2018年05月06日

2018 NHKマイルカップ・新潟大賞典 レース回顧

★NHKマイルカップ

 GⅠハンターミルコJの矜持か、昇り調子藤岡佑Jの夢か――――。
 ゴール前手に汗握る大激戦となったNHKマイルカップは、道中後方から鋭い差し脚を繰り出したケイアイノーテックが、内で粘るギベオンを見事に差し切り、武Jの騎乗停止で転がってきた絶好のチャンスを生かして、遂に藤岡佑Jの手に悲願のGⅠタイトルがもたらされました。レースを振り返りましょう。


 まず今日の府中の馬場ですが、やはり昨日のレース後に散水はしたようで、午前中のレースなどは明らかに昨日よりは全体時計・ラップ的に緩やかだったと思います。
 ただそこからしっかり回復して午後はほぼ綺麗な良馬場条件だったと思いますし、9Rの湘南Sが48,8-45,1=1,33,9という酷いスローだったのでなんともですが、一応速い上がりを普通に繰り出せる水準ではあったはずです。
 その視座で言うと勝ち時計の1,32,8はあまり優秀とは思えず、実際にレースでも色々ごちゃつきや適性面での噛み合わなさなど、スムーズなレースが出来た馬が少なかったな、というイメージで、そのあたりは改めて検証していこうと思います。

 レース展開は、まず最高のスタートを切ったのがダノンスマッシュで、この馬がスッと1馬身くらい出て逃げても、という形を匂わせる中、その内からテトラドラクマが押していってハナを奪います。
 その内からファストアプローチにフロンティアも上がっていき、更にはギベオンも絶好のスタートからこの先団に加わる形で進めていって、更に外からは少し折り合いを欠き気味にミスターメロディ、それに釣られるようにカシアスやロックディスタウンも前目に進出していって、間にいたパクスアメリカーナが少し下げて先団の後ろくらいになりました。

 カツジがやや出負けするも、内の馬がみんな前に行ったのでそのスペースを上手く拾って中団まで押し上げ、リョーノテソーロ、レッドヴェイロンあたりも中団の少し後ろくらい、そしてタワーオブロンドンは地味に二歩目で躓いた感じでポジションを取れずに、中団やや後ろのインという苦しい位置取りになります。
 プリモシーンも派手に出遅れ、リカバーしつつ後方イン、ルーカスもそのあたりで、ケイアイノーテックもスタートは五分だったものの二の足がつかずにじっくり後方からの競馬、最後方にデルタバローズが構える、ある程度ギュッと詰まった隊列になりました。

 ラップは34,4(11,47)-23,6(11,80)-34,8(11,60)=1,32,8(11,60)という推移でした。
 ハーフでも46,3-46,5と綺麗な平均ペースで、中盤も概ねこのレースらしくそこまで緩まず、かつ600-400m地点が11,3と後半の最速ラップで、これもお約束通りに持続力面を強く問われる仕掛けどころになっていると思います。
 なので総じてこのレースのベーシックなペースだった、とは思うのですが、この馬場でラストが11,3-11,5-12,0とかなり失速しているのは正直微妙ですね。去年似たようなペースから、11,3-11,3-11,8とラスト2Fで0,4も違うのは、純粋なマイルのスピード勝負巧者が少なかったと考えてもいいのかなと。

 馬場レベルは去年と同等か、それより軽いかもくらいだったと思うだけに、これで差し届いたのはケイアイノーテックが強かったというよりは、前にいた馬が適性的に微妙だったり噛み合ってなかったり、後はよりポジションを取るべき馬が取れていなかったりなど、複雑な要素が絡まっているかなと感じます。
 一応全体の流れとしては一定の追走力は問われつつ、後半の持続力面を持つ差し馬と、高い追走力とそこそこの持続力を併せ持つ先行馬が走りやすいレースだったと思いますし、その中でいかにスムーズに自分の競馬が出来たかの面が結果的には重点が強いレースになっているかなと思います。

