2018年05月17日

高速持久力適性、という概念

★はじめに

 色々コメントなどで持続力と持久力の関係性など改めて考える機会を戴いたりもしたので、丁度サンプルケースも直近にあることですし、高速持久力適性という性能について少し考えてみましょう。
 以前の記事でも触れているように、持久力と持続力ラインの分水嶺はレースの距離や馬場、通したコースなどでも変わってくる繊細なもので、また当然馬そのものの特性でも違いが出てくると思っていますが、それがより顕著に出やすいのが高速馬場だとは以前より考えていました。
 その場合有利になるのは単純に一瞬の脚の速い馬で、時計勝負の中で全体のハロン平均も、最大瞬間のラップも速くなる中で、自身ハロンで最高の脚が11,0の馬と10,5の馬では、当然持続力ラインに入ってくる数字がガラッと違ってくるはずなんですね。

 実際に、ただイメージ的に11秒前半の脚に入ってきたら持続力ライン、と見做していると、それだけでは説明の出来ないレベルで長い脚を使う馬は時々いますし、それが超高速馬場巧者による持久力ラインでのロンスパだと考えればしっくりくるわけですね。
 ではどんな馬がそれを繰り出す事が出来るのか、その適性の条件などを、実例を踏まえながら考えていこうかなと思います。


★サンプル1 サトノアラジン

 私が明確に高速持久力、という適性を意識したのは、この馬がまだ本格化する前の走りを見た時でしたので、ここから入ってみようと思います。

春興S&モンゴル大統領杯賞>

 まず春興Sは、テンの入りだけ遅くて後は淡々と11秒半ばのラップを刻み続けた、48,0-46,2というバランスでのレースです。
 ちなみに同日は皐月賞でドゥラメンテが驚異的なラスト1Fの差し脚を見せた日でしたが、その次の最終レースのサトノアラジンも上がり32,7を駆使、しかもラスト1Fで10,6くらいの脚を使ってのもので、これは中々のインパクトでした。
 このレースは中盤が緩んではいないので傍目にはタフなのですが、この馬自身は後半5F56秒を切るくらいの脚を使っており、それでいてラストに圧巻の切れを引き出せたと言う事は、それだけ長く11秒前半の脚を駆使しても余力が残っていた=持久力ラインで走れていたと見做せます。

 次のモンゴル大統領賞もかなりのインパクトで、超高速馬場ながら中盤が最も早く、1000-800m地点で11,1を踏んでいるようなロンスパ戦でしたが、その中でこの馬だけ断然の上がり33,5で突き抜けています。
 ここもやはり5F56秒そこそこの脚を使っていて、けれどこの馬自身はずっと11,2~3を刻み続けて最後まで止まらず伸びてきており、とにかく高速馬場条件での持久力性能が非常に高い馬でした。

<安田記念(6歳時)>

 そしてこの馬のベストバウトである、唯一のGⅠ勝ちにもなった去年の安田記念です。
 このレースはロゴタイプがかっ飛ばして45,5-46,0のタフなペース、かつ中盤も緩まず、600-400m地点が11,0で最速と、非常に底力とスピードが強く問われたレースではありました。
 その中でもこの馬は上がり33,5、5Fで56,6相当の脚は使っており、やはりバランスとしては、画像で見ても600-200m地点では一気に差を縮められているわけではないので、11,1~5範囲の脚を長く長く使ってきたと解釈すべきでしょう。

 またそれを、前半3Fを34,9で入っていながら繰り出せたことが優秀で、高速持久戦の適性がある馬でも、マイルの最上位で勝ち負けする場合は最低限最初の3Fを35,0程度では入らないとならない事にはなるので、この点は今年の安田記念を考える上でも面白い数字になると思います。


★サンプル2 ウインテンダネス

 折角なので先週の緑風Sで圧巻の逃げ切りを見せたこの馬も拾っておきましょう。
 2400mで2,22,9という時計も圧巻ですが、それを後半69,2というハイラップの6Fロンスパで出してきた事は驚異的で、色々噛み合ったとはいえそのポテンシャルの高さが浮き彫りになる結果ではありました。

 この馬も以前に府中2000mで上がり32,9を駆使しているように、瞬発力の質には担保があったものの、今まではスタートが安定しないのと、切れ味そのものは持っているけれど坂加速が苦手っぽくて、この2000m戦の時みたいに最後方から早めに動いていく形ならともかく、好位馬群の中から自力で坂地点の加速を問われると反応が悪かった、というあたりが不安定な戦績の要因だったと思います。

