2018年02月27日

2018 エンプレス杯

 このレースとは全然関係しない話ですが、クリンチャー武Jに乗り替わりなんですねぇ。
 まあノースヒルズだしさもありなん、とは思いますが、少なくともここ2走は藤岡Jも上手く乗れていただけに複雑なところはあります。同じ路線にガンコもいるから、どちらか手放すのは勿体ないなぁ、なんて思っていたんですけどね。
 どうあれ、馬が春天を勝つためのチョイスとしてはそれは理解できる部分はありますし、そこから新味がどのように出てくるか当然楽しみでもあります。


★エンプレス杯 展開予想・ポイント

 それはさておきのエンプレス杯、今年も難解なメンバー構成になりましたね。
 今日の川崎は良馬場で、時計の掛かり方は近年の南関の標準くらいでしょうか。A2マイルで42秒台が出ていたので極端に重い、という事はないでしょうし、ペース次第ではありますが、近年通り2,17,0前後と考えておけばいいかなと思います。
 バイアスとしてはやっぱり極端な外差しはまず無理で、好位から競馬出来る馬、差しでもインを上手く上がってこられる馬が台頭していたイメージですし、序盤のポジショニング、隊列に関しては慎重な見極めをしたいところです。

 レース展開としては、この枠でまずサルサディオーネは何が何でもハナ、という形に拘ってくるとは思います。
 アンジュデジールは近走少しスタートが安定していない印象ですが、この枠からならリカバーして2列目のポケットに入ってこられるかな、とは思いますし、ステップオブダンスもその列に加わってきそうです。
 そしてその外にワンミリオンス、プリンシアコメータ、ミッシングリンクと揃っていて、ただこの3頭の並び順がちょっと難しいかなと思っています。

 勿論枠が内の方が前に行きやすい、というのは原則ですが、川崎2100mの場合コーナー入り口までそこそこ距離はあり、外枠の馬でもその気があれば前に出やすい条件ではあります。
 またワンミリオンスは元々そこまで最序盤のポジショニングが上手いわけではなく、去年も数字の上では2-2-2の通過順ですが、あれは最初のスタンド前でヴィータアレグリアの押し上げに呼応して2番手までリカバーした形ですので、今年また同じ芸当が出来るとは限りません。斤量的にも重いですしね。

 プリンシアコメータとミッシングリンクに関しては、前走だけ見るとミッシングリンクの方が出足は速そうなんですが、数字的にはJBCと前走で、プリンシアコメータは明らかに前走出足が鈍かったです。
 この辺りが状態面の問題だったか判断は悩ましいところですが、また岩田Jに戻ってポジショニングの意識は強く出してくるとは思いますし、ミッシングリンクにすんなり番手外を譲らずに入ってくる形も充分あり得るでしょう。

 もっともミッシングリンクにしても初距離・初コースなど不安はあり、それでも前走にしても外3列目からの押し上げで勝てているように器用さはあるので、序盤はある程度内の出方を見つつのポジショニングになるかな、とは思います。
 基本的にはこの馬が番手まで押し上げる形をBケース、プリンシアコメータが番手を死守するパターンをAケースとして、比重としては後者を少し重く取っておきます。

 ペース的には牝馬交流の長距離戦なので基本的にスローはほぼ確実で、川崎特有の向こう正面からの加速、そして直線でのある程度の再加速は付き物になるとは思います。
 ですので実のところ一貫したタフなレースよりもスタミナ面では、というのもありますし、ポジショニングの安定度・器用さの部分を重視して入ってみようかなと思います。


◎ミッシングリンク

 絶対的な距離適性やコース適性はまだなんともではありますが、序盤のポジショニングの上手さとコーナーでの機動性、加速性能の高さを買ってみようかなと思います。
 枠の並びでは中央馬の中で一番外なので、延々外々を回される懸念は付き纏いますが、少なくとも前半からペースがゴリゴリに上がるかは微妙なところで、強いて言えばプリンシアコメータ岩田Jの気合次第とは言えますけれど、まず普通にスローになるでしょう。

 それなら向こう正面まで外々でもさほどロスはないですし、なにより要所での反応の良さ、機動力は確実にこのメンバーではトップクラスです。
 前走も13,2-12,1-13,1という上がりの中、最速地点で目立つ脚で突き抜けており、加速性能と瞬発力は確かだと思いますので、川崎コースの加減速によるラップ差が大きく出る4F勝負は合っていると思います。