 ただそれはそれとして、勝ったケイアイノーテックはしっかり自分の力は出し切る競馬が出来たと思いますし、今年に入ってかなり自身の騎乗スタイルに芯が入ってきた感がある藤岡佑Jに対し、騎乗依頼の経緯も含めて神様がここで勝っておきなさい、と言ってくれたようなレースでしたね。
 実際上げ潮の時に勝ち逃しを続けるとその後が難しいですし、今後の藤岡佑Jの騎手人生においてターニングポイントになる勝利だったようには感じます。

 この馬自身は基本的には出足が良くないので、上手く中団後ろくらいを取れればと見ていたのですが、予想以上に後ろからになってしまって、ただ逆にそれで腹を括って自分のリズム、仕掛けを大事にしたのが結果的に功を奏したのだろうと思います。
 この馬の上がりは33,7で、残り400mで6馬身くらいは差があったのをしっかり詰めきっており、この馬は11,3-10,9-11,5くらいの脚を使っていると感じます。坂地点で瞬間的にもしっかり切れて食い込んでいますし、そこからの持続力が非凡なのも今まで見せていた通りで、このレースで一段とパフォーマンスを上げてきた、というわけではないと思っています。

 前後半でも推定47,4-45,4くらいで、この馬にとっては理想的なバランスの後傾ラップだったと思いますが、この馬場で45,4が桁違いか、と言われるとやはりそうではないだろうなと。
 昨日の予想でも書いたように、前の馬が噛み合っていれば1,32,5は出してくるレースですから、この上がりではちょっと足りないという結果になる筈だったけれど、噛み合った馬が結果的に一頭もいなかった、と考えます。
 とはいえやはり朝日杯組とアーリントンカップ組はなんだかんだで強い、というのは見える結果でしたし、その中で一番自分らしい競馬が出来たこの馬に凱歌が上がったレース、なのでしょう。

 タイプ的にマイルで前半ついていくのは厳しいでしょうし、本質的にはもう少し距離があってもいいと思います。
 流石にダービーまでいくと厳しいでしょうが、2000mくらいならこなせるようになるかなと思いますし、この春シーズンは使い詰めだったのでしっかりオーバーホールして、秋は古馬とのマイルから中距離路線で活躍して欲しいですね。

 2着のギベオンは、スタート前に色々トラブルがありつつも、いざレースになれば流石ミルコJ、という感じでしたし、馬もそれに出来る限り応えようとしていたとは思います。
 ただやはり結果的に見ると、スムーズにポジションが取れて追走を強く求められたのがプラスだったのか、の判断は難しいところですし、先行馬の中ではかなりスムーズに進路確保も出来ていて強い競馬だったのですが、この馬本来の後半要素が繰り出せたという感じではなかったですね。

 一応上がりと映像のイメージ的に、坂地点で一足を繰り出して抜け出す格好になっており、大体11,3-11,2-12,0という感じでしょうが、その切れ味の質も、そこからの持続力もやはりこのペースだと削がれているとは思います。
 それでもしぶとく粘っていますし、このポジションからあの脚を使えたのは今後に向けては大きな収穫で、でもやっぱりマイルの馬ではないかな、というのは正直ありますね。
 結果的にあのポジションを取り切ったというポジショニング面での進展も含めて、素材的にはこの先が楽しみになる走りだったとは思います。やはり藤原厩舎は侮れませんね…………。

 3着のレッドヴェイロンも、完璧に自分の競馬は出来ていますし、それでちょっと足りないのは前走同様ですが、この兄弟らしい府中マイルの適性も見せて今後が楽しみな好走ではありました。
 外枠からある程度出たなりにポジションを取って中団から、コーナーではタイトに回って内の馬を抑え込みつつ、直線でスムーズにパクスアメリカーナの外に出すとスッと伸びて、この瞬間的な加速性能は中々のものがあります。
 ただラストはケイアイノーテックの持続力に捻じ伏せられる格好でしたし、展開も枠の並びも全てがプラスに向いた上での結果ですから、今日のところは着差以上に完敗だろうとは思っています。
 まあ成長力のある血統ですし、レースを重ねるごとにしっかり強さを身につけているのがよくわかる素直なタイプですので、マイル路線の一角を為すような馬に育ってくれればいいな、と思います。

 4着ミスターメロディは、地味に折り合いを欠いた以外は形としてはフィットしているのが面白いところです。
 福永Jは抑えるんじゃなかったの?ってくらいにスーっと持ってかれてましたけど、このくらいのペースならこの馬自身は追走を活かした方が断然良かったと思いますし、実際後半勝負の中で対ギベオンで見劣ったのはラストではなく、坂での加速面でした。