 その意味でスタートを決めて逃げが打てた事、前半自体はスローにコントロール出来た事と、後ろの仕掛けを待たずに向こう正面から動いていった内田Jの果敢な判断が功を奏した内容だったと言えるでしょう。
 ラップ的にも11,7-11,3-11,5-11,2-11,5-12,0と、残り1000-400m地点で34,0とかなり速い脚を駆使しつつも最後そこまで止まっていない所から、最低でも600-400m地点の11,2地点までは持久力ラインで走れていたのかな、と思いますし、こんな風に高速馬場で5Fくらいに分散してあげる事で才能が開花する馬は思っているより多いのかもしれません。


★サンプル3 スワーヴリチャード

 当然この馬の場合は大阪杯になります。
 実質的に超高速馬場だった中で、レース自体が61,1-57,1とふざけたスローバランスになっており、上位に来た馬はそれなりに高速持久力適性があったとも言えるのですが、その中でもやはりいち早く後方から動いて、自身5F56,5前後で上がってきたこの馬が出色だったのは間違いありません。

 スワーヴリチャードという馬を考える時に、そこまでのレース内容から判断すると、この馬の最大の武器は加速性能の高さで、瞬発力の質もそこそこあるのですが、ただ持続力は少しだけ甘い、という認識でした。
 それはダービーで、11,3-10,9-11,4という推移の中、10,9地点でレイデオロに肉薄、けれどラスト1Fでは逆ら少し離されたあたりや、なんなら直前の金鯱賞でも11,2の地点で10秒台の脚を繰り出したことで、ラストは少し甘くなっていると考えられたからです。

 ただしこのレースでは、コーナーから11,2-11,1-11,4-11,6というえげつない推移なのにラストまでほとんど落としておらず、かつこの馬自身コーナーでは仕掛けをワンテンポ待っていた経緯も含めて、この馬場でギリギリ持久力ラインで走れていたからこそラストまで落とさず突き抜けられたのかな、と感じました。
 逆にアルアインやダンビュライトあたりは瞬発力の質面で少し劣る分だけ、コーナー地点から持続力を問われて最後甘くなっていると思います。

 この馬とサトノアラジンの違いとしては、サトノアラジンは京王杯SCなどからも、持続力が問われてもかなり強かったのに対し、明確に持続力特化戦になった時は少し甘いかも、という懸念があるところです。
 高速馬場ですと加速にも段階が多くなりますが、その中で最速まで上げてしまうとすぐ甘くなるけれど、その一歩手前の4速くらいでなら長く脚を使える馬、というのも一定いるのかな、と思っていて、近年ではアンビシャスなんかはその典型例だった気がしています。

 この馬も高いレベルで言うと、10秒後半まで脚を問われてしまうとそこで使い果たしてしまうけれど、11秒前半までなら長く維持できるのかな、と感じたので、最上位のレースではこの前のように自分から動いて5Fくらいに分散してしまう方がプラスだったと考える事は出来ます。
 ただしこの馬の場合、まだ前半の追走力面には明確な担保はありません。
 アラジンの項で書いた通り、後半1000mを56,5で走れる馬でも、前半3Fは35,0が問われるのが高速馬場での安田記念、というレースですので、そこで単純な先行力的にも、追走力的にも35,0をクリアできるかが、安田記念で好走するための最重要条件になってくると思います。
 少なくとも皐月賞でハロン12を切るペースは問われてイマイチだったのがあるので、そこからの成長がどこまであるかですし、取捨には悩ましい馬になりますね。


★サンプル4 リスグラシュー

 この馬も直近のヴィクトリアマイルになりますが、この馬の場合中盤2Fではほとんどポジション差が変化していないように見えますので、後半5Fで推定56,0くらいの上がりを駆使しています。
 流石にこのラインまで来ると、どこかで10秒台の脚を織り交ぜないと厳しいのですが、それを400-200m地点、ゴールに比較的近い地点まで温存出来ている事で、そこまでは持久力ライン、最後の2Fは持続力ラインと段階的に脚を使っているイメージですね。そしてその分だけラストまで失速を抑えられたと言えますが、でも残り50mあたりでは結構鈍っていますしこの辺の判断は難しいところではあります。

