場だったとはいえ一貫して淡々と流れた中でしっかり突き抜けており、あれを高速馬場でも再現できるなら、というイメージは持てます。

 基本的に追走力が足りない、前半急かされ過ぎるとダメなイメージは強いですが、キャピタルSはある程度流れに乗っても崩れていませんし、あまり緩急をつけるより、出足のままに惰性でついていく形の方がいいのかもですね。
 外枠でそういう形を意識しやすい状況なら、末脚の絶対量だけ見ればここでもトップクラスですし、まず人気はしない状況ですので思い切って狙ってみる価値はあるかも、とは感じています。


・ダッシングブレイズ

 この馬も高速決着そのものは悪くないと思いますし、流石に家賃が高い面はあれど嵌ればいい後半要素を持っているのは確かなので、全く視野に入れずに、というのは危険かもしれません。
 ただどうしてもマイルで前半から流れるとポジションは取れず、追走でも甘くなりがちで、ブラックムーンともども前走の時計勝負で何もなかったのも印象は悪いので、そのあたりをどう判断するか、ですね。少なくとも穴で狙うとしたら私は今回はブラックムーンの方かなとは見ています。


・スターオブペルシャ

 地道に力をつけていますし、前走も好時計でタイセイサミットを撃破したのは悪くないですが、流石にここでは家賃が高いと思います。
 ただ追走力はかなりいいものがあるので、予想外に超ハイまで振れて、そこで流れに乗ってスムーズに、という形でなら掲示板くらいに食い込んでくるチャンスはあるかもしれませんね。でも時計面の裏付けはほぼないので、上がり馬の中でも狙いにくい一頭にはなると思います。


・ウエスタンエクスプレス

 最後に香港のこの馬ですが、去年のビューティーオンリーに続いてそこまで侮れないとは思います。


 折角なので香港のサイトでのこの馬の全成績欄を貼っておきますが、とりあえずこの馬が台頭したのは去年末の香港マイルで、そこからかなりコンスタントに使われつつ近走はまた調子を上げています。
 香港マイルとチャンピオンズマイルの2着もそれぞれに評価できる走りではありますが、個人的にこのレースに向けて面白いと感じるのは2走前のチェアマンズトロフィーですね。

 このレースはかなり時計が早く、海外のレースですので最初の1Fからざっと1秒引いて考えますと、45,88-45,96と、香港にしてはかなり前半が早いバランスの取れた内容です。
 その中でこの馬は、いつもより下げ気味のポジションから46,7-45,2くらいのバランスで1,31,9で走破出来ており、これは安田記念を31秒台で乗り切る上での担保になる走りだと感じました。
 かつ勝ったのがそういう高速決着には未だに強いビューティーオンリーで、この馬が去年0,3差で6着ですから、少し噛み合う所があればこの馬でも圏内突入のチャンスは十分あると感じています。

 無論はじめての遠征や左回りなど克服すべき課題は多いですが、ペース次第でしっかりポジションをコントロール出来るクレバーな馬ですし、好位から高い後半要素を繰り出せるのも魅力で、流石に重い印まではともかく、出来れば連下では押さえておきたい一頭、という評価にはなりますね。



posted by clover at 08:49| Comment(12) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎度!
引退イヤー突入のロードカナロア相手にマイティーによるブン回し殿一気族の走りには今までも脳裏に浮かぶレースです。

今回、主人さんの仰る通り。
香港騸馬は侮れないと思ってます。
ただ、ダービーでボウマンはやらかしたわ。
クリッパートン継続騎乗は良いが、
ジョッキー含めて府中左回り未経験で不安もあるけど。(苦笑)

そして香港競馬の時計計測方法は日本と違って、
ゲ-トが開いた瞬間からだと思うので。
従って時計は日本より若干遅くとなりますが、
香港騸馬は実際のところ速いと考えられるだけに。
追い切り気配次第で軸に考えます。
スワーヴ陣営!マイルのスピード舐めたらアカン!とw
前走のダメージ深いエアスピネルに勝ったサングレーザーにも乳酸の蓄積によるコースレコードダメージもあっても?と不安視も残る中で。
不良馬場でタイキシャトル相手に前々ポジションから良い勝負したオリエンタルエキスプレスに続き、
クリッパートン!下手打たんで頼むと。(苦笑)