 前走は相対的に坂で切れたように見えましたけど、流石にこのレベルに入ると瞬発力の質で足りなかったのか、瞬間的にギベオンに内から交わされてしまっていますし、そこからはかなりしっかり食らいついているように、敗因は距離ではなく馬場が軽すぎた部分にありそうです。もう少し時計が掛かる状況ならもっと面白かったかもですね。
 まあこの馬の良さを生かすために狙って前に行った感じでないのがなんともですが、やはり素材的にはかなりいものがありますし、いずれどういう路線を選ぶかですけれど、芝のスプリント路線でもそこそこやれそうなイメージはあります。特に北海道シリーズなんかは見てみたいですね。

 5着のプリモシーンは、戸崎さんまたそれですかぁ…………!という感じの勿体無い競馬でしたね。
 スタートで出遅れたのはもう癖なので仕方ない面もあり、ただやはりそこからの焦ったリカバーが微妙なんですよね。
 ある程度インのスペースがあったので、カツジの後ろからそこを拾っていこうとしますが、コーナー入り口でタワーオブロンドンに前に入られてブレーキ、そのまま前に十分なスペースのないまま直線に入ってしまっています。

 ここまででも、前半3Fのラップの速い部分でリカバー、相対的には緩んでいる中盤でブレーキとちぐはぐな競馬ですし、その上で直線でも、勢いをつけていきたいコーナー出口でしっかりと前が壁、残り300mあたりからようやく外にスペースを見つけて持ち出すものの、丁度そこに外から差し込んできたケイアイノーテックとの勢いの差は歴然でした。
 そこからは流石の地力で詰め寄っており、馬は強い、と改めて思う内容でしたが、その持ち味をほとんど発揮させてあげられていない窮屈な騎乗になってしまっていると思います。正直桜花賞とほとんど同じミスですしねぇこれ。

 どうせ後ろからなら腹を括って、外から勢いをつけていくケイアイノーテックの競馬が出来ていれば、おそらくケイアイノーテックと互角かそれ以上の脚を使える馬だろうと思っているだけに、本当に色々と勿体無いですね。まあ枠が出た時点でそうなりそうとは思っていたんですけれど…………。

 6着パクスアメリカーナは、パドックからかなりうるさくて、その分だけ折り合いを意識し過ぎたのかな、というのはあります。
 レースでも外から来る馬を行かせて壁を作って、という形で、結果的に追走面を生かしたいのに中団近くまで下げてしまいましたし、そこから後半要素だけでどうにかできる馬でもありません。
 あと平気かな、と思ったんですけれど、やっぱり左回りですと内に凭れて追い難そうですね。ちょっとカシアスと交錯するようなシーンもあって、そこからは川田Jもしっかりは追わずに、という感じでしたし、こういうタイプは前目から早仕掛けで内に切れ込んでしまって、という強気の競馬で行かないと厳しかったと言う事でしょうか。

 7着ダノンスマッシュは、スタートがなまじ良過ぎただけに流れに乗るしかなかったのでしょうけど、やっぱり追走が問われると少し甘いんですよね。
 好スタートでもこの馬の場合は敢えて控えるくらいの方がいいとは思いますし、まあ少なくとも平均ペースの流れでは完敗でしたから、純粋にスケール感としても一枚足りないのは確かなのでしょう。

 8着カツジも出遅れが痛かったですが、こちらはまだまともにリカバー出来ている方ですし、むしろ後半要素、切れ味の質や持続力面で足りなかったのかな、という気はします。
 この馬の場合はきさらぎ賞がああだったのでなんともですが、本質的には軽い馬場で1800~2000mくらいを先行する競馬がいいように思いますけどね。少なくとも後半要素だけで勝負出来る馬ではないと思います。

 12着タワーオブロンドンは、躓いたスタートから後手後手を踏む格好になりましたし、直線も行くところ行くところ窮屈になっていてまず競馬をしていないのは確かでしょう。
 ただこの枠でそういう懸念はあっただけに、適性面のみの信頼で考えたのは少し甘かったかな、と思いますし、やはり断然の一番人気となるとしっかりマークされますからね。
 上位の顔ぶれを見ても、力を発揮出来れば勝ち負け出来たろうと言うのは明らかではあるものの、これも含めて競馬の難しさですね。


