2018年03月31日

2018 大阪杯

★展開予想・ポイント

 さて、明日はいよいよ古馬春のGⅠシリーズ開幕戦となる大阪杯、今年はようやくフルゲートになって非常に白熱したレースが期待出来ますね。
 今宵にはドバイでも日本の一流馬が大挙出走と、中~長距離路線の層の厚さを感じさせる陣容になった中で、より大きな輝きを放つ人馬はどの馬か、しっかり見届けたいと思います。


 まず阪神の馬場ですが、こちらもBコースになって先週よりは高速化、開幕1~2週くらいの水準には戻ってきたイメージですし、かつやはり先行・内目での粘り込みは目立っていましたね。
 古馬500万下の2000m戦が59,7-59,8と綺麗な平均ペースで1,59,5という好時計を出してきていて(西村J初勝利おめでとうございます)、1000万下の1400m戦も、低調なメンバーながらかなり流れたことで1,20,5まで出してきました。

 アザレア賞は超スローだったのであまり当てに出来ませんが、少なくとも内回りの古馬戦はそれなりに流れても前が崩れない展開にはなっていましたし、今年のメンバーで時計勝負になるならレコードも視野に入れていいかもしれません。少なくとも58秒前後の攻防にはなってくるでしょうし、一定の追走力と、後半長く速い脚を維持する能力は高く問われるでしょう。

 レース展開ですが、ちょっと序盤の隊列が読みにくい部分はあるかな、という並びになっていますね。
 まず外から何が何でも、とハナを狙うのがヤマカツライデンで、この少し内にいるアルアインとサトノノブレス、外のダンビュライトが先行を意識してくるのかなと思います。
 内のヤマカツエースやシュヴァルグラン、或いはスマートレイアーあたりも積極的にくる可能性はありますが、ただ出足の質的に外の馬の方が基本的には速いはずで、概ね外主導での先行争いになるかな、とかんがえます。

 特にアルアインはある程度積極的に位置を取りに来るはずで、外の馬に一定抵抗して、スペースを作ってから少し下げて3~4番手のイメージですし、それより先にインから2列目ポケットまで潜り込める馬がいるかどうかはひとつポイントになりそうですね。
 今のところのイメージとしては、ヤマカツライデンが逃げてそれを積極的にダンビュライトが追いかけていき、サトノノブレスかアルアインが2列目のポケットに入っていく流れを想定していて、内の馬は必然的に一列下げる競馬になるのかな、と踏んでいます。

 その3列目あたりにヤマカツ、シュヴァルグラン、スマートレイアーと入ってきて、サトノダイヤモンドも本来スタートは良い馬ですが、この組み合わせでこの枠で、どこまで積極的に主張できるか、前走のポジショニングの微妙さも含めてまだそこは半信半疑、中団のインあたりが関の山かな、とみておきます。
 ゴールドアクターにトリオンフ、ウインブライトあたりもこのグループで、スワーヴリチャードは更にその外か、思い切って少し下げていく形になるかなと思いますね。
 ミッキースワローとペルシアンナイトもゲート・出足ともに安定しませんので、この組み合わせで中団より前を取る、というのは現実的ではないかなと踏んでいます。

 ヤマカツライデンが無理やりでも逃げるのは確定的として、前に核になるアルアインがいますし、先行意識の人馬もそこそこ多いはずですので、極端な縦長にはまずならずに馬群が団子、ラップ的にも淡々と流れて59,5-58,5くらいの後半ロンスパ勝負で、道中の立ち回りと横のポジショニングはかなり重要になってくるのかな、と見ています。


◎アルアイン

 基本的に余程最内大外でもない限り本命のつもりでしたが、ここでこの並びなら文句なしでしょう。
 川田Jなのでまずここは位置を取ってくれますし、上で触れたように前のペースを引き上げつつスペースを作って、内の馬の隊列を下げる戦略も組み立てやすい並びになっていますし、この馬自身は器用さ・機動性がしっかりありますから、よしんば自身が2列目ポケットからでもしっかり反応できるはずです。

 絶対的に能力が抜けている、という事はないですが、少なくとも高速決着の2000mという舞台では、皐月賞でも一番強い競馬をしている馬ですから、少なくとも圏内、という視座では磐石に近いかな、と思っていますし、まぁここまで条件が整えば勝ち切って欲しいところですね。


〇ダンビュライト

 こちらは外目の枠がどうか、とも思ったのですが、枠の並びが悪くなくて、ヤマカツライデンを追いかけてスムーズに番手外が取れる、かつその中で全体のペースも引き締められる立場、というのは良いと思います。
 前走も悪くはなかったですが、この馬が一番強かったのはやはり皐月賞だと思っていて、1~2着馬が上手くインを立ち回った中で外々を回しての3着は立派、高速決着でラップに緩急がつきにくいこの舞台なら面白いと思います。