また、典でないのが残念なアエロリット。
リスグラシューに勝てるスピードポテンシャルがあるだけに。
エポカドーロとは違い気性面がじゃじゃ馬なだけに、
再び折り合い重視で挑まれると心許ない心境にはなります。

それと、
アドマイヤムーンの息子たちは不気味ですね。
ファインニードルも奥手ながらG1制覇天晴れであり。

ただブラックムーンの場合は、
いつも不気味だけで終わってしまいますが。(苦笑)
Posted by ギャロップ at 2018年05月29日 14:58
>ギャロップ様

 いつもコメントありがとうございますー。

 私もあのマイティの渾身の追い込みと、それでも不利を受けて届かずに涙した浜中Jの印象は強いですね。
 あの頃の浜中Jはいい騎手だったはずなんですけどねぇ…………。今じゃ当時の岩田J並みのヒールイメージですし、そのせいで騎乗がすっかり委縮してしまっている感じで、騎手の浮沈というのも悲喜こもごも、色々あるなぁと思います。

 元々ボウマンJ予定だったんですよねぇ。馬自身にはテン乗りでしたけど、今の府中の特徴ははっきり掴んでいたジョッキーだっだだけに、そのあたりがどう出るかでしょうか。
 クリッパートンJも香港では地味ですけれど、一応オージー出身なので左回り自体は経験がありそうですよね。ただ府中は正真正銘初参戦なだけに、出来ればひとつくらい、本番の前に芝レースに乗れるといいんですけれどね。

 まあ馬自身は先行力と機動力がある良い馬ですし、先週同様に前有利、イン有利が続くようなら尚更に怖い一頭だとは思っています。

 サングレーザーも確かにレコード勝ちの反動は考えておくべきでしょうね。元々京都マイルと府中マイルは微妙にリンクしない舞台ですし、ただやはりマイル路線での力関係だけで言えば今はもう現役最強には思えるので、直前の気配なども注視しつつ評価したいです。

 アエロリットの菊沢厩舎は、横山Jが乗る時はジョッキーにお任せー、でいいかもですけれど、戸崎Jを配するならしっかり指示出しして欲しいですね。
 もっとも厩舎側が前走の敗因をどう捉えているか、という点もありますし、ゴリゴリの時計勝負に持ち込めば勝ち切るチャンスはあると思うだけに、今度は悔いのない競馬をして欲しいですが……………。

 ブラックムーンは確かに期待感「だけ」は凄い馬ですけどね(笑)。
 ただ少なくとも流石に今回は全く人気しないでしょうし、激走するだけの条件そのものは整っている、とは思うので、結構楽しみにはしています。
Posted by clover at 2018年05月29日 16:42
こんばんは★ 私も出走馬眺めて、軸に選びたいなって思うのはサングレーザーです。

ただ、マイラーズカップ勝ち馬ってことごとく安田で人気裏切る傾向にあるんですよねえ。

リスグラシューとアエロリットもVMが春の最大目標だと考えると、お釣りがあるのか微妙ですよね。

スワーヴとリアルスティールも普通に考えると、厳しいような。

ペルシアンとレッドファルクスを相手に選ぶのが無難なのか、今年も悩ましいですなあ。

タワーオブロンドンはダノンプレミアムが出てくるならともかく、ここではまだ力不足だよなあと思っています。

ムーンクエイクは豪華メンバーに混じると地味なんですが、押さえておかないとですよね。

昨年はロゴタイプが強烈な印象を植え付けてくれたので、今年も面白いレースになれば。

個人的にはトロットサンダーとエアジハードの印象が強く残っています(笑)

古いですね(笑)
Posted by J.N at 2018年05月29日 18:18
cloverさん、こんばんは。

人気になりそうな馬に持ち時計がないのは、予想を難解にさせますよね。
府中のマイルはディープ産駒のイメージですが、今年はどうなんでしょうか?