★新潟大賞典

 こちらは超スローからの究極の決め脚勝負になる中で、善戦マンだったスズカデヴィアスが好枠と立ち回りを生かしてスルスルと抜け出し、悲願の重賞制覇を飾りました。レースを振り返りましょう。

 新潟は昨日の時点で少し湿り気が残る馬場だったはずなのですが、なぜかそこに更に散水していて、結果的に今日も良発表ながらかなり時計が掛かっていたようには感じます。
 それでも午後になると大分乾いて、新潟外回りらしい速いラップも踏み始めていますが、ある程度騎手の意識が後ろ寄りになる中で、結果的に酷いスローペースになってしまいましたね。

 レース展開は、外からステイインシアトルが好スタートを決めてハナを窺うも、内からラインルーフが主張してこちらが先頭、その後ろにトリオンフ、カレンラストショーがついていき、内からはナスノセイカンにスズカデヴィアスもある程度先行策を取ります。
 マイスタイルは何故か前に行かずに好位の後ろの外目、中団にトーセンマタコイヤとケントオーがいて、中団やや後ろの外目に悠然とステファノス、ハクサンルドルフはいつも通り最後方からの競馬になりました。

 ラップは36,9(12,30)-50,0(12,50)-33,1(11,03)=2,00,0(12,00)という推移でした。
 いくら多少馬場が重かったとはいえど、流石にこのペースは重賞としては論外の遅さで、ハーフで見ても62,3-57,7と極端なスローになっています。
 なので当然直線勝負の比重は恐ろしく高く、ラスト4Fが11,9-10,9-10,6-11,6で、コーナーではまだそこまで引き上がらずに直線に入って一気に10秒台のラップ、しかしそれでも更に400-200mで加速していて、持続力面以上に瞬間的な切れ味の質が強く問われていますし、当然ながらポジショニングの差もそのまま結果に反映しやすい流れでした。

 勝ったスズカデヴィアスは、実際こういうレースがこの馬のベストパターンなんですよねぇ、という感じで、ここまで嵌れば綺麗に勝ち切ってきますね。
 元々持続力面はそこまででもなく、とにかく瞬間的な切れが良い馬で、かつそれをスローバランスになればなるほど引き上げられる馬なので、実際に10,6の地点でインから楽に抜け出してきており、この馬は確実に10秒台前半の切れ味を使っているでしょう。
 また内枠である程度向こう正面の時点でポジションをリカバー出来た事と、今の新潟は内が伸びにくく、みんなコーナーから外目に持って行く状況で、そのスペースを使ってまだコーナーの緩い段階でポジションを楽に押し上げられたのもプラスだったと見ています。
 正直かなり展開の綾が強いので、地力で勝ち切ったというのは難しいところですが、それでもこの舞台はあっていたと思いますし、今後も好走スポットの幅は広いタイプですので堅実に走ってくれると思います。

 2着のステイインシアトルは、そうかイチローネタだったかー、と。。。
 かなり長期の休み明けで調教のピッチも上がっていなかったので、ここを叩いて次かな、と軽視してしまったのですが、ここまでスローで楽なペースになれば息が出来切ってなくても地力で頑張れる、という面はあったでしょうし、この馬も鳴尾記念を勝った時が超スローから段階加速で本仕掛けはギリギリまで遅らせる形でしたから、このレースバランスに適性も噛み合ったのだろうと思います。

 こちらはレース数を使っていない馬ですからまだ伸びしろはありそうですが、先行馬としては追走面で甘いという課題はまだ克服できていないと思うので、一度もう少し長い距離で淡々と逃げる形でどうかは見てみたい馬ですね。

 3着のナスノセイカンもスローの流れの中で前半しっかりポジションを取ってくれたのが良かったのだろうと思います。
 流石にここまで切れ味特化になってしまうともう一歩足りませんでしたが、条件的にはやはりこのくらいの距離と平坦馬場で後半要素を生かすのがプラスなんだろうと感じます。
 本質的には持続力型なので、その面があまり活きない展開で粘れたのはやっぱりそれなりには素質もある馬だな、と感じさせましたし、エプソムカップあたりに出てきたらそこそこ楽しめると思います。