 逆にペースが落ち過ぎて、去年のように後半高い持続力が問われると、神戸新聞杯の内容からもちょっと足りないとは思いますので、アルアインと一緒に積極的な流れを主導して、後続に付け入る隙を与えない立ち回りを期待したいところです。


▲スマートレイアー

 この枠なら狙えると思います。
 そこまで出足がいい馬ではないので、序盤のポジショニングの中で外枠なら厳しかったですが、ここならある程度スムーズに中団は取れるでしょうし、かつ内のサトノダイヤモンドやシュヴァルグランよりは動き出しをイメージしやすい並びになっているのかなと感じました。

 この馬の場合も牡馬相手でペースが引き締まったほうがいいですし、過去には阪神1400mだった頃の阪神牝馬Sで、非常に質の高い持続力を繰り出して差し切った事もあり、ペース不問なのは心強いところです。
 極端に上げ下げが出てくると器用さに乏しいこの馬では、となりますが、そうはならないと踏んでいますので、外から勝負に行く馬がそこそこ出てくる流れを上手く我慢出来れば、直線でスルスルっと抜け出してくるイメージを持てる馬ですね。上位2頭の倍の年齢ですが、まだまだ馬は元気ですし侮れないはずです。


△シュヴァルグラン

 この馬の場合、ここで勝ち負けするのならば適度に重くなってほしかったと思いますが、ここまでの高速馬場ですと時計勝負に対応できるかは何とも言えないところです。

 宝塚記念の敗因が、春天の反動なのか逃げに戸惑ったのか、それとも前半35,2とそこそこのペースを踏んだことで削がれたのかが読みにくいところはありまして、ただそれでも現状のこの馬ならこの距離でも自身スローバランスで入れれば平気だろう、とは思っています。

 しかしどうしてもポジショニングの面では流石に強気になれませんし、それを補うだけの絶対的な後半要素があるわけではないので、評価としては頭までは難しい、という位置に落ち着けました。


△サトノダイヤモンド

 こちらは枠が良くないなぁ、というイメージです。
 シュヴァルグランと比較するなら、この馬の場合はかなり追走を問われ、不利があってもしっかり伸びていた皐月賞という担保がありますので、もう少し伸び伸びと驥足を伸ばせる、アルアインやサトノノブレスあたりの枠でしたら対抗まで視野に入れていたのですが、この枠ですとどうしても序盤で後手を踏みそうな気がします。

 理想的には思い切って出していって2列目ポケット、最低でも3列目に入って欲しいですが、馬のリズムに合わせてですと前走のイメージからも中団後ろになりそうで、舞台適性はそこそこあるとは思うのですがやはり上手く馬群を捌けず差し届かず、のイメージになってしまいますね。
 個人的にここで勝利が見たい馬は、と問われればこの馬ではあるのですが、それはそれとして評価はある程度冷静にしておこうかなと思います。


△サトノノブレス

 高速馬場である程度淡々と流れそう、かつ前目のポジションは取れそうとなると、鳴尾記念を勝った時のイメージを見る事は出来ます。
 この馬にとっては高速馬場で平均ペースがベストなのは昔から変わらないと思いますし、その流れの中でステファノスを凌げている以上、それだけの走りが出来ればここでも粘り込めてもいいかな、とは見ています。

 無論歳を重ねましたし相手も強力ですが、今回は力を十全に発揮出来ない4歳勢が結構出てくると踏んでいますので、前々からの積極的な競馬でもう一丁、狙って欲しいですね。


△スワーヴリチャード

 適性だけで言うなら皐月賞を踏まえてのペルシアンナイトなんですが、成長力と騎手を取ろうかな、という感じです。
 勿論この馬にとって右回りの外枠は最悪に近い条件で、かつそこそこ流れた皐月賞も正攻法で上位に完敗しているように、2000mのスピード競馬がベスト、というタイプではありません。

 ただそれでもGⅠのミルコJですから、ある程度下げてからタイトなコース取りで進出して、くらいの芸当はやりかねませんし、馬自身の実力そのものもトップレベルにあるのは疑いないので、高速決着と追走面で不安のあるミッキースワロー&ウインブライト&トリオンフ、脚質と枠、鞍上の捌きに不安のあるペルシアンナイトよりは総合的に上に取ってもいいのかな、と考えてのこの位置ですね。


posted by clover at 17:24| Comment(0) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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