・サングレーザー
長所➡️時計勝負は問題なし
短所➡️マイラーズCの勝馬が安田記念で不振。初の府中。初の58キロ。

・サトノアレス
長所➡️道悪の富士S以外はマイル連対及び府中は馬券圏内。
短所➡️時計勝負?

・リアルスティール
長所➡️実績は申し分なし(意外に長所が出てきませんでした)
短所➡️時計勝負?マイル?1800~2000mはいいけど。

ちょっとデイリースポーツのようになってしまいましたが、軸にするのもやや心許ない感じです。

気になっているのはダービーで中途半端な騎乗をしてしまった田辺のレッドファルクス、オークスは残念な3着・ダービーは大健闘の3着だった石橋のキャンベルジュニア、人気もないし気楽に乗るであろう一応持ち時計のある秋山のブラックムーンです。
アエロリットは買いたいですが、ご意見のあるように横山に戻して欲しかったなあというのが本音ですね。

今週はダービー以上に予想に難儀しそうです。
Posted by 愛媛の虎 at 2018年05月29日 19:32
>J.N様

 いつもコメントありがとうございますー。

 結局このレースも、確固たる軸馬!って決め切れるだけの推しポイントがばらけすぎていて、本当に予想が難しいんですよねぇ。
 しかし藤沢厩舎の3頭回避はマジ勘弁だなぁ、と。流石にムーンクエイクくらいは出そうよ、って思いますし、モズアスコットが不憫っちゃ不憫ですよね。来年からは降級がなくなるので、4歳馬不遇のスケジュールも解消されるんでしょうかねぇ。

 私もエアジハードの時は違う意味で印象に残ってますけどね。
 当時は熱狂的グラスファンだったもので、まさかここで負けるとは微塵も思っていなかっただけに呆然でした。結果的にエアジハードもかなり歴史的にランクの高いマイラーだったわけですけどね。
 ただあの当時のマイルの時計と、今の府中マイルはまた別物のイメージですし、トロットサンダー的な競馬でマイル無敗、とかはもうまず無理でしょうねぇ。

 それもあってか、最近はモーリス以外確固たる強いマイラーっていないイメージですし、けれど特に安田記念は、マイルでこそ強い馬が勝って欲しいレースですので、今の高速馬場ならやっぱり中距離馬はご遠慮願いたい、ってなっちゃいますかね。
Posted by clover at 2018年05月30日 16:11
>愛媛の虎様

 いつもコメントありがとうございますー。

 本当に今年のレースは例年にも増してペース読みが大切と言うべきか、前半の入り次第でガラッと上位に来る馬が変わりそうな雰囲気はありますし、結果的にダービー同様人気の盲点で決まりそうな気配はします。

 レッドファルクスは普通に走ってくれば勝ち負けだとは思うんですけれどね。今の田辺Jはちょっと安定感がないのが気にはなります。
 こういうレースこそ、軸をビシッと決めて的中させたいところですね。週末まで色々悩みましょう。
Posted by clover at 2018年05月30日 16:18
今日も、こんばんは★ いやあ、ここで藤沢厩舎三頭回避知ったのでビックリというか、なんというか...

G1でこういうのは頂けないですねえ。

海外なら直前回避は当たり前ですが、日本の競馬でファンをないがしろにするのは、よろしくないかと。

モズアスコットも可哀想ですがグレーターロンドンも登録してれば出れたじゃないかって。

サトノアレスも心配になってきました(笑)
Posted by J.N at 2018年05月30日 17:57
>J.N様

 結局16頭立てで確定しましたね。
 というか、前週負けた時点でモズアスコットは出られないと思ってプレビューでも触れなかったのですけど、一走余分なのはともかくとしても力量的には侮れないだけにまた悩ましいなと。
 確かにこうなるならグレーターロンドンにも出てきて欲しかったですねぇ。勿論この馬にしても、京王杯で負けたのがいけないのだからなんとも、ですけれど。

 裏を返すと藤沢調教師はそれだけサトノアレスに自信を持っている可能性もあるんですけど、それでもコロッと負けたりするのが競馬ですからね、改めてこちらも扱いに悩みますし、素直に応援しにくい心情にもなりますよね。
Posted by clover at 2018年05月31日 18:44
度々失礼致します。
結局モズアスコットは出走するんですね。