 去年のワンミリオンスも同じローテーション、同じような加速度のレースになったTCK女王杯からの連勝でしたし、その観点からも適性と距離不安はあまり気にしなくていい材料になると思ったので、人気はするでしょうが本命視してもいいかなと考えました。
 ただハイペースになって、本質的にスタミナが問われるとプリンシアコメータは強敵で、地方勢の差し込みも警戒しなくてはいけなくなるので、理想としてはプリンシアコメータより前に出切ってしまって番手でレースをコントロールすることが出来れば、と思っています。
 よしんばプリンシアコメータの外からでも、スローから加速度が高い展開なら負けないと思いますが、そのあたりも含めてどうあれ難しいレースではあるので、過去の傾向から決め打つしかないかなと。


〇アンジュデジール

 この馬も本質的にこの距離が長いのは確かだと思いますが、牝馬同士のスロー展開ならそこまでスタミナは問われませんし、一貫ペースになりにくい川崎は基本的に合っている筈です。
 関東オークスはクイーンマンボに千切られましたが、純粋にあの馬のポテンシャルは現状牝馬路線では破格、という可能性は高く、一貫ペースに近かったレディスプレリュードより負けていない事を踏まえれば、器用さが生きる川崎の方がまだいいのかなと感じます。

 その上で、近走はややスタートからの出足が安定せず思い通りのポジションが取れないことが多かったですけれど、今回は最内枠で上手くポケットは取れそうな並びです。流石にここにステップオブダンスに割り込まれてしまうほどではないでしょう。
 コーナリングの器用さも持ち合わせていますので、向こう正面からのスパートを内目でロスなく立ち回って、コーナー出口でしっかり進路を作れれば、この相手なら勝ち負けまで見込んでもいいかな、と思いますね。


▲ワンミリオンス

 こちらは斤量とポジショニングがややネックですが、去年のこのレースの勝ち馬でありコースと距離適性には信頼が置けます。
 去年のこのレース以来順調さを欠いてはいますが、その中でもそこそこの走りは見せていますし、それに共に一貫ペースの持久力戦で、スタミナがある馬に優位に働きやすい展開の中ですので、斤量面など色々厳しいところもある割に頑張れていたとは思います。

 加減速の幅の大きい川崎ならタフさを誤魔化せますし、理想的には前に入ってしまいたいですが、最悪馬群の中から内を割る事も出来る馬ですので、まずは先団にしっかり入っていって、スムーズに進出出来ればまだまだ見限れない馬だと思います。


△プリンシアコメータ

 前走は馬群に包まれてしまい、かつ伸びないインを突く形で全く良さが生かせませんでした。
 連勝時の内容を精査するに、やはりこの馬は一貫ペースでスタミナを生かしてこそで、その点2100mに伸びるのはプラスに感じられますが、一方で前走13,2-12,1の加速に全く反応できなかったように、器用さが問われると脆い、という面も持ち合わせていると思います。

 大箱の府中の様な2100mならまだしも、川崎の2100mですと、距離延長のプラスよりその不器用さによるマイナスの方が大きく出るのではないか、という感触はあります。
 あと前走も出足はイマイチで、元々長距離路線の馬だけに、むしろJBCのスタートからのダッシュが神がかっていたという見立ても出来なくはなくて、今回もミッシングリンクに先手を奪われ後手の競馬になると苦しいでしょう。

 この馬が勝ち切る為には、まず番手を死守して、その上で一周目からペースを緩ませないようにつついていき、向こう正面からのペースアップはともかく、最後の直線での再加速を出来る限りミニマムにする意識は必須だと思っています。
 岩田Jはクイーン賞でこそそういう乗り方は出来ていますが、そういうラップを構成しやすい船橋と川崎では色々勝手も違うでしょうし、そこを信頼し切るのはちょっと勝算が低いかな、と考えました。

 裏を返すと、そうやってハイペースにし切れた時はアンジュデジールやワンミリオンスにはまず負けないはずで、ミッシングリンクも中山1800mのハイペースで一応の結果は出しているとはいえ、この馬のタフさには及ばない可能性は高いです。
 なのでこの馬と心中するならハイペース決め打ちで頭で、となると思いますし、その場合はハイペースからラップが落ちたところでしぶとく差し込めるステップオブダンスやラインハートなどの地方馬の台頭が期待できるかなと見ています。

 ただし今回はそう出来ない、という想定で予想を組み立てたので、番手外を取れても平均からスローペースなら圏内までが限界と見てのこの評価、かつ地方勢には印を回さず、という形にしておこうと思います。


posted by clover at 19:13| Comment(0) | レース予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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