 ただこの馬の場合も明確により高速決着になった場合の不安はあって、このレースでは前半36,3でしか入れていない点です。
 外目の偶数枠でスタートも先ず先ずながら中々ポジションが取れていませんし、内枠だった東京新聞杯でも自身の3Fは36,0前後ですので、そこから最低でも0,5秒は前半で詰めてこないと、1,31,5ラインの決着には参加できない計算にはなります。
 追走力自体はこの馬はそのくらいのペースを問われてもやれると思うのですが、絶対的なポジショニング、先行力の面で時計勝負に不安がある一頭かなと思いますし、安田記念に出てくるようならそこは留意しておきたいですね。


★サンプル5 ディープインパクト

 この馬が春天を勝った時点では、ここまで突き詰めて概念的な整理はしていなかったので、桁違いの持続力を持っている馬、という認識でしかなく、勿論それ自体が間違いではないのでしょうが、ことこの春天に関しては高速持久力適性をフルに発揮していたのではないかな、と最近では考えるようになりました。
 後半のラップ推移が12,7-11,3-11,0-11,2-11,3というレースですが、この12,7の地点で最低でも5馬身差を一気に捲り切っていますので、そこを11,7と推定しても後半5F56,5、3200m戦としてはやはり有り得ない数字ですし、全体時計的にも当時の大レコードだったわけで、改めてその破格の脚力が伺い知れますね。
 ただやはり、これを持続力戦と判断すると、ほとんど800-600m地点から4F脚を維持している計算になってしまうので、流石にそれはいくらディープでも、という感じで、ここも最後までエンジンをかけ切らずに4速くらいで走り切った上の数字なのかな、と。

 どうあれ、高速馬場での後半要素、という観点では、持続力特化でも高速持久力戦でも、歴史上でこの馬が最強ではないかとは思っています。
 逆に標準~タフな馬場での通常ラインの持久力勝負、或いは3F特化での持続力・瞬発力勝負ならオルフェーヴルの方が強かったのでは?とも思いますけどね。


★まとめ ~高速持久力適性に必要な性能とは?~

 これはまずシンプルに、瞬発力の質を保持しているかが一番肝要な部分だと思います。
 最初にも書いたように、最大でハロン11,0の脚しか使えない馬が、持続力ラインに入る事なく11,2~11,3の脚を続けるのはまず無理だと思いますし、グレーターロンドンのように最大瞬間なら10秒前半に入ってくる馬ですと、それこそ京王杯SCの後半5Fで55秒を切っている、そういうレベルの脚を使えるのでしょう。
 なのでまず高速適性が未知の馬を評価するときに、過去に一回でも10秒台の瞬発力を発揮しているか、という観点はひとつの有意なフィルターになると思います。

 あともうひとつ、単なる高速馬場適性でなく、高速持久力適性として考える時に大切なのは加速力、とりわけそれを段階的にコントロール出来る事だと思っています。
 スワーヴリチャードなどを見てもそこは明快で、一度動き出してからも一気にトップスピードに入らず、騎手の指示に従順に最高速手前でコントロールできなくては、こういう分散した競馬で脚を残すのは難しいですし、単純に捲りの競馬、という観点で見ても、一気に馬の気分に任せて捲り切ってしまうとラスト甘くなるパターンがほとんどなのはここのコントロール性能に拠るのかな、と考えています。

 例えばエピファネイアという馬は、JCのパフォーマンスだけなら馬場を踏まえた勝ち時計を含めて最強クラス、あのレースのこの馬を捕まえるのは、それこそディープやオルフェーヴルでも厳しいかもしれない、という水準でした。
 それはレースが前半から淡々と流れて波の少ないラップになり、後半の持久力性能をフルに生かせたからで、この馬に関しては瞬発力の質も保持していたので、高速持久力戦でも間違いなく強かっただろうとは思っています。
 でもこの馬にはその為の致命的な欠点があって、ギアの上げ下げが上手くなく、ひとつ合図を送ったら遮二無二最高速まで走り切ってしまう気性、そして純粋な持続力面では甘かったことが更なる大成を妨げた、と言えます。

 その意味ではエンジンの掛かりが鈍い馬も、結果的に高速持久力適性に噛み合う場合が多いのかもしれなくて、ただより性能的に上位なのは、スワーヴリチャードのように瞬時に動けてコントロールが効くタイプでしょうね。
 なので結論としては、まず何を置いても瞬発力の質を持っている事、それに加えて加速性能の高さと操縦性の高さを併せ持った馬はこういう高速持久力勝負に強い可能性が大きい、と判別できるかなと踏んでいます。