今回は藤沢厩舎の三頭出馬取消による件で注目されてますが、ケースは違えど、クロフネの秋天出走を阻み、批判を受けながら秋天でテイエムオペラオーを倒したアグネスデジタルの件を思い出しました。

あの時は出走させる白井厩舎に並々ならぬ批判が集まりましたが、優勝することで雑音をシャットダウンさせました。

今回は藤沢厩舎としては、何かルールを破ったわけではありませんし、一方でモズアスコット陣営もそれまでに賞金を加算できていれば問題は何もなかったはずですが、クロフネの件程でないにしても藤沢厩舎に批判があるのは事実です。

そうなると唯一藤沢厩舎から出走するサトノアレスは馬券圏内突入なのだろうかと勘ぐるのですが、cloverさんの見解は如何でしょうか?


Posted by 愛媛の虎 at 2018年05月31日 20:23
>愛媛の虎様

 クロフネの時もそうですが、前哨戦で負けて出走に必要な賞金獲得できなかった以上、周りの動向に振り回されるのは仕方ないとは思います。
 ましてデジタルの時はその時点でれっきとした芝GⅠ馬でもあったわけですし、ただ春の芝成績が芳しくなく、直前の南部杯が強かったことで外野が勝手にダート馬と決めつけていた部分もありましたから、そのあたりの見識の甘さを貫く毅然とした在り方だったとは。

 別に今回にしてもルール上は勿論問題はないんですが、どちらかと言えば大挙登録だけしておきながら、強いて深刻な理由もないのに直前回避を3頭も出してフルゲート割れさせてしまった事の方が、非難の対象度としては高いんじゃないかなぁと思っています。

 無論そういう采配を揮う中で、藤沢師がサトノアレスの状態に自信を持っているのは間違いないですし、後ろから行く馬ですから前の馬が一頭でも減るのは競馬がしやすい、という観点はあるでしょう。
 ただ多分それは穿ち過ぎで、そもそもこのレース、有力馬のほとんどは後ろからの差し馬ですから、本来力がちょっと足りない馬で勝ちを狙うなら、少しでもレースに紛れを作ったほうが面白いはずです。
 そう考えれば単純に馬本位に徹しただけ、とはなるのでしょうし、その意味でデジタルの時とは事情が違うかなぁ、とは考えます。少なくともこの馬の力で圏内確実、とは流石に思えないんですけどね。
Posted by clover at 2018年06月01日 03:59
clover様

ご意見を頂きましてありがとうございました。

サトノアレスは藤沢のゴーフォザサミットで下手を打った蛯名ですから、巻き返しに期待したいなあと思ってたところに今回の騒動がありましたから、何かあるかなあと思い、当馬の実力以上に自分が評価を上げてるなあと。

あとはモズアスコットは結局ここで無理するより秋に狙うべきレースに出走できるよう確実に賞金を上乗せする方が先決かなあと思いましたけどね。

矢作厩舎の目標がスプリンターズステークスなのかマイルCSかわかりませんが、例えば、スプリント戦ならCBC賞等、マイル戦なら中京記念等に確実に勝ちに行き、秋のG1の前哨戦まで休養に充てるようにしてほしいですが、こればっかりはオーナー也、調教師也が決めることですものね。

色々難しいですね。今回の予想はもっと難しいですけど・・・。

Posted by 愛媛の虎 at 2018年06月01日 12:37
>愛媛の虎様

 サトノアレスはなんだかんだ、一か八かを狙うならいい枠引けましたし、前走で敢えて外から使える脚を測った、と考えれば怖さは出てきちゃいましたけどね。

 モズの馬主さんはそんなに無茶使いを求めるようなイメージでもないですし、厩舎主導の雰囲気はあるのですけどね。
 まあ結局終わってみないと正解かどうかはなんともですし、でも仰る通り、素質ある馬だけに秋に向けてダメージが残る形で結果も残せない、となると勿体なさは出てきますね。
 フランケルの仔って一度リズム崩すとその後が微妙な馬が多いですし…………。
Posted by clover at 2018年06月01日 17:05
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