 4着トリオンフは、うーんまぁポジションは最低限取れたけれど、この馬に関してはまだ切れ味の質の面では未知に近かったので、結果的にやはりそう言う競馬向きではない、と証明したレースにはなってしまった感があります。
 タイプ的にはもう少し早めに動いていきたいですし、追走面も生かしたいという所で、後半特化になると他の馬との差は感じられないですね。馬場状態は少しでも重かったのはプラスのはずですが、もっと前半からつついていくなり積極性が足りなかったとは思います。

 マイスタイルにも同じことは言えて、というかこの馬でなんで中団手前まで下げるかな?とは思いますね。この馬が控えた事でよりスローに拍車がかかったと思いますし、と言ってこの馬がそれでプラスになるわけでもないので正直消化不良の騎乗になってしまっていると感じます。
 ステファノスもまぁ、自分から動けるタイプではないですがそれにしても無策でしたし、ここまでスローで決め手特化になると、瞬発力の質では一級品ではないこの馬では厳しかったのは間違いないです。ペースが遅いのはわかっていたでしょうに、もう少しどこかで勝ちに行くアクションは欲しかったですね。


posted by clover at 17:48| Comment(12) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもためになる記事ありがとうございます。
今回の戸崎騎手の騎乗は出遅れたからにはしょうがない騎乗なのでしょうか。
あの枠、スタートからいつでも外に進路をとれるようにもっていくのは無理なのでしょうか?
桜花賞と同じことをしてるので一体どういうつもりなのか理解できなかったので何かご意見いただけると嬉しいです。
Posted by コンドル at 2018年05月06日 18:15
いつもありがとうございます。

先週の天皇賞春、今日のNHKマイルカップ、私は両レース共に馬場コンディションの読みを間違えてしまい残念な結果になってしまいました。

今日のNHKマイルの馬場は、砂埃の立ちかたを見ても内が思った以上に荒れていたのではないかと思います。前半の流れが速くなった事を含めて、内を通った馬にとってはタフな馬場を走るレースになったのではないかと思います。
ケイアイノーテックは初の左回りがどうなのかと思いましたが、結果的に右回りより良さそうという事なのでしょう。
藤岡佑Jは昨日に続けて柳の下に2匹目のしかも1匹目より大きな泥鰌がいましたね。無事に摑まえる事ができて良かったです。
ギベオンはミルコJが酷いスローだったとは言え9Rで勝ったイメージが残っていたように思えます。内の混戦から前に出た時は勝ったと思ったんじゃないですかね(笑)
レッドヴェイロンは最後の直線走路で岩田Jらしく内側に切れ込んで隣にいたパクスアメリカーナを含めて内にいた馬4、5頭の脚勢に影響を与えたのではないかなと思います。
先週も最後の直線走路でレインボーラインの脚に相当負担の掛かる騎乗をして故障を発症させたばかりなんですけど・・・。
岩田Jが2匹目の泥鰌を摑まえなくて良かったです。
Posted by MOMO at 2018年05月06日 22:18
こんばんは。
cloverさんいつもありがとうございます。

藤岡佑介Jやりましたね!
まぁ騎手はまず仕事をもらってナンボなので、日常の努力があってこその今回の騎乗依頼だったんでしょうけど 、しかしそこでキチンと結果を出せるかどうかは本人次第ですし、最近の藤岡佑Jは自分の騎乗スタイルを確立させていての初G1獲得なので、今後立て続けに勝利‼️なんてこともあり得るかもですね。

馬券はハズレましたが、やはり若手の活躍は素直に嬉しい。
Posted by hetare at 2018年05月06日 23:06
最後のラップの落ちは騎手もコメントしてるように強い向かい風だったのも影響あると思う。
しかし藤岡兄はスーパーホーネットにようやく会いに行けるね。
おめでとう。
Posted by EXE at 2018年05月07日 02:18
>コンドル様