 今年のオークスは天気予報が微妙なラインですが、乾けば高速馬場は必至ですし、その上でミルコJのサトノワルキューレあたりが向こう正面から仕掛けて高速持久力が問われるレースになる可能性がちょっとあるかな、と思っています。
 その場合、当然フローラSで適性証明済みのサトノはともかくとして、2強が条件的にどうなのか?となるのですが、この2頭も瞬発力の質と操縦性を併せ持っているイメージなので、結局どういう展開になっても崩れないんじゃないかな、というのが、高速馬場でのパターンを踏まえた上での現状の判断です。どちらも勝つためには最上に近い枠を引けましたしね。
 まあその辺の結論は土曜日として、とりあえず春シーズンは特に高速馬場になることが多いので、時計を詰めてこられる可能性がある穴馬を見つけるという意味でもヒントになる観点かなと思って書いてみました。


posted by clover at 18:59| Comment(4) | 能力分析ツール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
感覚として分かっていることを、言葉にして表現し尽くしてしまうことの難しさがあると
思うのですが、cloverさんはその表現力が凄いですね。俺は絶対無理だな(^^;

読んでいて、4速なら長く維持できるっていうのは限られた馬が持ってる才能だと
思っていたけど、そうじゃなくてどの馬でも4速のスピードは長く維持できるけど、
4速のギアを持っている馬が限られているのかなと思いました。器用な馬はそれこそ
9段変速くらいのギアを持っていて、不器用な馬は3段とかくらいしかないとか。

…ここらの表現力がないのでうまく伝わらないかなぁ…

そもそもの発端のレーヌミノルですが、ここまでのマイル戦のレースラップは

阪神JF3着 46.7-47.3(前傾0.6)
クイーンC4着 46.8-46.4(後傾0.4)
桜花賞1着 46.5-48.0(前傾1.5)
マイルCS4着 46.7-47.1(前傾0.4)
ヴィクトリア10着 46.8-45.5(後傾1.3)

レーヌミノル自身の推定上がり3Fラップは

阪神JF 35.2(11.5-11.4-12.3)
クイーンC 34.5(11.3-11.2-12.0)
桜花賞 35.4(11.2-11.4-12.8)
マイルCS 35.0(11.4-11.4-12.2)
ヴィクトリア 34.5(11.0-11.0-12.5)

つまりレーヌミノルは、

➀前半のペースが遅くても末脚の最高速度の持続力は2Fが限界
②末脚の最高速度がハロン10秒台まで出せない
②ペースが速くてもトップスピードが削がれずに引き出せる

という3つの特徴があるので、今回のヴィクトリアマイルは決してバテた訳ではなく
負けるべくして負けたと言えますね。レーヌミノルはテンの最高速度は速いはずで、
加速力があるのはパワーがあるから、後半要素が弱いのはスタミナ不足
が理由になるんじゃないかなと思ってます。

もしレーヌミノルが勝とうと思ったら、例えば今回の馬場ならややハイ程度だと
45.5-46.0=1.31.5くらいになってしまうと好走しても勝ちきれないでしょうから、
完全にハイペースに振って44.8-47.2=1.32.0くらいに持ち込むくらいの気合を見せてほしかったですね~。それが出きる
臨戦過程だったと思うんですけどね。

いろいろと書いてみましたが、自分の考えをまとめて伝えるというのは難しいですね。
取り留めがなくなるばかりで…
Posted by I.C.スタッド at 2018年05月17日 23:54
>I.C.スタッド様

 いつもコメントありがとうございますー。

 でも私も似たようなイメージですよ。
 馬場状態次第、特に高速馬場ですとでギアの変則数は大きくなりやすいはずです。
 そしてその中で、馬の習性を利用してのレースの流れに合わせた上げ下げは出来ても、意図的にそれをコントロール出来る馬は貴重なのではないかなと。

 横山Jが2周するレースでたまにやる横ポツンからの押し上げとかも、他の馬の近くにいるとペースを合わせてしまう習性の枷を外して、あくまで自分のリズム、ニュートラルなペースで押し上げる為の戦略だと思います。
 なので、馬の傍でゴー&ストップが出来たサトノダイヤモンドやレイデオロ、こないだのスワーヴリチャードなんかは本当に凄いんだろうと。
 でもテン乗りキセキでは失敗していましたし、やっぱり簡単ではないはずなんですよね。
 
