2018年04月29日

2018 香港チャンピオンズディ レース回顧

 駆け足になりますが、先程終わったばかりの香港チャンピオンズディの各レースをサラッと振り返りたいと思います。


★クイーンエリザベスⅡ世C

 馬場状態はGOODなのでそれなりに時計の出る綺麗な馬場だったと思いますが、このレースは好位追走したパキスタンスターが直線楽々と抜け出して、かなりのスローながらレコードに肉薄する好時計で圧勝しました。

 レース展開は、まずダンビュライトが好スタートを決めてハナを主張するところに、外からタイムワープが仕掛けていって最終的にこちらがハナ、ダンビュライトは番手外に切り替えて前を積極的に追いかけていき、その空いたポケットのスペースにパキスタンスターが潜り込んできます。
 アルアインはかなり出負けして、そこからリカバーを効かせて3~4番手の外目、その後ろにイーグルウェイがいて、ピンハイスターはほぼ最後方という位置取りでしたね。

 とりあえず香港公式のリザルト貼っておきますのでhttp://racing.hkjc.com/racing/info/meeting/Results/english/Local/20180429/ST/8、細かい推移はこちらで見て欲しいですが、基本線としてはスローからのロンスパ持続力特化勝負になっているかなと思います。
 前後半のバランスとしては大体中盤を半分で取っても62,2-58,0くらいと超スローで、けれど仕掛け自体はそこそこ速くコーナー地点で11秒半ばから前半くらいの脚を問われていますので、間違いなく持続力特化で、コーナーでのロスはかなり大きく影響するパターンかなと感じます。
 結果的に伏兵が2、3着で、道中インベタしていた馬のワンツースリーなのもそれを証明しているかなと思いますし、このメンバーの中ではまともに流れての持続力面ではこの馬が最強だった、という見立てでいいのかなと思います。このレース展開なら、ワーザーがいればいい勝負だったでしょうね。

 勝ったパキスタンスターは当てにならない馬ではあるものの、真面目に走ればやはりかなり強いですね。
 今回は内枠ですんなり好位が取れたのも良かったですし、バリアトライアルで逃げの手を打つ荒療治も効いたのかな、というイメージです。
 基本的に2000mならどんな展開でも大崩れはしませんが、今日の内容を見る限りスローロンスパが一番合いそうで、2400mでも一度見てみたい馬ですね。

 2着のゴールドマウントと3着のイーグルウェイは、これまではGⅠはせいぜい入着レベルで勝負になっていない馬でしたから軽視してしまいましたが、持続力特化の流れでいいポジションを取れていた事と、他の上位馬がスローロンスパの形で思った以上に脆かったのがありそうですね。
 4着ピンハイスターも外を回した分の差はあれ、それでも前走ほどのラストの破壊力がなかったところを見ると、ある程度追走も問われ、持続力特化での時計勝負となるとまだ地力が一枚足りなかった感じです。

 5着アルアインはこの流れで外々から引っ掛かり気味に、となるとそりゃ無理だって思いますし、出負けしてリカバーで脚を使ったのも含めて色々噛み合わなかったですね。
 6着ダンビュライトにしても、実況でペースメーカー、なんて言われてましたがとんでもない、ペースメーカーならもっともっとつついてハイペースにしなきゃダメでしょ、って話です。
 まあ最序盤そこそこ抵抗してはいたものの、結局番手を取ってそれで満足、という形で超スローに付き合う形、かつそこから後半もロンスパに持ち込んでしまって、ことごとくこの馬の適性の逆を行く脚の使い方にはなってしまっていますね。
 結局タイムワープと共倒れしただけになりましたし、なんとも不甲斐無い競馬になってしまいました。

 最下位のタイムワープも、こういう半端な形で持続力特化になるとダメなのか、って感じですね。
 もっと飛ばして粘り込むか、或いは仕掛けを待って加速力で勝負がベストって事は、裏を返すと持続力面は怪しかったとも言えて、今回はそこがはっきり露呈した負け方だったとは思います。まあマークも厳しかったですが、レースプランが悪かったですね。


★チェアマンズスプリントプライズ

 こちらは上がり馬のアイヴィクトリー(が正しい読み方っぽいです)が好位から抜け出し、5連勝でGⅠ制覇まで昇りつめました。
 このレースを見ても基本的に内目の方が伸びる馬場だったか、という感じはなくはなく、ただこの馬も強かったのは確かですね。レースラップ的に中盤が最速の厳しい流れで、こうなると時計がないビートザクロックがやや厳しいとは思っていたので、結果的にそこの見立ては正しかったのですが、ミスタースタニングまでをも抑え込めるとは意外でした。

 我らがファインニードルは出負けが痛かったですし、もう少しポジションを取って勝負したかったですが、ここは上位3頭が強かったと思います。
 まあスムーズな競馬が出来ても2馬身くらい縮まっての4着かなって雰囲気ですし、それでも近年の日本のスプリンターとしてはかなり質が高い方だとは思いますので、秋も楽しみですね。


★チャンピオンズマイル

 ここも平均くらいの流れでしたが、まあ最内で淡々と逃げられればそれはビューティージェネレーションが残るよね、って感じです。
 ラスト2F最速の流れでは、持続力が武器のビューティーオンリーや、機動性でやや拙いシーズンズブルームが沈むのも当然ですし、でもここはこういう流れになるのが見え見えでしたしね。
 上位の馬が安田記念の登録がありますけれど、あんまり安田向きの馬はいない気はするんですけどね。去年ビューティーオンリーに本命打ったのは実は結構自信あったのですけど、もし今年も遠征してくるならここの結果とは関係なくやはり一番狙いたい馬にはなります。


posted by clover at 18:37| Comment(0) | レース回顧・海外競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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