 コメントありがとうございますー。

 以前に縦横のポジショニングを論じた能力分析ツールの記事を書いたのですが、大まかにコース&距離ロスを減らしたい、と考える騎手と、タイムロスを極力なくしたい、と考える騎手の違いはやっぱりあるんですよね。

 戸崎Jは典型的なコース&距離ロスを減らしたいタイプだと思っていて、勿論地方上がりである事と、リーディングを続けてきて強い馬に乗れるからこそ、無難に乗れば勝てる、という部分は染みついているのだろうと思います。
 ただ府中ですと横山Jや田辺Jがたまに極端すぎるほど溜めて最後突っ込んでくるパターンがあるように、一発狙う立場ならいつでも動ける加速スペースを敢えて前に残して、コース&距離ロスをタイムロスの面で帳消しにする、という騎乗もひとつの正解ではある筈なんですよね。

 結局そこは突き詰めれば馬のタイプや相手関係でケースバイケース、だと思いますし、少なくともプリモシーンという馬なら、あれだけはっきり出遅れたなら無理にはリカバーせず、外でも内でもどちらでも狙えるポジションで様子を見るのはアリ、だったと思う故に辛めの論調になっています。
 それで仮に中盤一気に緩むようなら、外から押し上げていっても距離ロスのダメージは少ないですからね。

 少なくとも昨日みたいに一気に前との差を詰めてしまうと選択肢はなくなりますし、挙句3コーナーで不利を食らって結局少し下げる、でもそこでもまだ外に持ち出すほどの余裕はない、という中途半端なポジションになってしまったのは残念でした。
 条件戦とかならあれでインもスペース出来るかもですけど、流石にGⅠですとタワーオブロンドン共々内を狙うのは少し無謀でしたし、昨日は横風の影響も大きかったようで、パトロール見ているとどんどん馬群が内側に寄ってきていましたからね。

 結果論的に外差しの方が優位だったから、というわけではなく、スムーズなら上がり33,5を視野に入れられる差し馬の動かし方として、個人的には桜花賞もNHKマイルカップも下手に乗った、と判断しています。
 このあたりが臨機応変に対応できるようになれば、技術そのものは一級品なんですからもっともっと勝てるはずなんですけどね。
Posted by clover at 2018年05月07日 02:52
>MOMO様

 いつもコメントありがとうございますー。

 散水も程度がわからないので、中々馬場の判断も難しいんですよねぇ。
 それに少しずつ内が荒れていたのはパトロールを見ても、ですし、直線横風の影響が強かったようなので、色々なファクターが混ざり合っての見た目凡戦、という所に落ち着いたのかなと感じています。

 藤岡佑Jは先行するにしろ追い込むにしろ、極力馬の動きに無駄な負担をかけない、というのを徹底している感じで、そのメリハリが最後に生きたのだろうと感じます。
 着順こそそこまででもないですが、地味にデルタバローズ石橋Jもしっかり割り切った無駄の少ない騎乗が出来ていて、この二人は今年確実に一皮剥けたと言えそうですね。

 岩田Jは調子が上がってくると勝ちたい欲がまた強く出過ぎてくる、という面はありそうなのが怖いっちゃ怖いですよねぇ。
 昨日は結果的に2、3着馬が内に寄れて迷惑を及ぼしている、という形でしたので、その意味でもケイアイノーテックが差し切ってくれて良かったと思います。
 もっとも昨日に関しては横風の影響もある程度はあったのかなと思いますし、今の岩田Jが冴えているのは間違いないので、絶妙なコース取りとラフプレーの分水嶺を間違えないように意識しつつ、このままの活躍を続けて欲しいですね。

Posted by clover at 2018年05月07日 02:59
>hetare様

 コメントありがとうございますー。

 個人的に、藤岡佑Jを完全に脱皮させる一番強い動機になっているのはやっぱり去年のダービーかな、と思うだけに、そこからの堅実なステップアップぶりは見ていて気持ちいいものでしたね。
 仰る通りこういうのは一つ勝って呪縛が解ければポンポンと行ける場合がありますし、今年もダービーは有力馬が控えていますから、そこでどれだけの騎乗を見せてくれるか本当に楽しみです。

 やっぱりなんでもかんでもデムルメ、じゃ面白くはないですからねー。
 今回もミルコJは実にらしいファンタジックなレースメイクだったとは思いますが、それを打ち砕いての勝利、という部分にも価値はあると思いますし、他の中堅騎手ももっと奮起してもらいたいところですね。