 なので個人的に気になっているのは、そういう馬を調教やレースの中で作っていけるものなのか、人間側が意識して組み込んでいる要素なのか?ってところですね。
 オルフェーヴルなんかはそれこそ口笛だけで動いたとか、後は普段から前進気勢が強すぎて、騎手がブレーキを外しただけで加速出来る馬なんかもいるわけです。

 でも逆に、性格的に従順だけど細かいギアは持っているタイプに、調教やレースの中でこういう合図の時はどのくらいの力加減で走るのか、というのを教え込めるとして、それを乗り手が意識的に駆使できるならかなりの強みですよね。
 スワーヴリチャードなんかはミルコJが継続騎乗の中で色々確かめ、教え込む内にああいう競馬も可能だと自信を持てたからこそ、ってのはあったと見ていますし、その意味でも馬を作る意識の高い騎手が継続して乗る意義は大きいんだろうと感じますね。
 まあミルコJの場合、若駒の純粋な教育はあんまり上手くなくて、ある程度完成している馬の引き出しを増やすのが上手い、ってイメージですけど。。。

 レーヌミノルの見解としては綺麗にまとめてくださって、マイルに限って言えばほぼ異論はありません。
 個人的にこの馬で気になるのは、スプリント路線でもイマイチな部分で、特にオーシャンSと高松宮記念は、全体時計を要する条件だった割に微妙だった原因がどこにあるのか?なんですよね。

 元々小倉2歳Sの時点で33,4-34,6のバランスで突き抜けた馬ですし、追走力で苦労しているとは思えないのです。
 細かく言えばオーシャンSの場合、番手外と最高の位置取りだったけれどややペースが遅くて直線で微差とはいえ加速ラップを踏んでおり、この馬自身そこで差を詰めているのが響いたのかな?というイメージで。
 逆に高松宮記念は一貫消耗戦なのですが、位置取りが後ろになり過ぎてやっぱり取り付く地点で速い脚を問われてダメだったのかなと。

 この馬の流れ的に、オーシャンSで前に行ってみても甘かったから高松宮記念は敢えて控えてみた、というのが裏目に出ている気はするのですが、一流どころ相手に一貫消耗戦を自身確実にハイペースを踏んで、という経験がまだないのでまだ判断を留保しています。

 少なくとも高速馬場のスプリント戦ではどれだけペースが上がっても後半要素で足りなくなりそう、それこそ32,8-34,3くらいでも甘くなりそうですし、本質的にはマイルの方が噛み合うとは思うんですけどね。
 一度逃げる競馬をしてしまうとそれしか出来なくなるから、という陣営の意識も尊重はしますけれど、もしもそれで来年のVMあたりまで鳴かず飛ばずになっていたとしたら、そこで45-47のミナレット逃げに挑戦してみても、とは思います。
Posted by clover at 2018年05月18日 04:23
レーヌミノルのことをマイル戦に限定して書いたのは、その後のレースの説明が
ラップでつきにくいから(^^;なのですが、阪神カップと高松宮記念は位置取りが
後ろ過ぎ、オーシャンSは出来落ちだったと解釈しています。

また、阪神カップはハイペースのレースが久々で対応しきれずに位置が取れなかった、
高松宮記念は次のレースのことを考えて位置を取りに行かなかったという違いが
あるように思います。

レーヌミノルは本来の適性を考えれば、千四対応できるスプリンターに育つ可能性が
高かったと思いますが、陣営が距離を延ばすための教育を続けた結果、今のような感じに
なったのかなと妄想しています。本来の適性に沿った育て方であったら、マイルCS
で4着に来るのは難しかったように思います。(桜花賞は本来の適性で勝ったかな
と思います)。逆にオーシャンSを取りこぼすことはなかったんじゃないかな?。

ただ、スピードコントロールの教育の結果、持続力型に馬が変わるわけではないですし、
未だに陣営が溜めて末を伸ばすことを志向していることが、この馬にとって
マイナスにしかなっていないように個人的には思っています。
Posted by I.C.スタッド at 2018年05月19日 10:14
>I.C.スタッド様

 まぁ牝馬ですし、小倉でああいう勝ち方をしたからってスプリンターにしたくないのはあったでしょうけれど、オークス以降の数戦は結果的には勿体なかったですかね。

 ただ今後はスプリント色が強い方向に舵を切っていくとは思いますし、まだ若いですから、ドンキのようにスプリント路線でもう一花咲かせる馬にはなって欲しいですね。
Posted by clover at 2018年05月19日 16:36
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