2018年02月21日

2018 2月第3週3歳戦 レース回顧(土曜編)

 今週は結構触れておきたい平場戦が多かったのと、土曜重賞もなくてスケジュールに余裕があるので土日分割で書きます。
しかしアレですね、この時期の阪神開幕週土曜にアーリントンカップがないのは、思った以上に違和感がありますねぇ。


★2/17(土) 東京5R 芝1800m未勝利戦

 このレースは圧倒的な人気になったバールドバイが好位からしぶとく抜け出して順当に初勝利を飾りました。

 新馬戦が最後方から素晴らしい持続力を見せていて、前走は中山のタフな馬場でやや持ち味が生きずも健闘、そしてここではしっかりポジションを取って勝ちに行く競馬に徹した形です。
 ラップ的にも35,7-37,2-35,3=1,48,2と淀み少なく底力勝負になっていて、その中で先行して、勝負所でやや包まれ加減になり仕掛けが遅れても最後内からしっかりラストまで脚を維持してきたあたりは、やはり軽い馬場、広いコース向きなのでしょう。

 この後また中山開催なので、或いは阪神遠征を視野に入れても、とは思いますし、距離は伸びてもやれそう、ゆったり入れば切れ味の質は高めてくるタイプと思うので、結構楽しみな一頭ですね。


★2/17(土) 東京6R 芝1600m500万下戦

 このレースは、中山の急流で強い競馬を見せてきたハーレムラインが、一転して府中での決め手比べでもしっかり素材の高さを見せて連勝を飾りました。

 ラップが35,9-24,1-34,6=1,34,6と、ややスローではありますが中盤は緩くなく、後半勝負の中でも一定の底力が問われている感じはあり、この流れを楽に2番手から抜け出し、反応の良さで一瞬外のアイスフィヨルドに詰め寄られるものの、余裕をもって最後突き離してきたのは中々味のある強い競馬でした。

 前走の中山戦のように、極端な前傾からの時計勝負でも強い競馬が出来る馬で、この内容からしても、後半勝負でも極めて質の高い切れ味が問われなければやれる印象は持てたので、この好走スポットの幅はこの先武器になってくると思います。
 牝馬だけにアネモネSあたりで権利取りにくるかな、と思いますし、極端に外枠とかでなければかなり有力な一頭ですね。

 2着のアイスフィヨルドは、いい脚が一瞬しかないのでこうして序盤でポジションを取ってしまう競馬の方が合いますし、距離ももう少しあってもいいくらいだと思います。
 そこまで追走面で強気にはなれないですが、1800mの平均ペースを前で、という競馬が噛み合いそうなイメージはあり、中山1800mで先行できそうな枠を引けたら狙ってみたい馬ですね。

 4着ダイアトニックは、新馬の勝ち方からして後傾型のレースならもう少し持続力があるか、と思ったのですけど、ちょっと案外でしたね。
 中盤からもそこそこ流れて、やや脚の使いどころが分散させられたのもありますし、新馬は言ってみれば前が詰まってまともに追えたのがラスト200mだけ、みたいな部分もあったので、ちょっと見立てが甘かったかもしれません。

 ただ新馬で破ったのがカンタービレですから弱い馬とは思いませんし、もう少し距離を伸ばして後傾バランス強くしたときにどんな脚が使えるかは見てみたいですかね。


★2/17(土) 京都3R ダート1400m未勝利戦

 ここはダート転向2戦目のアカツキジョーが好スタートから順当に逃げ切り勝ちを収めました。

 土日の淀のダートは総合的に時計は出やすかったとは思いますが、35,3-12,4-37,3という前傾ラップながらも息を入れてから再加速、ラストも12,3-12,4と落としていない内容はかなり強く、翌日の500万下バイラ戦と比べても優秀です。
 この感じなら坂のある阪神でも簡単には止まらないと思いますし、500万クラスなら十二分に勝負になる素材だなと思いますね。