Posted by clover at 2018年05月07日 03:03
>EXE様

 コメントありがとうございますー。

 仰る通り、パトロールを見ても直線バランスを崩す馬が多かったですし、見た目の数字だけでレベルを決めつけるのは早計かな、とは思いました。
 本文執筆時は即時性を重視して、パトロール確認までしていませんので、そのあたりの齟齬はご容赦くださいませ。

 スーパーホーネットも府中1800mでウオッカを差せる馬ですからねぇ、本来ならあの馬で勝っておかねばならなかったのは確かなのでしょう。
 ただその紆余曲折と雌伏の期間があったからこそ、より高いステージでの騎乗技術を身につける事が出来た、という見立ても出来ますね。

 実際GⅠを勝つのは大切ですが、GⅠを勝った後の方がより大切なんだろうと思います。
 松山Jなんかは去年の皐月賞の経験をしっかり生かして、胆力のある騎乗が徐々に心髄に染み込んでいっている感覚はありますし、ここいらでもう一つGⅠを勝てれば完全に本物になってくると思うんですよね。
 藤岡佑Jも苦労して得た栄誉だからこそ、勝って兜の緒を締めよの精神でより上を目指して欲しいです。
Posted by clover at 2018年05月07日 03:10
かなりゴチャついたレースにはなりましたが、大体事前の想定通りの力関係では
あったというところでしょうか。全馬出し切れていればタワーオブロンドンと
プリモシーンで決まっていたでしょうねぇ。その2頭に乗っていたのが、
ルメールと戸崎というのが、まぁそうだろうな…と個人的には思いました。
戸崎はルージュバックで何度も同じようなことをしてましたけど、プリモシーンでも
やはり同じですね。

藤岡佑は土曜のステイフーリッシュのような競馬を徹底することでこの1年急激に伸びて
きましたが、そうならなかった(できなかった)このレースで悲願のGⅠ制覇を
達成したところには驚きがあります。事前によく戦略を練って臨むタイプだと
思いますが、想定外の事態に大胆な騎乗で対応する度胸がついてきたとなると、
これはもうしばらくは大きなところでも信用して良さそうな感じすらありますね
Posted by at 2018年05月07日 22:06
>I.C.スタッド様(ですよね?)

 いつもコメントありがとうございますー。

 力関係の把握は概ね良かったはずですが、やはりその通りに決まらないのが3歳戦らしいところ、ではありますね。
 実際このレースは内枠の成績が良くないですし、といって枠のアドバンテージを捨ててまで最初から外、というのは中々難しい面もあるでしょうから、タワーオブロンドンあたりはまだ仕方ない面もあるかな、とは思うのですが。

 藤岡佑Jの先行意識の強化は顕著でしたし、なので私もこのレースはそれなりの位置、中団くらいは取れるかな、と踏んでいたのですが、確かにあの競馬で勝ち切ったのは意味がありますね。
 どうしたってプラン通りには進まないのが競馬の醍醐味でもありますし、そこでの臨機応変の才能はより上のレベルの騎手になるには必須と思いますので、今後が本当に楽しみです。

Posted by clover at 2018年05月08日 02:58
名前入れ忘れていました(^^;

タワーオブロンドンは仕方なかったとは思っています。個人的に去年後半から
ルメールは悪い流れに入っている可能性があると思っていて、アーモンドアイで
勝ってはいますけど、特にGⅠでは下げる方向で考えています
Posted by I.C.スタッド at 2018年05月08日 19:16
>I.C.スタッド様

 逆に言うと去年の春が出来過ぎだっただけで、今が平常運転の可能性もありますけどね。
 基本的には勝負師タイプではないですし、ギャンブルを打つ時もあまり緻密さはないので、余程素材が抜けている馬でもない限りは、と考えるのはひとつの戦略としてアリでしょうね。

 どうせ大概過剰人気はするわけですし、狙い時はしっかり見定めたいところです。
 むしろ今週のソウルは、馬の出来云々はともかく、状況的には面白いかな、とは思っていますが。
Posted by clover at 2018年05月09日 18:46
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