★2/17(土) 京都4R ダート1800m新馬戦

 こちらはチュウワウィザードが中団から徐々に押し上げ、ラスト楽々突き抜けての圧勝でした。

 新馬にありがちなテンも遅く、中緩みも大きい展開で、外から捲っていく形がロスになりにくい部分はあったものの、それでもエンジンがかかってからの脚捌き、切れ味は中々に鋭く、ラストを12,1でまとめての1,55,1は、翌日の未勝利などと比較してもかなり優秀です。
 間違いなく全く出し切っていない勝ち方でしたし、スタートの改善も期待できるので、こちらも500万で即通用する能力の持ち主だと思いますね。

 時計水準的には2着馬でもかなり優秀ですし、こちらも未勝利なら充分勝ち負けしてくると思います。


★2/17(土) 京都5R 芝1600m未勝利戦

 こちらは大外枠から好位に取りついたロクセラーナが直線力強く抜け出して初勝利を飾りました。
 ラップが34,9-23,5-36,6=1,35,0とかなりの急流、中盤も緩まない底力とスタミナ勝負の色合いが強くなり、逃げた1番人気の馬が大失速する中でこちらは楽々ラストまでしっかり脚を維持して突き抜けてきました。

 土曜の芝はかなり時計が掛かっていましたし、その中での1,35,0は文句なしに優秀で、新馬は器用さと切れ味が問われての惜敗でしたが、前傾型の競馬で一気にパフォーマンスを上げてきたと言えそうです。
 その意味で中々好走のチャンスに恵まれない可能性もなくはないですが、上のクラスでもタフな展開なら一目置ける素材だと思いますので記憶には留めておきたいですね。
 またここで先行して負けた組の巻き返しは期待してもいいと思います。基本的に外伸び・内死に馬場だったとは思いますし。


★2/17(土) 京都6R 芝1400m500万下戦

 ここはかなりスローの展開から、外を押し上げたオルフェーヴルの全妹・デルニエオールが鋭く突き抜けて2勝目を上げました。
 ラップが36,8-12,7-35,0=1,24,5とかなりのスローで全体時計も遅く、その点では見るべきところは薄いですが、直線は12,2-11,3-11,5とかなりの急加速と切れ味を問われていて、力の要る馬場での瞬発力性能は良いものを感じさせます。

 いかにもこの血統らしく気性が荒そうですが、そういうタイプは得てして鞍上の指示に敏感で、加速性能を強く持っている事が多く、この馬も外からしっかり押し上げる形と、馬本来の反応の良さがしっかり噛み合って、最速地点で一頭違う脚で抜け出してきていました。
 まあ底力とか、距離伸びて折り合いがとか、課題は多いでしょうが、白菊賞では加速地点で上手く反応できていなかったように、この血統を動かす術を池添Jはやはり知悉しているのかな、と思わせる反応の違いでしたから、このコンビで大きいところを狙えるようになると良いな、とは思いますね。

 2着のリバティハイツも安定して強い馬ではありますが、加速力面が強く問われる中ミルコJをしても一瞬置かれてしまうあたりからして、やはり距離はもう少しあるべきなのかなと感じます。
 持続力はそこそこ高いと思うので、阪神マイルあたりがベストの感じはしますし、追走力もあるのである程度流れてもやれる、状態面がまともなら好走の信頼度は高い馬ではあるかなと思いますね。


★2/17(土) 小倉2R ダート1700m未勝利戦

 このレースは初ダートのキタサンヴィクターが2番手から早めに抜け出して押し切る中々強い競馬を見せました。
 土曜の小倉ダートはそこそこ時計は出ていたと思いますが、このレースはこの馬含めてかなり先行争いが激しくなり、前半2,5Fが29,1と相当な激流になっています。
 大体古馬500万クラスでも、29秒前半で入っていくと先行馬はかなりの確率で潰れる条件ですので、その点でもこのラップを踏みつつ楽々押し切り、ラストも12,7でまとめてきたのは中々です。

 勝ち時計の1,45,6も、翌日の未勝利より2,4秒も速く、同日の500万戦が1,45,4と1,45,2ですから、ほぼそれに遜色ない内容だったと評価出来ますね。
 2、3着馬も中央場所で勝負になっていた馬ですし、この馬も中央に戻っても500万クラスなら戦える素地は見せたといえるのではないでしょうか。


posted by clover at 19:28| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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